JP2800381B2 - コードレススチームアイロン - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭などにおいて使用するコードレスス
チームアイロンに関するものである。

従来の技術 従来のコードレススチームアイロンは、通常のコード
付のスチームアイロンと同様にアイロン本体にカセット
式の水タンクを装着しており、アイロンスタンドにアイ
ロン本体を置いたとき電源のみが給電されヒーターを加
熱する構造のもので、アイロン本体への給水まで自動で
行う自動給水機構を備えたものはなかった。

一方、コード付のアイロンにおける自動給水機構とし
ては、業務用アイロンとして実用化されているものがあ
る。この種のアイロンはクリーニング店などの専門業者
が長時間大量のアイロンかけを行う際に使用するもの
で、第７図に示すようにアイロン本体１には電源コード
２とともに給水用の太いホース３がつながれており、離
れたところに設置したポンプなどの給水駆動部を持った
大型の水タンク４に接続された構造のものが一般的であ
る。

発明が解決しようとする課題 しかし、上記のコードレススチームアイロンのような
構造のものではコードがないことによりアイロンの使い
勝手は向上しているが、水タンクの容量が限られている
ため、アイロンかけの途中に何度か水タンクを取り外し
追加給水する必要があり、この点アイロンかけ作業の効
率を大幅に低下させるものであった。

また自動給水機構付きの業務用アイロンの場合、水タ
ンクへの追加給水を必要としない点では作業効率を向上
させるものではあるが、そのかわりアイロン本体にコー
ドだけでなく太い給水ホースがつながっているため、ア
イロンかけの際の使い勝手が極めて悪くなるものであっ
た。さらにこの業務用アイロンの場合、専門家が長時間
連続して使用することを前提としているため、水タンク
あるいはアイロン本体と給水ホースとの接続方法につい
ても取り付け，取り外しとも極めてやりにくいものであ
った。

そこで、本発明はアイロンかけ作業中に特に意識する
ことなく極めて簡単に給水経路の接続と切り離し操作が
でき、しかも取り外しているときは給水経路が閉鎖され
て水漏れすることのないコードレススチームアイロンを
提供することを第１の目的としている。

第２の目的は、水路接続をより安定して確実に行うこ
とができるコードレススチームアイロンを提供すること
にある。

第３の目的は、アイロン本体をアイロンスタンドから
外したときに、アイロンスタンド側に溜まった少量の水
がアイロンスタンド外部にこぼれ出るのを防いだコード
レススチームアイロンを提供することにある。

第４の目的は、アイロン本体をアイロンスタンドから
外したときに、アイロンスタンド側の給水接続部で少量
の水がアイロンスタンド外部にこぼれ出るのを防ぐため
に、給水とは逆方向に強制的に排水するコードレススチ
ームアイロンを提供することにある。

課題を解決するための手段 上記第１の目的を達成するために本発明は、アイロン
本体と、このアイロン本体への給水機構を内蔵し、アイ
ロン本体を載置するアイロンスタンドとからなり、アイ
ロン本体とアイロンスタンドの水路接続部のアイロン本
体側には、筒状の注水口と、この注水口内に配されこの
注水口を閉鎖する第１のボール弁を設けるとともに、ア
イロンスタンド側には、前記注水口と接続される給水通
路を設け、その内部にその給水通路を閉成する方向に付
勢された第２のボール弁を設け、さらに前記第１及び第
２のボール弁の間に位置する給水通路には、注水口と接
する部分に弾性材料からなり給水通路外周から内方に向
けて延設され注水口と当接するリブを有するシールパッ
キンを設け、さらにその奥に注水口と当接して第２のボ
ール弁を開成方向に移動させるボール弁開閉体を形成
し、前記第１のボール弁は、アイロン本体がアイロンス
タンドにおかれたときに給水圧により開成されるもので
ある。

また第２の目的を達成するために本発明は、ボール弁
開閉体内を給水通路に沿って前後自在に摺動し、給水時
には水圧により給水方向に押し出されて第１のボール弁
を給水方向へ移動させることを補助しアイロン本体側の
給水通路を開放する摺動体を設けたものである。

また第３の目的を達成するために本発明は、ボール弁
開閉体が摺動する給水通路ブロック内壁で、アイロン本
体がアイロンスタンドに置かれたときのみボール弁開閉
体外壁によって塞がれる位置から、給水通路ブロック外
部に導かれた排水通路を設けたものである。

さらに第４の目的を達成するために本発明は、アイロ
ンスタンドの給水駆動部に逆回転可能なポンプを備え、
前記ポンプによりアイロンスタンド側の水路接続部に溜
まった水を強制排水するものである。

作用 本発明のコードレススチームアイロンの水路接続構造
は、第1,第２のばねおよびボール弁と、その間に位置す
るボール弁開閉体を備えた構成により、アイロンかけを
行っている最中にアイロン本体をアイロンスタンドに一
時的に置くタイミングをとらえてアイロン本体へスチー
ム用の水を供給する自動給水機構であり、給水経路の接
続，切り離しを電気的駆動源を使用することなく、極め
て簡単かつ確実に行うことことができるものである。さ
らに、アイロン本体をアイロンスタンドに置く場合、ア
イロン本体を少し押し込むと、まず注水口とシールパッ
キンのリブが当接し、リブの弾性により当接したままさ
らに当接強度を強めて注水口がアイロンスタンド側の給
水経路内に入り込み、注水口とシールパッキンとで完全
なシール状態が実現される。その後去れらにアイロン本
体を所定距離だけ押し込むと、注水口がボール弁開閉体
に当たりこれにより第２のボール弁が開放される。従っ
て、このシールパッキンは外周から内方に延設されたリ
ブを有することにより給水経路のシール状態を完全なも
のとすることができる。

また、本発明は摺動体を設けることで、給水時の水圧
でこの摺動体が押されて第１のボール弁を押して開放し
やすいように補助することのできるものである。

またさらに本発明は給水通路ブロックに排水通路を設
けることで、アイロン本体がアイロンスタンドに置かれ
たときはボール弁開閉体によってこの排水通路は塞がれ
るが、アイロン本体をアイロンスタンドから外したとき
は、ボール弁開閉体が移動してに排水通路は開き、アイ
ロンスタンド側の給水接続部で第２のボール弁より下流
に溜まった少量の水がこの排水通路を通って排水される
ものである。

そしてまた本発明はアイロンスタンドの給水駆動部に
排水機構を設けることで、アイロン本体がアイロンスタ
ンドから外されたときに、給水を止め、かわりに排水機
構を働かせることによって水の流れる方向を逆転させ、
水圧で第２のボール弁を一時的に開放させてアイロンス
タンドの水路接続径路内の水を強制的に排水するするも
のである。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。まず第一の実施例について第１図〜第３図をもとに
説明する。図において、５はアイロン本体で、5aはその
後部壁面、６はポンプなどの給水駆動部6bおよび水タン
ク6cを内蔵したアイロンスタンドで、6aはそれにアイロ
ン本体５を置くときの載置面を示している。７は前記ア
イロン本体５に設けられた小型水タンクで、８は前記後
部壁面5aの一部に配置された注水口、９は注水口接続ノ
ズルで、前記注水口８と接続されており、前記注水口８
から給水された水はこの注水口接続ノズル９を介して接
続ホース10を通り前記小型水タンク７へと送られる。

11は第１のボール弁で、12は第１のばねで、前記注水
口接続ノズル９によって一方の端を支持されている。こ
の第１のボール弁11は第１のばね12によって給水方向
（図中点線矢印で示す）と逆方向に付勢され、前記注水
口８の内壁と係合してアイロン本体５から外部へ水が漏
れるのを防止するものである。

13は前記載置面6aに接続された給水通路ブロックで、
給水方向の上流側の端に給水接続ノズル14が接続されて
いる。水タンク6cから給水駆動部6bにより送られてきた
水は給水ホース（図示せず）を通ってこの給水接続ノズ
ル14を介して前記給水通路ブロック13へ送られる。

15は前記給水通路ブロック13内に設けられた第２のボ
ール弁で、16は第２のばねで、一方の端を前記給水接続
ノズル14に支持されている。第２のボール弁15は第２の
ばね16によって給水方向に付勢されている。17は前記第
１および第２のボール弁11,15の間に配設されたボール
弁開閉体で、前記給水通路ブロック13の内壁にそって前
後に所定距離だけ摺動できるようになっている。17aは
ボール弁開閉体17の一部を構成する第２のボール弁押さ
えピンで、前記第２のボール弁15を押すことで給水経路
を開放することができる。また17bが給水通路口で、給
水された水は第３図に示した矢印の方向に、この給水通
路口17bを通って送り出されるようになっている。第１
図（ａ）のようにアイロン本体５がアイロンスタンド６
から外されたときは第２のばね16の付勢力あるいは給水
圧によって第２のボール弁15を介して、ボール弁開閉体
17は給水方向に移動し、また第１図（ｂ）に示したよう
にアイロン本体５がアイロンスタンド６に置かれたとき
は給水方向と逆方向に移動する構成となっている。また
前記給水通路ブロック13の給水方向下流側には、前記ボ
ール弁開閉体17がアイロンスタンド６の外部へ落下しな
いように給水方向への摺動距離を制限し、かつ滑らかに
前後に摺動するように支持するための押さえ板18が設け
られている。19はアイロン本体５がアイロンスタンド６
に置かれて給水が行われるとき水路接続部からの水漏れ
を防止するためのシールパッキンで、ゴムなどの弾性材
料で形成されており、その外周から内方に延設したリブ
22を有し、前記注水口８とそのリブ22とが当接して気密
性が保たれるようになっている。

なお、第１図に示した水路接続構造は第２図において
２点鎖線20で示した部分に設けられている。

次に、この実施例の構成における作用を説明する。ア
イロンかけ作業の途中においてアイロン本体５がアイロ
ンスタンド６に置かれると、その水路接続部は第１図
（ａ）に示した状態から同図（ｂ）に示した状態に変化
する。このときアイロン本体５が置かれたことにより注
水口８がボール弁開閉体17を押しこみ、ボール弁開閉体
17は後方（給水方向と逆方向）へ摺動し、第２のばね16
によって支えられている第２のボール弁15を押しこん
で、給水通路ブロック13と第２のボール弁15との間に隙
間を形成して、アイロンスタンド側の給水経路を開放す
ることになる。このときまだアイロン本体５側の第１の
ボール弁11は開放されておらず、従ってアイロン本体５
をアイロンスタンド側に載置した状態では給水経路は連
通しておらず、アイロン途中の載置においてアイロン本
体の小型水タンク７に水があってもそこから水漏れを起
こすことはない。その後、この状態で給水を始めると水
圧によってアイロン本体５側の第１のボール弁11も押し
こまれ、注水口８と第１のボール弁11との間に隙間を形
成して、給水経路が完全開放されることとなりアイロン
本体５への給水を行うことができる。

また、アイロンかけを行うためにアイロン本体５をア
イロンスタンド６から取り外すと、第１図（ａ）に示し
たようにボール弁開閉体17を後方へ押さえる力がなくな
るため、ボール弁開閉体17は第２のばね16あるいは水圧
によって第２のボール弁15を介して前方（給水方向）へ
押し戻される。すると第２のボール弁15が給水通路ブロ
ック13の内壁と係合して給水経路は閉鎖される。と同時
にアイロン本体５側の第１のボール弁11も水圧が加わら
なくなるために第１のばね12の付勢力により注水口８を
閉鎖し、アイロン本体５側でも給水経路が閉鎖され逆流
による水漏れが起こることはない。

またシールパッキン19によるシール効果と第２のボー
ル15が開閉するタイミングは、まずアイロン本体５をア
イロンスタンド６に置く場合はアイロン本体５を少し押
しこむと、まずはじめに注水口８とシールパッキン19の
リブ22が当接し、その後さらにアイロン本体５を所定距
離だけ押し込むと、注水口８とリブ22の当接強度がさら
に強くなるとともに、当接したままで給水経路ブロック
13の内方へ移動し完全なシール状態が実現される。その
後さらにアイロン本体５を所定距離だけ押し込むと、注
水口８が初めてボール弁開閉体17に当たり、ボール弁開
閉体17が摺動しはじめて第２のボール弁15を押し込んで
開く。逆にアイロン本体５をアイロンスタンド６から取
り外す場合はその逆の過程をたどり、はじめアイロン本
体５を所定距離だけ押し出すと第２のボール弁15は給水
通路ブロック13の内壁と係合して完全に閉じる。さらに
アイロン本体５を押し出すと、注水口８とシールパッキ
ン19のリブ22が離れてシール効果がなくなるようになっ
ている。このことにより水が給水されている間は必ずシ
ールされた状態が保たれていることになり、給水中はも
ちろんのこと、アイロン本体５をアイロンスタンド６へ
置く場合も、取り外す場合も決して水漏れを起こすこと
はない。

次に、第二の実施例について第４図に基づいて説明す
る。第４図において、21は摺動体で、ボール弁開閉体17
内を給水経路にそって前後自在に摺動することができる
構造となっている。この摺動体21の一部には第１のボー
ル弁押えピン21aが設けけられており、第１のボール弁1
1を押し出す作用をするものである。21bは給水方向にあ
けられた摺動体給水通路で、給水された水はここを通過
するものである。

この構成により、給水動作が行われているときには、
第４図（ｂ）に示すように摺動体21の上流側の側面およ
びで第１のボール弁11が水圧を受けて、第１のばね12の
付勢力に逆らって給水方向へ移動する。すると注水口８
と第１のボール弁11との間に隙間が形成されて給水経路
は開放される。一方、給水を止めた時は水圧がなくなる
ので第１のばね12に押し戻されボール弁開閉体17内にお
さまると同時に第１のボール弁11によって注水口８は閉
鎖される。

摺動体21を設けることで、給水に脈動がある場合や水
圧が低い場合などでも安定して第１のボール弁11を開放
することができる。また図には摺動体給水通路21bを略
円柱状で示したが、略円錐台状（給水上流側が径大）に
することもでき、水圧をより効果的に利用することがで
きる。

次に第三の実施例について第５図をもとに説明する。
第５図において、23は給水通路ブロック13に設けられた
排水通路で、ボール弁開閉体17が摺動してアイロン本体
５がアイロンスタンド６に置かれたときのみ、ボール弁
開閉体17の外壁と給水通路ブロック13の内壁によって塞
がれる位置にあけられた排水用の通路で、アイロン本体
５をアイロンスタンド６から取り外したときに、この排
水通路23は開くようになっている。24は排水通路23と結
ばれた排水フランジ、25は排水フランジ24に取り付けら
れた排水ノズルである。

この構成により、アイロン本体５がアイロンスタンド
６に置かれたときは、ボール弁開閉体17が給水方向と逆
方向に摺動し排水通路23は塞がれるので、給水を行って
も排水通路へ流れ出ることはなく給水が行われる。一方
アイロン本体５をアイロンスタンド６から外すとボール
弁開閉体17が給水方向へ摺動し、給水通路23は開かれる
ので、アイロンスタンド６側の水路接続部20で第２のボ
ール弁15より下流に溜まった少量の水は、排水通路23を
通って排水ノズル25から大型の水タンク（図示せず）な
どに排水されるようになっている。

次に第四の実施例について第６図をもとに説明する。
第６図は給水駆動部6bに排水機構6dを設けることで、ア
イロンスタンド６側の水路接続部20で第２のボール弁15
より下流に溜まった少量の水がアイロンスタンド６の外
部にこぼれ出るのを防ぐために、アイロンスタンド６側
の水路接続部20内の水を、給水とは逆方向に強制的に排
水する排水方法を示すものである。

ポンプを用いた給水駆動部6bを一例として考えると、
排水機構としてポンプを例えばベーンポンプのように給
水経路を差し替えなくても容易に給水方向を逆転させる
ことのできるポンプにすることで、アイロン本体５をア
イロンスタンド６から取り外すタイミングをとらえて給
水方向を逆転させてやると、第２のボール弁15は水圧で
開放され、第６図に示す矢印の方向にアイロンスタンド
６側の水路接続部20内の水を強制的に排水させることが
できる。

発明の効果 以上のように本発明は、アイロン本体に給水方向と逆
方向に付勢された第１のボール弁を、またアイロンスタ
ンド側に給水方向と同方向に付勢された第２のボール弁
およびボール弁開閉体を設けた構成にすることで、電気
的駆動源を用いることなしに、簡単，確実に給水路の開
閉を行うことができるもので、アイロンかけの途中にお
いてアイロン本体をアイロンスタンドに一時的に置くタ
イミングに、使用者に特別な操作をさせることなく、ア
イロンかけに必要十分な水をアイロン本体に送りこむこ
とができるようになるもので、非常に使い勝手のよい自
動給水型のコードレススチームアイロンを提供すること
ができるものである。

さらに本発明は給水中の水路接続部からの水漏れ防止
対策についても考えられており、第２のボール弁が開い
ている間は必ず注水口とシールパッキンで完全に水路が
シールされている構造となっているので、例えば給水中
に使用者がゆっくりとアイロン本体を取り外しても、は
じめに第２のボール弁が閉まり水路が完全に遮断されて
からシールがとかれるので、水路接続部から水が漏れて
噴き出すことはなく安全である。また逆にアイロン本体
が何らかの原因でシールが不十分なほど浅く置かれた場
合は、注水口でボール弁開閉体が押されないので第２の
ボール弁は開放されず、給水をが行なおうとしても水路
は遮断されたままなので給水されず水漏れをおこすこと
はないように安全対策がとられている。

またボール弁開閉体内を給水路にそって前後自在に摺
動することができる摺動体を設けた構成にすることで、
給水時に水圧を効果的に利用し安定して第１のボール弁
が開放しやすいようにしたものである。これによって水
路接続部の給水抵抗を低減することができる。すると給
水量を増やすことができるので給水に要する時間を短縮
することができ使い勝手もさらに良くなるものである。

さらに排水通路を設けることで、アイロン本体をアイ
ロンスタンドから外している最中に、アイロンスタンド
側の水路接続部分で第２のボール弁より下流に溜まった
少量の水がアイロンスタンドの外部にこぼれ出るのを防
ぐことができ、自動給水型のコードレススチームアイロ
ンとしての商品性を大きく高めることができるものであ
る。

また給水駆動部に排水機構を設けることで、上記排水
通路などを設けなくても容易にかつ確実に強制排水する
ことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂはそれぞれ本発明の一実施例の構成を示す
コードレススチームアイロンの水路接続構造の状態を示
す縦断面図、第２図は同アイロンの全体構成を示す側面
図、第３図はボール弁開閉体の外観斜視図、第４図ａ、
ｂはそれぞれ第二の実施例の摺動体の外観斜視図および
水路接続構造の縦断面図、第５図は第三の実施例の水路
接続構造の縦断面図、第６図は第四の実施例の排水構成
を示す断面図、第７図は従来の業務用自動給水アイロン
の一例を示した側面図である。 ５……アイロン本体、６……アイロンスタンド、８……
注水口、11……第１のボール弁、12……第１のばね、13
……給水通路ブロック、15……第２のボール弁、16……
第２のばね、17……ボール弁開閉体、21……摺動体、22
……リブ、23……排水通路。

フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−177100（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−254799（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−10900（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−118100（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−112600（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−121100（ＪＰ，Ａ) 特公 平１−61080（ＪＰ，Ｂ２) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) D06F 75/08 - 75/18,75/40 D06F 79/02 F16L 29/00,37/28

Claims (4)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】アイロン本体と、このアイロン本体への給
   水機構を内蔵し、アイロン本体を載置するアイロンスタ
   ンドとからなり、アイロン本体とアイロンスタンドの水
   路接続部のアイロン本体側には、筒状の注水口と、この
   注水口内に配されこの注水口を閉鎖する第１のボール弁
   を設けるとともに、アイロンスタンド側には、前記注水
   口と接続される給水通路を設け、その内部にその給水通
   路を閉成する方向に付勢された第２のボール弁を設け、
   さらに前記第１及び第２のボール弁の間に位置する給水
   通路には、注水口接する部分に弾性材料からなり給水通
   路外周から内方に向けて延設され注水口と当接するリブ
   を有するシールパッキンを設け、さらにその奥に注水口
   と当接して第２のボール弁を開成方向に移動させるボー
   ル弁開閉体を形成し、前記第１のボール弁は、アイロン
   本体がアイロンスタンドにおかれたときに給水圧により
   開成されるコードレススチームアイロン。
2. 【請求項２】ボール弁開閉体内を給水通路に沿って前後
   自在に摺動し、給水時には水圧により給水方向に押し出
   されて第１のボール弁を給水方向へ移動させることを補
   助しアイロン本体側の給水通路を開放する摺動体を設け
   た請求項１記載のコードレススチームアイロン。
3. 【請求項３】ボール弁開閉体が摺動する給水通路ブロッ
   ク内壁で、アイロン本体がアイロンスタンドに置かれた
   ときのみボール弁開閉体外壁によって塞がれる位置か
   ら、給水通路ブロック外部に導かれた排水通路を設けた
   請求項１記載のコードレススチームアイロン。
4. 【請求項４】アイロンスタンドの給水駆動部に逆回転可
   能なポンプを備え、前記ポンプによりアイロンスタンド
   側の水路接続部に溜まった水を強制排水する請求項１ま
   たは２記載のコードレススチームアイロン。