JPH03131699A - 自動車ブレーキ装置の洗浄方法 - Google Patents

自動車ブレーキ装置の洗浄方法

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JPH03131699A
JPH03131699A JP26997489A JP26997489A JPH03131699A JP H03131699 A JPH03131699 A JP H03131699A JP 26997489 A JP26997489 A JP 26997489A JP 26997489 A JP26997489 A JP 26997489A JP H03131699 A JPH03131699 A JP H03131699A
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cleaning
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spray
brake
carbon atoms
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JP26997489A
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Yoshiyuki Nunome
布目 愛之
Kunihiro Ota
太田 邦弘
Takami Isogai
磯貝 貴美
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Tsuchiya KK
Original Assignee
Tsuchiya KK
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/0043For use with aerosol devices

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車ブレーキ装置の洗浄方法に関し、詳しく
は自動車におけるドラムブレー、1:などin式のブレ
ーキ装置のための洗浄方法に係わるしのである。
[従来の技術] 自動車のブレーキ装置は車検点検時に洗浄、分解が行な
われ、ブレーキシュー摩耗粉ぐあるアスベスト粉0、ブ
レーキオイル、各種ブレーキグリースなどが除去される
。アスベスト粉塵はブレーキシュー表面に施されたブレ
ーキライニングと、ブレーキドラム、ブレーキディスク
との間の摩擦によって生じるものであり、ブレーキ使用
に伴って徐々にブレーキ装置内部やブレーキシュー表面
に蓄積され、ブレーキの性能に悪影響を与える。
また、このアスベスト粉塵はプレーヤVt1に使われて
いるブレーキグリース類や液漏れしたブレーキフルード
と混ざり合い、シリンダーブーツなどのゴム部品に付着
して、分解時に作業者の手や指を汚したりグリースの性
能を低下させたりする。
ブレーキ装置の分解点検時の際は、まずタイヤ、ホイ・
−ル、ブレーキドラムなどを取外してブレーキシューを
露出させた後、何らかの方法で前記したアスベスト粉塵
、油系汚染物が取り除かれ、次いでブレーキ装置の分解
、点検、部品交換が行なわれる。アスベスト粉塵及び油
系汚染物を除去するための洗浄剤には以下の性能が必要
とされる。
すなわち、 (^)ブレーキシュー摩耗粉を湿潤させて流し落すこと
ができること、アルコール系であるブレーキフルード類
と油脂系であるギヤオイル、グリース類の両省の汚染物
に対する相溶性が大さく、これらに対する洗浄力が大き
いこと、 (8)ブレーキ猛打の洗浄点検後は、プレー−1テスタ
ーで11動力の確認を行なうが乾燥前に組(Jけるとυ
1動力に悪影響がでるので、ブレーキ装置の洗浄時間は
一車あたり1分程度とされ、洗浄後組付けまでの時間は
平均5分とされるのでこの時間内に乾燥する必要がある
こと、 (C)作業者は洗浄時に洗浄剤の蒸気にふれることにな
るので毒性、臭いとち橿力少ないものが望ましいこと、 (D)ブレーキ部品として取付けられているシリンダー
ブーツなどのゴム部品を侵したり、ブレーキドラム、バ
ネなど金属部品を錆させたりしないこと、 が必要とされる。
一方、現在行なわれている一般的な洗浄方法には次の4
方法が挙げられる。
0) コンプレッサーを用いて圧縮空気を発生させ粉塵
を吹き飛ばす方法。
粉塵が空気中に飛散する為、作業環境の汚染が著しく大
きい。また、アスベスト粉塵は癌を誘発する心配がある
為、作業者の健康上好ましくない。さらに部系の汚染物
を取除く事は困難である。
1 スチーム洗浄にて粉塵等を除去する方法。
粉塵は空気中に飛散しないが、前項碩と同様に部系の付
着汚染物を取り除くことは困難であり、また、乾燥が遅
いため作業上好ましくない。
(ハ)塩素系有機溶剤を主成分とするエアゾール剤によ
る湿式洗浄方法。
塩素系有機溶剤(例えば、トリクロロエチレン、1,1
.1〜トリクロロエタン等)は−船釣に蒸気による中m
性の強い溶剤である為、労働安全衛生法に基づく有機溶
剤中毒予防規則の対象物質となっていて使用にあたって
は作業所での条件があり使用しにくい。
に) フロン113を主成分としたエアゾール剤による
湿式洗浄方法。
従来、最も一般的な方法であったが、貯金のフロン問題
を鑑みると近い将来使用不可能となることは容易に推定
される。すなわら主成分であるフロン113はフロン規
制の対染物質となっており、また価格も上昇しつつある
[発明が解決しようとする課題] 以上のように自動車のブレーキ装置の洗浄方乙は、実際
上、上記した従来の方法を実施するこ2が困難となって
いるので、新しい方法の開発が2務とされている。本発
明考はこのような現状を、Sまえ、ノンフロンタイプの
洗浄剤による洗浄力aの開発をダすめた。まず、洗浄方
法としては粉塵・等を飛散させない湿式洗浄が望ましく
、がっ、前述の必要性能を満足する洗rp溶剤について
試験検討を重ねた。その結果、良好な知見を19で本発
明を達成した。
すなわち、本発明の8題は前述した従来の0)〜に)の
各洗浄方法における各種の問題点を解決しようとしたも
のであり、アスベスト粉塵及び油系汚染物を大気中に飛
散させず、短時間にかつ面便に洗浄でき、かつ樹脂部品
やゴム部品を傷めず、しかも人体に対して悪影響がなく
、労働作業環境を害しないようにした、自動車ブレーキ
装置の洗浄方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記した課題を解決するための本発明の手段は以下の(
1)〜(6)の各構成とすることができる・すなわち、 (1)炭素原子数3〜6の脂肪族二価アルコールモノ低
級エーテルおよび/またはその誘樽体60〜951吊部
(以下、単に部と略記する)と、実質的に炭素原子数7
〜12の脂肪族飽和炭化水素5〜40部とからなる洗浄
液を、噴射装置により自1IrJのブレーキ装置に噴霧
する、自動車ブレーキ装置の洗浄方法、 (2)酸素原子に2個の炭化水素基R,R′が結合した
有機化合物R−0−R−で表わされ、かつRおよびR′
の炭素原子数が1〜6であるエーテル40〜95部と、
実質的に炭素原子数7〜12の脂肪族飽和炭化水素5〜
60部とからなる洗浄液を、噴霧装置により白!ll屯
ブレーキ装置に噴霧する、自動車ブレーキ装置の洗浄方
法、(3)炭酸ジエチル40〜95部と、実質的に炭素
原子数7〜12の脂肪族飽和炭化水JFi5〜60部と
からなる洗浄液を、噴霧装置により自vJ車のブレーキ
Vt置に噴霧する、自動車ブレーキ装置の洗浄方法、 (4)実質的に炭素原子数が7〜12であり、か′〕引
火点が21℃以上の脂肪族飽和炭化水素90部以上、お
よび/または炭素原子数が1〜6の脂肪族一価アルコー
ル10部未満とがうなる洗浄液を、噴N装置により自動
車のブレーキ装置に噴霧する、自動車ブレーキ装置の洗
浄方法、(5)炭酸原子数1〜3の脂肪族一価アルコー
ル(消防法における第4類アルコール類)50部以上お
よび水50部以下とからなる洗浄液を、噴霧装置により
自!ll車のブレーキ装置に噴゛霧する、自動車ブレー
キ装置の洗浄方法、および (6)自動車のブレーキ装置に噴霧する洗浄液を、該洗
浄液のみを噴射する構造の噴霧装置により噴霧する前記
構成(1)乃至(5)項記載の自動車ブレーキ装置の洗
浄方法である。
自動車ブレーキ装置の洗浄液として必鑓な性能は前述し
た通りであるが、特にアスベスト粉塵を含む油系汚染物
に対する溶解性(油脂溶解性)が大きく、かつ乾燥の速
い有機溶剤を使用する必要がある。引火性のない有機溶
剤どしては、−船釣にフッ素系化合物及び塩素系化合物
が知られているが、フッ素系化合物は環境問題における
フロン規制及び代替え品の毒性値14等で使用困難であ
る。
また塩素系化合物には、トリクレン、四塩化炭素、クロ
ロホルム等が挙げられるが乾燥性の速い化合物は応性が
大きく、及び労働安全衛生法に基づく有機溶剤中毒予防
規則の対象になっており一定M以上は使用できず、実際
上洗浄液の主要成分としては使用困難である。
このような現状を鑑みると、引火性の有機溶剤を使用せ
ざるをえない。引火性の′44機溶剤は消防法上で第4
14危険物として取扱い量が規定されている。これは「
指定数ff11であり、第1表のように引火点で規定さ
れている。
第 1 表 指定数層以上の危険物を取扱う場合は消防法に基づくE
貯蔵所Jを設置し、政令で定めるli上の基準に基づい
て貯蔵または取扱いを行なう必要がある。第1石油類は
ガンリンに代表されるように極めて引火性の高い溶剤で
あり、ブレーキ装置のゴム部品に浸透しゴム部品を膨潤
させる。また第1石油類は乾燥が速すぎるためブレーキ
部品に汚染物が再付着し、かつ、指定数量も少ない為、
物流の面なども考慮すればブレーキ装置の洗浄液としで
は好ましくない。
第36油類、及び第4石油類は引火性が低くブレーキ装
置のゴム部品を膨潤させない反面、乾燥が極めて近く、
油系汚染物に対する溶解性がないため洗浄液の主要成分
としてはりYましくない。
一方、第2石油類は引火点が21℃以上70’C未満で
あり、塗料や潤滑剤などのシンナーとして、あるいは灯
油などが一般的に知られている。これらは危険物として
の指定数量も大きく、保管、物流の面から洗浄液の主要
成分として好ましい。
しかしながら、ブレーキ装置の洗浄液としての必要性能
を考慮しながら望ましい有機溶剤を選択しなければなら
ない、すなわら、ブレーキ装置の部品を傷めず、油系汚
染物等との溶解性が大きく、乾燥が速く、人体に対して
悪影響がない有機溶剤を洗ftI液の主要成分とするこ
とである7第2石油類となる有機溶剤のなかで、脂肪酸
、フェノール、アミンなどの窒素化合物、イオウやリン
化合物は毒性が大きく、金属部品等への影響があり好ま
しくない。また、工業的に製造、販売されていない特殊
溶剤は価格的に高価であり望J、しくない。
そこで、本発明の手段においては前記した必要性能を満
足する第2石油類の有機溶剤、あるいはアルコール類が
用いられる。
前記炭素原子数3〜6の脂肪族二価アルコールモノ低級
エーテルおよびその誘導体は、たとえばプ[1ピレング
リコール七ツメチルニーアル、プロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート、エチレングリ]−ルモノメヂルエー
テルアセテート、ニブ・レンゲリコールジエチルエーテ
ル、および3メチル−3−メトキシブタノールなどであ
る。
そして、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノエチルエーテル、エヂレングリコー
ル七ノエチルエーテルアセテートなどの有機溶剤中毒多
防規則の灼象化合物とされるものは、主要成分からは除
外り゛る。なお、炭素原子数7以上の脂肪族二価アルコ
ールモノ低級上−プルは沸点が高く乾燥性が悪いため、
作業上支障をきた1J。
前記炭素原子数3〜6の脂肪族二価アルコールモノ低級
1〜チルおよびその誘導体にはアスベスト粉塵等が付着
したグリース類を溶解させる効果の高い脂肪族飽和炭化
水素を加えて油系汚染物の洗浄に対する相乗効果をあげ
ることができる。添加する脂肪族飽和炭化水素は引火点
を考慮−ケれば炭素原子数7〜12程度が好ましい。
両名の混合量は洗浄性および乾燥性から炭素原子数3〜
6の脂肪族二価アルコールモノ低級エーテルおよびその
誘導体60〜95部に対し、炭素原子数7〜12の脂肪
族飽和炭化水素5〜40部が望ましい。
有機化合物R−0−R′で表わされるエーテルはR,R
′が炭素原子数1〜6、すなわちメチル基、エチル基、
プロピル基、エチル基、ペンデル基、ヘキシル基、およ
びフェニル基のいずれがよりなるものであり、たとえば
、n−ブヂルエーテル、ジイソアミルエーテル、メヂル
フIニルエーテルなどである。このエーテルも前述した
場合と同様に炭素原子数7〜12程度の脂肪族飽和炭化
水素との適度の混合により油系汚染物の洗浄、及び乾燥
性に優れた洗浄液となし得る。エーテルと脂肪族飽和炭
化水素の混合は洗浄性の乾燥性の点から前述した手段(
2)項に記載の範囲が望ましい。
炭酸ジエチル(炭酸エチル)はブレーV装置のJli[
部品、ゴム部品への影響がない有機溶剤であり、炭素原
子数7〜12の脂肪族飽和炭化水素との混合により洗浄
性、乾燥性の良好な洗浄液となし得る。なお、炭酸ジエ
チルと脂肪族飽和炭化水素との混合は洗浄性と乾燥性の
点から前述の手段(3)項に記載の範囲が望ましい。
実質的に炭素原子数が7〜12の脂肪族飽和炭化水素は
ゴム部品、樹脂部品への影響がなく、乾燥も遅くなく、
汚染物の再付着もないためブレーキ装置の洗浄液として
適している。炭素原子数が6以下の脂肪族飽和炭化水素
は当然ながら引火点が低く、乾燥が速すぎるため汚染物
の再イ・1着があり好ましくなく、かつ脂肪族不飽和炭
化水素についても同様の不都合な性質を持つので好まし
くない。炭素原子数が13以上の脂肪族飽和炭化水素は
乾燥が遅くて作業1適さない。脂肪族飽和炭化水系の乾
燥性は直鎮状のものより側鎖状の炭イし水素の方が速く
て望ましい。側鎖状炭化水素としCは例えば、IPツル
ベンl−1620(出光石油株式会社)、アイソパーG
(エクソン化学株式会ネ1)などが挙げられる。前記炭
素原子数7〜12の脂肪族飽和炭化水素は炭素原子1〜
6の脂肪族一価アルコールを10部未満程度加えること
により、ブレーキフルード等への溶解性を付与でき、か
つ乾燥性を速くすることができる。
脂肪族一価アルコールの中で特に炭素原子数の少ない1
〜3のアルコールは乾燥も速く前述のようにブレーキフ
ルード等への溶解性が優れており、ゴム部品、樹脂部品
等への影響もない溶剤である。
しかもこの脂肪族一価アルコールは消防法においても第
4類アルコール類の取扱いになり保管、物流の面からも
望ましい。
そして、これらのアルコールに水を50部程麿以下の添
加、特に40〜50部の添加は、若干の洗浄性能は落ら
るものの充分ブレーキ装置の洗浄には適してJ3す、乾
燥性も良い。しかも、消防法における取扱いが「非危険
物」となり大変便利になる。
前記した各洗浄液は、噴射式の噴霧装置により、ブレー
キ装置に噴霧してブレーキ装置の洗浄に供される。噴霧
装置には2〜5気圧程度の圧縮空気を利用したスプレー
ガン(エアーガン)やエアレスガンが使用できる。
また、洗浄液の噴霧は充填した洗浄液のみを噴′Nする
411造のスプレー色を用いることができる。
たとえば、リヒナー社のりヒナ−システム(リヒナー型
スプレー缶)、あるいはコンテブーインダストリー社の
スプレー化「エクセル」、あるいはセルバック社のスプ
レー化「ジエミストR」なとは好ましい構造でかつ使用
し易いものである。
リヒナー型のスプレー化及びスプレー化[エクセル1の
構造特長は次の通りである。
第1図に示すように、前記リヒナー型のスプレー化1は
外缶2内に樹脂フィルムなどの可撓性フィルムよりなる
内袋3が挿入され、内袋3の上※^部は外缶2上端に固
定支持されるとともに内袋3内には洗浄液Sが充填され
ている。また内袋3の上端部には外缶2上板4中火に取
付けた)\ルブ5の下端側が挿入されている。一方、外
rh 2内の内袋3外側の隙間部には加圧ガスGが充填
されて(Xる。前記バルブ5には噴射ボタン6が装着さ
れ、噴射ボタン6を押し下げると加圧ガスGに押された
内袋2内の洗浄液Sが噴射ボタン6の噴射孔7より噴霧
される構造にされている。なお第1図において8はゴム
栓を示す。
また、第2図および第3図に示すように、「エクセル」
のスプレー化11は外容器12の口部13より、圧着ゴ
ム体14にて収縮状に被われた可撓性フィルムの内袋1
5が挿入され、内袋15内に洗浄液Sが圧着ゴム体14
の付勢状態で充填されている。外容器12の口部13に
は押圧式の噴射ボタン16が装着され、噴射ボタン16
を押圧した際に噴射ボタン16の噴射孔17にり洗浄液
SがI11霧される構造にされている。
前述の如く、リヒナー型のスプレー化1は洗浄液Sと噴
射ガスを分離した方式で加圧ガスにより洗浄液Sのみを
スプレーすることができ、かつスプレー化「エクセル」
11やスプレー化「ジエミストRJ  (図示せず)は
噴射ガスを使用せず、ゴムの収縮を利用した方式のスプ
レーが可能とされる。これらのスプレー化は従来のエア
ゾール缶とは異なり洗浄液と噴射ガスが混合しないため
、スプレー時の噴射ガスの気化熱による洗浄液自体の冷
却化がなく乾燥性を遅らすことがないことにより作業上
好ましい噴射装置である。
なお、上記した各手段の洗浄液は、ブレーキ装置のゴム
部品、樹脂部品などに影響を与えない程度に、また、湿
潤洗浄性および乾燥性を損わない程度に、かつ、消防法
における取扱いが変わらない程度に他成分、例えば、ト
ルエンやキシレンなどの芳香族炭化水素、メタノール、
エタノールなどのアルコール、ヘキサン、へ1タン、オ
クタンなどの脂肪族炭化水素、みよびケトン、エステル
などを添加混合することができる。
[実施例] 以下に本発明の実施例及び比較例を説明する。
なお、実施例及び比較例における%は重置%の意味で用
いる。
実施例1 小型乗用車の後部車輪及びブレーキドラムを取外し、ブ
レーキシューを露出させた。ブレーキドラムの内側及び
ブレーキライニングの表面には茶褐色のアスベスト粉塵
が堆積しており、ブレーキブーツ部分や駆動金属部分に
はアスベスト粉塵と油系汚染物の混合した状態の汚れが
付着していた。
一方、脂肪族二価アルコール低級アルキルエーテルであ
るプロピレングリコールモノメチルエーテル(商品名:
クラレPGM、クラレイソブレンケミカル株式会社)8
5%と、脂肪族飽和炭化水素であるIPソルベント16
20(出光石油株式会社)10%と、エチルアルコール
5%よりなる洗浄液(第2表の実施例1の項参照)を用
意した。
なお、IPソルベント1620は蒸溜範囲166〜20
5℃、引火点52℃、飽和炭化水素99゜6%以上でか
つ芳香1!X炭化水素及び不飽和炭化水素0.4%以下
の組成である。
この洗浄液は前記各成分を各所定量配合することにより
調製される。
洗浄部品の下部に受は皿を置いたのち、噴霧装置として
スプレーガン(ワイダー71:岩田塗装機工業株式会社
)を用いて圧力2.5B/iにて、ブレーキライニング
表面、ブレーキブーツ、及び駆動金ぶ部分などに前記洗
浄液を15秒間噴霧して洗浄した。その結果、受は皿に
はアスベスト粉塵、油系汚染物、及び洗浄液の混合した
暗褐色の液体が流れ落ち、プレーヤライニング表面やブ
レーキブーツ部分には汚れは残らなかった。洗浄作業後
のブレーキ部分の表面乾燥時間は約2分15秒であり、
作業上での支障はなかった。(第4表の実施例1の項参
照)。
実施例2 脂肪族二価アルコール低級アルキルエーテルであるプロ
ピレングリコールモノメチルエーテル(商品名:スプレ
PGM)65%及び脂肪族飽和炭化水素であるアイソパ
ーG(エクソン化学株式会社)35%を混合した洗浄液
(第2表の実施例2の項参照)を作成した。なお、アイ
ソパーGは蒸溜虻囲156〜175℃、引火点41℃、
飽和炭化水素99.2%以上でかつ芳香族炭化水素及び
不飽和炭化水素0,08%以下の組成よりなり、平均分
量149のものである。
この洗浄液は噴霧装置としてスプレーガンを用いて実施
例1と同様の作業にてブレーキ装置の噴霧洗浄を15秒
間行なった。洗浄の結果、受は開にはアスベスト粉塵、
洗浄液などの混合物が流れ落ちた。作業後のブレーキ装
置部分の乾燥時間は約2分であり、作業上の支障はなか
った。ブレーキライニング表面やシリンダーブーツ表面
などには汚れが残っておらず、ブレーキライニング表面
を布にてこすってみたが、布には汚れが何も付着しなか
った(第4表の実施例2の項参照)。
実施例3 n−ブチルエーテル55%と、脂肪族飽和炭化水素(ア
イソパーG)30%と、エチルアルコ−ル11%と、1
.1.1〜トリクロロエタン4%を混合して洗浄液く第
2表の実施例3の項参照)を調製した。この洗浄液の噴
j1装置にはエアレスガン(モナークスプレー:日本グ
レイ株式会社)を用いて実施例1と同様にブレーキ装置
の噴霧洗浄を圧力2.5都/aiで15秒間行なった。
洗浄時にアスベスト粉塵は舞い上らず、部品に付着して
いたアスベスト粉塵や部系汚染物は取除かれて受は皿に
洗浄液とともに流れ落ちた。作業後の乾燥時間は約2分
10秒であり、作業上支障はなかった。また、布にて乾
燥後グレーキライニング表面をこすってみたが汚れは付
着しなかった。(第4表の実施例3の項参照)。
実施例4 n−ブチルエーテル80%、脂肪族飽和炭化水素(アイ
ソパーG)15%、及びエチルアルコール5%よりなる
洗浄液(第2表の実施例4の項参照)を作成し、実施例
3と同様に噴霧装置としてエアレスガンを用いてブレー
キ装置の噴霧洗浄作業を15秒間行なった。洗浄の結果
、ブレーキ部品に付着していた汚染物は洗浄液とともに
受は皿に流れ落ち、洗浄効果は良好であった。作業後の
乾燥時間は約2分15秒であり、作業上の支障はなかっ
たく第4表の実施例4の項参照)。
実施例5 炭酸ジエチル70%、脂肪族飽和炭化水素であるアイソ
パーG20%、およびエチルアルコール10%を混合し
作成した洗浄液(第2表の実施例5の項参照)を、実施
例1と同様に、噴霧装置としてスプレーガンを用いてブ
レーキ装置の噴霧洗浄を15秒問行なった。
その結果、ブレーキ装置の部品に付着していたアスベス
ト粉塵や部系汚染物が取除かれて洗浄効果は良好であっ
た。また、作業後の乾燥時間は約1分40秒であり作業
上支障はなかった(第4表の実施例5の項参照)。
実施例6 炭酸ジエチル45%、脂肪族飽和炭化水素としてIPツ
ルベン1〜1620を20%、およびアイソパーGを3
0%、そしてエチルアルコールを5%の配合でil製し
た洗浄液(第2表の実施例6の項参照)を、実施例1と
同様に、噴霧装置としてスプレーガンを用いてブレーキ
装置の噴霧洗浄を15秒間行なった。
その結果、ブレーキ装置の部品に付着していたアスベス
ト粉塵や部系汚染物が取除かれて洗浄効果は良好であっ
た。また、作業後の乾燥時間は約3分35秒であり作業
上支障はなかった(第4表の実施例6の項参照)。
実施例7 実質的に炭素原子が7〜12となる脂肪族飽和炭化水素
どしてアイソパーGを92%、炭素原子数が1〜6であ
る脂肪族一価アルコールとして、n−プロピルアルコー
ル4%、およびキシレンを4%となるように配合し作成
した洗浄液(第2表の実施例7の項参照)を用意した。
この洗浄液は、噴霧装置として第1図に示すリヒナー型
のスプレー化1に充填した。この噴霧装置の噴射ガスは
炭酸ガスを使用し、内部の圧力は5.0υ/ai、とし
た。この噴射装置を用いて、実施例1と同車種の小型乗
用車を使用し、同様の作業にて車輪を取外してブレーキ
装置の噴霧洗浄作業〈洗浄液の噴霧は20秒)を行なっ
た。
その結果、受は皿にはアスベスト粉塵、洗浄液などの混
合物が流れ落ちた。作業後のブレーキライニング表面や
シリンダーブーツの表面などには汚れが残っておらず、
乾燥時間は約4分40秒であり、作業上支障はなかった
。(第4表の実施例7の項参照)。
実施例8 脂肪族炭化水素であるアイソパーGを91%、脂肪族一
価アルコールであるエチルアルコールを6%、およびキ
シレンが3%となる配合にて作成した洗浄液(第2表の
実施例8の項参照)を、噴霧装置として、第1図に示す
リヒナ型のスプレー化1に充填した。この噴霧Vl置の
噴射ガスは炭酸ガスを使用し、内部の圧力は5.0Kg
/ciとした。
この噴霧装置を用いて、実施例1と同車種の小型乗用車
を使用し、同様の作業にて車輪を取外してブレーキ装置
の噴霧洗浄作業(洗浄液の噴霧は20秒)を行なった。
その結果、受は皿にはアスベスト粉塵、洗浄液などの混
合物が流れ落ちた。作業後のブレーキライニング表面や
シリンダーブーツの表面などには汚れが残っておらず、
乾燥時間は約4分30秒であり、作業上支障はなかった
(第4表の実施例8の項参照)。
実施例9 炭素原子数が1〜3の脂肪族一価アルコールであるメチ
ルアルコールを3%、およびエチルアルコールを97%
となるように配合し作成した洗浄液(第2表の実施例9
の項参照)を用意した。この洗浄液は第2図及び第3図
に示すスプレー缶11の「エクセル」に充填した。この
スプレー缶11の内部圧力は約3.5Kg/aiとした
。このスプレー缶の噴霧装置を用いて、実施例1と同車
種の小型乗用車を使用し、同様の作業にて車輪を取外し
てブレーキ装置の噴霧洗浄作業(洗浄液の噴霧は20秒
)を行なった。その結果、装置下部に用意した受は皿に
はアスベスト粉塵、洗浄液などの混合物が流れ落もだ。
そして、作業後のブレーキライニングやシリンダーブー
ツの表面などには汚れが残っておらず、洗浄性は良好で
あった。また、乾燥時間は約1分であり、作業上支障は
なかった(第4表の実施例9の項参照)。
実施例10 脂肪族一価アルコールとしてエチルアルコールを58%
、および水を42%である洗浄液(第2表の実施例10
の項参照)を用意した。この洗浄液は第2図及び第3図
に示すスプレー缶11の「エクセル」に充填した。この
スプレー缶11の内部圧力は約3.5Kt/cliとし
た。このスプレー缶の噴霧装置を用いて、実施例1と同
中種の小型乗用中を使用し、同様の作業にて車輪を取外
してブレーキ装置の噴霧洗浄作業(洗浄液の噴霧は20
秒)を行なった。その結果、装置下部に用意した受は皿
にはアスベスト粉塵、洗浄液などの混合物が流れ落ちた
。そして、作業後のブレーキライニングやシリンダーブ
ーツの表面などには汚れが残っておらず、洗浄性は良好
であった。また、乾燥時間は約3分40秒であり、作業
上支障はなかった(第4表の実施例10の項参照)。な
お、本例の洗浄液は非危険物の取扱いとなり実用上都合
がよい。
実施例11 脂肪族一価アルコールとしてメチルアルコールを4%、
エチルアルコールを45%、および、n−プロピルアル
コールを45%に、水を6%加えC配合作成した洗浄液
(第2表の実施例11の項参照)を用意した。この洗か
液は第2図及び第3図に示づスプレー缶11の「エクセ
ル1に充填した。このスプレー缶11の内部圧力は約3
.5Kg/iとした。このスプレー缶の噴霧装置を用い
て、実施例1と同車種の小型乗用車を使用し、同様の作
業にて車輪を取外してブレーキ装置の噴霧洗浄作業(洗
浄液の噴霧は20秒)を行なった。
その結果、装置下部に用意した受は皿にはアスベスト粉
塵、洗浄液などの混合物が流れ落ちた。
そして、作業後のブレーキライニングやシリンダーブー
ツの表面などには汚れが残っておらず、洗浄性は良好で
あった。また、乾燥時間は約2分であり、作業上支障は
イ5かった(第4表の実施例11の項参照)。
(比較例1〉 脂肪族二価アルコール低級アルキルエーテルであるプロ
ピレングリコール七ツメチルエーテルを30%、脂肪族
飽和炭化水素であるIPソルベント1620を65%、
およびイソブロビルアルニ」−ルを5%の配合にて作成
した洗浄液(第3表の比較例1の項参照)を用意し、実
施例1と同中種の小型乗用車車輪のブレーキ装置に対し
、実施例1と同様に噴霧洗浄を行なった。洗浄液の噴霧
4.&スプレーガン(ワイダー71)にて圧力2.5醇
/ciで15秒間実施した。
その結果、ブレーキ装置の部品に付着していたアスベス
ト粉塵や油系汚染物が取除かれ洗浄効果は良好であった
が、作業後の乾燥時間が約6分10秒と遅く作業上支障
があった(第5表の比較例1の項参照)。
(比較例2) プロピレングリコール七ツメチルエーテル100%より
なる洗浄液(第3表の比較例2の項参照を用意し、実施
例1と同車種の小型乗用車車輪のブレーキ装置に対し、
実施例1と同様に噴霧洗浄を行なった。噴霧はスプレー
ガン(ワイダー71にて圧力2.5に9/c−で15秒
間実施した。その結果、アスベスト粉塵は取除かれたも
のの、相系汚染物であるシリンダーブーツ部分のグリー
スが若干付者していた。なお、作業後の乾燥時間は約2
分30秒であり、作業時間の支障はなかった(第5表の
比較例2の項参照)。
(比較例3) n−ブチルエーテル35%、脂肪族飽和炭化水素である
アイソパーGを65%の配合にて作成した洗浄液(第3
表の比較例3の項参照)を用意し、実施例3と同車種の
小型乗用車の車輪に対し、実施例3と同様の作業にてブ
レーキ装置の噴霧洗浄を行なった。噴霧はエアレスガン
(モナークスプレー)にて圧力2.5Kl/cjiで1
5秒間実施した。
その結果、ブレーキ装置の部品に付着していたアスベス
ト粉塵 は良好であったが、作業後の乾燥時間が約6分15秒で
あり作業上支障があった。(第5表の比較例3の項参照
)。
(比較例4) n−ブチルエーテル97%、脂肪族飽和炭化水素である
IPソルベント1620を3%の配合にて作成した洗浄
液(第3表の比較例4の項参照)を用意し、実施例3と
同車種の小型乗用中の中輪に対し実施例3と同様の作業
にてブレーキ装置の噴霧洗浄を行なった。噴霧はエアレ
スガン(モナークスプレー)にて圧力2.5に9/cj
で15秒間実施した。ぞの結果、洗浄効果は良好であり
、作業後の乾燥時間が約2分であり、作業上支障はなか
ったが、ゴム部品であるシリンダーブーツが膨れたよう
に膨潤Jる問題が生じた(第5表の比較例4の項参照)
(比較例5) 炭酸ジエチル15%、および脂肪族飽和炭化水素として
IPツルベンl−1620を85%配合した洗?′p液
(第3表の比較例5の項参照)について、実施例5と同
車種の小型乗用車の他の車輪を取外した後、同様の作業
にてブレーキ装置の噴霧洗浄(洗浄液の噴霧は15秒)
を行なった。
モの結果、プレm:「装置の洗浄性は良好であったが、
作業後の乾燥時間が約9分と赴く、作業に支障をきたし
た。(第5表の比較例5の偵参照)。
(比較例6) 炭酸ジエチル96%、およびキシレン4%よりなる洗浄
液(第3表の比較IM6の項参照)について実施例5と
同車種の小型乗用車の他の車輪を取外した後、同様の作
業にてブレーキ装置の噴霧洗浄(洗浄液の噴霧は15秒
)を行なった。
その結果、洗浄性は良好であり、作業後の乾燥時間も約
1分40秒で作業上の支障はなかったが、ゴム部品であ
るブレーキシューに膨潤が認められゴムに対する影響が
あり問題であった(第5表の比較例6の項参照)。
(比較例7) 炭素原子数が6の脂肪族飽和炭化水素であるノルマルヘ
キサン95%、およびエチルアルコール5%配合した洗
浄液(第3表の比較例7の項参照)について、実施例7
と同様にリヒナー型のスプレー化1を用いてブレーキ装
置の噴霧法rp(洗rp液は20秒間噴N)をした。
その結果、洗浄性が良く、乾燥時間も約1分弱と速かっ
たが、汚染物と洗浄液の混合物が受は皿に充分に落ちず
再付着してしまい支障があった。
また、洗浄液は第1石油類となる危険物であった(第5
表の比較例7の項参照)。
(比較例8) 脂肪族飽和炭化水素としCアイソパー(」を91%とn
−プロピルアルコールを9%配合した洗浄液(第3表の
比較例8の項参照)について、実施例7ど同様にリヒナ
ー型のスプレー化1を用いてブレーキ装置の噴霧洗浄(
洗浄液は20秒間噴霧)をした。イ【お、アイソパーF
ロ、大蒸溜範囲176−・192℃、引火点53℃、飽
和炭化水素99.96%以上でかつ芳香族炭化水素及び
不飽和炭化水素0.04%以下の組成で平均分子116
0のものである。
洗浄の結果、洗浄性はほぼ良好であったが、ブレーキフ
ルードが付着していた部分に若干のオイル状のものが残
った。また乾燥時間が約11分30秒と遅く作業上支障
があった(第5表の比較例8の項参照)。
(比較例9) 脂肪族一価アルコールとしてn−プロピルアルコール4
0%、および水60%を配合した洗浄液(第3表の比較
例9の項参照)を、実施例9と同様のエクセルのスプレ
ー化11を用いて噴霧洗浄作業(洗浄液は20秒間噴霧
)を行なった。
その結果、油系汚染物であるシリンダーブーツ部分のグ
リースが若干付着しており、作桑模の乾燥時間も約5分
20秒と遅く、作業上支障があった(第5表の比較例9
の項参照)。
[発明の効果1 本名発明はブレーキ装置に付着しているアスベスト粉塵
や量系汚染物などに対する溶解性のよい有機溶剤を配合
調製J−ることによる洗浄効果に加えて、噴霧装置を用
いることにより勢いのよい洗浄液とすることができ、汚
染物の除去洗浄を物理的にし効果的になし得るとともに
作業後の乾燥も速やかにすることができる。
そして、本名発明によれば、自動車のブレーキ装置の洗
浄方法として必葭とされる前記した(A)〜(D)の項
目を全て満足させることができる。すなわち、本発明に
よればアスベスト粉塵、および量系汚染物等を空気中に
飛散させることなく短時間に、かつ簡便に洗浄でき、揮
発性が高く、引火危険性の高い噴射ガスを使用すること
なく、しかも、人体に対する悪影響のない洗浄溶剤を使
用することにより労働作業環境を著しく改善するのに役
立ち、洗浄除去された汚染物の処理も容易である。
そして本名発明の洗浄方法はブレーキ装置に悪影響を与
えない成分よりなるので、使用の際および使用後におい
てブレーキ装置自体には支障を生ずることがない。
また、本発明の洗浄方法において、洗浄液のみを噴射す
る構造の噴霧装置を用いた場合は、噴射ガスによる作業
環境への影響がないとともに、噴霧した洗浄液の乾燥性
を良くすることができて都合がよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に用いる噴霧装置例を示し、第1図はりヒ
ナー型スプレー缶の概略図、第2図及び第3図はエクセ
ル型のスプレー化の概略を示し、第2図は洗浄液充wA
前の状態図、第3図は洗浄液を充填した状態図である。 1.11・・・スプレー化 2・・・外   缶 3・・・内   袋 6.16・・・噴射ボタン 7.17・・・噴 射 孔 12・・・外 容 器 1 4・・・圧着ゴム体 5・・・内 袋

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素原子数3〜6の脂肪族二価アルコールモノ低
    級エーテルおよび/またはその誘導体60〜95重量部
    と、実質的に炭素原子数7〜12の脂肪族飽和炭化水素
    5〜40重量部とからなる洗浄液を、噴射装置により自
    動車のブレーキ装置に噴霧することを特徴とする自動車
    ブレーキ装置の洗浄方法。
  2. (2)酸素原子に2個の炭化水素基R、R′が結合した
    有機化合物R−O−R′で表わされ、かつRおよびR′
    の炭素原子数が1〜6であるエーテル40〜95重量部
    と、実質的に炭素原子数7〜12の脂肪族飽和炭化水素
    5〜60重量部とからなる洗浄液を、噴霧装置により自
    動車ブレーキ装置に噴霧することを特徴とする自動車ブ
    レーキ装置の洗浄方法。
  3. (3)炭酸ジエチル40〜95重量部と、実質的に炭素
    原子数7〜12の脂肪族飽和炭化水素5〜60重量部と
    からなる洗浄液を、噴霧装置により自動車のブレーキ装
    置に噴霧することを特徴とする自動車ブレーキ装置の洗
    浄方法。
  4. (4)実質的に炭素原子数が7〜12であり、かつ引火
    点が21℃以上の脂肪族飽和炭化水素90重量部以上、
    および/または炭素原子数が1〜6の脂肪族一価アルコ
    ール10重量部未満とからなる洗浄液を、噴霧装置によ
    り自動車のブレーキ装置に噴霧することを特徴とした自
    動車ブレーキ装置の洗浄方法。
  5. (5)炭酸原子数1〜3の脂肪族一価アルコール(消防
    法における第4類アルコール類)50重量部以上および
    水50重量部以下とからなる洗浄液を、噴霧装置により
    自動車のブレーキ装置に噴霧することを特徴とした自動
    車ブレーキ装置の洗浄方法。
  6. (6)自動車のブレーキ装置に噴霧する洗浄液を、該洗
    浄液のみを噴射する構造の噴霧装置により噴霧すること
    を特徴とした請求項第1項乃至第5項記載の自動車ブレ
    ーキ装置の洗浄方法。
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