JP2799130B2 - 眼用レンズの切削加工方法とそれに用いられる加工用治具 - Google Patents

眼用レンズの切削加工方法とそれに用いられる加工用治具

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JP2799130B2
JP2799130B2 JP14845393A JP14845393A JP2799130B2 JP 2799130 B2 JP2799130 B2 JP 2799130B2 JP 14845393 A JP14845393 A JP 14845393A JP 14845393 A JP14845393 A JP 14845393A JP 2799130 B2 JP2799130 B2 JP 2799130B2
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lens
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健四郎 服部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、眼用レンズの切削加工方法とそ
れに用いられる加工用治具に係り、特に視力矯正域の光
学中心がレンズ外周円の幾何中心に対して偏心したレン
ズを容易に切削加工することのできる眼用レンズの切削
加工方法とそれに用いられる加工用治具に関するもので
ある。
【0002】
【背景技術】コンタクトレンズや眼内レンズなどの眼用
レンズは、一般に、その視力矯正域の光学中心がレンズ
外周円の幾何中心に一致するようにレンズ形状が設定さ
れているが、近年の研究により、角膜の形状や瞳孔中心
位置などを考慮すると、視力矯正域の光学中心をレンズ
外周円の幾何中心からずらせることが有効な場合もある
ことが見い出された。
【0003】具体的には、例えば、コンタクトレンズに
あっては、角膜表面の曲率が耳側の方が大きいために装
用時に耳側に寄り易く、しかも瞳孔中心が角膜中心より
も鼻側に偏位していることを考慮すると、その視力矯正
域の光学中心を、レンズ外周円の幾何中心に対して、鼻
側に対応する方向にずらせて設定することが、望ましい
場合がある。
【0004】ところで、従来から、レンズ素材を切削加
工して眼用レンズを製造するには、一般に、図14に示
されている如き、目的とする眼用レンズの一方のレンズ
面に対応した形状のレンズ取付面2を備えた加工用治具
4が用いられ、一方のレンズ面が完成されたレンズ素材
6を、その完成されたレンズ面において、かかる加工用
治具4のレンズ取付面2に接着した後、該加工用治具4
を所定の切削加工用支持装置のチャックによって把持せ
しめ、レンズ素材の中心軸:mの回りに回転させて他方
のレンズ面を切削加工することにより、目的とする眼用
レンズを製造していた。
【0005】ところが、このような方法によって、前述
の如き、視力矯正域の光学中心がレンズ外周円の幾何中
心からずれた眼用レンズを製造しようとすると、レンズ
素材の中心軸を切削中心軸に対して傾斜させるべく、切
削加工用支持装置全体を切削バイトに対して所定量だけ
回動させて位置せしめなければならず、その作業が極め
て困難であった。
【0006】なお、図15に示されているように、傾斜
したレンズ取付面2を備え、レンズ素材6の外形中心
軸:mが切削加工用支持装置による支持軸:nに対して
傾斜して接着されるようにした加工用治具8を用いるこ
とも考えられる。かかる加工用治具8を用いれば、切削
加工用支持装置全体を回動させる必要はない。
【0007】しかしながら、このような加工用治具8に
あっては、レンズ素材6をレンズ取付面2に接着するに
際して、該レンズ素材6の中心軸:mの支持軸:nに対
する傾斜角度を任意に設定することが難しいために、目
的とする視力矯正域の光学中心のレンズ外周円の幾何中
心に対するずれ量(以下、ディセンタ量という)に対応
した多種類の加工用治具を準備しておく必要があり、作
業性も悪かった。
【0008】また、特にコンタクトレンズにおいては、
一般に、視力矯正域の光学中心をレンズ外周円の幾何中
心からずらせた場合、装用時の方向性をだすために、一
方のレンズ面の中心軸がレンズの外形中心軸に対して平
行に所定量だけ偏心(プリズム偏心)して設定されるこ
ととなるが、そのような場合でも、レンズの装用感等を
考慮して、一般に、視力矯正機能を有しないレンズ外周
縁部分の形状は、レンズ外周円の幾何中心に関して略対
称とする必要がある。
【0009】ところが、上述の如き加工用治具8を使用
すると、外周縁部分をそのまま切削加工することができ
ず、傾斜しないレンズ取付面を有する加工用治具(図1
4参照)にレンズ材料を付け替えて外周縁部分だけを切
削加工しなければならないために、作業が極めて面倒で
あると共に、予め仕上げられたレンズ面に対して二度も
接着および剥離操作を加えることとなってレンズ面にダ
メージを与えるおそれもあった。
【0010】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、各種のディセンタ量を任意に且つ容易に設
定することのできる眼用レンズの切削加工方法を提供す
ることにある。
【0011】また、本発明は、レンズ素材を切削加工用
支持装置に支持せしめるに際して、目的とする眼用レン
ズのディセンタ量に応じて、切削加工用支持装置による
支持軸に対するレンズ素材の中心軸の傾きを任意に且つ
容易に設定することのできる眼用レンズの切削加工用治
具を提供することも、目的とする。
【0012】更にまた、本発明は、レンズ素材を切削加
工するに際して、目的とするディセンタ量を、ディセン
タの設定方向へのプリズム偏心を伴うことなく、設定す
ることのできる眼用レンズの切削加工用治具を提供する
ことも、目的とする。
【0013】また、本発明は、眼用レンズに所定のディ
センタ量と共に、プリズム偏心量を設定するに際して、
レンズ外周円の幾何中心に関して略対称なレンズ外周縁
部分を、レンズ素材に二度以上の接着および剥離操作を
加えることなく、切削加工することのできる眼用レンズ
の切削加工用治具を提供することも、目的とする。
【0014】
【解決手段】そして、かかる課題を解決するために、本
発明の特徴とするところは、(a)一方のレンズ面が完
成されたレンズ素材を準備する工程と、(b)前記レン
ズ素材の完成されたレンズ面に対応した形状のレンズ取
付面と、球面形状の摺動面とを、対向位置する両側に備
えた第一の治具を用いて、該レンズ取付面に前記レンズ
素材を固着する工程と、(c)前記第一の治具の摺動面
に対応した球面形状の支持面を備えた第二の治具を用い
て、該支持面に前記第一の治具の摺動面を所定の摺動位
置において固着する工程と、(d)前記第二の治具を所
定の切削加工用支持装置により保持せしめて、前記レン
ズ素材における他方のレンズ面を、該レンズ素材の中心
軸に対して所定角度傾斜した切削中心軸回りに切削し、
該他方のレンズ面を形成する工程とを、含む眼用レンズ
の切削加工方法にある。
【0015】また、本発明は、レンズ素材を所定の切削
加工用支持装置に対して固定的に支持せしめる眼用レン
ズの切削加工用治具であって、(e)目的とする眼用レ
ンズの一方のレンズ面に対応した形状を有し、前記レン
ズ素材の完成された一方のレンズ面が固着されるレンズ
取付面と、球面形状の摺動面とを、対向位置する両側に
備えた第一の治具と、(f)前記第一の治具の摺動面に
対応した球面形状を有し、かかる第一の治具の摺動面が
任意の摺動位置において固着される支持面を備えた、前
記切削加工用支持装置により保持される第二の治具とに
よって構成された眼用レンズの切削加工用治具をも、特
徴とする。
【0016】更にまた、本発明は、上述の如き眼用レン
ズの切削加工用治具であって、その第一の治具における
前記レンズ取付面を、前記摺動面と同一の中心を有する
球面形状としたものをも、特徴とする。
【0017】また、本発明は、前述の如き眼用レンズの
切削加工用治具であって、その第二の治具における前記
支持面の中心軸が、該第二の治具の前記切削加工用支持
装置による保持中心軸に対して、所定量偏心したものを
も、特徴とする。
【0018】
【作用・効果】すなわち、このような本発明に係る、請
求項1に記載の眼用レンズの切削加工方法においては、
第一の治具を第二の治具に固着する工程において、それ
ら第一の治具と第二の治具の摺動位置を調節することに
より、第一の治具に固着されたレンズ素材における外形
中心軸の切削中心軸(この場合には、レンズ素材の切削
加工用支持装置による支持軸に等しい)に対する傾斜角
度が、任意に設定されることとなる。
【0019】それ故、かかる切削加工方法に従えば、第
一の治具の第二の治具に対する固着位置を調節すること
により、ディセンタ量を任意に且つ容易に設定すること
が可能であり、多種類の治具を揃える必要もない。
【0020】また、本発明に係る、請求項2乃至4に記
載の眼用レンズの切削加工用治具においては、第一の治
具を第二の治具に固着するに際して、それら両治具の摺
動位置を調節することにより、第一の治具におけるレン
ズ取付面、延いては該レンズ取付面に固着されたレンズ
素材の中心軸が、第二の治具の切削加工用支持装置によ
る保持中心軸(この場合には、切削中心軸に等しい)に
対して、任意の角度だけ傾斜して支持せしめられること
となる。
【0021】それ故、かかる切削加工用治具にあって
は、レンズ素材を所定の切削加工用支持装置によって支
持せしめるに際して、レンズ素材を第一の治具に対して
傾斜して固着しなくても、第一の治具の第二の治具に対
する固着位置を調節することにより、レンズ素材の中心
軸の切削加工中心軸に対する傾きを任意に且つ容易に設
定することができるのであり、種々なるディセンタ量を
有する眼用レンズを切削加工することが可能となる。
【0022】さらに、本発明に係る、請求項3に記載の
眼用レンズの切削加工用治具においては、第一の治具の
摺動面を第二の治具の支持面に対して摺動させた際に
も、第一の治具におけるレンズ取付面の中心位置が変化
しない。
【0023】それ故、かかる切削加工用治具にあって
は、レンズ素材を切削加工するに際して、目的とするデ
ィセンタ量を、ディセンタの設定方向におけるプリズム
偏心を伴うことなく、設定することができる。
【0024】また、本発明に係る、請求項4に記載の眼
用レンズの切削加工用治具においては、第二の治具の支
持面の中心軸と、該第二の治具の切削加工用支持装置に
よる保持中心軸との偏心量に対応して、第一の治具のレ
ンズ取付面、延いては該レンズ取付面に固着されるレン
ズ素材の中心軸が、切削中心軸に対して偏心して位置せ
しめられる。
【0025】それ故、かかる切削加工用治具にあって
は、第二の治具の支持面の中心軸と、該第二の治具の切
削加工用支持装置による保持中心軸との偏心量を調節す
ることにより、眼用レンズに対して、ディセンタ量と共
に、所定量のプリズム偏心を設定することができる。
【0026】しかも、支持面の中心軸が切削加工用支持
装置による保持中心軸と同軸的に設定された第二の治具
を用いてレンズ外周縁部分を切削加工した後、該第二の
治具を第一の治具から取り外し、かかる請求項4に記載
の第二の治具に付け替えて視力矯正域を切削加工するこ
とにより、所定のディセンタ量およびプリズム偏心量を
有する視力矯正域と、レンズ幾何中心に関して略対称な
レンズ外周縁部分とを有する眼用レンズを、レンズ素材
に二度以上の接着,剥離操作を加えることなく切削加工
することができ、接着,剥離の繰り返しによるレンズ面
への悪影響が効果的に防止され得る。
【0027】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明する。
【0028】先ず、図1には、本発明方法によって製造
されたコンタクトレンズの凸側レンズ正面図が示されて
いる。かかるコンタクトレンズ10は、老視用であっ
て、凹側レンズ面が角膜形状に対応した球面形状とされ
ている一方、凸側レンズ面には、略中央部分に位置し
て、円形の近用視力矯正域12と、該近用視力矯正域1
2の周りに同心的に形成された円環形の遠用視力矯正域
14が設けられており、更に、遠用視力矯正域14の外
側に、レンズ装用時の安定性等を得るためのフランジ域
16が設けられている。
【0029】ここにおいて、視力矯正域12,14およ
びフランジ域16の光学中心軸は、コンタクトレンズ1
0の外形中心軸に対して水平方向(図1中、左右方向)
に所定角度傾斜して設定されている。それによって、視
力矯正域12,14およびフランジ域16の光学中心
点:Pが、コンタクトレンズ10の外形中心点(レンズ
外周円の幾何中心):Oから、図1中、右方にディセン
タ量:Lだけ偏心せしめられている。
【0030】また、視力矯正域12,14およびフラン
ジ域16の光学中心軸は、コンタクトレンズ10の外形
中心軸に対して、垂直方向(図1中、上下方向)に、プ
リズム量:Mだけ、偏位して設定されている。それによ
って、視力矯正域12,14およびフランジ域16の光
学中心点:Pが、コンタクトレンズ10の外形中心点:
Oから、図1中、下方にプリズム量:Mだけ偏心せしめ
られている。
【0031】さらに、コンタクトレンズ10の最外周縁
部には、良好なるレンズの装用感を得るためのスラブオ
フ加工が施されている。かかるスラブオフ域18は、コ
ンタクトレンズ10の外形中心軸上の点を中心とする球
状面とされている。
【0032】以下、かくの如きコンタクトレンズ10の
本発明に従う切削加工方法について、詳述する。
【0033】先ず、図2に示されているように、厚肉円
板形状のレンズ素材20に対して、その軸方向一端側に
略円板形状の内面切削用治具22を接着固定し、かかる
内面切削用治具22の外周面を、図示しない切削加工用
支持装置のチャックにより把持する。そして、レンズ素
材20の軸方向他端面に、該レンズ素材20の中心軸2
4を切削中心軸とする切削加工を施すことにより、目的
とするコンタクトレンズ10の凹側レンズ面26を完成
させる。
【0034】なお、内面切削用治具22は、その円形外
周面25の中心軸が、レンズ素材20の中心軸に一致
し、且つ、その底面23が、円形外周面25の中心軸に
直交して形成されている。
【0035】次に、図3に示されている如き、第一の治
具28を準備する。この第一の治具28は、アクリル樹
脂等によって形成されたものであって、図4に底面図も
示されているように、全体として略円形ブロック形状を
呈しており、軸方向一方の端面が、レンズ素材20の凹
側レンズ面26に対応した凸型球面形状のレンズ取付面
30とされていると共に、軸方向他方の端面が、平坦な
頂面32を有する球帯形状の摺動面34とされている。
また、これらレンズ取付面30と摺動面34は、中心が
同一の球状面とされている。
【0036】さらに、第一の治具28の円筒状外周面に
は、軸方向中央部分に段差36が設けられており、レン
ズ取付面30側が小径部38とされていると共に、摺動
面34側が大径部40とされている。また、摺動面34
の大径側端部は、大径部40よりも大径とされて径方向
外方に突出せしめられており、それによって、摺動面3
4の大径側端部に段差面42が形成されている。かかる
段差面42は、頂面32と共に、第一の治具28の中心
軸に直交して形成されている。
【0037】そして、図3に示されているように、かか
る第一の治具28のレンズ取付面38を、レンズ素材2
0の完成された凹側レンズ面26に接着する。なお、か
かる接着に際しては、固定が確実で且つ取り外しが容易
であり、しかもレンズおよび治具の材質に影響を与えな
いものを使用する。例えば、UV光により硬化する接着
剤等が好適に採用され得る。
【0038】また、この第一の治具28とレンズ素材2
0の接着は、例えば、図中に仮想線で示されている如
く、内面切削用治具22に固着されたレンズ素材20上
に第一の治具28を重ね合わせたものを、少なくとも3
つ、平坦な対向面を有する下板44と上板46の間に挟
み込んで並置することによって行なう。これにより、第
一の治具28の中心軸を、レンズ素材20の中心軸2
4、延いては凹側レンズ面26の中心軸に一致せしめ
て、固着する。
【0039】次いで、図5に示されている如き、外周縁
部加工用の第二の治具48を準備する。この外周縁部加
工用の第二の治具48は、図6に底面図が示されている
ように、略円板形状を呈しており、更に、その軸方向下
面の中央部分には、第一の治具28の摺動面34に対応
する曲率半径の凹型球面形状の支持面50が形成されて
いる。また、かかる外周縁部加工用の第二の治具48
は、その円形外周面52の中心軸が、支持面50の中心
軸54に一致し、且つ、その上面56が、支持面50の
中心軸54に直交して形成されている。
【0040】そして、図5に示されているように、かか
る外周縁部加工用の第二の治具48の支持面50を、レ
ンズ素材20に接着された第一の治具28の摺動面34
に接着する。かかる接着は、UV光により硬化する接着
剤等を用いて、例えば、図中に仮想線で示されている如
く、第一の治具28上に外周縁部加工用の第二の治具4
8を重ね合わせたものを、少なくとも3つ、平坦な対向
面を有する下板44と上板46の間に挟み込んで並置す
ることによって行なう。これにより、外周縁部加工用の
第二の治具48の中心軸(支持面50の中心軸54)
を、第一の治具28の中心軸,延いてはレンズ素材20
の中心軸24に一致せしめて、固着する。
【0041】その後、図7に示されているように、内面
切削用治具22を取り外すと共に、外周縁部加工用の第
二の治具48の円形外周面52を、図示しない切削加工
用支持装置のチャックにより把持せしめる。これによ
り、レンズ素材20を、その中心軸24が、加工中心軸
たる外周縁部加工用の第二の治具48の中心軸54に一
致する状態で支持せしめる。
【0042】そして、かかる支持状態下、レンズ素材2
0の凸側レンズ面58に対して、図示しない切削バイト
により、外周縁部加工用の第二の治具48の中心軸54
を加工中心軸として切削加工を施す。それによって、凸
側レンズ面58のスラブオフ域18(図1参照)を完成
させると共に、視力矯正域12,14およびフランジ域
16(図1参照)を荒削りする。これにより、スラブオ
フ域18を、レンズ素材20の中心軸24に対して対称
な球状のレンズ面をもって形成する。
【0043】次に、第一の治具28を、そのレンズ取付
面30にレンズ素材20が接着されたまま、外周縁部加
工用の第二の治具48から取り外し、図8に示されてい
るように、傾斜治具60にセットする。この傾斜治具6
0は、下面62の法線に対して傾斜角:θだけ傾斜した
位置決め孔64を有していると共に、上面66が、位置
決め孔64の中心軸に直交する傾斜面とされている。ま
た、位置決め孔64の内径は、第一の治具28の大径部
40の外径と略同一とされている。
【0044】そして、かかる傾斜治具60における位置
決め孔64の上側開口部より、第一の治具28を、レン
ズ取付面30を下方にして、挿入する。これにより、第
一の治具28の大径部40の外周面を傾斜治具60の位
置決め孔64の内周面に嵌合させると共に、第一の治具
28の段差面42を傾斜治具60の上面66に重ね合わ
せて位置決めし、以て、かかる第一の治具28を、傾斜
角:θだけ傾斜させて保持せしめる。
【0045】さらに、図8に示されている如き、中央部
加工用の第二の治具68を準備する。この中央部加工用
の第二の治具68は、図9に底面図が示されているよう
に、略円板形状を呈しており、更に、その軸方向下面に
は、第一の治具28の摺動面34に対応する曲率半径の
凹型球面形状の支持面70が形成されている。ここにお
いて、支持面70の中心軸72は、円形外周面74の中
心軸(以下、「外形中心軸」という)76に対して、平
行で且つ所定量:Mだけ偏心して設定されていると共
に、底面77が、支持面70の中心軸72に直交して形
成されている。
【0046】そして、かくの如き、中央部加工用の第二
の治具68の支持面70を、第一の治具28の摺動面3
4に接着する。かかる接着は、UV光により硬化する接
着剤等を用いて、例えば、図8中に仮想線で示されてい
る如く、傾斜治具60にセットされた第一の治具28上
に中央部加工用の第二の治具68を重ね合わせたもの
を、少なくとも3つ、平坦な対向面を有する下板44と
上板46の間に挟み込んで並置することによって行な
う。これにより、中央部加工用の第二の治具68におけ
る支持面70の中心軸72を、第一の治具28の中心
軸,延いてはレンズ素材20の中心軸24に対して傾斜
角:θだけ傾斜させて固着する。
【0047】また、かかる接着に際しては、中央部加工
用の第二の治具68における、外形中心軸76に対する
支持面70の中心軸72の偏心方向が、第一の治具28
の傾斜方向に対して直交するように、設定する。
【0048】これにより、図10の平面図及び図11の
側面図に示されている如く、第一の治具28の中心軸
(レンズ素材20の中心軸24)が、中央部加工用の第
二の治具68における外形中心軸76に対して、水平方
向に傾斜角:θだけ傾斜し、且つ鉛直方向に偏心量:M
だけ偏心する状態で、第一の治具28を中央部加工用の
第二の治具68に接着せしめる。
【0049】次いで、傾斜治具60を取り外した後、中
央部加工用の第二の治具68の円形外周面74を、図示
しない切削加工用支持装置のチャックにより把持せしめ
る。これにより、レンズ素材20を、その中心軸24
が、加工中心軸たる中央部加工用の第二の治具68にお
ける外形中心軸76に対して、傾斜角:θだけ傾斜し、
且つかかる傾斜方向に直交する方向に偏心量:Mだけ偏
心する状態で、支持せしめる(図10,11参照)。
【0050】そして、かかる支持状態下、レンズ素材2
0の凸側レンズ面58の中央部分に対して、図示しない
切削バイトにより、中央部加工用の第二の治具68の外
形中心軸76を加工中心軸として切削加工を施す。それ
によって、凸側レンズ面58の近用視力矯正域12,遠
用視力矯正域14およびフランジ域16(図1参照)
を、それぞれ完成させる。
【0051】その後、切削加工されたレンズ素材20
を、第一の治具28から剥離する。それによって、前述
の如き、目的とするコンタクトレンズ10を得る。
【0052】すなわち、このようにして製造されたコン
タクトレンズ10にあっては、図10に示されている如
く、レンズ素材20の中心軸24と中央部加工用の第二
の治具68の外形中心軸(加工中心軸)76との傾斜
角:θに対応する量:Lだけ、視力矯正域12,14お
よびフランジ域16の光学中心が、レンズ幾何中心から
偏心せしめられて、目的とするディセンタ量が設定され
ているのであり、しかも、図11に示されている如く、
レンズ素材20の中心軸24と中央部加工用の第二の治
具68の外形中心軸(加工中心軸)76との偏心量:M
だけ、視力矯正域12,14およびフランジ域16の光
学中心軸が、レンズ幾何中心軸から偏位せしめられて、
目的とするプリズム量:Mが、設定されているのであ
る。
【0053】従って、上述の如き切削加工方法において
は、第一の治具28を中央部加工用の第二の治具68に
接着する工程において、それら第一の治具28の中心軸
と中央部加工用の第二の治具68の外形中心軸76との
傾斜角:θを調節することにより、コンタクトレンズ1
0のディセンタ量:Lを任意に且つ容易に設定すること
ができる。
【0054】しかも、本実施例の切削加工方法において
は、レンズ素材20が接着された第一の治具28を、外
周縁部加工用の第二の治具48と中央部加工用の第二の
治具68とに、順次、付け替えてレンズ素材20に対す
る切削加工を施すことにより、所定のディセンタ量およ
びプリズム偏心量を有する視力矯正域12,14および
フランジ域16と、レンズ幾何中心に関して対称なスラ
ブオフ域18とを有するコンタクトレンズ10を、レン
ズ素材20に二度以上の接着,剥離操作を加えることな
く切削加工することができるのであり、それ故、接着,
剥離の繰り返しによる凹側レンズ面26への悪影響が効
果的に防止され得る。
【0055】また、本実施例において用いられている第
一の治具28にあっては、レンズ取付面30と摺動面3
4が、同一中心の球面形状をもって形成されていること
から、第一の治具28の中心軸と中央部加工用の第二の
治具68の外形中心軸76との傾斜角:θを変更した場
合にも、かかる傾斜方向にプリズム偏心が発生すること
がないのであり、それ故、プリズム偏心を考慮すること
なく、任意のディセンタ量を設定することができる。
【0056】更にまた、本実施例において用いられてい
る中央部加工用の第二の治具68にあっては、支持面7
0の中心軸72が外形中心軸76に対して偏心している
ことから、レンズ素材20の切削加工に際して、ディセ
ンタ量と同時に、所定のプリズム偏心量を設定すること
ができると共に、プリズム偏心量をディセンタ量と独立
して計算し、設定できることから、レンズの設計性も有
利に向上され得る。
【0057】また、本実施例において用いられている第
一の治具28にあっては、傾斜治具60の位置決め孔6
4への挿入方向先端側が小径部38とされていることか
ら、かかる第一の治具28の位置決め孔64への挿入操
作が容易とされると共に、嵌合面への異物等の噛み込み
も効果的に防止され得る。
【0058】さらに、本実施例において用いられている
第一の治具28にあっては、摺動面34側の頂面32
が、中心軸に直交する平坦面とされていることから、第
一の治具28の中心軸を出し、レンズ素材20の中心軸
24に一致させることが容易であり、それによって、作
業性の向上が図られ得る。
【0059】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、これは文字通りの例示であって、本発明は、かか
る具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0060】例えば、前記実施例では、第一の治具28
の摺動面34が凸型球面形状とされる一方、第二の治具
48,68の支持面50,70が、共に凹型球面形状と
されていたが、それとは反対に、図12に示されている
如く、第一の治具28に凹型球面形状の摺動面78を設
ける一方、第二の治具48,68に対して、該摺動面7
8に対応する凸型球面形状の支持面80を形成しても良
い。
【0061】また、図13に示されているように、第一
の治具28に対して、チャック把持用の外周面82を一
体的に形成することも可能であり、かかる外周面82
を、第一の治具28と同軸的に形成すれば、前記実施例
における外周縁部加工用の第二の治具48を用いること
なく、該第一の治具28のチャック把持用外周面82を
切削加工用支持装置によって直接に把持せしめることに
より、レンズ素材20に対するスラブオフ域18(図1
参照)の切削加工を行なうことが可能となる。なお、図
13においては、その理解を容易とするために、前記実
施例と同様な構造とされた部材および部位に対して、そ
れぞれ、前記実施例と同一の符号を付しておく。
【0062】更にまた、前記実施例では、凹側レンズ面
26が完成されたレンズ素材20に対して、凸側レンズ
面58を切削加工する場合について説明したが、それと
は逆に、凸側レンズ面が完成されたレンズ素材に対し
て、凹側レンズ面を切削加工する場合にも、本発明は、
同様に適用され得るものである。なお、その場合には、
第一の治具28におけるレンズ取付面30が、凸側レン
ズ面に対応した凹型球状面をもって形成されることとな
る。
【0063】さらに、前記実施例では、所定のディセン
タ量と共にプリズム量をも有するコンタクトレンズを製
造するために、外周縁部加工用と中央部加工用の二種類
の第二の治具48,68が必要とされたが、眼内レンズ
等、プリズム量:Mの設定やスラブオフ域18の形成が
必要ない場合には、一種類の第二の治具を用いて、目的
とする眼用レンズを製造することが可能である。
【0064】なお、プリズム量:Mの設定が必要ない場
合には、前記実施例における外周縁部加工用の第二の治
具48を用い、該第二の治具48の中心軸54に対して
第一の治具28の中心軸を所定角度:θだけ傾斜させて
接着し、レンズ素材20に切削加工を施すことにより、
目的とするディセンタ量:Lを有する眼用レンズを製造
することができる。また、スラブオフ域18の設定が必
要ない場合には、外周縁部加工用の第二の治具48を用
いることなく、第二の治具として、中央部加工用の第二
の治具68のみを用いて眼用レンズを製造することがで
きる。
【0065】また、プリズム量:Mの設定も、前記実施
例の如く、支持面70の中心軸72が外形中心軸76に
対して偏位せしめられた中央部加工用の第二の治具68
を使用する以外に、外周縁部加工用の第二の治具48を
用いて、かかる第二の治具48を切削加工用支持装置に
よって加工中心軸から偏心して把持せしめたり、或いは
第一の治具28におけるレンズ取付面30の中心軸を摺
動面34の中心軸に対して偏位設定すること等によって
も、可能である。
【0066】更にまた、前記実施例では、円形の近用視
力矯正域12と円環形状の遠用視力矯正域14を同心的
に有する老視用のバイフォーカルレンズの製造方法を具
体例として挙げたが、本発明は、レンズの幾何中心から
所定量偏心した点を光学中心とし、かかる光学中心の周
りに形状が同心的に変化する眼用レンズであれば、どの
ようなレンズにも有利に適用され得るものであり、例え
ば、視力矯正域が楕円形状のレンズや、マルチフォーカ
ルレンズ、或いはトーリックレンズの製造にも、本発明
は、適用され得る。
【0067】さらに、前記実施例では、ディセンタ方向
に対するプリズム偏心方向が直交するように設定されて
いたが、プリズム偏心方向は、レンズ全体の重量バラン
スを考慮して決定されるものであって、限定されるもの
ではない。
【0068】そして、プリズム偏心方向を、ディセンタ
方向に対して斜めに設定したい場合には、第一の治具2
8におけるレンズ取付面30の中心点と、摺動面34の
中心点とを、該第一の治具28の中心軸方向(レンズ取
付面30により支持されるレンズ素材20の中心軸24
の方向)に所定量だけ離隔して設定することが、有効で
ある。即ち、かくの如き第一の治具においては、その摺
動面を第二の治具の支持面に接着する際、傾斜角:θに
応じた量だけ、ディセンタ方向にプリズム量が設定され
ることから、第二の治具によってディセンタ方向に直交
する方向に設定されるプリズム量との合力和の方向に、
プリズム偏心を設定することが可能となる。
【0069】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の範囲内に含まれるもの
であることは、言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法によって製造されたコンタクトレン
ズの一具体例を示す、凸側レンズ正面図である。
【図2】図1に示されているコンタクトレンズの一製造
工程を説明するための説明図である。
【図3】図2に示されている製造工程に続く、図1に示
されているコンタクトレンズの一製造工程を説明するた
めの説明図である。
【図4】図3に示されている製造工程において使用され
る第一の治具を示す底面図である。
【図5】図3に示されている製造工程に続く、図1に示
されているコンタクトレンズの一製造工程を説明するた
めの説明図である。
【図6】図5に示されている製造工程において使用され
る外周縁部加工用の第二の治具を示す底面図である。
【図7】図5に示されている製造工程に続く、図1に示
されているコンタクトレンズの一製造工程を説明するた
めの説明図である。
【図8】図7に示されている製造工程に続く、図1に示
されているコンタクトレンズの一製造工程を説明するた
めの説明図である。
【図9】図8に示されている製造工程において使用され
る中央部加工用の第二の治具を示す底面図である。
【図10】図8に示されている製造工程に続く、図1に
示されているコンタクトレンズの一製造工程を説明する
ための平面説明図である。
【図11】図10に示されているコンタクトレンズの一
製造工程の側面説明図である。
【図12】本発明において好適に使用される第一の治具
および第二の治具の別の具体例を示す側面図である。
【図13】本発明において好適に使用される第一の治具
および第二の治具の更に別の具体例を示す側面図であ
る。
【図14】従来の眼用レンズの加工用治具の一例を示す
側面図である。
【図15】ディセンタ量の設定のために考えられる加工
用治具の参考図である。
【符号の説明】
10 コンタクトレンズ 12 近用視力矯正域 14 遠用視力矯正域 16 フランジ域 18 スラブオフ域 20 レンズ素材 24 レンズ素材の中心軸 26 凹側レンズ面 28 第一の治具 30 レンズ取付面 34 摺動面 48 外周縁部加工用の第二の治具 50 支持面 52 円形外周面 54 支持面の中心軸(円形外周面の中心軸) 68 中央部加工用の第二の治具 70 支持面 72 支持面の中心軸 74 円形外周面 76 円形外周面の中心軸 78 摺動面 80 支持面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23B 5/00 - 5/40 B23B 31/10 B24B 13/00 B24B 13/005 B23Q 3/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のレンズ面が完成されたレンズ素材
    を準備する工程と、 前記レンズ素材の完成されたレンズ面に対応した形状の
    レンズ取付面と、球面形状の摺動面とを、対向位置する
    両側に備えた第一の治具を用いて、該レンズ取付面に前
    記レンズ素材を固着する工程と、 前記第一の治具の摺動面に対応した球面形状の支持面を
    備えた第二の治具を用いて、該支持面に前記第一の治具
    の摺動面を所定の摺動位置において固着する工程と、 前記第二の治具を所定の切削加工用支持装置により保持
    せしめて、前記レンズ素材における他方のレンズ面を、
    該レンズ素材の中心軸に対して所定角度傾斜した中心軸
    回りに切削し、該他方のレンズ面を形成する工程とを、
    含むことを特徴とする眼用レンズの切削加工方法。
  2. 【請求項2】 レンズ素材を所定の切削加工用支持装置
    に対して固定的に支持せしめる眼用レンズの切削加工用
    治具であって、 目的とする眼用レンズの一方のレンズ面に対応した形状
    を有し、前記レンズ素材の完成された一方のレンズ面が
    固着されるレンズ取付面と、球面形状の摺動面とを、対
    向位置する両側に備えた第一の治具と、 前記第一の治具の摺動面に対応した球面形状を有し、か
    かる第一の治具の摺動面が任意の摺動位置において固着
    される支持面を備えた、前記切削加工用支持装置により
    保持される第二の治具と、によって構成された眼用レン
    ズの切削加工用治具。
  3. 【請求項3】 前記第一の治具において、前記レンズ取
    付面が、前記摺動面と同一の中心を有する球面形状とさ
    れている請求項2に記載の眼用レンズの切削加工用治
    具。
  4. 【請求項4】 前記第二の治具において、前記支持面の
    中心軸が、該第二の治具の前記切削加工用支持装置によ
    る保持中心軸に対して、所定量偏心している請求項2又
    は3に記載の切削加工用治具。
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