JP2803191B2 - インクジェット・プリンタ - Google Patents
インクジェット・プリンタInfo
- Publication number
- JP2803191B2 JP2803191B2 JP18303989A JP18303989A JP2803191B2 JP 2803191 B2 JP2803191 B2 JP 2803191B2 JP 18303989 A JP18303989 A JP 18303989A JP 18303989 A JP18303989 A JP 18303989A JP 2803191 B2 JP2803191 B2 JP 2803191B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- density
- ink
- black
- gradation
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ink Jet (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクジェット・プリンタに関し、特に多色
インクを用いてカラー記録を行なうインクジェット・プ
リンタに関する。
インクを用いてカラー記録を行なうインクジェット・プ
リンタに関する。
近年、コンピュータグラフィックス技術の普及によ
り、カラーディスプレイ上で高度なイメージ処理が可能
となり、これをハードコピーする要求が高まっている。
これらの要求を満たすプリンタとして、階調表現機能を
有するフルカラーインクジェットプリンタの実用化が図
られている。
り、カラーディスプレイ上で高度なイメージ処理が可能
となり、これをハードコピーする要求が高まっている。
これらの要求を満たすプリンタとして、階調表現機能を
有するフルカラーインクジェットプリンタの実用化が図
られている。
第３図はかかる従来のプリンタにおける階調表現例を
示す濃度特性図である。
示す濃度特性図である。
第３図に示すように、イエロー，マゼンタ，シアン，
ブラックの各インクの濃度は同一であり且つ摘径を変化
させる等の方法により表現される階調の単位変化量であ
る各階調ステップにおける表現濃度も等しくなるように
設定されている。
ブラックの各インクの濃度は同一であり且つ摘径を変化
させる等の方法により表現される階調の単位変化量であ
る各階調ステップにおける表現濃度も等しくなるように
設定されている。
上述した従来のインクジェット・プリンタは、その階
調の表現方法において、ブラックを含めて同一階調ステ
ップでは同一の濃度になるため、結果として人の視覚特
性上目立つ色、すなわちブラックの不自然な濃度増加が
目につくという欠点がある。
調の表現方法において、ブラックを含めて同一階調ステ
ップでは同一の濃度になるため、結果として人の視覚特
性上目立つ色、すなわちブラックの不自然な濃度増加が
目につくという欠点がある。
また、ブラックは記録上高濃度領域を使用する頻度が
少ないので、最高濃度から最低濃度までを分割した階調
ステップにおいて常用するステップの数が減少する。そ
のために階調効果の乏しい記録にならざるを得ないとい
う欠点がある。
少ないので、最高濃度から最低濃度までを分割した階調
ステップにおいて常用するステップの数が減少する。そ
のために階調効果の乏しい記録にならざるを得ないとい
う欠点がある。
本発明の目的は、かかる単位階調毎の濃度変化を小さ
くして不自然な明度の変化を無くすことができ、しかも
明度の制御や記録全体の色彩表現性を向上せしめること
のできるインクジェット・プリンタを提供することにあ
る。
くして不自然な明度の変化を無くすことができ、しかも
明度の制御や記録全体の色彩表現性を向上せしめること
のできるインクジェット・プリンタを提供することにあ
る。
本発明のインクジェット・プリンタは、イエロー，マ
ゼンタ，シアンおよびブラックの４色のインクを用いて
カラー記録を行うインクジェット・プリンタにおいて、
ブラックインクのみを他に比較して低濃度インクとした
ことを特徴としている。
ゼンタ，シアンおよびブラックの４色のインクを用いて
カラー記録を行うインクジェット・プリンタにおいて、
ブラックインクのみを他に比較して低濃度インクとした
ことを特徴としている。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第１図は本発明の一実施例を示すインクジェット・プ
リンタの主要部の平面図である。
リンタの主要部の平面図である。
第１図に示すように、本実施例はカラー記録を行うた
めの装置の主要部を示し、図示省略した装置内任意の位
置に設けられた各色のインクタンクからコネクタ5,供給
チューブ４を介してインクがヘッド１に供給される。こ
のヘッド１は、記録用紙８を巻きつけたドラム７の軸方
向に一定の間隔を隔てて平行に配置されたガイドシャフ
ト３上を摺動可能なキャリア２上に固定されている。し
かもこのヘッド１は記録用紙８に先端部を対向させた方
向に固定されている。
めの装置の主要部を示し、図示省略した装置内任意の位
置に設けられた各色のインクタンクからコネクタ5,供給
チューブ４を介してインクがヘッド１に供給される。こ
のヘッド１は、記録用紙８を巻きつけたドラム７の軸方
向に一定の間隔を隔てて平行に配置されたガイドシャフ
ト３上を摺動可能なキャリア２上に固定されている。し
かもこのヘッド１は記録用紙８に先端部を対向させた方
向に固定されている。
記録動作は記録用紙８の巻きつけられたドラム７を回
転させ且つ全ヘッド１が記録用紙８面上を走査するまで
キャリア２を移動させる。この間に、図示省略している
制御部よりタイミングと階調ステップとを合わせ持った
出力信号を同じく図示省略した信号線を介して各ヘッド
１に印加することにより、インク滴６を噴射せしめる。
以上の動作により、記録用紙８の全域にカラー記録が行
われることになる。
転させ且つ全ヘッド１が記録用紙８面上を走査するまで
キャリア２を移動させる。この間に、図示省略している
制御部よりタイミングと階調ステップとを合わせ持った
出力信号を同じく図示省略した信号線を介して各ヘッド
１に印加することにより、インク滴６を噴射せしめる。
以上の動作により、記録用紙８の全域にカラー記録が行
われることになる。
第２図は本発明のプリンタにおける階調表現例を示す
濃度特性図である。
濃度特性図である。
第２図に示すように、ブラックに低濃度インクを使用
しており、ここでは濃度比で約1/2の例である。このこ
とにより、ブラックの最高濃度は他の３色に及ばないこ
とになるが、ある濃度範囲を表現する際の階調ステップ
の数は濃淡の濃度比に反比例して増加することになる。
例えば、最低濃度から最高濃度を６つのステップに分割
し表現するという図示のごときモデルにおいて、濃度０
〜ａを表現するためには、ブラックが階調ステップで６
ステップ使用できるのに対し、他の３色は同じく３ステ
ップしか使用できない。この結果、単位階調ステップの
濃度差はブラックの方が小さくなるということが言え
る。尚、今回用いた例においては、説明のために濃度比
にして1/2のインクを採用しているが、実際の適用に際
してはインクの特性，紙の特性等を勘案し、最適値を決
定してやればよい。
しており、ここでは濃度比で約1/2の例である。このこ
とにより、ブラックの最高濃度は他の３色に及ばないこ
とになるが、ある濃度範囲を表現する際の階調ステップ
の数は濃淡の濃度比に反比例して増加することになる。
例えば、最低濃度から最高濃度を６つのステップに分割
し表現するという図示のごときモデルにおいて、濃度０
〜ａを表現するためには、ブラックが階調ステップで６
ステップ使用できるのに対し、他の３色は同じく３ステ
ップしか使用できない。この結果、単位階調ステップの
濃度差はブラックの方が小さくなるということが言え
る。尚、今回用いた例においては、説明のために濃度比
にして1/2のインクを採用しているが、実際の適用に際
してはインクの特性，紙の特性等を勘案し、最適値を決
定してやればよい。
以上説明したように、本発明のインクジェット・プリ
ンタは、ブラックインクを低濃度型インクとすることに
より、その単位階調ステップごとの濃度変化を小さくす
ることができ、記録上の不自然な明度の変化を無くすこ
とが可能になり、またこのことは同時に明度を一層微妙
に制御できるという効果がある。ひいては、記録全体と
しての色彩表現性を向上せしめる効果がある。
ンタは、ブラックインクを低濃度型インクとすることに
より、その単位階調ステップごとの濃度変化を小さくす
ることができ、記録上の不自然な明度の変化を無くすこ
とが可能になり、またこのことは同時に明度を一層微妙
に制御できるという効果がある。ひいては、記録全体と
しての色彩表現性を向上せしめる効果がある。
第１図は本発明の一実施例を示すインクジェットプリン
タの主要部の平面図、第２図は本発明のプリンタにおけ
る階調表現例を示す濃度特性図、第３図は従来の階調表
現例を示す濃度特性図である。 １……ヘッド、２……キャリア、３……ガイドシャフ
ト、４……供給チューブ、５……コネクタ、６……イン
ク滴、７……ドラム、８……記録用紙。
タの主要部の平面図、第２図は本発明のプリンタにおけ
る階調表現例を示す濃度特性図、第３図は従来の階調表
現例を示す濃度特性図である。 １……ヘッド、２……キャリア、３……ガイドシャフ
ト、４……供給チューブ、５……コネクタ、６……イン
ク滴、７……ドラム、８……記録用紙。
Claims (1)
- 【請求項１】イエロー，マゼンタ，シアンおよびブラッ
クの４色のインクを用いてカラー記録を行うインクジェ
ット・プリンタにおいて、ブラックインクのみを他に比
較して低濃度インクとしたことを特徴とするインクジェ
ット・プリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18303989A JP2803191B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | インクジェット・プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18303989A JP2803191B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | インクジェット・プリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0347756A JPH0347756A (ja) | 1991-02-28 |
| JP2803191B2 true JP2803191B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=16128671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18303989A Expired - Lifetime JP2803191B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | インクジェット・プリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2803191B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3309725B2 (ja) | 1996-08-02 | 2002-07-29 | セイコーエプソン株式会社 | インクカートリッジ |
| JP4633850B1 (ja) * | 2009-10-08 | 2011-02-23 | 桃子 細野 | インソール |
-
1989
- 1989-07-14 JP JP18303989A patent/JP2803191B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0347756A (ja) | 1991-02-28 |
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