JP2798470B2 - 塗装装置 - Google Patents

塗装装置

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JP2798470B2
JP2798470B2 JP5924690A JP5924690A JP2798470B2 JP 2798470 B2 JP2798470 B2 JP 2798470B2 JP 5924690 A JP5924690 A JP 5924690A JP 5924690 A JP5924690 A JP 5924690A JP 2798470 B2 JP2798470 B2 JP 2798470B2
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JP
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vehicle body
painting
wheel house
coating
right wheel
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英治 松島
肇 明野
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Mazda Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は連続搬送される車体の下面を塗装する塗装装
置に関する。
(従来の技術) 従来より、自動車用ボディの防錆、防音等の強化の点
から、ボディに対していわゆるアンダーコートが一般に
行われている。
このようなアンダーコートを効率良く行う技術とし
て、例えば特開昭61−4562号公報に記載されるように、
塗装ラインに沿って塗装ロボットを配置し、該塗装ロボ
ットの位置を車体の移動量に応じて決定するものが知ら
れている。しかし、このものにおいては、車体のホイー
ルハウス部は窪んでおり、塗装ロボットによる塗装がう
まくできないことから、該ホイールハウス部内の塗装は
作業者の手作業によって別途行われている。
そこで、通常アンダーコート用の塗装ロボットのほか
に、例えば実開昭50−106458号公報に記載されているよ
うに、ホイールハウス部の内側面を塗装する塗装装置を
設け、全ての塗装を自動的に行うことが考えられる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、1つの車体についてホイールハウス部が前
側左右及び後側左右の計4つあるので、ホイールハウス
部の内側面を塗装する塗装装置を用いる場合、4つの吹
付ガン(塗装ガン)が必要となり、それらの配置に要す
るスペースが大きくなる。特に、連続搬送の場合には、
車体が常時移動しているので、アンダーコート用の塗装
ロボットの配置スペースを考慮すると、省スペースの見
地からホイールハウス用の塗装手段はできるだけ少ない
配置スペースであることが要求される。
本発明は、少ない配置スペースで効率良く4つのホイ
ールハウス部の塗装を行うことができる塗装装置を提供
することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、前側のホイー
ルハウス部の塗装と後側のホイールハウス部の塗装とを
共通の塗装手段で行うものである。
そのための具体的な解決手段は、車体搬送ラインに沿
って連続搬送される車体の下面を塗装する塗装装置であ
って、車体搬送ラインの左右両側に車体搬送方向に移動
可能に配設され、各々車体のホイールハウス部内を塗装
するための左側及び右側塗装手段と、該左側及び右側塗
装手段を車体搬送方向に移動させる移動駆動手段と、上
記左側及び右側塗装手段が車体の前側の左右のホイール
ハウス部に一致すると該両塗装手段を車体に同期して移
動させて前側の左右のホイールハウス部内を塗装させ、
該前側の左右のホイールハウス部内の塗装完了後は両塗
装手段を車体に対して非同期移動とし、その後上記両塗
装手段が後側の左右のホイールハウス部に一致すると該
両塗装手段を再度車体に同期して移動させて後側の左右
のホイールハウス部部内を塗装させるよう上記移動駆動
手段及び両塗装手段を制御する制御手段とを備えたもの
とする。
(作用) これにより、本発明では、連続搬送される車体に対し
て、左側及び右側塗装手段が同期して移動せしめられ
て、車体前側の左右のホイールハウス部内が塗装され、
その後、一旦非同期とされた後、再び同期して移動せし
められて車体後側の左右のホイールハウス部内が塗装さ
れる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に説明す
る。
連続搬送される車体Bの下面を装置ステーションを示
す第1図乃至第3図に示すように、車体Bの下面の左半
分及び右半分をそれぞれアンダーコートする周知のアン
ダーコート用の左側及び右側塗装ロボット1A,1Bが、車
体Bの搬送ラインの左右に配置されたベース台2A,2B上
に、車体Bの搬送方向に移動可能に設けられている。
また、上記両塗装ロボット1A,1Bの車体Bの搬送方向
側に隣接して、左側の前部及び後部のホイールハウス部
並びに右側の前部及び後部のホイールハウス部をそれぞ
れ塗装するホイールハウス用の左側及び右側塗装手段3
A,3Bが、車体Bの搬送ラインの左右に配置されたベース
台4A,4B上に、それぞれ車体Bの搬送方向に沿って移動
可能に配設されている。
続いて、上記塗装手段3A,3Bは基本的に同一の構成で
あるので、塗装手段3Bについて説明し、塗装手段3Aにつ
いての説明は省略する。
塗装手段3Bは、第4図乃至第6図に示すように、基枠
71に対してチルトユニット10、駆動ユニット11及び昇降
ユニット15が取付けられている。昇降ユニット15は、下
軸部材(図示せず)と上軸部材12bとが密巻きのコイル
バネ12cによって連続されてなる可撓性回転軸12(第12
図参照)を介して塗装ガン手段13及び係合手段63を上方
に有している。昇降ユニット15は駆動ユニット11の横側
に隣接され、該駆動ユニット11によって上下方向に昇降
動作せしめられるようになっている。
また、塗装手段3Bは、上記基枠71が、可動台72より立
設された支柱部材73,73に回動軸74を介して回動可能に
支承されている。
上記可動台72の一側の左右方向中央部にナット75が固
設されている一方、ベース台4Bに軸受部材76,76を介し
て車体Bの進行方向に延びるボールスクリュ77が回転可
能に支承され、該ボールスクリュ77に上記ナット75(可
動台72)が移動可能に螺合している。また、ベース台4B
(4A)上には左右にガイドレール78,78が配設される一
方、上記可動台72の下面には、上記左右のガイドレール
78,78上をスライドするスライダ79,79が固設されてい
る。
また、上記ボールスクリュ77は、減速機80を介してモ
ータ81によって回転されるようになっており、これによ
って、制御手段100によってモータ81したがってボール
スクリュ74の回転を制御することで、可動台72したがっ
て塗装手段3B(3A)を車体Bに同期して移動させるよう
にした移動駆動手段が構成されている。
上記チルトユニット10は、エアモータ82によって駆動
されるウォームピニオン83の回転がウォームギヤ84に伝
わり、このウィームギヤ84の回動軸を中心として、前後
方向に塗装手段3B全体をチルトさせることができるよう
に構成されている。また、ウォームギヤ84と同軸の別の
ギヤ85に、バルブカムスイッチ86の検出軸部に固定され
たギヤ87が噛合しており、これによって塗装手段3Bの回
動位置が検出されるように構成され、車種等に応じて前
後方向のチルト角度を制御することができるようになっ
ている。なお、88,89はそれぞれ可動台72の最大後退位
置及び最大前進位置を検出するリミットスイッチで、こ
れらの位置以上に可動台72が移動しないように制御され
る。また、具体的に図示していないが、左右方向のチル
ト角度も車種等に応じて変更制御できるようになってい
る。
上記駆動ユニット11は、第7図及び第8図に示すよう
に、そのケーシング16の内部に上下端部が軸受手段17A,
17Bによって回転可能に支承されたねじ棒18が配設され
ている。軸受手段17A,17Bは、それぞれ取付ブラケット1
9,20を介してケーシング16の内側面に取付けられてい
る。また、上記ねじ棒18と平行に上下方向に延びる案内
棒21が上記両取付ブラケット19,20に取付固定されてい
る。
上記ねじ棒18及び案内棒21には、駆動ユニット15を支
承する支持ブラケット22が、雌ねじ部材23及びスリーブ
部材24を介して上下方向に移動可能に設けられている。
また、下側の取付ブラケット20には、別のブラケット
25を介してねじ棒18を回転駆動するエアモータ26が支承
されている。
さらに、ねじ棒18の下端にはディスク板28が取付けら
れ、挟持手段29によって上記ディスク板28を挟持するこ
とによってねじ棒18の回転を完全に停止せしめるディス
クブレーキ手段30が構成されている。このディスクブレ
ーキ手段30は、塗装時等においてねじ棒18が回転するの
を防止するために用いられる。
なお、31はねじ棒18の下端部とエアモータ26のモータ
軸26aとを連結するジョイントである。32,33は上下リミ
ットスイッチで、各リミットスイッチ32,33の接触部材3
2a,33aと支持ブラケット22に固設された当接部材34との
接触により、昇降ユニット15が上限位置及び下限位置に
達したことを検出するものである。
上記昇降ユニット15は、第9図乃至第11図に示すよう
に、ケーシング41内に可撓性回転軸12に連結された下側
回転軸42が、上記支持ブラケット22に連結される別の支
持ブラケット43に所定範囲で摺動可能にかつ回転可能に
支承されている。下側回転軸42は上端部にフランジ42a
を有し、該フランジ42aと支持ブラケット43の上部のス
プリング受け部材44との間にスプリング45が縮装されて
いる。また、下側回転軸42の下端にはブッシュ部材46を
介して歯車47が固定されている。支持ブラケット43には
エアモータ48が取付けられ、該エアモータ48のモータ軸
48aに歯車49が固定され、該歯車49に上記歯車47が噛合
し、エアモータ48によって可撓性回転軸12を回転できる
ようになっている。それとともに、支持ブラケット43に
はエアモータ48に隣接してエンコーダ50も取付けられ、
該エンコーダ50の検出軸に固定された歯車51が、上記エ
アモータ48のモータ軸48aに固定された別の歯車52に噛
合しており、エアモータ48の回転量したがって可撓性回
転軸12の回転量を検出できるようになっている。
また、上記下側回転軸42のフランジ42aには、側方に
突出する延長部42bが形成され、該延長部42bに下方に延
びる検出ロッド部材53が取付けられている。しかして後
述の係合手段63が車体Bのホイールハウス部(具体的に
は有底円筒状のサスタワー部の上端面部の透孔)に係合
すると、スプリング45のスプリング力に抗して検出ロッ
ド部材53が下降するので、この検出ロッド部材53の下降
を、リミットスイッチ54とメカニカルバルブ55によって
2重に検出し、係合手段63がサスタワー部の上端面部の
透孔に係合したことを確認するようになっている。56は
ACガンで、下側回転軸42の下端部に回転継手57(スイベ
ル)を介して垂下されている。
さらに、第12図に示すように、可撓性回転軸12(上軸
部材12b)の上端部には1対の軸部材61,61が立設され、
該軸部材61,61の中間部に塗装ガン手段13が取付具62を
介して取付けられている。軸部材61,61の上端部には、
サスタワー部の上端面部の透孔に係合する係合手段63が
設けられている。
上記係合手段63は、軸部材61,61の上端部に一方向ク
ラッチ64を介して、少なくともサスタワー部の上端面部
の周囲の部分を非塗装部位とするマスキング部材65とと
もに連結固定される柱部材66と、該柱部材66の上端部に
連結され、上側部材67A及び下側部材67Bからなりサスタ
ワー部の上端面部の透孔に係脱可能に係合する三角錐状
の頭部材67と、該頭部材67の下側部材67Bに上端部が回
転可能に支承されているとともに柱部材66との間に介装
されたスプリング68によって常時半径方向に付勢されて
いる4つの係合片69とにより構成されている。
上記のように構成すれば、連続搬送された車体Bは、
塗装装置1A,1Bの上方に達すると、まず、塗装装置1A,1B
によって、周知の如く、車体Bの下面の左側部分及び右
側部分がそれぞれティーチング通りアンダーコートされ
る。
それから、アンダーコートが終了して車体Bがさらに
進行し、係合手段63の上方に車体Bのホイールハウス部
(サスタワー部の上端面部の透孔)が来ると、塗装手段
3A,3Bが、制御手段100によって制御されて車体Bと同期
移動するとともに昇降ユニット15が上昇する。昇降ユニ
ット15の係合手段63がサスタワー部の上端面部の透孔に
係合すると、昇降ユニット15の回転軸12が回転して、車
体Bの前側の左右のホイールハウス部内の塗装が行われ
る。車体Bの前側の左右のホイールハウス部内の塗装完
了後、昇降ユニット15が下降して、塗装手段3A,3Bが車
体と非同期となり、その後係合手段63が車体Bの後側の
サスタワー部の上端面部の透孔に一致すると、再び、車
両Bと同期移動するとともに昇降ユニット15が上昇し、
係合手段63がサスタワー部の上端面部の透孔に係合し
て、前側の左右のホイールハウス部の場合と同様に、後
側の左右のホイールハウス部内が塗装される。
このようにして、左右一対の塗装ロボット1A,1Bによ
って車体Bの下面の左側部分及び右側部分が、また左右
一対の塗装手段3,4によって、前側左右及び後側左右の
計4つのホイールハウス部内が全て塗装されることにな
る。
(発明の効果) 本発明は、上記のように、連続搬送される車体の4つ
のホイールハウス部に対して、左側及び右側塗装手段に
よって、前側の左右のホイールハウス部及び後側の左右
のホイールハウス部を順に塗装することができるので、
少ない配置スペースでもって車体の4つのホイールハウ
ス部内の塗装を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示し、第1図乃至第3図はそれ
ぞれ連続搬送される車体の下面を塗装する塗装ステーシ
ョンを示す平面図、正面図及び側面図、第4図乃至第6
図はそれぞれホイールハウス用の塗装手段の平面図、正
面図及び側面図、第7図及び第8図はそれぞれ駆動ユニ
ットの上側部分及び下側部分の断面図、第9図は昇降ユ
ニットの縦断面図、第10図は昇降ユニットの横断面図、
第11図は第10図のX−X線における断面図、第12図は回
転軸上部の断面図である。 1A……左側塗装ロボット 1B……右側塗装ロボット 3A……左側塗装手段 3B……右側塗装手段 100……制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 13/02 - 13/04 B05D 7/14 B05D 1/02 - 1/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体搬送ラインに沿って連続搬送される車
    体の下面を塗装する塗装装置であって、 車体搬送ラインの左右両側に車体搬送方向に移動可能に
    配設され、各々車体のホイールハウス部内を塗装するた
    めの左側及び右側塗装手段と、 該左側及び右側塗装手段を車体搬送方向に移動させる移
    動駆動手段と、 上記左側及び右側塗装手段が車体の前側の左右のホイー
    ルハウス部に一致すると該両塗装手段を車体に同期して
    移動させて前側の左右のホイールハウス部内を塗装さ
    せ、該前側の左右のホイールハウス部内の塗装完了後は
    両塗装手段を車体に対して非同期移動とし、その後上記
    両塗装手段が後側の左右のホイールハウス部に一致する
    と該両塗装手段を再度車体に同期して移動させて後側の
    左右のホイールハウス部内を塗装させるよう上記移動駆
    動手段及び両塗装手段を制御する制御手段と を備えたことを特徴とする塗装装置。
JP5924690A 1990-03-09 1990-03-09 塗装装置 Expired - Lifetime JP2798470B2 (ja)

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