JP2798189B2 - 廃棄物の焼却方法 - Google Patents
廃棄物の焼却方法Info
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- JP2798189B2 JP2798189B2 JP3032760A JP3276091A JP2798189B2 JP 2798189 B2 JP2798189 B2 JP 2798189B2 JP 3032760 A JP3032760 A JP 3032760A JP 3276091 A JP3276091 A JP 3276091A JP 2798189 B2 JP2798189 B2 JP 2798189B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば一般家庭或い
は事務所から排出される可燃物などの廃棄物を廃棄物受
入貯蔵槽に投入した後、各処理工程を経て焼却炉に投入
して廃棄物を焼却する廃棄物の焼却方法に関する。
は事務所から排出される可燃物などの廃棄物を廃棄物受
入貯蔵槽に投入した後、各処理工程を経て焼却炉に投入
して廃棄物を焼却する廃棄物の焼却方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から都市ごみ焼却施設において処理
処分されていたいわゆる可燃性の都市ごみ(廃棄物)に
ついては、近年多様な化学物質が混入していることか
ら、その排気ガスの処理、排水、焼却灰の処分過程で二
次的な環境汚染問題が発生し、その対策が極めて困難な
ものとなってきている。とくに、地球的規模の環境問題
を背景にして、都市ごみ焼却炉の排気ガスの発生を抑制
する技術の開発が緊急かつ重要な課題となってきてい
る。その解決策としては、これまで次の2つの方法が取
られてきている。
処分されていたいわゆる可燃性の都市ごみ(廃棄物)に
ついては、近年多様な化学物質が混入していることか
ら、その排気ガスの処理、排水、焼却灰の処分過程で二
次的な環境汚染問題が発生し、その対策が極めて困難な
ものとなってきている。とくに、地球的規模の環境問題
を背景にして、都市ごみ焼却炉の排気ガスの発生を抑制
する技術の開発が緊急かつ重要な課題となってきてい
る。その解決策としては、これまで次の2つの方法が取
られてきている。
【0003】第1は、都市ごみ焼却炉に排気ガス処理施
設などの公害防止設備を高度なものとし、かつ焼却炉か
らの余熱を発電や蒸気・温水として有効に活用する方法
である。
設などの公害防止設備を高度なものとし、かつ焼却炉か
らの余熱を発電や蒸気・温水として有効に活用する方法
である。
【0004】第2は、都市ごみを燃料化して、これを化
石燃料資源に代替していくことを狙った各種の固形燃料
(RDFと称す)の製造方法である。
石燃料資源に代替していくことを狙った各種の固形燃料
(RDFと称す)の製造方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術のうち、前者は、都市ごみの処理にかかる費用が
増大し、かつ都市ごみから発生するエネルギーを有効に
活用するには厳しい限界があることが分かってきてい
る。このため、大型化によってスケールメリットの追求
がなされているが、大型化の場合には周辺への環境への
影響も大きく、現状では第2の方法(後者)に向けての
研究開発に関心が払われるようになってきているが、本
格的な事業化がなかなか進んでいないのが現状である。
来技術のうち、前者は、都市ごみの処理にかかる費用が
増大し、かつ都市ごみから発生するエネルギーを有効に
活用するには厳しい限界があることが分かってきてい
る。このため、大型化によってスケールメリットの追求
がなされているが、大型化の場合には周辺への環境への
影響も大きく、現状では第2の方法(後者)に向けての
研究開発に関心が払われるようになってきているが、本
格的な事業化がなかなか進んでいないのが現状である。
【0006】しかも、化石燃料に比べて塩素(Cl)に
よるボイラーの腐食などがあって、高効率でクリーンな
エネルギーを得ることが困難とされている。
よるボイラーの腐食などがあって、高効率でクリーンな
エネルギーを得ることが困難とされている。
【0007】また、近年都市ごみを焼却する場合、都市
ごみに直接Ca(OH)2 を添加する方法や、都市ごみ
を固形燃料化する場合、原料都市ごみを乾燥した後、C
a(OH)2 を添加する方法が採られているが、この方
法による燃焼では都市ごみとCa(OH)2 成分との反
応によりNOx対策やクリーンなエネルギーを得るのに
抜本的な解決策となっていないのである。
ごみに直接Ca(OH)2 を添加する方法や、都市ごみ
を固形燃料化する場合、原料都市ごみを乾燥した後、C
a(OH)2 を添加する方法が採られているが、この方
法による燃焼では都市ごみとCa(OH)2 成分との反
応によりNOx対策やクリーンなエネルギーを得るのに
抜本的な解決策となっていないのである。
【0008】この発明の目的は、上記問題点を解決する
ため、塩素による腐食を効果的に防止できて、NOxや
有機化学物質の発生を効果的に抑制できると共に、特に
水分が40%以上含まれている都市ごみなどの廃棄物を
廃棄物受入貯蔵槽に投入した後、各処理工程を経て焼却
炉に投入し焼却する際、廃棄物の特性に応じて廃棄物に
アルカリ土類金属酸化物を必要量だけ投入して物理化学
的な反応処理を行なわせしめてクリーンな燃料として焼
却炉にて焼却し高効率でクリーンなエネルギーを得るよ
うにした廃棄物の焼却方法を提供することにある。
ため、塩素による腐食を効果的に防止できて、NOxや
有機化学物質の発生を効果的に抑制できると共に、特に
水分が40%以上含まれている都市ごみなどの廃棄物を
廃棄物受入貯蔵槽に投入した後、各処理工程を経て焼却
炉に投入し焼却する際、廃棄物の特性に応じて廃棄物に
アルカリ土類金属酸化物を必要量だけ投入して物理化学
的な反応処理を行なわせしめてクリーンな燃料として焼
却炉にて焼却し高効率でクリーンなエネルギーを得るよ
うにした廃棄物の焼却方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、都市ごみなどの廃棄物を廃棄物受入貯蔵
槽に投入した後、解砕機,破砕機および混合加熱反応器
を経て焼却炉に投入して廃棄物を焼却する際、前記廃棄
物の特性に応じて、前記廃棄物受入貯蔵槽,解砕機,破
砕機または混合加熱反応器の全部または少なくともいず
れか1ケ所にアルカリ土類金属酸化物を添加して物理化
学的反応処理を行うことを特徴とする廃棄物の焼却方法
である。
に、本発明は、都市ごみなどの廃棄物を廃棄物受入貯蔵
槽に投入した後、解砕機,破砕機および混合加熱反応器
を経て焼却炉に投入して廃棄物を焼却する際、前記廃棄
物の特性に応じて、前記廃棄物受入貯蔵槽,解砕機,破
砕機または混合加熱反応器の全部または少なくともいず
れか1ケ所にアルカリ土類金属酸化物を添加して物理化
学的反応処理を行うことを特徴とする廃棄物の焼却方法
である。
【0010】また、本発明は、前記混合加熱反応器を6
0℃〜100℃に加熱する廃棄物の焼却方法であり、さ
らに前記都市ごみなどの廃棄物に含まれる水分が40重
量%以上である廃棄物の焼却方法である。
0℃〜100℃に加熱する廃棄物の焼却方法であり、さ
らに前記都市ごみなどの廃棄物に含まれる水分が40重
量%以上である廃棄物の焼却方法である。
【0011】アルカリ土類金属酸化物を前記混合加熱反
応器に、廃棄物に対して1〜5重量%(以下%は重量基
準である。)添加する廃棄物の焼却方法も本発明であ
る。
応器に、廃棄物に対して1〜5重量%(以下%は重量基
準である。)添加する廃棄物の焼却方法も本発明であ
る。
【0012】
【作用】この発明の廃棄物の焼却方法を採用することに
より、廃棄物を焼却炉で焼却する前の廃棄物受入貯蔵
槽、解砕機、破砕機または混合加熱反応器の全部または
少なくともいずれか1ケ所に廃棄物の特性に応じて必要
な量のアルカリ土類金属酸化物を添加して物理化学的反
応処理を行うことによってクリーンな燃料として焼却炉
で焼却されて、高効率でクリーンなエネルギーが得られ
ると共に、塩素による腐食を効果的に防止でき、NOx
が除外される。
より、廃棄物を焼却炉で焼却する前の廃棄物受入貯蔵
槽、解砕機、破砕機または混合加熱反応器の全部または
少なくともいずれか1ケ所に廃棄物の特性に応じて必要
な量のアルカリ土類金属酸化物を添加して物理化学的反
応処理を行うことによってクリーンな燃料として焼却炉
で焼却されて、高効率でクリーンなエネルギーが得られ
ると共に、塩素による腐食を効果的に防止でき、NOx
が除外される。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0014】図1を参照するに、例えば一般家庭あるい
は事務所から排出される都市ごみなどの廃棄物Gは、
紙、ダンボール、繊維類などの可燃物と、鉄、アルミ、
ガラス、土、石などの不燃物と、これらに含まれる水
分、特に40%以上含有している水分などで構成されて
おり、例えばトラック、パッカー車などの運搬車などで
運ばれてきて、一旦、ピットなどからなる廃棄物受入貯
蔵槽1に投入される。この廃棄物受入貯蔵槽1から必要
な量だけ、必要な時期に廃棄物Gが解砕機3に投入され
る。
は事務所から排出される都市ごみなどの廃棄物Gは、
紙、ダンボール、繊維類などの可燃物と、鉄、アルミ、
ガラス、土、石などの不燃物と、これらに含まれる水
分、特に40%以上含有している水分などで構成されて
おり、例えばトラック、パッカー車などの運搬車などで
運ばれてきて、一旦、ピットなどからなる廃棄物受入貯
蔵槽1に投入される。この廃棄物受入貯蔵槽1から必要
な量だけ、必要な時期に廃棄物Gが解砕機3に投入され
る。
【0015】この解砕機3は、例えば油圧低速駆動型の
引裂き粗破砕機で、具体的な構造は公知であるため、詳
細な説明は省略するが、回転数がそれぞれ異なる2また
は3軸を有し、各軸の外周にはそれぞれ複数の刃が備え
られている。
引裂き粗破砕機で、具体的な構造は公知であるため、詳
細な説明は省略するが、回転数がそれぞれ異なる2また
は3軸を有し、各軸の外周にはそれぞれ複数の刃が備え
られている。
【0016】而して、投入された廃棄物Gを、回転数が
それぞれ異なる2または3軸の回転引裂刃によりくわえ
込み、引裂き、強固なものまで突き破って、低速、高ト
ルクの油圧駆動によりゆっくり引裂かれ、本体下部の排
出口から排出される。この解砕機3の駆動は油圧駆動方
式となっており、可変吐出アキシャルピストンポンプを
使用することにより、通常負荷時は、高速、低トルクに
て、負荷増大時に低速、高トルク運転と負荷の必要に応
じて軸回転数を可変とすることができるため、破砕負荷
については、常時最適状態にて運転制御が可能となって
いる。
それぞれ異なる2または3軸の回転引裂刃によりくわえ
込み、引裂き、強固なものまで突き破って、低速、高ト
ルクの油圧駆動によりゆっくり引裂かれ、本体下部の排
出口から排出される。この解砕機3の駆動は油圧駆動方
式となっており、可変吐出アキシャルピストンポンプを
使用することにより、通常負荷時は、高速、低トルクに
て、負荷増大時に低速、高トルク運転と負荷の必要に応
じて軸回転数を可変とすることができるため、破砕負荷
については、常時最適状態にて運転制御が可能となって
いる。
【0017】この解砕機3で解砕された第1廃棄物G1
は、例えばベルトコンベアなどからなる第1選別機5に
送られる。この第1選別機5には磁選機が備えられてい
て、この磁選機により鉄、非鉄などの金属が除去される
と共に有害危険物などが除去される。また、この第1選
別機5では、ビン、ブロックなどの中粒形無機物が選別
されて除去される。
は、例えばベルトコンベアなどからなる第1選別機5に
送られる。この第1選別機5には磁選機が備えられてい
て、この磁選機により鉄、非鉄などの金属が除去される
と共に有害危険物などが除去される。また、この第1選
別機5では、ビン、ブロックなどの中粒形無機物が選別
されて除去される。
【0018】第1選別機5で金属,無機物が除去される
と、第2廃棄物G2は破砕機7に送られる。この破砕機
7は例えばハンマミルなどからなっており、この破砕機
7で第2廃棄物G2はさらに細かく粉砕される。
と、第2廃棄物G2は破砕機7に送られる。この破砕機
7は例えばハンマミルなどからなっており、この破砕機
7で第2廃棄物G2はさらに細かく粉砕される。
【0019】この破砕機7で細かく粉砕された第3廃棄
物G3は、例えば磁選機、篩分器、比重差分離機などか
らなる第2選別機9に送られる。この第2選別機9で
は、第1選別機5で除去しきれなかった細かな金属や無
機物が除去されて、第4廃棄物G4が混合加熱反応器1
1に投入される。
物G3は、例えば磁選機、篩分器、比重差分離機などか
らなる第2選別機9に送られる。この第2選別機9で
は、第1選別機5で除去しきれなかった細かな金属や無
機物が除去されて、第4廃棄物G4が混合加熱反応器1
1に投入される。
【0020】この混合加熱反応器11は例えば回転式6
角ミキサ、リボンミキサ、あるいは移動スクリュ式撹拌
機などからなっていて、貯留されながら一定時間加熱し
て混合される。この混合加熱反応器11における加熱手
段としては、熱風や加熱チューブあるいは加熱ジャケッ
トで行なうことにより、反応速度を早くさせることがで
きる。密閉状態下、例えば60℃以上100℃以下で反
応時間は15分程度でも可能であるが、1時間以上行な
うのが好ましい。
角ミキサ、リボンミキサ、あるいは移動スクリュ式撹拌
機などからなっていて、貯留されながら一定時間加熱し
て混合される。この混合加熱反応器11における加熱手
段としては、熱風や加熱チューブあるいは加熱ジャケッ
トで行なうことにより、反応速度を早くさせることがで
きる。密閉状態下、例えば60℃以上100℃以下で反
応時間は15分程度でも可能であるが、1時間以上行な
うのが好ましい。
【0021】次いで、混合加熱反応器11で反応された
第5廃棄物G5は、すでに公知の例えば流動床式ボイラ
やストーカー型ボイラなどの焼却炉13に送られて必要
な条件下で焼却されて必要な高効率でクリーンなエネル
ギーが得られるのである。しかも、塩素による腐食を防
止でき、NOxや有機化学物質を除外させることができ
る。
第5廃棄物G5は、すでに公知の例えば流動床式ボイラ
やストーカー型ボイラなどの焼却炉13に送られて必要
な条件下で焼却されて必要な高効率でクリーンなエネル
ギーが得られるのである。しかも、塩素による腐食を防
止でき、NOxや有機化学物質を除外させることができ
る。
【0022】上述した廃棄物Gを廃棄物受入貯蔵槽1へ
投入してから混合加熱反応器11までの処理工程を経て
焼却炉13に投入して焼却するに際して、廃棄物受入貯
蔵槽1および解砕機3の両方に、アルカリ土類金属酸化
物としての例えばCaOを添加して、脱臭および腐敗醗
酵の抑制等を行なうと共にCaOを均一に混合拡散せし
め、高水準の反応を達成させることを目的として都市ご
みなどの廃棄物Gに対して物理化学的反応処理が行われ
る。この場合、CaOの添加量は全添加量の0〜30%
程度が好ましい。
投入してから混合加熱反応器11までの処理工程を経て
焼却炉13に投入して焼却するに際して、廃棄物受入貯
蔵槽1および解砕機3の両方に、アルカリ土類金属酸化
物としての例えばCaOを添加して、脱臭および腐敗醗
酵の抑制等を行なうと共にCaOを均一に混合拡散せし
め、高水準の反応を達成させることを目的として都市ご
みなどの廃棄物Gに対して物理化学的反応処理が行われ
る。この場合、CaOの添加量は全添加量の0〜30%
程度が好ましい。
【0023】すなわち、実際に、廃棄物受入貯蔵槽1お
よび解砕機3にCaOを投入することによって、CaO
は、都市ごみ中の腐敗成分などおよび水分と反応し、熱
を発生させ、都市ごみの水分を減少させる効果があり、
かつ臭気を除く効果がある。したがって、これまでのこ
の種の施設が共通して克服しなければならなかった都市
ごみの受入貯留施設からの悪臭の発生等を防ぐことがで
きる。そしてCaOの作用によって腐敗・醗酵、昆虫の
発生などを抑制する効果がある。
よび解砕機3にCaOを投入することによって、CaO
は、都市ごみ中の腐敗成分などおよび水分と反応し、熱
を発生させ、都市ごみの水分を減少させる効果があり、
かつ臭気を除く効果がある。したがって、これまでのこ
の種の施設が共通して克服しなければならなかった都市
ごみの受入貯留施設からの悪臭の発生等を防ぐことがで
きる。そしてCaOの作用によって腐敗・醗酵、昆虫の
発生などを抑制する効果がある。
【0024】また、都市ごみの解砕を行なう解砕機3に
おいても事前にCaOが投入されることによって、悪臭
の防止、更には嫌気性醗酵物の付着によるプラントの腐
食などを防止することができる。廃棄物受入貯蔵槽1へ
の投入量は全投入量の10%〜20%の範囲で行なうこ
とが望ましい。
おいても事前にCaOが投入されることによって、悪臭
の防止、更には嫌気性醗酵物の付着によるプラントの腐
食などを防止することができる。廃棄物受入貯蔵槽1へ
の投入量は全投入量の10%〜20%の範囲で行なうこ
とが望ましい。
【0025】また、前記第1選別機5で選別された第2
廃棄物G2を破砕機7に投入する際に、CaOも一緒に
投入して、混合および第1次のCaOによる化学反応を
行なわしめる。この場合におけるCaOの添加量は、全
添加量の0〜50%を添加して物理化学的反応処理する
のが望ましい。
廃棄物G2を破砕機7に投入する際に、CaOも一緒に
投入して、混合および第1次のCaOによる化学反応を
行なわしめる。この場合におけるCaOの添加量は、全
添加量の0〜50%を添加して物理化学的反応処理する
のが望ましい。
【0026】破砕機7に投入する目的は、破砕機7内に
おいてCaOと都市ごみが均一に混合すると同時に固体
と固体の接触を機械的に行ない、CaOによる反応を促
進させることができる。従来のこの種の破砕工程から発
生する都市ごみの粉じんは、生物的に活性なものであ
り、かつ病原菌による環境への影響が少なからず認めら
れている。この点で、破砕機7内にCaOを投入するこ
とによって反応を促すばかりではなく、工場内における
労働環境の改善に著しい効果をあげることができる。
おいてCaOと都市ごみが均一に混合すると同時に固体
と固体の接触を機械的に行ない、CaOによる反応を促
進させることができる。従来のこの種の破砕工程から発
生する都市ごみの粉じんは、生物的に活性なものであ
り、かつ病原菌による環境への影響が少なからず認めら
れている。この点で、破砕機7内にCaOを投入するこ
とによって反応を促すばかりではなく、工場内における
労働環境の改善に著しい効果をあげることができる。
【0027】CaOの添加量は全投入量の10%〜20
%、場合によっては50%までを投入することが妥当で
ある。
%、場合によっては50%までを投入することが妥当で
ある。
【0028】さらに、前記混合加熱反応器11に第2選
別機9で選別された第4廃棄物G4を投入すると同時に
CaOを投入してもよい。この場合におけるCaOの添
加量は全添加量の20%〜100%が望ましい。この工
程でCaOを投入する目的はCaOによる反応を完結す
るためのものである。
別機9で選別された第4廃棄物G4を投入すると同時に
CaOを投入してもよい。この場合におけるCaOの添
加量は全添加量の20%〜100%が望ましい。この工
程でCaOを投入する目的はCaOによる反応を完結す
るためのものである。
【0029】前工程の廃棄物受入貯蔵槽1、解砕機3お
よび/または破砕機7でCaOを100%添加する場合
でも、反応を完結するためにこの混合加熱反応器11を
設ける必要がある。すなわち、この混合加熱反応器11
において、都市ごみの水分とCaOが反応してCa(O
H)2 が生ずる初期の反応が達成され、都市ごみ全体が
pH9〜12のアルカリ性となって、微生物が死滅又は
不活性化される。硫化水素などの酸性臭気成分がCaO
又はCa(OH)2 の作用により無臭化される。
よび/または破砕機7でCaOを100%添加する場合
でも、反応を完結するためにこの混合加熱反応器11を
設ける必要がある。すなわち、この混合加熱反応器11
において、都市ごみの水分とCaOが反応してCa(O
H)2 が生ずる初期の反応が達成され、都市ごみ全体が
pH9〜12のアルカリ性となって、微生物が死滅又は
不活性化される。硫化水素などの酸性臭気成分がCaO
又はCa(OH)2 の作用により無臭化される。
【0030】更に、Ca(OH)2 と都市ごみの蛋白
質,糖質などとの間に加水分解その他の複雑な反応が生
じ、これと熱変性によって有機質が改質される。これに
よって、微生物によって分解され易い不安定な有機質が
安定な物質に変化すると共に、組織に変性が起こり、軟
質化し、繊維化、多孔質化などを起す。また、反応熱と
加熱によって水蒸気が発生し、蛋白質の分解によってア
ルモニアガスが発生する。これは混合加熱反応器11か
ら除去する。これらの作用によって、微生物により分解
されにくくなり、都市ごみは生物学的に安定化される。
また、組織変性に加えて水分の減少と分散によってべと
つきがなくなり、機械的ハンドリング性が向上する。
質,糖質などとの間に加水分解その他の複雑な反応が生
じ、これと熱変性によって有機質が改質される。これに
よって、微生物によって分解され易い不安定な有機質が
安定な物質に変化すると共に、組織に変性が起こり、軟
質化し、繊維化、多孔質化などを起す。また、反応熱と
加熱によって水蒸気が発生し、蛋白質の分解によってア
ルモニアガスが発生する。これは混合加熱反応器11か
ら除去する。これらの作用によって、微生物により分解
されにくくなり、都市ごみは生物学的に安定化される。
また、組織変性に加えて水分の減少と分散によってべと
つきがなくなり、機械的ハンドリング性が向上する。
【0031】場合によっては、廃棄物受入貯蔵槽1、解
砕機3、破砕機7および混合加熱反応器11のすべてに
CaOを適宜な添加量でもって添加するようにしてもよ
い。
砕機3、破砕機7および混合加熱反応器11のすべてに
CaOを適宜な添加量でもって添加するようにしてもよ
い。
【0032】また、前記廃棄物受入貯蔵槽1、解砕機
3、破砕機7または混合加熱反応器11の4ヶ所のう
ち、適宜組み合わせて2ヶ所または3ヶ所にCaOを廃
棄物Gの特性に応じて適宜な添加量でもって添加するよ
うにしてもよい。
3、破砕機7または混合加熱反応器11の4ヶ所のう
ち、適宜組み合わせて2ヶ所または3ヶ所にCaOを廃
棄物Gの特性に応じて適宜な添加量でもって添加するよ
うにしてもよい。
【0033】したがって、前工程はCaOを添加し、都
市ごみと反応させ、物理化学的に安定な物質に転換し、
かつアンモニアなどNOx成分を都市ごみの中から除外
するための工程である。
市ごみと反応させ、物理化学的に安定な物質に転換し、
かつアンモニアなどNOx成分を都市ごみの中から除外
するための工程である。
【0034】水分が40%以上も含まれている日本の都
市ごみの実施例では、RDFの発熱量は4000kcal/k
g 近くになり、ヨーロッパの実施例では3500kcal/k
g になり、いずれにしても石炭ボイラーによって混焼す
るのに最適な物理化学的性状と生物的に安定した貯留特
性を持つ燃料となる。
市ごみの実施例では、RDFの発熱量は4000kcal/k
g 近くになり、ヨーロッパの実施例では3500kcal/k
g になり、いずれにしても石炭ボイラーによって混焼す
るのに最適な物理化学的性状と生物的に安定した貯留特
性を持つ燃料となる。
【0035】次に、上述した廃棄物Gを廃棄物受入貯蔵
槽1に投入してから混合加熱反応器11までの処理工程
を経て第5廃棄物G5としての燃料が得られるが、前記
廃棄物受入貯蔵槽1、解砕機3、破砕機7および混合加
熱反応器11に添加するCaOの全添加量は、次の手段
で決定するのが好ましいものである。
槽1に投入してから混合加熱反応器11までの処理工程
を経て第5廃棄物G5としての燃料が得られるが、前記
廃棄物受入貯蔵槽1、解砕機3、破砕機7および混合加
熱反応器11に添加するCaOの全添加量は、次の手段
で決定するのが好ましいものである。
【0036】すなわち、都市ごみなどの廃棄物Gを10
0%とし、この廃棄物G中には、分析すると、水分、プ
ラスチック、無機物、有機物および資源化物が含有され
ている。そして、水分を乾燥機などを使用してW%を、
プラスチック、無機物および資源化物をそれぞれ通常の
分析法である目視手選分析でP、M、R%を測定するこ
とによって、有機物U%は、U=100−(W+P+M
+R)に基づいて算出される。
0%とし、この廃棄物G中には、分析すると、水分、プ
ラスチック、無機物、有機物および資源化物が含有され
ている。そして、水分を乾燥機などを使用してW%を、
プラスチック、無機物および資源化物をそれぞれ通常の
分析法である目視手選分析でP、M、R%を測定するこ
とによって、有機物U%は、U=100−(W+P+M
+R)に基づいて算出される。
【0037】CaOの添加率Aは、A=K×U(但し、
K:定数)となり、しかも、KはP、Wの関数であるK
=f(P,W)で表されると共に、CaOの添加率を決
定する補正項であって、プラスチックの混入率(P)と
水分率(W)の比率によって決定されるものである。原
理的にはプラスチック中の塩素に対して燃焼時点で中和
するに必要なCaOの添加量を算定することによって補
正する項である。
K:定数)となり、しかも、KはP、Wの関数であるK
=f(P,W)で表されると共に、CaOの添加率を決
定する補正項であって、プラスチックの混入率(P)と
水分率(W)の比率によって決定されるものである。原
理的にはプラスチック中の塩素に対して燃焼時点で中和
するに必要なCaOの添加量を算定することによって補
正する項である。
【0038】本実施例においては世界各国の都市ごみ質
に対して適応性を調査した結果、K=0.02〜0.1
5の範囲で最適な添加率を決定する方法を規定するもの
である。
に対して適応性を調査した結果、K=0.02〜0.1
5の範囲で最適な添加率を決定する方法を規定するもの
である。
【0039】Wの項は水分が過剰である場合に、有機物
に対するCaOの有効添加率を補正するものである。
に対するCaOの有効添加率を補正するものである。
【0040】このCaOの添加率A%を基にすると、廃
棄物受入貯蔵槽1または解砕機3では1〜2%を、破砕
機7では2%程度、混合加熱反応器11では1〜5%の
CaOを添加して物理化学的反応処理をするのが望まし
いものである。したがって、廃棄物Gを処理する各処理
工程でのCaOで物理的および化学的に安定した第5廃
棄物G5としての燃料を得ることができる。
棄物受入貯蔵槽1または解砕機3では1〜2%を、破砕
機7では2%程度、混合加熱反応器11では1〜5%の
CaOを添加して物理化学的反応処理をするのが望まし
いものである。したがって、廃棄物Gを処理する各処理
工程でのCaOで物理的および化学的に安定した第5廃
棄物G5としての燃料を得ることができる。
【0041】また、廃棄物Gを第1選別機5へ流すこと
なく、また、第2選別機9へ流すことなく、焼却炉13
に投入して焼却処理しても高効率なクリーンなエネルギ
ーを得ることができる。
なく、また、第2選別機9へ流すことなく、焼却炉13
に投入して焼却処理しても高効率なクリーンなエネルギ
ーを得ることができる。
【0042】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。例えば、本実施例で
は、アルカリ土類金属酸化物としてCaOを例にとって
説明したが、このCaOにMgOを混入したものでもよ
く、またMgOだけであっても対応可能である。
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。例えば、本実施例で
は、アルカリ土類金属酸化物としてCaOを例にとって
説明したが、このCaOにMgOを混入したものでもよ
く、またMgOだけであっても対応可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明から理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、廃棄物受入貯蔵槽、解砕
機、破砕機または混合加熱反応器の全部または少なくと
もいずれか1ケ所にアルカリ土類金属酸化物を適宜な量
だけ添加して物理化学的反応処理を行なって焼却炉に投
入して焼却処理を行なうことにより、高効率でクリーン
なエネルギーを得ることができると共に、塩素による腐
食を防止でき、かつNOxを除外することができる。ま
た石炭火力プラントにおいて都市ごみとの混焼を行なう
方法で効率的に適用可能である。
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、廃棄物受入貯蔵槽、解砕
機、破砕機または混合加熱反応器の全部または少なくと
もいずれか1ケ所にアルカリ土類金属酸化物を適宜な量
だけ添加して物理化学的反応処理を行なって焼却炉に投
入して焼却処理を行なうことにより、高効率でクリーン
なエネルギーを得ることができると共に、塩素による腐
食を防止でき、かつNOxを除外することができる。ま
た石炭火力プラントにおいて都市ごみとの混焼を行なう
方法で効率的に適用可能である。
【0044】さらに、例えば40%以上の高水分を含ん
でいる都市ごみから固形物を得ることが可能となり、ま
たアルカリ土類金属酸化物との反応が均一かつ高い水準
で行われているため、ごみ質が繊維状に改質され、高負
荷燃焼が得られると共に、エミッションファクターをコ
ントロールできる。しかもマテリアルハンドリングが容
易となり、定量安定フィードが実現し、均一な燃焼温度
制御が可能となると共に過剰空気率が低く抑えられ、高
い熱効率を得ることができる。
でいる都市ごみから固形物を得ることが可能となり、ま
たアルカリ土類金属酸化物との反応が均一かつ高い水準
で行われているため、ごみ質が繊維状に改質され、高負
荷燃焼が得られると共に、エミッションファクターをコ
ントロールできる。しかもマテリアルハンドリングが容
易となり、定量安定フィードが実現し、均一な燃焼温度
制御が可能となると共に過剰空気率が低く抑えられ、高
い熱効率を得ることができる。
【図1】この発明を実施する一実施例であり、収集され
た廃棄物を各処理工程を経て焼却炉で焼却する概念的な
工程を示す図である。
た廃棄物を各処理工程を経て焼却炉で焼却する概念的な
工程を示す図である。
1 廃棄物受入貯蔵槽 3 解砕機 5 第1選別機 7 破砕機 9 第2選別機 11 混合加熱反応器 13 焼却炉 G 廃棄物 G1〜5 廃棄物
Claims (4)
- 【請求項1】 都市ごみなどの廃棄物を廃棄物受入貯蔵
槽に投入した後、解砕機、破砕機および混合加熱反応器
を経て焼却炉に投入して廃棄物を焼却する際、前記廃棄
物の特性に応じて、前記廃棄物受入貯蔵槽、解砕機、破
砕機または混合加熱反応器の全部または少なくともいず
れか1ケ所にアルカリ土類金属酸化物を添加して物理化
学的反応処理を行なうことを特徴とする廃棄物の焼却方
法。 - 【請求項2】 前記混合加熱反応器を60℃〜100℃
に加熱することを特徴とする請求項1に記載の廃棄物の
焼却方法。 - 【請求項3】 前記都市ごみなどの廃棄物に含まれる水
分が40重量%以上であることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の廃棄物の焼却方法。 - 【請求項4】 アルカリ土類金属酸化物を前記混合加熱
反応器に、廃棄物に対して1〜5重量%添加することを
特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の廃棄物の焼
却方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3032760A JP2798189B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 廃棄物の焼却方法 |
PCT/JP1991/000961 WO1992001771A1 (fr) | 1990-07-20 | 1991-07-19 | Procede de transformation de dechets en corps solides et procede de brulage dudit corps solide |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3032760A JP2798189B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 廃棄物の焼却方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04273909A JPH04273909A (ja) | 1992-09-30 |
JP2798189B2 true JP2798189B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=12367802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3032760A Expired - Fee Related JP2798189B2 (ja) | 1990-07-20 | 1991-02-27 | 廃棄物の焼却方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2798189B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4129240C2 (de) * | 1991-09-03 | 1995-02-02 | Steag Ag | Verfahren zum Betreiben eines Kohlekraftwerks |
US5826330A (en) * | 1995-12-28 | 1998-10-27 | Hitachi Aic Inc. | Method of manufacturing multilayer printed wiring board |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57174200A (en) * | 1981-04-21 | 1982-10-26 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Dry treatment for high moisture content waste |
DK148636C (da) * | 1982-08-27 | 1987-11-02 | Energy Conservation Tech Ect | Fremgangsmaade til fremstilling af et lagringsbestandigt braendsel |
JPS60147496A (ja) * | 1984-01-11 | 1985-08-03 | Fuji Electric Co Ltd | プラスチツク含有ごみの固形燃料化方法および装置 |
JPS61262513A (ja) * | 1985-05-14 | 1986-11-20 | Takashi Hamada | 廃棄物の燃焼与熱法 |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP3032760A patent/JP2798189B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04273909A (ja) | 1992-09-30 |
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |