JP2802711B2 - 輪郭補正装置 - Google Patents

輪郭補正装置

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JP2802711B2
JP2802711B2 JP4355709A JP35570992A JP2802711B2 JP 2802711 B2 JP2802711 B2 JP 2802711B2 JP 4355709 A JP4355709 A JP 4355709A JP 35570992 A JP35570992 A JP 35570992A JP 2802711 B2 JP2802711 B2 JP 2802711B2
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Inventor
順弘 山口
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赤井電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばVTR(ビデ
オテープレコーダ)等において、映像信号のエッジ部の
なまりを補正する輪郭補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、帯域制限されてなまってしまった
信号の立ち上がり、立ち下がり特性を改善するために、
原信号及び2つの連続する遅延素子より出力された、合
計3種の信号を演算することにより求められた輪郭部の
傾き具合いを判断する制御信号を用いて、それぞれに時
間差のある前記3種の信号を選択して出力することによ
り輪郭補正をする輪郭補正装置が知られている(特開平
1-99377号公報参照)。
【0003】上記輪郭補正装置の1例を、図3及び図4
を用いて説明する。図3において、1は入力端子であ
り、この端子から入力された入力信号は第1の遅延素子
2により時刻Dだけ遅延されて第1の信号となる。この
第1の信号は第2の遅延素子3により時刻Dだけ遅延さ
れて第2の信号となる。前記入力信号、第1の信号及び
第2の信号(3種の信号)は演算回路4に入力されて制
御信号が出力される。この制御信号によりセレクタ5が
制御され、前記3種の信号の何れかが選択的に出力端子
6から出力される。
【0004】図4は前記3種の信号の位置関係を示すも
のであり、f(t)は前記第1の信号を、f(t+D)
は入力信号を、f(t−D)は前記第2の信号を示して
いる。前記演算回路4では、前記第1の信号の振幅値か
ら前記入力映像信号の振幅値を減算して得られる値の絶
対値A(即ちA=|f(t)−f(t+D)|)と、前
記第1の信号の振幅値から前記第2の信号の振幅値を減
算して得られる値の絶対値B(即ちB=|f(t)−f
(t−D)|)と、前記値Aから値Bを減算して得られ
る値の絶対値C(即ちC=|A−B|)とを算出してい
る。この算出結果に基づいた制御信号により前記セレク
タ5を制御し、、C>N(Nは定数)かつA<Bのとき
には前記入力信号を、C<Nのときには前記第1の信号
を、またC>NかつA>Bのときには前記第2の信号を
出力端子6から出力する。この出力信号は図4の太線g
(t)で示されているように、なまってしまった信号の
立ち上がり、立ち下がり特性が改善される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記のような輪
郭補正装置では、前記定数Nの変更により、補正の度
合、即ち輪郭の立ち具合いを可変することができるが、
例えば映像信号等の輪郭には、その傾き具合い及び変化
時間にかなりの個別差があるため、定数Nの値によって
は、図5(前記定数Nが小さい場合)のように補正が完
全ではなくエッジになまりが出る場合や、図6(前記定
数Nが大きい場合)のように輪郭が非常に不連続になっ
てしまうという問題がある。
【0006】この発明は上記の欠点を除去するものであ
り、信号の立ち上がり、立ち下がり特性を従来のものよ
り一層急峻なものとなし、かつ極端な不連続点を少なく
することができる輪郭補正装置を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの、この発明の輪郭補正装置は、入力信号を遅延した
第1の信号を得る第1の遅延手段と、この第1の信号を
遅延した第2の信号を得る第2の遅延手段と、前記入力
信号、第1の信号及び第2の信号が入力されて、セレク
タを制御する制御信号を出力する演算回路とを備え、こ
の演算回路では、前記第1の信号の振幅値から前記入力
映像信号の振幅値を減算して得られる値の絶対値Aと、
前記第1の信号の振幅値から前記第2の信号の振幅値を
減算して得られる値の絶対値Bと、前記値Aから値Bを
減算して得られる値の絶対値Cとを算出し、更に、前記
第1の信号の立ち上がりまたは立ち下がり初めの近傍で
あって、かつ前記値Cが定数Nに等しいときの、前記第
1の信号の値aをサンプルホールドして第1ホールド信
号を得る第1のサンプルホールド回路と、前記第1の信
号の傾きが最大に近づき、かつ前記値Cが前記定数Nに
等しいときの第1の信号の値bと前記ホールドされた値
aとの減算結果に、前記第1の信号の最大傾斜を過ぎた
近傍で、かつ前記値Cが前記定数Nに等しいときの前記
第1の信号の値cを加算して得られる値dをサンプルホ
ールドして第2ホールド信号を得る第2のサンプルホー
ルド回路とを備え、前記値Cが前記定数Nより大きく、
かつ前記値Aが値Bよりも大きいときには前記第1のホ
ールド信号を、前記値Cが前記定数Nよりも小さいとき
には前記第1の信号を、また前記値Cが前記定数Nより
も大きく、かつ前記値Aが値Bよりも小さいときには前
記第2ホールド信号を、前記制御信号により制御された
前記セレクタを介して選択して出力するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】前記のように構成されたこの発明の輪郭補正装
置では、信号の立ち上がり、立ち下がり特性を従来のも
のより一層急峻なものとなし、かつ極端な不連続点を少
なくすることができる
【0009】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図1及び図2
について説明する。図1の(a)は輪郭補正回路のブロ
ック図であり、前記図3と同一符号は同様のものを示
す。前記演算回路4からは前記と同様にして入力信号の
傾きに応じた制御信号が得られる。図1の(b)は、前
記定数Nが小さいときの、この輪郭補正回路の出力波形
を、また図2は前記定数Nが大きいときの出力波形を示
すものである。
【0010】図1の(a)において、7は第1のサンプ
ルホールド回路であって、前記第1の信号(以下原信号
ともいう)の立ち上がり初めの近傍であって、かつ前記
値Cが定数Nに等しいときの点aにおける、前記第1の
信号の値aをサンプルホールドして第1ホールド信号を
得るものである。8は減算回路であって、前記原信号か
ら前記第1のサンプルホールド回路7によりホールドさ
れたa値を減算するものである。
【0011】9は第3のサンプルホールド回路であり、
前記第1の信号の傾きが最大に近づき、かつ前記値Cが
前記定数Nに等しいときの点bにおける、前記減算回路
8の減算結果、即ち第1の信号の値b(b値)と前記ホ
ールドされたa値との減算結果をサンプルホールドする
ものである。10は加算回路であり、前記サンプルホー
ルド回路9にホールドされている値(b値−a値)と前
記原信号とが加算される。11は第2のサンプルホール
ド回路であり、前記第1の信号の最大傾斜を過ぎた近傍
で、かつ前記値Cが前記定数Nに等しいときの前記第1
の信号の値cを前記第3のサンプルホールド回路9にホ
ールドされている値(b値−a値)に加算して得られる
値、即ちこのときの前記加算回路10の加算結果(c値
+(b値−a値))をサンプルホールドして第2ホール
ド信号を得るものである。
【0012】前記原信号、第1のサンプルホールド回路
7にホールドされた値(a値)である第1ホールド信
号、及び第2のサンプルホールド回路11にホールドさ
れた値(c値+(b値−a値))である第2ホールド信
号は、前記セレクタ5に入力され、前記点a、b、c、
及び原信号の傾きがほぼなくなった近傍で、かつ前記値
Cが前記定数Nに等しいときの点dを制御ポイントとす
る前記演算回路4からの制御信号によって選択され、出
力端子6に出力される。即ち、前記値Cが前記定数Nよ
り大きく、かつ前記値Aが値Bよりも大きいとき(第1
ホールド区間)には前記第1のホールド信号を、前記値
Cが前記定数Nよりも小さいときには前記第1の信号
を、また前記値Cが前記定数Nよりも大きく、かつ前記
値Aが値Bよりも小さいとき(第2ホールド区間)には
前記第2ホールド信号を、前記制御信号により制御され
た前記セレクタ5を介して選択して出力する。
【0013】ちなみに、前記第2ホールド区間では原信
号の波形の傾きが、中心より前記第1ホールド区間とほ
ぼ点対称形となっていることを利用して、第1ホールド
区間の始点と終点である点a、点bにおける値の差を、
第2ホールド区間の始点である点cの値に加算した値を
前記第2ホールド信号として第2ホールド区間の終点で
ある点dまで出力している。尚、上記説明は入力信号が
立ち上がる場合についてのものであるが、入力信号が立
ち下がるものである場合には、前記点aが、前記原信号
の立ち下がり初めの近傍であって、かつ前記値Cが定数
Nに等しいときの点になる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、帯域制限等によりなまってしまった信号の立ち上が
り、立ち下がり特性を従来のものより一層急峻にでき、
かつ極端な不連続点を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するものであり、
(a)は輪郭補正装置のブロック回路図、(b)はその
出力信号の波形図である。
【図2】この発明の一実施例のものの出力信号の波形図
である。
【図3】従来の輪郭補正装置のブロック回路図である。
【図4】従来例の出力信号の波形図である。
【図5】従来例の出力信号の波形図である。
【図6】従来例の出力信号の波形図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2,3 遅延素子 4 演算回路 5 セレクタ 6 出力端子 7 第1のサンプルホールド回路 8 減算回路 9 第3のサンプルホールド回路 10 加算回路 11 第2のサンプルホールド回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を遅延した第1の信号を得る第
    1の遅延手段と、この第1の信号を遅延した第2の信号
    を得る第2の遅延手段と、前記入力信号、第1の信号及
    び第2の信号が入力されて、セレクタを制御する制御信
    号を出力する演算回路とを備え、 この演算回路では、前記第1の信号の振幅値から前記入
    力信号の振幅値を減算して得られる値の絶対値Aと、前
    記第1の信号の振幅値から前記第2の信号の振幅値を減
    算して得られる値の絶対値Bと、前記値Aから値Bを減
    算して得られる値の絶対値Cとを算出し、 更に、前記第1の信号の立ち上がりまたは立ち下がり初
    めの近傍であって、かつ前記値Cが定数Nに等しいとき
    の、前記第1の信号の値aをサンプルホールドして第1
    ホールド信号を得る第1のサンプルホールド回路と、 前記第1の信号の傾きが最大に近づき、かつ前記値Cが
    前記定数Nに等しいときの第1の信号の値bと前記ホー
    ルドされた値aとの減算結果に、前記第1の信号の最大
    傾斜を過ぎた近傍で、かつ前記値Cが前記定数Nに等し
    いときの前記第1の信号の値cを加算して得られる値d
    をサンプルホールドして第2ホールド信号を得る第2の
    サンプルホールド回路とを備え、 前記値Cが前記定数Nより大きく、かつ前記値Aが値B
    よりも大きいときには前記第1のホールド信号を、前記
    値Cが前記定数Nよりも小さいときには前記第1の信号
    を、また前記値Cが前記定数Nよりも大きく、かつ前記
    値Aが値Bよりも小さいときには前記第2ホールド信号
    を、前記制御信号により制御された前記セレクタを介し
    て選択して出力するようにしたことを特徴とする輪郭補
    正装置。
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