JPH0482602A - プラスチックレンズの切削方法及び切削装置 - Google Patents
プラスチックレンズの切削方法及び切削装置Info
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- JPH0482602A JPH0482602A JP19357690A JP19357690A JPH0482602A JP H0482602 A JPH0482602 A JP H0482602A JP 19357690 A JP19357690 A JP 19357690A JP 19357690 A JP19357690 A JP 19357690A JP H0482602 A JPH0482602 A JP H0482602A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、眼鏡や光学機器に使用されるプラスチック
レンズのレンズ面を切削するのに好適なプラッスチック
レンズの切削方法及び切削装置に関する。
レンズのレンズ面を切削するのに好適なプラッスチック
レンズの切削方法及び切削装置に関する。
(従来の技術およびその解決すべき課題)眼鏡や光学機
器に使用されるプラスチックレンズのレンズ面を所望の
球面ないしは非球面に仕上げるには、従来、プラスチッ
ク素材を、先ず、研削盤で組方の凸面ないしは凹面を形
成させた後、粗磨き、中磨き、仕上げ磨きの順に研磨を
重ね、次いで、仕上げた光学部品にコーティングを施す
のか一般的である。
器に使用されるプラスチックレンズのレンズ面を所望の
球面ないしは非球面に仕上げるには、従来、プラスチッ
ク素材を、先ず、研削盤で組方の凸面ないしは凹面を形
成させた後、粗磨き、中磨き、仕上げ磨きの順に研磨を
重ね、次いで、仕上げた光学部品にコーティングを施す
のか一般的である。
このような従来の加ニジステムでは、多くの複雑な工程
を経る必要があり、高度の熟練した技術を必要とする上
に、加工に時間が掛かるという問題がある。しかも、眼
鏡レンズを磨く場合、近視用、遠視用、乱視用等、度数
の異なる多数の種類のレンズに対処するためには、数1
000種類もの研磨用の型を準備する必要があり、これ
らの型を収納しておく広いスペースが必要である上に、
加工時に磨き剤が周囲に飛び散り職場環境か好ましくな
い等の問題がある。さらに、型の準備等の段取り時間を
考えると、生産効率上、ある程度の纏まった量のレンズ
を一時に加工しているが、流通在庫や生産仕掛量が増え
るという問題もある。
を経る必要があり、高度の熟練した技術を必要とする上
に、加工に時間が掛かるという問題がある。しかも、眼
鏡レンズを磨く場合、近視用、遠視用、乱視用等、度数
の異なる多数の種類のレンズに対処するためには、数1
000種類もの研磨用の型を準備する必要があり、これ
らの型を収納しておく広いスペースが必要である上に、
加工時に磨き剤が周囲に飛び散り職場環境か好ましくな
い等の問題がある。さらに、型の準備等の段取り時間を
考えると、生産効率上、ある程度の纏まった量のレンズ
を一時に加工しているが、流通在庫や生産仕掛量が増え
るという問題もある。
そこで、多(の工程を要する研磨工程を省略して超精密
旋盤により素材を切削加工のみで所要の形状に仕上げる
ことが要請されている。しかしながら、第9図に示すよ
うに、従来知られている曲面切削方法では次のような問
題がある。
旋盤により素材を切削加工のみで所要の形状に仕上げる
ことが要請されている。しかしながら、第9図に示すよ
うに、従来知られている曲面切削方法では次のような問
題がある。
第9図に示す従来の切削方法では、ワーク、例えば、プ
ラスチックレンズの素材aを、主軸に取付けられたチャ
ック(いずれも図示せず)に、主軸中心SCLと切削さ
れた素材aの光軸とが一致するように保持させ、これを
主軸中心SCLに回転させ、ダイヤモンドバイトbをX
軸方向およびZ軸方向に移動させて所要のレンズ面Cを
形成させている。この場合、バイトbは、主軸中心sc
Lに対してこれに直交する方向(X軸方向)およびこれ
と同じ方向(Z軸方向)に移動することになる。
ラスチックレンズの素材aを、主軸に取付けられたチャ
ック(いずれも図示せず)に、主軸中心SCLと切削さ
れた素材aの光軸とが一致するように保持させ、これを
主軸中心SCLに回転させ、ダイヤモンドバイトbをX
軸方向およびZ軸方向に移動させて所要のレンズ面Cを
形成させている。この場合、バイトbは、主軸中心sc
Lに対してこれに直交する方向(X軸方向)およびこれ
と同じ方向(Z軸方向)に移動することになる。
この従来の切削方法では、バイトbを、素材aの外周か
ら中心SCLに向かってX軸方向に送ると共に、Z軸方
向に送り、X−Z軸平面の円弧上を移動させることによ
り回転軸対称の球面レンズを得ることができる。しかし
ながら、レンズaの中心LC近傍で切削速度が0になる
也いう問題があり、この中心LCに、いわゆる「へそ」
とよばれる未加工部分が生じ易く、中心LC近傍の加工
精度を上げることが難しい。
ら中心SCLに向かってX軸方向に送ると共に、Z軸方
向に送り、X−Z軸平面の円弧上を移動させることによ
り回転軸対称の球面レンズを得ることができる。しかし
ながら、レンズaの中心LC近傍で切削速度が0になる
也いう問題があり、この中心LCに、いわゆる「へそ」
とよばれる未加工部分が生じ易く、中心LC近傍の加工
精度を上げることが難しい。
本発明は上述のような問題点を解決するためになされた
もので、研磨工程を必要とせず、超精密に、かつ、短時
間に、レンズ面を簡単に加工できるプラッスチックレン
ズの切削方法及び切削装置を提供することを目的とする
。
もので、研磨工程を必要とせず、超精密に、かつ、短時
間に、レンズ面を簡単に加工できるプラッスチックレン
ズの切削方法及び切削装置を提供することを目的とする
。
(課題を解決するための手段)
本発明のプラッスチックレンズの切削方法は、主軸を、
互いに直交するX軸方向およびZ軸方向に対してそれぞ
れ傾斜させ、切削されたワークの光軸と主軸の中心線の
なす角度を30°以上として、かつ、好ましくは、ワー
クの被切削面の内、少なくとも製品になる部分がX軸ま
たはZ軸と交差しないようにして、ワークを前記主軸中
心軸回りに回転させ、結晶構造が単結晶である材料から
なる切削工具をX軸方向およびZ軸方向に移動させて前
記被切削面を所要の曲面に切削することを特徴とする。
互いに直交するX軸方向およびZ軸方向に対してそれぞ
れ傾斜させ、切削されたワークの光軸と主軸の中心線の
なす角度を30°以上として、かつ、好ましくは、ワー
クの被切削面の内、少なくとも製品になる部分がX軸ま
たはZ軸と交差しないようにして、ワークを前記主軸中
心軸回りに回転させ、結晶構造が単結晶である材料から
なる切削工具をX軸方向およびZ軸方向に移動させて前
記被切削面を所要の曲面に切削することを特徴とする。
前記切削工具を、円弧補間法によりX−Z軸平面上の円
弧上を移動させて前記被切削面を切削し、前記円弧の補
間半径の中心を前記主軸の中心線上に一致させるとき、
前記光軸に対して回転対称の球面レンズを、前記円弧の
補間半径の中心を前記主軸の中心線上に一致させないと
き、前記光軸に対して回転非対称の非球面レンズをそれ
ぞれ得ることができる。
弧上を移動させて前記被切削面を切削し、前記円弧の補
間半径の中心を前記主軸の中心線上に一致させるとき、
前記光軸に対して回転対称の球面レンズを、前記円弧の
補間半径の中心を前記主軸の中心線上に一致させないと
き、前記光軸に対して回転非対称の非球面レンズをそれ
ぞれ得ることができる。
また、本発明によれば、結晶構造が単結晶である材料か
らなる切削工具を保持し、ワークに対し、互いに直交す
るX軸方向およびZ軸方向にそれぞれ相対移動可能な刃
物台と、前記X軸方向およびZ軸方向に対してそれぞれ
傾斜する中心線回りに回転する主軸と、該主軸に取付け
られ、切削されたワークの光軸と主軸の中心線のなす角
度を30゜以上とし、かつ、ワークの被切削面の内、少
なくとも製品になる部分がX軸またはZ軸と交差しない
位置にワークを支持するワーク支持手段と、前記切削工
具を保持した刃物台を、ワークに対して相対移動させる
駆動手段とを備え、前記主軸を回転させ、最終仕上げ切
削時に、前記刃物台を、X軸およびZ軸の各軸一方向の
みに、前記被切削面に形成すべき所要の曲面に対応して
相対移動させることを特徴とするプラッスチックレンズ
の切削装置が提供される。
らなる切削工具を保持し、ワークに対し、互いに直交す
るX軸方向およびZ軸方向にそれぞれ相対移動可能な刃
物台と、前記X軸方向およびZ軸方向に対してそれぞれ
傾斜する中心線回りに回転する主軸と、該主軸に取付け
られ、切削されたワークの光軸と主軸の中心線のなす角
度を30゜以上とし、かつ、ワークの被切削面の内、少
なくとも製品になる部分がX軸またはZ軸と交差しない
位置にワークを支持するワーク支持手段と、前記切削工
具を保持した刃物台を、ワークに対して相対移動させる
駆動手段とを備え、前記主軸を回転させ、最終仕上げ切
削時に、前記刃物台を、X軸およびZ軸の各軸一方向の
みに、前記被切削面に形成すべき所要の曲面に対応して
相対移動させることを特徴とするプラッスチックレンズ
の切削装置が提供される。
(作用)
切削されたワークの光軸と主軸の中心線のなす角度を3
0°以上としてワークを主軸中心線の回りに回転させる
と、ワークの被切削面は主軸中心線から離間した位置に
配置されることになり、被切削面における切削速度が0
になる部位がなく、所謂「へそ」が生じることがない。
0°以上としてワークを主軸中心線の回りに回転させる
と、ワークの被切削面は主軸中心線から離間した位置に
配置されることになり、被切削面における切削速度が0
になる部位がなく、所謂「へそ」が生じることがない。
好ましくは、ワークの被切削面の内、少なくとも製品に
なる部分がX軸またはZ軸と交差しないようにしてワー
クを主軸中心軸回りに回転させて、被切削面であるレン
ズ面を切削すると、仕上げ切削時に被切削面に沿ってX
軸ないしはZ軸の各軸一方向のみに切削工具を送ればよ
いことになって、切削工具の送り装置に生じるバックラ
ッシュの問題を回避することができる。
なる部分がX軸またはZ軸と交差しないようにしてワー
クを主軸中心軸回りに回転させて、被切削面であるレン
ズ面を切削すると、仕上げ切削時に被切削面に沿ってX
軸ないしはZ軸の各軸一方向のみに切削工具を送ればよ
いことになって、切削工具の送り装置に生じるバックラ
ッシュの問題を回避することができる。
結晶構造が単結晶である材料からなる切削工具、好適に
は単結晶ダイヤモンド工具は、刃先か球面形状をなして
おり、仕上げ切削として要求される高い切削精度および
表面粗さを確保する。そして、切削されたワークの光軸
と主軸の中心線のなす角度を30°以上として、ワーク
を主軸中心線の回りに回転させると、切削されるワーク
は取付は場所による回転半径の差が小さく、ダイヤモン
ド工具との間で生じる切削速度の変化率が小さいことと
なり、上述した単結晶構造の切削工具を使用することと
相俟って、レンズ面の切削に必要とされる表面粗さ0.
5μm以下の精度での加工が可能となる。
は単結晶ダイヤモンド工具は、刃先か球面形状をなして
おり、仕上げ切削として要求される高い切削精度および
表面粗さを確保する。そして、切削されたワークの光軸
と主軸の中心線のなす角度を30°以上として、ワーク
を主軸中心線の回りに回転させると、切削されるワーク
は取付は場所による回転半径の差が小さく、ダイヤモン
ド工具との間で生じる切削速度の変化率が小さいことと
なり、上述した単結晶構造の切削工具を使用することと
相俟って、レンズ面の切削に必要とされる表面粗さ0.
5μm以下の精度での加工が可能となる。
切削されたワークの光軸と主軸の中心線のなす角度が3
0°以下の場合には、被切削面内の切削速度の変化率が
大となり、場所によっては切削速度が過大となるため切
削工具の寿命が低下する。
0°以下の場合には、被切削面内の切削速度の変化率が
大となり、場所によっては切削速度が過大となるため切
削工具の寿命が低下する。
この切削方法は、円弧補間切削法により切削工具を補間
半径RでX、Z軸の円弧上を移動させる場合、切削され
たワークの光軸か主軸の中心線と交わる位置を、上述の
補間半径Rの中心と一致させることにより、光軸に対す
る回転対称の球面か得られ、一致させない場合には回転
非対称の非球面か得られることになり、これらの球面お
よび非球面を切削する場合に好適である。
半径RでX、Z軸の円弧上を移動させる場合、切削され
たワークの光軸か主軸の中心線と交わる位置を、上述の
補間半径Rの中心と一致させることにより、光軸に対す
る回転対称の球面か得られ、一致させない場合には回転
非対称の非球面か得られることになり、これらの球面お
よび非球面を切削する場合に好適である。
(実施例)
以下本発明のプラッスチックレンズの切削方法及び切削
装置の実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。
装置の実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。
プラスチックレンズの加工は、第1図に示すような手順
により行われる。先ず、80mm丸、厚み10mmのレ
ンズ素材が準備される。このレンズ素材は、眼鏡レンズ
に好適な合成樹脂からなり、材質としては特に限定され
ない。
により行われる。先ず、80mm丸、厚み10mmのレ
ンズ素材が準備される。このレンズ素材は、眼鏡レンズ
に好適な合成樹脂からなり、材質としては特に限定され
ない。
次に、NC旋盤により粗切削が行われ、レンズ素材の両
面が所要の削り代を残して曲面に切削される。この粗切
削工程は、特に高い切削精度を要求されないので、従来
公知のNC旋盤で加工してもよいし、本発明方法が適用
される旋盤を使用してもよい。
面が所要の削り代を残して曲面に切削される。この粗切
削工程は、特に高い切削精度を要求されないので、従来
公知のNC旋盤で加工してもよいし、本発明方法が適用
される旋盤を使用してもよい。
粗切削工程が終わると本発明方法による超精密切削加工
が実行される。この仕上げ切削工程は、その詳細は後述
するか、レンズの各面を超精密旋盤でそれぞれ2回のバ
イトの送り加工で仕上げ加工を終わらせるものであり、
従来の仕上げ研磨工程で得られたと同程度の表面粗さの
加工が可能である。
が実行される。この仕上げ切削工程は、その詳細は後述
するか、レンズの各面を超精密旋盤でそれぞれ2回のバ
イトの送り加工で仕上げ加工を終わらせるものであり、
従来の仕上げ研磨工程で得られたと同程度の表面粗さの
加工が可能である。
仕上げ切削加工が終わると、従来と同様にコーティング
工程でレンズ面にコーティングが行われて製品となる。
工程でレンズ面にコーティングが行われて製品となる。
次に、本発明方法による超精密切削加工および超精密旋
盤の説明を行う。
盤の説明を行う。
第2図は、本発明方法が適用される超精密旋盤の主要構
成を示す概略図であり、主軸4を回転自在に軸支する主
軸台2、図示しない刃物台を移動させる移動装置10、
主軸4に取付けられワークWを支持するチャック(ワー
ク支持手段)14、図示しないCNC制御装置等から構
成される。
成を示す概略図であり、主軸4を回転自在に軸支する主
軸台2、図示しない刃物台を移動させる移動装置10、
主軸4に取付けられワークWを支持するチャック(ワー
ク支持手段)14、図示しないCNC制御装置等から構
成される。
移動装置10のZ軸テーブル6は、図示しないベツドに
装架され、図示しないZ軸モータによりX軸方向のみに
移動可能であり、これも図示しない制御装置により送り
速度、送り量等が制御される。このZ軸テーブル6には
X軸テーブル8が載置され、X軸テーブル8は、図示し
ないX軸モータによりZ軸テーブル6の上でZ軸に直交
するX軸方向のみに移動可能である。このX軸テーブル
8も制御装置により送り速度、送り量等が制御される。
装架され、図示しないZ軸モータによりX軸方向のみに
移動可能であり、これも図示しない制御装置により送り
速度、送り量等が制御される。このZ軸テーブル6には
X軸テーブル8が載置され、X軸テーブル8は、図示し
ないX軸モータによりZ軸テーブル6の上でZ軸に直交
するX軸方向のみに移動可能である。このX軸テーブル
8も制御装置により送り速度、送り量等が制御される。
移動装置lOのX軸テーブル8には刃物台(図示せず)
がこれに固定されて載置されている。
がこれに固定されて載置されている。
刃物台には、詳細は後述する切削工具のダイアモンドバ
イト12がバイトホルダ13に把持されて取付けられて
いる。
イト12がバイトホルダ13に把持されて取付けられて
いる。
主軸4は、主軸モータ4aにより回転駆動される。そし
て、その中心線SCLはX軸およびZ軸に対していずれ
にも傾斜して配置されており、Z軸に対する傾斜角α(
第4図)は、後述する理由で好ましくは45度に設定さ
れる。なお、移動装置10を前述したベツド上で回転す
るテーブルに載置し、主軸中心SCLとZ軸とがなす角
度αを任意に設定できるようにしてもよい。
て、その中心線SCLはX軸およびZ軸に対していずれ
にも傾斜して配置されており、Z軸に対する傾斜角α(
第4図)は、後述する理由で好ましくは45度に設定さ
れる。なお、移動装置10を前述したベツド上で回転す
るテーブルに載置し、主軸中心SCLとZ軸とがなす角
度αを任意に設定できるようにしてもよい。
主軸4に取付けられるチャック14は、第2図および第
3図に示すように、刃物台側が開口するコツプ状をなし
、底壁が主軸4の端面にボルト等により固定して取付け
られる。そしてチャック14の周壁には丸穴14aが開
口しており、この穴14aにホルダ(支持手段)15が
嵌装されてボルト、チャック等により固定されている。
3図に示すように、刃物台側が開口するコツプ状をなし
、底壁が主軸4の端面にボルト等により固定して取付け
られる。そしてチャック14の周壁には丸穴14aが開
口しており、この穴14aにホルダ(支持手段)15が
嵌装されてボルト、チャック等により固定されている。
チャック14に取付けられたホルダ15は、主軸中心S
CL側にワークWを取付ける所定の曲率の球面15aを
有しており、球面15aの中心を通る法線、すなわち仕
上後のワークWの光軸が主軸中心SCLに直交するよう
にチャック14に取付けられる。−面が上述した所定の
球面に仕上げられたワークWが接着剤により接着されて
ホルダ15に取付けられる。
CL側にワークWを取付ける所定の曲率の球面15aを
有しており、球面15aの中心を通る法線、すなわち仕
上後のワークWの光軸が主軸中心SCLに直交するよう
にチャック14に取付けられる。−面が上述した所定の
球面に仕上げられたワークWが接着剤により接着されて
ホルダ15に取付けられる。
バイトホルダ13に取付けられるバイト12としては、
結晶構造が単結晶である材料、例えばダイヤモンドから
なるバイトが使用される。このようなバイトは、刃先の
R精度が高く、高い形状精度の切削が可能となる。
結晶構造が単結晶である材料、例えばダイヤモンドから
なるバイトが使用される。このようなバイトは、刃先の
R精度が高く、高い形状精度の切削が可能となる。
図示しないCNC制御装置は、詳細は後述するように、
円弧補間切削法による補間半径R1その中心位置座標、
切削開始位置座標等の切削条件をインプットとすると、
主軸4の回転速度、X軸テーブル8. Z軸テーブル
6の各送り速度等を自動制御するものである。
円弧補間切削法による補間半径R1その中心位置座標、
切削開始位置座標等の切削条件をインプットとすると、
主軸4の回転速度、X軸テーブル8. Z軸テーブル
6の各送り速度等を自動制御するものである。
次に、上述のように構成される切削装置の作用と共に、
本発明の切削方法を説明する。
本発明の切削方法を説明する。
先ず、ワークWがホルダ15に取り付けられる。
このワークWは、前工程で凸面及び凹面がそれぞれ所要
の削り代を残して粗切削加工が施されており、これらの
図に示す実施例の場合には、ワークWの凸面がホルダ1
5の球面15aに接着剤により接着固定されている。そ
して、ワークWを取り付けたホルダ15をチャック14
に螺着固定する。
の削り代を残して粗切削加工が施されており、これらの
図に示す実施例の場合には、ワークWの凸面がホルダ1
5の球面15aに接着剤により接着固定されている。そ
して、ワークWを取り付けたホルダ15をチャック14
に螺着固定する。
このとき、第3図および第4図に示すように、ワークW
は、その切削されたときの光軸LAが主軸4の中心線S
CLと直交するようにチャック14に取付けられている
。すなわち、切削されたときの光軸LAと主軸4の中心
線SCLとがなす交差角βが90°である(第4図参照
)。このため、ワークWは中心線SCLから離間してお
り、ワークWの切削面におけるどの部分においても切削
速度は0でなく、ワーク切削面内の切削速度の変化率を
小さく抑えることができ、切削面内のどの部分において
も切削精度を確保するに必要な切削速度でワークWを回
転させることができる。このとき、ワークWは、ワーク
切削面15aの中心が、中心線SCL回りに半径RAで
回転されることになる。
は、その切削されたときの光軸LAが主軸4の中心線S
CLと直交するようにチャック14に取付けられている
。すなわち、切削されたときの光軸LAと主軸4の中心
線SCLとがなす交差角βが90°である(第4図参照
)。このため、ワークWは中心線SCLから離間してお
り、ワークWの切削面におけるどの部分においても切削
速度は0でなく、ワーク切削面内の切削速度の変化率を
小さく抑えることができ、切削面内のどの部分において
も切削精度を確保するに必要な切削速度でワークWを回
転させることができる。このとき、ワークWは、ワーク
切削面15aの中心が、中心線SCL回りに半径RAで
回転されることになる。
そして、バイト12が、従来公知の円弧補間切削法によ
り、X−Z軸平面の円弧上に沿ってX軸およびZ軸方向
に送られる。すなわち、補間半径RB、その中心位置座
標、切削開始位置を前述したCNC制御装置にインプッ
トすると、円弧補間演算が実行され、パイ)12の円弧
上の各位置座標におけるX軸およびZ軸の各送り量が順
次求められる。そして、求めた送り量に応じて、X軸テ
ーブル8およびZ軸テーブル6の各軸モータを駆動して
、設定したX−Z軸平面の円弧に沿ってバイト12が送
られていくことになる。
り、X−Z軸平面の円弧上に沿ってX軸およびZ軸方向
に送られる。すなわち、補間半径RB、その中心位置座
標、切削開始位置を前述したCNC制御装置にインプッ
トすると、円弧補間演算が実行され、パイ)12の円弧
上の各位置座標におけるX軸およびZ軸の各送り量が順
次求められる。そして、求めた送り量に応じて、X軸テ
ーブル8およびZ軸テーブル6の各軸モータを駆動して
、設定したX−Z軸平面の円弧に沿ってバイト12が送
られていくことになる。
このときの補間半径RBの中心位置により種々のレンズ
が得られる。第5図ないし第7図は上述の半径RAおよ
びRaの関係を示し、これらの半径の中心を一致させる
と(RA =RB ) 、光軸に対し回転対称の球面レ
ンズが得られ、一致させない場合には(RA≠RB)、
回転非対称の非球面レンズが得られることになる。また
、第8図に示すように、ワークWの凹面の補間半径R1
の中心位置を、凸面の補間半径R0の中心位置を通る中
心線からずらせると、遠近両用眼鏡レンズが得られるこ
とになる。
が得られる。第5図ないし第7図は上述の半径RAおよ
びRaの関係を示し、これらの半径の中心を一致させる
と(RA =RB ) 、光軸に対し回転対称の球面レ
ンズが得られ、一致させない場合には(RA≠RB)、
回転非対称の非球面レンズが得られることになる。また
、第8図に示すように、ワークWの凹面の補間半径R1
の中心位置を、凸面の補間半径R0の中心位置を通る中
心線からずらせると、遠近両用眼鏡レンズが得られるこ
とになる。
そして、第1図あるいは第4図に示すように、ワークW
は、その被切削面の内、少なくとも製品になる部分かX
軸(Z=0)あるいはZ軸(X=0)と交差しないよう
にしてチャック14に取り付けられる。製品にならない
部分がX軸あるいはZ軸と交差しても、その部分は削り
落とされるので、その部分の切削精度が悪くても一向に
構わない。プラスチックレンズのように、被切削面か曲
面である場合、その曲面のX−Z軸平面上の曲線が、X
軸あるいはZ軸座標に関し、単調に増加または減少して
いることが必要である。座標値が単調に増加または減少
することにより、刃物台をX軸およびZ軸の各軸一方向
のみに(一定方向に)移動させることができる。この結
果、この種の旋盤装置には避けることができないバック
ラッシュに起因する、切削精度への悪影響を排除するこ
とが出来る。
は、その被切削面の内、少なくとも製品になる部分かX
軸(Z=0)あるいはZ軸(X=0)と交差しないよう
にしてチャック14に取り付けられる。製品にならない
部分がX軸あるいはZ軸と交差しても、その部分は削り
落とされるので、その部分の切削精度が悪くても一向に
構わない。プラスチックレンズのように、被切削面か曲
面である場合、その曲面のX−Z軸平面上の曲線が、X
軸あるいはZ軸座標に関し、単調に増加または減少して
いることが必要である。座標値が単調に増加または減少
することにより、刃物台をX軸およびZ軸の各軸一方向
のみに(一定方向に)移動させることができる。この結
果、この種の旋盤装置には避けることができないバック
ラッシュに起因する、切削精度への悪影響を排除するこ
とが出来る。
これに対し、第4図に仮想線で示すワークW′は、その
被切削面がX軸と交差するように配置されているので、
ワークW′のレンズ面がX軸と交差する位置(Z=0の
位置)を境に刃物台をX軸に関し逆方向に送る必要があ
り、この時点でバックラッシュの悪影響が生じることに
なる。また、第4図に仮想線で示すワークW”の取り付
は位置(この場合には、被切削面がZ軸と交差する)で
は、レンズ面がZ軸と交差する位置(X=0の位置)を
境に刃物台をZ軸に関し逆方向に送る必要があり、この
時点でバックラッシュの悪影響が生じることになる。
被切削面がX軸と交差するように配置されているので、
ワークW′のレンズ面がX軸と交差する位置(Z=0の
位置)を境に刃物台をX軸に関し逆方向に送る必要があ
り、この時点でバックラッシュの悪影響が生じることに
なる。また、第4図に仮想線で示すワークW”の取り付
は位置(この場合には、被切削面がZ軸と交差する)で
は、レンズ面がZ軸と交差する位置(X=0の位置)を
境に刃物台をZ軸に関し逆方向に送る必要があり、この
時点でバックラッシュの悪影響が生じることになる。
レンズ面の切削の場合、ワークWは、軸モータによるX
軸およびZ軸の各方向に略同じ送り量になる位置に取り
付けるのがよく、このため、主軸4がX軸方向およびZ
軸方向にそれぞれ45度傾斜することがのぞましい。こ
の場合、実質的に45度傾斜しておればよく、傾斜角度
か数度の範囲で45度からずれていても一向に構わない
。このようにすれば、切削速度の変化率が最小になり、
又、ワークの回転半径の最小値が大きくなるからバイト
ホルダ13の太さ(回り性)か最大なものを選択するこ
とができる。
軸およびZ軸の各方向に略同じ送り量になる位置に取り
付けるのがよく、このため、主軸4がX軸方向およびZ
軸方向にそれぞれ45度傾斜することがのぞましい。こ
の場合、実質的に45度傾斜しておればよく、傾斜角度
か数度の範囲で45度からずれていても一向に構わない
。このようにすれば、切削速度の変化率が最小になり、
又、ワークの回転半径の最小値が大きくなるからバイト
ホルダ13の太さ(回り性)か最大なものを選択するこ
とができる。
上述のようにワークWの取り付けか終わると、バイト1
2を切削直前位置に移動させ、主軸4の回転を開始させ
る。このときの主軸4の回転速度は、ワークWの材質に
もよるが、プラスチックレンズをダイアモンドバイトで
切削し、妥当な加工時間(例えば、一つのレンズ面を切
削するのに、1分ないし5分)内に、所要の表面粗さ(
例えば、0.5μm以下)を得る場合には、切削速度が
2QOm/min以上、1500m/min以下となる
ように設定するのが望ましい。
2を切削直前位置に移動させ、主軸4の回転を開始させ
る。このときの主軸4の回転速度は、ワークWの材質に
もよるが、プラスチックレンズをダイアモンドバイトで
切削し、妥当な加工時間(例えば、一つのレンズ面を切
削するのに、1分ないし5分)内に、所要の表面粗さ(
例えば、0.5μm以下)を得る場合には、切削速度が
2QOm/min以上、1500m/min以下となる
ように設定するのが望ましい。
切削速度が200m/min以下の場合には、加工時間
が長くかかる。1500m/min以上となると切削表
面が荒れたり、ダイヤモンドバイトの寿命が短くなる。
が長くかかる。1500m/min以上となると切削表
面が荒れたり、ダイヤモンドバイトの寿命が短くなる。
次いで、制御装置は前述したX軸モータおよびZ軸モー
タに駆動制御信号を出力して上述したX−Z軸平面の補
間円弧上に沿って、演算した送り速度によりバイト12
を送っていく。このとき、使用するバイト12の刃先が
単結晶構造のダイアモンドであるため、刃先R精度が高
く、バイト12の送り速度を20〜100μm/rev
、に設定することと相俟って、上述した所要の表面粗さ
が得られる。そして、通常2回の送りで被切削面の仕上
げ加工を終了することができる。
タに駆動制御信号を出力して上述したX−Z軸平面の補
間円弧上に沿って、演算した送り速度によりバイト12
を送っていく。このとき、使用するバイト12の刃先が
単結晶構造のダイアモンドであるため、刃先R精度が高
く、バイト12の送り速度を20〜100μm/rev
、に設定することと相俟って、上述した所要の表面粗さ
が得られる。そして、通常2回の送りで被切削面の仕上
げ加工を終了することができる。
このようにして、−のレンズ面の切削が終わると同様に
して他のレンズ面も切削される。
して他のレンズ面も切削される。
なお、上述の実施例ではワークWに対して刃物台をX軸
およびX軸方向に移動させたか、刃物台は固定しておき
、あるいは例えば、X軸方向のみに移動可能であり、こ
れに対して、主軸を回転と同時にX軸およびX軸方向に
移動させてもよいし、主軸を回転と同時にX軸方向にの
み移動させるようにしてもよい。
およびX軸方向に移動させたか、刃物台は固定しておき
、あるいは例えば、X軸方向のみに移動可能であり、こ
れに対して、主軸を回転と同時にX軸およびX軸方向に
移動させてもよいし、主軸を回転と同時にX軸方向にの
み移動させるようにしてもよい。
(発明の効果)
以上詳述したように本発明のプラッスチックレンズの切
削方法に依れば、主軸を、互いに直交するX軸方向およ
びX軸方向に対してそれぞれ傾斜させ、切削されたワー
クの光軸と主軸の中心線のなす角度を30°以上として
、かつ、好ましくは、ワークの被切削面の内、少なくと
も製品になる部分がX軸またはZ軸と交差しないように
して、ワークを前記主軸中心軸回りに回転させ、結晶構
造が単結晶である材料からなる切削工具をX軸方向およ
びX軸方向に移動させて前記被切削面を所要の曲面に切
削するようにしたので、従来のように研磨工程を必要と
せず、超精密に、かつ、短時間に、レンズ面を簡単に加
工することができ、しか4゜ も、本発明方法を適用した切削装置は、駆動手段により
刃物台をワークに対して、被切削面に形成すべき所要の
曲面に対応して相対移動させるようにしたので、複雑な
レンズ面の曲面形状を、例えば円弧補間法により補間半
径やその中心位置をインプットするだけで刃物台を相対
移動させることが可能であり、従来の研磨作業によるレ
ンズ面の加工では数1000種類もの研磨用型を必要と
したのに対して、これらの型を必要とせず、レンズ生産
の自動化および所謂FMS化が容易であり、流通在庫量
や生産仕掛量を減少させることができる等の優れた効果
を奏する。
削方法に依れば、主軸を、互いに直交するX軸方向およ
びX軸方向に対してそれぞれ傾斜させ、切削されたワー
クの光軸と主軸の中心線のなす角度を30°以上として
、かつ、好ましくは、ワークの被切削面の内、少なくと
も製品になる部分がX軸またはZ軸と交差しないように
して、ワークを前記主軸中心軸回りに回転させ、結晶構
造が単結晶である材料からなる切削工具をX軸方向およ
びX軸方向に移動させて前記被切削面を所要の曲面に切
削するようにしたので、従来のように研磨工程を必要と
せず、超精密に、かつ、短時間に、レンズ面を簡単に加
工することができ、しか4゜ も、本発明方法を適用した切削装置は、駆動手段により
刃物台をワークに対して、被切削面に形成すべき所要の
曲面に対応して相対移動させるようにしたので、複雑な
レンズ面の曲面形状を、例えば円弧補間法により補間半
径やその中心位置をインプットするだけで刃物台を相対
移動させることが可能であり、従来の研磨作業によるレ
ンズ面の加工では数1000種類もの研磨用型を必要と
したのに対して、これらの型を必要とせず、レンズ生産
の自動化および所謂FMS化が容易であり、流通在庫量
や生産仕掛量を減少させることができる等の優れた効果
を奏する。
第1図は、本発明の切削方法により光学レンズを加工す
る場合の工程を示すフローチャート、第2図は本発明方
法が適用された旋盤装置の主要構成を示すブロック図、
第3図はワークWが取り付けられるホルダ15およびチ
ャック14の詳細を示す要部拡大断面図、第4図はワー
クWの、X。 Z軸および主軸中心線SLCに対する取付位置の関係を
示す図、第5図はワークであるレンズの平面図、第6図
は、第5図のVI−VI線に沿う断面図、第7図は、第
5図の■−■線に沿う断面図、第8図は遠近両用眼鏡レ
ンズの断面図、第9図は従来のレンズ面の切削方法を示
し、主軸中心SCL、刃物台の移動方向であるX軸およ
びZ軸等の関係を示す図である。 2・・・主軸台、4・・・主軸、6・・・Z軸テーブル
、8・・・X軸テーブル、10・・・移動装置、12・
・・バイト、12a・・・単結晶ダイアモンドバイト、
14・・・チャック、15・・・ホルダ、LA・・・光
軸、SCL・・・主軸中心、W・・・ワーク。
る場合の工程を示すフローチャート、第2図は本発明方
法が適用された旋盤装置の主要構成を示すブロック図、
第3図はワークWが取り付けられるホルダ15およびチ
ャック14の詳細を示す要部拡大断面図、第4図はワー
クWの、X。 Z軸および主軸中心線SLCに対する取付位置の関係を
示す図、第5図はワークであるレンズの平面図、第6図
は、第5図のVI−VI線に沿う断面図、第7図は、第
5図の■−■線に沿う断面図、第8図は遠近両用眼鏡レ
ンズの断面図、第9図は従来のレンズ面の切削方法を示
し、主軸中心SCL、刃物台の移動方向であるX軸およ
びZ軸等の関係を示す図である。 2・・・主軸台、4・・・主軸、6・・・Z軸テーブル
、8・・・X軸テーブル、10・・・移動装置、12・
・・バイト、12a・・・単結晶ダイアモンドバイト、
14・・・チャック、15・・・ホルダ、LA・・・光
軸、SCL・・・主軸中心、W・・・ワーク。
Claims (6)
- (1)主軸を、互いに直交するX軸方向およびZ軸方向
に対してそれぞれ傾斜させ、切削されたワークの光軸と
主軸の中心線のなす角度を30゜以上として、ワークを
前記主軸中心軸回りに回転させ、結晶構造が単結晶であ
る材料からなる切削工具をX軸方向およびZ軸方向に移
動させて前記被切削面を所要の曲面に切削することを特
徴とするプラッスチックレンズの切削方法。 - (2)ワークの被切削面の内、少なくとも製品になる部
分がX軸またはZ軸と交差しないようにしてワークを回
転させことを特徴とする、請求項1記載のプラッスチッ
クレンズの切削方法。 - (3)前記切削工具を、円弧補間法によりX−Z軸平面
上の円弧上を移動させて前記被切削面を切削し、前記円
弧の補間半径の中心を前記主軸の中心線上に一致させる
とき、前記光軸に対して回転対称の球面レンズを、前記
円弧の補間半径の中心を前記主軸の中心線上に一致させ
ないとき、前記光軸に対して回転非対称の非球面レンズ
をそれぞれ得ることを特徴とする請求項1または2に記
載のプラッスチックレンズの切削方法。 - (4)前記主軸を、X軸方向およびZ軸方向に対してそ
れぞれ実質的に45度傾斜させることを特徴とする請求
項1ないし3のいずれか一つに記載のプラッスチックレ
ンズの切削方法。 - (5)前記切削工具はX軸方向およびZ軸方向にそれぞ
れ移動可能な刃物台に保持され、最終仕上げ切削時に、
この刃物台をワークに対し、X軸およびZ軸の各軸一方
向のみに相対移動させて前記被切削面を切削することを
特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載のプ
ラッスチックレンズの切削方法。 - (6)結晶構造が単結晶である材料からなる切削工具を
保持し、ワークに対し、互いに直交するX軸方向および
Z軸方向にそれぞれ相対移動可能な刃物台と、前記X軸
方向およびZ軸方向に対してそれぞれ傾斜する中心線回
りに回転する主軸と、該主軸に取付けられ、切削された
ワークの光軸と主軸の中心線のなす角度を30゜以上と
し、かつ、ワークの被切削面の内、少なくとも製品にな
る部分がX軸またはZ軸と交差しない位置にワークを支
持するワーク支持手段と、前記切削工具を保持した刃物
台を、ワークに対して相対移動させる駆動手段とを備え
、前記主軸を回転させ、最終仕上げ切削時に、前記刃物
台を、X軸およびZ軸の各軸一方向のみに、前記被切削
面に形成すべき所要の曲面に対応して相対移動させるこ
とを特徴とするプラッスチックレンズの切削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19357690A JP2829103B2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | プラスチックレンズの切削方法及び切削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19357690A JP2829103B2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | プラスチックレンズの切削方法及び切削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0482602A true JPH0482602A (ja) | 1992-03-16 |
JP2829103B2 JP2829103B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=16310303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19357690A Expired - Lifetime JP2829103B2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | プラスチックレンズの切削方法及び切削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2829103B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008538193A (ja) * | 2005-04-29 | 2008-10-16 | イー.エム.ダブリュ.アンテナ カンパニー リミテッド | 凹部を有するディスプレイウィンドウ及びその製造方法 |
CN113984207A (zh) * | 2021-10-22 | 2022-01-28 | 上海济物光电技术有限公司 | 一种像切分器的飞刀加工方法 |
CN116852121A (zh) * | 2023-09-05 | 2023-10-10 | 万向钱潮股份公司 | 一种车辆连杆加工方法及装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101905445A (zh) * | 2009-06-03 | 2010-12-08 | 上海莱必泰精密机电有限公司 | 用于磨削轴承滚子大圆弧的曲线修整装置 |
-
1990
- 1990-07-20 JP JP19357690A patent/JP2829103B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008538193A (ja) * | 2005-04-29 | 2008-10-16 | イー.エム.ダブリュ.アンテナ カンパニー リミテッド | 凹部を有するディスプレイウィンドウ及びその製造方法 |
CN113984207A (zh) * | 2021-10-22 | 2022-01-28 | 上海济物光电技术有限公司 | 一种像切分器的飞刀加工方法 |
CN113984207B (zh) * | 2021-10-22 | 2024-02-06 | 上海济物光电技术有限公司 | 一种像切分器的飞刀加工方法 |
CN116852121A (zh) * | 2023-09-05 | 2023-10-10 | 万向钱潮股份公司 | 一种车辆连杆加工方法及装置 |
CN116852121B (zh) * | 2023-09-05 | 2023-12-12 | 万向钱潮股份公司 | 一种车辆连杆加工方法及装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2829103B2 (ja) | 1998-11-25 |
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