JP2805272B2 - 光量調節装置および光量調節装置を有する光学機器 - Google Patents
光量調節装置および光量調節装置を有する光学機器Info
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Description
られ、磁気的な力を利用して、絞り羽根を摺動させ、光
量調節を行う光量調節装置に関するものである。
ら説明する。
ロータ113の外側にプラスチック成形加工により得ら
れた2つのボビン114が包囲している。2つのボビン
114には銅線が捲回されており、コイル115が形成
されている。また、コイル115を備えたボビン114
の外周を、軟鉄で作られリング状に形成されたヨーク1
19が包囲している。コイル115に直流電流を流すこ
とによって発生する磁界の影響を受けて、ロータ113
が回転するようになっている。そして、その回転がアー
ム116を介して絞り羽根117に伝わり、絞り羽根1
17が開方向に動くようになっている。また、アーム1
16にはコイル状のバネ(以下、もどしバネ)118が
取り付けられていて、絞り羽根の閉方向の力が働くよう
になっている。そして、ホール素子などの磁気検出素子
128をロータ113の角位置検出器として、磁気的な
作用による開方向の回転力を電気的に調節することによ
って、絞り羽根の開口径を拡大・縮小させることができ
る。尚、この電気的な回路構成については省略する。
来例では、ロータの外周部全体が銅線の巻かれたボビン
で覆われているために、図24(b)が示すように、ロ
ータとリング状ヨークとの間隔(エアギャップ)が必然
的に大きくなってしまい、光量絞り装置として必要な駆
動トルクを得るためには、ロータの径を大きくしたり、
最大エネルギー積の大きいマグネットを使わなければな
らなかった。そのため駆動部が大型になったりマグネッ
トが高価になるなどの欠点があった。また、コイルは常
にロータに近接していなければならず、場所の移動が原
理的に不可能であり、コイルをロータから離れた位置に
配置し、スペース効率を向上させることも不可能だっ
た。これは、駆動部を大型にさせる要因となるし、レン
ズ鏡筒とのマッチングという観点から見ればレイアウト
の自由度が低く、レンズ鏡筒の小型化をはばむ要因とな
っていた。さらには、従来の光量絞り装置には、絞り羽
根を閉じるための力を供給するためにコイル状のバネが
施されており、取り付け時に著しく困難な作業を行わな
ければならず、作業能率の向上と品質の均一化の大きな
妨げとなっていた。また、絞り羽根摺動時のコイル状バ
ネの機械的摩擦により、制動が良好に行われず、羽根の
振動現象を起こすことがあった。
端子は同一平面上にないうえに、比較的離れているため
に両端子をつなぐフレキシブル基板の形状が複雑にな
り、組立性の悪さとコスト高が問題となっていた。ま
た、従来の磁気検出素子の固定にはテーピングによる方
法が用いられており、作業性の悪さが問題となってい
た。
光量調節装置の小型化及び性能向上並びに作業能率の向
上に貢献する光量調節装置を提供することを目的とする
ものである。
は、複数の磁極が形成されるロータと、複数の磁極部が
形成されるステータと、通電することで前記ステータを
励磁するコイルと、前記ロータの回転範囲を制限する制
限手段と、前記ロータの回転に連動して、移動すること
で光量を調節する光量調節部材とを有するものであっ
て、前記コイルに通電されたときに、前記ロータに生じ
るトルクを第1のトルクとし、前記コイルへの通電、無
通電に関係なく前記ロータに生じるトルクを第2のトル
クとし、前記第1のトルクと前記第2のトルクの合成ト
ルクを第3のトルクとしたときに、前記第1のトルクと
前記第2のトルクは互いに反対方向になり、前記第3の
トルクが前記第1のトルクと同じ方向になる範囲を、前
記制限手段により前記ロータの回転範囲に設定すること
で上述の課題を解決する。
調節装置の主要部の概略構成を示す分解斜視図であり、
1はロータ、2はステータヨーク、3はコイル、4はボ
ビン、5はキャップ、6はアーム、7は地板、8は絞り
羽根、9は蓋、10は磁気検出素子、11はフレキシブ
ル基板である。
ウム−鉄−ボロン系磁石で作られ2極に着磁されている
円筒状のマグネット部1aと、このマグネット部1aに
接着等の手段によって固定された回動軸1bとからなっ
ている。ステータヨーク2は、例えばケイ素鋼板を積層
して作られ、第1のステータヨーク2aと第2のステー
タヨーク2bが片端で接合されている。コイル3は、プ
ラスチック成形加工によって得られたボビン4に捲回さ
れており、ボビン4には、コイル3の端子4a,4bを
有している。キャップ5は例えばプラスチック成形加工
により得られ、軸受5a、コイル端子挿通穴5b,5
c、位置決め穴5d,5e、係止爪を有した挟持片5g
〜5j、磁気検出素子装着穴5f、フレキシブル基板引
掛片5kを有している。アーム6は例えばプラスチック
成形加工により得られ、突片6aを有している。地板7
は例えばプラスチック成形加工により得られ、軸受7
a、位置決め突片7b〜7h、挟持片係合溝7i〜7
o、ストッパ(制限手段)を兼ねたアーム移動窓7pを
有している。絞り羽根8は、樹脂などで作られ、回動中
心穴8a−2,8b−2、摺動長穴8a−1,8b−1
を有している。磁気検出素子10は例えばホール素子な
どで、磁気的な量を電気量に変換する素子である。フレ
キシブル基板11は、例えばポリイミドで作られてお
り、引掛穴11a、端子穴11b〜11dを有してい
る。
軸受5aと地板7に設けられた第2の軸受7aにより回
動軸1bの両端が軸支され、ロータ1は回動自在になっ
ている。さらにロータ1にはマグネット部1aの着磁位
置と所定の関係になるようにアーム6が圧入等の周知の
方法で固定されている。2本のステータヨーク2a,2
bは片方の端で、マグネット部1a外周部の極めて隣接
したところを覆うように形成し、もう片方の端で2本の
ステータヨークが接合している状態にある。また、コイ
ル3は、ステータヨーク2bに嵌挿されている。つま
り、ロータ1とステータヨーク2とコイルによって一つ
の磁気回路を形成していることになる。
タヨーク2の上部側面に対して若干上に長く伸びてい
る。これは磁気検出素子10がロータ1の上方より飛ぶ
もれ磁束のみを検出するようにしたためで、ステータヨ
ーク2とロータ1間の磁束による悪影響を排除しようと
したものである。
接合部の様子を示すもので、2本のステータヨーク2
a,2bあるいは2a′,2b′にそれぞれ凸凹部が配
設されており、両者が嵌合するようになっている。こう
することで接合部が密接状態になり、不完全な接合が回
避できるので接合部において、十分な磁束を通すことが
可能となり、磁気回路の安定化に貢献できる。
ータヨーク2は、地板7に設けられた突片7d〜7hと
の嵌合により、位置決めされ、取り付けられている。特
に、挟持片としての突片7f,7gは弾性を有してお
り、ステータヨーク2が装着されると、その接合部が離
れないように突片7f,7gが挟着するものである。
持片としての突片7f,7gは互いにやや内側に傾いて
いる(図3(a))。ステータヨーク2を地板7の挟持
片としての突片7f,7g間に差し入れに従って、挟持
片としての突片7f,7gが撓んで広がり、完全に差し
入れられると、挟持片としての突片7f,7gが接合方
向に弾性力を加えながら、ステータヨーク2を固定保持
する(図3(b))。このように、ステータヨーク2と
地板7に設けられた突片7d〜7hとの嵌合及び挟着に
より安定した磁気回路が得られる。
気回路は、キャップ5の係止爪を有した挟持片5g〜5
jと地板7の挟持片係合溝7i〜7l、及びキャップ5
の位置決め穴5d,5eと地板7の突片7b,7cが係
合及び嵌挿することによって地板側とキャップ側の両方
向から押さえつけられ、完全に固定されることになる。
このとき、キャップ5のコイル端子穴5b,5cにはコ
イル端子4a,4bが挿通されていて、それぞれの嵌合
により、コイル3が位置決めされている。また、キャッ
プ5の磁気検出素子装着穴5fには、フレキシブル基板
11につけられた磁気検出素子10が挿着されている。
また、フレキシブル基板11は、キャップ5に設けられ
ている引掛片5kと、フレキシブル基板に設けられてい
る引掛穴11aとの係合及びコイル端子4a,4bのフ
レキシブル基板11への半田づけによって固定される。
その固定の様子を図4に示す。
上面に入出力端子が統合し、キャップ5の上面にて配線
が統括できるので従来の分岐の多い複雑なフレキシブル
基板が一本ですみ、フレキシブル基板11を簡素化でき
るという利点がある。これは、従来の面倒なフレキシブ
ル基板の取付作業が極めて容易となるため作業能率の向
上に結びつくものである。
ーム移動窓7pから突出している突片6aと摺動長穴8
a−1,8a−2及び地板7から突設している突起(図
17の38a,38b)と、回動中心穴8a−2,8b
−2が嵌合しているので、ロータ1の回動に伴い、アー
ム6の突片6aが作動すると、回動中心穴8a−2,8
b−2を回動中心として絞り羽根8が連動し、絞り開口
を変化させることができるようになっている。また、突
片6aがアーム移動窓7pのストッパ部に当たることに
よってロータ1の回動範囲を制約している。蓋9は挟持
片9a〜9cと地板7の挟持係合溝7m〜7oが係合し
固定されるようになっている。
光量調節装置の動作を図5の磁気回路の模式図を用いて
説明する。図5において、12はロータで、その中心が
軸支されて回動自在になっている。また、ロータ12に
はアーム13がつけられていてロータの回動と共にアー
ム13も連動するようになっている。14はステータヨ
ークで、ロータ12との第1の対向部14a及び、第2
の対向部14bにはそれぞれ第1の溝14a−1,第2
の溝14b−1が配設され、その位置は同図において、
例えば第1の対向部14aの開角170°、第2の対向
部14bの開角170°のとき、基準角度から例えば第
1の溝14a−1は47.5°のところ、第2の溝14
b−1は227.5°のところにある。15はコイルで
あり、ステータヨーク14の一部分に捲回されている。
16はストッパ(制限手段)で、アーム13がストッパ
(制限手段)16に接触すると、同方向への回転がそこ
で止まるようになっている。
ストッパ(制限手段)16によって、図のロータ位置を
保っている。この状態から時計回り(−方向)にロータ
12を動かそうとすると、ロータ12は反時計回り(+
方向)の力を受ける。この力はコギング力と呼ばれる力
で、ステータとロータの磁気抵抗が回転角によって変化
するために生じる力である。本発明の光量調節装置は、
このような性質を持ったコギング力を従来のもどしバネ
力の換わりとして利用したものである。尚、この力は通
電時でも当然作用する。
る。ビデオカメラ内の駆動部中枢をつかさどるカメラマ
イコンから送信された絞り開口の目標値情報であるAE
制御入力信号が絞り制御回路を介してコイル15にコイ
ル入力電圧として加わって電流が流れると、コイル15
に磁界が発生し、ステータヨーク14の第1の対向部1
4aにはS極が、ステータヨーク14の第2の対向部1
4bにはN極が励磁される。異極同士は引き合う性質が
あるので、ロータ12には、コイルに通電することによ
り発生するトルク(第1のトルク)が発生し、ロータ1
2は時計回り(−方向)に回ることになる。ロータ12
が回転すると、固定された磁気検出素子、例えばホール
素子を貫く磁束が変化するので、ホール素子にはホール
効果によって電圧が発生する。ホール素子出力電圧はロ
ータの回転角度情報として絞り制御回路を介してカメラ
マイコンに入力される。カメラマイコンは種々の処理過
程を経て、次の制御信号を出力する。この過程が逐次繰
り返し行われ、ロータ12は所望の角位置に停止するこ
とができる。そして、図1におけるアーム6の突片6a
に連結されている絞り羽根8はロータ1及びアーム6の
回動と連動し開閉を行うしくみになっている。
る光量調節装置は、図7に示すようなロータ回転角度に
対するトルク特性が要求される。ここで、18,19は
コイルに通電することにより発生するトルク(第1のト
ルク)とコギングトルク(第2のトルク)をたし合わせ
たトルク(第3のトルク)である。要求されるトルク特
性についてその条件をまとめると、次のようになる(図
7参照)。コイルに通電することにより発生するトルク(第1の
トルク) と、コギングトルク(第2のトルク)をたし合
わせたトルク(第3のトルク)は、無通電時には全開位
置から全閉位置にわたり全域で閉じる方向に作用し(図
7の18)、コイルに通電した際には、全域にわたって
開く方向に作用する(図7の19)こと。コイルに通電することにより発生するトルク(第1の
トルク) とコギングトルク(第2のトルク)をたし合わ
せたトルク(第3のトルク)は、制御上の安定性を高め
るために、同一電流を流した場合には、開く方向に回転
していくに連れて略同じ値を持つか、少々低下する形状
の特性を持つこと。 全開位置から全閉位置までのロータの回転角度範囲は
50°〜60°程度であること。
溝が配設されていないモデルで表される磁気回路におい
て、同一電流をコイルに流し、同図に示されるステータ
ヨーク20とロータ12の位置関係を初期(0°)状態
として+方向にロータを1回転させると、ロータ12の
回転角度に対するトルク特性は図9のようになる。21
はコギングトルク(第2のトルク)、22はコイルに通
電することにより発生するトルク(第1のトルク)、2
3はコギングトルク(第2のトルク)とコイルに通電す
ることにより発生するトルク(第1のトルク)をたし合
わせたトルク(第3のトルク)である。
ち、コイルに通電することにより発生するトルク(第1
のトルク)とコギングトルク(第2のトルク)をたし合
わせたトルク(第3のトルク)は、無通電時には、全開
位置から全閉位置にわたり全域で閉じる方向に作用し、
コイルに通電した際には、全域にわたって開く方向に作
用することと、同一電流を流した場合には開く方向に回
転していくにつれて、略同値か少々低下するトルクカー
ブになること及び全開位置から全閉位置までのロータの
回転角度範囲が50°〜60°程度であることの条件を
すべて満たす特性は得られず、従って、図8のようなス
テータヨークの形状を持つ磁気回路は光量調節装置の駆
動源としては適当ではない。
る光量調節装置の駆動源となる磁気回路の模式図であ
る。ステータヨーク14の第1の対向部14a及びステ
ータヨーク14の第2の対向部14bには、それぞれ第
1の溝14a−1と第2の溝14b−1が配設され、そ
の位置は例えば第1の対向部14aの開角170°、第
2の対向部14bの開角170°のとき、基準角度から
例えば第1の溝14a−1は47.5°のところ、第2
の溝14b−1は227.5°のところにある。このよ
うな磁気回路において、同一電流をコイル15に流し、
同図に示されるステータヨーク14と、ロータ12の位
置関係を初期(0°)状態として+方向にロータ12を
1回転させると、ロータ12の回転角度に対するトルク
特性は図11のような特性となる。24はコギングトル
ク(第2のトルク)、25はコイルに通電することによ
り発生するトルク(第1のトルク)、26はコイルに通
電することにより発生するトルク(第1のトルク)とコ
ギングトルク(第2のトルク)をたし合わせたトルク
(第3のトルク)である。同図を見ると、コギングトル
ク(第2のトルク)とコイルに通電することにより発生
するトルク(第1のトルク)の位相がずれ、およそ13
0°〜180°の範囲で条件を満たすトルク特性が得ら
れているのがわかる。
が、例えば130°〜180°の範囲で使用できるよう
に、ロータ12とアーム13の位置関係及び、アーム1
3とストッパ(制限手段)16の位置関係を決めてやれ
ば、その範囲内でロータ及びアームが回動可能となる。
溝を配設することによって、所望のトルク特性が得ら
れ、光量調節装置の駆動部としての実現を可能にした。
このようにすることにより、ロータとステータヨークの
間隔(エアギャップ)が小さくなり、光量調節装置の駆
動部が小型にできる。また、コイルの配置が自由に行え
るので、レンズ鏡筒とのマッチングが良くレンズ鏡筒を
小型にできる。さらに、絞り羽根を閉じる方向の力を供
給するためのコイル状のもどしバネを廃止出来るので、
コイル状もどしバネの摺動時の機械的摩擦による制動不
良を完全に除去でき、性能向上に貢献できると共に、組
立工数が減ることによって作業能率の向上に貢献でき
る。
鏡筒に組み込んだ状態の図である。39はA鏡筒、40
はC鏡筒、41は本発明の光量調節装置である。本発明
の光量調節装置41は、C鏡筒40に嵌合されている。
そして、A鏡筒39とC鏡筒40がネジによる締結等周
知の方法で止められることによって、本発明の光量調節
装置41が完全に固定されるようになっている。
ークの所定の位置に溝を設けて、コギングトルク(第2
のトルク)とコイルに通電することにより発生するトル
ク(第1のトルク)の位相関係をずらすことにより、所
望のトルク特性を得たが、補極として磁性体片を設ける
ことによっても同様の効果を得ることができる。
であり、補極27はステータヨークあるいは地板に圧入
等周知の方法で固定されている。補極の位置は、図13
の磁気回路の模式図において例えばステータヨーク28
の第1の対向部28aの開角170°、第2の対向部2
8bの開角170°のとき、例えば基準角度に対して第
1の補極29aは317.5°のところ、第2の補極2
9bは137.5°の所にある。
なピーク点と、補極とが磁気吸引力を持って引き合うた
め、補極を設けない場合と比べてコギングトルク(第2
のトルク)とコイルに通電することにより発生するトル
ク(第1のトルク)の位相関係がずれて、図11と同様
のトルク特性を得ることができ、光量調節装置の駆動源
として適当なものとなる。また、地板あるいはステータ
ヨークに補極を設けることにより、前記第1の実施例の
ように溝を配設して部分的にロータと、ステータヨーク
との間隔(エアギャップ)が拡大されている場合と異な
り、均一なエアギャップが得られコイルが発生する磁界
の影響を有効にロータに伝えることができるため、より
強いコイルに通電することにより発生するトルク(第1
のトルク)が得られる。そのため、さらにロータ径を小
さくできるなどの理由から光量調節装置が小型化でき
る。また、ステータヨークとは無関係の部品である補極
により、トルクの位相ずれを起こさせるため、ステータ
ヨークの溝配設よりも部品精度の依存性が低く、安価な
光量調節装置を提供することができるという利点があ
る。
定の位置に溝を設けて、コギングトルク(第2のトル
ク)とコイルに通電することにより発生するトルク(第
1のトルク)の位相関係をずらすことにより、所望のト
ルク特性を得たが、ステータヨークの所定の位置に凸部
を設けることにより同様の効果を得ることができる。
ステータヨークである。凸部の位置は、図15の磁気回
路の模式図において例えばステータヨーク31の第1の
対向部31aの開角170°、第2の対向部31bの開
角170°のとき、例えば基準角度に対して第1の凸部
31a−1は317.5°のところ、第2の凸部31b
−1は137.5°のところにある。
向部と比べて極めて接近している凸部と、ロータの磁気
的なピーク点とが他の対向部と比べて強い磁気吸引力を
持って引き合うため、凸部を設けない場合と比べてコギ
ングトルク(第2のトルク)とコイルに通電することに
より発生するトルク(第1のトルク)の位相関係がずれ
て、図11と同様のトルク特性を得ることができ、光量
調節装置の駆動源として適当なものとなる。またステー
タヨークの所定の位置に凸部を設けることにより、前記
第1の実施例のように、ステータヨークに溝を配設して
部分的にロータとステータヨークとの間隔(エアギャッ
プ)が拡大されることがないので、コイルが発生する磁
界の影響を有効にロータに伝えることができるため、よ
り強いコイルに通電することにより発生するトルク(第
1のトルク)が得られ、光量調節装置の小型化に貢献で
きる。
においては、駆動部磁気回路の固定に地板を用いたが地
板のかわりにレンズ鏡筒を用いてもよい。
最もよく表す図面である。32はA鏡筒、33はB鏡
筒、34はC鏡筒、35は蓋、36は絞り羽根、1〜4
は本発明の磁気回路、6はアーム、37はキャップ、1
0は磁気検出素子、11はフレキシブル基板である。
C鏡筒34は、例えばプラスチック成形加工により得ら
れ、特にA鏡筒32には、キャップ固定のための係合穴
32a〜32dと、キャップ位置決め穴32e,32f
とロータ37の回動軸部とアームを挿通させるための窓
32gが設けられている。また、B鏡筒33には、ロー
タ1の回動軸を支えるための軸受33aとアーム6の突
片6aが挿通されるためのストッパ(制限手段)を兼ね
た移動窓33bが設けられている。
工により得られ、A鏡筒32との固定のための係止爪を
有した挟持片37a〜37dと、キャップ位置決めのた
めの突片37e,37fを有している。また、キャップ
内面には、第1の実施例で記載したような地板のステー
タヨークの位置決めのための手段が同様に施されてい
る。その他第1の実施例と同一のものは説明を省略す
る。
素子10及びフレキシブル基板11が装着されたキャッ
プ37とA鏡筒32とは、キャップ37に設けられてい
る突片37e,37fと挟持片37a〜37dはそれぞ
れA鏡筒32にもうけられている係合穴32a〜32d
と嵌挿穴32e,32fにて係止される。
はA鏡筒32の挿通窓32gを通り、ロータ1の回動軸
の一方の先端がB鏡筒33の軸受33aと嵌合し、アー
ム6の突片6aは、B鏡筒33にもうけられている移動
窓33bを通り、絞り羽根36の移動長穴36a−1,
36b−1と嵌合するようになっている。尚、絞り羽根
36に設けられている回動穴36a−2,36b−2
は、B鏡筒33に設けられている図17の突片38と同
様の突片(図示されていない)により支持されている。
そして、A鏡筒32、B鏡筒33、C鏡筒34と蓋35
がネジによる締着等周知の方法で固定されている。
光量調節装置に用いられている地板を廃止することがで
きるので、第1実施例よりもレンズユニットの小型・軽
量化及び作業性の向上に貢献することができる。
を説明する。図19は、本実施例の特徴を最もよく表す
図面であり、光軸方向より見た光量調節装置の磁気回路
である。1はロータ、45は軟磁性材料でできた略円弧
状の形状を有するステータヨーク、3はコイル、46は
地板である。略円弧状に形成されたステータヨーク45
にはロータ1の対向部に溝が配設されており、その位置
は例えば第1実施例と同一のところにある。尚、本実施
例での動作は第1実施例と同じのため、動作原理の説明
は省略する。
節装置と従来の光量調節装置との形状比較を行い、小型
化について調べた。図20は、光軸方向から見た形状比
較である。同図において、実線で示された図は、本発明
を施した光量調節装置の概略図、47,48は従来の光
量調節装置の形状線図である。特に48は従来の光量調
節装置の駆動部の形状線図を示している。本発明を施し
た光量絞り装置は、従来の光量調節装置に比べて、光軸
に対してラジアル方向の長さが大幅に小さくなっている
ことがわかる。
見た形状比較である。同図において、49は本発明を施
した光量調節装置の形状線図、50は従来の光量調節装
置の形状線図である。従来の光量調節装置に比べて、本
発明を施した光量調節装置は、光軸方向の高さが大幅に
低くなっていることがわかる。
に形成することにより、光量調節装置の小型化に貢献で
きるもので、本実施例によれば第1実施例に比べて、光
量調節装置の外径をより小型にできるものである。
施例であるステータヨークの接合状態を示す図である。
図22において、図2と同一及び同様のものはその説明
を省略する。
1,51b−1を有する挟持片としての突片である。ス
テータヨーク2a″,2b″が挿着される前は、この2
本の突片51a,51bは図3(c)に示すように、お
互いに内側に少し傾きをもっている。ステータヨーク2
a″,2b″を挿入すると図3(d)に示すように突片
51が撓んで外側に開き、完全に挿着すると、その撓み
が開放されてステータヨーク2の側面に密着するように
なっている。さらに、挿着前は、突片51a,51bを
内側に傾かせているためにステータヨーク挿着後は、常
に2本のステータヨーク2a″,2b″の接合面を互い
に押え着けるような力が働いている。そのため、ステー
タヨーク接合面の不完全な接触が回避できると共に、長
時間使用もしくは衝撃などにも耐え得るものである。
向上と品質の均一化に貢献するものである。また、本発
明によれば、第1実施例と異なり係止爪51a−1,5
1b−1によって、ステータヨークの脱落を防ぐ効果が
ある。
施例であるステータヨークの接合状態を示す斜視図であ
る。図が示すように、ステータヨーク間の接合には、コ
の字状のアングル部材69を用いても良い。コの字状の
アングル部材69には係止爪61a−1,61b−1を
有し、ステータヨーク2a″−1,2b″−1には係止
爪係合溝60a,60bが設けられていて、両者が係合
するようになっている。この場合も実施例6と同様にス
テータヨーク挿着前は挟持片としての突片61a,61
bは互いに内側に傾いていて、ステータヨーク挿着後
は、2本のステータヨークの接合面を互いに押えつける
ような弾性力が働いていて、ステータヨークを固定して
いる。これにより、実施例6と同様の効果が得られる。
また、地板とは別の部材を用いることで爪が折れるなど
といった地板の破損を防止できる。
した発明は、複数の磁極が形成されるロータと、複数の
磁極部が形成されるステータと、通電することで前記ス
テータを励磁するコイルと、前記ロータの回転範囲を制
限する制限手段と、前記ロータの回転に連動して、移動
することで光量を調節する光量調節部材とを有するもの
であって、前記コイルに通電されたときに、前記ロータ
に生じるトルクを第1のトルクとし、前記コイルへの通
電、無通電に関係なく前記ロータに生じるトルクを第2
のトルクとし、前記第1のトルクと前記第2のトルクの
合成トルクを第3のトルクとしたときに、前記第1のト
ルクと前記第2のトルクは互いに反対方向になり、前記
第3のトルクが前記第1のトルクと同じ方向になる範囲
を、前記制限手段により前記ロータの回転範囲に設定す
ることで、従来の光量調節装置で必要であった光量調節
部材を閉じるためのバネを省略することができる。した
がって、光量調節装置の組立工程を簡略化することがで
きるとともに、前記バネが原因となる品質の不均一を防
ぐことができるので、高品質で生産性の高い光量調節装
置を提供することができる。
載した発明に加え、前記第2のトルクのピークを含む範
囲を前記回転範囲とするので、前記ロータの回転位置に
応じたトルク変動が比較的少ない部分を光量調節に用い
ることができ、光量調節装置の作動精度を向上させるこ
とができる。
載した発明に加え、前記コイルが前記ステータに捲回さ
れ、かつ前記ステータが少なくとも2つの部材に分割さ
れ、そして前記2つの部材には、それぞれ凸凹状の接合
部が形成された、前記凸凹状の接合部を接合することで
前記ステータとなることによって、従来のものと比較し
て大幅に小型化することができ、設計自由度も向上し
た。
形成されるロータと、複数の磁極部が形成されるステー
タと、通電することで前記ステータを励磁するコイル
と、前記ロータの回転範囲を制限する制限手段と、前記
ロータの回転に連動して、移動することで光量を調節す
る光量調節部材とを有するものであって、前記コイルに
通電されたときに、前記ロータに生じるトルクを第1の
トルクとし、前記コイルへの通電、無通電に関係なく前
記ロータに生じるトルクを第2のトルクとし、前記第1
のトルクと前記第2のトルクの合成トルクを第3のトル
クとしたときに、前記第1のトルクと前記第2のトルク
は互いに反対方向になり、前記第3のトルクが前記第1
のトルクと同じ方向になる範囲を、前記制限手段により
前記ロータの回転範囲に設定することで、高品質で生産
性の高い光学機器を提供することができる。
載した発明に加え、前記回転範囲は前記第2のトルクの
ピークを含む範囲とすることによって、高品質で生産性
の高い光量調節装置を提供することができる。
要部の概略構成を示す分解斜視図である。
視図である。
面図である。
定の様子を示す斜視図である。
路の模式図である。
前提となる磁気回路の模式図である。
ルク特性図である。
に溝を配設した場合の磁気回路の模式図である。
に溝を配設した場合のトルク特性図である。
斜視図である。
模式図である
斜視図である。
模式図である。
筒斜視図である。
合を示す斜視図である。
量調節装置の斜視図である。
した図である。
した図である。
の接合状態を示す図である。
の接合状態を示す図である。
ーク 3,15 コイル 4 ボビン 5 キャップ 6,13 アーム 7,46 地板 8,36 絞り羽根 9,35 蓋 10,17 磁気検出素子 11 フレキシブル基板 16 ストッパ(制限手段) 18,19,23,26 コイルに通電することにより
発生するトルク(第1 のトルク) とコギングトルク(第2のトルク)をたし合
わせたトルク(第3のト ルク) 21,24 コギングトルク(第2のトルク) 22,25 コイルに通電することにより発生するトル
ク(第1のトルク) 27,29 補極 30a−1,30b−1,31a−1,31b−1 凸
部 32,39 A鏡筒 33 B鏡筒 34,40 C鏡筒 41 光量調節装置 51,61 挟持片としての突片 51a−1,51b−1,61a−1,61b−1 係
止爪
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の磁極が形成されるロータと、 複数の磁極部が形成されるステータと、 通電することで前記ステータを励磁するコイルと、 前記ロータの回転範囲を制限する制限手段と、 前記ロータの回転に連動して、移動することで光量を調
節する光量調節部材とを有するものであって、前記コイ
ルに通電されたときに、前記ロータに生じるトルクを第
1のトルクとし、前記コイルへの通電、無通電に関係な
く前記ロータに生じるトルクを第2のトルクとし、前記
第1のトルクと前記第2のトルクの合成トルクを第3の
トルクとしたときに、前記第1のトルクと前記第2のト
ルクは互いに反対方向になり、前記第3のトルクが前記
第1のトルクと同じ方向になる範囲を、前記制限手段に
より前記ロータの回転範囲に設定することを特徴とする
光量調節装置。 - 【請求項2】 前記回転範囲は前記第2のトルクのピー
クを含む範囲とすることを特徴とする請求項1記載の光
量調節装置。 - 【請求項3】 前記コイルは前記ステータに捲回されて
おり、かつ前記ステータは少なくとも2つの部材に分割
されており、前記2つの部材には、それぞれ凸凹状の接
合部が形成され、前記凸凹状の接合部を接合することで
前記ステータとなることを特徴とする請求項1記載の光
量調節装置。 - 【請求項4】 複数の磁極が形成されるロータと、 複数の磁極部が形成されるステータと、 通電することで前記ステータを励磁するコイルと、 前記ロータの回転範囲を制限する制限手段と、 前記ロータの回転に連動して、移動することで光量を調
節する光量調節部材とを有するものであって、前記コイ
ルに通電されたときに、前記ロータに生じるトルクを第
1のトルクとし、前記コイルへの通電、無通電に関係な
く前記ロータに生じるトルクを第2のトルクとし、前記
第1のトルクと前記第2のトルクの合成トルクを第3の
トルクとしたときに、前記第1のトルクと前記第2のト
ルクは互いに反対方向になり、前記第3のトルクが前記
第1のトルクと同じ方向になる範囲を、前記制限手段に
より前記ロータの回転範囲に設定することを特徴とする
光量調節装置を有する光学機器。 - 【請求項5】 前記回転範囲は前記第2のトルクのピー
クを含む範囲とすることを特徴とする請求項4記載の光
量調節装置を有する光学機器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35492292A JP2805272B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 光量調節装置および光量調節装置を有する光学機器 |
US08/457,164 US5489959A (en) | 1992-12-18 | 1995-06-01 | Light quantity adjusting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35492292A JP2805272B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 光量調節装置および光量調節装置を有する光学機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06186613A JPH06186613A (ja) | 1994-07-08 |
JP2805272B2 true JP2805272B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=18440812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35492292A Expired - Fee Related JP2805272B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 光量調節装置および光量調節装置を有する光学機器 |
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US5932984A (en) * | 1995-09-04 | 1999-08-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Driving apparatus and optical apparatus |
JP2008176061A (ja) | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Sony Corp | 光量調整装置及び撮像装置 |
JP5323379B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2013-10-23 | 日本電産コパル株式会社 | 電磁アクチュエータ及びカメラ用羽根駆動装置 |
JP6356188B2 (ja) * | 2016-08-30 | 2018-07-11 | オリンパス株式会社 | 光調節装置 |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP35492292A patent/JP2805272B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06186613A (ja) | 1994-07-08 |
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