JPH0352987A - 自動車ブレーキ装置洗浄用のエアゾール剤 - Google Patents

自動車ブレーキ装置洗浄用のエアゾール剤

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JPH0352987A
JPH0352987A JP18849789A JP18849789A JPH0352987A JP H0352987 A JPH0352987 A JP H0352987A JP 18849789 A JP18849789 A JP 18849789A JP 18849789 A JP18849789 A JP 18849789A JP H0352987 A JPH0352987 A JP H0352987A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車ブレーキ装髪洗浄用の洗浄剤に関し、詳
しくは車検や点検時等において自動車のドラムブレーキ
、ディスクブレーキなどの摩擦ブレーキの洗浄に使用す
るエアゾールタイプの洗浄剤に係わるものである。
[従来の技術] 自動車のブレーキ装叙は車検点検時に洗浄、分解が行な
われ、ブレーキシュー摩耗粉であるアスベスト粉塵、ブ
レーキオイル、各種ブレーキグリースなどが除去される
。アスベスト粉m【よブレーキシュー表面に施されたブ
レーキライニングと、ブレーキドラム、ブレーキディス
クとの間の摩擦によって生じるものであり、ブレーキ使
用に伴って徐々にブレーキ装置内部やブレーキシュー表
面に蓄積され、ブレーキの性能に悪影響を与える。
また、このアスベスト粉塵は1レーキ装置に使われてい
るブレーキグリース類や液漏れしたブレーキフルードと
混ざり合い、シリンダーブーツなどのゴム部品に付着し
て、分解時に作業者の手や指を汚したりグリースの性能
を低下さ吐たりする。
ブレーキ装置の分解点検時の際は、まずタイヤ、ホイー
ル、ブレーキドラムなどを取外してプレーキシューを露
出させた後、何らかの方法で葡記したアスベスト粉塵、
油系汚染物が取り除かれ、次いでブレーキ装置の分解、
点検、部品交換が行なわれる。アスベスト粉塵及び油系
汚染物を除去するための洗浄剤には以下の性能が必要と
される。
すなわら、 (A)ブレーキシュー摩耗粉を湿潤させて流し落すこと
ができること、アルコール系ぐあるブレーキフルード類
と油脂系であるギヤオイル、グリース類の両者の汚染物
に対する相溶性が大きく、これらに対ケる洗浄力が大き
いこと、 (B)ブレーキ装置の洗浄点検後は、ブレーキアスター
でtI11動力の確認を行なうが乾燥前に組句けるとi
ll動力に悪彰冑がでるので、プレー二1装茸の洗浄時
間は一車あたり1分程度とされ、洗浄後組付けまでの時
間(よ平均5分とされるのでこの時間内に乾燥する必要
があること、 (C)作業者は洗浄時に洗浄剤の蒸気にふれることにな
るので毒性、臭いとも極力少ないものが望ましいこと、 (0)ブレーキ部品として取付けられているシリンダー
ブーツなどのゴム部品を侵したり、ブレーキドラム、バ
ネなど金属部品を錆させたりしないこと、 が必要とされる。
一方、現な行なわれている一般的な洗浄方法には次の3
方法が挙げられる。
■ コンプレッサーを用いて圧縮空気を発生させ粉塵を
吹き飛ばす方法。
粉塵が空気中に飛散する為、作業環境の汚染が著しく大
きい。また、アスベスト粉塵は癌を誘発する心配がある
為、作業者の健康上好ましくない。さらに油系の汚染物
を取除く11は困難である。
■ 塩素系有機溶剤を主或分とするエアゾール剤による
湿式洗浄方法。
塩素系有機溶剤(例えば、トリク00エチレン、1.1
.1−トリクロロエタン等)は一般的に蒸気による中毒
性の強い溶剤である為、労助安全衛生法に基づく有機溶
剤中毒予防規則の対象物質となっていて使用にあたって
は作業所での条件があり使用しにくい。
■ フロン113を主成分としたエアゾール剤による湿
式洗浄h法。
従来、最も一般的なh法であったが、昨今のフロン問題
を鑑みると近い将来使用不可能となることは容易に推定
される。すなわち主成分であるフロン113はフロン用
制の対象物質となっており、また価格も上昇しつつある
[発明が解決しようとする課題] 以上のように自動車のブレーキ装誼の洗浄方法は、実際
上、上記した従来の方法を実1M−4“ることが困難と
なっているので、新しい方法の開発が急務とされている
。本発明者はこのような現状をふまえ、ブレーキ装置洗
浄用のノンフロンタイプのエアゾール剤を検討した。ま
ず、洗浄h法としては粉塵等を飛散させない湿式方法が
望ましく、かつ、前述の必要条件を満足することのでき
る洗浄溶剤について試験検討を重ねた。その結果、良好
な知見を得て本発明を達成した。
すなわち、本発明の課題は前述した従来1アゾール剤に
おける各種の問題点を解決しようとしたものであり、ア
スベスト粉塵及び油系汚染物を大気中に飛散させず、短
時間にかつ簡便に洗浄でき、かつ樹a部品やゴム部品を
傷めず、しかも人体に対して悪影響がなく、労働作業環
境を害しないようにした、自動車ブレーキ装置洗浄用の
エアゾール剤を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記した課題を解決づ−るだめの本発明の手段(よ、以
下の(1)〜(6)の各構成のエアゾール剤とすること
ができる。すなわち、 (1)炭素原子数1〜6の脂肪族二価アルコール低級エ
ーテルおよび/またはその誘導体と、噴射ガスとを主要
成分とするエアゾール剤。
(2)引火点が21℃以上70℃未満(消防法にお(プ
る第4類第2石油類)の脂肪族飽和炭化水素と、炭素原
子数1〜6の脂肪族二価アルコール低級エーテルおよび
/またはそのM導体、との混合物、及び噴射ガスとを主
要成分とする1アゾール剤。
(3)酸素原子に2FAの炭化水素基R,R− (ただ
し、R,R”は各々炭素原子数2〜6のアルキル基を示
す。〉が結合した有機化合物R − OR′で表される
エーテルと噴朗ガスとを主要成分とするエアゾール剤。
(4)引火点が21℃以上70℃未満(消防法における
第4類第2石油類)の脂肪族飽和炭化水素と、酸素原子
に2個の炭化水素基R,R′(ただし、R,R一は各々
炭素原子数2〜6のアルキル基を示す。〉が結合した有
機化合物R−0−R′で表されるエーテルとの混合物、
及び噴射ガスとを主要成分とするエアゾール剤。
(5)炭酸ジエチルと@躬ガスとを主要成分とするエア
ゾール剤。
(6)引火点が21℃以上70℃未満(消防法における
第4類第2石油類)の脂肪族飽和炭化水素と、炭酸ジエ
チルとの混合物、及び噴射ガスとを主要成分とするエア
ゾ・−ル剤。
である。
洗浄液は油脂溶解性が大きく、乾燥の速い有機溶剤を使
用する必要がある。引火性の無い右機溶剤としては、1
,1.1−1−リクロ口エタン以外でU塩化メチレン、
四塩化炭素、クロロホルムなどが挙げられるが使用可能
な乾燥性をもつ溶剤は労働衛生法に基づく有機溶剤中毒
予防MJ則の対象になつ(いるため使用困難である。
このような現状を鑑みると、引火性のイIIl1溶剤を
使用吐ざるをえない。引火性の有機溶剤は消防法上で第
4類危険物として取扱い量が規定ざれている。これは「
指定数量」であり、第1表のように引火点で規定されて
いる。
第 1 表 指定数量以上の危険物を取扱う場合は消防法に基づく「
貯蔵所」を設置し、政令で定める技術上の基準に基づい
て貯蔵または取扱いを行なう必要がある。第1石油類は
ガソリンに代表されるように極めて引火性の高い溶剤で
あり、ブレーキ装置のゴム部品に浸透し膨潤させる。ま
た第1石油類は乾燥が速すぎるためブレーキ部品に汚染
物が再付着し、かつ、指定数吊も少ない為、物流の面な
ども考慮すればブレーキ装置の洗浄液としては好ましく
ない。
一方、第3石油類はブレーキ装置のゴム部分を膨潤させ
ない反面、乾燥が極めr!!い為、作業上好ましくない
。しかしながら、第2石油類に属する引火点が21℃以
上70℃未満の脂肪族飽和炭化水累《炭素原子数がおよ
そ7〜12のもの)は、ゴム部品の膨潤もなく、乾燥も
遅くなく、汚染物の再付着もないためブレーキ装直の洗
浄液として適している。例えば、エクソールD−30 
(エクソン化学株式会社製造、C,1%,0814%,
0954%.C1o30%よりなり、引火点29℃〉、
アイソバーG(エクソン化学株式会社製造、092%,
C1o73%,011以上25%よりなり、引火点41
℃〉、エクソンナフサNQ5(エクソン化学株式会社製
造、引火点42℃)などが挙げられる。
そこで、本発明の手段は、前記した(2)の構威のエア
ゾール剤とされる。
前記炭素原子数1〜6の脂肪欣二価アルコール七ノ但級
エーテルは、たとえばプロピレングリコ−ル[ノメチル
エーテル、プロピレングリコールモノ[チルエーテル、
エチレングリコールモノメチル[−テル、玉チレングリ
コール七ノエチルエーテル、エチレングリコールジエチ
ルエーテル、プロピレングリコール七ノメチルエーテル
lアセテートなどである。
本発明の洗浄液は嗅躬ガスによりエアゾール化される。
すなわら、本発明に係わる洗浄液にはエアゾール化に必
要邑の噴剣ガスが充填されてエアゾール剤とされる。充
填される噴射ガスu,VAえば液化石油ガス(LPG)
 、ジメチルエーテル(DME)、炭酸ガス等(・ある
。洗浄液と噴射ガスはスプレー用の容器に充填して使用
される。スプレー用の容器は通常のものが用い得る。
有機化合物R−0−R=で表されるエーテルはR,R一
が炭素原子数2〜6、ずなわら工Fル阜、プロビル基、
ブチル基、ペンヂル基、ヘキシル基のいずれかよりなる
アノレー1ニノレ基よりなる′bのであり、たとえばn
−プチルエーテル、エチル上−テル、n−ヘキシルエー
テルなどである。
また、炭酸ジエチル(炭酸エチル)、あるいは消防法に
おける第4類第2石油類の脂肪族飽和炭化水素と炭酸ジ
エチルとの混合物は洗浄性、乾燥性及びゴム、樹脂に対
しての安全性が大ぎい溶剤であり、噴射ノJスとの混合
により良好なエアゾール剤となし得る。
脂肪族飽和炭化水素と脂肪族二価アルコール七ノ低級エ
ーテルとの混合、あるいは脂肪族飽和炭化水素とR−0
−R−で表されるエーテルとの況合、あるいは脂肪族飽
和炭化水素と炭酸ジエチルとの混合における両主剤成分
の混合比率はとくに限定ずるものではなく、洗浄性、乾
燥性などを考慮しC自在になし得る。
なお、上記した発明の洗浄液は、ブレーキ装誼のゴム部
品をamさせない程度に、また、湿潤洗浄性を員ねない
程度に、かつ、消防法の取扱いが変わらない程度に他の
成分、例えば脂肪族炭化水木、芳香族炭化水素、アルコ
ールなどを混合づ′ることができる。
[実施例] 以下に本発明の実施例を説明づ−る。なお、実施例にお
ける%は重量%の意味で用いる。
実施例1 小型乗用車の後部車輪、ブレーキドラムを取外し、ブレ
ーキシューを露出させた。ブレーキドラムの内側及びブ
レーキライニングの表面には茶褐色のアスベスト粉塵が
堆積しており、ブレーキゾーツ部分や駆動金属部分には
アスベスト粉塵と油系汚染物の混合した状態の汚れが付
着していた。
脂肪族二価アルコール低級アルキルエーテルであるプロ
ピレングリコールモノメチルエーテル《商品名:クラレ
PGM.クラレイソブレンケミカル株式会社)100%
と、LPGガス36g、炭酸ガス13gをエアゾール缶
(缶規格AE420の缶)に充填し、作或したエアゾー
ル7’?J (第2表参照)にノズル〈約100)付ぎ
ボタンを取付けた。洗rpi!1分下部に受番プ皿をδ
いたのら、ブレーキライニング表面や、ブレーキブーツ
、駆動金属部分などをこのエアゾール剤で洗浄した結果
、受け皿にはアスベスト粉塵、洗浄液の混合物が流れ落
ち、ブレーキライニング表面やブレーキブーツ表面など
に汚れは残っていなかった。乾燥した後に布にてブレー
キライニング表面をこすってみたが、布には何も付着し
なかった。なお、作業後の乾燥時間は約1分40秒であ
り、作業上の女障はなかったく第3表.第4表の実施例
1の項参照)。
実施例2 脂肪族二価アルコール低級アルキルエーテルであるプロ
ビレングリコールモノメチルエーテル《商品名:クラレ
PGM)50%,n−プロビルアルコール15%、脂肪
族飽和炭化水素であるアイソパーG《エクソン化学株式
会社>30%、トルエン5%の混合液357dと、L 
P Gガス363,炭酸ガス13gをエアゾール缶に充
填し、作成したエアゾール剤(第2表参照〉にノズル(
約10cm+)付きボタンを取付ける。
このエアゾール缶のエアゾール剤を用いて実施例1と同
様の作業にてブレーキ装置の洗浄を行なった。洗浄の結
果、受け皿にはアスベスト粉塵、洗浄液の混合物が流れ
落も、ブレーキライニング表面やブレーキブーツ表面な
どに汚れは残っていなかった。乾燥した後に布にてブレ
ーキライニング表面をこすってみたが、.布には何も付
看しなかった。なお、作業後の乾燥時間は約2分であり
、作業上の支障はなかった(第3表,第4表の実施例2
の項参照)。
実施例3 ジブチルエーテル100%と、LPGガス369と、炭
酸ガス139をエアゾール缶に充填し、作成したエアゾ
ール剤《第2表参照)にノズル付きボタンを取付けた。
このエアゾール缶のエアゾール剤を用いて実施例1と同
様の作業にてブレーキ装四の洗浄をfjなった。洗浄時
にアスベス1一粉塵は舞い上らず、部品に付着していた
アスベスト粉塵や油系}5染物番よ取り除かれ、受け皿
にその汚染物と洗浄液の混合物が確認され、このエアゾ
ール剤の洗浄効果は良好であった。乾燥時間は、約1分
30秒であったが、実作業上の支障はなかったく第3表
,第4表の実施例3の項参照〉。
実施例4 ジブチルエーテル86%と、n−プロビルアルコール9
%とキシレン5%と、LPGガス36g及び炭酸ガス1
3gをエアゾール缶に充填し、ノズル付きボタンを取付
けてエアゾール剤を作成したく第2表参照〉。
このエアゾール缶のエアゾール剤を用いて実施例1と同
様の作業にてブレーキ装置の洗浄を行なった。洗浄時に
アスベスト粉塵は舞い上らず、部品に付着していたアス
ベスト粉塵や?lII M汚染物は取り除かれ、受け皿
にその汚染物と洗浄液の混合物が確認され、このエアゾ
ール剤の洗浄効果は良好であった。乾燥時間は、約1分
30秒であったが、実作業上の支障はなかった(第3表
,第4表の実施例4の項参照)。
実施例5 炭酸ジエチル100%と、LPGガス36g及び炭酸ガ
ス13gをエアゾール缶に充填し、ノズル付きボタンを
取付けてエアゾール剤を作成した(第2表参照〉。
このエアゾール缶のエアゾール剤を用いて同様にブレー
キ装置の洗浄を行なった。洗浄時にアスベスト粉塵は舞
い上らず、部品に付肴していたアスベスト粉塵や油系汚
染物は取り除かれ、受け皿にその汚染物と洗浄液の混合
物が確認ざれ、このエアゾール剤の洗浄効果は良好であ
った。乾燥時間番よ、約1分20秒であったが、実作業
上の支障はなかった(第3表,第4表の実施例5の項参
照)。
実施例6 炭酸ジエチル60%と、アイソバーG35%とトルエン
5%と、LPG万ス369及び炭酸ガス13gをエアゾ
ール缶に充填し、ノズル付きボタンを取付けてエアゾー
ル剤を作成していた(第2表参照)。
このエアゾール缶のエアゾール剤を用いて同様にブレー
キ装置の洗浄を行なった。洗浄時にアスベスト粉塵は舞
い上らず、部品に付着していたアスベスト粉塵や油系汚
染物は取り除かれ、受け皿にその汚染物と洗浄液の混合
物が確認され、このエアゾール剤の洗浄効果は良好であ
った。乾燥時間は、約3分であったが、実作業上の支障
はなかった。
比較例1及び2 実施例1と同車種の小型乗用車の他の車輪を取外した後
、フロン113が355g、トリクロルエチレンが20
g、n−プロビルアルコールが14gよりなる洗浄液に
炭酸ガス13gを充填したフロン系のエアゾール剤(ブ
レーキクリーナー:比較例1,第2表参照)と、1.1
.1−トリクロルエタン86.7%、キシレン8.1%
、イソプロビルアルコール4.6%を洗浄液とし、LP
G40gを充填した塩素系溶剤のエアゾール剤(ブレー
キクリーナー;比較例2,第2表参照)について、実施
例1と同様の作業にてブレーキ装置の洗浄を行なった。
その結果、両ブレーキ装置とも部品に付着していたアス
ベスト粉塵や油系汚染物は取除かれ、比較例1及び2の
ブレーキクリーナーの洗浄効果に次に、実琉例1〜実施
例6及び比較例1.2の各エアゾール剤のゴム材料及び
樹脂材料に対する影費について試験した。この試験は各
材料をエアゾール剤の洗浄液に室温にて30分浸漬した
後、5分間放置して重量変化率を求める方法にて行なっ
た。また、同時に外観変化の有無を確認した。
この試験結果は第5表に示す通りであった。第5表より
明らかなように、実施例1〜6、及び比較例1はいずれ
も良好であった。
(以下、次頁に続く。) [允明の効果フ 木允明はエアゾール剤であることより、自動車のブレー
キ装置に使用の際番よ洗浄液に勢いがあり、物理的にも
汚染物の除去洗浄に効果があり、乾燥もタみやかにずる
ことができ、かつ作業上の取扱いも従来のスプレーガン
以上に簡便である。そして、本発明によれば、自動車の
ブレーキ装置の洗浄方法として必要とされる前記した(
^)〜(0)の項目を全て満足するものである。すなわ
ら、アスベスト粉塵、及び油系汚染物等を飛散させるこ
となく短時間に、かつ簡便に洗浄でき、しかも、人体に
対する悪影響のない洗浄溶剤を使用することにより労鋤
作業環境を著しく改善するのに役立ち、洗浄除去された
汚染物の処理も容易である。
また本発明のエアゾール剤はブレーキ装置に悪影響を与
えない成分よりなるので、使用の際及び使用後において
ブレーキ装置自体にU全く支障を生ずることがない。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素原子数1〜6の脂肪族二価アルコール低級エ
    ーテルおよび/またはその誘導体と、噴射ガスとを主要
    成分とすることを特徴とした自動車ブレーキ装置洗浄用
    のエアゾール剤。
  2. (2)引火点が21℃以上70℃未満(消防法における
    第4類第2石油類)の脂肪族飽和炭化水素と、炭素原子
    数1〜6の脂肪族二価アルコール低級エーテルおよび/
    またはその誘導体、との混合物、及び噴射ガスとを主要
    成分とすることを特徴とした自動車ブレーキ装置洗浄用
    のエアゾール剤。
  3. (3)酸素原子に2個の炭化水素基R,R′(ただし、
    R,R′は各々炭素原子数2〜6のアルキル基を示す。 )が結合した有機化合物R−O−R′で表されるエーテ
    ルと噴射ガスとを主要成分とすることを特徴とした自動
    車ブレーキ装置洗浄用のエアゾール剤。
  4. (4)引火点が21℃以上70℃未満(消防法における
    第4類第2石油類)の脂肪族飽和炭化水素と、酸素原子
    に2個の炭化水素基R,R′(ただし、R,R′は各々
    炭素原子数2〜6のアルキル基を示す。)が結合した有
    機化合物R−O−R′で表されるエーテルとの混合物、
    及び噴射ガスとを主要成分とすることを特徴とした自動
    車ブレーキ装置洗浄用のエアゾール剤。
  5. (5)炭酸ジエチルと噴射ガスとを主要成分とすること
    を特徴とした自動車ブレーキ装置洗浄用のエアゾール剤
  6. (6)引火点が21℃以上70℃未満(消防法における
    第4類第2石油類)の脂肪族飽和炭化水素と、炭酸ジエ
    チルとの混合物、及び噴射ガスとを主要成分とすること
    を特徴とした自動車ブレーキ装置洗浄用のエアゾール剤
JP18849789A 1989-07-20 1989-07-20 自動車ブレーキ装置洗浄用のエアゾール剤 Expired - Lifetime JPH0676579B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03153799A (ja) * 1989-11-10 1991-07-01 Three Bond Co Ltd ブレーキ装置の洗浄剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03153799A (ja) * 1989-11-10 1991-07-01 Three Bond Co Ltd ブレーキ装置の洗浄剤

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