JP2798179B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2798179B2
JP2798179B2 JP1031945A JP3194589A JP2798179B2 JP 2798179 B2 JP2798179 B2 JP 2798179B2 JP 1031945 A JP1031945 A JP 1031945A JP 3194589 A JP3194589 A JP 3194589A JP 2798179 B2 JP2798179 B2 JP 2798179B2
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吉平 新山
広司 伊東
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株式会社ソフィア
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、遊技盤の所要部位に配設された特別入賞
口手段への遊技球の入賞を条件に特別遊技権利状態を発
生させるとともに、該特別遊技権利状態の発生中におけ
る所定始動条件の成立に基づき変動入賞装置を遊技者に
とって有利な状態に変換可能なパチンコ遊技機等の遊技
機に関する。
[従来の技術] 従来より、パチンコ遊技機で代表される遊技機におい
て、遊技盤の所要部位に配設された特別入賞口への遊技
球の入賞に基づき特別遊技権利状態を発生するととも
に、該特別権利状態の発生中に例えば遊技球が始動入賞
口へ入賞したことに基づき変動入賞装置を遊技者にとっ
て有利な状態に変換するようにしたものが提案されてい
る。
[発明が解決しようとする課題] 上記のように、従来の遊技機においては、遊技盤の所
要部位に配設された特別入賞口へ遊技球が偶発的に入賞
することによって、特別遊技権利状態を発生させていた
ため、特別遊技権利状態の発生確率を程良く設定するこ
とが困難であり、また、設定された発生率は固定的とな
り、遊技の変化に乏しく興趣に欠けるという傾向があっ
た。
この発明は、かかる実状に鑑み考え出されたものであ
り、その目的は、特別遊技状態となる確率を目的とする
確率に正確に設定することができるとともに、その確率
を変動制御して遊技の興趣の低下を防止し、変化に富ん
だ面白味のあるものにし得る遊技機を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] この発明は、前記課題を解決するため、 遊技盤(1)の所要部位に配設された特別入賞口手段
(例えば、特別変動入賞装置30)への遊技球の入賞を条
件に特別遊技権利状態を発生させるとともに、該特別遊
技権利状態の発生中における所定の始動条件の成立に基
づき変動入賞装置(50)を遊技者にとって有利な状態に
変換可能な遊技機(例えば、パチンコ遊技機)におい
て、 前記遊技盤に複数の識別情報を可変表示可能な可変表
示装置(20)を設け、 前記特別入賞口手段は、当該特別入賞口手段への遊技
球の入賞状態を、遊技者にとって不利な第1状態と、遊
技者にとって有利な第2状態とに変換可能な可動部材
(31,31)を含んで構成されて成り、 前記可変表示装置での可変表示の制御を行い、該可変
表示の停止結果態様が予め定められている特定表示態様
となったことに関連して、前記可動部材を前記第2状態
に変換する制御手段(例えば、制御装置906)を設け、 前記制御手段には、当該特定表示態様の発生確率を、
通常の確率である低確率状態から該低確率状態よりも確
率を高めた高確率状態に変動制御可能な確率変動制御手
段を含ませ、 前記確率変動制御手段により前記低確率状態から前記
高確率状態に変動制御がされた際には、該低確率状態と
該高確率状態の各々において発生する特定表示態様の種
類と該種類の数を変化させずに、そのまま同一の特定表
示態様に設定されるように構成した。
[作用] この発明に係る遊技機は、特別入賞口手段に、遊技者
にとって不利な第1状態と、遊技者にとって有利な第2
状態とに変換可能な可動部材を備え、可変表示装置での
可変表示の停止結果態様が予め定められている特定表示
態様となったことに関連して、可動部材を第2状態に変
換するようにしたことにより、特別遊技権利状態の発生
角が可変表示装置における特定表示態様の発生確率によ
り設定されることとなり、特別遊技権利状態の発生確率
を目的とする値に正確に設定することができる。また、
確率変動制御手段は、所定の遊技条件が成立した場合
に、特定表示態様の発生確率を、通常の確率である低確
率状態から該低確率状態よりも確率を高めた高確率状態
に変動制御が行われるため、特別遊技権利状態の発生態
様が様々に変化するようになり、特に高確率状態におい
ては、特別遊技権利状態の連続した発生等に対する期待
感を高めることができ、遊技の興趣の低下を防止すると
ともに、遊技内容を変化に富んだ面白味のあるものにす
ることができる。更に、低確率状態から高確率状態に変
動した際には、特定表示態様の種類と該種類の数を変化
させずに、そのまま同一の特定表示態様により可変表示
の遊技が行われるため、遊技者に対して低確率状態から
高確率状態に変動制御された際に特定表示態様に対する
間違い等を防止して戸惑いなく高確率状態での可変表示
の遊技が行える。
[実施例] 第1図は、この発明が適用された遊技機として例示す
るパチンコ遊技機に設置された遊技盤1の前面の構成例
を示すもので、遊技盤1の前面には、パチンコ遊技機下
部の操作ダイヤル(後述)により駆動される打球発射装
置(後述)によって発射された遊技球を遊技盤1の上方
部まで案内するガイドレール3が配設されている。この
ガイドレール3と遊技盤1前面のガラス盤(後述)とに
よって囲まれる空間に遊技領域2が設けられている。
この遊技領域2の中央上段部には、上端に天入賞口と
呼ばれる一般入賞口213を備えたゲーム装置としての可
変表示装置20が設置されている。この可変表示装置20は
3つの可変表示部241,242,243を有する可変表示器240を
有し、その可変表示部242と243との間に小数点表示部24
4が設けられている。そして、左側の可変表示部241の表
示は「0〜2」の数字が、また中央と右側の可変表示部
242,243の表示はそれぞれ「0〜9」の数字が循環して
変化するようになっている。また、この可変表示装置20
の上段部には時記憶表示ランプ282と入賞記憶表示ラン
プ283がそれぞれ上下に4個ずつ取付けられている。ま
た、遊技領域2の中央の中段部には常時は閉じた状態で
一般入賞口として機能し可変表示装置20のゲーム結果に
応じて開いて特別入賞口として機能(予備遊技状態)す
るチューリップ形式の特別入賞口手段として例示する特
別変動入賞装置30が、また、下段部には開閉扉513と左
右一対の可動片514,514を備えた変動入賞装置50が設置
されている。
また、その変動入賞装置50の左右斜め上方位置には始
動入賞装置4,4が設置され、それらのさらに外側位置と
可変表示装置20の左右位置にはそれぞれポケット型の一
般入賞口12,12が設けられている。
可変表示装置20の周りの適宜位置には風車と呼ばれる
打球方向変換部材6が設置され、遊技領域2の適宜位置
にはそれぞれ障害釘9が植設されている。
また、遊技盤1の遊技領域2の左右位置には特別遊技
の発生を知らせるサイドランプ130,130が、中央の最下
位置にはアウト孔19が設けられている。
遊技盤1の上部には、上記各入賞部4,12,213等に遊技
球が入賞して賞球排出が行なわれるときに一時的に点灯
されるセーフランプ122やパチンコ遊技機裏側の貯溜タ
ンク(後述)中に貯溜されている予備球としての賞品球
が不足したときに点灯する球不足表示ランプ123が設置
されている。
上記のように概略構成された遊技盤1が設置されたパ
チンコ遊技機はそれに設置された制御手段として例示す
るマイクロコンピュータ等の制御装置906(後述)によ
って概ね次のように制御される。
図外の電源スイッチ操作によりパチンコ遊技機に電気
が供給された初期状態においては、特別変動入賞装置30
の可動片31,31は遊技球が1個分流入可能な状態に閉
じ、変動入賞装置50の開閉扉51と左右の可動部材52,52
は閉じた状態にある。そして、可変表示装置20の可変表
示器240の表示は、常時は停止した状態にある。
このような状態にあるときに、後述の打球発射装置に
よって、遊技領域2内に遊技球が発射され、その遊技球
が始動入賞装置4に入賞すると、その入賞ごとに、始動
入賞装置4に設置された始動入賞検出器4a(SW1またはS
W2)に検出される。その検出信号に基づいて、可変表示
装置20の可変表示器240の3つの表示部241,242,243の表
示が所定時間変化された後停止されるゲームが行なわれ
る。
そのゲームの結果、可変表示器240の可変表示装置24
1,242,243の表示が偶発的に特定の表示態様(この実施
例の場合、「09,9」、「19,9」、「29,9」)で停止した
ときには、予備遊技の権利が発生して特別変動入賞装置
30の判定表示装置370の「×」表示が点灯する。そし
て、その予備遊技として、特別変動入賞装置30の可動部
材31,31が一定時間(この実施例の場合、2秒間)開状
態となる。
この予備遊技が行われているときに、特別変動入賞装
置30に遊技球が入賞しなかたときには、可動部材31,31
が閉じるとともに「×」表示が消えて、再び通常の遊技
状態に戻り、入賞したときには前記判定表示装置370の
「○」表示が点灯して可動部材31,31が閉じて特別遊技
の権利が発生し、その権利に基づいて特別遊技が行なわ
れる。
ここに、特別遊技とは、変動入賞装置50が可変表示装
置20によるゲーム結果として表示された時間だけ入賞し
易い状態に変換して遊技者に多くの昇給獲得のチャンス
を与える遊技態様で、この実施例ではその状態を複数サ
イクル繰り返すようになっていて、その第1サイクル目
はその特別遊技の権利の発生時にその可変表示器240に
停止表示として示されている時間だけ、変動入賞装置50
の開閉扉511と左右の可動部材514,514を開状態にさせ、
第2サイクル目以降は各サイクルの開始前に始動入賞装
置4への入賞に基づいて可変表示装置20の表示を変化さ
せた後停止させて、その停止表示に示される時間だけ変
動入賞装置50の開閉扉511と左右の可動部材514,514を開
状態にさせるサイクルを繰り返し、打止め又は後述の権
利消滅条件が成立するまで行なうようになっている。
ただし、各サイクル中、変動入賞装置50の開かれた入
賞口511中に入賞した遊技球の個数はその入賞口の流路
に設置された入賞個数検出器562(SW3)により検出され
ていて、その検出個数が「10個」になると、その時点
で、開閉扉511と左右の可動部材52,52が閉じてそのサイ
クルが終了するようになっている。
打ち止めになる以前における特別遊技の権利の消滅条
件としては、始動入賞装置4への入賞によって行なわれ
る可変表示装置20のゲーム結果としての停止表示が特定
の表示態様(例えば、「00,0」)となったときにはその
とき行なわれているサイクルの終了によって特別遊技の
権利が消滅するようになっている。
また、可変表示装置20によるゲーム結果としての停止
表示が特定の表示態様となるごとに、予備遊技の権利の
発生確率や特別遊技の権利の消滅確率が次のように変化
するようになっている。
即ち、通常の遊技中における可変表示装置20によるゲ
ーム結果としての停止表示が特定の表示態様(例えば、
「03,3」、「05,5」、「07,7」)となったときには、役
物制御装置に内蔵された予備遊技の権利の発生確率モー
ド(例えば(a)1/20,(b)1/100,(c)1/150,
(d)1/200,(e)1/300などの低確率モード、(f)1
/10などの高確率モード)のうちいずれかのモードがラ
ンダムに選択されて、再びそのゲーム結果としての停止
表示が特定の表示態様(「03,3」、「05,5」、「07,
7」)となって新たな予備遊技の権利の発生確率モード
が選択されるまで、その選択された予備遊技の権利の発
生確率モードにより可変表示装置20によるゲームが行な
われる。
一方、特別遊技の権利が発生して特別遊技が行なわれ
ているときにおける可変表示装置20によるゲーム結果と
しての停止表示が特定の表示態様(「05,5」、「15,
0」、「25,0」)となったときには、役物制御装置に内
蔵された特別遊技の権利の消滅確率モード(例えば、1/
20,1/100,1/150,1/200,1/250,1/500)のうちいずれかの
モードがランダムに選択されて、再びそのゲーム結果と
しての停止表示が特定の表示態様(「05,0」、「15,
0」、「25,0」)となって新たな特別遊技の権利の消滅
確率モードが選択されるまで、その選択された消滅確率
モードにより可変表示装置20によるゲームが行なわれ
る。
また、特別遊技の権利発生の救済措置として、通常遊
技時における可変表示装置20のゲームの結果、その停止
表示が特定の表示態様(例えば、「09,9」、「19,9」、
「29,9」)となって予備遊技の権利が発生して特別変動
入賞装置30の可動部材31,31が一定時間開いたにも拘ら
ず、その開いている間にその特別変動入賞装置30に遊技
球が入賞出来ず、結果的に特別遊技の権利が発生しない
で、可動部材31,31が閉じて予備遊技の権利が消滅して
しまった場合には、以後、始動入賞口4への入賞に基づ
いて行われる可変表示装置20のゲームによる予備遊技の
権利の発生確率が所定のゲーム回数(例えば、4回)に
限って最高確率(例えば、役物制御装置に内蔵された予
備遊技の権利の発生確率モード中の高確率値としての1/
10)とされるようになっている。このような救済措置が
行われていることが遊技者に視認し得るように、この救
済措置が行われるゲームに対しては始動入賞口4に入賞
するごとにその特別記憶表示ランプ282が1個ずつ点灯
される。
次に、第2図〜第4図に基づいて可変表示装置20の構
成例を説明する。
それらのうち、第2図には可変表示装置20を斜め前か
ら見た全体斜視図を、第3図にはその分解斜視図を、第
4図にはその縦断側面図を示す。
これらの図に基づいて説明すると、始動入賞装置20
は、その前側の外形の主要部を構成する前枠210と、こ
の前枠210の開口部をその裏側から閉塞する状態に取り
付けられる表示板220と、前枠210の裏側にその周囲を包
囲する状態に取り付けられる包囲枠230と、前記表示板2
20の裏側の前記包囲枠230内に設置される可変表示ユニ
ット240と、前記表示板220の裏側に前記可変表示ユニッ
ト240を覆う状態に取り付けられる覆い枠260とを備えて
いる。
前記前枠210は、可変表示装置20の前側外形の主要部
を構成するもので、中央部は表示用開口部211となり、
周囲には取付板部212がフランジ状に設けられている。
そして、変動入賞装置20を遊技盤1に設けられた取付用
開口部1a(第4図)に取り付ける際には、その取付板部
212がその取付用開口部の全面側に密着するようにして
取付けられている。そのように取り付けられた状態で、
変動入賞装置20はその前側部分が遊技領域2内に突出
し、後側部分が遊技盤1の裏側に突出した状態となって
いる。
この前枠210の前面側の上部には鎧部材270が取り付け
られている。
そして、前記前枠210の上端部中央に天入賞口と呼ば
れる一般入賞口213が設けられ、鎧部材270の上端部にそ
の一般入賞口213中に遊技球を導く入賞案内部271が設け
られている。
また、前枠210の上部には開口部214が設けられ、鎧部
270には複数の開口窓272が設けられている。そして、そ
れら開口窓272を介して遊技者に視認し得るように、記
憶表示ユニット280が前枠210の裏側に取り付けられてい
る。
この記憶表示ユニット280は前枠210の裏側へ取り付け
られる基板281と該基板281の前側に前方に突出した状態
に取り付けられた上段側の特別記憶表示ランプ282と下
段側の入賞記憶表示ランプ283とを備えている。そし
て、この記憶表示ユニット280が前枠210に取付けられた
状態において、前記特別記憶表示ランプ282および入賞
記憶表示ランプ283が前記前枠210の開口部214を介して
鎧部270のそれぞれの対応する開口窓272中に至った状態
にある。また、前枠210の裏側上端部には鎧枠215が後方
に突出して設けられ、該鎧枠215内には前記天入賞口と
しての一般入賞口213中に流入した遊技球を遊技盤1の
裏側へ導く案内樋216が取り付けられ、鎧枠215の後端開
口部には該開口部と前記案内樋216の後端開口部を閉塞
する蓋板217が取り付けられている。
また、前枠210の表示用開口部211の左右両端側には装
飾窓部材取付窓218,218が設けられ、これら取付窓2118,
218中に臨ませた状態で半透光性の装飾窓部材219,219が
取り付けられている。
上記表示板220は後述する可変表示ユニット240の可変
表示や装飾ランプの光を美しく遊技者に視認させるため
のもので、透明又は半透明な材料から作られ、前枠210
の表示用開口部211を閉塞する状態で、前枠210の裏側に
取り付けられている。
この表示板220の裏側中段部には後述の可変表示を視
認し易くするための反射防止部材225が取り付けられて
いる。
上記包囲枠230は前枠210の表示用開口部211の裏側に
沿わせて表示板220の側部を覆った状態に取り付けられ
ている。
上記可変表示ユニット240は可変表示ゲームを行なわ
せたイルミネーション効果をもたせたりするためのもの
で、前記包囲枠230内に納まるように表示板220の裏側に
取り付けられている。
この可変表示ユニット240は表示板220に取り付けられ
る基板245を備え、該基板245の前面側中央部に3個の可
変表示器241,242,243が取り付けられている。そして、
中央の可変表示器242の右側下端部には小数点表示部244
が設けられている。また、基板245の前側の上段部と下
段部には、それぞれ設置用の基板248,249を介して、可
変表示器241,242,243の周りを華やかに彩るための権利
発生表示ランプ246が多数配設され、中段部の左右両端
部には特別遊技状態表示ランプ247が設置されている。
上記覆枠260は前記可変表示ユニット240の基板245の
裏側の配線を傷まないように保護するためのもので、基
板245の裏側にその裏側の配線を覆った状態に取り付け
られている。
第4図中、符号702を付して示すものはガラス板であ
る。
次に、第5図〜第8図に基づき、上記変動入賞装置50
について説明する。
変動入賞装置50は、第5図および第6図に示すよう
に、遊技盤1の盤面の開口部(第7図)に取り付けられ
る構成基枠510Aと、該構成基枠510Aの裏側に設置される
後枠530と、さらにその裏側に設置される駆動基板540と
を備えている。
そして、前記構成基枠510Aには比較的大きな矩形の入
賞口511が設けられ、該入賞口511には、開閉扉513が設
置され、その左右両側には一対の案内部材514,514が取
り付けられている。また、構成基枠510A前面側下半部の
左右両側にはLEDからなる複数の入賞個数表示器515が設
置され、前記入賞口511の下方には透明窓523が設けられ
ている。
より詳しく説明すると、前記開閉扉513は、第5図お
よび第6図に示すように、その前面側に突出した扇形の
2つのウェイト片513c,513cを備え、その下端裏側に係
合片513B(第7図)を備えている。そして、第6図に示
すように、その下端部の左右両側を入賞口511下部の左
右両側に支軸513A,513Aによって回動自在に支持された
状態で、第7図に鎖線で示す如くその自由端側が起立し
て入賞口511を閉じた状態から実線で示す如くその自由
端側が手前側に倒れる向きに回動し斜め上方を向いた状
態にまで変化し得るようになっている。
この開閉扉513の後方側には、第7図に示すように、
作動レバー533が、その基部を、支軸533Aを介して、構
成基枠510Aと一体に設けられた軸受部536に回動自在に
支持されている。この作動レバー533の先端が開閉扉513
の下端裏側の前記係合片513Bに接触配置されている。
また、遊技盤1の裏側には、第7図に示すように、開
閉扉513を動かすソレノイド544が設置され、該ソレノイ
ド544は下方側に突出する作動ロッド544aを備えてい
る。この作動ロッド544aには該作動ロッド544aを下降し
た状態に復帰させるコイルスプリング544bが装着され、
作動ロッド544aの下端が前記作動レバー533の上面部に
接触配置されている。
また、前記案内部材514,514はそれら下端部をそれぞ
れ回動軸524,524(第6図)に固定された状態でそれら
の自由端側が第5図に示す起立して閉じた状態から逆
「ハ」の字に開いた状態(第1図)の範囲にまで回動自
在となっている。
これら案内剤514,514を動かす駆動手段としてのソレ
ノイド542,542(第5図、第6図)が前記駆動基板540
(同図)に取り付けられている。
そして各ソレノイド542,542は下方側に突出する作動
ロッド542A,542Aを備え、これら作動ロッド542A,542Aに
は、それら542A,542Aを下降した状態に復帰させるコイ
ルスプリング542B,542B(第6図)と上端に横長孔543A
を有する作動部材543,543(第5図、第6図)とが装着
されている。
一方、前記案内部材514,514の取り付けられた前記回
動軸524,524が構成基枠510Aの後方に突出し(第6
図)、それらの後端部に作動アーム526,526の基部が固
定されている。それら作動アーム526,526の先端後部に
はそれぞれ作動ピン527A,527Aが固定され、それら作動
ピン527A,527Aが前記ソレノイド542,542の作動ロッド54
2A,542Aに取り付けられた作動部材543,543上端の横長孔
543A,543A中に挿通されている。
上記のように構成されることによって、開閉扉513と
案内部材514,514は駆動手段としてのソレノイド544,54
2,542により、次の如く作動される。
即ち、通常の遊技時には、ソレノイド544およびソレ
ノイド542,542がオフされた消磁状態にあり、それらの
作動ロッド544A,542A,542Aが自重およびコイルスプリン
グ544B,542B,542B(第6図)により下降復帰されてい
る。その下降復帰された一方の作動ロッド544Aにより作
動レバー533を介して開閉扉513がその自由端側を起立さ
せる方向に回動されて、第7図に鎖線で示す如く、構成
基枠510Aの入賞口511を閉じた状態に復帰されている。
また、もう一方の下降復帰された作動ロッド542A,542A
に取り付けられている作動部材543,543により、作動ピ
ン527A,527Aを介して作動アーム526,526が内側から下降
する方向に回動され、これら作動アーム526,526によっ
て回動される回動軸524,524により、入賞口511左右両側
の案内部材514,514が、それらの自由端側が上昇した状
態(略垂直上向き)に復帰されている。
この状態で、前述の如く、特別遊技のサイクルが行な
われるときには、ソレノイド544および542,542がオンさ
れて励磁される。すると、ソレノイド544の作動ロッド5
44Aがコイルスプリング544B(第6図)に抗して上昇さ
れ、それに伴って作動レバー533はその先端側が上昇す
る方向への回動規制が解除される。その結果、開閉扉51
3は、その前面側に突設されたウェイト片513c,513cの重
量により、その上端側が手前側に倒れる向きに回動して
開き、第7図に実線で示すように、ウェイト片513c,513
cの一端部が構成基枠510Aの前面に接触した位置で止ま
る。その止まったときには開閉扉513はその上端側がや
や斜め上方を向いた状態に維持される。同時に作動ロッ
ド542A,542Aがコイルスプリング542B,542B(第6図)に
抗して上昇される。その上昇される作動ロッド542A,542
Aに取り付けられている作動部材543,543により、作動ピ
ン527A,527Aを介して作動アーム526,526が内側から上昇
する方向に回動され、それら作動アーム526,526によっ
て回動される回動軸524,524により、案内部材514,514が
それらの自由端側が外側方向に回動して逆「ハ」の字状
に開く。その開いたときには、それら案内部材514,514
に打球が案内されて入賞口511中へ入賞し易くなる。
また、後基枠530の前面側には、特別遊技の権利の発
生時に点滅する複数の特別遊技状態表示ランプ538が設
置されていて、その点滅表示が構成基枠510Aの前記透明
窓523を介して遊技者に視認し得るようになっている。
さらに、構成基枠510Aの裏側下部には、入賞口511中
に流入した打球を集合させて図示省略の集合樋方向へ導
く集合流路枠560(第8図)が取り付けられている。こ
の集合流路枠560の集合流路560内には取付枠563を介し
て入賞個数検出器562が設置されている。そして、入賞
口511中に流入して集合流路561に至った打球が入賞個数
検出器562の先端の検出孔562Aを通過することにより、
入賞口511中への入賞個数が検出されるようになってい
る。この入賞個数検出器562(SW3)によって検出された
入賞個数が入賞個数表示器515の点灯個数となって表わ
される。
次に、第9図および第10図に基づき、上記特別変動入
賞装置30について説明する。
特別変動入賞装置30は、第9図の分解斜視図および第
10図の縦断側面図に示すように、遊技盤1の盤面の開口
部1b(第10図)に取り付けられる構成基枠330と、該構
成基枠330の前面側に取り付けられる前枠320と該前枠32
0に開閉自在に設置される一対の可動部材31,31と、これ
ら一対の可動部材31,31に開閉力を伝達する開閉力伝達
部材340と、該開閉力伝達部材340に駆動力を付与するソ
レノイド350とを備えている。
前記構成基枠330は遊技盤1に取り付けられる基部を
構成するもので、その周囲には取付板部335がフランジ
状に設けられている。そして、特別変動入賞装置30を遊
技盤1に設けられた取付用開口部1b(第10図)に取り付
ける際には、その取付板部335の裏側がその取付用開口
部1bの前面側に密着するように取り付けられている。そ
のように取り付けられた状態で、特別変動入賞装置30は
その前側部分が遊技領域2内に突出し、後側部分が遊技
盤1の裏側に突出した状態となっている。
この基枠330の上部には入賞用開口部331が設けられ、
下部には放射熱用開口部332が設けられている。また、
この基枠330の後部には前記入賞用開口部331中に流入し
た入賞球を遊技盤1の裏側へ導く案内樋を兼ねた後枠33
3が後方に突出した状態で一体に設けられている。ま
た、この基枠330の後部には後枠333が後方に突出して一
体に設けられている。一方、この基枠330の前部には、
前側に一対の権利発生表示ランプ361,361を備えた表示
ランプユニット360と、判定表示装置370とが取り付けら
れている。
上記前枠320はその内部に前記一対の可動部材31,31が
開閉自在に設置されていて、前記遊技領域2を流下する
遊技球を受入て入賞させるためのもので、上部および後
部が開放された枠形に形成されている。
この前枠320内の中央上部には、該前枠320内に流入し
た遊技球を前記基枠330の入賞用開口部331中に導く案内
棚321が設けられ、その前板部には前記判定表示装置370
を遊技者に視認させるための窓部322が形成されてい
る。また、前記案内束321の左右両側に位置する部分に
は一対の支軸323,323が後方に向けて突設されている。
これら支軸323,323に前記一対の可動部材31,31の基部
の軸孔32,32がそれぞれ嵌合されることにより、可動部
材31,31が前枠320中に開閉自在に収容されている。
そして、前枠320の後端部に設けられた係合片324,324
が基枠330の係合孔334,334中に通されて係合されること
によって、前枠320が基枠330に一体的に取り付けられて
いる。
一方、構成基枠330の裏側に一体に突出して設けられ
た前記後枠333中には、前記開閉力伝達部材3440が支軸3
48を軸芯として回動自在に設置されている。
この開閉力伝達部材340の左右両端部には誘導ピン34
1,341が前方に突出して設けられている。これら誘導ピ
ン341,341が基枠330の入賞用開口部331を介して前方に
至り、それらの先端部が前記可動部材31,31の各基部に
設けられた誘導穴33,33中に遊挿されている。
他方、開閉力伝達部材340の後部には誘導片342が後方
に突出して設けられ、該誘導片342の上方に前記ソレノ
イド350が設置されている。
このソレノイド350はその消磁時には上昇復帰してい
て励磁時に下降して前記開閉力伝達部材340の誘導片342
部分を押し下げる方向に開閉力伝達部材340を回動させ
る作動ロッド351を備えている。
上記のように構成された特別変動入賞装置30は次のよ
うに動作する。
すなわち、通常時においてはソレノイド350が消磁さ
れていて、開閉力伝達部材340がその前部側の重みによ
り前側が下がった状態に復帰することによって、可動部
材31,31が遊技球を1個受け入れ得る間隔をもって閉じ
た状態にある。また、このときには、権利発生表示ラン
プ361,361は消灯し、判定表示装置370も消灯した状態に
ある。
この状態で、ソレノイド350が励磁されると、その作
動ロッド351が下降して開閉力伝達部材340の誘導片342
部分に当たって、開閉力伝達部材340をその前側部分が
上昇する方向に回動させる。その開閉力伝達部材340の
回動に伴ってその誘導ピン341,341により、可動部材31,
31が開かれるようになっている。
このように可動部材31,31が開かれているときに、遊
技領域2を流下する遊技球がその開かれている特別変動
入賞装置30に入賞すると、その入賞球が特別入賞検出器
380(第1図)に検出されて特別遊技の権利が発生され
る。と同時に、判定表示装置370の「×」表示が「○」
表示に切替え点灯されるとともに、権利発生表示ランプ
361,361の点滅が開始され、この「○」表示とランプ36
1,361の点滅は特別遊技の権利が終了に至るまで継続さ
れるようになる。
次に、第11図〜第15図に基づいて、上記した以外のパ
チンコ遊技機700の構成について説明する。
それらのうち、第11図にはパチンコ遊技機700を斜め
前側から見た部分分解斜視図を示す。
パチンコ遊技機700は、同図に示すように、島設備
(図外)にパチンコ遊技機700を設置するための取付枠9
00に対し、開閉可能に取り付けられている。
このパチンコ遊技機700の全面側に取付けられた開閉
パネル701の上部側には前記遊技領域2を視認させる透
明なガラス板702が取り付けられ、下部側には打球発射
装置(後述)に供給される打球を貯溜する供給皿703が
取り付けられている。
また、パチンコ遊技機700の下部には前記供給皿703か
ら溢れた賞品球を貯留するための受皿704が設けられ、
打球発射装置(後述)を駆動操作する操作ダイヤル705
が取り付けられている。
また、パチンコ遊技機700の前側上端部には、特別遊
技の権利を知らせたり遊技に関する各種メッセージ等を
表示したりするた情報表示装置710が取り付けられてい
る。
第12図には情報表示装置710を前側から見た分解斜視
図を示す。
この情報表示装置710は、同図に示すように、パチン
コ遊技機700に取付けられる基枠711と、該基枠711の前
面側に取り付けられる蓋枠712と、該蓋枠712の前側中央
に取り付けられる反射防止プレート713と、その前側左
右に取り付けられるレンズ部材714,714とを備えてい
る。
前記基枠711はパチンコ遊技機700の前面側に取り付け
られるもので、その前面側中央にはメッセージユニット
715が設置され、前面側左右にはランプユニット716,716
が設置されている。
その中央に設置されたメッセージユニット715は、パ
チンコ遊技に関する各種メッセージがコンピュータ制御
により文字や記号等となってドット表示されるマトリク
ス配置のドット表示器715aと、該ドット表示器715aに表
示指令信号を送る多数のリード線719とを備えている。
そして、そのドット表示器715aか基枠711の前面側中央
に取り付けられ、そのリード線719が基枠711中央に設け
られた開口部711aを介して基枠711の裏側に導かれてい
る。
また、前記ランプユニット716は、電源から電気が供
給されるランプ基板716aと、該ランプ基板716aの端子71
6b,716bにそれぞれ差し込まれる表示ランプ716c,716c
と、これら表示ランプ716c,716cの基端部と前記ランプ
基板716aとの間に配置された緩衝用の絶縁部材716dとを
備え、前記ランプ基板716aには該ランプ基板716aに電気
を導くリード線716eが取り付けられている。そして、そ
の表示ユニットを支持するランプ基板716aが基枠711の
前面側左右に設けられた各一対の支持片711b,711b間に
把持された状態で設置され、リード線716eがそれら支持
片711b,711b間に設けられた開口部711cを介して基板711
の裏側へ導かれている。
また、上記のように基枠711の左右に設置された各表
示ユニット716,716の各表示ランプ716cの後方に位置す
る基枠711の前面部にはそれぞれそれらランプ716cの光
を前方に集める反射部材711dが設置されている。
このようにしてドット表示器715aやランプユニット71
6が配設された基枠711の前面に、その前面部を覆った状
態に取り付けられる前記蓋枠712の前側中央部と左右両
側部には、それぞれメッセージ表示窓711aおよび作動中
表示窓712b,712bが設けられている。
そして、その中央のメッセージ表示窓712aには透光性
の前記反射防止プレート713が取り付けられ、左右の作
動中表示窓712b,712bには透光性の前記レンズ部材714,7
14がそれぞれ取り付けられている。
第13図には、前記情報表示装置710を裏側から見た全
体斜視図を示す。
同図に示すように、情報表示装置710の裏側に導かれ
たドット表示基715aからのリード線719は一旦基枠711の
裏側のコードバインダ711eによって集められるとともに
包袋719aにより束ねられていて、その先端にコネクタ71
9bが取り付けられている。
また、情報表示装置710の裏側に導かれたランプユニ
ット716,716からのリード線716eは基枠711の裏側に設け
られたバインダ711fによって一方側に導かれ、その先端
部にコネクタ716gが取り付けられている。
第14図には、上記のように構成された情報表示装置71
0をパチンコ遊技機700の上端部に取付けた状態の部分縦
断側面図を示す。
情報表示装置710はパチンコ遊技機700の外枠708の上
端部の前面側中央に取り付けられており、該情報表示装
置710の前記リード線719,716eは外枠708の上端部に設け
られた開口部706,707(第11図)を介してパチンコ遊技
機700の裏側へ導かれている。
第15図には、取付枠900に対し、開閉自在に取り付け
られたパチンコ遊技機700の裏側斜視図を示す。
パチンコ遊技機700の裏側上部には、予備球(払出し
前の賞品球)を貯溜する貯溜タンク901が設けられ、こ
の貯溜タンク901の下端開口部に望むように誘導樋902が
接続されている。この誘導樋902は緩やかに下り傾斜し
ながらUターンし、その流下端部にこれと連続するよう
な形で、賞球排出装置903が設置されている。また、誘
導樋902の湾曲部には、球抜き装置904が設けられてお
り、この球抜き装置904が作動されると、貯留タンク901
内の予備球が誘導樋902の途中から球抜き樋905を通って
外部へ引き抜かれるようになっている。
また、パチンコ遊技機700の裏面中段左側には役物制
御装置906が設置され、その右側中央には前記可変表示
装置20とこれを覆うカバー907が設置されている。
そして、そのさらに右側には中継基盤908が設置され
ている。この中継基盤908に、前記可変表示装置20や情
報表示装置710等からの配線系統を一旦中継した後、図
示上略の電源や役物制御装置906に接続するようになっ
ている。
また、パチンコ遊技機700の裏側の左下には打球発射
装置909と該装置909を駆動させる発射モータ910が設置
され、中央下部には賞球ボックス911が設置されてい
る。また、その右側下部にはケース配線基盤912が設置
されている。
また、パチンコ遊技機700の外枠708の上端部には前記
情報表示装置710のリード線719,716eを保護するコード
保護部材915が設置されている。
第16図には、上記のように構成されたパチンコ遊技機
に設置された役物制御装置906の制御ブロック図の一例
を示す。
同図において、符号800を付して示すものは役物制御
装置906を構成する制御チップマイクロコンピュータ(C
PU)である。
このマイクロコンピュータ800にはアドレスバスやデ
ータバスに沿って読出し専用メモリたるROM(固定デー
タ記憶手段)801、読出しと書込みが可能なメモリたるR
AM(変動データ記憶手段)802、バッファゲート803、出
力ポート804、サウンドジェネレータ805、外部の読出し
専用メモリたる外部ROM806およびドライバ807等が設置
されている。
前記ROM801は制御データ領域および表示記号記憶領域
を有し、該ROM801には通常遊技時および特別遊技態様時
における各種ランプの点滅、変動入賞装置50の開閉扉51
3や可動部材514,514の開閉制御などの固定データが記憶
されている。前記RAM802は指導入賞口4,4中に設置され
た指導入賞検出器4a(SW1)または4a(SW2)からの検出
信号をカウントして一時的に記憶したり、変動入賞装置
50中に設置された入賞個数検出器562(SW3)からの検出
信号をカウントして一時的に記憶する記憶部などを備え
ている。また、前記外部ROM806には情報表示装置710へ
の固定表示データが記憶されている。
また、マイクロコンピュータ800には電源回路808と基
準時間を作り出す分周回路809が接続されている。
第16図に示す制御ブロック図において、前記分周回路
809が作り出す時か信号をもとに、マイクロコンピュー
タ800により順にアドレス選定が行なわれ、ROM801中の
プログラムに従って遊技の制御処理が行なわれる。
即ち、マイクロコンピュータ800に通ずるアドレスバ
スに沿って配設された前記バッファゲート803、出力ポ
ート804、サウンドジェネレータ805、外部ROM806および
ドライバ807等が前記分周回路809のタイムベースをもと
に順にアドレス選定されるようになっている。
前記電源回路808によりマイクロコンピュータ800等に
所要電圧の電気が供給されると、最初はROM801に記憶さ
れている通常遊技の制御プログラムに従った制御が行な
われる。
即ち、マイクロコンピュータ800からの指示指令信号
が出力ポート804を介してドライバ811に送られて、可変
表示ユニット240の3つの表示が任意の数字で停止され
ている状態となり、特別変動入賞装置30の判定表示部37
0の表示は消灯された状態となっている。また、マイク
ロコンピュータ800からの表示指令信号が外部ROM806お
よびドライバ807に送られて、外部ROM806に固定データ
として記憶されている通常遊技表示(例えば、呼び込み
表示)が選択されてドライバ807によりその通常遊技表
示が情報表示装置710にドット表示されている状態とな
る。
この状態で指導入賞口4のいずれかに遊技球が入賞す
ると、指導入賞検出器4a(SW1),4a(SW2)のうちの対
応するものから検出信号がローパスフィルタ810、バッ
ファゲート803を介してデータバスを通ってRAM802に一
時的に記憶される。
この記憶個数が出力ポート804を介してドライバ811に
送られて入賞記憶表示ランプ283の点灯個数となって表
示される。
その始動入賞口4への入賞記憶があるときには、可変
表示の作動指令信号が出力ポート804を介してドライバ8
11に送られて可変表示装置20の表示の変化が所定時間行
われた後に停止されるゲームが行なわれるとともに、そ
の入賞記憶が「1」カウントダウンされて入賞記憶表示
ランプ282が1つ消灯される。
そのゲームの結果、可変表示装置20の可変表示部241,
242,243の表示が偶発的に特定の表示態様(この実施例
の場合、「09,9」、「19,9」、「29,9」)で停止したと
きには、予備遊技の権利が発生し、その権利に基づき、
マイクロコンピュータ800からの指令で特別変動入賞装
置30のソレノイド350が励磁されて可動部材31,31が所定
時間開放されるとともに判定表示装置370に「×」表示
がなされる。
また、この予備遊技の権利の発生中においてはマイク
ロコンピュータ800からの指令で外部ROM806の固定デー
タに基づいて予備遊技の権利が発生中であることを知ら
せる“予備遊技の権利発生中表示”が情報表示装置710
にドット表示として表示される。
この開放状態となっているときに、特別変動入賞装置
30に遊技球が入賞しなかったときには特別変動入賞装置
30の可動部材31,31が閉じられると判定表示装置370の
「×」表示が消灯されて通常の遊技状態に戻る。が、そ
の後に行なわれる可変表示装置20によるゲームが4回に
限り特定の表示態様(「09,9」、「19,9」、「29,9」)
となって停止して再び予備遊技の権利が発生する確率が
1/20となるように制御される。そして、そのような救済
措置の制御が行なわれていることを知らせるため、本実
施例にあっては、救済措置が行われているゲーム中に、
始動入賞口に入賞があった場合には、最高ゲーム回数
(4回)に達していないときに限り、特別記憶表示ラン
プ282が点灯するように制御されているが、以下に示す
ように制御するとさらの理解を容易にすることができ
る。最初に可変表示装置20の特別記憶表示ランプが一旦
4個とも点灯され、可変表示装置20によるゲームが行な
われるごとに、1個ずつ消灯されるようになっており、
4個が全て消灯された時点でその有利な特典が失われ
る。
一方、その可動部材31,31が開放状態となっていると
きに、特別変動入賞装置30に遊技球が入賞したときに
は、判定表示装置370に「○」表示が現われて特別遊技
の権利が発生し、その権利に基づいてマイクロコンピュ
ータ800からの指令がサウンドジェネレータ805に送られ
アンプ812を介してスピーカ813に権利発生を知らせる効
果音を発生させるとともに、点滅指令が出力ポート804
を介してドライバ811に送られて、サイドランプ130,130
や権利発生表示ランプ246,247の点滅が開始されて、特
別遊技が行われる。また、特別遊技の権利の発生中にお
いてはマイクロコンピュータ800からの指令で外部ROM80
6の固定データに基づいて特別遊技の権利の発生中であ
ることを示す“特別遊技”表示が情報表示装置710にド
ット表示として行なわれる。と同時に、スピーカ813か
ら特別遊技の権利発生中であることを知らせる効果音が
継続して発生される。
ここで行なわれる特別遊技としては、マイクロコンピ
ュータ800からの指令で、可変表示装置20によるゲーム
結果として表示された時間だけ変動入賞装置50の入賞口
511が開放される。
この実施例では、その状態を複数サイクル繰り返すよ
うになっていて、その第1サイクル目は、マイクロコン
ピュータ800からの指令でその特別遊技の権利の発生時
にその可変表示装置20にゲーム結果として示された時間
だけ、変動入賞装置50のソレノイド542,542,544を励磁
させて開閉扉51と左右の可動部材514,514を開状態にさ
せ、第2サイクル目以降は各サイクルの開始前に始動入
賞口4への遊技球の入賞に基づいて行なわれる可変表示
装置20のゲーム結果として示される時間だけ、変動入賞
装置50のソレノイド542,542,544を励磁させて開閉扉513
と左右の可動部材514,514を開状態にさせるサイクルを
繰り返して行なう。
ただし、各サイクル中、変動入賞装置50の開かれた入
賞口511中に入賞した遊技球の個数がその入賞口の流路
に設置された入賞個数検出器562(SW3)により検出され
ていて、その検出信号がRAM802に送られて入賞個数とし
て記憶され、その記憶個数が「10」になると、その時点
で、ソレノイド542,542,544が消磁されて開閉扉513と左
右の可動部材514,514が閉じられてそのサイクルが終了
する。
また、各サイクルの開始前に始動入賞口4への入賞記
憶に基づいて行なわれる可変表示装置20のゲーム結果と
しての停止表示が特定の表示態様(例えば、「00,0」)
となったときには次のサイクルは行われず、その時点で
特別遊技の権利が消滅する。
また、可変表示装置20によるゲーム結果としての停止
表示が特定表示になるごとに、予備遊技の権利の発生確
率や特別遊技の権利の消滅確率が次のように変化され
る。
即ち、通常の遊技中における可変表示装置20によるゲ
ーム結果としての停止表示が特定の表示態様(例えば、
「03,3」、「07,7」、「09,9」)となったときには、RO
M801中の予備遊技の権利の発生確率モード(例えば、
(a)1/20,(b)1/100,(c)1/150,(d)1/200)の
内のいずれかのモードがランダムに選択されて再びその
ゲーム結果としての停止表示が特定の表示態様(例え
ば、「03,3」、「07,7」、「09,9」)となって新たな予
備遊技の権利の発生確率モードが選択されるまで、その
選択された予備遊技の権利の発生確率モードにより可変
表示装置20によるゲームが行なわれる。
一方、特別遊技の権利が発生して特別遊技が行なわれ
ているときにおける可変表示装置20におけるゲーム結果
としての停止表示が特定の停止表示(例えば、「05,
0」、「15,0」、「25,0」)となったときには、ROM801
中の特別遊技の権利の消滅確率モード(例えば、1/20,1
/100,1/150,1/200,1/250,1/500)のうちのいずれかのモ
ードがランダムに選択されて、再びそのゲーム結果とし
ての停止表示が特定の表示態様(例えば、「05,0」、
「15,0」、「25,0」)となって新たな特別遊技の権利の
消滅確率モードが選択されるまで、その選択された特別
遊技の権利の消滅確率モードによりマイクロコンピュー
タ800によりゲームが行なわれる。
第17図(A),(B)には、上記マイクロコンピュー
タ800によて行なわれる通常の遊技処理手順の一例とし
てのフローチャートを示す。
パチンコ遊技機700の電源が投入されると、先ず、ル
ーチンR2において、入賞記憶カウンタおよび特別記憶カ
ウンタを「0」に、可変表示タイマ「0」にそれぞれリ
セットするとともに、特別遊技の権利の発生確率モード
1を(e)1/300にセットする。また、特別モードフラ
グ、権利発生フラグおよび特別遊技モードカウンタを
「0」にリセットする。
しかる後、ルーチンR4で情報表示処理として情報表示
装置710に後述する通常遊技表示としての“呼込み表
示”を行なわせてから、ルーチンR6に移行する。
ルーチンR6においては、始動入賞口4に入賞して始動
入賞検出器4a(SW1又はSW2)がオンとなったか否かを判
定し、オンとならなかったと判定したときにはそのまま
ルーチンR16に移行し、オンとなったと判定したときに
はルーチンR8に移行する。
ルーチンR8においては、特別モードフラグが「1」と
なっている(特別モードによる救済措置が発生している
状態になっている)か否かを判定し、「1」となってい
ない(特別モードによる救済措置は発生していない)と
判定したときにはルーチンR12に移行し、「1」となっ
ている(特別モードによる救済措置が発生している)と
判定したときにはルーチンR10に移行する。
その結果、ルーチンR10に移行したときには、該ルー
チンR10において特別記憶カウンタのカウント数が
「4」に達しているか否かを判定し、「4」に達してい
ないと判定したときにはルーチンR18で特別記憶カウン
タを「+1」カウントアップして特別記憶表示ランプ28
2を1個追加点灯させ、次のルーチンR20で大当り発生確
率モードを(f)1/10にしてからルーチンR24に移行
し、「4」に達したと判定したときにはルーチンR12に
移行する。
上記ルーチンR8又はR10からルーチンR12に移行したと
きには、該ルーチンR12において入賞記憶カウンタが
「4」に達しているか否かを判定し、「4」に達してい
ないと判定したときにはルーチンR14で記憶カウンタを
「+1」カウントアップして入賞記憶表示ランプ283を
1個追加点灯させてからルーチンR24に移行し、「4」
に達していると判定したときにはルーチンR16に移行す
る。
上記ルーチンR6又はR12からルーチンR16に移行したと
きには、該ルーチンR16において特別記憶カウンタが
「0」より大きくなっているか否かを判定し、「0」よ
り大きくなっていないと判定したときにはルーチンR22
に移行し、「0」より大きくなっていると判定した時に
はルーチンR24に移行する。
ルーチンR22においては、入賞記憶カウンタの記憶数
が「0」より大きくなっているか否かを判定し、「0」
より大きくなっていないと判定したときにはそのまま第
17図(B)のルーチンR36に移行し、「0」より大きく
なっていると判定した時にはルーチンR24に移行する。
ルーチンR24においては、可変表示装置20の可変表示
ゲームが行なわれている最中であるか否かを判定し、可
変表示ゲームが行なわれている最中であると判定したと
きには、そのまま第17図(B)のルーチンR36に移行
し、可変表示ゲームが行なわれていないと判定したとき
はルーチンR26に移行する。
ルーチンR26においては変動入賞装置50が作動中であ
るか否かを判定し、作動中であると判定したときにはそ
のまま第17図(B)のルーチンR36に移行し、作動中で
ないと判定した時にはルーチンR28で可変表示タイマを
セットしてからルーチンR30に移行する。
ルーチンR30においては権利発生フラグが「1」とな
っている(特別遊技の権利が発生している)か否かを判
定し、「1」となっていない(特別遊技の権利が発生し
ていない)と判定したときにはルーチンR32に移行し、
「1」となっている(特別遊技の権利が発生している)
と判定したときにはルーチンR34に移行する。
ルーチンR32はROM801中に固定データとして記憶され
ている予備遊技の権利発生の確率モード((a)1/20,
(b)1/100,(c)1/150,(d)1/200,(e)1/300,
(f)1/10)のいずれかを抽出して第17図(B)に移行
する。この場合に、抽出すべき予備遊技の権利発生の確
率モードが特定されているときにはその特定されている
予備遊技の権利発生の確率モードを抽出し、抽出すべき
予備遊技の権利発生の確率モードが「X」となっている
ときにはそれらモード((a)〜(e))の中からラン
ダムに1つを抽出する。
一方、ルーチンR34はROM801中に固定データとして記
憶されている特別遊技の権利の消滅確率モード2
((a)1/20,(b)1/100,(c)1/150,(d)1/200,
(e)1/300,(f)1/500)のいずれかを抽出して第17
図(B)に移行する。この場合に、抽出すべき特別遊技
の権利の消滅確率モードが特定されているときにはその
特定されている特別遊技の権利の消滅確率モードを抽出
し、抽出すべき特別遊技の権利の消滅確率モードが
「Y」となっているときにはそれらモード((a)〜
(f))の中からランダムに1つを抽出する。
結果として、第17図(B)のルーチンR36に移行した
ときには該ルーチンR36において可変表示タイマが終了
したか否かを判定し、終了していないと判定したときに
は第17図(A)のルーチンR4に戻り、終了したと判定し
たときにはルーチンR38で可変表示装置20の可変表示を
停止し次のルーチンR40で可変表示タイマを「0」にリ
セットしてからルーチンR42に移行する。
ルーチンR42においては権利発生フラグが「1」とな
っている(特別遊技の権利が発生している)か否かを判
定し、「1」となっている(特別遊技の権利が発生して
いる)と判定したときには後述の特別遊技処理に移行
し、「1」となっていない(特別遊技の権利が発生して
いない)と判定したときにはルーチンR44に移行する。
ルーチンR44においては特別モードフラグが「1」と
なっている(特別モードによる救済措置が発生してい
る)か否かを判定し、「1」となっていない(特別モー
ドによる救済措置が発生していない)と判定したときに
はルーチンR46で入賞記憶カウンタを「1」カウントダ
ウンさせ入賞記憶表示ランプ283を1個消灯させてから
ルーチンR62に移行し、「1」となっている(特別モー
ドによる救済措置が発生している)と判定したときには
ルーチンR48に移行する。
ルーチンR48においては特別モード遊技カウンタが
「4」となっている(特別モードによる救済措置が4回
に達している)か否かを判定する。その結果「4」とな
っている(特別モードによる救済措置が4回に達してい
る)と判定したときには、ルーチンR50,R52で特別モー
ドフラグおよび特別遊技モードカウンタをクリアし、次
のルーチンR54で特別記憶カウンタを「0」にして特別
記憶表示ランプ282をすべて消灯させ、さらに次のルー
チンR56で予備遊技の権利発生の確率モード1を(e)
に指定してからルーチンR62に移行する。一方、「4」
となっていない(特別モードによる救済措置が未だ4回
に達していない)と判定したときには、ルーチンR58で
特別遊技モードカウンタを「1」カウントアップさせ、
次のルーチンR60で特別記憶カウンタを「1」カウント
ダウンさせて特別記憶表示ランプ282を1つ消灯させて
からルーチンR62に移行する。
ルーチンR62においては可変表示装置20のゲーム結果
としての停止表示が予備遊技の権利を発生させる特定の
表示態様(例えば、「09,9」、「19,9」、「29,9」)と
なったか否かを判定し、予備遊技の権利を発生させる特
定の表示態様となっていると判定したときには後述の予
備遊技処理に移行し、予備遊技の権利を発生させる特定
の表示態様とならなかったと判定したときにはルーチン
R64に移行する。
ルーチンR64においては可変表示装置20のゲーム結果
としての停止表示が予備遊技の権利の発生確率モード切
替表示(例えば、「03,3」、「05,5」、「07,7」)とな
ったか否かを判定し、予備遊技の権利の発生確率モード
切替表示とならなかったと判定したときにはそのまま第
17図(A)のルーチンR4に戻り、予備遊技の権利の発生
確率モード切替表示となったと判定したときにはルーチ
ンR66で予備遊技のの権利の発生の確率モード1の抽出
を「X」に指定してから第17図(A)のルーチンR4に戻
る。
第18図には、上記マイクロコンピュータ800によって
行なわれる予備遊技の制御処理手順の一例としてのフロ
ーチャートを示す。
予備遊技処理が開始されると、先ず、ルーチンR100で
初期設定を行なってから、ルーチンR102に移行して特別
変動入賞装置30の判定表示装置370に「×」表示させ
る。しかる後、ルーチンR104で特別変動入賞装置30のタ
イマ(2秒タイマ)をスタートさせ、次のルーチンR106
で特別変動入賞装置30のソレノイド350をオンさせて可
動部材31,31を開放させてから、ルーチンR108に移行す
る。
ルーチンR108においてはその開放した状態の特別変動
入賞装置30に遊技球が入賞して特別入賞検出器(入賞球
発生検出器)380(第1図)がオンとなったか否かを判
定し、オンとならないと判定したときにはルーチンR110
で特別変動入賞装置30のタイマが終了するまでルーチン
R108に戻ってその判定を行なう。
その判定の結果、特別入賞検出器(入賞球発生検出
器)380がオンとなったと判定したときには、ルーチンR
112で特別変動入賞装置30の判定表示装置370に「○」表
示をさせ、次のルーチンR114で権利発生フラグを「1」
にしてからルーチンR116に移行する。
一方、特別変動入賞装置30のタイマが終了するまでの
間に特別入賞検出器(入賞球発生検出器)380がオンと
ならなかったと判定したときには、ルーチンR110からル
ーチンR116に移行する。
このようにして、ルーチンR116に移行したときには、
該ルーチンR116で特別変動入賞装置30のタイマを「0」
にリセットし、次のルーチンR118で特別変動入賞装置30
のソレノイド350をオフさせて可動部材31,31を閉じた状
態に戻してからルーチンR120に移行する。
ルーチンR120においては権利発生フラグが「1」とな
っている(特別遊技の権利が発生している)か否かを判
定し、「1」となっている(特別遊技の権利が発生して
いる)と判定したときには後述の特別遊技に移行し、
「1」になっていない(特別遊技の権利が発生していな
い)と判定したときにはルーチンR122で特別モードによ
る救済措置を行うように特別モードフラグを「1」に
し、次のルーチンR124で特別変動入賞装置30の判定表示
装置370の「×」表示を消灯させてから第17図(A)の
ルーチンR4に戻る。
第19図には、上記マイクロコンピュータ800によって
行なわれる特別遊技の制御処理手順の一例を示す。
特別遊技処理が開始されると、先ず、ルーチンR200で
初期設定を行なってからルーチンR202に移行して、変動
入賞装置50の開放タイマをその権利発生時の可変表示装
置20の停止表示の時間にセット(例えば、停止表示が
「09,9」となっているときには、9.9秒間にセット)
し、次のルーチンR204で記憶カウンタを「1」カウント
ダウンさせてルーチンR206に移行する。
ルーチンR206においては可変表示装置20のゲーム結果
としての停止表示が権利消滅の表示態様(例えば、「0
0,0」)となったか否かを判定し、権利消滅の表示態様
とならなかったと判定したときにはルーチンR212に移行
し、権利消滅の表示態様となったと判定したときにはル
ーチンR208で権利発生フラグを「0」にリセットし次の
ルーチンR210で特別変動入賞装置30の判定表示装置370
を消灯させてから第17図(A)のルーチンR4に戻る。
ルーチンR212においては可変表示装置20のゲーム結果
としての停止表示が特別遊技の権利消滅のモード切換表
示(例えば、「05,5」、「15,0」、「25,0」)となった
か否かを判定し、特別遊技の権利消滅のモード切換表示
とならなかたと判定したときにはそのままルーチンR216
に移行し、権利消滅のモード切換表示となったと判定し
たときにはルーチンR214で特別遊技の権利消滅の確率モ
ード2の抽出指定を「Y」にしてからルーチンR216に移
行する。このようにしてルーチンR216に移行したときに
は、該ルーチンR216で変動入賞装置50のタイマをスター
トさせ次のルーチンR218で変動入賞装置50のソレノイド
542,542,544を励磁させてその開閉扉513と左右の案内部
材514,514を開状態にしてからルーチンR220に移行す
る。
ルーチンR220においてはその開放した入賞口511中に
入賞して入賞個数検出器562(SW3)がオンとなったか否
かを判定し、オンとならなかったと判定したときにはそ
のままルーチンR224に移行し、オンとなったと判定した
ときにはルーチンR222で入賞個数カウンタを「+1」カ
ウントアップさせてからルーチンR224に移行する。
ルーチンR224においては入賞個数カウンタが「10」に
なったか否かを判定し、「10」となっていないと判定し
たときにはルーチンR226に移行して特別変動入賞装置30
の開放時間タイマが終了したか否かを判定する。そし
て、それらルーチンR224,R226において入賞個数カウン
タが「10」に達したと判定するか又は特別変動入賞装置
30の開放時間タイマが終了したと判定するまで、ルーチ
ンR220に戻ってルーチンR220〜R226の処理を繰り返す。
そして、ルーチンR224において入賞個数カウンタが
「10」になったと判定するか又はルーチンR226で変動入
賞装置50の開放時間タイマが終了したと判定し時点で、
ルーチンR228に移行して変動入賞装置50の開放時間タイ
マをリセットし、次のルーチンR230で変動入賞装置50の
ソレノイド542,542,544を消磁させて開閉扉513および左
右の案内部材514,514を閉じさせる。しかる後、ルーチ
ンR232で入賞個数カウンタをリセットさせてから第17図
(A)のルーチンR4に戻る。
第20図には、上記マイクロコンピュータ800によって
行なわれる情報表示装置710への情報表示制御処理手順
の一例としてのフローチャートを示す。
表示制御処理が開始されると、先ず、ルーチンR300に
おいて、通常遊技状態であるか否かを判定し、通常遊技
状態であると判定したときにはルーチンR302に移行して
外部ROM806(第16図)より呼び込み表示データを読み込
んで、次のルーチンR304で情報表示装置710に“呼び込
み表示”(後述)を行なわせてルーチンR300に戻り、通
常遊技中はルーチンR300,R302,R304のループ繰り返す。
そして、通常遊技でなくなった時点で、ルーチンR300
からルーチンR306に移行する。
ルーチンR306においては、始動入賞口4への入賞によ
って可変表示装置20の停止表示ゲームが行なわれている
最中であるか否かを判定し、停止表示ゲームが行なわれ
ている最中であると判定したときにはルーチンR302に移
行して外部ROM806(第16図)より作動中表示データを読
み込んで、次のルーチンR310で情報表示装置710に“作
動中表示”(後述)を行なわせてルーチンR300に戻り、
停止表示ゲームの最中はルーチンR300,R306,R308,R310
のループを繰り返す。
そして、その可変表示装置20の停止表示ゲームの結果
としては、予備遊技の権利が発生したときにはルーチン
R306からR312を経てルーチンR314に移行して外部ROM806
(第16図)より予備遊技の権利発生表示データを読み込
んで、次のルーチンR316で情報表示装置710に“予備遊
技の権利発生中表示”を行なわせる。そして、ルーチン
R324で情報表示装置710の表示ランプ716cをオン(作動
中表示)にしてルーチンR300に戻り、その予備遊技の権
利の発生中はルーチンR300,R306,R312,R314,R316,R324
のループを繰り返す。
そして、その予備遊技の権利の発生中に特別変動入賞
装置30に遊技球が入賞して特別遊技の権利が発生し、そ
の特別遊技が行なわれているときには、ルーチンR312か
らR318を経てルーチンR320に移行して外部ROM806(第16
図)より特別遊技表示データを読み込んで次のルーチン
R322で情報表示装置710に“特別遊技表示”を行なわせ
る。そして、ルーチンR324で情報表示装置710の表示ラ
ンプ716cをオン(作動中表示)にしてルーチンR300に戻
り、特別遊技中はルーチンR300,R306,R312,R318R320,R3
24のループを繰り返す。
また、通常遊技中に行なわれた可変表示装置20の可変
表示ゲームの結果として予備遊技の権利が発生したにも
拘らず、特別遊技の権利の発生に至らなくて、特別のモ
ードによる救済措置が行なわれているときにはルーチン
R318からR326を経てルーチンR328に移行して外部ROM806
(第16図)より特別モード表示データを読み込んで、次
のルーチンR330で情報表示装置710に“特別モード表
示”を行なわせる。そして、次のルーチンR332で情報表
示装置710の表示ランプ716cをオンにしてから、ルーチ
ンR300に戻り、特別モードの遊技中はルーチンR300,R30
6,R312,R318,R326,R328,R330,R332のループを繰り返
す。
第21図には、通常遊技時に情報表示装置710の情報表
示部(ドット表示器715a)に表示される“呼び込み表
示”の一例を示す。
通常遊技時には、同図に示すように、情報表示部710
の情報表示部に例えば、“イラッシャイマセ!イラッシ
ャイマセ!"の文字表示が右方から現われて左方に1ドッ
トずつ一定の速さ(例えば、80m秒ごとに1ドットずつ
ずれる速さ)で流れるように移動して消えていくドット
表示が行なわれ、続いて、2人の人形の表示が現われ一
定の速さ(例えば、128m秒ごとに1コマずつ変化する速
さ)でその2人の人形が交互におじぎするような表示が
行なわれている。そして、その後、その2人の人形の表
示が右から左1ドットずつ一定の速さ(例えば、80m秒
ごとの1ドットずつずれる速さ)で流れるように移動し
て消えていき、その後さらに、“ヨウコソ!パーラー
へ”の文字表示が右から現われて左方に1ドットずつ一
定の速さ(例えば、80m秒ごとに1ドットずつずれる速
さ)で流れるようにして消えている。そして、その後続
いて、1人の人形がおじぎをしているような表示が右方
から一定の速さ(例えば、16m秒ごとに1ドットずつず
れる速さ)で流れるようにして現われて中央に至ったと
ころで一定時間(例えば、512m秒)停止してから、左方
へ一定の速さ(例えば、16m秒ごとに1ドットずつずれ
る速さ)で流れるようにして消えていく表示が行なわれ
る。そして、その後、再び最初の表示が現われて上記表
示の変化が繰り返される。
第22図には、可変表示装置20による停止表示ゲームが
開始されてからその停止に到るまでの間に情報表示装置
710の情報表示部に表示される“作動中表示”の一例を
示す。
この停止表示ゲームが行なわれている間は、情報表示
装置710の情報表示部に、例えば、“GO!"の文字表示が
右方から次々に現われて左に1ドットずつ一定の速さ
(例えば、80m秒ごとに1ドットずつずれる速さ)で流
れるようにして消えていく表示が繰り返される。
第23図には、大当りの権利発生中に情報表示装置710
の情報表示部(ドット表示器715a)に表示される“権利
発生中表示”の一例を示す。
この大当たりの権利が発生しているときには、情報表
示装置710の情報表示部に、例えば、1人の人形表示が
現われて1コマごとにバンザイを繰り返す表示が行なわ
れる。
第24図には、特別遊技時に情報表示装置710の情報表
示部(ドット表示器715a)に表示される“特別遊技表
示”の一例を示す。
特別遊技時には、同図に示すように、情報表示装置71
0の情報表示部に、例えば、“当”の文字表示が3つ現
われ、その左右の“当”の文字表示が真中の“当”の文
字表示にだんだん吸収されて1つになり、その後、その
“当”の文字表示が色々な形に変化する。
この実施例のパチンコ遊技機によれば、変動入賞装置
50の特別遊技の各サイクルの継続時間がその各サイクル
の開始前の可変表示装置20によって行なわれる可変表示
ゲームの結果としての停止表示に示される時間に基づい
て設定されることとなるので、特別遊技の権利が発生し
た後においても可変表示ゲームの結果如何によって各特
別遊技のサイクルの継続時間が変化してパチンコ遊技の
興趣が増す。
また、可変表示装置によって行なわれる可変表示ゲー
ムの結果としての停止表示が特定の態様となるごとに、
予備遊技の権利の発生確率や特別遊技の権利の消滅確率
が変化するので、特別遊技時のパチンコ遊技に大きな変
化が生じてパチンコ遊技に対する興趣が著しく増加す
る。
なお、この実施例では可変表示装置20によって行なわ
れる可変表示のゲーム結果によって、特別遊技の権利の
発生確率(特別遊技の権利の発生確率)や特別遊技の権
利の消滅確率が変化するとともに、特別遊技の各サイク
ルの継続時間も変化されるようにしたが、どちらか一方
のみ変化するようにしてもよい。
また、この実施例では可変表示装置20の特定のゲーム
結果に基づいて特別変動入賞装置30に予備遊技を行なわ
せ、その予備遊技時にその特別変動入賞装置30に遊技球
が入賞することを条件として特別遊技が発生するように
したが、特別変動入賞装置30を設けないで、20の特定の
ゲーム結果に基づいて直ぐに特別遊技が発生するように
してもよい。
また、上記説明では、特別変動入賞装置30が閉じた状
態で一般入賞口として機能するようにした例を示した
が、障害釘或いは鎧部等により、閉じた状態では打球を
受け入れない構成にしてもよい。
また、可変表示装置20や変動入賞装置50の形式は上記
のものに限定せず、可変表示装置20は始動入賞口4への
入賞に基づいて可変表示ゲームを行なうものであればど
のような形式のものでもよく、変動入賞装置50としては
特別遊技の権利が発生したときに遊技者の多くの賞球獲
得のチャンスを与える特別遊技のサイクルを繰り返して
行なう入賞装置であればどのような形式のものでもよ
い。
[発明の効果] この発明に係る遊技機は、特別入賞口手段に、遊技者
にとって不利な第1状態と、遊技者にとって有利な第2
状態とに変換可能な可動部材を備え、可変表示装置での
可変表示の停止結果態様が予め定められている特定表示
態様となったことに関連して、可動部材を第2状態に変
換するようにしたことにより、特別遊技権利状態の発生
確率が可変表示装置における特定表示態様の発生確率に
より設定されることとなり、特別遊技権利状態の発生確
率を目的とする値に正確に設定することができる。ま
た、確率変動制御手段は、所定の遊技条件が成立した場
合に、特定表示態様の発生確率を、通常の確率である低
確率状態から該低確率状態よりも確率を高めた高確率状
態に変動制御が行われるため、特別遊技権利状態の発生
態様が様々に変化するようになり、特に高確率状態にお
いては、特別遊技権利状態の連続した発生等に対する期
待感を高めることができ、遊技の興趣の低下を防止する
とともに、遊技内容を変化に富んだ面白身のあるものに
することができる。更に、低確率状態から高確率状態に
変動した際には、特定表示態様の種類と該種類の数を変
化させずに、そのまま同一の特定表示態様により可変表
示の遊技が行われるため、遊技者に対して低確率状態か
ら高確率状態に変動制御された際に特定表示態様に対す
る間違い等を防止して戸惑いなく高確率状態での可変表
示の遊技が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第24図は、この発明の実施例を示すもので、そ
れらのうち、 第1図は遊技盤の正面図、 第2図は可変表示装置の斜視図、 第3図は可変表示装置の分解斜視図、 第4図は可変表示装置の分解斜視図、 第5図は変動入賞装置の斜視図、 第6図は変動入賞装置の分解斜視図、 第7図は遊技盤に設置した状態の変動入賞装置の縦断側
面図、 第8図は変動入賞装置に取付けられる集合流路枠の分解
斜視図、 第9図は特別変動入賞装置の分解斜視図、 第10図は遊技盤に設置した状態の特別変動入賞装置の斜
視図、 第11図はパチンコ遊技機を前側から見た部分分解斜視
図、 第12図は情報表示装置を前側から見た分解斜視図、 第13図は情報表示装置を裏側から見た全体斜視図、 第14図は情報表示装置710をパチンコ遊技機700の上端部
に取り付けた状態を示す部分縦断側面図、 第15図は取付枠に対し開閉自在に取り付けられたパチン
コ遊技機の裏側斜視図、 第16図はパチンコ遊技機に設置された役物制御装置の制
御回路図、 第17図(A),(B)はマイクロコンピュータによって
行なわれる通常の遊技処理手順の一例としてのフローチ
ャート、 第18図はマイクロコンピュータによって行なわれる予備
遊技の制御処理手順の一例としてのフローチャート、 第19図はマイクロコンピュータによって行なわれる特別
遊技の制御処理手順の一例を示すフローチャート、 第20図はマイクロコンピュータによって行なわれる情報
表示装置への情報表示制御処理手順の一例を示すフロー
チャート、 第21図は通常遊技時に情報表示装置の情報表示部に表示
される“呼び込み表示”の一例を示す説明図、 第22図は可変表示装置による可変表示ゲームが開始され
てからその停止に至までの間に情報表示装置の情報表示
部に表示される“作動中表示”の一例を示す説明図、 第23図は予備遊技の権利発生中に情報表示装置の情報表
示部に表示される“予備遊技の権利発生中表示”の一例
を示す説明図、 第24図は特別遊技時に情報表示装置の情報表示部に表示
される“特別遊技表示”の一例を示す説明図である。 1……遊技盤、20……可変表示装置、30……特別変動入
賞装置(特別入賞口手段)、31……可動部材、50……変
動入賞装置、906……制御装置(制御手段、マイクロコ
ンピュータ)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤の所要部位に配設された特別入賞口
    手段への遊技球の入賞を条件に特別遊技権利状態を発生
    させるとともに、該特別遊技権利状態の発生中における
    所定の始動条件の成立に基づき変動入賞装置を遊技者に
    とって有利な状態に変換可能な遊技機において、 前記遊技盤に複数の識別情報を可変表示可能な可変表示
    装置を設け、 前記特別入賞口手段は、当該特別入賞口手段への遊技球
    の入賞状態を、遊技者にとって不利な第1状態と、遊技
    者にとって有利な第2状態とに変換可能な可動部材を含
    んで構成されて成り、 前記可変表示装置での可変表示の制御を行い、該可変表
    示の停止結果態様が予め定められている特定表示態様と
    なったことに関連して、前記可動部材を前記第2状態に
    変換する制御手段を設け、 前記制御手段には、所定の遊技条件の成立に基づき、当
    該特定表示態様の発生確率を、通常の確率である低確率
    状態から該低確率状態よりも確率を高めた高確率状態に
    変動制御可能な確率変動制御手段を含ませ、 前記確率変動制御手段により前記低確率状態から前記高
    確率状態に変動制御がされた際には、該低確率状態と該
    高確率状態の各々において発生する特定表示態様の種類
    と該種類の数を変化させずに、そのまま同一の特定表示
    態様に設定されるようにしたことを特徴とする遊技機。
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