JP2805875B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明はCMOS型ICの形成に於けるイオン注入工程に関
し、 イオン注入処理中のゲート絶縁膜の破壊を避けると共
にポリSiゲートへの接続抵抗の増加を抑止することを目
的とし、 2種のMOSFETのS/D領域を形成する2回のイオン注入
に於いて、最小限必要なレジスト・マスクの他にポリSi
層のゲート接続電極形成部にもレジスト・マスクを設け
て注入を行う構成とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明はMOS型集積回路の形成に関わり、特にゲート
絶縁膜の絶縁破壊を伴うことのないイオン注入処理に関
わる。
半導体集積回路の高集積化に伴い、それを構成する素
子の微細化が進められている。トランジスタのような能
動素子の微細化の基本的な手法は、素子の全ての寸法を
一定比率で縮小する方法であって、スケール則と呼ばれ
ているものである。
絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(以下、MOSFET)
にスケール則を適用する場合、平面的に示される寸法を
変更するだけでなく、垂直断面で示される寸法も同様に
変更されるので、ゲート絶縁膜の厚さも200Å程度の薄
いものとなり、絶縁耐圧の余裕が乏しい状況が生じてい
る。
今日では、プロセス技術の進歩によってゲート絶縁膜
の特性が向上し、通常の動作時に絶縁破壊の生じること
は殆ど無くなったが、集積回路(以下、IC)の製造工程
中、イオン注入処理に於いてゲート絶縁膜が破壊される
問題が、該皮膜の薄化に伴って生じている。この種の故
障は、当初の動作試験で正常であっても、使用中に経時
的に発生することが多く、良品/不良品の判別が困難で
ある。
〔従来の技術〕
MOS型ICの中、nチャネルとpチャネルの領主のMOSFE
Tを備えるCMOS型ICの製造では、ポリSi層のゲート電極
が形成された後、2回のイオン注入によってトランジス
タのS/D領域が形成される。このイオン注入工程が第3
図(a),(b)に示されており、同図面を参照しなが
ら該工程を説明する。
該図面はSi基板1の垂直断面を示す模式図であるが、
基板はp型で、n型ウエル2とポリSiのゲート電極3が
形成済であり、これに図示の如くイオン注入が行われて
MOSFETが形成される。5はフィールド酸化膜である。
最初、n型ウエル領域がフォトレジスト7(以下、レ
ジスト)でマスクされ、例えば加速電圧60KeVでドーズ
量1×1015cm-2程度にAs+がイオン注入される。ゲート
電極とフィールド酸化膜がマスクとなり、n+のS/D領域6
aが形成される。この状態が第3図(a)に示されてい
る。なお、注入されたイオンの押し込みと活性化のため
の熱処理も当然行われるが、煩瑣にわたるのを避けるた
め、以下、この種の熱処理工程の説明は省略する。
次に同図(b)のように、形成済のnチャネル・トラ
ンジスタ領域をレジスト7でマスクして例えばB+をイオ
ン注入すると、n型ウエルにp+のS/D領域6bが形成され
てpチャネル・トランジスタが出来上がる。この注入条
件は、例えば加速電圧12KeV程度、ドーズ量1×1015cm
-2程度である。なお、B+注入に代えてBF+或いはBF2 +
注入することも行われるが、その場合の注入条件もB+
換算して蒸気の程度になるよう設定される。
これ等のイオン注入工程では高濃度イオン注入が行わ
れるが、その際の静電気による悪影響が問題となってい
る。即ち、レジストのような高誘電率皮膜にイオン線照
射されると、電荷の蓄積(チャージアップ)が生じ、蓄
積された電荷が近くの導電体に向けて放電されることが
起こるのである。放電を受ける導電体がポリSiゲート電
極或いはその延長部であると、ゲート絶縁膜に高電界が
印加されて絶縁破壊が生じる。
かかる事態の発生を抑制するため、レジストに被覆さ
れる面積を可能な限り減少させ、レジスト膜上の蓄積電
荷量を減らすことが行われている。第3図の例では、反
対導電型の素子が形成される領域だけをレジスト膜で覆
ってイオン注入を行っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
第3図の工程の如く、反対導電型素子領域のみをマス
クしてイオン注入を行うと、ポリSiゲート電極を金属配
線に接続するためのゲート・コンタクト形成部4には、
n型及びp型の両種のイオンが注入されることになる。
第2図はCMOSの素子形状を例示する平面図であるが、該
図に示されるようにポリSiのゲート電極8は素子領域外
に延長され、該延長部に設けられたコンタクト形成部4
で金属配線に接続される。
上記工程に於ける2回のイオン注入のドーズ量が近似
しているため、両種の不純物がポリSi内で補償し合って
その比抵抗を高くし、金属配線への接続抵抗を増加させ
る。そのためICの特性が不安定になり、不良品の発生を
もたらす。
本発明の目的は、同一基板に2種のMOSFETを形成する
ためのイオン注入よってポリSiのコンタクト抵抗を高め
ることのないCMOS型ICの製造方法を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明の半導体装置の製
造方法では 半導体基板にCMOS型の絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタを形成する工程の中、第1の導電型のトランジスタ
形成領域のみをレジストでマスクし、第1の導電型と異
なる第2の導電型の不純物をイオン注入する工程または
第2の導電型のトランジスタ形成領域のみをレジストで
マスクして第1の導電型の不純物をイオン注入する工程
の少なくとも一方に於いて、前記トランジスタのポリSi
ゲート電極の配線金属層に接続する部分には、前記第1
または第2の導電型の不純物のイオンが注入されないよ
うに、レジストでマスクして不純物をイオン注入するよ
うに処理される。
〔作用〕
ポリSi層のゲート・コンタクト形成部にイオンを注入
しないためには、例えば該部分をレジストで被覆するこ
とが行われる。少なくも一方のイオン注入が行われなけ
れば、補償による高抵抗化は生じない。また、コンタク
ト形成部のような微小領域だけレジスト面積が増加して
も、ゲート酸化膜の絶縁破壊が有意な程度に増えること
はない。
〔実施例〕
第1図は本発明実施例の工程を模式的に示す図であっ
て、同図(a)及び(b)は該工程の第1段階を示す平
面図及び断面図、同図(c)は同工程の第2段階を示す
断面図である。以下、これ等の図面を参照しながら実施
例の工程を説明する。なお、第1図に付された各部分の
符号が意味するところは、断りの無い限り第3図と同じ
である。
同図(a)及び(b)の工程は、従来技術を示す第3
図(a)の工程に対応する。p型Si基板1にはn型ウエ
ル2とフィールド酸化膜5が準備されており、ポリSi層
がパターニングされてゲート電極3と該電極のコンタク
ト形成部4が作られている。
該工程でもn型ウエル領域をレジスト7aでマスクして
As+のイオン注入が行われているが、従来技術との相違
点は、実施例ではウエル領域の他にコンタクト形成部も
レジスト7aでマスクされていることである。
続く同図(b)の工程でも同様に、コンタクト形成部
4がレジスト7bでマスクされて、B+のイオン注入が行わ
れる。以上2度のイオン注入に於けるドーズ量は従来技
術と同じである。
ポリSiゲート電極の不純物ドープは、CVD法によって
ポリSi層を形成する時に、原料ガスに不純物原料を添加
して行うのが通常であり、上記実施例ではコンタクト形
成部は何れのイオン注入でもマスクされているが、本来
含有されている不純物とは反対導電型のイオンの注入だ
けを防止すればよいのであるから、該当するイオン注入
工程だけコンタクト形成部のマスクを設けてもよい。
〔発明の効果〕
従来技術の如く、ポリSi層に多種のイオンが注入され
る場合、例えば2μmφの接続電極の平均的なコンタク
ト抵抗の値が約200Ωであるのに比べ、本発明ではそれ
が約50Ωに抑えられる。
このように本発明によれば、ポリSi層と金属配線の接
続抵抗の増加を抑制することができるので、CMOS型ICの
不良発生率が低減することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の工程を示す模式図、 第2図はCMOSの素子を例示する平面図、 第3図は従来技術の工程を示す模式図 であって、図に於いて 1はSi基板、 2はn型ウエル、 3はゲート電極、 4はゲート電極のコンタクト形成部、 5はフィールド酸化膜、 6,6a,6bはS/D領域、 7,7a,7bはレジスト である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板にCMOS型の絶縁ゲート型電界効
    果トランジスタを形成する工程の中、 第1の導電型のトランジスタ形成領域のみをレジストで
    マスクし、第1の導電型と異なる第2の導電型の不純物
    をイオン注入する工程または第2の導電型のトランジス
    タ形成領域のみをレジストでマスクして第1の導電型の
    不純物をイオン注入する工程の少なくとも一方に於い
    て、 前記トランジスタのポリSiゲート電極の配線金属層に接
    続する部分には、前記第1または第2の導電型の不純物
    のイオンが注入されないように、レジストでマスクして
    不純物をイオン注入することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
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