JP2802656B2 - ブレーキ装置の洗浄剤 - Google Patents
ブレーキ装置の洗浄剤Info
- Publication number
- JP2802656B2 JP2802656B2 JP1292570A JP29257089A JP2802656B2 JP 2802656 B2 JP2802656 B2 JP 2802656B2 JP 1292570 A JP1292570 A JP 1292570A JP 29257089 A JP29257089 A JP 29257089A JP 2802656 B2 JP2802656 B2 JP 2802656B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- cleaning agent
- carbon atoms
- alcohol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D7/00—Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
- C11D7/22—Organic compounds
- C11D7/26—Organic compounds containing oxygen
- C11D7/261—Alcohols; Phenols
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/43—Solvents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D7/00—Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
- C11D7/50—Solvents
- C11D7/5004—Organic solvents
- C11D7/5022—Organic solvents containing oxygen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D7/00—Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
- C11D7/22—Organic compounds
- C11D7/24—Hydrocarbons
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D7/00—Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
- C11D7/22—Organic compounds
- C11D7/26—Organic compounds containing oxygen
- C11D7/263—Ethers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D7/00—Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
- C11D7/22—Organic compounds
- C11D7/26—Organic compounds containing oxygen
- C11D7/264—Aldehydes; Ketones; Acetals or ketals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D7/00—Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
- C11D7/22—Organic compounds
- C11D7/26—Organic compounds containing oxygen
- C11D7/266—Esters or carbonates
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Emergency Medicine (AREA)
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はブレーキ装置の洗浄剤に関し、更に詳しくは
安全性、洗浄性に優れ特に車両等のブレーキ装置の回転
体の洗浄剤として好適なブレーキ装置の洗浄剤に関す
る。
安全性、洗浄性に優れ特に車両等のブレーキ装置の回転
体の洗浄剤として好適なブレーキ装置の洗浄剤に関す
る。
(従来の技術) 自動車の摩擦ブレーキ装置としては、従来から、ブレ
ーキライニングをしたブレーキシューをブレーキディス
クやブレーキドラム等の回転体に制動子として作用させ
るものが一般に用いられている。
ーキライニングをしたブレーキシューをブレーキディス
クやブレーキドラム等の回転体に制動子として作用させ
るものが一般に用いられている。
このブレーキライニング材料等から発生する粉塵等が
ブレーキディスク等に付着してブレーキの作動に悪影響
を及ぼすことを避けるため、また、ブレーキライニング
に使用されているアスベストの粉塵が作業者に悪影響を
及ぼさない様、従来からブレーキ装置専用の洗浄剤が開
発されている。
ブレーキディスク等に付着してブレーキの作動に悪影響
を及ぼすことを避けるため、また、ブレーキライニング
に使用されているアスベストの粉塵が作業者に悪影響を
及ぼさない様、従来からブレーキ装置専用の洗浄剤が開
発されている。
このようなブレーキ装置の洗浄剤としては、トルエ
ン、キシレンもしくは1,1,1−トリクロロエタンなどの
炭化水素系溶剤または塩素化炭化水素系溶剤とメタノー
ル、エタノール等のアルコール系溶剤との混合溶剤4
(特公昭58−44118)や1,1,2−トリクロロ−1,2,2−ト
リフルオロエタン(以下フロン113という)とメタノー
ル、イソプロピルアルコール等との混合溶剤が知られて
いる。
ン、キシレンもしくは1,1,1−トリクロロエタンなどの
炭化水素系溶剤または塩素化炭化水素系溶剤とメタノー
ル、エタノール等のアルコール系溶剤との混合溶剤4
(特公昭58−44118)や1,1,2−トリクロロ−1,2,2−ト
リフルオロエタン(以下フロン113という)とメタノー
ル、イソプロピルアルコール等との混合溶剤が知られて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記の如き洗浄剤の組合わせでは、有機溶剤
中毒予防規則で使用が規制されたり、消防法により保管
場所、保管数量が厳しく規制されたり、(第四類第一石
油類)、また有機溶剤中毒予防規則や消防法では規制さ
れなくともオゾン層破壊による地球規模での環境破壊に
つながるなど、その使用に際し厳しく使用が制限される
ものが多い。
中毒予防規則で使用が規制されたり、消防法により保管
場所、保管数量が厳しく規制されたり、(第四類第一石
油類)、また有機溶剤中毒予防規則や消防法では規制さ
れなくともオゾン層破壊による地球規模での環境破壊に
つながるなど、その使用に際し厳しく使用が制限される
ものが多い。
従って、ブレーキ装置の洗浄性に優れ、且つ有機溶剤
中毒予防規則に規制されず、消防法でも第四類第二石油
類以下の規制で使用や保管ができる安全性の高い無公害
な洗浄剤の提供が要望されている。また、近年は有機溶
剤中毒予防規則の規制はもとより、ブレーキ装置を洗浄
後すぐに組み込む作業時間の短縮化傾向により、洗浄剤
の乾燥時間が大きな問題となっている。
中毒予防規則に規制されず、消防法でも第四類第二石油
類以下の規制で使用や保管ができる安全性の高い無公害
な洗浄剤の提供が要望されている。また、近年は有機溶
剤中毒予防規則の規制はもとより、ブレーキ装置を洗浄
後すぐに組み込む作業時間の短縮化傾向により、洗浄剤
の乾燥時間が大きな問題となっている。
従来の洗浄剤は、有機溶剤中毒予防規則をクリアする
為に乾燥の遅い洗浄剤が多く、組み込み後洗浄剤がブレ
ーキ装置内に完全に乾燥しないまま残っており、これが
ブレーキ鳴きの原因ともなっている。従って、乾燥時間
の速い洗浄剤が要望されている。
為に乾燥の遅い洗浄剤が多く、組み込み後洗浄剤がブレ
ーキ装置内に完全に乾燥しないまま残っており、これが
ブレーキ鳴きの原因ともなっている。従って、乾燥時間
の速い洗浄剤が要望されている。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の如き、従来技術の問題点を解決すべく
鋭意研究の結果、ある種の有機溶剤を組合わせることに
よって、上記の要望に応えることを知見して本発明を完
成した。すなわち、本発明は請求項1では、 a)炭素数8〜11の脂肪族炭化水素20〜30重量部 b)脂肪族二価アルコール低級アルキルエーテル又は脂
肪族二価アルコールモノ低級アルキルエーテルアセテー
トから選択される1種以上の化合物40〜70重量部 c)炭素数1〜4の脂肪族一価アルコール5〜20重量部 上記のa)〜c)からなるブレーキ装置の洗浄剤により
前記課題を解決した。また、請求項2では、請求項1に
記載のブレーキ装置の洗浄剤に、さらに、炭素数5〜9
のケトン系溶剤又は炭素数5〜9のエーテル系溶剤から
選択される1種以上の溶剤を、全洗浄剤組成物中に20重
量%以下の量で添加するようにした。本発明のブレーキ
装置の洗浄剤成分であるa)炭化水素数8〜11の脂肪族
炭化水素としては、イソパラフィン(炭素数9〜11)、
ノルマルパラフィン(炭素数8〜11)及びエチルシクロ
ヘキサン等のナフテン類がある。これらの中には、有機
溶剤中毒予防規則に該当せず、人体に対する影響も少な
く、また、油脂類に対する溶解性が高いという特質を有
しているものも少なくない。
鋭意研究の結果、ある種の有機溶剤を組合わせることに
よって、上記の要望に応えることを知見して本発明を完
成した。すなわち、本発明は請求項1では、 a)炭素数8〜11の脂肪族炭化水素20〜30重量部 b)脂肪族二価アルコール低級アルキルエーテル又は脂
肪族二価アルコールモノ低級アルキルエーテルアセテー
トから選択される1種以上の化合物40〜70重量部 c)炭素数1〜4の脂肪族一価アルコール5〜20重量部 上記のa)〜c)からなるブレーキ装置の洗浄剤により
前記課題を解決した。また、請求項2では、請求項1に
記載のブレーキ装置の洗浄剤に、さらに、炭素数5〜9
のケトン系溶剤又は炭素数5〜9のエーテル系溶剤から
選択される1種以上の溶剤を、全洗浄剤組成物中に20重
量%以下の量で添加するようにした。本発明のブレーキ
装置の洗浄剤成分であるa)炭化水素数8〜11の脂肪族
炭化水素としては、イソパラフィン(炭素数9〜11)、
ノルマルパラフィン(炭素数8〜11)及びエチルシクロ
ヘキサン等のナフテン類がある。これらの中には、有機
溶剤中毒予防規則に該当せず、人体に対する影響も少な
く、また、油脂類に対する溶解性が高いという特質を有
しているものも少なくない。
かかるa)脂肪族炭化水素に配合されるc)脂肪族一
価のアルコールとしてはメチルアルコール、エチルアル
コール、イソプロピルアルコール、ノルマルプロピルア
ルコール等があり、これらの脂肪族一価アルコールを上
記のa)脂肪族炭化水素に配合した組成物は鉱物系グリ
ス及び合成油をよく溶かし、また、アルコールとしてエ
チルアルコール、ノルマルプロピルアルコールを用いれ
ば有機溶媒中毒予防規則にも規制されない。この場合ア
ルコールの含有量は重量比で20%未満にとどめることが
本発明のブレーキ装置の洗浄剤を第二石油類とするため
に必要である。
価のアルコールとしてはメチルアルコール、エチルアル
コール、イソプロピルアルコール、ノルマルプロピルア
ルコール等があり、これらの脂肪族一価アルコールを上
記のa)脂肪族炭化水素に配合した組成物は鉱物系グリ
ス及び合成油をよく溶かし、また、アルコールとしてエ
チルアルコール、ノルマルプロピルアルコールを用いれ
ば有機溶媒中毒予防規則にも規制されない。この場合ア
ルコールの含有量は重量比で20%未満にとどめることが
本発明のブレーキ装置の洗浄剤を第二石油類とするため
に必要である。
上記したa)脂肪族炭化水素に配合されるb)脂肪族
二価アルコールモノ低級アルキルエーテルまたは脂肪族
二価アルコールモノ低級アルキルエーテルアセテートを
構成する脂肪族二価アルコールとしては、モノエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール等がある。また、低級アルキルエーテル、低級アル
キルエーテルアセテートの低級アルキル基としては炭素
数1〜6のアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル等がある。上記のb)脂肪族二価アルコール
のモノ低級アルキルエーテルまたはモノ低級アルキルエ
ーテルアセテート類としては、モノエチレングリコール
モノメチルエーテル、モノエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、モノエチレングリコールブチルエーテル及
びモノエチレングリコールエチルエーテルアセテート、
ピロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレン
グリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール
モノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコール
モノエチルエーテルアセテート等があり、合計炭素数が
5〜10の化合物が特に好ましく用いられる。
二価アルコールモノ低級アルキルエーテルまたは脂肪族
二価アルコールモノ低級アルキルエーテルアセテートを
構成する脂肪族二価アルコールとしては、モノエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール等がある。また、低級アルキルエーテル、低級アル
キルエーテルアセテートの低級アルキル基としては炭素
数1〜6のアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル等がある。上記のb)脂肪族二価アルコール
のモノ低級アルキルエーテルまたはモノ低級アルキルエ
ーテルアセテート類としては、モノエチレングリコール
モノメチルエーテル、モノエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、モノエチレングリコールブチルエーテル及
びモノエチレングリコールエチルエーテルアセテート、
ピロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレン
グリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール
モノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコール
モノエチルエーテルアセテート等があり、合計炭素数が
5〜10の化合物が特に好ましく用いられる。
これらのb)脂肪族二価アルコールモノ低級アルキル
エーテルや脂肪族二価アルコールモノ低級アルキルエー
テルアセテートは、鉱物油や合成油を比較的よく溶かし
引火点も21℃以上で第二石油類に属し蒸発速度も比較的
速く、上記したa)脂肪族炭化水素に配合して得られる
混合溶剤はブレーキ装置の洗浄剤として粉塵や油類をよ
く洗い流し、人体に対する影響も少なく、引火点も21℃
以上で消防法上も危険物第四類第二石油類に分類される
洗浄剤となる。
エーテルや脂肪族二価アルコールモノ低級アルキルエー
テルアセテートは、鉱物油や合成油を比較的よく溶かし
引火点も21℃以上で第二石油類に属し蒸発速度も比較的
速く、上記したa)脂肪族炭化水素に配合して得られる
混合溶剤はブレーキ装置の洗浄剤として粉塵や油類をよ
く洗い流し、人体に対する影響も少なく、引火点も21℃
以上で消防法上も危険物第四類第二石油類に分類される
洗浄剤となる。
これらa〜c)の各成分の配合割合は、a)炭素数8
〜11の脂肪族炭化水素20〜30重量部:b)脂肪族二価アル
コールモノ低級アルキルエーテルまたは脂肪族二価アル
コールモノ低級アルキルエーテルアセテートから選択さ
れる1種以上の化合物40〜70重量部;炭素数1〜4の脂
肪族一価アルコール5〜20重量部が好ましい。a)炭素
数8〜11の脂肪族炭化水素が30重量%を越すとゴムに対
する侵食性が大きくなり、20重量%未満であると油脂類
に対する洗浄力が低下する。また、適度の乾燥性を有す
る為には炭素数8〜11のものが適する。
〜11の脂肪族炭化水素20〜30重量部:b)脂肪族二価アル
コールモノ低級アルキルエーテルまたは脂肪族二価アル
コールモノ低級アルキルエーテルアセテートから選択さ
れる1種以上の化合物40〜70重量部;炭素数1〜4の脂
肪族一価アルコール5〜20重量部が好ましい。a)炭素
数8〜11の脂肪族炭化水素が30重量%を越すとゴムに対
する侵食性が大きくなり、20重量%未満であると油脂類
に対する洗浄力が低下する。また、適度の乾燥性を有す
る為には炭素数8〜11のものが適する。
また、本発明はさらに、炭素数5〜9のケトン系溶剤
又は、炭素数5〜9のエーテル系溶剤を配合すると有効
である。具体的には、メチルエチルケトン、メチルn−
プロピルケトン、メチルn−ブチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、メチルn−アミルケトン、ジエチルケト
ン、エチルn−ブチルケトン、ジイソブチルケトン、ジ
n−プロピルケトン、ジイソプロピルケトン、ジプロピ
ルエーテル、ジブチルエーテル等があり、ジイソプロピ
ルケトン、ジブチルエーテルが消防法、乾燥速度の面で
好ましい。ケトン系及びエーテル系溶剤は、蒸発速度を
上げる点で有利であるが、配合量が20重量%を越すと、
ゴムに対する侵食性が大きくなるので、それ以下におさ
えるべきである。
又は、炭素数5〜9のエーテル系溶剤を配合すると有効
である。具体的には、メチルエチルケトン、メチルn−
プロピルケトン、メチルn−ブチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、メチルn−アミルケトン、ジエチルケト
ン、エチルn−ブチルケトン、ジイソブチルケトン、ジ
n−プロピルケトン、ジイソプロピルケトン、ジプロピ
ルエーテル、ジブチルエーテル等があり、ジイソプロピ
ルケトン、ジブチルエーテルが消防法、乾燥速度の面で
好ましい。ケトン系及びエーテル系溶剤は、蒸発速度を
上げる点で有利であるが、配合量が20重量%を越すと、
ゴムに対する侵食性が大きくなるので、それ以下におさ
えるべきである。
(実施例) 次に実施例及び比較例によって本発明を説明する。な
お配合割合は重量部である。
お配合割合は重量部である。
実施例1〜4、比較例1〜5 次の組成の洗浄剤を調整した。
実施例1 エクセゾールD30 30重量部 (エクソン化学(株)炭素数9〜10のナフテンとイソ
パラフィンの混合物) プロピレングリコールモノメチルエーテル 60重量部 ノルマルプロピルアルコール 10重量部 実施例2 エクセゾールD30 30重量部 (エクソン化学(株)炭素数9〜10のナフテンとイソ
パラフィンの混合物) プロピレングリコールモノメチルエーテル 50重量部 ノルマルプロピルアルコール 20重量部 実施例3 ノルマルパラフィン(C=10) 20重量部 プロピレングリコールモノメチルエーテル 60重量部 ノルマルプロピルアルコール 10重量部 ジイソプロピルケトン 10重量部 実施例4 エチルシクロヘキサン 20重量部 プロピレングリコールモノメチルエーテル 60重量部 ノルマルプロピルアルコール 10重量部 ノルマルブチルエーテル 10重量部 比較例1 エチルシクロヘキサン 100重量部 比較例2 トルエン 20重量部 イソプロピルアルコール 80重量部 比較例3 1,1,1−トリクロロエタン 65重量部 エタノール 35重量部 比較例4 トルエン 50重量部 キシレン 50重量部 比較例5 ミネラルスピリット 100重量部 試験方法 (1)溶解性(洗浄性) 実施例1〜4及び比較例1〜5で示す各種組成物の原
液を20mlを試験管にとり下記に示すオイル類を各2mlそ
の原液の中に添加し相溶するかどうかを目視にて観察す
る。
パラフィンの混合物) プロピレングリコールモノメチルエーテル 60重量部 ノルマルプロピルアルコール 10重量部 実施例2 エクセゾールD30 30重量部 (エクソン化学(株)炭素数9〜10のナフテンとイソ
パラフィンの混合物) プロピレングリコールモノメチルエーテル 50重量部 ノルマルプロピルアルコール 20重量部 実施例3 ノルマルパラフィン(C=10) 20重量部 プロピレングリコールモノメチルエーテル 60重量部 ノルマルプロピルアルコール 10重量部 ジイソプロピルケトン 10重量部 実施例4 エチルシクロヘキサン 20重量部 プロピレングリコールモノメチルエーテル 60重量部 ノルマルプロピルアルコール 10重量部 ノルマルブチルエーテル 10重量部 比較例1 エチルシクロヘキサン 100重量部 比較例2 トルエン 20重量部 イソプロピルアルコール 80重量部 比較例3 1,1,1−トリクロロエタン 65重量部 エタノール 35重量部 比較例4 トルエン 50重量部 キシレン 50重量部 比較例5 ミネラルスピリット 100重量部 試験方法 (1)溶解性(洗浄性) 実施例1〜4及び比較例1〜5で示す各種組成物の原
液を20mlを試験管にとり下記に示すオイル類を各2mlそ
の原液の中に添加し相溶するかどうかを目視にて観察す
る。
判定 透明に相溶したもの ○ 相溶するが濁ったもの △ 全く相溶しないもの × 試験体 1)エンジンオイル鉱物系 2)エンジンオイル合成油系 3)ブレーキフルード 4)ギヤオイル (2)原液のゴムに対する影響 ゴムのテストピース2×25×100mmの重量を計りその
試験片を実施例1〜4及び比較例1〜5で示す各種組成
物原液中に室温(25℃)で30分間浸漬し、その後取り出
してウエスで完全に原液を拭き取りその試験片の重量を
次の式により重量変化率を計算する。
試験片を実施例1〜4及び比較例1〜5で示す各種組成
物原液中に室温(25℃)で30分間浸漬し、その後取り出
してウエスで完全に原液を拭き取りその試験片の重量を
次の式により重量変化率を計算する。
(浸漬後の試験片重量−初期の試験片重量)/初期の
試験片重量×100試験体 1)天然ゴム(NR) 2)スチレンブタジエンゴム(SBR) 3)ニトリルブタジエンゴム(NBR) 4)エチレンプロピレンゴム(EPDM) (3)乾燥性 ブレーキライニングのライニング表面を上部に向け、
実施例1〜4及び比較例1〜5で示す各種組成物原液20
mlをライニング全面に均一に塗布する。その後、全面乾
燥するまでの時間を測定する。
試験片重量×100試験体 1)天然ゴム(NR) 2)スチレンブタジエンゴム(SBR) 3)ニトリルブタジエンゴム(NBR) 4)エチレンプロピレンゴム(EPDM) (3)乾燥性 ブレーキライニングのライニング表面を上部に向け、
実施例1〜4及び比較例1〜5で示す各種組成物原液20
mlをライニング全面に均一に塗布する。その後、全面乾
燥するまでの時間を測定する。
(4)引火点(消防法区分) 実施例1〜4及び比較例1〜5で示す各種組成物の引
火点をタグ密閉式引火点測定器にて測定した。
火点をタグ密閉式引火点測定器にて測定した。
これら各試験の結果を表1に示す。
(発明の効果) 表1から明らかなように、本発明によるブレーキ装置
の洗浄剤は、良好な洗浄力及び乾燥性を持ち、有機溶剤
中毒予防規則の適用を受けない消防法上の第二石油類に
該当する安全な洗浄剤であり、その実用的効果は顕著で
ある。
の洗浄剤は、良好な洗浄力及び乾燥性を持ち、有機溶剤
中毒予防規則の適用を受けない消防法上の第二石油類に
該当する安全な洗浄剤であり、その実用的効果は顕著で
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】a)炭素数8〜11の脂肪族炭化水素20〜30
重量部 b)脂肪族二価アルコール低級アルキルエーテル又は脂
肪族二価アルコールモノ低級アルキルエーテルアセテー
トから選択される1種以上の化合物40〜70重量部 c)炭素数1〜4の脂肪族一価アルコール5〜20重量部 上記のa)〜c)からなるブレーキ装置の洗浄剤。 - 【請求項2】炭素数5〜9のケトン系溶剤又は炭素数5
〜9のエーテル系溶剤から選択される1種以上の溶剤
を、全洗浄剤組成物中に20重量%以下の量でさらに配合
してなる請求項1記載のブレーキ装置の洗浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1292570A JP2802656B2 (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 | ブレーキ装置の洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1292570A JP2802656B2 (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 | ブレーキ装置の洗浄剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03153799A JPH03153799A (ja) | 1991-07-01 |
JP2802656B2 true JP2802656B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=17783483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1292570A Expired - Fee Related JP2802656B2 (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 | ブレーキ装置の洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2802656B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5370817A (en) * | 1990-11-15 | 1994-12-06 | Lockheed Corporation | Low odor cleaning formulation comprising propylene glycol methyl ether and propylene glycol methyl ether acetate |
US5643860A (en) * | 1994-05-06 | 1997-07-01 | Comstar International, Inc. | Cleaning composition for pipes and coils of a refrigeration system |
FR2733248B1 (fr) * | 1995-04-20 | 1997-06-13 | Atochem Elf Sa | Composition de nettoyage a froid a base d'alcanes ou de cycloalcanes et d'un compose organique comprenant une fonction oxygenee |
JP3305260B2 (ja) * | 1998-04-24 | 2002-07-22 | 横浜油脂工業株式会社 | 加圧噴霧用水性洗浄剤組成物及び洗浄方法 |
JP4671984B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2011-04-20 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | 炭化水素系洗浄液組成物 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0676579B2 (ja) * | 1989-07-20 | 1994-09-28 | 株式会社槌屋 | 自動車ブレーキ装置洗浄用のエアゾール剤 |
JPH03131699A (ja) * | 1989-10-17 | 1991-06-05 | Tsuchiya:Kk | 自動車ブレーキ装置の洗浄方法 |
-
1989
- 1989-11-10 JP JP1292570A patent/JP2802656B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03153799A (ja) | 1991-07-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Andreani et al. | Study of corrosion inhibition for mild steel in hydrochloric acid solution by limbarda crithmoides (l.) Essential oil of corsica | |
JP2008038123A (ja) | 防錆ワックス組成物 | |
JP2791217B2 (ja) | 不燃性の香りの強くない溶媒洗浄剤 | |
JP2700922B2 (ja) | ブレーキ装置の洗浄剤 | |
JP2802656B2 (ja) | ブレーキ装置の洗浄剤 | |
JP2023107823A (ja) | 洗浄剤組成物及びそのエアゾール組成物 | |
JP7328722B2 (ja) | 洗浄剤組成物及びそのエアゾール組成物 | |
JP2000154399A (ja) | グリコ―ル系洗浄用溶剤 | |
JP2700913B2 (ja) | ブレーキ装置の洗浄剤 | |
JP2002515088A (ja) | 蒸気圧縮システムの洗浄 | |
JPH0525499A (ja) | ブレーキ装置用洗浄剤組成物 | |
JP2008081627A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JP2022122932A (ja) | 洗浄剤組成物及びそのエアゾール組成物 | |
JPH06122899A (ja) | ブレーキ装置の洗浄剤 | |
JPH05117691A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JPH07331290A (ja) | ブレーキ装置洗浄用エアゾール組成物 | |
JPH0649493A (ja) | 洗浄剤組成物 | |
JPH03131699A (ja) | 自動車ブレーキ装置の洗浄方法 | |
JPH0139710B2 (ja) | ||
JP5041647B2 (ja) | 洗浄剤組成物 | |
WO1998032833A1 (en) | Release oil | |
JP2021147473A (ja) | 不燃性洗浄剤組成物及び洗浄用エアゾール組成物 | |
JPH07150198A (ja) | ブレーキクリーナー組成物 | |
US3090758A (en) | Varnish removing hydraulic fluids | |
KR0145651B1 (ko) | 브레이크액 조성물 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080717 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090717 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |