JPH04210284A - 都市ごみ廃棄物からの固形物の製造方法 - Google Patents

都市ごみ廃棄物からの固形物の製造方法

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JPH04210284A
JPH04210284A JP2401438A JP40143890A JPH04210284A JP H04210284 A JPH04210284 A JP H04210284A JP 2401438 A JP2401438 A JP 2401438A JP 40143890 A JP40143890 A JP 40143890A JP H04210284 A JPH04210284 A JP H04210284A
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earth metal
solid
alkaline earth
crusher
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Tsuneo Azegami
畔上 統雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[00011
【産業上の利用分野]この発明は、例えば一般家庭或い
は事務所から排出され、従来、消却処分されていた可燃
性の廃棄物を対象にして燃料として直接使用できるとと
もに、これを加工することによって土木建築の素材とし
て使用できる特定の回収資源を製造する廃棄物による固
形物の製造方法に関するものである。 [0002] 【従来の技術】従来から都市ごみ焼却施設において処理
処分されていたいわゆる可燃性の都市ごみ(廃棄物)に
ついては、近年多様な化学物質が混入していることから
、その廃棄ガスの処理、排水、焼却灰の処分過程で二次
的な環境汚染問題が発生し、その対策が極めて困難なも
のとなってきている。とく(二地球的規模の環境問題を
背景にして、都市ごみ焼却炉の排気ガスの発生を抑制す
る技術の開発が緊急かつ重要な課題となってきている。 その解決策としては、これまで次の2つの方法が取られ
てきている。 [0003]第一は、都市ごみ焼却炉に排ガス処理施設
などの公害防止設備を高度なものとし、かつ焼却炉から
の余熱を発電や蒸気・温水として有効に活用する方法で
ある。 (0004]第二は、都市ごみを燃料化して、これを化
石燃料資源に代替していくことを狙った各種の製造方法
(RDFと称す)である。 [0005]
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術のうち、前者は、都市ごみの処理にかかる費用が
増大し、かつ都市ごみから発生するエネルギーを有効に
活用するには厳しい限界があることが分かってきている
。このため、大型化によってスケールメリットの追及が
なされているが、大型化の場合には周辺への環境への影
響も大きく、現状では第2の方法(後者)に向けての研
究開発に関心が払われるようになってきている。 [0006]Lかしながら、一方では後者の燃料化に関
する技術開発もこの20年来多くの試みがなされている
が、次の点で本格的に事業化がなかなか進まなかった。 [0007]  (A)、都市ごみから製造される燃料
(RDF)が物理化学的には安定しているが、生物学的
に不安定なものが多く、腐敗・悪臭の発生、分解ガスの
発生、火災爆発事故が起こるなどの障害を来している。 [0008]  (B)、  ごみ質の変化によって、
燃料としての品質がばらつき、使用する産業側から燃料
としての評価が得られなかった。 [0009]  (C)、都市ごみから製造される燃料
は、本質的に都市ごみと変わらない環境汚染負荷の大き
い排ガスを発生する。そして塩素ガスを中心に、ボイラ
ーの腐敗・損耗など燃料装置に対しても悪い影響がはっ
きり現れている。 (00101(D)、ごみ処理事業側からすると、燃料
が有効に使われない場合に、これを最終的に処分する方
法がなく、大規模な処理施設を建設する方法としては有
効でなかった。 [00117この発明は、上述したごとき従来技術の欠
陥を克服し、積極的に都市ごみ(廃棄物)を総合的に資
源化すべき廃棄物による固形物の製造方法を提供するこ
とを目的とするにある。 [0012]
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、都市ごみなどの廃棄物を廃棄物受入貯
蔵槽に投入した後、解砕機、破砕機、混合加熱反応器を
経て乾燥固化器で乾燥固化して固形物を製造する際に、
前記廃棄物の特性に応じてアルカリ土類金属酸化物の添
加量を添加して合理化に物理化学的反応処理を行なうこ
とを特徴とする、廃棄物による固形物の製造方法である
。 [0013]前記廃棄物による固形物の製造方法におい
て、前記廃棄物受入れ槽または解砕機で前記廃棄物に対
してアルカリ土類金属酸化物の全添加量の0〜30%を
添加して物理化学的反応処理すること、または前記破砕
機において、前記廃棄物に対してアルカリ土類金属酸化
物の全添加量の0〜50%を添加して物理化学的反応処
理すること、あるいは、前記混合加熱反応器において、
前記廃棄物に対してアルカリ土類金属酸化物の全添加量
の20〜100%を添加して物理化学的反応処理を行な
うこと、さらには、前記廃棄物受入れ檜、解砕機、破砕
機および混合加熱反応器のすべてにおいてアルカリ土類
金属酸化物の全添加量を適宜な比率で添加して物理化学
的反応処理することが望ましいものである。 [0014]また、この発明は、廃棄物にアルカリ土類
金属酸化物を添加して固形物を製造するに際して、水分
W%、プラスチックP%、無機物M%および資源化物R
を分析測定して、U= 100− (W+P+M+R)
に基づき有機物U%を算出すると共に、アルカリ土類金
属酸化物の最適な添加量Aを、A=K×U [但し、K
=f(P、 W) ]を基にし決定して廃棄物にアルカ
リ土類金属酸化物を添加することを特徴とする廃棄物に
よる固形物の製造方法である。前記にの値が0. 2〜
1.2の範囲であることが好ましい。 [0015]
【作用】この発明の廃棄物による固形物の製造方法を採
用することにより、都市ごみなどの廃棄物を廃棄物受れ
貯蔵槽に投入した後、解砕機、破砕機、混合加熱反応器
を経て乾燥固化器で乾燥固化することによって固形物が
得られる。 [0016]上記工程処理において、廃棄物受入れ槽ま
たは解砕機で、廃棄物に対してアルカリ土類金属酸化物
の全添加量の0〜30%に添加して添加処理すること、
前記破砕機において、前記廃棄物に対してアルカリ土類
金属酸化物の全添加量の0〜50%を添加して添加処理
すること、また、混合加熱反応器において、廃棄物に対
してアルカリ土類金属酸化物の全添加量の20〜100
%を添加して添加すること、さらには、前記廃棄物受入
れ槽、解砕機破砕機および混合加熱反応器のすべての工
程において、アルカリ土類金属酸化物の全添加量を適宜
な比率で添加して添加処理することによって、金属など
の資源を回収することおよび有害危険物、無機物残渣な
どの除去を行なうと共に最適な物理化学的かつ生物学的
に安定な固形物が得られる。 ro01’7]t、たがって、一般に言われている都市
ごみの処理事業分野と製造物を燃料として使用する産業
分野、または土木建築資材として使用する産業界などに
広く適用性を持つものである。 [0018]また、廃棄物にアルカリ土類金属酸化物を
添加する添加量Aは、U= 100− (W+P+M+
R)に基つき有機物U%を算出し、A=K×U(但し、
K−f  (P、 W)を基にして決定するのがよく、
さらに、Kの値は0.02〜0.12.が望ましいもの
である。 [0019]
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。 [00201図1を参照するに、例えば一般家庭あるい
は事務所から排除されるごみなどの廃棄物Gは、紙、ダ
ンボール、繊維類などの可燃物と、鉄、アルミ、ガラス
、土2石、などの不燃物と、これらに含まれる水分など
で構成されており、例えば1〜ラツク、バッカー車など
の運搬者などで運ばれてきて、−旦、ビットなどからな
る廃棄物受入れ槽1に投入される。この廃棄物受入れ槽
1から必要な量だけ、必要な時期に廃棄物Gが解砕機3
に投入される。 [00211この解砕機3は、例えば油圧低速駆動型の
引裂き粗破砕機で、具体的な構造は公知であるため、詳
細な説明は省略するが、回転数がそれぞれ異なる2また
は3軸を有し、各軸の外周にはそれぞれ複数の刃が備え
られている。 [0022]而して、投入された廃棄物Gを、回転数が
それぞれ異なる2または3軸の回転引裂刃によりくわえ
込み、引裂き、強固なものまで突き破って、低速、高ト
ルクの油圧駆動によりゆっくり引裂かれ、本体下部の排
出口から排出される。この解砕機3の駆動は油圧駆動方
式となっており、可変吐出アキシャルピストンポンプを
使用することにより、通常負荷時は、高速、低速トルク
にて、負荷増大時に低速、高速トルク運転と負荷の必要
に応じて軸回転数を可変とすることができるため、破砕
負荷については、常時最適状態にて運転制御が可能とな
っている。 [0023]この解砕機3で解砕された第1廃棄物G1
は、例えばベルトコンベアなどからなる第1選別機5に
送られる。この第1選別機5には磁選機が備えられてい
て、この磁選機により鉄、非鉄などの金属が除去される
と共に有害危険物などが除去される。また、この第1選
別機5では、ビン、ブロックなどの中粒形無機物が選別
されて除去される。 [0024]第1選別機5で金属、無機物が除去される
と、第2廃棄物G2は破砕機7に送られる。この破砕機
7は例えばハンマミルなどからなっており、この破砕機
7で第2廃棄物G2はさらに細かく粉砕されるこの破砕
機7で細かく粉砕された第3廃棄物G3は、例えば磁選
機、篩分器、比重差分離機などからなる第2選別機9に
送られる。この第2選別機9では、第1選別機5で除去
しきれなかった細かな金属や無機物が除去されて、第4
廃棄物G4が混合加熱反応器11に投入される。 [o o 25]この混合加熱反応器11は例えば回転
式6角ミキサ、リボンミキサ、あるいは移動スクリュ式
撹拌機などからなっていて、貯留されながら一定時間加
熱して混合される。この混合加熱反応器11における加
熱手段としては、熱風や加熱チューブで行なうことによ
り、反応速度を早くさせることができる。密閉状態下、
例えば60℃以上100℃以下で1時間以上行なうのが
好ましい。 [00261次いで、混合加熱反応器11で反応された
第5廃棄物G5を圧縮成型器13に投入して圧縮作用に
よって密度を高めた上で、押出して粒状に成型される。 この圧縮成型器13で粒状に成型された第6廃棄物G6
は乾燥固化器15に投入される。この乾燥固化器15で
は温度を例えば130〜230℃まで上げ、殺菌を行な
い、熱化学変化を完了させると共に、水分を除くと同時
に含有しているアルカリ (CaCoH)zなどをCO
2ガスで中和し固化させることによって固形物Sが得ら
れる。 [0027]こうして得られた固形物Sは、篩分器で篩
分されて固形物燃料として取り出されたり、あるいは、
土木建築資材として取り出されて使用されて産業界に広
く適用されるものである。 [0028]なお、上記乾燥固化器15から混合加熱反
応器11へ必要に応じてフィードバックされることもあ
る。 [0029]そして、混合加熱反応器11を設ける場合
と、圧縮成型器13に直接成型する場合とがある。それ
はごみ質などによる影響においても選択されるが、製造
物(固形物S)が燃料を目的とする場合には混合加熱反
応器11を付加することが望ましい。これによって、都
市ごみ中のアンモニア分を除去する効果が高まり、燃料
自体に含まれるNox等の発生負荷を下げ、クリーンエ
ネルギーとしての品質向上を図ることができる。
【0030】圧縮成型器13で加熱圧縮成型された中間
生成物の性状は、燃料製造の場合と土木建築素材製造の
場合と異なる。これは圧縮成型器13の機械的な性能ま
たは部品の交換等によって選択することは容易である。 燃料を目的とする場合でも石炭との混焼など流動床式ボ
イラーに投入する場合とストーカ−型ボイラーに投入す
る場合と、その性状を選択することが必要となる。 [00311本実施例では、とくに流動床式ボイラーに
適した燃料として製造することが機械的に負荷が少なく
燃焼特性から見ても効果的であることを確認している。 概ね5mm〜10mmの粒状に製造することが機械的に
容易であり、かつ効果的である。上述した廃棄物Gを廃
棄物受入れ槽1へ投入してから乾燥固化器15までの処
理工程を経て固形物Sを製造するに際して、廃棄物受れ
槽1または解砕機3に、アルカリ土類金属酸化物として
の例えばCaOを、脱臭および腐敗醗酵の抑制等を目的
として都市ごみなどの廃棄物Gに対して添加して物理化
学的反応処理が行われる。この場合、CaOの添加量は
全添加量のO〜30%程度が好ましい。30%を越えて
も余り効果を発揮するものではない。 [0032]すなわち、実際に、廃棄物受入れ槽1また
解砕機3にCaOを投入することによって、これまでの
二の種の施設が共通して克服しなければならなかった都
市ごみの受入貯留施設からの悪臭の発生等を防ぐことが
できる。そしてカルシウムの作用によって腐敗・醗酵、
昆虫の発生などを抑制する効果がある。 [0033]また、都市ごみの解砕を行なう解砕機3に
おいても事前にカルシウムに投入されることによって、
悪臭の防止、更には嫌気性醗酵物の付着によるプラント
の腐食などを防止することができる。廃棄物受れ槽1へ
の投入量は全投入量の10%〜20%の範囲で行なうこ
とが望ましい。 [00341また、前記第1選別機5で選別された第2
廃棄物G2を破砕機7に投入する際に、CaOも一緒に
投入して、混合および第1次のCaOによる化学反応を
行なわしめる。この場合におけるCaOの添加量は、全
添加量の0〜50%を添加して物理化学的反応処理する
のが望ましい。 [0035]破砕機7に投入する目的は、破砕機7内に
おいてCaOとごみが均一に混合すると同時に固体と固
体の接触を機械的に行ない、CaOによる反応は促進す
ることができる。従来のこの種の破砕工程から発生する
都市ごみの粉じんは、生物的に活性なものであり、かつ
病原菌による環境t\の影響が少なからず認められてい
る。この点で、破砕機7内のCaOを投入することによ
って反応を促すばかりではなく、工場内における労働環
境の改善に著しい効果をあげることができる。 [00361CaOの添加率は全投入量の10%〜20
%多く、場合によっては50%までを投入することが妥
当である。 [0037]さらに、前記混合加熱反応器11に第2選
別機9で選別された第4廃棄物G4を投入すると同時に
CaOを投入してもよい。この場合におけるCaOの添
加量は全添加量の20%〜100%が望ましい。この工
程でCaOを投入する目的はCaOによる反応を完結に
するためのものである。 [0038]場合によっては、廃棄物受入れ槽1.解砕
機3.破砕機7および混合加熱反応器11のすべてにC
aOを適宜な添加量でもって添加することも可能である
。 [00391したがって、CaOを添加し、都市ごみと
反応させ、物理化学的に安定な物質に転換し、かつアン
モニアなどNox成分をごみの中から除外するための工
程である。圧縮成型された粒状の中間生成物は、加熱と
CaOの発熱反応によって50℃以上の温度を持ってい
る。 [00401これを次の乾燥工程において水分を除き。 かつカルシウムと燃焼ガス中の炭酸ガスとの反応によっ
て固化し、取扱い易い中間生成物ができる。これはこの
まま燃料として用いることができる。 [00411日本の都市ごみの実施例では、4000k
cal近くになり、ヨーロッパの実施例では3500k
calになり、いずれにしても石炭ボイラーによって混
焼するのに最適な物理化学的性状と生物的に安定した貯
留特性を持つ燃料となる。 [0042]次に、上述した廃棄物Gを廃棄物受入れ槽
1に投入してから乾燥固化器15までの処理工程を経て
固形物Sが得られるが、前記廃棄物受入れ槽1.解砕機
3、破砕機7および混合加熱反応器11に添加するCa
Oの全添加量は、次の手段で決定するのが好ましいもの
である。 [0043]すなわち、都市ごみなどの廃棄物Gを10
0%とし、この廃棄物G中には、分析すると、水分、プ
ラスチック、無機物、有機物および資源化学が含有され
ている。そして、水分を乾燥機などを使用してW%、プ
ラスチック、無機物および資源化物をそれぞれ通常の分
析法である目視手選分析でP、 M、 R%を測定する
ことによって、有機物U%は、U=100− (W+P
+M+R)に基づいて算出される。 [0044] CaOの添加量Aは、A=K×U (但
し、K:定数)となり、しかも、KはP、 Wの関数で
あるに=f (P、 W)で表されると共に、CaOを
添加率を決定する補正項であって、プラスチックの混入
率(P)と水分率(W)の比率によって決定されるもの
である。原理的にはプラスチック中の塩素に対して燃焼
時点で中和するに必要なCaOの添加量を算定すること
によって補正する項である。 [00451本実施例においては世界各国のごみ質に対
して適応性を調査した結果、K=0.2〜1.2の範囲
で最適な添加率を決定する方法を規定するものである。 [00461Wの項は水分が過剰である場合に、有機質
に対するCaOの有効添加率を補正するものである。 [0047]このCaOの添加率A%を基にすると、廃
棄物受入れ槽1または解砕機3では1〜2%を、破砕機
7では2%程度、混合加熱反応器11では1〜5%のC
aOを添加して物理化学的反応処理するのが望ましいも
のである。したがって、廃棄物Gを処理する各処理工程
でCaOを物理的および化学的に安定した固形物Sとし
ての燃料または土木建築資材を得ることができる。 [0048]なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。例えば、本実施例で
は、アルカリ土類金属酸化物としてCaOを例にとって
説明したが、このCaOにMgOを混入したものでもよ
く、またMgOだけであっても、さらに(CaOH)2
にしても対応可能である。 [00491 【発明の効果]以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、都市ごみのなどの廃棄物
から廃棄物受入れ槽、解砕機、破砕機、混合加熱反応器
および乾燥固化器を経て、前記廃棄物受入れ槽、解砕機
、破砕機および混合加熱反応器の各工程あるいはすべて
の工程に適宜なアルカリ土類金属酸化物をして物理化学
的反応処理することによって、特に、クリーンな燃料や
土木建築部分計の資源に有効な固形物を得ることができ
る。 [00501また、この得られた固形物は、物理的、化
学的、生物学的に安定化されているので、長期貯蔵する
ことができると共に、ガス爆発や粉じん爆発が発生しな
い固形物が得られて、クリーンな燃料や土木建築分野の
資源として有効的に提供されるものである。 [00511また、上記各工程において添加するアルカ
リ土類金属酸化物は、都市ごみなどの廃棄物を構成する
水分、プラスチック、無機物、資源化物を分析、測定す
ることにより、有機物Uの%を算出し、この有機物Uの
%を基にして有効かつ最適な添加量を得ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する一実施例であり、収集され
た廃棄物から固形物を得る概念的な工程を示す図である
【符号の説明】
1 廃棄物受れ槽 3 解砕機 5 第1選別機 7 破砕機 9 第2選別機 11 混合加熱反応器 13 圧縮成型器 15 乾燥固化器 G 廃棄物 S 固形物 【図11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】都市ごみなどの廃棄物を廃棄物受入貯蔵槽
    に投入した後、解砕機、破砕機、混合加熱反応器を経て
    乾燥固化器で乾燥固化して固形物を製造する際に、前記
    廃棄物の特性に応じてアルカリ土類金属酸化物の添加量
    を添加して合理化に物理化学的反応処理を行なうことを
    特徴とする廃棄物による固形物の製造方法。
  2. 【請求項2】前記廃棄物受れ槽または解砕機において、
    前記廃棄物に対してアルカリ土類金属酸化物の全添加量
    の0〜30%を添加して物理化学的反応処理することを
    特徴とする請求項1記載の廃棄物による固形物の製造方
    法。
  3. 【請求項3】前記破砕機において、前記廃棄物に対して
    アルカリ土類金属酸化物の全添加量の0〜50%を添加
    して物理化学的反応処理することを特徴とする請求項1
    記載の廃棄物による固形物の製造方法。
  4. 【請求項4】前記混合加熱反応器において前記廃棄物に
    対してアルカリ土類金属酸化物の全添加量の20〜10
    0%を添加して物理化学的反応処理を行なうことを特徴
    とする請求項1記載の廃棄物による固形物の製造方法。
  5. 【請求項5】前記廃棄物受入れ槽、解砕機、破砕機およ
    び混合加熱反応器のすべてにおいてアルカリ土類金属酸
    化物の全添加量を適宜な比率で添加して物理化学的反応
    処理することを特徴とする請求項1記載の廃棄物による
    固形物の製造方法。
  6. 【請求項6】廃棄物にアルカリ土類金属酸化物を添加し
    て固形物燃料を製造するに際して、前記廃棄物を構成す
    る水分W%、プラスチックP%、無機物M%および資源
    化物Rを分析測定して、U=100−(W+P+M+R
    )に基づき有機物U%を算出すると共に、アルカリ土類
    金属酸化物の最適な添加量Aを、A=K×U[但し、K
    =f(P、W)]を基にし決定して廃棄物にアルカリ土
    類金属酸化物を添加することを特徴とする廃棄物による
    固形物の製造方法。
  7. 【請求項7】前記Kの値を0.02〜0.12の範囲と
    することを特徴とする請求項6記載の廃棄物による固形
    物の製造方法。
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