JP2799131B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JP2799131B2 JP2799131B2 JP5160125A JP16012593A JP2799131B2 JP 2799131 B2 JP2799131 B2 JP 2799131B2 JP 5160125 A JP5160125 A JP 5160125A JP 16012593 A JP16012593 A JP 16012593A JP 2799131 B2 JP2799131 B2 JP 2799131B2
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- JP
- Japan
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- bead
- carcass
- tire
- folded
- carcass ply
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/0009—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion
- B60C15/0072—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion with ply reverse folding, i.e. carcass layer folded around the bead core from the outside to the inside
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/0009—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion
- B60C15/0018—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion not folded around the bead core, e.g. floating or down ply
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ビード部に補強層を用
いることなくカーカスのみで剛性を適正化でき、操縦安
定性を、他の走行性能を保持しつつ高め、しかも簡易に
製造しうる空気入りタイヤに関する。
いることなくカーカスのみで剛性を適正化でき、操縦安
定性を、他の走行性能を保持しつつ高め、しかも簡易に
製造しうる空気入りタイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、高速道路網が整備されるととも
に、乗用車にあっては高速化、又ライトバン、小型トラ
ックにあっても高速化及び、高荷重化が進められてお
り、これらの車両に用いるタイヤとして偏平率が６５％
以下の偏平タイヤが広く使用されるようになった。この
ような偏平タイヤは、車両の運動性能確保のため、サイ
ドウォール部、ビード部の剛性を高める必要がある。
に、乗用車にあっては高速化、又ライトバン、小型トラ
ックにあっても高速化及び、高荷重化が進められてお
り、これらの車両に用いるタイヤとして偏平率が６５％
以下の偏平タイヤが広く使用されるようになった。この
ような偏平タイヤは、車両の運動性能確保のため、サイ
ドウォール部、ビード部の剛性を高める必要がある。
【０００３】なお従来、高性能を目指したタイヤにあっ
ては、そのカーカスの構成が図５に示す如く、カーカス
ａを２枚のカーカスプライｂ、ｂを用いて形成するとと
もに、各カーカスプライをビード部ｃのビードコアｄの
周りを同じ方向に巻上げたいわゆる２−０構成とし、か
つ巻上げ側を補強層ｅを用いて補強する方法、さらには
出願人が特願平−３５７０３４号で提案しかつ図６に示
すように、カーカスａを２枚のカーカスプライｂ、ｂ′
で構成し、そのうち１枚ｂをビードコアｄで内から外に
折返しかつ巻上げるとともに、他の１枚ｂ′を前記巻上
げ部の外側でおろす１−１構成とするとともにビード部
ｃを補強層ｅを用いて補強する方法などが用いられてき
た。
ては、そのカーカスの構成が図５に示す如く、カーカス
ａを２枚のカーカスプライｂ、ｂを用いて形成するとと
もに、各カーカスプライをビード部ｃのビードコアｄの
周りを同じ方向に巻上げたいわゆる２−０構成とし、か
つ巻上げ側を補強層ｅを用いて補強する方法、さらには
出願人が特願平−３５７０３４号で提案しかつ図６に示
すように、カーカスａを２枚のカーカスプライｂ、ｂ′
で構成し、そのうち１枚ｂをビードコアｄで内から外に
折返しかつ巻上げるとともに、他の１枚ｂ′を前記巻上
げ部の外側でおろす１−１構成とするとともにビード部
ｃを補強層ｅを用いて補強する方法などが用いられてき
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような補強
層は、剛性を高めるためには、例えばスチールフィラー
のような強力なものが望ましいのであるが、スチールフ
ィラーを採用することによって、ビード部の耐久性が低
下する場合があり、又生産性に劣るという問題がある。
層は、剛性を高めるためには、例えばスチールフィラー
のような強力なものが望ましいのであるが、スチールフ
ィラーを採用することによって、ビード部の耐久性が低
下する場合があり、又生産性に劣るという問題がある。
【０００５】発明者は、前記問題点を解決すべく、試
作、実験を重ねた結果、前述の１−１構成のカーカスに
おいて、外側のカーカスプライを、ビードコア近傍で折
畳んで折返すことにより、偏平タイヤであっても、前述
の補強層を設けることなくビード部の剛性を高めること
ができ、操縦安定性を、他の走行性能を保持しつつ向上
し、しかも容易に製造しうることを見出し本発明を完成
させたのである。
作、実験を重ねた結果、前述の１−１構成のカーカスに
おいて、外側のカーカスプライを、ビードコア近傍で折
畳んで折返すことにより、偏平タイヤであっても、前述
の補強層を設けることなくビード部の剛性を高めること
ができ、操縦安定性を、他の走行性能を保持しつつ向上
し、しかも容易に製造しうることを見出し本発明を完成
させたのである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレッド部か
らサイドウォール部をへてビード部のビードコアで内側
から外側に折返しかつ前記ビードコアから上方にのびる
ビードエーペックスの外向き面に沿って巻上げる巻上げ
部を有する第１のカーカスプライと、トレッド部からサ
イドウォール部をへて前記巻上げ部とビードエーペック
スの外向き面との間を通り前記ビードコアのタイヤ軸方
向外向き面でタイヤ軸方向外側に折返して畳む折返し部
を有する第２のカーカスプライとからなるカーカスを具
えるとともに、 前記第２のカーカスプライの折返し部の
先端は、ビードエーペックスの先端よりも半径方向外方
に、かつ第１のカーカスプライの巻上げ部の先端よりも
半径方向内方に位置させてなる空気入りタイヤである。
らサイドウォール部をへてビード部のビードコアで内側
から外側に折返しかつ前記ビードコアから上方にのびる
ビードエーペックスの外向き面に沿って巻上げる巻上げ
部を有する第１のカーカスプライと、トレッド部からサ
イドウォール部をへて前記巻上げ部とビードエーペック
スの外向き面との間を通り前記ビードコアのタイヤ軸方
向外向き面でタイヤ軸方向外側に折返して畳む折返し部
を有する第２のカーカスプライとからなるカーカスを具
えるとともに、 前記第２のカーカスプライの折返し部の
先端は、ビードエーペックスの先端よりも半径方向外方
に、かつ第１のカーカスプライの巻上げ部の先端よりも
半径方向内方に位置させてなる空気入りタイヤである。
【０００７】又、第２のカーカスプライには折返して畳
む折返し部を設けたため、第１、第２のカーカスプライ
のみによってビード部の剛性を確保でき、補強層を省略
することが出来る。従って、従来のタイヤのように補強
層が介在することによって生じる耐久性の低下を排除で
きる。しかも前記折返し部は、タイヤ軸方向外側に折返
しているため、タイヤ成形が極めて容易となり、作業能
率を高めることが出来る。
む折返し部を設けたため、第１、第２のカーカスプライ
のみによってビード部の剛性を確保でき、補強層を省略
することが出来る。従って、従来のタイヤのように補強
層が介在することによって生じる耐久性の低下を排除で
きる。しかも前記折返し部は、タイヤ軸方向外側に折返
しているため、タイヤ成形が極めて容易となり、作業能
率を高めることが出来る。
【０００８】このように本願発明は、前記した各構成が
有機的に結合しかつ一体化することによって、偏平タイ
ヤであっても、乗心地を保持しつつ操縦安定性を高める
とともに、しかも成形を容易としかつフォースバリエー
ションの良好なタイヤを経済的に生産しうる。
有機的に結合しかつ一体化することによって、偏平タイ
ヤであっても、乗心地を保持しつつ操縦安定性を高める
とともに、しかも成形を容易としかつフォースバリエー
ションの良好なタイヤを経済的に生産しうる。
【０００９】なお第２のカーカスプライの折返し部先端
は、ビードエーペックス先端よりも半径方向外方に、か
つ第１のカーカスプライの巻上げ部先端よりも半径方向
内方に位置させた場合には、ビード部の剛性の調整が容
易となり、しかも第２のカーカスプライの先端部分は第
１のカーカスプライによって覆われるため、従来発生し
がちであった折返し部の剥離を防ぐことができ、ビード
部の耐久性を一層高めることが出来る。
は、ビードエーペックス先端よりも半径方向外方に、か
つ第１のカーカスプライの巻上げ部先端よりも半径方向
内方に位置させた場合には、ビード部の剛性の調整が容
易となり、しかも第２のカーカスプライの先端部分は第
１のカーカスプライによって覆われるため、従来発生し
がちであった折返し部の剥離を防ぐことができ、ビード
部の耐久性を一層高めることが出来る。
【００１０】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図１において空気入りタイヤ１は、本例では偏平率
が６５％以下の偏平な乗用車用タイヤ１であって、該タ
イヤ１はトレッド面２Ａを形成するトレッド部２と、そ
の両側からタイヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウ
ォール部３、３と、該サイドウォール部３の内方にのび
るビード部４とを有する。
る。図１において空気入りタイヤ１は、本例では偏平率
が６５％以下の偏平な乗用車用タイヤ１であって、該タ
イヤ１はトレッド面２Ａを形成するトレッド部２と、そ
の両側からタイヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウ
ォール部３、３と、該サイドウォール部３の内方にのび
るビード部４とを有する。
【００１１】又空気入りタイヤ１には、トレッド部２か
らサイドウォール部３をへてビード部４のビードコア５
で内側から外側に巻き上げ、かつビードコア５から上方
にのびるビードエーペックス６の外向き面６ａに沿って
のびる巻上げ部９Ａを有する第１のカーカスプライ９
と、前記トレッド部２からサイドウォール部３をへて前
記巻上げ部９Ａとビードエーペックス６の外向き面６ａ
との間を通り前記ビードコア５のタイヤ軸方向外向き面
５ａでタイヤ軸方向外側に折返して畳む折返し部１０Ａ
を有する第２のカーカスプライ１０とからなるカーカス
７とを具える。
らサイドウォール部３をへてビード部４のビードコア５
で内側から外側に巻き上げ、かつビードコア５から上方
にのびるビードエーペックス６の外向き面６ａに沿って
のびる巻上げ部９Ａを有する第１のカーカスプライ９
と、前記トレッド部２からサイドウォール部３をへて前
記巻上げ部９Ａとビードエーペックス６の外向き面６ａ
との間を通り前記ビードコア５のタイヤ軸方向外向き面
５ａでタイヤ軸方向外側に折返して畳む折返し部１０Ａ
を有する第２のカーカスプライ１０とからなるカーカス
７とを具える。
【００１２】なお本実施例では、前記トレッド部２の内
部かつカーカス７の外側にベルト層１５と、そのベルト
層１５の外側に、該ベルト層１５のリフテングを防止す
るバンド層１６が配設される。又前記ビードエーペック
ス６は、サイドウォール３の外壁を形成するサイドウォ
ールゴム１７よりも硬くかつＪＩＳＡ硬度が８０〜９０
度のゴムにより形成された細長三角形をなす。なお前記
サイドウォールゴム１７は、本実施例ではその硬度をＪ
ＩＳＡ硬度で５０〜６０度としている。
部かつカーカス７の外側にベルト層１５と、そのベルト
層１５の外側に、該ベルト層１５のリフテングを防止す
るバンド層１６が配設される。又前記ビードエーペック
ス６は、サイドウォール３の外壁を形成するサイドウォ
ールゴム１７よりも硬くかつＪＩＳＡ硬度が８０〜９０
度のゴムにより形成された細長三角形をなす。なお前記
サイドウォールゴム１７は、本実施例ではその硬度をＪ
ＩＳＡ硬度で５０〜６０度としている。
【００１３】前記第１、第２のカーカスプライ９、１０
は、ナイロン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリア
ミドなどの有機繊維をタイヤ赤道Ｃに対して８０〜９０
°の角度で傾けて、かつ互いに平行に並べて配したラジ
アル配列のカーカスコードを有する。又本実施例では、
前記第１のカーカスプライ９は、その巻上げ部９Ａの先
端Ｐをビードエーペックス６の先端Ｑよりも半径方向外
方に位置させたいわゆるハイターンアップ構造としてい
る。又第２のカーカスプライ１０は、その折返し部１０
Ａの先端Ｒを前記ビードエーペックス６の先端Ｑよりも
半径方向外方にかつ前記第１のカーカスプライ９の巻上
げ部９Ａの先端Ｐよりも半径方向内方に位置させてお
り、これらの第１、第２のカーカス９、１０によって、
１−１ＨＴＵ構成を基本とするカーカス７を形成してい
る。
は、ナイロン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリア
ミドなどの有機繊維をタイヤ赤道Ｃに対して８０〜９０
°の角度で傾けて、かつ互いに平行に並べて配したラジ
アル配列のカーカスコードを有する。又本実施例では、
前記第１のカーカスプライ９は、その巻上げ部９Ａの先
端Ｐをビードエーペックス６の先端Ｑよりも半径方向外
方に位置させたいわゆるハイターンアップ構造としてい
る。又第２のカーカスプライ１０は、その折返し部１０
Ａの先端Ｒを前記ビードエーペックス６の先端Ｑよりも
半径方向外方にかつ前記第１のカーカスプライ９の巻上
げ部９Ａの先端Ｐよりも半径方向内方に位置させてお
り、これらの第１、第２のカーカス９、１０によって、
１−１ＨＴＵ構成を基本とするカーカス７を形成してい
る。
【００１４】トレッド部２の内部には、カーカス７の外
側にベルト層１５が配される。ベルト層１５は、ナイロ
ン、レーヨン、芳香族ポリアミド繊維などの有機繊維又
は、スチールコードをタイヤ赤道Ｃに対して１５〜８５
°の角度で傾けて配したベルトプライ１５ａを複数枚、
本例では２枚重ね合わせて形成され、トレッド部２の剛
性を高めている。
側にベルト層１５が配される。ベルト層１５は、ナイロ
ン、レーヨン、芳香族ポリアミド繊維などの有機繊維又
は、スチールコードをタイヤ赤道Ｃに対して１５〜８５
°の角度で傾けて配したベルトプライ１５ａを複数枚、
本例では２枚重ね合わせて形成され、トレッド部２の剛
性を高めている。
【００１５】又本実施例では、トレッド部２の前記ベル
ト層１５の外側にバンド層１６が配される。バンド層１
６は、前記ベルト層１５を全面に覆う２枚のバンドプラ
イ１６ａ、１６ａからなる。
ト層１５の外側にバンド層１６が配される。バンド層１
６は、前記ベルト層１５を全面に覆う２枚のバンドプラ
イ１６ａ、１６ａからなる。
【００１６】バンドプライ１６ａは単数又は複数本のナ
イロン、芳香族ポリアミド繊維などの有機繊維コードを
トッピングゴムにより被覆した長尺、小巾の帯状プライ
をタイヤ周方向に螺旋巻きすることにより形成され、高
速走行時におけるベルト層１５のリフティングを防止
し、高速性を高めかつベルト層１５端部の剥離を防ぐこ
とにより耐高荷重性及び耐久性を高める。
イロン、芳香族ポリアミド繊維などの有機繊維コードを
トッピングゴムにより被覆した長尺、小巾の帯状プライ
をタイヤ周方向に螺旋巻きすることにより形成され、高
速走行時におけるベルト層１５のリフティングを防止
し、高速性を高めかつベルト層１５端部の剥離を防ぐこ
とにより耐高荷重性及び耐久性を高める。
【００１７】次にカーカス７の成形方法についてその概
要を説明する。 １）第１段階 図４（Ａ）に示すように、第１のカーカスプライ９をフ
ォーマー２１上に配設しかつビードコア５、ビードエー
ペックス６をフォーマ２１の両側に配設する。なお巻上
げ部９Ａを形成するプライの端部をビードコア５の側方
にはみ出しておく。
要を説明する。 １）第１段階 図４（Ａ）に示すように、第１のカーカスプライ９をフ
ォーマー２１上に配設しかつビードコア５、ビードエー
ペックス６をフォーマ２１の両側に配設する。なお巻上
げ部９Ａを形成するプライの端部をビードコア５の側方
にはみ出しておく。
【００１８】２）第２段階 図４（Ｂ）に示すように、第２のカーカスプライ１０を
前記ビードエーペックス６、ビードコア５の上を通り第
１のカーカスプライ９に重ねる。折返し部１０Ａは、ビ
ードコア５の側方向にはみ出して巻上げ部９Ａに重ね合
わせる。
前記ビードエーペックス６、ビードコア５の上を通り第
１のカーカスプライ９に重ねる。折返し部１０Ａは、ビ
ードコア５の側方向にはみ出して巻上げ部９Ａに重ね合
わせる。
【００１９】３）第３段階 図４（Ｃ）に示すように第１のカーカスプライ９の巻上
げ部９Ａと、第２のカーカスプライ１０の折返し部１０
Ａとをターンアップブラダー２２を用いて同時にビード
エーペックス６上に折返すことによりカーカス７の成形
が完了する。
げ部９Ａと、第２のカーカスプライ１０の折返し部１０
Ａとをターンアップブラダー２２を用いて同時にビード
エーペックス６上に折返すことによりカーカス７の成形
が完了する。
【００２０】このようにカーカス７は前記した如く簡易
な成形工程で成形することが出来、効率の高い生産がな
し得る。
な成形工程で成形することが出来、効率の高い生産がな
し得る。
【００２１】図２、３に他の例を示す。図２において
は、第２のカーカスプライ１０の折返し部１０Ａの先端
Ｒの位置をビードエーペックス６の先端よりも半径方向
内方に位置させており、又図３においては第２のカーカ
スプライ１０の折返し部１０Ａの先端Ｒの位置を、第１
のカーカスプライ９の巻上げ部９Ａの先端Ｐよりもさら
に半径方向外側に位置させている。このように、各ベル
トプライ９、１０において、前記巻上げ部９Ａの先端Ｐ
は折返し部１０Ａの先端Ｒの位置をタイヤの使用目的、
サイズに応じて変えることにより、タイヤの剛性を調整
することが出来るのである。
は、第２のカーカスプライ１０の折返し部１０Ａの先端
Ｒの位置をビードエーペックス６の先端よりも半径方向
内方に位置させており、又図３においては第２のカーカ
スプライ１０の折返し部１０Ａの先端Ｒの位置を、第１
のカーカスプライ９の巻上げ部９Ａの先端Ｐよりもさら
に半径方向外側に位置させている。このように、各ベル
トプライ９、１０において、前記巻上げ部９Ａの先端Ｐ
は折返し部１０Ａの先端Ｒの位置をタイヤの使用目的、
サイズに応じて変えることにより、タイヤの剛性を調整
することが出来るのである。
【００２２】
【具体例】タイヤサイズが２０５／５０ＺＲ１５であ
り、かつ図１に示す構成を有するタイヤについて、試作
するとともにその性能についてテストを行った。なお同
サイズかつ図５又は図６に示す従来のタイヤ（比較例
１、２）について併せてテストを行い性能を比較した。
り、かつ図１に示す構成を有するタイヤについて、試作
するとともにその性能についてテストを行った。なお同
サイズかつ図５又は図６に示す従来のタイヤ（比較例
１、２）について併せてテストを行い性能を比較した。
【００２３】なおテストに際して試供タイヤを国産乗用
車に装着し、テストコースを走行させるとともに、ドラ
イバーによる官能評価を比較例１を３とする５段階法に
よる指数で表示した。数値が大きいほど良好であること
を示す。テスト結果を表１に示す。
車に装着し、テストコースを走行させるとともに、ドラ
イバーによる官能評価を比較例１を３とする５段階法に
よる指数で表示した。数値が大きいほど良好であること
を示す。テスト結果を表１に示す。
【００２４】
【表１】
【００２５】テストの結果、実施例のものは比較例のも
のに比して応答性及び限界時のコントロール性が優れ操
縦安定性が向上し、又乗心地も維持されていることが確
認された。
のに比して応答性及び限界時のコントロール性が優れ操
縦安定性が向上し、又乗心地も維持されていることが確
認された。
【００２６】
【発明の効果】叙上の如く本発明の空気入りタイヤは、
前記構成を具えることにより、乗心地性を維持しつつ操
縦安定性を高めることが出来、しかもタイヤの経済的な
生産がなしうる。
前記構成を具えることにより、乗心地性を維持しつつ操
縦安定性を高めることが出来、しかもタイヤの経済的な
生産がなしうる。
【図１】本発明の一実施例を示すタイヤ右半分断面図で
ある。
ある。
【図２】ビード部の他の例を示す断面図である。
【図３】ビード部の他の例を示す断面図である。
【図４】（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）はカーカスの形成の一
例を段階的に略示する断面図である。
例を段階的に略示する断面図である。
【図５】従来技術を示す断面図である。
【図６】従来技術を示す断面図である。
２ トレッド部 ３ サイドウォール部 ４ ビード部 ５ ビードコア ５ａ 外向き面 ６ ビードエーペックス ６ａ 外向き面 ７ カーカス ９ 第１のカーカスプライ ９Ａ 巻上げ部 １０ 第２のカーカスプライ １０Ａ 折返し部 Ｐ 巻上げ部の先端 Ｑ ビードエーペックスの先端 Ｒ 折返し部の先端
Claims (1)
- 【請求項１】トレッド部からサイドウォール部をへてビ
ード部のビードコアで内側から外側に折返しかつ前記ビ
ードコアから上方にのびるビードエーペックスの外向き
面に沿って巻上げる巻上げ部を有する第１のカーカスプ
ライと、トレッド部からサイドウォール部をへて前記巻
上げ部とビードエーペックスの外向き面との間を通り前
記ビードコアのタイヤ軸方向外向き面でタイヤ軸方向外
側に折返して畳む折返し部を有する第２のカーカスプラ
イとからなるカーカスを具えるとともに、 前記第２のカーカスプライの折返し部の先端は、ビード
エーペックスの先端よりも半径方向外方に、かつ第１の
カーカスプライの巻上げ部の先端よりも半径方向内方に
位置させて なる空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5160125A JP2799131B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5160125A JP2799131B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06344711A JPH06344711A (ja) | 1994-12-20 |
| JP2799131B2 true JP2799131B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=15708414
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5160125A Expired - Fee Related JP2799131B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2799131B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7128114B2 (en) | 2001-05-29 | 2006-10-31 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire and method of manufacturing the tire |
| JP7119942B2 (ja) * | 2018-11-22 | 2022-08-17 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤの製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1073355B (it) * | 1976-10-19 | 1985-04-17 | Sarda Off Mecc Spa | Perfezionamenti alla struttura di pneumatici radiali |
-
1993
- 1993-06-03 JP JP5160125A patent/JP2799131B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06344711A (ja) | 1994-12-20 |
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