JP2800073B2 - 泥水処理方法およびその装置 - Google Patents

泥水処理方法およびその装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば泥水に所定の
圧力を与え循環させることにより切羽の安定を図り、掘
削土を泥水とともに排泥しながら掘削を行う泥水式シー
ルド工法、地中連続壁工法等における排泥水の分離・調
泥のための泥水処理方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されている泥水式シールド
工法等の泥水処理装置は、シールド機本体部から排泥さ
れた泥水を粒度により分離し、その泥分を調節して再度
切羽に送泥するとともに、余剰の泥分についてはプレス
により脱水処理することによりケーキ状にするものが一
般的である。前記脱水処理時に発生する濾水は、希釈水
として泥水比重の調整に使用される他は、その状況に応
じて適合基準に合致するように濁度・pH処理がなされ
放流される。
【0003】以下、従来より使用されている泥水シール
ド工法における泥水処理装置の一例について図4および
図5の処理工程フロー図に基づき詳説する。シールド切
羽から排泥される泥水の泥水処理は、74μm程度以上
のレキ・砂分の除去を行う一次処理と、74μm程度以
下のシルト・粘土分の分級脱水を行う二次処理と、放流
される濁水の清澄とpH(水素イオン濃度)調整を行う
三次処理とに分けられる。先ず、シールド機械によって
掘削された土砂は、地山安定の為と土砂の輸送を目的と
して泥水処理装置Fから送られる泥水とともにポンプ圧
送され、再び一次処理装置Fに送られる。掘削された土
砂の中には玉石や塊状の粘性土、貝殻等の大粒径のもの
が含まれるため、レキを処理するスクリーン2と砂を処
理するスクリーン4との二種類のスクリーンを有する振
動脱水篩1が設けられている。前記振動脱水篩1の上方
には湿式サイクロン6、6が設けられており、シールド
切羽から送られてきた泥水は、最初にレキ用スクリーン
2を通過後、振動脱水篩1アンダータンク3に貯留し、
ポンプ5によって湿式サイクロン6、6に送られ、ここ
で主として74μm以上粒子の砂分が分級され、砂用ス
クリーン4で脱水された後に搬出される。前記レキ用ス
クリーン2または砂用スクリーン4上では、回収される
レキ・砂の層が形成されており、このレキおよび砂に付
着泥水としてシルト分・粘度分が多少回収される。な
お、物質収支計算では、回収されるレキの重量の10
%、砂の重量の40%の泥水が回収されるとしており、
この結果一次処理装置Fでは含水比25%程度の砂レキ
を分級する。湿式サイクロン6、6のオーバー泥水は主
として74μm以下の粒子分を含んだまま調整槽8に送
られ、ここからポンプ9により再びシールド切羽へ送ら
れる。
【0004】前述一次処理装置Fでは、掘削地山に含ま
れる水分と主として74μm以下の粒子を除去できない
ため、シールド掘削の進行に伴い、泥水の絶対量、比重
および粘性等は徐々に増大する。そのため余剰泥水は、
前記調整槽8からポンプ22により余剰泥水槽23に送
られ、さらに、脱水時間の短縮を図るために、凝集剤槽
26から硫酸バンドまたはポリ塩化アルミニウムなどの
無機の凝集剤が混入され、スラリー槽25へと送られ
る。そして、この余剰泥水はスラリー槽25において攪
拌混合され凝集化される。この凝集化されスラリー状と
なった泥水は、ポンプ27によりフィルタープレス28
に送られ、ここでプレスされ脱水ケーキとして貯留ホッ
パー34に貯留される。一方、このプレス処理により発
生する濾水は、一旦濾水槽30に貯留され、その大部分
についてはポンプ31により調整槽8に希釈水として循
環され泥水の比重調整のために使用されるが、その一部
の余剰濾水については、ポンプ32により三次処理装置
Hの中和処理装置33に送られ、シックナーによりSS
値(浮遊物質量)の処理とともに、炭酸ガス等によりp
H値調整により放流基準以下に調整されて放流される。
なお、前記フィルタープレス28により、含水比250
%程度の泥土から含水比60〜70%程度までの脱水が
可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
泥水処理装置においては以下のような問題がある。フィ
ルタープレス28による処理はバッチ処理であるため、
必要とされる機械規模の割には処理能力が小さく、また
土質が変化しフィルタープレス28の前処理で凝集剤の
添加が適量でなくなった場合には、脱水時間が大幅に長
くなりさらに処理能力が低下する。またプレスによる脱
水処理の場合には、有用な泥水材料も同時に廃棄するた
め不経済であるとともに、脱水ケーキは機械的な脱水で
あるため、その後雨水等に当たると再び高含水となり泥
土化するため、再利用化の途がないなどの問題を有する
とともに、余剰濾水は放流処理されるため、放流基準以
下にするための中和処理装置、シックナーなどを必要と
する。なお、脱水ケーキの中に含まれる水分がかなりあ
るため、土質条件によっては全体の物質収支バランスが
くずれ、循環系外から補給水を加える必要が生ずる場合
もある。
【0006】また、貯留ホッパー34、濾水槽30およ
びスラリー槽25が、フィルタープレス28の処理能力
を補うために大型化し、結果的に泥水処理装置全体の占
有規模が大きくなり、設備コストが大きく、また前記濾
水槽30の濾水は調整槽8に希釈水として循環されてい
るため泥水調整の管理が煩雑であるなどの問題を有す
る。
【0007】そこで発明の主たる課題は、連続的に泥水
処理可能とし処理能力の向上を図るとともに、機械設備
の縮小、設備コストの低減を図り、余剰水を発生させる
ことなく、さらに補給水も不用とし、最終的に得られる
処理残土は建設資材として利用可能な泥水処理方法およ
びその装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明法は、建設現場からの排泥水から、スクリーンおよび
一次サイクロンによって相対的に大粒径の固形分を分級
・除去し、分級後の残る小粒径の固形分を含む泥水を調
整槽に貯留するとともに、この調整槽内の泥水を再びシ
ールド切羽へ循環させる一次処理工程と、前記調整槽内
の泥水を二次サイクロンに送り、二次サイクロンにおい
オーバーフローする低濃度の泥水を前記調整槽に返送
するとともに、前記調整槽への返送量を調整することに
より前記調整槽内の泥水の比重を調整する一方で、前記
二次サイクロンからアンダーフローする高濃度の泥水を
余剰泥水槽に貯留し、この余剰泥水槽中に貯留された高
濃度の泥水については、順次連続的に固化材の混入して
混合し脱水・固化処理して排出する二次処理工程とから
なることを特徴とするものである。また、前記課題を解
決した本発明装置は、建設現場からの排泥水から、相対
的に大粒径の固形分を分級・除去するスクリーンおよび
一次サイクロンと、分級後の残る小粒径の固形分を含む
泥水を貯留する調整槽とを備え、この調整槽内の泥水を
再びシールド切羽へ循環させる一次処理装置と、前記調
整槽内の泥水を脱水・濃縮化処理するための二次サイク
ロンを設け、この二次サイクロンのオーバーフローした
低濃度の泥水を前記調整槽に返送するとともに、前記調
整槽への返送量を調整することにより前記調整槽内の泥
水の比重を調整する泥水調整手段と、前記二次サイクロ
ンからアンダーフローする高濃度の泥水を貯留するため
の余剰泥水槽と、この余剰泥水槽に貯留された高濃度の
泥水を固化材の混入して混合し脱水・固化処理する脱水
固化手段とを備える二次処理装置とからなることを特徴
とするものである。
【0009】
【作用】本発明においては、先ずシールド切羽からの排
泥水について、一次処理工程において、相対的に大粒径
の固形分、具体的には粒径74μm程度以上の固形分を
分級・除去を行うとともに、分級後の粒径74μm程度
以下の固形分を含む泥水については調整槽に貯留し、こ
の調整槽から再びシールド切羽へ循環させる循環システ
ムが構成される。シールド掘削に伴い、泥水の絶対量、
比重、粘性等は徐々に増加するため、そのための処理と
して、前記調整槽の泥水を二次サイクロンに送り、ここ
で脱水・濃縮化処理を行う。そしてオーバーフローする
低濃度の泥水については前記調整槽に循環させ泥水調整
を行うとともに、アンダーフローする高濃度の泥水につ
いては余剰泥水槽に貯留する。なお、前記調整槽内の泥
水量については、再びシールド切羽へ循環させるための
必要以上の量は、直接前記余剰泥水槽に送り、泥水量の
調整を行うことができる。このようにして、前記調整槽
の泥水比重と量をコントロールする。さらに、前記余剰
泥水槽に貯留された高濃度の泥水については、泥水固化
処理手段において、固化材の添加とともに混合され脱水
・固化処理され排出される。
【0010】このように、本発明においては、先ず泥水
の最終処理を連続的処理が可能な化学的な脱水・固化処
理によるため、従来のようなスラリー槽25、フィルタ
ープレス28、濾水槽30および貯留ホッパー34を必
要としないため、処理装置全体の設置面積および容積を
縮小化できるとともに、その設備費についても低減でき
る。また、高含水泥土の全部を化学的に固化するため、
濾水の発生がなく中和処理が不要となる。さらに、前記
脱水・固化される泥水の固形物粒子は、一次および二次
サイクロンの通過により脱水・濃縮化され、概ね含水比
で100%以下とされるため、一般に知られているセメ
ント系、あるいは石灰系の土質改良材(固化材)により
容易に改良し得る範囲の性状の泥土となり、埋土や路盤
材等として利用が可能となる。また、従来のフィルター
プレスによる場合には、安全管理上フィルタープレス1
台につき、一人の操作員を必要としていたが、本発明の
場合には自動運転が可能であり省力化が図れる。
【0011】以上のように本発明においては、機械的か
つ物理的な脱水・濃縮処理の後に、濃縮化された高濃度
の泥水について化学的な脱水・固化処理を行うことを発
明の要旨とすることにより種々の効果が生まれる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図1〜図3に示す実施例に基
づき詳説する。図1は泥水処理工程の全体概略図を示
し、図2はそのフロー図を示す。図1において、シール
ド切羽からポンプによって送られた泥水は振動脱水篩1
のレキ用スクリーン2を通過して、ここで粒径2mm以上
のレキ分が分級される。
【0013】粒径2mm未満の固形物を含む泥水は、振動
脱水篩1のアンダータンク3に貯留された後、ポンプ5
により一次サイクロン6、6に送られる。一次サイクロ
ン6、6では泥水中の粒径74μm以上の砂分を分級
し、これをアンダーフローとして砂用スクリーン4に給
泥する。以上の濾過工程により振動脱水篩1では、主と
して粒径74μm以上のレキ、砂分が分級されることと
なる。前記一次サイクロン6、6からオーバーフローし
た主として粒径74μm以下の固形物を含む泥水は、調
整槽8に貯留され、ポンプ9により再びシールド切羽に
送給される。なお、以上の処理を行う装置群が一次処理
装置Fである。
【0014】前述のように泥水はシールド切羽と調整槽
8との間を循環することとなるが、シールド掘削の進行
に伴い、前記調整槽8に貯留される泥水量、比重および
濃度は徐々に増加する。したがって、本実施例において
は、ポンプ11により調整槽8に貯留される主として粒
径74μm以下の固形物を含む泥水を送給路20により
二次サイクロン12、12に送り、ここで脱水・濃縮化
する。前記二次サイクロン12、12においてオーバー
フローする低濃度の泥水については循環路19により前
記調整槽8に循環させる一方、アンダーフローする高濃
度の泥水について余剰泥水槽13に貯留される。なお、
前記二次サイクロン12、12における分級、濃縮性能
については、土質条件、固化条件等により適宜決定する
ことができる。
【0015】前記調整槽8と余剰泥水槽13との間に
は、前記調整槽8から二次サイクロン12、12への送
給路20およびその循環路19の他に、さらに送給量と
循環量との物質収支バランスを保つための別途独立の送
給路21が形成されており、前記各流路に配設された流
量計18、…に基づき、送給路20およびその循環路1
9の送給量の差分に応じて送給路21の送給量が決定さ
れるようになっている。
【0016】また、前記送給路21の送給量の検知手段
としては、前記の流量計18、…の他に、たとえば図3
に示されるように、調整槽8の深さ方向に2台の圧力計
35、35を配設し、前記調整槽8内の泥水の比重(ρ
1)および泥水量(H1)を次式により求め、二次サイ
クロン12、12への送給量および送給路21の送給量
を決定することもできる。 ΔP1=PH1−PL1 −−−−−−−−(1) ρ1=ΔP1/h1−−−−−−−−(2) H1=PH1/ρ1 −−−−−−−−(3)なお、前記
余剰泥水槽13に貯留される泥水は、サイクロン12に
より土質条件によって異なるが、概ね含水比100%以
下、粒径74μm以下のシルト・粘度分を含む余剰泥水
とすることができる。ところで、前述具体例において
は、送給路20およびその循環路19の他に、別途独立
の送給路21を形成した例について示すが、たとえば予
め所望の泥水比重、泥水量となるように、前記二次サイ
クロン12、12の性能およびその送給量を決定し、前
記送給路21を無くすこともできる。
【0017】前記余剰泥水槽13に貯留された泥水は、
スクイズポンプ14などにより泥水固化装置15に送ら
れる。泥水固化装置15では、泥水の送泥量が流量計1
8により計測され、これに応じて固化材サイロ16から
のセメント系、石灰系などの固化材が適量添加されて該
装置15内で混合されることにより化学的に脱水・固化
された後、ダンプトラック17により搬出される。な
お、泥水固化装置15までの処理を行う装置群が二次処
理装置Gである。
【0018】前記固化材添加量は、たとえば石灰系の固
化材の場合で10〜60kg/m3 、好ましくは50〜60
kg/m3 程度とされる。また、セメント系の固化材の場合
で、5〜100kg/m3 、好ましくは30〜70kg/m3
度とされる。
【0019】石灰系の固化材の添加による反応は、先ず
土と石灰の溶解によって生じたカルシウムイオンとの間
にイオン交換反応が起こり、カルシウムイオンが土粒子
表面に吸着され土中の微粒子が凝集化し、次にカルシウ
ムイオンを吸着した土粒子がアルカリ雰囲気で更に石灰
と反応して安定な結晶鉱物を生成していくポゾラン反応
を起こし固化するものである。一方、前記ポゾラン反応
に関与しなかった残余の石灰は土中の炭酸や炭酸ガスと
反応して固結化する炭酸化反応を起こす。なお、生石灰
の場合には、生石灰自身の水和反応によって土中の水分
を吸水発熱し、生石灰量の約32%の水が団結化する。
このような反応により高含水比の粘性土は、含水比の低
下、土の粒度改良、土の塑性指数の低下およびトラフィ
カビリティーの改良など土質改良がなされ、前記固化泥
土は、早期強度発現性に優れるとともに、一軸圧縮強度
で0.5kg/cm2以上の強度を有し、埋土、路盤材として
の利用が可能となる。
【0020】次に、本発明泥水処理装置を具体的な泥水
式シールド工法による掘削へ適用する想定の下で各種の
比較を行った。泥水シールド工法の掘削条件は、表1に
示される条件とした。
【0021】
【表1】
【0022】以上の条件の下での、物質収支計算を行
い、先ず従来の処理条件の下で所要機器の能力、規模、
台数等について決定するとともに、本発明を適用した場
合について、必要な二次サイクロンの能力、設置個数、
余剰泥水の容量、固化装置の能力、規模について決定
し、それぞれの場合について負荷容量、所要機器の設置
面積、設置容積、設備費、処理に要する維持費等につい
ての比較を行った。その結果を表2に示す。
【0023】
【表2】
【0024】上記表2より明らかとなるように、本発明
の場合には、掲げた項目の全てについて、従来方式に比
して大幅に低減し得ることが判明される。
【0025】
【発明の効果】以上詳説のとおり、本発明によれば、連
続的な泥水処理可能となり処理能力の向上を図り得ると
ともに、機械処理設備の縮小、設備コストの低減を図り
得る。
【0026】また、泥水をそのまま化学的に固化するた
め余剰水を発生させることがなく中和処理が不要とな
り、最終的に得られる固化処理体は建設資材として利用
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る泥水処理装置における全体処理工
程図である。
【図2】本発明に係る泥水処理装置による処理フロー図
である。
【図3】調整槽における泥水比重および泥水量の検出方
法を示す図である。
【図4】従来の泥水処理装置における全体処理工程図で
ある。
【図5】従来の泥水処理装置による処理フロー図であ
る。
【符号の説明】
1…振動脱水篩、2…レキ用スクリーン、3…アンダー
タンク、4…砂用スクリーン、6…一次サイクロン、8
…調整槽、12…二次サイクロン、13…余剰泥水槽、
15…泥水固化装置、16…固化材サイロ、18…流量
計、35…圧力計

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設現場からの排泥水から、スクリーンお
    よび一次サイクロンによって相対的に大粒径の固形分を
    分級・除去し、分級後の残る小粒径の固形分を含む泥水
    を調整槽に貯留するとともに、この調整槽内の泥水を再
    びシールド切羽へ循環させる一次処理工程と、 前記調整槽内の泥水を二次サイクロンに送り、二次サイ
    クロンにおいてオーバーフローする低濃度の泥水を前記
    調整槽に返送するとともに、前記調整槽への返送量を調
    整することにより前記調整槽内の泥水の比重を調整する
    一方で、前記二次サイクロンからアンダーフローする高
    濃度の泥水を余剰泥水槽に貯留し、この余剰泥水槽中に
    貯留された高濃度の泥水については、順次連続的に固化
    材の混入して混合し脱水・固化処理して排出する二次処
    理工程とからなることを特徴とする泥水処理方法。
  2. 【請求項2】建設現場からの排泥水から、相対的に大粒
    径の固形分を分級・除去するスクリーンおよび一次サイ
    クロンと、分級後の残る小粒径の固形分を含む泥水を貯
    留する調整槽とを備え、この調整槽内の泥水を再びシー
    ルド切羽へ循環させる一次処理装置と、 前記調整槽内の泥水を脱水・濃縮化処理するための二次
    サイクロンを設け、この二次サイクロンのオーバーフロ
    ーした低濃度の泥水を前記調整槽に返送するとともに、
    前記調整槽への返送量を調整することにより前記調整槽
    内の泥水の比重を調整する泥水調整手段と、前記二次サ
    イクロンからアンダーフローする高濃度の泥水を貯留す
    るための余剰泥水槽と、この余剰泥水槽に貯留された高
    濃度の泥水を固化材の混入して混合し脱水・固化処理す
    る脱水固化手段とを備える二次処理装置とからなること
    を特徴とする泥水処理装置。
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