JP2799292B2 - 貝類の発酵方法 - Google Patents

貝類の発酵方法

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JP2799292B2 JP6207114A JP20711494A JP2799292B2 JP 2799292 B2 JP2799292 B2 JP 2799292B2 JP 6207114 A JP6207114 A JP 6207114A JP 20711494 A JP20711494 A JP 20711494A JP 2799292 B2 JP2799292 B2 JP 2799292B2
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば発電所の取水口
から採取された貝類を原料として肥料を製造する場合な
どに使用される貝類の発酵方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発電所の取水口などに発生する貝類は定
期的に取り除く必要があり、従来は集められた貝類は陸
上に埋設処分されていた。しかしこの方法は広い埋設用
地を必要とするうえ、腐敗により強い悪臭を発生する欠
点がある。また焼却処分は処分費用が高いため、最近で
は貝類を発酵させて肥料化する試みがなされている。
【0003】一般に有機物の発酵処理を大規模に行うた
めには、細長い発酵槽の一端の投入部から原料を投入
し、切返し機により切返しを行いながら発酵物を徐々に
他端の取出部に移動させつつ発酵させる方法が取られて
いる。ところが貝類の場合には硬い貝殻があるため、そ
のままでは貝殻に泥が付着してかたまりとなり通気性が
阻害され、うまく発酵が進行しない。また発酵処理物に
貝殻が残り後処理で貝殻の破砕が必要となる。このた
め、前処理工程において貝殻を破砕したうえで発酵槽に
投入する必要があり、前処理装置が複雑化するという問
題があった。しかも前処理により貝殻を破砕して発酵槽
に投入しても、破砕により緻密となり通気性がほとんど
ないため、切返しを行っても発酵に必要な空気が内部に
十分に供給されず、発酵がうまく進行しないという問題
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、貝類をうまく発酵させて肥料とす
ることができる貝類の発酵方法を提供するためになされ
たものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の貝類の発酵方法は、乾燥ゾーンと
それにつづく醗酵ゾーンを形成する発酵槽の一端の投入
部から貝類を投入し、2本のロール間で処理物を破砕す
るようにしたクラッシャーを隣接、離隔可能に備えた切
返し機により切返しと破砕とを行いながら発酵物を徐々
に他端の取出部に移動させつつ発酵させるに当り、発酵
槽の投入部付近の乾燥ゾーンでは、前記クラッシャーを
切返し機から離隔させて破砕を停止し、切返し機による
切返しのみを行い前記貝類の水分を蒸発させ、それ以降
醗酵ゾーンでは切返し機により切返しを行うととも
に、前記クラッシャーを切返し機に隣接させ破砕を行
い、破砕した前記貝類を醗酵させることを特徴とするも
のである。
【0006】
【作用】本発明の貝類の発酵方法によれば、発酵槽の一
端の投入部から貝殻のついたままの貝類を投入し、投入
部付近の乾燥ゾーンでは切返しのみを行う。このため、
貝殻どうしの隙間に十分な通気性を確保することがで
き、空気の供給が妨げられないので発酵及び水分の蒸発
が進行する。そしてある程度発酵と乾燥が進行した後の
醗酵ゾーンでは、切返しと破砕とを行い貝殻を破砕する
が、この段階においては発酵と乾燥が進んでいるために
通気性が確保され、うまく発酵を進行させることができ
る。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明するが、まず装置の構成を説明する。図1にお
いて、1は幅と深さが約2m、長さが約50m程度の細長
い発酵槽であり、その左端の投入部2から貝殻のまま投
入された貝類を長時間をかけて発酵させ、右端の取出部
3から肥料として取り出すようになっている。発酵槽1
内における原料や発酵物の移動は、以下に説明する切返
し装置によって行われる。
【0008】発酵槽1上には全長にわたり走行レール4
が設けられている。そしてこの走行レール4上に、切返
し機5とクラッシャー6とが走行自在に設けられてい
る。図2に拡大して示したように、切返し機5は走行台
車7上に常時は傾斜させて搭載されている。この傾斜の
方向は、下端が発酵槽1の投入部2に近い方向とされて
いる。走行台車7は走行用モータ8を備え、走行レール
4上を左右いずれの方向にも走行することができる。
【0009】実施例の切返し機5は発酵槽1の幅一杯に
拡がる広幅のベルトを備えており、頭部に設けられたモ
ータ9によって図2の矢印方向に駆動され、発酵槽1の
底部から発酵物を斜め上方に掻上げ、その上端から落下
させるようになっている。このため、発酵物は攪拌され
ると同時にその内部に空気が供給されて発酵が促進され
るとともに、発酵物は1回の切返しを行う毎に少しずつ
取出部3の方向に移動する。この切返し機5の頭部と走
行台車7との間にはシリンダ10が設けられており、この
シリンダ10のロッドを図2の状態から延ばすことによ
り、切返し機5を図示しない軸を中心として時計方向に
揺動させ、図1に想像線で示したように上方に持ち上げ
ることができる。
【0010】6は切返し機5の上端から落下する発酵物
を破砕するためのクラッシャーである。図2に示すよう
に、このクラッシャー6も走行レール4上に設けられた
ものであり、常時はアーム12、13によって走行台車7に
隣接する位置に固定されており、切返し機5と一体とな
って走行することができる。なお図4はクラッシャー6
の部分の平面図であり、多数の突起を備えたロール14、
15の間で原料として発酵槽1内に投入された貝類の貝殻
等を破砕することができる。
【0011】また本発明においては、図3に示すように
アーム12、13を延ばすことによって、クラッシャー6を
切返し機5の走行台車7から離隔できる構造が採用され
ている。このようにクラッシャー6を移動させ切返し機
5から離隔させることにより、切返し機5の上端から落
下する発酵物をクラッシャー6で破砕することなくその
まま発酵槽1に落下させることができる。またこのよう
にクラッシャー6を移動させることにより、切返し機5
の頭部をクラッシャー6と干渉させることなく切返し機
5を持ち上げることができる。
【0012】次に、以上に説明した切返し装置を用いた
本発明の貝類の発酵方法について説明する。まず発酵槽
1の投入部2から貝殻のまま貝類を投入する。そして切
返し装置を取出部3から投入部2に向かって低速で走行
させながら、切返し機5とクラッシャー6による切返し
と破砕とを行う。このときには図2に示すように切返し
機5により発酵物を上方に掻上げながら、切返し機5の
上端から落下する発酵物を隣接するクラッシャー6によ
り破砕する。そして前述したように、切返しを行うこと
によって発酵物はわずかずつ右方向に移動する。
【0013】しかし本発明では、切返し装置が発酵槽1
の投入部2の付近に到達したときに、図3のようにクラ
ッシャー6を切返し機5の走行台車7から離隔させる。
この状態で切返し機5による切返しのみを行いつつ、切
返し装置を更に投入部2に向かって進行させる。そして
切返し装置が発酵槽1の左端に達したらシリンダ10を作
動させて切返し機5を時計方向に揺動させ、図1に想像
線で示したように上方に揺動させる。このようにして切
返し機5を発酵槽1から上昇させ、切返し装置を発酵槽
1の取出口3側に戻す。
【0014】なお本発明において破砕を停止する位置
は、投入された貝類の乾燥ゾーンと発酵ゾーンとの境界
付近とすればよく、実施例の場合には発酵槽1の底部か
ら供給される乾燥用空気の圧損が50mmAq付近に達する位
置とした。
【0015】このように、本発明では発酵槽1の投入部
2の付近の乾燥ゾーンでは切返し機5による切返しのみ
を行う。この位置では貝殻のままで貝類が切り返される
こととなり、貝殻相互間の空隙の作用により十分に空気
が供給されるので、水分の蒸発が円滑に進行する。そし
てある程度乾燥が進行した後の発酵ゾーンでは、切返し
機5とともにクラッシャー6による貝殻の破砕を行う。
この段階においては貝類の乾燥が進んでいるために、貝
殻を破砕しても通気性が確保され、切返しによる攪拌と
下部からの空気供給を受けて発酵を円滑に進行させるこ
とができる。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の貝類の
発酵方法によれば発酵槽の投入部付近乾燥ゾーンでは切
返しのみを行い、それ以降の発酵ゾーンでは発酵物の切
返しと貝殻の破砕とを行うようにしたので、前処理工程
において貝殻を破砕する必要がなく、装置を単純化する
ことができる。しかも水分の多い投入部の付近では貝殻
を破砕せず切返しのみを行うので、空気を内部に十分に
供給して乾燥を進行させることができる。よって本発明
によれば貝類をうまく発酵させて肥料とすることができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の装置の使用状態を示す正面図である。
【図2】実施例の装置の正面図である。
【図3】クラッシャーを切返し機から離隔させた状態の
正面図である。
【図4】クラッシャーの刃の部分の平面図である。
【符号の説明】
1 発酵槽、2 投入部、3 取出部、4 走行レー
ル、5 切返し機、6クラッシャー、7 走行台車、8
走行用モータ、9 モータ、10 シリンダ、12 アー
ム、13 アーム、14 ロール、15 ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−86271(JP,A) 実開 昭57−18654(JP,U) 実開 平6−47342(JP,U) 実開 昭58−97131(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C05F 1/00 - 17/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥ゾーンとそれにつづく醗酵ゾーンを
    形成する発酵槽の一端の投入部から貝類を投入し、2本
    のロール間で処理物を破砕するようにしたクラッシャー
    隣接、離隔可能に備えた切返し機により切返しと破砕
    とを行いながら発酵物を徐々に他端の取出部に移動させ
    つつ発酵させるに当り、発酵槽の投入部付近の乾燥ゾー
    では、前記クラッシャーを切返し機から離隔させて破
    砕を停止し、切返し機による切返しのみを行い前記貝類
    の水分を蒸発させ、それ以降の醗酵ゾーンでは切返し機
    により切返しを行うとともに、前記クラッシャーを切返
    し機に隣接させ破砕を行い、破砕した前記貝類を醗酵さ
    せることを特徴とする貝類の発酵方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6034003Y2 (ja) * 1980-07-08 1985-10-09 株式会社新潟鐵工所 発酵槽内の有機質固形廃棄物堆積層の切返し装置
JPS60116B2 (ja) * 1980-11-20 1985-01-05 日本鋼管株式会社 貝類の発酵処理方法
JPH0714346Y2 (ja) * 1992-12-02 1995-04-05 勝美 山口 有機質廃棄物発酵装置

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