JP2797369B2 - ヘッド位置決め機構 - Google Patents

ヘッド位置決め機構

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JP2797369B2
JP2797369B2 JP1024839A JP2483989A JP2797369B2 JP 2797369 B2 JP2797369 B2 JP 2797369B2 JP 1024839 A JP1024839 A JP 1024839A JP 2483989 A JP2483989 A JP 2483989A JP 2797369 B2 JP2797369 B2 JP 2797369B2
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博 郡山
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ディスク装置のヘッド位置決め機構に関
する。
〔従来の技術〕
従来、この種のヘッド位置決め機構は、第3図(a)
及び同図(b)に示すように、磁気ディスク1に対応し
て磁気ディスク1上の所定の位置にある記録情報の読み
取り・書き込みを行う磁気ヘット2と、磁気ヘッド2を
保持するアーム16と、駆動用の駆動コイル12と、アーム
16を長手方向にし、且つ、駆動コイル12の筒の方向とを
磁気ディスク1に平行であって、その中心部の方向に向
けて支持すると共に、直線の案内レール(図示せず)上
を滑動して往復移動が可能な案内用ベアリング11を有す
るハウジング17と、駆動コイル12と対向する永久磁石組
立体(図示せず)とによって構成されている。アーム16
はハウジング17に前記往復移動の方向と平行に設けられ
たアーム取付け溝18に挟入され、アーム取付け溝18の近
傍にアーム取付け溝18と直角方向に設けられたねじ14a
及びナット15で締め付けることによって挟持される。同
様にして、コイル・ボビン13もハウジング17に前記往復
直進移動の方向と平行に設けられたハウジング17の筒部
19に嵌入され、筒部19の近傍に筒部19への嵌入方向と平
行に設けられたねじ14bによって固着されている。
このヘッド位置決め機構による磁気ヘッド2の位置決
めは、磁気ヘッド2の位置を検出する制御回路(図示せ
ず)により駆動コイル12に電流を流すことによって、駆
動コイル12と前記永久磁石組立体との磁気誘導作用によ
り駆動コイル12に駆動コイル12の筒の方向に平行な力を
発生させる。この構造は、通常ボイス・コイル型と呼ば
れているもので、その動作原理は可動線輪型のスピーカ
と同一であり、コイルに働く力を利用してヘッド位置決
め機構全体を所定の位置へ移動させる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のヘッド位置決め機構は、駆動時に駆動
コイル12に発生する駆動力が一種の加振力となって、そ
の振動がハウジング17を介してアーム16に伝播するが、
その伝播方向がアーム16を固定するねじ14aの剪断方向
(ねじ14aの長手方向に直角の方向)と一致するため、
アーム16のハウジング17への取付部の剛性が低く、その
ために磁気ヘッド2が大きく振動して正確な位置決めが
困難となる。また、駆動時に駆動コイル12に流れる電流
により、駆動コイル12が発熱してコイル・ボビン13の温
度が上昇するので、コイル・ボビン13とハウジング17と
の間に温度差を生じて熱膨張による間隙が発生し、この
間隙部分でアーム16が大きく振動し、これらの振動に伴
って鋼製の案内レールが磨耗するなど、前述と同様に磁
気ヘッドの位置決め精度が劣ってくるという欠点があっ
た。更に構成部品の組み立て方向が一方向でないため
に、特にヘッド位置決め機構の移動方向の外形寸法が大
きく(長く)なるので、その重心の位置が案内用ベアリ
ング11を有するハウジング17の中心からずれてくるとい
う欠点もあった。
本発明は、これらの問題点に着目してなされたもので
あって、磁気ヘッドの正確な位置決めが可能な磁気ディ
スク装置のヘッド位置決め機構を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、情報を記録する磁気ディスクと、前記磁気
ディスクに対応して設けられ前記情報の読み取り・書き
込みを行う磁気ヘッドを保持するアームと、前記アーム
を取り付けたアーム取り付け台からなるアーム組立体
と、前記アーム組立体をボイス・コイル型モータにて移
動させるための駆動コイルを保持したコイル・ボビン
と、前記アーム組立体及び前記コイル・ボビンを支持す
ると共に移動用の直線のレール付ハウジングと、前記レ
ール付ハウジングのレール部を滑動して前記磁気ディス
ク面に平行で、且つ、前記磁気ディスクの中心部の方向
に往復直進移動させる案内機構とを備えた磁気ディスク
装置のヘッド位置決め機構において、前記往復直進移動
の方向へ順に前記アームと前記アーム取り付け台、並び
に、前記アーム組立体,前記レール付ハウジング及びコ
イル・ボビンを積層して固着したことを特徴とする。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図(a)は本発明のヘッド位置決め機構の一実施
例を示す平面図である。
第1図(b)は同図(a)の側面図である。
第2図はレール付ハウジング4の拡大断面図である。
磁気ディスク1上の特定の記録情報を読み出す磁気ヘッ
ド2はアーム9に保持されている。アーム組立体3はア
ーム9とアーム取付台10よりなっており、ねじ8aによっ
て磁気ヘッド2がその移動方向である磁気ディスク1に
平行で、且つ、その中心部の方向へ向けて保持固定され
ている。また、アーム取付台10の磁気ヘッド2を固定し
た反対側の部分には磁気ヘッド2の移動を滑らかにする
ための直線のレール部を持つレール付ハウジング4がレ
ールの方向を磁気ヘッド2の移動方向に平行にして嵌入
され、更に、駆動コイル6を装着し磁気ヘッド2の移動
方向へ平行に駆動コイル6の筒の方向を向けたコイル・
ボビン5をアーム取付台10のレール付ハウジング4の嵌
入部分へねじ8aと同方向にねじ8bによって締め付けて固
定されている。すなわち、アーム組立体3,レール付ハウ
ジング4及びコイル・ボビン5が磁気ヘッド2の移動方
向へ積層されて固定される構造になっている。レール付
ハウジング4にはそのレール部に対応してレール付ハウ
ジング4を滑動させる案内用ベアリング組立体7a及び案
内用ベアリング組立体7bが取付けられる。磁気ヘッド2
は駆動コイル6に流される電流と駆動コイル6に対向し
て設けられた永久磁石(図示せず)とによって生じる磁
気誘導作用によって往復直進移動をすることにより、磁
気ディスク1上の所定のデータを読み取り・書き込みを
行う。また、これらのコイル・ボビン5,レール付ハウジ
ング4,アーム組立体3及び磁気ヘッド2は使用(駆動)
時には常に圧縮力、又は、引張り力を受ける方向に積層
して組み立てられているため、剛性が高くでき駆動時の
振動が低減できるので、レール付ハウジング4部のレー
ルの材質を、例えば、脆性は鋼製より大きいが耐磨耗性
の優れているセラミックスに替えることも可能となる。
更に、アーム組立体3はレール付ハウジング4とコイル
・ボビン5とを積層構造にして一方向からのねじ止めが
行え、且つ、コイル・ボビン5の外径をレール付ハウジ
ング4が案内用ベアリング組立体7aと案内用ベアリング
組立体7bとで組み立てた状態での外形寸法よりも大きく
して往復直進移動時に案内用ベアリング組立体7a及び案
内用ベアリング組立体7bがコイル・ボビン5と接触を避
けることにより移動方向の寸法を短縮できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明のヘッド位置決め機構によ
れば、アーム組立体3,レール付ハウジング4及びコイル
・ボビン5の連結固定の方向が磁気ヘッド2の移動方向
と同じ方向に積層されており、また、ねじ8aとねじ8bの
軸の方向も同方向に締結されているので、これらの部品
が圧縮・引張り力を受けて使用(駆動)され、ヘッド位
置決め機構全体の剛性は極めて高くなる。したがって、
磁気ヘッド2を所定の磁気ディスク1上へ移動させるた
め、駆動コイル6には立上りの急峻な駆動電流が流され
ると、これによって生じる駆動力が一種の加振力となっ
てコイル・ボビン5からレール付ハウジング4,アーム組
立体3及び、磁気ヘッド2へと伝播しても、剛性が高く
なっているので振動を低減することができる。また、レ
ール付ハウジング4の材質を軽くて圧縮力及び、引張力
に強いセラミックスにすることによって、ベアリングの
摺動部の磨耗を少なくでき、加えて軽量、且つ、高剛性
化がはかれ、より位置決め精度の高いヘッド位置決め機
構が得られる。更に、アーム組立体3はレール付ハウジ
ング4とコイル・ボビン5とを積層構造にしたことによ
り、ヘッド位置決め機構の外形寸法を小さくできるばか
りでなく、ヘッド位置決め機構の重心をレール付ハウジ
ング4の中心部に近づけるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明のヘッド位置決め機構の一実施例
を示す平面図、第1図(b)は同図(a)の側面図、第
2図はレール付ハウジング4の拡大断面図である。第3
図(a)は従来の実施例を示す平面図、第3図(b)は
同図(a)の側面図である。 1……磁気ディスク、2……磁気ヘッド、3……アーム
組立体、4……レール付ハウジング、5,13……コイル・
ボビン、6,12……駆動コイル、7a,7b……案内用ベアリ
ング組立体、8a,8b,14a,14b……ねじ、9,16……アー
ム、10……アーム取付け台、11……案内用ベアリング、
15……ナット、17……ハウジング、18……アーム取付け
溝、19……筒部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を記録する磁気ディスクと、前記磁気
    ディスクに対応して設けられ前記情報の読み取り・書き
    込みを行う磁気ヘッドを保持するアームと、前記アーム
    を取り付けたアーム取り付け台からなるアーム組立体
    と、前記アーム組立体をボイス・コイル型モータにて移
    動させるための駆動コイルを保持したコイル・ボビン
    と、前記アーム組立体及び前記コイル・ボビンを支持す
    ると共に移動用の直線のレール付ハウジングと、前記レ
    ール付ハウジングのレール部を滑動して前記磁気ディス
    ク面に平行で、且つ、前記磁気ディスクの中心部の方向
    に往復直進移動させる案内機構とを備えた磁気ディスク
    装置のヘッド位置決め機構において、前記往復直進移動
    の方向へ順に前記アームと前記アーム取り付け台、並び
    に、前記アーム組立体,前記レール付ハウジング及びコ
    イル・ボビンを積層して固着したことを特徴とするヘッ
    ド位置決め機構。
JP1024839A 1989-02-03 1989-02-03 ヘッド位置決め機構 Expired - Lifetime JP2797369B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60157777A (ja) * 1984-01-25 1985-08-19 Fujitsu Ltd 磁気デイスク装置のヘツドアクセス機構

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JPH02206074A (ja) 1990-08-15

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