JP2797953B2 - Ni鉱石の溶融還元方法 - Google Patents

Ni鉱石の溶融還元方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は炭材を燃料及び還元材
として用い、Ni鉱石を転炉型製錬炉で溶融還元し、含
Ni溶湯を得るNi鉱石の溶融還元方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ステンレス鋼の溶製は、スクラッ
プ、FeCr、FeNi等の合金鉄または電解法による
Ni等の原料を電気炉或いは転炉で再溶解することによ
り行われていた。上記のような再溶解する技術による
と、ステンレス鋼の主要成分であるCr,Niは予め電
気炉等で還元された合金鉄を原料としており、高価な電
気エネルギーを使用しているため、経済的な方法ではな
い。このような観点から、より経済的にステンレス鋼を
製造する方法としてCr源としてCr鉱石を用い、これ
を転炉またはその他の溶解炉において溶融還元する方法
が提案されている。一方、Ni源として安価原料を使用
する方法は、FeNi溶解費の低減を目的とした電気炉
におけるFeNi溶湯の直接使用[鉄と鋼、69(19
83)7,p.59]、転炉におけるニッケルマットの
溶融還元(特開昭58−104153号公報)あるいは
ニッケル酸化物に炭材を混合、成型したものを加熱して
予備還元する方法(特開昭60−36613号公報)等
が提案されている。
【0003】ところで,Ni源の原料単価の低減方法と
して、Ni鉱石の溶融還元が考えられる。しかしなが
ら、Ni鉱石は、Ni成分が2〜3重量%と低いので、
Ni鉱石重量の約70%はスラグとなるので、溶融還元
においては多量のスラグを発生する。例えば、8%含N
i溶湯を得る場合は溶湯ton当たり2〜3tonのス
ラグが発生する。従って、所定のNi濃度の溶湯を得よ
うとすると、多量のスラグが発生する。これに伴って、
(1)溶融還元の工程で還元材、または熱源として装入
する酸素と炭材により発生する反応ガスによってスロッ
ピング(炉口からのメタル粒を含むスラグ塊の飛散)が
発生し易く、定常的な操業が困難となり、操業が不安定
となる虞があり、さらには(2)上記スロッピングに伴
う設備機器の損傷、(3)上記スロッピングに伴うNi
歩留まりの低下が顕著になる。こうした問題があるた
め、前述の公知例では、Ni源としてNi鉱石を直接製
錬炉に装入せず、何等かの予備処理をして含有Ni成分
の割合を増加させたものを用いている。以上のようにN
i鉱石を使用すると、スラグが多量に発生するにも拘ら
ず、特開平2−221336号公報では、安定した操業
を行うことが出来、スロッピングに伴う設備機器の損
傷、Ni歩留まりの低下等の問題が解消出来るNi鉱石
の溶融還元方法を提供している。
【0004】上記特開平2−221336号公報に記載
されたNi鉱石の溶融還元方法は、Ni鉱石を炭材、造
滓剤とともに製錬炉に装入し、脱炭用および二次燃焼用
ノズルを有する上吹き酸素ランスから酸素を吹き込むと
ともに、該製錬炉の炉底に設けられた底吹き羽口から撹
拌ガスを吹き込んでNi鉱石を溶融還元する方法であ
る。そして該製錬炉内の二次燃焼比 [(H2 O+CO2 )/(H2 +H2 O+CO+C
2 )] を0.3以上とするものである。この方法によれば、溶
湯中の[C]は、脱炭用酸素によってCOガスとなって
脱炭されるが、このCOガスは二次燃焼用酸素によって
CO2 ガスとなる。この脱炭および二次燃焼の反応熱が
溶融還元の主たる熱源であり、製錬炉からの排出ガスの
上式で示される酸化度が大きいほど発生熱が増大する。
これにともなって製錬炉に投入する炭材を低減すること
ができ、したがってスロッピングの発生要因であるC
O、CO2 ガスが低減されるので、スロッピングの発生
頻度は顕著に低減されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように二次燃焼比を0.3以上とした特開平2−221
336号公報による溶融還元方法においても以下のよう
な問題がある。即ち、一般に溶融還元に用いられるよう
な製錬炉で使用される炉体耐火物としては、例えばマグ
カーボン、マグクロレンガ等のマグネシアレンガが考え
られるが、Ni溶融還元が長時間処理となることから、
高二次燃焼(高スラグ温度)では イ.MgOのスラグ中への溶出 ロ.スラグ中のFeOとの反応による(酸化)溶出 ハ.MgO−Cの高温でのマグカーボン(還元)反応 等により炉体損耗が無視できなくなる。本発明は、かか
る事情に鑑みてなされたもので、高二次燃焼の必要がな
く、炉体レンガ損耗の問題を克服し、スピッティングが
無く、且つ安定したNi鉱石の溶融還元操業を行うこと
ができるNi鉱石の溶融還元方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、Ni鉱石
の直接溶融還元に関して鋭意研究を重ね、炉体レンガ損
耗や操業の安定性に関して後述する知見を得て本発明を
完成したものである。即ち、本発明に係るNi鉱石の溶
融還元方法は、酸素ガス一部または全部を浴面下の位置
より浴中に吹き込む転炉型製錬炉へ、Ni鉱石を炭材と
ともに添加し溶融還元する際に、浴中に吹き込む酸素ガ
ス流量を1.0Nm3 /分・トン以上としてスラグ中の
Total Feを10重量%以下に保持することを特
徴とするものである。また、上記Ni鉱石を溶融還元す
る際に、下記に示される二次燃焼比 (H2 O+CO2 )/(H2 +H2 O+CO+CO2 ) を0.3未満に保持することを特徴とするものである。
また、上記Ni鉱石を溶融還元する際に、スラグ温度を
1,580℃以下に調節することを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】本発明は、前記の如く、Ni鉱石を炭材ととも
に転炉型製錬炉に添加して溶融還元するが、その溶融還
元に必要な酸素の一部または全部を浴面下の位置より浴
中に直接供給するが、その浴中に吹き込む酸素ガス流量
を1.0Nm3 /分・トン以上としている。そのため、
発生するCOガスによるメタル浴、スラグ浴の充分な撹
拌強度が得られ、スラグ中のTotal Fe(重量
%)を10%以下と低濃度に保つことができるので、ス
ロッピング頻度を少なくできる。スラグ中のTotal
Feを10重量%以下と低濃度にすることは、MgO
系炉体の保護にも有利な作用を及ぼす。また、前記の如
く、酸素ガスを浴面下の位置より浴中に吹き込む転炉型
製錬炉へ、Ni鉱石を炭材と共に該製錬炉に添加して溶
融還元する際に、スラグ中のTotal Feを10重
量%以下に保持するとともに、下記に示される二次燃焼
比 (H2 O+CO2 )/(H2 +H2 O+CO+CO2 ) を0.3未満に保持すること、即ち、排ガスの酸化度を
下げることにより、反応熱を下げて溶融還元するので、
製錬炉の炉体構造物の損耗を少なくするものである。二
次燃焼比を0.3以上にした場合は、スラグ中のMgO
を飽和にコントロールしても、スラグ温度が1,600
℃以上にもなり、炉体レンガの損耗が急激に進行する。
二次燃焼比を0.3未満とすることにより、炉体レンガ
の損耗が殆ど生じない極めて良好な状態を維持すること
ができる。
【0008】なお、二次燃焼比を0.3以上と高くする
ためには、酸化度を上げるための二次燃焼用ノズルを複
雑な構造にしたランスを用いることが必要となり、その
ランスのメンテナンスが困難となること、さらには高二
次燃焼比を一定に維持制御することが困難である等の操
業性に問題が生じ、操業中、二次燃焼比率が安定しない
などの問題もあり、又短期間であっても二次燃焼比が上
昇した時には炉体レンガの損耗が加速されることがあ
る。因って二次燃焼比を0.3未満に限定するものであ
る。また、二次燃焼比を上げると酸化度が高くなるので
発熱量が増加し、高生産性が確保できるが同時に着熱効
率が低下するためスラグ温度が上昇する。本発明では着
熱効率を考慮してスラグ温度を1,580℃以下とし
た。一方、二次燃焼比を下げると排ガス流量が増加し、
スロッピング頻度が高くなる傾向があるが、この問題に
対しては、浴面下の位置より浴中に吹き込む酸素ガス流
量を1.0Nm3 /分・トン以上とすることによりスラ
グ浴の撹拌が十分に行われるようにし、スラグ中のTo
tal Feを10重量%以下の低位に保つことができ
るので、スロッピング頻度が低下し、MgO系炉体レン
ガの保護に有利な作用を及ぼす。
【0009】
【実施例】
実施例1 図1は本発明のNi鉱石の溶融還元方法を実証するため
の一態様例を示す転炉型製錬炉の説明図である。図1に
おいて、10は転炉型製錬炉で、マグネシア系レンガが
内張され、酸素を上吹および底吹することができるもの
である。11はメタル層、12はスラグ浴、21は上吹
酸素ランスである。24は酸素底吹羽口で、ステンレス
製の二重管で構成されており、中心に酸素、外側にはプ
ロパンを流し、その分解熱により羽口を冷却するもので
ある。25はホッパーで、原料であるNi鉱石、炭材ま
たは造滓剤を製錬炉に投入するための容器である。26
は酸素ガス配管、27はスラグ温度計、28は排ガス分
析用サンプル口である。又29は攪拌ガス吹き込み羽口
で、N2 等の撹拌ガスを吹き込むことができる羽口であ
る。なお本実施例において用いられた転炉型製錬炉10
の容量は120tonで、送酸量は、上吹が最大20,
000Nm3 /Hr、底吹が最大14,000Nm3
Hrである。最初に上記転炉型製錬炉10内へ、溶銑
(Fe:95重量%)を約50トン装入し、次いで炭材
としてコークス(F.C:87重量%)、および媒溶剤
としての石灰および螢石を装入する。その後、上吹酸素
ランス21から酸素を20,000Nm3 /Hrの送酸
量で吹き込むことにより、溶湯が1,500℃程度に昇
温した後、次に示す組成のNi鉱石の投入を開始する。
【0010】
【表1】
【0011】一方、酸素底吹羽口24からは、溶銑が装
入された時から酸素底吹羽口24が閉塞されないよう
に、酸素底吹羽口24から酸素を8,000Nm3 /H
rを吹き込むが、必要に応じてその吹き込み量を増大す
る。また、撹拌ガス吹き込み羽口29からは、撹拌ガス
としてN2 を1,000Nm3 /Hrで吹き込むが、必
要に応じてその吹き込み量を増大して溶融還元反応を起
こし、図1に示すように製錬炉10内に含Ni溶銑から
なるメタル層11とスラグ浴12を生成せしめる。尚撹
拌ガスとしてはN2 以外Ar、CO2 等の不活性ガスで
あってもよい。上記製錬時における二次燃焼比(O.
D)を求めるには、排ガス分析用サンプル口28より排
ガスをサンプリングして、排ガス分析を行い、H2 O及
びCO2濃度を求め、次式に代入して二次燃焼比(O.
D)を求める。 O.D=(H2 O+CO2 )/(H2 +H2 O+CO+
CO2 ) この二次燃焼比は、上吹酸素ランス21のランス高さ
と、送酸量および底吹羽口からの送酸量を操作すること
により調節しOD0.15〜0.25に保った。二次
燃焼比を0.3以上にすると、図2に示すごとく、スラ
グ中のMgOを飽和にコントロールしても、スラグ温度
が、1600℃以上にもなり、炉体レンガの損耗が急激
に進行するので、0.3以下の上記範囲を維持した。さ
らに、スラグ温度の調節は、該温度をスラグ温度計27
により測定し、高い場合は、鉱石と造滓剤を増加する等
して調節し、1,550℃+20℃で制御した。
【0012】一方二次燃焼比を下げると排ガス流量が増
大し、スロッピング頻度が高くなる傾向がある。この問
題に対しては、浴面下に酸素ガスを吹き込む羽口からの
送酸により、スラグ浴の攪拌を十分に行うことで、図3
に示すようにスラグ中のTotal Fe量(重量%)
を10%以下の底位に保つことができ、図4に示すTo
tal Fe量(重量%)とスロッピング頻度との関係
から明らかなように、スロッピング頻度を少なくするこ
とができる。従って、前記二次燃焼比が0.3未満では
スロッピングの発生が問題になるので、これを押さえる
べく、スラグ中のTotal Feを10重量%以下に
設定した。前記スラグ中のTotalFeを10重量%
以下とすることは、上吹送酸量を20,000Nm3
Hr,底吹酸素量を8,000Nm3 とすることで達成
できた。炉体撹拌はスラグ組成のコントロールによって
も軽減でき、スラグ組成をTotal Fe(重量%)
10%以下、スラグ中のMgO%を(飽和+1%)以上
の組成とする。MgO%はMgO−Cレンガ屑等をNi
鉱石、炭材とともに操業中に添加して、MgO%が(飽
和+1%)以下にならないように常に保った。この様な
条件の下でNi鉱石平均1,200kg/分、コークス
平均650kg/分の投入速度でNi鉱石を溶融還元
し、途中排滓を2回実施し4〜5時間のバッチの溶融還
元により約70トンのNi溶銑(Ni:9.7重量%)
が得られた。この操業において、特にスロッピングも軽
微で10チャージ溶解後の炉体レンガ損耗速度の測定結
果も0.1mm/Hrと本発明を実施しない場合の1〜
2mm/Hrに比較して損耗速度を格段に低く抑えるこ
とが出来た。 実施例2 図1に示す転炉型製錬炉10で、上吹酸素ランスからの
送酸は行わず、酸素底吹羽口24からのみの酸素吹き
で、Ni鉱石の溶融還元を実施した。最初に上記転炉型
製錬炉10内へ溶銑を約50トン装入し、次いで炭材と
してコークスおよび造滓剤としての石灰および螢石を装
入する。酸素底吹羽口24から酸素を10,000Nm
3 /Hrで吹き込み、溶湯温度が1500℃程度に昇温
された後に、表1の組成のNi鉱石の投入を開始する。
底吹酸素量は必要に応じて、その吹き込み量を調整す
る。二次燃焼比は底吹酸素量および攪拌ガス量の調整に
よりOD=約0.15〜0.25に保った。さらに、ス
ラグ温度の調節は、該温度をスラグ温度計27により測
定し、高い場合は、鉱石と造滓剤を増加して調整し、1
550℃±20℃で調整した。二次燃焼比を下げると排
ガス流量が増大しスロッピング頻度が高くなる傾向があ
る。この問題に対しては酸素底吹羽口24からの送酸量
を10,000Nm3/Hrとすることにより、スラグ
浴の攪拌を充分に行うことで、スラグ中のTotal
Fe(重量%)を10%以下の低位に保つことができ、
スロッピングを少なくすることが出来た。実施例1と同
様にスラグ組成のTotal Fe(重量%)を10%
以下、スラグ中MgO%を飽和+1%以上とすること
で、転炉型製錬炉10の炉体レンガの損耗を防止した。
上記条件の下でNi鉱石は平均450Kg/min,コーク
スは平均250Kg/min の速度で投入し溶融還元し
た。溶融還元の途中で排滓を2回実施し、約7時間のバ
ッチの溶融還元により、約70トンのNi溶銑(Ni含
有量7重量%)が得られた。この操業において、特にス
ロッピングも軽微で10チャージ溶解後の炉体レンガ損
耗速度の測定結果は、0.1mm/Hrで本発明を実施
しない場合の1〜2mm/Hrに比較して損耗速度を格
段に低く抑えることができた。本実施例に於ける製錬炉
では底吹酸素羽口より酸素を吹き込んでメタル、スラグ
浴を撹拌するとともに別に設けた底吹羽口よりN2 を吹
き込んで撹拌したが、底吹羽口以外に設けた横吹羽口ま
たは底吹羽口と横吹羽口の両羽口より酸素とは別のA
r、N2 、COなどの撹拌ガスを吹き込んでスラグ、メ
タル浴を撹拌してもよい。その他、本願と同一の目的を
達成し得る範囲で、適宜設計変更することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明により、溶銑、Ni鉱石及び炭
材、造滓剤等の原料が装入された転炉型溶解炉の浴中へ
吹き込む酸素ガス流量を1.0Nm3 /分・トン以上と
することにより、スラグ中のTotal Feを10重
量%以下にコントロールし、さらに、二次燃焼比を0.
3未満に設定し、スラグ温度のコントロールにより、炉
体レンガの損耗を軽減でき、スロッピングが少なく安定
した状態でNi鉱石の溶融還元ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のNi鉱石の溶融還元方法を実証するた
めの一態様例を示す転炉型製錬炉の説明図である。
【図2】実施例における二次燃焼比スラグ温度とMgO
−Cレンガの損耗指数の関係を示すグラフである。
【図3】実施例における底吹き酸素ガス量とスラグ中の
Total Feとの関係を示すグラフである。
【図4】実施例におけるスラグ中のTotal Feと
スロッピング頻度の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 転炉型製錬炉 11 メタル層 12 スラグ浴 21 上吹酸素ランス 24 酸素底吹羽口 25 原料ホッパー 26 酸素ガス配管 27 スラグ温度計 28 排ガス分析用サンプル口 29 攪拌ガス吹き込み羽口 30 攪拌ガス配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 敦 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 滝 千尋 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 田辺 治良 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 加藤 久樹 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−221310(JP,A) 特開 平2−221311(JP,A) 特開 平2−274804(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21B 11/00 C21B 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素ガスの一部または全部を浴面下の位
    置より浴中に吹き込む転炉型製錬炉へ、Ni鉱石を炭材
    とともに添加し溶融還元する際に、浴中に吹き込む酸素
    ガス流量を1.0Nm3 /分・トン以上としてスラグ中
    のTotalFeを10重量%以下に保持することを特
    徴とするNi鉱石の溶融還元方法。
  2. 【請求項2】 Ni鉱石を溶融還元する際に、下記に示
    される二次燃焼比 (H2 O+CO2 )/(H2 +H2 O+CO+CO2 ) を0.3未満に保持することを特徴とする請求項1に記
    載のNi鉱石の溶融還元方法。
  3. 【請求項3】 Ni鉱石を溶融還元する際に、スラグ温
    度を1,580℃以下に調節することを特徴とする請求
    項1または2に記載のNi鉱石の溶融還元方法。
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