JP2798009B2 - 回線負荷制御方法および制御システム - Google Patents

回線負荷制御方法および制御システム

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JP2798009B2
JP2798009B2 JP18454595A JP18454595A JP2798009B2 JP 2798009 B2 JP2798009 B2 JP 2798009B2 JP 18454595 A JP18454595 A JP 18454595A JP 18454595 A JP18454595 A JP 18454595A JP 2798009 B2 JP2798009 B2 JP 2798009B2
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十喜雄 政田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の通信システムがネ
ットワークに回線で接続されたネットワークシステムに
おいて、回線毎の確立コネクション数を制御することに
より該回線の負荷を制御する回線負荷制御方法および制
御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平3−112238号公報には、コ
ネクション確立時に使用する回線を選択する場合に、複
数の回線を巡回的に使用する方式が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の技術は、発
信時に使用する回線を巡回的に選択しているが、確立さ
れたコネクションは不定期に切断されるものであるた
め、確立コネクション数が回線毎に偏ってしまうという
問題点がある。
【0004】また、発信時に使用する回線を巡回的に選
択するため、回線毎に回線容量が異なる場合、容量の大
きな回線は回線使用効率が悪くなり、逆に容量の小さな
回線は過負荷状態となってデータ転送速度の低下や回線
障害が発生しやすくなるという問題点がある。
【0005】本発明の目的は、回線を効率良く使用する
ことにある。
【0006】本発明の他の目的は、回線毎の容量に応じ
て負荷を分散させるようにすることにある。
【0007】また本発明の他の目的は、優先順位の高い
回線から順にコネクションを確立するようにすることに
ある。
【0008】さらに本発明の他の目的は、優先順位の高
い順に、かつそれぞれの回線に予め設定したコネクショ
ン数のしきい値までコネクションを確立するようにする
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の回線負荷
制御方法は、通信システムと複数のネットワークとが複
数の回線で接続されているネットワークシステムにおい
て各回線の負荷を制御する回線負荷制御方法であって、
他の通信システムへ発信する際に、前記複数の回線のい
ずれかを該複数の回線の負荷が分散するように選択し、
その後コネクションを確立することを特徴とする。
【0010】本発明の第2の回線負荷制御方法は、通信
システムと複数のネットワークとが複数の回線で接続さ
れているネットワークシステムにおいて各回線の負荷を
制御する回線負荷制御方法であって、他の通信システム
へ発信する際に、各回線毎に確立されたコネクションの
比率が予め設定した比率に等しくなるように選択し、そ
の後コネクションを確立することを特徴とする。
【0011】本発明の第3の回線負荷制御方法は、通信
システムと複数のネットワークとが複数の回線で接続さ
れているネットワークシステムにおいて各回線の負荷を
制御する回線負荷制御方法であって、他の通信システム
へ発信する際に、確立されたコネクション数が予め設定
したしきい値以下で、かつ各回線毎に予め設定した優先
順位の高い回線から順に選択し、その後コネクションを
確立することを特徴とする。
【0012】本発明の第4の回線負荷制御方法は、通信
システムと複数のネットワークとが複数の回線で接続さ
れているネットワークシステムにおいて各回線の負荷を
制御する回線負荷制御方法であって、他の通信システム
へ発信する際に、すべての回線において確立されたコネ
クション数が予め設定したしきい値以下の場合には、各
回線毎に予め設定した優先順位の高い回線から順に選択
してコネクションを確立し、すべての回線において確立
されたコネクション数が予め設定したしきい値に達した
場合には、各回線毎に確立されたコネクションの比率が
予め設定した比率に等しくなるように選択し、その後い
ずれかの回線において確立されたコネクション数が予め
設定したしきい値以下になった場合には、該回線の内、
予め設定した優先順位の高い回線から順に選択してコネ
クションを確立することを特徴とする。
【0013】本発明の第1の回線負荷制御システムは、
通信システムと複数のネットワークとが複数の回線で接
続されているネットワークシステムにおいて各回線の負
荷を制御する回線負荷制御システムであって、前記通信
システムは、他の通信システムへの発信時には発信通知
を送り、該他の通信システムからの着信時には着信通知
を受け、該他の通信システムとコネクションを確立した
後、通信を行うアプリケーションプログラムと、前記ア
プリケーションプログラムから発信通知を受けた際に、
前記複数の回線のいずれかを該複数の回線の負荷が分散
するように選択してコネクションを確立する回線負荷制
御部と、前記他の通信システムとのコネクション確立お
よびメッセージ送受信のための通信プロトコルを制御す
る通信プロトコル制御部とから構成されている。
【0014】本発明の第2の回線負荷制御システムは、
通信システムと複数のネットワークとが複数の回線で接
続されているネットワークシステムにおいて各回線の負
荷を制御する回線負荷制御システムであって、前記通信
システムは、他の通信システムへの発信時には発信通知
を送り、該他の通信システムからの着信時には着信通知
を受け、該他の通信システムとコネクションを確立した
後、通信を行うアプリケーションプログラムと、前記ア
プリケーションプログラムから発信通知を受けた際に、
各回線毎に確立されたコネクションの比率が予め設定し
た比率に等しくなるように選択してコネクションを確立
する比例分配制御部と、前記他の通信システムとのコネ
クション確立およびメッセージ送受信のための通信プロ
トコルを制御する通信プロトコル制御部とから構成され
ている。
【0015】本発明の第3の回線負荷制御システムは、
通信システムと複数のネットワークとが複数の回線で接
続されているネットワークシステムにおいて各回線の負
荷を制御する回線負荷制御システムであって、前記通信
システムは、他の通信システムへの発信時には発信通知
を送り、該他の通信システムからの着信時には着信通知
を受け、該他の通信システムとコネクションを確立した
後、通信を行うアプリケーションプログラムと、前記ア
プリケーションプログラムから発信通知を受けた際に、
確立されたコネクション数が予め設定したしきい値以下
で、かつ各回線毎に予め設定した優先順位の高い回線か
ら順に選択してコネクションを確立するしきい値制御部
と、前記他の通信システムとのコネクション確立および
メッセージ送受信のための通信プロトコルを制御する通
信プロトコル制御部とから構成されている。
【0016】本発明の第4の回線負荷制御システムは、
通信システムと複数のネットワークとが複数の回線で接
続されているネットワークシステムにおいて各回線の負
荷を制御する回線負荷制御システムであって、前記通信
システムは、他の通信システムへの発信時には発信通知
を送り、該他の通信システムからの着信時には着信通知
を受け、該他の通信システムとコネクションを確立した
後、通信を行うアプリケーションプログラムと、前記ア
プリケーションプログラムから発信通知を受けた際に、
すべての回線において確立されたコネクション数が予め
設定したしきい値以下の場合には、各回線毎に予め設定
した優先順位の高い回線から順に選択してコネクション
を確立し、すべての回線において確立されたコネクショ
ン数が予め設定したしきい値に達した場合には、各回線
毎に確立されたコネクションの比率が予め設定した比率
に等しくなるように選択し、その後いずれかの回線にお
いて確立されたコネクション数が予め設定したしきい値
以下になった場合には、該回線の内、予め設定した優先
順位の高い回線から順に選択してコネクションを確立す
る回線負荷制御部と、前記他の通信システムとのコネク
ション確立およびメッセージ送受信のための通信プロト
コルを制御する通信プロトコル制御部とから構成されて
いる。
【0017】本発明の第5の回線負荷制御システムは、
通信システムと複数のネットワークとが複数の回線で接
続されているネットワークシステムにおいて各回線の負
荷を制御する回線負荷制御システムであって、前記通信
システムは、他の通信システムへの発信時には発信通知
を送り、該他の通信システムからの着信時には着信通知
を受け、該他の通信システムとコネクションを確立した
後、通信を行うアプリケーションプログラムと、前記ア
プリケーションプログラムから発信通知を受けた際に、
それぞれの回線毎に、該回線に既に確立されたコネクシ
ョン数を、該回線に予め設定されたコネクション数の全
回線中の比率と全回線に既に確立されたコネクション数
の総和とを積算した値で除算した値を求め、求められる
値が最小となる回線を選択してコネクションを確立する
比例分配制御部と、前記他の通信システムとのコネクシ
ョン確立およびメッセージ送受信のための通信プロトコ
ルを制御する通信プロトコル制御部とから構成されてい
る。
【0018】本発明の第6の回線負荷制御システムは、
通信システムと複数のネットワークとが複数の回線で接
続されているネットワークシステムにおいて各回線の負
荷を制御する回線負荷制御システムであって、前記通信
システムは、他の通信システムへの発信時には発信通知
を送り、該他の通信システムからの着信時には着信通知
を受け、該他の通信システムとコネクションを確立した
後、通信を行うアプリケーションプログラムと、前記ア
プリケーションプログラムから発信通知を受けた際に、
すべての回線において確立されたコネクション数が予め
設定したしきい値以下の場合には、各回線毎に予め設定
した優先順位の高い回線から順に選択してコネクション
を確立し、すべての回線において確立されたコネクショ
ン数が予め設定したしきい値に達した場合には、それぞ
れの回線毎に、該回線に既に確立されたコネクション数
を、該回線に予め設定されたコネクション数のしきい値
の全回線中の比率と全回線に既に確立されたコネクショ
ン数の総和とを積算した値で除算した値を求め、求めら
れる値が最小となる回線を選択してコネクションを確立
し、その後いずれかの回線において確立されたコネクシ
ョン数が予め設定したしきい値以下になった場合には、
該回線の内、予め設定した優先順位の高い回線から順に
選択してコネクションを確立する回線負荷制御部と、前
記他の通信システムとのコネクション確立およびメッセ
ージ送受信のための通信プロトコルを制御する通信プロ
トコル制御部とから構成されている。
【0019】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図を参照し
ながら詳細に説明する。
【0020】図1を参照すると、本発明の一実施例であ
る回線負荷制御方法を適用したネットワークシステム
は、アプリケーション11と、比例分配制御部13とし
きい値制御部14とを含む回線負荷制御部12と、通信
プロトコル制御部15とを含む通信システム10と、該
通信システム10と通信を行う他の通信システムである
相手システム40と、通信システム10と相手システム
40とを接続するネットワーク31、32と、通信シス
テム10とネットワーク31、32とを接続する回線2
1、22、および23とから構成されている。
【0021】本実施例では、相手システムが1台、ネッ
トワークが2本、そして回線が3本の例を説明するが、
これらの数はこの例に限定するものではない。
【0022】通信システム10内のアプリケーション1
1は、相手システム40への発信時には回線負荷制御部
12へ発信要求を行い、相手システム40からの着信時
には回線負荷制御部12から着信通知を受けることによ
り、相手システム40とコネクションを確立して通信を
行う。アプリケーション11は、相手システム40との
通信において回線21、22、および23の内のいずれ
を使用するかは意識しない。アプリケーション11から
の発信時に回線負荷制御部12によって自動的に回線負
荷制御を行い、回線21、22、および23の内のいず
れかが選択される。
【0023】通信システム10内の回線負荷制御部12
は、アプリケーション11と通信プロトコル制御部15
との間にあって、回線21、22、および23のそれぞ
れの確立コネクション数を制御する。回線負荷制御部1
2は、比例分配制御部13としきい値制御部14とから
構成される。
【0024】比例分配制御部13は、発信時に使用する
回線21、22、および23の内のいずれかを選択する
際に、各回線の確立コネクション数比率が各回線毎に指
定された指定コネクション数比率に常に等しくなるよう
に回線21、22、および23のいずれかを選択する機
能を有する。
【0025】しきい値制御部14は、優先順位の高い回
線から順に、回線21、22、および23の確立コネク
ション数がコネクション数しきい値に達するまで選択す
る。つまり、しきい値制御部14は、確立コネクション
数がコネクション数しきい値未満である条件を満たして
いる回線の中から、優先順位の最も高い回線21、2
2、および23のいずれかを選択する機能を有する。
【0026】通信プロトコル制御部15は、相手システ
ム40とのコネクション確立およびメッセージ送受信の
ための通信プロトコルを制御する。通信プロトコル制御
部15が制御する通信プロトコルには、例えばトランス
ミッションコントロールプロトコル/インタネットプロ
トコル(TCP/IP)やオープンシステムズインター
コネクション(OSI)の下位層プロトコル等が該当す
る。
【0027】次に本発明の一実施例の動作について、図
1〜図6を参照して説明する。
【0028】アプリケーション11は、回線負荷制御部
12に対して発信要求を行う。この際アプリケーション
11は回線21、22、および23のいずれを使用する
かについては関知しない。
【0029】回線負荷制御部12は、比例分配制御部1
3またはしきい値制御部14によって回線の負荷制御を
行って使用する回線21、22、および23のいずれか
を選択し、通信プロトコル制御部15に対して選択した
回線を指定して発信要求を行う。回線負荷制御部12
が、比例分配制御部13を使用するか、またはしきい値
制御部14を使用するかについては、相手システム40
毎に予め指定しておく。
【0030】通信プロトコル制御部15は、回線負荷制
御部12により選択された回線を使用して相手システム
40へ発信することにより、相手システム40との間に
コネクションを確立する。
【0031】次に図2、図3、および図6を参照して、
システム起動時の回線負荷制御部12の動作について説
明する。
【0032】まず、回線負荷制御部12は、システム起
動時に、ユーザが指定した回線負荷制御方式を認識し、
それを現回線負荷制御方式とする(ステップ65)。回
線負荷制御部12は、以降発進時に現回線負荷制御方式
に従って、比例分配制御部13を使用するか、しきい値
制御部14を使用するかの判断を行う。
【0033】さらに回線負荷制御部12は、全回線の確
立コネクション数231、232、233、331、3
32、および333に0を設定し(ステップ66)、総
確立コネクション数252に0を設定する(ステップ6
7)。
【0034】以下に図2、図4を参照して、比例分配制
御部13の動作について説明する。
【0035】利用者は、比例分配制御部13を用いる場
合は、予め回線21、22、および23間のコネクショ
ン数の比率を示す指定コネクション数比率211、21
2、および213を回線情報201、202、および2
03に設定しておく。
【0036】比例分配制御部13は、システム起動時、
回線構成の変更時、回線障害発生時、および回線復旧時
において、以下の処理を実行する。
【0037】まず比例分配制御部13は、回線情報20
1、202、および203の指定コネクション数比率2
11、212、および213を合計して総指定コネクシ
ョン数比率251を算出し(ステップ31)、相手シス
テム情報250に設定する。総指定コネクション数比率
251の算出式を以下に示す。
【0038】総指定コネクション数比率251=指定コ
ネクション数比率211+指定コネクション数比率21
2+指定コネクション数比率213 さらに比例分配制御部13は、指定コネクション数比率
211、212、および213と、総指定コネクション
数比率251から以下の計算式によりコネクション数百
分率221、222、および223を算出し(ステップ
32)、回線情報201、202、および203に設定
する。
【0039】コネクション数百分率221=指定コネク
ション数比率211/総指定コネクション数比率251 コネクション数百分率222=指定コネクション数比率
212/総指定コネクション数比率251 コネクション数百分率223=指定コネクション数比率
213/総指定コネクション数比率251 比例分配制御部13は、発信によってコネクションを確
立する際に、以下の処理を実行する。
【0040】比例分配制御部13は、確立コネクション
数231、232、および233から総確立コネクショ
ン数252を算出し、相手システム情報250に設定す
る。総確立コネクション数252の算出式を以下に示
す。
【0041】総確立コネクション数252=確立コネク
ション数231+確立コネクション数232+確立コネ
クション数233 次に比例分配制御部13は、確立コネクション数23
1、232、および233と、コネクション数百分率2
21、222、および223と、総確立コネクション数
252から、確立コネクション数比率241、242、
および243を算出し(ステップ33)、回線情報20
1、202、および203に設定する。
【0042】確立コネクション数比率241=(確立コ
ネクション数231+1)/(コネクション数百分率2
21×(総確立コネクション数252+1)) 確立コネクション数比率242=(確立コネクション数
232+1)/(コネクション数百分率222×(総確
立コネクション数252+1)) 確立コネクション数比率243=(確立コネクション数
233+1)/(コネクション数百分率223×(総確
立コネクション数252+1)) ここで確立コネクション数231、232、および23
3と、総確立コネクション数252に1加算して計算す
る理由は、計算対象の回線にコネクションが1本新たに
確立された状態を仮定して確立コネクション数比率24
1、242、および243を計算し比較することによ
り、負荷分散精度を向上させる効果があることにあり、
さらにもう一つの理由は、システム起動直後の総確立コ
ネクション数252が0であることによる除算チェック
を回避するためである。
【0043】比例分配制御部13は、算出した確立コネ
クション数比率241、242、および243の内、最
も小さな確立コネクション数比率の回線を選択し、コネ
クションを確立する(ステップ34)。
【0044】比例分配制御部13は、選択した回線の回
線情報の確立コネクション数と総確立コネクション数2
52を1カウントアップする(ステップ35、ステップ
36)。
【0045】比例分配制御部13は、着信によってコネ
クションを確立する際には、着信した回線の回線情報の
確立コネクション数と総確立コネクション数252を1
カウントアップする(ステップ37、ステップ38)。
【0046】同様にして比例分配制御部13は、コネク
ションを解放する際には、解放した回線の回線情報の確
立コネクション数と総確立コネクション数252を1カ
ウントダウンする(ステップ39、ステップ3A)。な
お、確立コネクション数比率241、242、および2
43は、発信時に再計算されるため、コネクション解放
時に再計算する必要はない。
【0047】次に図3、図5を参照して、しきい値制御
部14の動作について説明する。
【0048】利用者は、しきい値制御部14を用いる場
合は、予め回線21、22、および23間の優先順位3
11、312、および313と、コネクション数しきい
値321、322、および323を回線情報301、3
02、および303に設定しておく。
【0049】しきい値制御部14は、発信時にコネクシ
ョンを確立する際に、以下の処理を実行する。
【0050】しきい値制御部14は、確立コネクション
数331、332、および333がコネクション数しき
い値321、322、および323未満であり、かつ優
先順位311、312、および313が最も高い回線を
選択し、コネクションを確立する(ステップ51)。
【0051】しきい値制御部14は、選択した回線の回
線情報の確立コネクション数を1カウントアップする
(ステップ52)。
【0052】しきい値制御部14は、着信によってコネ
クションを確立する際には、着信した回線の回線情報の
確立コネクション数を1カウントアップする(ステップ
53)。
【0053】同様にしてしきい値制御部14は、コネク
ションを解放する際には、解放した回線の回線情報の確
立コネクション数を1カウントダウンする(ステップ5
4)。
【0054】次に図6を参照して、しきい値制御部14
においてすべての回線の確立コネクション数がコネクシ
ョン数しきい値に達した以降の動作について説明する。
【0055】回線負荷制御部12は、しきい値制御部1
4を用いて回線負荷制御を行っている際に、すべての回
線の確立コネクション数がコネクション数しきい値に達
した場合は、コネクション数しきい値を指定コネクショ
ン数比率に見立てて、比例分配制御部13を使用した回
線負荷制御方法に自動的に移行する。
【0056】具体的には、回線負荷制御部12は、コネ
クション数しきい値321、322、および323を指
定コネクション数比率211、212、および213に
それぞれコピーし(ステップ61)、総指定コネクショ
ン数比率251とコネクション数百分率221、22
2、および223、さらに総確立コネクション数252
の算出を行う(ステップ62)ことにより、確立コネク
ション数比率241、242、および243の算出に必
要な情報を揃える(ステップ63)。
【0057】比例分配制御部13は、確立コネクション
数比率241、242、および243を算出し、最も小
さな確立コネクション数比率の回線を選択する。その
後、コネクション数が減少し、確立コネクション数33
1、332、および333のいずれかがコネクション数
しきい値321、322、および323を下回った時点
で、比例分配制御部13を使用した回線負荷制御方法か
らしきい値制御部14を使用した回線負荷制御方法に自
動的に移行する(ステップ64)。
【0058】以上により、本発明の一実施例である回線
負荷制御方法を適用したネットワークシステムの処理が
終了する。
【0059】本発明の一実施例である回線負荷制御方法
を適用したネットワークシステムによれば、発信時に使
用する回線を選択する際、各回線の確立コネクション数
の比率が回線毎に指定された確立コネクション数比率に
常に等しくなるように回線を選択する比例分配制御方法
を採用したことにより、回線毎の容量に応じて負荷を効
果的に分散させることができる効果を有している。
【0060】また、優先順位の高い回線から順にその回
線の確立コネクション数がコネクション数しきい値に達
するまで選択するしきい値制御方法を採用したことによ
り、特定の回線に負荷が集中しすぎることない程度に負
荷を与えた運用をすることができる効果を有している。
【0061】さらに、すべての回線の確立コネクション
数がコネクション数しきい値に達した場合は、しきい値
制御方法から比例分配制御方法に自動的に移行すること
により、特定の回線に負荷が集中することなく、コネク
ション数しきい値を超えたコネクション数を確立するこ
とができる効果を有している。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回線負荷
制御方法および制御システムは、回線を効率良く使用す
ることができる効果を有している。
【0063】また、回線毎の容量に応じて負荷を効果的
に分散させることができる効果を有している。
【0064】さらに、優先順位の高い回線から順に、か
つそれぞれの回線に予め設定したコネクション数のしき
い値までコネクションを確立することができる効果を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例である回線負荷制御方
法を適用したネットワークシステムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図2は本発明の一実施例における比例分配制御
方法に使用する回線情報の内容を示す図である。
【図3】図3は本発明の一実施例におけるしきい値制御
方法に使用する回線情報の内容を示す図である。
【図4】図4は本発明の一実施例における比例分配制御
部13の処理を示す流れ図である。
【図5】図5は本発明の一実施例におけるしきい値制御
部14の処理を示す流れ図である。
【図6】図6は本発明の一実施例における回線負荷制御
部12の処理を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 通信システム 11 アプリケーション 12 回線負荷制御部 13 比例分配制御部 14 しきい値制御部 15 通信プロトコル制御部 21〜23 回線 31〜32 ネットワーク 40 相手システム 201〜203 回線情報 211〜213 指定コネクション数比率 221〜223 コネクション数百分率 231〜233 確立コネクション数 241〜243 確立コネクション数比率 250 相手システム情報 251 総指定コネクション数比率 252 総確立コネクション数 301〜303 回線情報 311〜313 優先順位 321〜323 コネクション数しきい値 331〜333 確立コネクション数

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信システムと複数のネットワークとが
    複数の回線で接続されているネットワークシステムにお
    いて各回線の負荷を制御する回線負荷制御方法であっ
    て、 他の通信システムへ発信する際に、すべての回線におい
    て確立されたコネクション数が予め設定したしきい値以
    下の場合には、各回線毎に予め設定した優先順位の高い
    回線から順に選択してコネクションを確立し、すべての
    回線において確立されたコネクション数が予め設定した
    しきい値に達した場合には、各回線毎に確立されたコネ
    クションの比率が予め設定した比率に等しくなるように
    選択し、その後いずれかの回線において確立されたコネ
    クション数が予め設定したしきい値以下になった場合に
    は、該回線の内、予め設定した優先順位の高い回線から
    順に選択してコネクションを確立することを特徴とする
    回線負荷制御方法。
  2. 【請求項2】 通信システムと複数のネットワークとが
    複数の回線で接続されているネットワークシステムにお
    いて各回線の負荷を制御する回線負荷制御システムであ
    って、 前記通信システムは、 他の通信システムへの発信時には発信通知を送り、該他
    の通信システムからの着信時には着信通知を受け、該他
    の通信システムとコネクションを確立した後、通信を行
    うアプリケーションプログラムと、 前記アプリケーションプログラムから発信通知を受けた
    際に、すべての回線において確立されたコネクション数
    が予め設定したしきい値以下の場合には、各回線毎に予
    め設定した優先順位の高い回線から順に選択してコネク
    ションを確立し、すべての回線において確立されたコネ
    クション数が予め設定したしきい値に達した場合には、
    各回線毎に確立されたコネクションの比率が予め設定し
    た比率に等しくなるように選択し、その後いずれかの回
    線において確立されたコネクション数が予め設定したし
    きい値以下になった場合には、該回線の内、予め設定し
    た優先順位の高い回線から順に選択してコネクションを
    確立する回線負荷制御部と、 前記他の通信システムとのコネクション確立およびメッ
    セージ送受信のための 通信プロトコルを制御する通信プ
    ロトコル制御部とを備えたことを特徴とする回線負荷制
    御システム。
  3. 【請求項3】 通信システムと複数のネットワークとが
    複数の回線で接続されているネットワークシステムにお
    いて各回線の負荷を制御する回線負荷制御システムであ
    って、 前記通信システムは、 他の通信システムへの発信時には発信通知を送り、該他
    の通信システムからの着信時には着信通知を受け、該他
    の通信システムとコネクションを確立した後、通信を行
    うアプリケーションプログラムと、 前記アプリケーションプログラムから発信通知を受けた
    際に、それぞれの回線毎に、該回線に既に確立されたコ
    ネクション数を、該回線に予め設定されたコネクション
    数の全回線中の比率と全回線に既に確立されたコネクシ
    ョン数の総和とを積算した値で除算した値を求め、求め
    られる値が最小となる回線を選択してコネクションを確
    立する比例分配制御部と、 前記他の通信システムとのコネクション確立およびメッ
    セージ送受信のための通信プロトコルを制御する通信プ
    ロトコル制御部とを備えたことを特徴とする回線負荷制
    御システム。
  4. 【請求項4】 通信システムと複数のネットワークとが
    複数の回線で接続されているネットワークシステムにお
    いて各回線の負荷を制御する回線負荷制御システムであ
    って、 前記通信システムは、 他の通信システムへの発信時には発信通知を送り、該他
    の通信システムからの着信時には着信通知を受け、該他
    の通信システムとコネクションを確立した後、通信を行
    うアプリケーションプログラムと、 前記アプリケーションプログラムから発信通知を受けた
    際に、すべての回線において確立されたコネクション数
    が予め設定したしきい値以下の場合には、各回線毎に予
    め設定した優先順位の高い回線から順に選択してコネク
    ションを確立し、すべての回線において確立されたコネ
    クション数が予め設定したしきい値に達した場合には、
    それぞれの回線毎に、該回線に既に確立されたコネクシ
    ョン数を 、該回線に予め設定されたコネクション数のし
    きい値の全回線中の比率と全回線に既に確立されたコネ
    クション数の総和とを積算した値で除算した値を求め、
    求められる値が最小となる回線を選択してコネクション
    を確立し、その後いずれかの回線において確立されたコ
    ネクション数が予め設定したしきい値以下になった場合
    には、該回線の内、予め設定した優先順位の高い回線か
    ら順に選択してコネクションを確立する回線負荷制御部
    と、 前記他の通信システムとのコネクション確立およびメッ
    セージ送受信のための通信プロトコルを制御する通信プ
    ロトコル制御部とを備えたことを特徴とする回線負荷制
    御システム。
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