JP2805845B2 - 浸炭焼入れ用快削鋼 - Google Patents

浸炭焼入れ用快削鋼

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Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】
(産業上の利用分野) 本発明は、歯車,シャフト,リテーナ,ロッド,ピン
等の表面の硬度と全体の靭性とが共に要求される部品の
素材として好適に利用される機械構造用鋼に関するもの
であり、とくに、浸炭焼入れを施し、従来研削加工で仕
上げていた表層の浸炭焼入れ部を切削にて仕上げる場合
に、優れた被削性を示す浸炭焼入れ用快削鋼に関するも
のである。 (従来の技術) 従来、歯車,シャフト,リテーナ,ロッド,ピン等の
表面の硬度と全体の靭性とが共に要求される部品は、肌
焼鋼と称される機械構造用合金鋼に浸炭焼入れを施して
使用されることが多い(例えば、JIS G 4051 S20C
K、JIS G 4102 SNC415,815、JIS G 4103 SNCM2
20,415,420など)。 この場合、浸炭焼入れ部はビッカース硬さ(Hv)800
にも及ぶ高硬度であり、超硬工具やハイス工具で切削加
工を行うことは極めて困難であり、従来は、研削加工で
仕上げを行っていた。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、研削加工は切削加工に比べて加工効率
が著しく低く、生産性が劣るため生産コストが高くつく
という欠点がある。 一方、CBN工具やセラミックス工具のごとく、高硬度
材を切削することが可能である新しい工具が開発されつ
つあり、高硬度の浸炭焼入れ部分の切削加工(旋削加
工)も可能になりつつある。 しかしながら、従来の快削鋼、例えば硫黄快削鋼や鉛
快削鋼では、超硬工具やハイス工具で切削する場合には
優れた被削性を示すものの、浸炭焼入れ部の切削加工に
おいては十分な被削性改善が認められず、新規な快削鋼
の出現が課題となっていた。 (発明の目的) 本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたも
ので、CBN工具やセラミックス工具などからなる新しい
工具を用いて、浸炭焼入れ部の切削加工を良好に行うこ
とが可能であり、浸炭焼入れ部の切削加工性に優れた浸
炭焼入れ用快削鋼を提供することを目的としている。
【発明の構成】
(課題を解決するための手段) 本発明に係る浸炭焼入れ用快削鋼は、重量%で、C:0.
10〜0.30%、およびMn:3.0%以下,Cr:8.0%以下,Ni:5.0
%以下,Mo:6.0%以下,Al:2.0%以下のうちから選ばれる
1種または2種以上を含み、さらにB:0.004〜0.020%、
N:0.005〜0.050%で且つN/B:0.5〜4.0を含み、必要に応
じてNb:0.5%以下,V:0.3%以下のうちから選ばれる1種
または2種を含み、同じく必要に応じてCa:0.008%以
下,Pb:0.10%以下,S:0.15%以下,Bi:0.10%以下,Te:0.0
5%以下のうちから選ばれる1種または2種以上を含
み、O:0.0015%以下、Si:0.10%以下、P:0.015%以下、
およびTi,Zr,REMなどの窒化物生成度の高い元素の総量:
0.01%以下にそれぞれ規制し、残部Feおよび不純物より
なり、浸炭焼入れ部の切削加工性に優れているものとす
ることにより、上述した従来の課題を解決するための手
段としたことを特徴としている。 本発明者らは、浸炭焼入れ部の被削性に及ぼす各種元
素に関する基礎研究を進め、とくに浸炭焼入れ部のセラ
ミックス工具による切削において、BN介在物が極めて有
効であることを見い出した。 この場合、BNを鋼中に添加する手法として、BN化合物
を溶鋼中に直接添加する手法と、BとNとを溶鋼中に別
々に添加して凝固の過程あるいは熱処理などのその後の
過程で析出させる手法が考えられる。 しかしながら、前者のBN化合物を溶鋼中に直接添加す
る手法では、BN化合物と溶鋼との比重差などから極めて
困難である。 これに対して後者のBとNとを溶鋼中に別々に添加す
る手法では、BN化合物ほど比重差の問題は生じないが、
この場合、BとNの含有量が重要であり、特にその比が
重要であること、およびTi,Zr,REMなどの窒化物生成度
の高い元素とO(酸素)の含有量を低くすることが重要
であることが種々の実験・研究より明らかとなった。 そして、被削性向上の点からはN/B比が0.5〜4.0の範
囲にあることが望ましく、さらに、浸炭焼入れ材の強度
の点からは結晶粒を微細にするためにN/B比を1.3〜4.0
の範囲にすることが望ましいことが明らかとなった。さ
らにまた、高温で浸炭焼入れを行う場合において結晶粒
の粗大化を防止したいときには、Nb,Vなどの炭化物生成
元素を添加するのが有効であることを見いだした。 また、浸炭焼入れ部をCBN工具やセラミックス工具で
切削加工する場合、浸炭部に粒界酸化層があると、工具
が微小チッピングを起し易いことが明らかになった。こ
の粒界酸化層を抑制するためには、Siを低減することが
有効であるので、本発明者らはSiを低減することにより
浸炭焼入れ部の切削における工具摩耗が大幅に低減し、
工具寿命が延長することを見い出した。 さらに、浸炭焼入れを行う前に荒加工として切削する
場合には、従来の快削元素において被削性改善の効果が
期待されるので、浸炭焼入れ部の強度特性に悪影響を及
ぼさない程度に、微量のCa,Pb,S,Bi,Teなどの従来から
ある被削性向上元素を添加することは有効である。 本発明に係る浸炭焼入用快削鋼は、上述した本発明者
らの基礎研究の結果開発されたもので、その化学成分組
成(重量%)の限定理由についてさらに詳細に説明す
る。 C:0.10〜0.30% Cは本発明に係る浸炭焼入れ用快削鋼を素材とした機
械構造用部品の強度を確保するうえで必要な元素であ
り、そのためには0.10%以上含有させることが必要であ
る。しかし、多量に含有すると全体の靭性を低下させる
ので、その上限を0.30%とする。 Mn:3.0%以下 Mnは脱酸剤および脱硫剤として有効な元素であり、鋼
の焼入れ性を高めるほか、MnS等の硫化物を形成するこ
とによってSによる熱間脆化を防止する効果があるの
で、添加する場合にはより望ましくは0.1%以上含有さ
せるのがよい。しかし、多量に含有すると被削性を劣化
させるため、添加するとしてもその上限を3.0%とす
る。 Cr:8.0%以下 Crは鋼の焼入れ性および焼入れ焼もどし後の強度を向
上させるために効果的な元素であり、機械構造部品の要
求特性等に応じて適宜積極的に添加するのもよく、上述
した効果を得るためにはより望ましくは0.1%以上含有
させるのがよい。しかし、多量に含有すると焼入れ性お
よび被削性が損なわれるので、添加するとしてもその上
限を8.0%とする。 Ni:5.0%以下 Niは鋼の焼入れ性および焼入れ焼もどし後の靭性を向
上させるのに有効な元素であり、機械構造部品の要求特
性等に応じて適宜積極的に添加するのもよく、上述した
効果を得るためにはより望ましくは0.3%以上含有させ
るのがよい。しかし、多量に含有すると被削性が損なわ
れるので、添加するとしてもその上限を5.0%とする。 Mo:6.0%以下 Moは鋼の焼入れ性および焼入れ焼もどし後の強度およ
び靭性を向上させるのに有効な元素であり、機械構造部
品の要求特性等に応じて適宜積極的に添加するのもよ
く、上述した効果を得るためにはより望ましくは0.05%
以上含有させるのがよい。しかし、多量に含有すると複
炭化物が形成され、焼入れ性が低下すると同時に被削性
が低下するので、添加するとしてもその上限を6.0%と
する。 Al:2.0%以下 Alは脱酸元素として作用し、鋼中の酸素量を低下させ
るのに有効であると同時に窒化性を改善するのに有効な
元素であるので、必要に応じて適宜積極的に添加するの
もよく、上述した効果を得るためにはより望ましくは0.
005%以上含有させるのがよい。しかし、多量に含有す
ると靭性が損なわれるので、添加するとしてもその上限
を2.0%とする。 B:0.004〜0.020% N:0.005〜0.050%で且つ N/B:0.5〜4.0 BとNは鋼中においてBN介在物を形成し、浸炭焼入れ
部の切削加工、とくにCBNやセラミックス工具を用いた
切削加工の際の切削加工性を著しく良好なものとする効
果がある。そして、このような切削加工性を向上させる
ためには、Bを0.004〜0.020%、Nを0.005〜0.050%で
且つN/Bが0.5〜4.0の範囲となるようにすることが望ま
しく、さらに浸炭焼入れ材の強度の点から、結晶粒を微
細にするためには、Nが若干多目となるように、N/Bが
1.3〜4.0の範囲となるようにすることが望ましい。ま
た、鋼中に未固溶のB(insol.B)を残留させておくこ
とにより、焼入れ性を向上させることができるようにな
り、このような観点からは鋼中の未固溶のB量が0.0006
〜0.0100%程度となるように調整しておくことも必要に
応じて望ましい。しかし、鋼中におけるBN量が多すぎる
と、鋼の熱間加工性を害することとなるので、上述のB,
NおよびN/Bの範囲とする必要がある。 Nb:0.5%以下,V:0.3%以下のうちから選ばれる1種また
は2種 Nb,Vは炭化物生成元素であり、とくに高温で浸炭焼入
れを行うことによって、例えば浸炭時間の短縮化などを
はかるようなときに、結晶粒の粗大化を防止したい場合
には、これら炭窒化物生成元素であるNbをより望ましく
は0.01%以上、Vをより望ましくは0.01%以上でかつこ
れらの1種または2種を必要に応じて添加するのもよ
い。しかし、多すぎると粗大炭化物が生成しやすくな
り、靭性を低下させることとなるので、添加するとして
もNbは0.5%以下,Vは0.3%以下とするのが望ましい。 Ca:0.008%以下,Pb:0.10%以下,S:0.15%以下,Bi:0.10
%以下,Te:0.05%以下のうちから選ばれる1種または2
種以上 浸炭焼入れを行う前に荒加工として切削加工を行う場
合には、従来の快削元素の添加により被削性の改善効果
が期待できるので、浸炭焼入れ部の強度特性に悪影響を
及ぼさない程度に添加することも必要に応じて望まし
く、このような荒加工の際の被削性改善のために、より
望ましくはCaを0.001%以上,Pbを0.01%以上,Sを0.05%
以上,Biを0.01%以上,Teを0.005%以上でかつこれらの
1種また2種以上を必要に応じて添加するのもよい。し
かし、多すぎると介在物が多量に生成しやすくなり、靭
性を低下させたり、鋼の製造性を悪化させたりすること
となるので、添加するとしてもCaは0.008%以下,Pbは0.
10%以下,Sは0.15%以下,Biは0.10%以下,Teは0.05%以
下とすることが望ましい。 O:0.0015%以下 鋼中に含まれるO量が多すぎるとこれがBと結合して
B2O3が形成され、鋼中にBN介在物を生成させて浸炭焼入
れ部の切削加工性を向上させるという効果が十分に得が
たくなるので、鋼中の酸素含有量は0.0015%以下とする
必要がある。 Si:0.10%以下 Siは脱酸剤として有効な元素であるが、浸炭焼入れ状
態での切削加工において工具寿命に有害な粒界酸化層の
生成を助長することがわかった。したがって、これを防
止するためには、Siを0.10%以下にすることが必要であ
り、より好ましくは0.03%以下に制限するのがよい。 P:0.015%以下 Pは鋼の延性を低下させるので微量であることが好ま
しい。特に浸炭焼入れ時の加熱により、オーステナイト
粒界に偏析して粒界を脆化するので、これを防止するた
めに0.015%以下にすることが必要である。 Ti,Zr,REMなどの窒化物生成度の高い元素の総量:0.01%
以下 Ti,Zr,REM(希土類元素の1種または2種以上)など
の窒化物生成度の高い元素が多量に含まれると、Nと結
合して窒化物を形成し、鋼中にBN介在物を生成させて浸
炭焼入れ部の切削加工性を向上させるという効果が十分
得がたくなるので、これら窒化物生成度の高い元素の総
量を0.01%以下とする必要がある。 (実施例) 真空誘導溶解炉を用いて本発明鋼と比較鋼とを溶製
し、それぞれ鋼塊に鋳造した、第1表に各鋼塊の化学成
分を示す。 次に、上記第1表に示した化学成分の鋼塊に対し、熱
間で直径25mmφの丸棒に鍛造し、焼ならし処理を行った
のち一部についてはさらに浸炭焼入れ処理を行った。 次いで、焼ならし処理材に対しては、第2表に示す条
件でドリル穴あけ加工による切削試験を行った。 また、浸炭焼入れ材に対しては、第3表に示す条件で
旋削加工による切削試験を行った。 そして、ドリル穴あけ加工試験においては、工具寿命
が5000mmとなるような切削速度を用い、また、旋削加工
においては、切削速度100m/minにおける工具寿命を用い
て、それぞれ比較鋼5を100としたときの比率で各供試
鋼の被削性を評価した。これらの結果を第4表に示す。 第4表に示した結果より明らかなように、鋼中にBNを
適量含有させ且つO量を0.0015%以下,Si量を0.10%以
下,P量を0.015%以下にすると共にTi+Zr+REM合計量を
0.01%以下とした本発明鋼A1〜A4,B1,B2,C1,C2ではいず
れも、BNを鋼中に含有させない比較鋼A5,A6およびこれ
と同様にBNを鋼中に含有させない比較鋼B3,C3に比べ
て、ハイス工具によるドリル穴あけ加工性および超硬工
具による旋削加工性の両方共がかなり優れており、浸炭
焼入れ前およびとくに浸炭焼入れ後の切削加工性に優れ
ていることが明らかである。 これに対して、鋼中にBNは含有されるものの、Ti+Zr
+REM合計量が多すぎかつまたN/B比が大きすぎる比較鋼
A7およびO量が多すぎる比較鋼A8はドリル穴あけ加工性
および旋削加工性の両方共に劣っていることが確かめら
れた。また、Bは含有されるもののSi量が多すぎる比較
鋼A9は、浸炭焼入れ後の旋削加工性が発明鋼にくらべて
劣っていることが確かめられた。
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明に係る浸炭焼入れ用
快削鋼は、重量%で、C:0.10〜0.30%、およびMn:3.0%
以下,Cr:8.0%以下,Ni:5.0%以下,Mo:6.0%以下,Al:2.0
%以下のうちから選ばれる1種または2種以上を含み、
さらにB:0.004〜0.020%、N:0.005〜0.050%で且つN/B:
0.5〜4.0を含み、必要に応じてNb:0.5%以下,V:0.3%以
下のうちから選ばれる1種または2種を含み、同じく必
要に応じてCa:0.008%以下,Pb:0.10%以下,S:0.15%以
下,Bi:0.10%以下,Te:0.05%以下のうちから選ばれる1
種または2種以上を含み、O:0.0015%以下、Si:0.10%
以下、P:0.015%以下、およびTi,Zr,REMなどの窒化物生
成度の高い元素の総量:0.01%以下にそれぞれ規制し、
残部Feおよび不純物よりなるものであるから、浸炭焼入
れ処理後において、CBN工具やセラミックス工具からな
る新しい工具を用いて浸炭焼入れ部の切削加工を行う場
合に、優れた切削加工性を示し、従来の研削加工に比較
して加工効率を著しく向上させることが可能であり、表
面の硬度と全体の靭性とが要求される歯車,シャフト,
リテーナ,ロッド,ピン等の生産性を著しく向上させる
ことができるようになるという優れた効果を奏する。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%で、C:0.10〜0.30%、およびMn:3.0
    %以下,Cr:8.0%以下,Ni:5.0%以下,Mo:6.0%以下,Al:
    2.0%以下のうちから選ばれる1種または2種以上を含
    み、さらにB:0.004〜0.020%、N:0.005〜0.050%で且つ
    N/B:0.5〜4.0を含み、O:0.0015%以下、Si:0.10%以
    下、P:0.015%以下、およびTi,Zr,REMなどの窒化物生成
    度の高い元素の総量:0.01%以下にそれぞれ規制し、残
    部Feおよび不純物よりなり、浸炭焼入れ部の切削加工性
    に優れていることを特徴とする浸炭焼入れ用快削鋼。
  2. 【請求項2】重量%で、C:0.10〜0.30%、およびMn:3.0
    %以下,Cr:8.0%以下,Ni:5.0%以下,Mo:6.0%以下,Al:
    2.0%以下のうちから選ばれる1種または2種以上を含
    み、さらにB:0.004〜0.020%、N:0.005〜0.050%で且つ
    N/B:0.5〜4.0を含み、さらにまたNb:0.5%以下,V:0.3%
    以下のうちから選ばれる1種または2種を含み、O:0.00
    15%以下、Si:0.10%以下、P:0.015%以下、およびTi,Z
    r,REMなどの窒化物生成度の高い元素の総量:0.01%以下
    にそれぞれ規制し、残部Feおよび不純物よりなり、浸炭
    焼入れ部の切削加工性に優れていることを特徴とする浸
    炭焼入れ用快削鋼。
  3. 【請求項3】重量%で、C:0.10〜0.30%、およびMn:3.0
    %以下,Cr:8.0%以下,Ni:5.0%以下,Mo:6.0%以下,Al:
    2.0%以下のうちから選ばれる1種または2種以上を含
    み、さらにB:0.004〜0.020%、N:0.005〜0.050%で且つ
    N/B:0.5〜4.0を含み、さらにまたCa:0.008%以下,Pb:0.
    10%以下,S:0.15%以下,Bi:0.10%以下,Te:0.05%以下
    のうちから選ばれる1種または2種以上を含み、O:0.00
    15%以下、Si:0.10%以下、P:0.015%以下、およびTi,Z
    r,REMなどの窒化物生成度の高い元素の総量:0.01%以下
    にそれぞれ規制し、残部Feおよび不純物よりなり、浸炭
    焼入れ部の切削加工性に優れていることを特徴とする浸
    炭焼入れ用快削鋼。
  4. 【請求項4】重量%で、C:0.10〜0.30%、およびMn:3.0
    %以下,Cr:8.0%以下,Ni:5.0%以下,Mo:6.0%以下,Al:
    2.0%以下のうちから選ばれる1種または2種以上を含
    み、さらにB:0.004〜0.020%、N:0.005〜0.050%で且つ
    N/B:0.5〜4.0を含み、さらにまたNb:0.5%以下,V:0.3%
    以下のうちから選ばれる1種または2種を含み、さらに
    またCa:0.008%以下,Pb:0.10%以下,S:0.15%以下,Bi:
    0.10%以下,Te:0.05%以下のうちから選ばれる1種また
    は2種以上を含み、O:0.0015%以下、Si:0.10%以下、
    P:0.015%以下、およびTi,Zr,REMなどの窒化物生成度の
    高い元素の総量:0.01%以下にそれぞれ規制し、残部Fe
    および不純物よりなり、浸炭焼入れ部の切削加工性に優
    れていることを特徴とする浸炭焼入れ用快削鋼。
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