JP2801503B2 - バーコード読み取り方法及び装置 - Google Patents

バーコード読み取り方法及び装置

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JP2801503B2
JP2801503B2 JP5214239A JP21423993A JP2801503B2 JP 2801503 B2 JP2801503 B2 JP 2801503B2 JP 5214239 A JP5214239 A JP 5214239A JP 21423993 A JP21423993 A JP 21423993A JP 2801503 B2 JP2801503 B2 JP 2801503B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバーコード読み取り方法
及び装置、特には半導体装置や液晶表示パネルの製造分
野で利用され、ガラス基板等の鏡面体表面に形成された
バーコードを読み取る方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バーコードによる商品の自動認識は、光
学的文字認識装置と比較して安価で扱いやすいため、流
通市場では多用されている。しかしながら、液晶表示パ
ネル関係のガラス基板あるいはその表面に形成される薄
膜は鏡面であり、エッチングあるいはレーザマーキング
によって形成されたバーコードはバーとスペースの識別
が困難なために、反射光受光方式による一般商用のバー
コードリーダは使用できなかった。
【0003】従来、この分野ではガラス等の透明基板に
形成されたバーコード部を透過する光で読み取る方式の
投光部と受光部を分離した特別のバーコードリーダが僅
かに利用されている。また、別の方法としては、CCD
カメラによって撮像したバーコードパターンをコンピュ
ータによる画像認識の手法で読み取ることも僅かに利用
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】バーコードは通常白地
に黒バーを印字して形成されるが、液晶ディスプレイパ
ネル製造用のガラス基板ではゴミを嫌うために利用でき
ない。バーコードを形成する具体的な方法としては、ガ
ラス基板上の金属薄膜をレーザ光により表面を溶かして
吹き飛ばすことによりマーキングするか、その上に塗布
した感光レジストにバーコードパターンを露光し、現像
後にエッチングして形成する等である。いずれにしても
表面は鏡面状態でバーコードが形成されている。
【0005】図4に示すように、白紙に印字されたバー
コード18をレーザスキャニングタイプのバーコードリ
ーダ4で読み取る場合、発光部5からの照射光19は黒
バー部22(複数)では吸収され、白バー部23(複
数)では反射拡散光20のように反射し、その一部の反
射拡散光21が受光部6に届く。これにより、結果とし
て図5に示すような受光部出力が得られ、白バー部23
は高レベル、黒バー部22は低レベルとして認識でき、
バーコード18を読み取ることが可能である。
【0006】しかしながら、図6に示すように、ガラス
基板7に形成されたバーコード25の場合には、そのパ
ターンはガラス基板7の表面の金属薄膜8が削られて周
囲に対して窪んでいるだけである。
【0007】従って、バーコードリーダ4の発光部5か
らの照射光19はどの部分でも殆ど正反射光24となっ
て、バーコードリーダ4の受光部6には戻ってこない。
この結果、図7のような受光部出力しか得られず、バー
コード25を読み取ることが不可能となってしまう。こ
れはバーコードパターン25を白黒反転して形成しても
同様である。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、その目的は、簡単な構成で鏡面体表面に形成さ
れたバーコードでも正しく認識できるバーコード読み取
り方法及び装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、発光部からの照射光を物体上に設けられ
たバーコードに前記物体の表面に対して傾いた方向から
照射し、前記物体で反射された反射光を前記発光部と一
体的に設けられた受光部で受光することにより前記バー
コードを読み取るバーコード読み取り方法において、前
記バーコードの近傍で前記反射光が進行する方向に反射
面を設け、前記反射面で前記物体からの反射光を反射さ
せることにより、前記反射光を前記受光部で受光するよ
うにしている。
【0010】なお、このような方法において、前記反射
光は前記反射面で拡散反射されるようなものであった
り、前記反射面で正反射された後、補助板を透過して拡
散されるようなものであったり、前記反射面で正反射さ
れた後、フィルタを透過して減衰されるようなものであ
ったりしてもよい。
【0011】また、本発明は、発光部からの照射光を物
体上に設けられたバーコードに前記物体の表面に対して
傾いた方向から照射し、前記物体で反射された反射光を
前記発光部と一体的に設けられた受光部で受光すること
により前記バーコードを読み取るバーコード読み取り装
置において、前記発光部と前記受光部と一体化された外
光遮断用フードの内側に反射面を設け、前記反射面で前
記物体からの反射光を反射させることにより、前記反射
光を前記受光部で受光するようにしている。この時、前
記反射面は前記反射光を拡散反射するものであってもよ
い。
【0012】
【実施例】以下、図に示した実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。
【0013】図3に示すように、ガラス基板7上の金属
薄膜(鏡面体表面)8に形成されたバーコード25(図
6参照)は、バーコード25の白地部に相当する部分
(金属薄膜8の表面)からバーコードリーダ4への照射
光が適切な量で受光部6へ戻り光16(正反射光14の
拡散光の一部)として戻り、且つ黒バー部9からの戻り
光17(正反射光13の拡散光の一部)と明確なレベル
差があれば読み取れる。このため、本実施例では、図3
に示すように、その表面がツヤ消しの白色反射拡散板1
5をバーコード部の近傍で、且つ金属薄膜8で反射され
た反射光14の進行方向に沿って置き、バーコード部で
正反射された光14を拡散反射して受光部6へ戻してい
る。
【0014】前記した図6のガラス基板7上の金属薄膜
8に、黒バー部9抜きバーコード25を形成した場合、
図3に示すように白地に相当する金属薄膜8での正反射
光14は強く、また黒バー抜き部9では発光部5からの
照射光の殆どはガラス基板7を透過する透過光12とな
るので、黒バー抜き部9からの正反射光13は弱くな
る。また、それぞれの正反射光13,14は拡散反射板
15で拡散反射されて微弱な拡散光(戻り光16,1
7)になり、一部の拡散光(戻り16,17)が受光部
6へ到達する。
【0015】本実施例では、この時、戻り光16のほう
が戻り光17に比べて大きくなるので、結果として受光
部6からは白紙上に印刷したバーコード18(図4参
照)の読み取り時に得られる図5と同様の出力が得ら
れ、バーコード25の読み取りが可能となる。
【0016】反射拡散板15を利用した本発明の実施例
を図1により詳細に示す。発光部5と受光部6が一体化
されたバーコードリーダ4に外光を遮断するフード2が
取り付けられている。フード2の内壁は余分な光の散乱
を防止するために、黒色のツヤ消し面にしてある。フー
ド2の下部開口部は基板7上のバーコード25に対向
し、フード2の下部開口部の内面の一部には白色のセラ
ミックあるいはスリガラス等の反射拡散板15が取りつ
けられている。
【0017】バーコードリーダ4の発光部5から基板7
(金属薄膜8)表面に対して傾いた方向から照射される
照射光は、バーコード25の黒バー抜き部9(図3参
照)ではガラス面7を殆ど透過し、バーコード25の白
地に相当する金属薄膜8では殆ど正反射される。正反射
された光は反射拡散板15で拡散された後に受光部6に
その一部が到達する。
【0018】なお、本実施例では、フード2の反射拡散
板15が取りつけられている面3をガラス基板7にほぼ
垂直にしたとき、受光部6への反射効率が最も良くなっ
て読み取り確度が高くなるようにしてある。
【0019】次に、透過拡散板あるいは減衰フィルタを
使用した本発明の他の実施例を図2に示す。この実施例
では、光を透過拡散するスリガラス、あるいは光を透過
減衰するNDフィルタ等のフィルタ11を経由して反射
光を受光部6が受光するようにしてある。バーコード2
5の金属薄膜8面での正反射光は、図1の反射拡散板1
5の代わりに設けられたミラー10で再度正反射され、
フィルタ11に到達する。フィルタ11で減衰された光
は受光部6に入光する。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上のような簡単な構成であ
るが、本発明によれば、従来は、バーコード面で照射光
が正反射して受光部へ戻ってこないために使用できなか
った一般的な商用のバーコードリーダを、鏡面体表面に
形成されたバーコードの読み取りにも使用できる。ま
た、本発明では、簡単なフード状のものを取り付ければ
良く、フード自体も小型で非常に安価に製作できる。
【0021】なお、反射式のバーコードリーダは、ガラ
ス板の下面に反射拡散板を置けば、ある程度の読み取り
が可能となるが、カラーフィルタ材が塗布された場合、
バーコードスキャナの照射光と補色系統のフィルタ材で
は光が吸収され、結果としてガラス板の上面からでも下
面からでも読めなくなる。
【0022】これは透過した光の反射を利用しているた
めである。投光、受光分離型のバーコードリーダでも透
過光を利用しているので同様のことが言える。しかしな
がら本発明の場合、透過光は利用する必要がないので、
フィルタ材の塗布されていない下面からフィルタ材の有
無にかかわらず安定して読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、反射拡散板を
利用したバーコードリーダの横断面を示す図。
【図2】本発明の他の実施例を示すもので、フィルタを
利用したバーコードリーダの横断面を示す図。
【図3】反射拡散板を利用してバーコードを読み取る本
発明の原理を示す図。
【図4】白紙に印刷されたバーコードを読み取る例を示
す図。
【図5】図4の例のバーコードリーダ受光部の出力波形
を示す図。
【図6】ガラス基板上のバーコードを読み取る場合を説
明する図。
【図7】図6の場合の受光部の出力波形の一例を示す図
である。
【符号の説明】
2 フード 4 バーコードリーダ 5 発光部 6 受光部 7 ガラス基板 8 金属薄膜 11 フイルタ 15 反射拡散板 25 バーコード 21 一部の反射拡散光

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部からの照射光を物体上に設けられ
    たバーコードに前記物体の表面に対して傾いた方向から
    照射し、前記物体で反射された反射光を前記発光部と一
    体的に設けられた受光部で受光することにより前記バー
    コードを読み取るバーコード読み取り方法において、前
    記バーコードの近傍で前記反射光が進行する方向に反射
    面を設け、前記反射面で前記物体からの反射光を反射さ
    せることにより、前記反射光を前記受光部で受光するよ
    うにしたことを特徴とするバーコード読み取り方法。
  2. 【請求項2】 前記反射光は前記反射面で拡散反射され
    ることを特徴とする請求項1に記載のバーコード読み取
    り方法。
  3. 【請求項3】 前記反射光は前記反射面で正反射された
    後、補助板を透過して拡散されることを特徴とする請求
    項1に記載のバーコード読み取り方法。
  4. 【請求項4】 前記反射光は前記反射面で正反射された
    後、フィルタを透過して減衰されることを特徴とする請
    求項1に記載のバーコード読み取り方法。
  5. 【請求項5】 発光部からの照射光を物体上に設けられ
    たバーコードに前記物体の表面に対して傾いた方向から
    照射し、前記物体で反射された反射光を前記発光部と一
    体的に設けられた受光部で受光することにより前記バー
    コードを読み取るバーコード読み取り装置において、前
    記発光部と前記受光部と一体化された外光遮断用フード
    の内側に反射面を設け、前記反射面で前記物体からの反
    射光を反射させることにより、前記反射光を前記受光部
    で受光するようにしたことを特徴とするバーコード読み
    取り装置。
  6. 【請求項6】 前記反射面は前記反射光を拡散反射する
    ことを特徴とする請求項5に記載のバーコード読み取り
    装置。
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