JP2803228B2 - カセットローディング装置 - Google Patents

カセットローディング装置

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JP2803228B2
JP2803228B2 JP1262419A JP26241989A JP2803228B2 JP 2803228 B2 JP2803228 B2 JP 2803228B2 JP 1262419 A JP1262419 A JP 1262419A JP 26241989 A JP26241989 A JP 26241989A JP 2803228 B2 JP2803228 B2 JP 2803228B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、デジタルオーディオテープレコーダ(以下
DATと言う)のカセットテープを装着位置から演奏位置
へ搬送するカセットローディング装置に関するものであ
る。
従来の技術 上記DATの、カセットテープは第10図に示すように磁
気テープを保護するためカセットハーフのテープ走行面
を蓋するリッド1と、カセットハーフの底面でリール台
挿入口をスライドすることにより覆うことが可能なロッ
ク機構付きのスライダー2が設けられている。上記のよ
うなカセットテープを装着位置から演奏位置に搬送する
ためのローディング装置にはカセットテープをトレイ上
のカセットテープ受け板に装着し、トレイを水平移動さ
せることでDATの筐体内に搬送すると共に前記カセット
テープのスライダー2を開いてテープ駆動メカニズムの
上方へ移送し、その後カセットテープの受け板をトレイ
に対して下降移動させることによりカセットテープをテ
ープ駆動メカニズムに載置させると共にカセットテープ
のリッド1を開放する動作を行なう機構を必要としてい
る。
従来このようなDATのローディング装置のためのカセ
ットテープの受け板をトレイに対して下降移動させる機
構として次のようになっていた。すなわち、トレイに対
して上下摺動可能に取り付けられたカセット受け板と、
トレイを水平駆動すると共にカセット受け板の昇降駆動
をする駆動源と、トレイ上のカセット受け板を駆動する
ためにカセット受け板と駆動源を連結しかつトレイ上に
摺動可能に設けたレバーとを有し、駆動源の駆動力によ
りトレイをDATの筐体内に収納した後、トレイと駆動源
の駆動力の伝達を解き、その後の駆動源の駆動力により
前記レバーで直接カセット受け板を下降動作させるもの
であった。
発明が解決しようとする課題 しかしながら従来の構成によれば駆動源の駆動力をト
レイ上を摺動するレバーで直接、カセット受け板に伝達
している為、カセット受け板はレバーを介して上下に移
動する形になり寸法のばらつき等によっては垂直に移動
せず傾いて移動する場合が起こり引っかかりあるいは異
音等が発生する等の問題点が有りかつ駆動部とカセット
収納部とを連結しているため構成が複雑となり組立が難
かしく又部品点数も多いためコスト的にも高くなる等の
欠点があった。本発明は上記従来の欠点に鑑みて、簡単
な構成で確実にカセットテープをテープ装着位置へ搬送
することが出来るカセットローディング装置を提供する
ものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明のカセットローディ
ング装置は、カセットテープをカセットテープ装着位置
とテープ駆動メカニズムの直上との間で搬送するトレイ
と、前記トレイに支持されかつ、前記トレイに対して垂
直方向に移動可能な垂直移動部材と、前記垂直移動部材
に支持されて、かつカセットを支持するカセット受け板
と、筐体に取り付けたフレームと、前記フレームに支持
された駆動源と、前記フレームに取り付けられ、かつ前
記駆動源により回動され前記トレイに設けたラックと噛
み合って前記トレイを前記フレーム上で一定の範囲に水
平移動させるギヤ部と欠歯部を有するギヤと、前記ギヤ
に設けた第1及び第2のカム部と、前記フレームに回動
可能に支持されかつ前記第1のカム部によって回動され
るカセット押圧部材と、前記フレームに回動可能に支持
されかつ前記第2のカム部によって回動されトレイを定
位置で保持する保持部材を備え、前記駆動源の駆動力に
より前記ギヤを回動して、前記ギヤのギヤ部を介して前
記トレイを水平移動させてカセットテープを前記テープ
駆動メカニズムの直上の定位置に到達させ、前記第2の
カム部により前記保持部材を回動して前記トレイを定位
置に保持した後、更に前記第1のカム部の回動によって
前記カセット押圧部材を回動させてカセットテープの上
面を押圧することにより前記トレイ上の前記垂直移動部
材と前記カセット受け板をカセットテープと共に降下さ
せ、カセットテープを前記テープ駆動メカニズムに装着
するように構成したものである。
作用 カセットテープをカセットテープ装着位置とテープ駆
動メカニズムの直上との間で搬送する前記トレイに支持
されかつ、前記トレイに対して垂直方向に移動可能な前
記垂直移動部材を駆動するための手段を前記垂直移動部
材と独立に前記フレームに設けた前記カセット押圧部材
によってカセットテープの上面を押圧することにより間
接的に駆動するよう構成したことにより前記トレイに支
持された前記垂直移動部材と前記駆動部により前記第1
のカム部を介して駆動される前記カセット押圧部材とを
連結させる必要がなくなり、従って連結に必要な構成部
品が不要となりトレイ部と本体フレームに設けたトレイ
の駆動手段を別々に組み立てることが出来るため組立が
簡単となり工数の低減が図れる。
更に前記ギヤにトレイの水平移動のための欠歯部を有
するギヤ部とカセット押圧部材を駆動するための第1の
カム部を設けたことによりカセットテープをカセット着
脱位置からメカニズム上へ装着させる迄の一連の動作に
おいて、前記トレイの水平移動から前記垂直移動部材の
垂直移動に移行する際のタイミングを簡単に設定できる
ため安価に構成できる。
更に、前記ギヤに第2のカム部を設け、前記第2のカ
ム部により前記保持部材を回動して前記トレイを定位置
に確実に保持した後、更に前記第1のカム部の回動によ
って前記カセット押圧部材を回動させてカセットテープ
の上面を押圧することにより前記トレイ上の前記垂直移
動部材と前記カセット受け板をカセットテープと共に降
下させ、カセットテープを前記テープ駆動メカニズムに
装着するよう構成したため前記トレイの位置がずれるこ
となくカセットテープが正しく前記テープ駆動メカニズ
ムに装着することが可能となるものである。
実 施 例 以下本発明の実施の一例を、図面について以下に説明
する。
第1,2図は本発明のカセットローディング装置の構成
を示す平面図、第3,6,7,8図は部分側面図、第4,5,9図は
断面図である。
本発明を構成する部材として本体フレーム1はコの字
状の形状をしており左右の側面には各々丸孔が設けられ
各々軸4,5が面に対して垂直に固定されている。軸4,5に
はギヤ6,7が取り付けられておりギヤ6,7はトレイ8の上
部両サイドに刻まれたラック9,10と噛み合ってトレイ8
を水平移動可能にしている。水平移動が定位置まで完了
した時点ではラック9,10と噛まない様第6図に示すよう
にギヤ6,7に欠歯部を持っている。(尚欠歯部はラック
9,10と噛み合う幅のみギヤ6,7に部分的に形成されてい
る。) 更に第5図に示す様にギヤ6,7の内側にはカム溝11,12
が設けられておりそのカム溝11,12には本体フレーム1
に固定された軸13を支点として回動可能な押圧フレーム
14に固定された軸15,16が、係合しておりギヤ6,7の回転
によって押圧フレーム14は上下方向に回動可能となって
いる。
又第7図に示す様にギヤ6,7の外側にはカム17が設け
られておりそのカム17に当接する形で軸18を支点として
回動するレバー19が設けられており該レバー19と本体フ
レーム1の間には引っ張りバネ20が装架されており該レ
バー19を前方へ付勢している。前記レバー19はギヤ6,7
の回転と同期して作動しトレイ8の突部67と当接しカセ
ットがメカニズムに装着する定位置にトレイ8を保持し
ている。
又第1図及び第3図に示す様に本体フレーム1にはビ
ス21,22によりモーター23が取り付けられておりそのモ
ーター23からベルト24、プーリーギヤ25を介して駆動さ
れる一対の減速ギヤ26が本体フレームに取り付けられた
軸受27,28に挿入されている軸29によって左右同期して
回転するように設けられていてこの一対の減速ギヤ26が
それぞれ左右のギヤ6,7と噛合することにより左右のギ
ヤ6,7は同期して駆動される。
又第4図に示す様に本体フレーム1の前方にはプリン
ト基板30の上に配置された左右1ケのスイッチ31,32が
ビスによって取り付けられておりギヤ6,7の回転により
ギヤ6,7に設けられた凸部35,36によって作動されローデ
ィング動作の検出を行なう様構成されている。
一方第4,第5,第9図に示す様に前記トレイ8の中には
カセットをメカニズムの上方に搬送された後メカニズム
にカセットを装着するためにトレイ8の内部に固定され
ている補強フレーム37に4ケ同期して回動可能に取り付
けられたリンクレバー38,39,40,41によって垂直に移動
可能な垂直移動部材42が設置されている。該垂直移動部
材42は補強フレーム37に固定された軸43に取り付けられ
たバネ44,45によってつねに上方へ付勢されている。
更に垂直移動部材42にはカセットのスライダーをスラ
イドさせるため前後に水平移動が可能な開閉板(カセッ
ト受け板)48が垂直移動部材42の爪46a,46b,47a,47bに
よって取り付けられており該開閉板(カセット受け板)
48と垂直移動部材42との間には引っ張りバネ49,50が装
架されており開閉板(カセット受け板)48は常にカセッ
ト取り出し可能な位置ではスライダーが閉じるように後
方へ付勢されている。ここで垂直移動部材42にはカセッ
トの前面を押さえ位置を決める前方押さえ面51と第1
図,第2図に示す様に左右両側面を押さえ位置を決める
左右押さえ面52,53の形状を有し更に開閉板(カセット
受け板)48が該垂直移動部材42の下方に保持されている
ことによってカセットの収容位置が決められカセットを
保持している。
又第5図に示す様に前記開閉板(カセット受け板)48
には裏側に突片54,55が設けられており該突片54,55は前
述の補強フレーム37に設けられた突片56,57と対向して
おりカセット着脱可能位置では開閉板(カセット受け
板)48の下方への移動が規制されている。
又第2図,第5図に示す様に前記の押圧フレーム14は
左右の側面に各々丸孔を有し各々軸58,59が垂直に固定
されており該軸58,59には一定のスキマを有し上下,前
後に自由に回転しかつカセットを押さえるためのローラ
ー60,61が設けられている。更にローラー60,61は押圧フ
レーム14にビス62,63で取り付けられた板バネ64,65によ
って常に下方へ付勢されており、前記ローラー60,61に
よりカセットローディング時カセットの上面を押さえつ
ける様構成している。
次にこのカセットローディング装置のローディング動
作を説明する。第2図及び第5,8図はカセット着脱可能
な位置の状態を示す。又第1図及び第3,4,6,7図はカセ
ット装着時の状態を示す。又第9図はカセットが水平動
作を完了した時の状態を示す。
まず第5図に示す様にカセット着脱可能な状態の位置
では開閉板(カセット受け板)48は引っ張りバネ49,50
によって後方へ付勢されており又垂直移動部材42はバネ
44,45によって上方へ付勢されている。
又押圧フレーム14はギヤ6,7のカム溝11,12に係合して
いる軸15,16によって上方へ回動している。
まず第2図に示す様に前記垂直移動部材42とカセット
受け板48とによって形成されたカセットの収容位置にカ
セットを挿入する。その後ローディング指令を行なうこ
とによってモーター23が回転する。この回転はベルト2
4、プーリーギヤ25、減速ギヤ26によってギヤ6,7に伝達
されギヤ6,7にはこれにトレイ8のラック9,10が噛合し
ているためトレイ8を水平に移動させる。
この時垂直移動部材42とカセット受け板48はトレイ8
に取り付けられているためトレイ8の移動に同期して後
方へ水平に移動する。このトレイ8の移動に伴ってカセ
ットの収容位置におかれたカセットはまず押圧フレーム
14に取り付けられたローラー60,61と接する位置まで移
動するがローラー60,61は押圧フレーム14に係合された
ギヤ6,7のカム溝11,12の位置によりカセットの上面とは
接せずにスキマを保持している。更にカセットが後方へ
移動すると前記カム溝11,12の位置により下方へ回動し
カセットの上面を押さえつけることとなるがローラー6
0,61付勢している板バネ64,65によって一定の押圧力で
押さえつけられることとなる。その押圧力に抗してカセ
ットは更に水平以移動をカセット受け板48に圧接された
状態で行なう。
カセット受け板48は垂直移動部材42、トレイ8に対し
て水平移動を行なうことが出来るが引っ張りバネ49,50
によって後方へ付勢されているのでトレイ8の後方への
移動途中に於て第9図に示す様にカセット受け板48に当
接するメカ基板に固定された軸69がカセット受け板48に
接するとカセット受け板48はそこで水平移動を停止する
がカセットは垂直移動部材42の前方押さえ面51によって
後方へ押され更に水平移動を続けるためカセットのスラ
イダーロック片は前記のカセット受け板48の凸部66a,66
bと押圧フレーム14のローラー60,61、板バネ64,65によ
り解除されスライダーがスライドされる。この時押圧フ
レーム14と該押圧フレーム14に設けられたローラー60,6
1は前記ギヤ6,7に設けられたカム溝11,12の曲線によ
り、一端はカセットのスライダーロックを解除するため
降下してカセットを押さえるがスライダーが開いた時点
では上方向へ回動しカセットへの押圧は除かれる。この
状態でカセットはメカニズム装着位置の上方に達し第6
図に示すように前記の様にギヤ6,7とトレイ8のラック
9,10との噛み合いは解除され水平移動は完了する。
一方第7図に示す様にギヤ6,7の外側のカム17に当接
しているレバー19はギヤ6の回転に同期して回動しカセ
ットがメカニズム装着位置の上方まで来るとトレイ8の
突部67と係合してトレイ8を本体フレーム1内に係止す
る。
更にギヤ6,7はモータ23の力により回転動作を継接し
内側のカム溝11,12に当接された押圧フレーム14が降下
動作を始める。この動作に同期して第4図に示す様に押
圧フレーム14に取り付けられたローラー60,61によりカ
セットを押圧する事により垂直移動部材42を上方へ付勢
しているバネ44,45のバネ圧に坑してカセットと共に垂
直移動部材を降下させメカニズムに設けられたリッドオ
ープナー(図示せず)まで達しここでカセットに設けら
れたリッドは該リッドオープナーと当接しカセットの降
下と連動してスライドする形で開かれる。その状態を保
持しながらカセットはメカニズに装着され一連の動作は
完了するがこの時点でカセットを押さえている押圧フレ
ーム14に取り付けられたローラー60,61は押圧フレーム1
4のオーバーストローク分上方向へ移動し板バネ64,65の
一定の荷重をカセットに伝え着座が完了する。この時点
でギヤ6,7に設けられた凸部35,36がそのギヤ6,7の回転
により前記プリント基板30上のスイッチ31,32を作動さ
せモーター23の駆動を停止させる。
次にこのローディング装置のイジェクト動作について
説明する。
外部からのイジェクト指令によってモーター23がロー
ディング時とは逆に回転する。そしてギヤ6,7はローデ
ィング時とは逆の回転を行なって押圧フレーム14を上方
向へ回動させる。その押圧フレーム14の回動に伴いトレ
イ8に構成された垂直移動部材42とカセット受け板48は
バネ44,45の付勢力によりカセットを伴って押圧フレー
ム14に追従して上昇する。
尚上昇の途中でメカに設けられたリッドオープナーと
カセットのリッドの係合が外れてリッドが閉じる。更に
ギヤ6,7が回転を続けることによりレバー19によるトレ
イ8のロックを解除すると共にギヤ6,7とトレイ8のラ
ック9,10と係合しトレイ8をカセット着脱可能位置の方
向へ移動開始する。更にトレイ8が移動して行く事によ
りにトレイ8に設けられた突片68によりカセットが前方
へ押され押圧フレーム14のローラー60,61により押えら
れたカセットはスライダーのロックが解除されスライダ
ーは閉じる。この時点でカセット受け板48とメカの軸69
との係合が外れトレイ8の移動と共にカセットは着脱可
能位置まで搬送される。搬送が完了した時点でギヤ6,7
の凸部35,36により作動された検出スイッチ31,32により
モーター23の駆動が停止される。
本発明の実施例の効果として カセットを収納しメカニズムに装着させるための垂
直移動部材42をトレイ8に設けかつカセットを上下に昇
降させる押圧フレーム14及び前記トレイ8水平移動させ
るギヤ6,7を含む駆動部を本体フレーム1に設け前記ト
レイ8に設けた垂直移動部材42を押圧フレーム14により
カセットを直接押圧することにより駆動させるため前記
垂直移動部材42と駆動部とを連結並びに係合させる必要
がない。従って簡単な構成でカセットをメカニズムに着
装させる事が出来るので部品点数の削減,工数の低減が
出来合理化が図れるものである。
カセットを収納するトレイ8水平移動と該カセット
を昇降させる押圧フレーム14の上下移動をさせるギヤ6
の外面にカム17を設けそのカム17に当接する形で回動可
能なレバー19と該レバー19を付勢するバネ20を設けトレ
イ8の水平移動が完了する直前に前記ギヤ6の回転に伴
ってトレイ8の突部67にレバー19を係合する事によりカ
セットがメカニズムに装着される定位置にトレイ8を確
実に保持する事が出来従って前記レバー19とバネ20の2
点の簡単な部品構成によりコストダウンを図る事が出来
るものである。
カセットを収納したトレイ8はギヤ6,7にり移動し
移動の途中でギヤ6,7の内面に設けたカム溝11,12に係合
した押圧フレーム14と該押圧フレーム14に固定されたロ
ーラー60,61板バネ64,65がカセットのスライダーを開閉
させる際に前記ギヤ6,7のカム溝11,12係合された押圧フ
レーム14並びにローラー60,61、板バネ64,65はカム溝1
1,12の曲線に同期して一端はカセットのスライダーロッ
クを解除するため降下してカセットを押さえるがスライ
ダーが開いた時点ではスライダーがロック出来る様に上
方へ回動しカセットへの押圧がかからない様カム曲線が
設定されている。従ってトレイ8の水平移動が終了した
時点ではカセットのスライダーは開いた状態でロックさ
れているためカセット自身が有するスライダー開閉バネ
によるトレイ8へのバネ付勢力が取り除かれカセットを
スムーズにメカニズムに装着出来る様にしたものであ
る。
イジェクト動作時にトレイ8に収納されたカセット
が上昇動作を終えトレイ8に伴ってカセットが着脱可能
位置まで水平移動を行なう途中でカセットのリッドを後
方より押さえる様突部68がトレイ8に設けられている。
前記カセットはトレイ8の水平移動が始まると同時にカ
セットを押さえた押圧フレーム14によりスライダーロッ
クが解除され更に押圧フレーム14によるカセットへの押
圧が解除された時点でカセットはカセット自身が有する
スライダーの開閉バネ圧により前方へバウンドする動き
が発生する。前述のトレイ8に形成された突部68は押圧
フレーム14によるカセットへの押圧が解除される直前に
カセットのリッドを後方より押し出す様に形成されてい
るためカセット自身のスライダー開閉バネのバネ圧によ
るスライダーの閉じるストロークを減らす事が出来る。
従ってイジェクト時に発生するカセットのスライダーロ
ックの解除に伴うカセット自身のバウンド音が半減され
イジェクト時のフィリングを向上する事が出来るもので
ある。
トレイ8に構成されたカセットのスライダーを開閉
させるカセット受け板48並びにカセットをメカニズムに
装着させる垂直移動部材42はカセット着脱可能位置では
下方への移動が規制出来る様カセット受け板48の裏側及
びそれに対向する形でカセット受け板48並びに垂直移動
部材42が取り付けられた補強フレーム37には各々一対の
突片54,55、並びに56,57が設けられている。従ってカセ
ット着脱可能位置では前述の各々の突片54,55並びに56,
57が当接する事により外部から加わる無理な力を阻止す
る事が可能となり、外力による構成部品の破壊、ひいて
はそれにつながる誤動作を防止する事が出来るものであ
る。
発明の効果 以上のように本発明のカセットローディング装置は、
カセットテープをカセットテープ装着位置とテープ駆動
メカニズムの直上との間で搬送するトレイと、前記トレ
イに支持されかつ、前記トレイに対して垂直方向に移動
可能な垂直移動部材と、前記垂直移動部材に支持され
て、かつカセットを支持するカセット受け板と、筐体に
取り付けたフレームと、前記フレームに支持された駆動
源と、前記フレームに取り付けられ、かつ前記駆動源に
より回動され前記トレイに設けたラックと噛み合って前
記トレイを前記フレーム上で一定の範囲に水平移動させ
るギヤ部と欠歯部を有するギヤと、前記ギヤに設けた第
1及び第2のカム部と、前記フレームに回動可能に支持
されかつ前記第1のカム部によって回動されるカセット
押圧部材と、前記フレームに回動可能に支持されかつ前
記第2のカム部によって回動されトレイを定位置で保持
する保持部材を備え、カセットテープをカセットテープ
装着位置とテープ駆動メカニズムの直上との間で搬送す
る前記トレイに支持されかつ、前記トレイに対して垂直
方向に移動可能な前記垂直移動部材を駆動するための手
段を前記垂直移動部材と独立に前記フレームに設けた前
記カセット押圧部材によってカセットテープの上面を押
圧することにより間接的に駆動するよう構成したことに
より前記トレイに支持された前記垂直移動部材と前記駆
動部により前記第1のカム部を介して駆動される前記カ
セット押圧部材とを連結させる必要がなくなり、従って
連結に必要な構成部品が不要となりトレイ部と本体フレ
ームに設けたトレイの駆動手段を別々に組み立てること
が出来るため組立が簡単となり工数の低減が図れる。
更に前記ギヤに欠歯部を有するトレイの水平移動のた
めのギヤ部とカセット押圧部材を駆動するための第1の
カム部を設けたことによりカセットテープをカセット着
脱位置からメカニズム上へ装着させる迄の一連の動作に
おいて、前記トレの水平移動から前記垂直移動部材の垂
直移動に移行する際のタイミングを簡単に設定できるた
め安価に構成できる。
更に、更に前記ギヤに第2のカム部を設け、前記第2
のカム部により前記保持部材を回動して前記トレイを定
位置に確実に保持した後、更に前記第1のカム部の回動
によって前記カセット押圧部材を回動させてカセットテ
ープの上面を押圧することにより前記トレイ上の前記垂
直移動部材と前記カセット受け板をカセットテープと共
に降下させ、カセットテープを前記テープ駆動メカニズ
ムに装着するよう構成したため前記トレイの位置がずれ
ることなくカセットテープが正しく前記テープ駆動メカ
ニズムに装着することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明のカセットローディング装置の一実施例を
示すもので、第1図は同装置の本体フレーム上面を取り
外したトレイ収納状態の平面図、第2図は同装置の本体
フレーム上面を取り外したトレイ突出状態の平面図、第
3図はモーターからトレイへの駆動を示す側面図、第4
図は中央部で切断した収納状態の断面図、第5図は中央
部で切断した取り出し状態の断面図、第6図はギヤの欠
歯部分を示す側面図、第7図はトレイとレバーの動作状
態を示す収納状態の側面図、第8図はトレイとレバーの
動作状態を示す取り出し状態の側面図、第9図はカセッ
トテープが水平動作を完了した状態を示す側面図、第10
図はカセットテープを底面側より見た斜視図である。 1……本体フレーム、2,3……丸孔、4,5……軸、6,7…
…ギヤ、8……トレイ、9,10……ラック、11,12……カ
ム溝、13……軸、14……押圧フレーム、15,16……軸、1
7……カム、18……軸、19……レバー、20……バネ、21,
22……ビス、23……モーター、24……ベルト、25……プ
ーリーギヤ、26……減速ギヤ、27,28……軸受、29……
軸、30……プリント基板、31,32……スイッチ、35,36…
…凸部、37……補強フレーム、38,39,40,41……リンク
レバー、42……垂直移動部材、43……軸、44,45……バ
ネ、46a46b,47a,47b……爪、48……開閉板(カセット受
け板)、49,50……引っ張りバネ、51……前方押え面、5
2,53……左右押え面、54,55……突片、56,57……突片、
58,59……軸、60,61……ローラー、62,63……ビス、64,
65……板バネ、66a,66b……凸部、67……凸部、68……
突片、69……軸。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットテープをカセットテープ装着位置
    とテープ駆動メカニズムの直上との間で搬送するトレイ
    と、前記トレイに支持されかつ、前記トレイに対して垂
    直方向に移動可能な垂直移動部材と、前記垂直移動部材
    に支持されて、かつカセットを支持するカセット受け板
    と、筐体に取り付けたフレームと、前記フレームに支持
    された駆動源と、前記フレームに取り付けられかつ前記
    駆動源により回動され前記トレイに設けたラックと噛み
    合って前記トレイを前記フレーム上で一定の範囲に水平
    移動させるギヤ部と欠歯部を有するギヤと、前記ギヤに
    設けた第1及び第2のカム部と、前記フレームに回動可
    能に支持されかつ前記第1のカム部によって回動される
    カセット押圧部材と、前記フレームに回動可能に支持さ
    れかつ前記第2のカム部によって回動されトレイを定位
    置で保持する保持部材を備え、前記駆動源の駆動力によ
    り前記ギヤを回動して、前記ギヤのギヤ部を介して前記
    トレイを水平移動させてカセットテープを前記テープ駆
    動メカニズムの直上の定位置に到達させ、前記第2のカ
    ム部により前記保持部材を回動して前記トレイを定位置
    に保持した後、更に前記第1のカム部の回動によって前
    記カセット押圧部材を回動させてカセットテープの上面
    を押圧することにより前記トレイ上の前記垂直移動部材
    と前記カセット受け板をカセットテープと共に降下さ
    せ、カセットテープを前記テープ駆動メカニズムに装着
    するように構成したことを特徴とするカセットローディ
    ング装置。
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