JP2802994B2 - 反物取扱いシステムで用いるテーブル - Google Patents

反物取扱いシステムで用いるテーブル

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JP2802994B2
JP2802994B2 JP8113691A JP11369196A JP2802994B2 JP 2802994 B2 JP2802994 B2 JP 2802994B2 JP 8113691 A JP8113691 A JP 8113691A JP 11369196 A JP11369196 A JP 11369196A JP 2802994 B2 JP2802994 B2 JP 2802994B2
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富男 福田
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株式会社エヌシーエー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反物を揃えて積み
重ねたり、反物を裁断したり、裁断した反物のパーツの
仕分けを行ったりするといった、反物の取扱いシステム
で用いられるテーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】ロール巻きされた原反の解反と延反を行
う工程、延反された反物を裁断する工程、裁断した反物
パーツの仕分けを行う工程、などを行う一連の反物の取
扱いシステムにおいて用い得る作業台が、特公昭63−
23282号公報や実公昭63−23283号公報によ
って提案されている。これらの公報には、上記作業台が
エヤー吹出しによるフローティング機能を有しており、
そのフローティング機能を利用することにより反物の作
業台間での受渡し移動を容易に行うことができること、
上記作業台を延反台や裁断台や仕分け台として用い得る
こと、また、上記作業台を延反台、裁断台および仕分け
台に用いるときには、それら3種類の作業台を間隔をあ
けずに並べて設置しなければならないこと、上記取扱い
システムが大量生産方式の縫製準備ラインに適するシス
テムであること、などが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、原反を解反
しながら延反するという機能を備えた延反装置の中に
は、延反台の上で前後に往復走行される延反装置本体が
上記延反台の側方にはみ出している構造のものがある。
このような延反装置を用いて延反台上に延反した反物
を、裁断台に移して裁断を行うような反物取扱いシステ
ムでは、延反台とその延反台に並べて設置される裁断台
との間に所定の間隔を確保しておかねばならないので、
上記公報に記載されているような作業台を用いるシステ
ム、すなわち、延反台と延反後の反物を裁断するための
裁断台とを隙間をあけずに並べて設置しなければならな
いというようなシステムを採用することができない。ま
た、延反台と裁断台との間に作業者の通路を確保してお
かなければならない場合も多々ある。
【0004】本発明は以上の事情のもとでなされたもの
であり、反物取扱いシステムの作業台として用いること
のできるテーブルを提供するものである。すなわち、本
発明は、当該テーブルと他の作業台との間に作業者の通
路として利用されるような間隔やその他の必要な間隔を
確保しておいても、反物を当該テーブルと上記作業台と
の相互間で移動させるときには、それらの相互間隔をな
くした状態で、当該テーブルと上記作業台との相互間
で、反物を持ち上げることなく滑らせて移動させること
のできる反物取扱いシステムで用いるテーブルを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明によ
るテーブルは、支持台と、この支持台の上方の上板と、
この上板と上記支持台との間に介在されてその上板を上
記支持台に対し水平移動可能に支持する上板支持機構と
を備え、その上板支持機構によって許容される上記上板
の水平移動方向が、当該テーブルに水平間隔を隔てて配
備された反物載置面に対して接近離反する方向になって
いると共に、上記上板の水平移動による支持台からのは
み出し幅をその最大はみ出し幅以内の任意の位置にした
ときに、上記上板を上記支持台に固定するための位置決
め機構が設けられ、上記位置決め機構は、上板側から垂
設された取付板と、この取付板に固定されたナット体
と、このナット体にねじ込まれたねじ軸と、このねじ軸
に固着された操作つまみと、上記ねじ軸に対向して上記
支持台側に設けられた受板とにより構成されている、と
いうものである。
【0006】このようなテーブルは、たとえば延反され
た反物を延反台から受け入れて裁断するための裁断台
や、延反台と裁断台との相互間で反物を受け渡しするた
めの反物振分け台などとして用いられるばかりでなく、
所定の作業を行う2つの作業台の相互間での反物受渡し
用などとして多くの用途に利用することができる。そし
て、上記反物載置面には、たとえば上記した延反台の延
反面や、当該テーブルと水平間隔を隔てて配備される他
の作業台の作業面などが相当する。
【0007】このテーブルにおいて、上板支持機構によ
って支持台上で支持された上板は、その上板支持機構の
働きで水平移動可能である。そのため、反物載置面と当
該テーブルとの間に作業者の通路のような間隔を確保し
てあるような反物取扱いシステムにおいて、反物載置面
と当該テーブルとの間で反物を移動させるときには、当
該テーブルの上板を水平移動させてその上板を反物載置
面に間隔をあけずに並べ、その状態で、上板から反物載
置面に、あるいは反物載置面から上板に、反物を滑らせ
て移動させることができる。このテーブルによると、上
板を任意の位置に水平移動させてから、操作つまみを手
で回してねじ軸を受板に押し付けることによって上板が
支持台に固定される。また、操作つまみを手で回してね
じ軸を受板から離すと、上板が水平移動可能になる。
【0008】請求項2に係る発明によるテーブルは、請
求項1に記載したものにおいて、上記上板に、その上板
の上面で開口する多数のエア吹出しノズルが相互に間隔
を隔てて配備されている、というものである。
【0009】このようにしておけば、上板の上で反物を
滑らせるときにエア吹出しノズルから吹き出したエアの
作用で反物を滑らかに移動させることができるようにな
る。すなわち、冒頭で説明したフローティング機能が当
該テーブルに付与される。
【0010】請求項3に係る発明によるテーブルは、請
求項1に記載したものにおいて、上記上板支持機構が、
上記支持台側に設けられて水平軸回りに回転可能な複数
の水平移動用回転ローラと、上記支持台側に設けられて
垂直軸回りに回転可能な横振れ防止用回転ローラと、上
記上板側に設けられて上記水平移動用回転ローラの周面
によって下から支持される第1レール部材と、上記上板
側に設けられて上記横振れ防止用回転ローラの周面によ
って水平方向から支持される第2レール部材、とを備え
る、というものである。
【0011】上板支持機構をこのように構成しておくこ
とにより、上板を横振れなく滑らかに水平移動させるこ
とができるようになる。
【0012】請求項4に係る発明によるテーブルは、請
求項1に記載したものにおいて、上記上板の水平移動範
囲を規制するストッパ機構を備え、このストッパ機構
は、上記上板の水平移動方向に間隔を隔てて上記支持台
側に設けられた一対の係合具と、これらの係合具に係止
可能に上記上板側に設けられた被係合具とからなる、と
いうものである。
【0013】この発明のように、テーブルにストッパ機
構を設けておくと、上板の水平方向に移動させ過ぎるこ
とがなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態を示
すテーブルAの概略平面図、図2は同テーブルAの概略
側面図、図3は同テーブルの概略正面図、図4は同テー
ブルAの支持台1などを示す概略斜視図、図5はエア吹
出しノズル21の配列を示した説明図、図6はストッパ
機構4の動作説明図、図7は図5のVII−VII線に
沿う拡大断面図、図8は図1のVIII−VIII線に
沿う拡大断面図、図9および図10は反物取扱いシステ
ムでの上記テーブルAの適用例を示す説明図である。
【0015】このテーブルAは、支持台1、上板2、上
板支持機構3、ストッパ機構4などを備えている。
【0016】図4のように、支持台1は、複数箇所に脚
12を有する矩形枠体11の複数箇所に横行材13…を
横架してなる。上記脚12には、ねじ込み式の出退座1
4が設けられている。このため、床面Fが傾斜していた
り波打っていたりしているときには、それぞれの脚12
の出退座14の突出量を調節することにより、支持台1
をその床面Fに水平に設置することができる。
【0017】上板2は板材で矩形に作られている。図5
および図7のように、この上板2には、その上面で開口
する多数のエア吹出しノズル21…が相互に間隔を隔て
て配備されている。この実施形態では、多数のエア吹出
しノズル21…が格子配列されていると共に、まっすぐ
な列を形成している所定数ずつのエア吹出しノズル21
…同士は上板2に設けられたまっすぐなエア通路22に
よって連通されており、さらに、各列のエア通路22同
士は、主エア通路23から分岐された形になっている。
【0018】図2または図8に示したように、上板2
は、上板支持機構3によって上記支持台1の上に支持さ
れている。この上板支持機構3は、上記支持体1の複数
箇所に設けられて水平軸31回りに回転可能な複数の水
平移動用回転ローラ32と、上記支持体1の複数箇所に
設けられて垂直軸33回りに回転可能な横振れ防止用回
転ローラ34と、上板2に設けられた複数の第1レール
部材35と、上板2に設けられた第2レール部材38と
を備えている。そして、第1レール部材35や第2レー
ル部材38は上板2の左右方向に延びていて、そのう
ち、第1レール部材35は、上記水平移動用回転ローラ
32の周面32aによって下から支持されており、ま
た、第2レール部材38は、上記横振れ防止用回転ロー
ラ34の周面34aによって水平方向から支持されてい
る。この点をさらに具体的に図1、図2および図8を参
照して説明すると、上記水平移動用回転ローラ32は、
支持体1における矩形枠体11や横行材13に複数ずつ
列設されており、それぞれの水平移動用回転ローラ32
の列に対して複数の上記第1レール部材35が各別に対
応している。上記横振れ防止用回転ローラ34は、上記
矩形枠体11の前後(図1と図2に前後方向を矢符Xで
示してある)の各辺部のそれぞれに列設されているのに
対し、上記第2レール部材38は、上板2の前後にそれ
ぞれ設けられている。そして、前後に位置する横振れ防
止用ローラ34…,34…が、前後に位置する上記第2
レール部材38,38の内側から水平方向に当たってい
る。このため、上板2を左方向または右方向(図1、図
3、図6などに左右方向を矢符Yで示してある)に人力
で押すと、その上板2が、横振れ防止用ローラ34…,
34…と第2レール部材38,38との共働によって横
振れを防止されつつ、水平移動用回転ローラ32と第1
レール部材35との共働によって押した方向に滑らかに
水平移動される。
【0019】図3および図6に示したように、ストッパ
機構4は、上板2の水平移動方向(上記左右方向Yに一
致する)に間隔Lを隔てて、支持台1側に設けられた一
対の係合具41,42と、これらの係合具41,42に
係止可能に上板2に設けられた被係合具43とからな
る。左右の係合具41,42のうち、左側の係合具41
には、図4に示した矩形枠体11における左辺部を形成
している部材が相当しているのに対し、右側の係合具4
2は、上記矩形枠体11における左右方向中間部に固定
されている。そして、図6のように左側の係合具41に
上記被係合具43が当たって係止されているときには、
上板2が図3に実線で示したように支持台1を完全に覆
う位置である正規位置に位置される一方、図6に仮想線
で示したように右側の係合具42に上記被係合具43が
当たって係止されているときには、上板2が図3に仮想
線で示したように支持台1の右方向へ長さL1だけはみ
出した移動位置に位置するようになっている。ここで、
図3に示したように、上板2が移動位置まで移動されて
いるときのはみ出し幅L1は、上板2の左右幅Wの1/
3〜1/2程度で十分であり、具体的には、上板2の左
右幅Wを1200mmとし、はみ出し幅L1を700m
mにすることが可能であり、そのようにする場合、図6
に示した左右の係合具41,42の間隔Lは700mm
に定められる。
【0020】この実施形態のテーブルAにおいては、上
板2のはみ出し幅をその最大はみ出し幅(上記符号L1
で示したはみ出し幅に一致する)以内の任意の位置にし
たときに、その上板2を支持台1に固定するための位置
決め機構5が設けられている。図8に詳細に示したよう
に、この位置決め機構5は、上板2側から垂設された取
付板51と、この取付板51に固定されたナット体52
と、このナット体52にねじ込まれたねじ軸53と、こ
のねじ軸53に固着された操作つまみ54と、上記ねじ
軸53に対向して支持台1側に設けられた受板55とに
より構成されている。この位置決め機構5においては、
操作つまみ54を手で回してねじ軸53を上記受板55
に押し付けることによって上板2が支持台1に固定され
る。また、操作つまみ54を手で回してねじ軸53を上
記受板55から離すと、上板2が水平移動可能になる。
【0021】以上のように構成されているテーブルAに
フローティング機能を付与するためには、上板2の多数
のエア吹出しノズル21…にエアを給送する必要があ
る。この場合、上板2は支持台1に対して左右方向Yに
水平移動されるから、エア給送路にはそのような上板2
の水平移動を吸収し得る機能が要求される。したがっ
て、この実施形態では、図2や図3のように、ブロワー
61にエア主管62を接続してそのエア主管62を支持
台1の下に這わせ、そのエア主管62から分岐させたフ
レキシブルチューブ63…を、上板2側の主エア通路2
3に接続してある。このようにしておくと、上板2が左
右方向Yに水平移動したときに、フレキシブルチューブ
63…が撓んで上板2の水平移動を吸収する。
【0022】上記テーブルAを反物取扱いシステムに適
用した具体例を説明する。図9の事例では、中央に延反
台7を置き、その延反台7を挟む両側に間隔S1,S2
をあけて上記テーブルA,Aを設置してある。延反台7
には延反装置8が搭載されており、この延反装置8が延
反台7上で前後方向に往復走行することによって、原反
(不図示)から反物が繰り出されて解反され、その解反
された反物81が延反台7の上に揃えて積み重ねられる
という延反作業が行われる。図9には延反作業中におけ
る延反装置8の復動位置を仮想線で示してあり、また、
延反作業中における延反装置8の往復移動方向は前後方
向Xに一致している。このような延反作業中において、
延反台7とテーブルA,Aとの間に確保された間隔S
1,S2の部分は、作業者の通路や延反台7から左右に
はみ出した延反装置8の走行路として利用される。延反
された反物81をその右側のテーブルAに移動させると
きには、図9に矢符X1で示したように延反装置8を延
反台7の端部に逃がしておき、右側のテーブルAの上板
2を左方向へ押して反物載置面としての延反台7の上面
に接するまで仮想線イで示したように接近方向に水平移
動させ(矢符N)、その延反台7と上板2とを連続させ
る。この状態で、延反台7上に積み上げられている反物
81を延反台7上で滑らせて矢符aのように上板2の上
に移動させると、反物81が不揃いにならずに延反台7
から上板2に受け渡される。この後、上板2を上記した
正規位置に戻す。このようにした後、テーブルAをたと
えば裁断台として利用することにより、反物81をテー
ブルAを用いて裁断することが可能である。上記のよう
にして反物81を延反台7から右側のテーブルAの上板
2に受け渡すと、延反台7が空くので、その延反台7で
再び延反作業を行うことができる。そして、その延反作
業が、右側のテーブルAでの反物81の裁断作業が行わ
れている間に終了したときには、延反された反物を、今
度は左側のテーブルAに移動させることが可能である。
なお、図9では左側のテーブルAの上板2を延反台7に
接するまで水平移動させたときの上板2の位置を仮想線
ロで示し、そのときに反物81を滑らせる方向を矢符b
で示してある。
【0023】上記実施形態のテーブルAでは、上述した
ストッパ機構4の作用によって、上板2を正規位置から
一方向へのみ水平移動することができるようになってい
るので、当該テーブルAの片側に配備された反物載置面
に対してだけ上板2を接近離反させることができるだけ
である。この点に関し、支持台1の左右いずれの側へも
上板2をはみ出し得るように構成しておけば、当該テー
ブルAの左右いずれの側に配備された反物載置面に対し
ても上板2を接近離反させることができるようになる。
このような上板2の水平移動は、上記ストッパ機構4を
省略することによっても可能になるが、ストッパ機構を
上記した以外の構成にすることによっても可能になる。
そのようにしておけば、たとえば図10に示したよう
に、中央にテーブルAを置き、そのテーブルAを挟む両
側に他の作業台71,72を間隔S3,S4を隔てて設
置しておくことによって、そのテーブルAを反物82を
振分け台として利用できるようになる。すなわち、上板
2を右側に水平移動させて右側の作業台72に連続させ
れば、上板2の上に積み上げられた延反後の反物82
を、右側の作業台72の反物載置面に滑らせて移すこと
ができ、その逆に、上板2を左側に水平移動させて左側
の作業台71に連続させれば、上板2の上に積み上げら
れた延反後の反物82を、左側の作業台72の反物載置
面に滑らせて移すことができる。なお、図10におい
て、矢符N1、N2は上板の水平移動方向を示してい
る。
【0024】図9や図10で説明した事例において、反
物81,82の受渡しを行うときに、上板2のエア吹出
しノズル21…からエアを吹き出しておけば、フローテ
ィング作用によって反物を円滑に移動させることができ
る。また、図8などで説明した位置決め機構5を用いて
上板2の位置を図9や図10の仮想線で示した位置に固
定するようにすれば、反物受渡し時に上板2が移動する
ようなことは起こらない。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る反物取扱いシステムで用い
るテーブルによると、反物載置面との間での反物の受渡
しを行うとき以外は、反物載置面との間に間隔を確保し
ておくことができ、反物載置面との間での反物を受渡し
を行うときには、反物載置面に当該テーブルを上板を連
続させて反物載置面と当該テーブルの上板との間で反物
を滑らせて移動させることができる。このため、冒頭で
説明したように、延反台の上で前後に往復走行される延
反装置本体が上記延反台の側方にはみ出している構造の
延反装置を用いて延反台上に延反した反物を、裁断台に
移して裁断を行うような反物取扱いシステムにおいて
も、この発明のテーブルを裁断台として利用することが
できるようになる。
【0026】特に、上板に多数のエア吹出しノズルを配
備したものによると、そのテーブルにフローティング機
能が付与されるので、反物載置面との間での反物の受渡
しを円滑に行うことができるという効果がある。
【0027】また、本発明の上記テーブルは、間隔を隔
てて並べられた2つの作業台の相互間に別の中間作業台
を嵌め込み、その中間作業台を介して上記した2つの作
業台を連続させる場合に比べても優れている。すなわ
ち、中間作業台を介して上記した2つの作業台を連続さ
せるようにすると、床面の影響を受けてその中間作業台
が傾斜したりすることが起こり得るが、本発明のテーブ
ルでは、その上板が支持台に対して水平移動するので、
支持台1からはみ出した上板の水平度が、その上板の下
の床面によって影響を受けないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すテーブルの概略平
面図である。
【図2】上記テーブルの概略側面図である。
【図3】上記テーブルの概略正面図である。
【図4】上記テーブルの支持台などを示す概略斜視図で
ある。
【図5】エア吹出しノズルの配列を示した説明図であ
る。
【図6】ストッパ機構の動作説明図である。
【図7】図5のVII−VII線に沿う拡大断面図であ
る。
【図8】図1のVIII−VIII線に沿う拡大断面図
である。
【図9】反物取扱いシステムでの上記テーブルの適用例
を示す説明図である。
【図10】反物取扱いシステムでの上記テーブルの他の
適用例を示す説明図である。
【符号の説明】
A テーブル 1 支持台 2 上板 3 上板支持機構 4 ストッパ機構5 位置決め機構 21 エア吹出しノズル 31 水平軸 32 水平移動用回転ローラ 32a 水平移動用回転ローラの周面 33 垂直軸 34 横振れ防止用回転ローラ 34a 横振れ防止用回転ローラの周面 35 第1レール部材 38 第2レール部材 41,42 係合具 43 被係合具51 取付板 52 ナット体 53 ねじ軸 54 操作つまみ 55 受板 L1 上板の支持台からの最大はみ出し幅

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持台と、この支持台の上方の上板と、
    この上板と上記支持台との間に介在されてその上板を上
    記支持台に対し水平移動可能に支持する上板支持機構と
    を備え、その上板支持機構によって許容される上記上板
    の水平移動方向が、当該テーブルに水平間隔を隔てて配
    備された反物載置面に対して接近離反する方向になって
    いると共に、上記上板の水平移動による支持台からのは
    み出し幅をその最大はみ出し幅以内の任意の位置にした
    ときに、上記上板を上記支持台に固定するための位置決
    め機構が設けられ、 上記位置決め機構は、上板側から垂設された取付板と、
    この取付板に固定されたナット体と、このナット体にね
    じ込まれたねじ軸と、このねじ軸に固着された操作つま
    みと、上記ねじ軸に対向して上記支持台側に設けられた
    受板とにより構成されている ことを特徴とする反物取扱
    いシステムで用いるテーブル。
  2. 【請求項2】 上記上板に、その上板の上面で開口する
    多数のエア吹出しノズルが相互に間隔を隔てて配備され
    ている請求項1に記載した反物取扱いシステムで用いる
    テーブル。
  3. 【請求項3】 上記上板支持機構が、上記支持台側に設
    けられて水平軸回りに回転可能な複数の水平移動用回転
    ローラと、上記支持台側に設けられて垂直軸回りに回転
    可能な横振れ防止用回転ローラと、上記上板側に設けら
    れて上記水平移動用回転ローラの周面によって下から支
    持される第1レール部材と、上記上板側に設けられて上
    記横振れ防止用回転ローラの周面によって水平方向から
    支持される第2レール部材、とを備える請求項1に記載
    した反物取扱いシステムで用いるテーブル。
  4. 【請求項4】 上記上板の水平移動範囲を規制するスト
    ッパ機構を備え、このストッパ機構は、上記上板の水平
    移動方向に間隔を隔てて上記支持台側に設けられた一対
    の係合具と、これらの係合具に係止可能に上記上板側に
    設けられた被係合具とからなる請求項1に記載した反物
    取扱いシステムで用いるテーブル。
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JPH09296359A JPH09296359A (ja) 1997-11-18
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JPS61202495U (ja) * 1985-06-08 1986-12-19
JPS6240970U (ja) * 1985-08-29 1987-03-11

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