JP2804112B2 - コラーゲンゾルの製造方法 - Google Patents

コラーゲンゾルの製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なコラーゲンゾルの製造方法に関する。
さらに詳しくは紙、シート、フィルム等の表面の改質に
有用な材料として使用するに適したコラーゲンゾルの製
造方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、紙、シート、フィルムは高級化志向に伴い、表
面に天然皮革のような外観、感触、吸湿性、透湿性等を
持つことが要求されている。これらの要求に応えるべく
コラーゲンゾルが、これを紙、シート、フィルム等に塗
工することにより天然皮革様の性質を付与する材料とし
て、壁紙、室内装飾材料等の用途に広く用いられてい
る。
コラーゲンゾルは、精製されたコラーゲン繊維の微粉
砕膨潤分散物であり、従来から、豚、牛等の皮のような
コラーゲンを多量に含む動物組織を、アルカリ処理、酵
素等による精製処理し、酸によりpHを4以下にして可溶
化することにより製造されていた。この従来の方法は、
例えば、特公昭37−14426号公報、特公昭46−15033号公
報に記載の方法のように、精製処理として、夾雑物を除
くためプロテアーゼ系の酵素を作用させるか、または、
塩類、アルカリ、酸等の薬剤を作用させることが特徴と
なっていた。しかし、この方法では、夾雑物の除去とコ
ラーゲン自体の分解の制御のバランスがよくないので、
コラーゲン自体の分解を抑えようとすれば、夾雑物の除
去が充分になされず、特に脂肪分が残存して、着色の原
因となったり、夾雑物の除去を充分にしようとすれば、
コラーゲン自体が分解されてゼラチンの副生が増加し
て、特に紙等に使用する塗工剤に供するには不適当であ
る等の問題があった。
このため、この欠点を改良すべく、特公昭53−15544
号公報には、精製処理において有機溶剤処理、塩類、ア
ルカリおよび有機、無機の酸を用いた化学的処理を施
し、湿式粗粉砕後、機械的に微粉砕する方法が提案され
ている。しかしこれは、動物組織中に存在していた上記
夾雑物は除去されるが、精製処理が複雑であり、処理に
長時間を要し、また、架橋処理が全くなされていないた
めに、安定性に乏しく、塗工剤としては、耐熱性および
耐水性が低い等の問題点が生じて、実用に供するには充
分とはいい難いものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の問題点を改
良するものであって、白色で耐熱性が高く、紙、シー
ト、フィルム等の表面に塗工した時に、天然皮革に近い
性質を付与することのできるコラーゲンゾルの製造方法
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、種々検討した結果、豚、牛
等の皮のようなコラーゲンを多量に含む動物組織を従来
の方法でアルカリ処理、水洗処理をして得られる粗製コ
ラーゲンを、酵素としてパパイン、パンクレアチン、助
剤としてL−グルタミン酸、L−酒石酸水素カリウム及
び非イオン性界面活性剤等からなる酵素処理液にて精製
して浸酸し、湿式粉砕して精製コラーゲン繊維のゲル状
分散物となし、次いで、サッカロース、ほう酸塩により
架橋処理をして前述のような脂肪分、多糖類、夾雑タン
パク質が除かれた精製コラーゲン繊維ゾルを製造するこ
とができ、しかも得られた精製コラーゲン繊維ゾルは、
紙、シート、フィルム等の表面塗工用途に好適に使用す
ることができることを突止めた。
従って、本発明においては、前記コラーゲンゾルを得
るため、動物組織を従来より知られているアルカリ処
理、水洗後に、酵素を用いてなされる精製処理におい
て、この動物組織中に内在する脂肪、ムコ多糖類及びコ
ラーゲン以外のタンパク質等の夾雑物を効率よくかつ完
全に近い状態で除去し、次いで、架橋処理においては着
色性のない架橋剤を使用することが必要であるとの観点
に立ち、その手段として、精製処理において、酵素とし
てパパイン、パンクレアチンを用い、助剤として、特
に、従来使用されているL−酒石酸水素カリウム、非イ
オン性界面活性剤と共に、L−グルタミン酸を併用する
ことを特徴とし、これにより、精製処理の効率を著しく
高めて、従来の方法では必要であった脱アルカリ処理を
省くことを可能にし、次いで、架橋処理を施し、これに
おいて、サッカロースおよびほう酸塩を使用することを
特徴とする。
さらに、本発明につき詳細に説明する。本発明は、例
えば動物の皮のようなコラーゲンを多量に含む動物組織
を、精製、湿式微粉砕、架橋の各処理を順次になすこと
によるコラーゲンゾルの製造方法であり、この動物組織
は、牛、馬、豚、羊等の哺乳動物をはじめとするあらゆ
る脊椎動物の皮、腱、骨等のコラーゲンを多量に含む組
織を指す。精製処理は、酵素としてパパイン及びパンク
レアチンを用いて、動物組織中のコラーゲン以外の夾雑
物である脂肪、ムコ多糖類及びタンパク質をコラーゲン
から分離する時に、助剤としてL−グルタミン酸、L−
酒石酸水素カリウム、非イオン性界面活性剤を用いて、
酵素の働きを促進し、コラーゲンから分離された夾雑物
を組織の反応系外に排出するものであり、湿式微粉砕処
理は、精製処理されたコラーゲン塊状物を次いでなされ
る架橋処理を容易にし、これを細繊維状とするため、該
塊状物を微粉砕してコラーゲン繊維の膨潤水分散物とす
るものであり、架橋処理は、膨潤水分散物をゾル状とす
るために、水中に分散されたコラーゲン膨潤繊維を、サ
ッカロースを用いて包接し、生成するコラーゲンゾルの
耐熱性を向上するために、架橋剤として、ほう酸塩を用
いてコラーゲン繊維間を架橋して相互に結びつけるもの
である。
精製処理における各酵素の動物組織の乾量100重量部
に対する使用量は、動物組織中のコラーゲン以外の夾雑
物である脂肪、ムコ多糖類及びタンパク質それぞれが、
効率よく除去されるように、パパインは0.2〜0.6重量部
が、パンクレアチンは0.1〜0.2重量部が好ましく、それ
ぞれの酵素の少なくとも一種の使用量がこれらより少な
ければ、各夾雑物の除去のバランスが崩れて、その酵素
に対応した夾雑物の残存量が多くなり、またこれらの使
用量を上記より多くしても、効果の向上が少ない上、コ
ラーゲン繊維自体の分解を来たすので好ましくない。ま
た、パパイン、パンクレアチンと共に、他の酵素を併用
することも可能であり、特にバチルス菌系プロテアーゼ
を併用したときは、パパインの使用量を減じることがで
きる。L−グルタミン酸は、特に、夾雑物が酵素により
コラーゲン分子から分解される反応を速めるため、0.2
〜1.0重量部が使用され、L−酒石酸水素カリウムは、
コラーゲン繊維の水による膨潤を促して酵素の繊維への
浸入を容易にするため、0.2〜1.2重量部が使用され、非
イオン性界面活性剤は、コラーゲン分子から分離された
夾雑物のうち特にタンパク質及び脂肪を可溶化して水中
に溶出するため、0.3〜3.0重量部が使用されるのが好ま
しい。この非イオン性界面活性剤としては、水によく溶
解し、タンパク質、脂肪を可溶化する目的からHLBの高
いポリエチレングリコールのアルキルフェニルエーテル
が好ましく、具体的には、例えば、トリトンX−100
(キシダ化学製)が挙げられる。また、コンドロイチン
硫酸ナトリウムを少量(0.004重量部以下)使用する
と、繊維が平均的に解されて酵素の作用が一層高まるの
で、さらに好ましい。水酸化テトラメチルアンモニウム
等の第四級アンモニウム水酸化物を併用すれば、酵素や
助剤のコラーゲン繊維への浸透性を高めて、さらに好ま
しい。これらの具体例としては、上記の他に、塩化トラ
イメチルアンモニウム(トリメチルアンモニウム)、コ
リン、塩化コリン、水酸化または塩化2−ヒドロキシ−
3−プロピルトリメチルアンモニウム、塩化ジアリルメ
チルアンモニウムの重合体または共重合体等が挙げられ
る。処理液のpHは、処理に使用される酵素全てが十分に
働くように、8〜10とすることが好ましく、pH調整剤
は、調整が容易であることから重炭酸ナトリウムが好適
である。
湿式微粉砕は、精製されたコラーゲン繊維の塊状物が
粉砕され易くするため、pHを2〜4に調整し、製紙用叩
解機等を用いてなされる。pHの調整剤は、一般には、調
整が容易な有機酸が好適であり、無臭である乳酸が選ば
れる。また、この粉砕時の濃度は、コラーゲンのゼラチ
ン化が生じないように0.3〜0.8重量%とすることが好ま
しい。
架橋処理におけるサッカロース、ほう酸塩の原動物組
織の乾量100重量部に対する使用量は、サッカロースは
この架橋処理の結果生じるコラーゲンゾルの粘度を使用
する上で適当にする目的から5重量部以上とすることが
好ましく、20重量部を越えて使用されると、コラーゲン
ゾルの粘度を適当にする効果が殆んどなく、むしろ塗工
後の乾燥性や耐水性を低下させるので好ましくない。ほ
う酸塩は着色の原因とならないで、コラーゲン繊維をイ
オン結合により架橋して耐熱性を向上し、かつ、コラー
ゲン繊維の架橋度を繊維の析出が生じない程度に調整す
る目的から、0.8〜2.5重量部とするのが好ましい。
〔作用〕 本発明のコラーゲンゾルは、紙、シート、フィルム等
の表面に革様の性質を付与する塗工剤として使用するこ
とができ、感触がよく、印刷性が優れ、白色度が高く、
耐熱性も優れ、また、特に、耐光性に優れ、長期の使用
における黄変が殆んど認められない紙、シートまたはフ
ィルムが得られる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来技術の問題点が改良されて、白
色で耐熱性が高く、紙、シート、フィルム等の表面に塗
工した時に、天然皮革に近い性質を付与することのでき
るコラーゲンゾルが提供される。
〔実施例〕
以下、実施例により、本発明を具体的に説明する。
実施例 1 1)コラーゲンゾルの製造 A.精製処理 石灰によるアルカリ処理後水洗された牛の床皮500重
量部(乾量は100重量部、以下、重量部は部と省略す
る)を、重炭酸ナトリウムによりpHを8.1に調整された
下記の処理液に漬け、 パパイン 0.60 部 パンクレアチン 0.15 部 L−グルタミン酸 0.35 部 コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.003部 L−酒石酸水素カリウム 0.35 部 トリトン X−100 0.50 部 水 5000部 家庭用洗濯機内にて室温下で12時間かき混ぜて夾雑物を
除去し、水洗後、乳酸により浸酸してpHを3.2に調整
し、精製コラーゲン組織を得た。
B.湿式微粉砕処理 Aにて得られたコラーゲン組織を肉挽機を用いてミン
チ状とし、これを、原床皮の乾量の重量濃度が0.66%と
なるように水で希釈し、さらに乳酸にてpHを3.2に調整
して、製紙用叩解機を用いて湿式粉砕した。
C.架橋処理 湿式微粉砕処理後、製紙用叩解機内で下記の架橋剤を
順次加えて、 サッカロース 10部 ほう酸ナトリウム 0.35 部 架橋処理をしてコラーゲンゾルを得た。
2)紙への塗工 1)で得られたコラーゲンゾルを坪量100g/m2の上質
紙表面にワイヤーバーを用いて、コラーゲンの乾燥着量
が10g/m2になるように塗工し、乾燥後シボ加工して革様
紙を得た。
この革様紙を、第1表に挙げた項目について試験して
第1表に示す結果を得た。
実施例 2 1)コラーゲンゾルの製造 A.精製処理 石灰によりアルカリ処理後水洗された牛の床皮500重
量部(乾量は100重量部、以下、重量部は部と省略す
る)を、水酸化テトラメチルアンモニウム0.05部および
重炭酸ナトリウムによりpHを9.0に調整された下記の処
理液に漬け、 パパイン 0.55 部 パンクレアチン 0.15 部 L−グルタミン酸 0.30 部 コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.002部 L−酒石酸水素カリウム 0.30 部 トリトン X−100 0.50 部 水 5000部 家庭用洗濯機内にて室温下で12時間かき混ぜて夾雑物を
除去し、水洗後、乳酸により浸酸してpHを3.2に調整
し、精製コラーゲン組織を得た。
B.湿式微粉砕処理 Aにて得られたコラーゲン組織を肉挽機を用いてミン
チ状とし、これを、原床皮の乾量の重量濃度が0.80%と
なるように水で希釈し、さらに乳酸にてpHを2.8に調整
して、製紙用叩解機を用いて湿式微粉砕した。
C.架橋処理 湿式微粉砕処理後、製紙用叩解機内で下記の架橋剤を
順次加えて、 サッカロース 18部 ほう酸ナトリウム 2.5部 架橋処理をしてコラーゲンゾルを得た。
2)プラスチックシートへの塗工 1)で得られたコラーゲンゾルを坪量200g/m2のポリ
塩化ビニルシートの表面にワイヤーバーを用いて、コラ
ーゲンの乾燥着量が10g/m2になるように塗工し、乾燥後
シボ加工して革様シートを得た。
この革様シートを、第1表に挙げた項目について試験
して第1表に示す結果を得た。
比較例 1(精製処理が従来法による) A.精製処理 石灰によるアルカリ処理後、通常の方法で脱灰して水
洗された牛の床皮500重量部(乾量は100重量部、以下、
重量部は部と省略する)を、重炭酸ナトリウムによりpH
を8.1に調整された下記の処理液に漬け、 パパイン 0.60 部 パンクレアチン 0.15 部 L−酒石酸水素カリウム 0.35 部 トリトン X−100 0.50 部 水 5000部 家庭用洗濯機内にて室温下で12時間かき混ぜて夾雑物を
除去し、水洗後、乳酸により浸酸してpHを3.2に調整
し、精製コラーゲン組織を得た。
B.湿式微粉砕処理 Aにて得られたコラーゲン組織を肉挽機を用いてミン
チ状とし、これを、原床皮の乾量の重量濃度が0.66%と
なるように水で希釈し、さらに乳酸にてpHを3.2に調整
して、製紙用叩解機を用いて湿式微粉砕した。
C.架橋処理 湿式微粉砕処理後、製紙用叩解機内で下記の架橋剤を
順次加えて、 サッカロース 10部 ほう酸ナトリウム 0.35 部 架橋処理をしてコラーゲンゾルを得た。
2)紙への塗工 1)で得られたコラーゲンゾルを坪量100g/m2の上質
紙表面にワイヤーバーを用いて、コラーゲンの乾燥着量
が10g/m2になるように塗工し、乾燥後シボ加工して革様
紙を得た。
この革様紙を、第1表に挙げた項目について試験して
第1表に示す結果を得た。
比較例 2(架橋処理をしないもの) 1)コラーゲンゾルの製造 A.精製処理 石灰によるアルカリ処理後、水洗された牛の床皮500
重量部(乾量は100重量部、以下、重量部は部と省略す
る)を、重炭酸ナトリウムによりpHを8.1に調整された
下記の処理液に漬け、 パパイン 0.60 部 パンクレアチン 0.15 部 L−グルタミン酸 0.35 部 コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.003部 L−酒石酸水素カリウム 0.35 部 トリトン X−100 0.50 部 水 5000部 家庭用洗濯機内にて室温下で12時間かき混ぜて夾雑物を
除去し、水洗後、乳酸により浸酸してpHを3.2に調整
し、精製コラーゲン組織を得た。
B.湿式微粉砕処理 Aにて得られたコラーゲン組織を肉挽機を用いてミン
チ状とし、これを、原床皮の乾量の重量濃度が0.66%と
なるように水で希釈し、さらに乳酸にてpHを3.2に調整
して、製紙用叩解機を用いて湿式微粉砕し、これをもっ
てコラーゲンゾルとした。
2)プラスチックシートへの塗工 1)で得られたコラーゲンゾルを坪量200g/m2のポリ
塩化ビニルシートの表面にワイヤーバーを用いて、コラ
ーゲンの乾燥着量が10g/m2になるように塗工し、乾燥後
シボ加工して革様シートを得た。
この革様シートを、第1表に挙げた項目について試験
して第1表に示す結果を得た。
第1表の結果から、本発明の製造方法により得られる
コラーゲンゾルは、従来の製造方法により得られるコラ
ーゲンゾルと比較して、着色および臭気がなく、耐熱性
の高い紙および不織布を提供できることが示され、本発
明が有用であることがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12P 21/06 D21H 1/34 B (56)参考文献 特開 平3−82807(JP,A) 特開 平2−177864(JP,A) 特開 昭56−133344(JP,A) 特開 昭61−501153(JP,A) 特開 昭60−127364(JP,A) 特開 昭58−501133(JP,A) 特開 昭56−501282(JP,A) 特公 昭37−14426(JP,B1) 特公 昭46−15033(JP,B1) 特公 昭53−15544(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08H 1/00 - 1/06 C07K 1/00 - 1/36 D01C 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルカリ処理されたコラーゲンを含有する
    動物組織を、酵素としてパパイン及びパンクレアチンか
    らなり、助剤としてL−グルタミン酸、L−酒石酸水素
    カリウム、及び非イオン性界面活性剤を含む酵素処理液
    を用いて精製処理して、浸酸、湿式微粉砕し、次いで、
    サッカロース、ほう酸塩を含む架橋処理剤を加えて処理
    をすることを特徴とするコラーゲンゾルの製造方法。
  2. 【請求項2】動物組織の乾量100重量部に対し、酵素処
    理液が、酵素として パパイン 0.2〜0.6重量部 パンクレアチン 0.1〜0.2重量部 助剤として L−グルタミン酸 0.2〜1.0重量部 L−酒石酸水素カリウム 0.2〜1.2重量部 非イオン性界面活性剤 0.3〜3.0重量部 コンドロイチン硫酸ナトリウム 0〜0.004重量部 第四級アンモニウム水酸化物または塩 0〜10重量部 からなり、架橋処理剤が、 サッカロース 5〜20重量部 ほう酸塩 0.8〜2.5重量部 からなる請求項1記載のコラーゲンゾルの製造方法。
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