JP2799603B2 - 美白化粧料 - Google Patents
美白化粧料Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は特定のバラ科植物由来の生薬の抽出物を含有
して成る美白効果、肌荒れ防止効果及び肌荒れ改善効果
に優れた皮膚化粧料に関する。
して成る美白効果、肌荒れ防止効果及び肌荒れ改善効果
に優れた皮膚化粧料に関する。
従来、美白化粧料には、主としてアスコルビン酸、グ
ルタチオン、コロイドイオウ等が配合されており、この
ような美白化粧料は皮膚の色黒、シミ、ソバカスの防止
等美容効果を得るうえで極めて有用である。しかしなが
ら、アスコルビン酸は酸化されやすいため、一定の効果
の発現が期待しにくいばかりか、化粧料自身が変色して
しまうことがある。また、グルタチオンやコロイドイオ
ウは特有の異臭及び剤型によっては沈殿等が生じるとい
う欠点を有している。
ルタチオン、コロイドイオウ等が配合されており、この
ような美白化粧料は皮膚の色黒、シミ、ソバカスの防止
等美容効果を得るうえで極めて有用である。しかしなが
ら、アスコルビン酸は酸化されやすいため、一定の効果
の発現が期待しにくいばかりか、化粧料自身が変色して
しまうことがある。また、グルタチオンやコロイドイオ
ウは特有の異臭及び剤型によっては沈殿等が生じるとい
う欠点を有している。
また、最近生薬等の天然物を化粧料に配合し、美白効
果を得ようとする試みがなされている(特開昭53−8833
3号、特開昭54−2344号、特開昭57−163307号、特開昭6
0−104005号、フレグランスジャーナル臨時増刊No.6(1
986)p164−165)。これら生薬は安全性が高いことから
その有用性が期待されているものの、その美白効果は未
だ不十分であった。
果を得ようとする試みがなされている(特開昭53−8833
3号、特開昭54−2344号、特開昭57−163307号、特開昭6
0−104005号、フレグランスジャーナル臨時増刊No.6(1
986)p164−165)。これら生薬は安全性が高いことから
その有用性が期待されているものの、その美白効果は未
だ不十分であった。
一方、抗炎症作用を有する生薬抽出物として、甘草、
黄柏、紫根等種々のものが知られており、肌荒れ防止、
肌荒れ改善効果を期待して、これらを皮膚外用剤に配合
する試みがなされてきた。
黄柏、紫根等種々のものが知られており、肌荒れ防止、
肌荒れ改善効果を期待して、これらを皮膚外用剤に配合
する試みがなされてきた。
しかしながら、従来使用されてきた生薬抽出物では、
有効な肌荒れ改善効果を有するものは限られていた。ま
た、天然物由来であることから、例えば黄柏や、紫根の
ように、肌荒れ改善効果を有していても、特有の強い色
や匂いを有する場合があり、製品に配合する上で、配合
量や剤型等に制限があるといった問題もあった。
有効な肌荒れ改善効果を有するものは限られていた。ま
た、天然物由来であることから、例えば黄柏や、紫根の
ように、肌荒れ改善効果を有していても、特有の強い色
や匂いを有する場合があり、製品に配合する上で、配合
量や剤型等に制限があるといった問題もあった。
従って、美白効果に加え、肌荒れ防止効果、肌荒れ改
善効果に優れ、安全性、色、匂い等に問題のない生薬配
合の皮膚化粧料の開発が望まれていた。
善効果に優れ、安全性、色、匂い等に問題のない生薬配
合の皮膚化粧料の開発が望まれていた。
斯かる実情に鑑み、本発明者らは生薬の抽出物につい
て、美白作用等につき鋭意研究した結果、特定のバラ科
植物由来の生薬の抽出物が高いチロシナーゼ活性阻害作
用及び抗炎症作用を有しており、これらを配合した化粧
料は美白効果だけでなく、肌荒れ防止効果、肌荒れ改善
効果に選れ、しかも安全性、安定性に優れていることを
見い出し本発明を完成した。
て、美白作用等につき鋭意研究した結果、特定のバラ科
植物由来の生薬の抽出物が高いチロシナーゼ活性阻害作
用及び抗炎症作用を有しており、これらを配合した化粧
料は美白効果だけでなく、肌荒れ防止効果、肌荒れ改善
効果に選れ、しかも安全性、安定性に優れていることを
見い出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は、郁李仁、 及び木瓜(ボケの果実)から選ばれる生薬の抽出物の一
種又は二種以上を含有することを特徴とする美白化粧料
を提供するものである。
種又は二種以上を含有することを特徴とする美白化粧料
を提供するものである。
本発明の皮膚化粧料に用いる郁李仁、 又は木瓜から得られる生薬抽出物の調製法は特に限定さ
れないが、例えば種々の適当な溶媒を用いて室温〜加温
下で抽出される。抽出溶媒としては、例えば水;メチル
アルコール、エチルアルコール等の低級一価アルコー
ル;グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレ
ングリコール等の液状多価アルコール;酢酸エチル等の
低級アルキルエステル;ベンゼン、ヘキサン等の炭化水
素;ジエチルエーテル等のエーテル類等の一種又は二種
以上を用いることができる。就中、水又は水溶性溶媒、
特に水、エチルアルコール、グリセリン、1,3−ブチレ
ングリコールの一種又は二種以上の混合溶媒が好まし
い。また抽出条件としては、生薬に対し容量比で1〜10
00倍量、特に5〜100倍量の溶媒を用い、4℃以上に、
特に15〜30℃の温度で1時間以上、特に1〜3日間行う
のが好ましい。
れないが、例えば種々の適当な溶媒を用いて室温〜加温
下で抽出される。抽出溶媒としては、例えば水;メチル
アルコール、エチルアルコール等の低級一価アルコー
ル;グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレ
ングリコール等の液状多価アルコール;酢酸エチル等の
低級アルキルエステル;ベンゼン、ヘキサン等の炭化水
素;ジエチルエーテル等のエーテル類等の一種又は二種
以上を用いることができる。就中、水又は水溶性溶媒、
特に水、エチルアルコール、グリセリン、1,3−ブチレ
ングリコールの一種又は二種以上の混合溶媒が好まし
い。また抽出条件としては、生薬に対し容量比で1〜10
00倍量、特に5〜100倍量の溶媒を用い、4℃以上に、
特に15〜30℃の温度で1時間以上、特に1〜3日間行う
のが好ましい。
以上のような条件で得られる生薬抽出物は、抽出され
た溶液のまま用いても良いが、さらに必要により濃縮、
濾過等の処理をしたものを適宜使い分けて用いることが
できる。
た溶液のまま用いても良いが、さらに必要により濃縮、
濾過等の処理をしたものを適宜使い分けて用いることが
できる。
本発明の皮膚化粧料における生薬抽出物の含有量は、
乾燥固形分に換算して0.0001〜10.0重量%が好ましく、
特に0.01〜5.0重量%の範囲が好ましい。含有量が0.000
1重量%未満であると効果が十分発揮されず、10.0重量
%を超えても効果はほぼ一定となる。
乾燥固形分に換算して0.0001〜10.0重量%が好ましく、
特に0.01〜5.0重量%の範囲が好ましい。含有量が0.000
1重量%未満であると効果が十分発揮されず、10.0重量
%を超えても効果はほぼ一定となる。
本発明の皮膚化粧料は、上記必須成分の他、通常化粧
品、医薬部外品、医薬品に用いられる水性成分、粉末、
界面活性剤、油剤、保湿剤、アルコール類、pH調整剤、
防腐剤、酸化防止剤、増粘剤、色素、香料等を必要に応
じて適宜配合することにより調製される。
品、医薬部外品、医薬品に用いられる水性成分、粉末、
界面活性剤、油剤、保湿剤、アルコール類、pH調整剤、
防腐剤、酸化防止剤、増粘剤、色素、香料等を必要に応
じて適宜配合することにより調製される。
本発明の皮膚化粧料の剤型は特に限定されず、化粧
水、乳液、クリーム、パック、軟膏、分散液、洗浄料等
種々の剤型とすることができる。
水、乳液、クリーム、パック、軟膏、分散液、洗浄料等
種々の剤型とすることができる。
また、本発明の皮膚化粧料は、必要により更に公知の
薬剤を添加してもよい。この薬剤としては、例えば、ア
スコルビン酸、グルタチオン及びこれらのそれぞれの誘
導体、プラセンタエキス、当帰エキス、桑白皮エキス、
アロエエキス等の美白効果を有する薬剤;グリチルレチ
ン酸及びその誘導体、インドメタシン等の抗炎症剤;ウ
ロカニン酸、ベンゾフェノン、パラアミノ安息香酸、桂
皮酸及びこれらのそれぞれの誘導体等の紫外線吸収剤;
ビタミンE、ローズマリーエキス、茶エキス等の酸化防
止剤等が挙げられる。これら薬剤は単独でも二種以上を
組み合せて用いてもよい。
薬剤を添加してもよい。この薬剤としては、例えば、ア
スコルビン酸、グルタチオン及びこれらのそれぞれの誘
導体、プラセンタエキス、当帰エキス、桑白皮エキス、
アロエエキス等の美白効果を有する薬剤;グリチルレチ
ン酸及びその誘導体、インドメタシン等の抗炎症剤;ウ
ロカニン酸、ベンゾフェノン、パラアミノ安息香酸、桂
皮酸及びこれらのそれぞれの誘導体等の紫外線吸収剤;
ビタミンE、ローズマリーエキス、茶エキス等の酸化防
止剤等が挙げられる。これら薬剤は単独でも二種以上を
組み合せて用いてもよい。
次に試験例及び実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
試験例1. チロシナーゼ活性阻害試験: 第1表に示す如き乾燥した各生薬の細切20重量部に50
%エチルアルコール80重量部を加え、室温で時々撹拌し
ながら3日間抽出し、ろ過して各生薬抽出液を得た。こ
れら各生薬抽出液を試料とし、下記測定方法によりチロ
シナーゼ活性阻害率を測定した。結果を第1表に示す。
%エチルアルコール80重量部を加え、室温で時々撹拌し
ながら3日間抽出し、ろ過して各生薬抽出液を得た。こ
れら各生薬抽出液を試料とし、下記測定方法によりチロ
シナーゼ活性阻害率を測定した。結果を第1表に示す。
<測定方法> 各試料0.1〜0.2mlに酵素溶液〔シグマ社製、28,000単
位のチロシナーゼ10mgを0.1Mリン酸緩衝液(pH6.8)20m
lに溶解したもの〕0.1mlを加え、更に0.1Mリン酸緩衝液
(pH6.8)を加え4mlとし、これを25℃にて10分間インキ
ュベートした。これに、あらかじめ25℃に保っておいた
基質溶液〔L−DOPA(東京化成)198.0mgを0.1Mリン酸
緩衝液(pH6.8)100mlに溶解したもの〕1.0mlを加え、1
0分間反応せしめた。次いで475nmにおける吸光度(O
DS)を測定した。さらに加熱失活させた前記酵素を用い
て同様に反応させた吸光度(ODHE)及び試料無添加のと
きの吸光度(ODB)を測定し、次式よりチロシナーゼ活
性の阻害率を算出した。
位のチロシナーゼ10mgを0.1Mリン酸緩衝液(pH6.8)20m
lに溶解したもの〕0.1mlを加え、更に0.1Mリン酸緩衝液
(pH6.8)を加え4mlとし、これを25℃にて10分間インキ
ュベートした。これに、あらかじめ25℃に保っておいた
基質溶液〔L−DOPA(東京化成)198.0mgを0.1Mリン酸
緩衝液(pH6.8)100mlに溶解したもの〕1.0mlを加え、1
0分間反応せしめた。次いで475nmにおける吸光度(O
DS)を測定した。さらに加熱失活させた前記酵素を用い
て同様に反応させた吸光度(ODHE)及び試料無添加のと
きの吸光度(ODB)を測定し、次式よりチロシナーゼ活
性の阻害率を算出した。
第1表の結果より明らかな如く、本発明に用いる郁李
仁、 桜皮、木瓜の抽出物は、チロシナーゼを抑制し、ドーパ
クロームの生成を低下させ、高い美白効果を有してい
た。
仁、 桜皮、木瓜の抽出物は、チロシナーゼを抑制し、ドーパ
クロームの生成を低下させ、高い美白効果を有してい
た。
試験例2. 炎症抑制試験: 生後5週齢のウィスター系雄性ラット1群10匹の後股
足蹠に起炎物質として1%カラゲニン生理食塩水溶液0.
1mlを皮下注射して浮腫を生じさせた。
足蹠に起炎物質として1%カラゲニン生理食塩水溶液0.
1mlを皮下注射して浮腫を生じさせた。
第2表に示す各生薬抽出物を乾燥固形分として5%の
割合でエチルアルコールに溶解したものを試料とし、こ
の試料0.1mlをカラゲニン注射2時間前及びこの注射直
後にそれぞれ塗布した。注射3時間後の浮腫容積及び浮
腫生成抑制率を第2表に示す。尚、対照として、エチル
アルコールのみを同様に塗布したものを用いた。表中の
値は各群における平均値である。
割合でエチルアルコールに溶解したものを試料とし、こ
の試料0.1mlをカラゲニン注射2時間前及びこの注射直
後にそれぞれ塗布した。注射3時間後の浮腫容積及び浮
腫生成抑制率を第2表に示す。尚、対照として、エチル
アルコールのみを同様に塗布したものを用いた。表中の
値は各群における平均値である。
第2表の結果から明らかな如く、本発明に用いる生薬
抽出物は、従来肌荒れ防止効果があるとして使用されて
きた地楡と比較しても高い炎症抑制効果を有することが
判明した。
抽出物は、従来肌荒れ防止効果があるとして使用されて
きた地楡と比較しても高い炎症抑制効果を有することが
判明した。
実施例1. 化粧水: <組 成> (重量%) (1)グリセリン 5.0 (2)1,3−ブチレングリコール 4.0 (3)オレイルアルコール 0.1 (4)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸エ
ステル(20E.O.) 1.5 (5)ポリオキシエチレンラウリルエーテル(20E.O.) 0.5 (6)エチルアルコール 10.0 (7)ソルビトール 1.0 (8)郁李仁50%エチルアルコール抽出液*1 0.5 (9)ビタミンE 0.1 (10)オキシベンゾン 0.2 (11)防腐剤 適量 (12)香 料 適量(13)精製水 残量 計 100.0 *1:郁李仁抽出物を乾燥固形分として薬6%含有したも
の <製 法> A.(3)〜(6)及び(9)〜(12)を混合溶解する。
ステル(20E.O.) 1.5 (5)ポリオキシエチレンラウリルエーテル(20E.O.) 0.5 (6)エチルアルコール 10.0 (7)ソルビトール 1.0 (8)郁李仁50%エチルアルコール抽出液*1 0.5 (9)ビタミンE 0.1 (10)オキシベンゾン 0.2 (11)防腐剤 適量 (12)香 料 適量(13)精製水 残量 計 100.0 *1:郁李仁抽出物を乾燥固形分として薬6%含有したも
の <製 法> A.(3)〜(6)及び(9)〜(12)を混合溶解する。
B.(1)、(2)、(7)、(8)及び(13)を混合溶
解する。
解する。
C.AとBを混合して均一にする。
実施例2. クリーム: <製 法> A.(1)〜(7)及び(9)〜(10)を混合し、加熱し
て70℃に保つ。
て70℃に保つ。
B.(8)、(11)及び(12)を混合し、加熱して70℃に
保つ。
保つ。
C.BにAを加えて均一に乳化し、30℃まで冷却する。
実施例3 パック: <組 成> (重量%) (1)ポリビニルアルコール 15.0 (2)カルボキシメチルセルロースナトリウム 5.0 (3)プロピレングリコール 3.0 (4)桜皮1,3−ブチレングリコール抽出液*3 2.5 (5)エチルアルコール 10.0 (6)ウロカニン酸 0.1 (7)防腐剤 適量 (8)香 料 適量(9)精製水 残量 計 100.0 *3:桜皮抽出物を乾燥固形分として約0.7%含有したも
の <製 法> A.(1)〜(4)、(6)及び(9)を混合し、70℃に
加熱し撹拌しながら溶解せしめる。
の <製 法> A.(1)〜(4)、(6)及び(9)を混合し、70℃に
加熱し撹拌しながら溶解せしめる。
B.(5)、(7)及び(8)を混合する。
C.AにBを加え、混合した後、冷却する。
実施例4. 乳 液: <組 成> (重量%) (1)スクワラン 5.0 (2)ワセリン 2.0 (3)ミツロウ 0.5 (4)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.8 (5)ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E.O.) 1.2 (6)1,3−ブチレングリコール 5.0 (7)木瓜エーテル抽出物(乾燥固形分として) 0.05 (8)エチルアルコール 5.0 (9)防腐剤 適量 (10)香 料 適量 (11)カルボキシビニルポリマー(1.0%水溶液)20.0 (12)水酸化カリウム 0.1 (13)精製水 残量 計 100.0 <製 法> A.(6)〜(8)及び(13)を加熱混合し、70℃に保
つ。
つ。
B.(1)〜(5)、(9)及び(10)を加熱・混合し、
70℃に保つ。
70℃に保つ。
C.BをAに加え、混合し、さらに(11)を加えて均一に
混和した後(12)を加え均一に乳化した後30℃まで冷却
する。
混和した後(12)を加え均一に乳化した後30℃まで冷却
する。
試験例3. 使用効果試験: 本発明の皮膚化粧料の美白効果及び肌荒れ改善効果に
つき、使用テストにより試験を行った。
つき、使用テストにより試験を行った。
使用テストは、それぞれ30〜40才の15名の女性をパネ
ルとし、毎日、朝と夜の2回、洗顔後に試験化粧料を適
量顔面に2週間にわたって塗布することにより行った。
試験化粧料は実施例2のクリーム、実施例4の乳液及び
対照として実施例2のクリームの を除き、精製水で補正した以外は実施例2と同様に製造
したものを用いた。結果を第3表に示す。
ルとし、毎日、朝と夜の2回、洗顔後に試験化粧料を適
量顔面に2週間にわたって塗布することにより行った。
試験化粧料は実施例2のクリーム、実施例4の乳液及び
対照として実施例2のクリームの を除き、精製水で補正した以外は実施例2と同様に製造
したものを用いた。結果を第3表に示す。
なお、評価は次の基準で行った。
・美白効果 有 効:シミ・ソバカスがほとんど目立たなくなっ
た。
た。
やや有効:シミ・ソバカスがあまり目立たなくなっ
た。
た。
無 効:変わらない。
・肌荒れ改善効果 有 効:肌のかさつきや荒れが改善された。
やや有効:肌のかさつきや荒れがやや改善された。
無 効:変わらない。
第3表の結果より明らかなように、実施例2のクリー
ム及び実施例4の乳液の使用により、シミ、ソバカスが
目立たなくなったという効果及び肌荒れが改善されたと
いう効果が高い有効率をもって確認された。
ム及び実施例4の乳液の使用により、シミ、ソバカスが
目立たなくなったという効果及び肌荒れが改善されたと
いう効果が高い有効率をもって確認された。
また、実施例1の化粧水及び実施例3のパックについ
ても、ほぼ同様の使用テストを行った結果、同様の効果
が得られた。
ても、ほぼ同様の使用テストを行った結果、同様の効果
が得られた。
〔発明の効果〕 以上詳述した如く、本発明皮膚化粧料は、美白効果の
みならず、肌荒れ防止効果及び肌荒れ改善効果に選れて
いるので、日焼けによる皮膚の黒色化、シミ、ソバカス
の防止・改善及び皮膚の炎症の軽減等幅広く適用するこ
とができる。
みならず、肌荒れ防止効果及び肌荒れ改善効果に選れて
いるので、日焼けによる皮膚の黒色化、シミ、ソバカス
の防止・改善及び皮膚の炎症の軽減等幅広く適用するこ
とができる。
さらに本発明の皮膚化粧料は、安定で、しかも安全で
あるため、安心して使用することができる。
あるため、安心して使用することができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−89228(JP,A) 特開 昭59−59622(JP,A) 特開 昭52−79032(JP,A) 特開 平1−233207(JP,A) 特開 昭61−200922(JP,A) 特開 昭64−3125(JP,A) 特開 平2−231410(JP,A) 特開 平2−292208(JP,A) 赤松金芳著,「新訂和漢薬」,医歯薬 出版株式会社,昭和55年10月15日第1版 第5刷発行,第383頁、マイカイの項 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 A61K 7/48 A61K 35/78
Claims (1)
- 【請求項1】郁李仁、 及び木瓜から選ばれる生薬の抽出物の一種又は二種以上
を含有することを特徴とする美白化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1265414A JP2799603B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 美白化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1265414A JP2799603B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 美白化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03127714A JPH03127714A (ja) | 1991-05-30 |
JP2799603B2 true JP2799603B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=17416831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1265414A Expired - Fee Related JP2799603B2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 美白化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2799603B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08119843A (ja) * | 1994-10-25 | 1996-05-14 | T Hasegawa Co Ltd | メラニン抑制剤 |
JPH10130162A (ja) * | 1996-10-31 | 1998-05-19 | Kanebo Ltd | ヒアルロン酸分解阻害剤、ヒアルロン酸異常分解疾患治療剤および化粧料 |
CA2334335A1 (en) | 1998-06-08 | 1999-12-16 | Fytokem Products Inc. | Tyrosinase inhibitors from plants |
JP2001031558A (ja) * | 1999-05-19 | 2001-02-06 | Kose Corp | 皮膚外用剤 |
EP1104672A1 (de) * | 1999-12-02 | 2001-06-06 | Laboratoires Serobiologiques(Societe Anonyme) | Kosmetische und/oder pharmazeutische Zubereitungen |
JP4659378B2 (ja) * | 2004-03-30 | 2011-03-30 | 株式会社東洋発酵 | メラニン生成抑制剤、並びに該メラニン生成抑制剤を含有する化粧品素材、化粧品、飲食品用添加剤、飲食品及び入浴剤 |
KR101134716B1 (ko) * | 2005-02-03 | 2012-05-24 | (주)아모레퍼시픽 | Egcg와 장미 추출물을 함유하는 피부 외용제 조성물 |
CN116963710A (zh) | 2021-02-12 | 2023-10-27 | 西姆莱斯股份公司 | 预防和治疗色素沉着过度的药物 |
-
1989
- 1989-10-12 JP JP1265414A patent/JP2799603B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
赤松金芳著,「新訂和漢薬」,医歯薬出版株式会社,昭和55年10月15日第1版第5刷発行,第383頁、マイカイの項 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03127714A (ja) | 1991-05-30 |
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