JP2797011B2 - セラミックスと金属との接合体およびその製造法 - Google Patents

セラミックスと金属との接合体およびその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、セラミックス部材と金属部材とが金属ペー
スト材により接合された接合体で構成されている電子部
品搭載用絶縁基板に関し、より詳しくは、接合された部
材に繰り返し熱衝撃が加えられた時にもセラミックス部
材内部に割れが生じ難い電子部品搭載用絶縁基板に関す
る。
[従来の技術] 従来、セラミックス部材と金属部材とを接合する方法
としては、Mo−Mn法、Wメタライズ法等のように、高融
点金属でもってセラミックス部材の表面を金属化した
後、銀ろうBAg−8(JIS Z−3261号参照)などのろう材
で金属部材と接合する方法が採られてきた。また、セラ
ミックス部材を金属化せず直接活性金属ろうを使用して
接合するという方法もあるが、この方法は公開特許公報
昭49−81252に記載されているように黒鉛と金属との接
合にも利用できるので広い範囲で使用されている。
特に電子部品搭載用絶縁基板として使用されているメ
タライズした基板には電気絶縁性の観点からMo−Mn法、
Wメタライズ法が利用されており、これらの方法はまた
真空気密性が良く、サイリスタ等の絶縁管の製造にも利
用されている。
絶縁基板として使用されるセラミックスと金属との接
合体において、セラミックスの熱伝導性を向上させるた
めに、メタライズされたセラミックスに金属例えば銅が
ろう付けされる際、セラミックスと銅との熱膨脹差を緩
和するために、メタライズされたセラミックス表面と銅
との間に金属例えばMoを介在させて接合する方法も利用
せれている。
通常、接合は高温例えば850℃で行なわれ、その後接
合体は冷却される。この時、冷却速度が大きければセラ
ミックス自体が熱衝撃を受け割れが発生する。また冷却
速度が小さい場合でも金属部材とセラミックス部材との
熱膨脹差による残留応力が発生し、セラミックスの方に
割れが生じやすく、それを防ぐために上記のようにMo等
の低熱膨張金属が併用される。
活性金属ろうを使用して接合する方法については各種
の方法が開発されている。活性金属としてはTi、Zrなど
周期律表のIV a族の元素が用いられ、いずれも金属部材
とセラミックス部材との接合に有効であることが例えば
表面科学第4巻第1号(1983)p.1〜p.10に詳しく記載
されている。これら活性金属をろう材として使用する場
合、ろう材の融点を下げるためCu、Ni、Feなどの遷移金
属と合金化することにより共晶融点あるいはその近傍の
温度で接合することのできる組成を選択した方法も開発
されている(米国特許第2857663号明細書参照)。
さらに、接合時あるいは接合後の熱衝撃によりセラミ
ックス部材と金属部材との間に発生する熱膨張差による
熱応力によりセラミックス部材中にクラックが発生する
ので、このような応力を緩和させる方法として、CuやCu
合金のように延性に富む金属の薄板を熱応力緩衝層とし
て介在させ、発生する熱応力をそれら金属薄板の塑性変
形によって吸収して応力を緩和し、セラミックスのクラ
ックを防ぐ方法が公開特許公報昭56−163092号に開示さ
れている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の金属−セラミックス接合体の製
造法のうち、タングステン等の高融点金属をセラミック
ス部材上にメタライズする方法では多くの工程を要し、
製造コストが上昇する上、セラミックスと金属との熱膨
張差を緩和する目的でMoなどの熱伝導率の低い金属を併
用するため接合体としての熱伝導性に不満があった。
そこで、活性金属ろうを用い、金属部材とセラミック
ス部材とを直接接合する方法が利用されるようになり、
接合体の冷却中に受ける熱応力についても緩衝層の採用
あるいは冷却速度のコントロールなどにより接合体特に
セラミックス部材に発生する割れを抑える工夫がなされ
てきた。
しかし、これら接合方法によって得られた接合体は、
接合後に繰り返し熱衝撃が加えられた際には、セラミッ
クス部材の内部に割れが発生し、接着強度、気密性、熱
伝導性または電子絶縁性が低下するなどの欠点があるた
め、信頼性の高い部品として使用するには不適当である
ことが明らかになった。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、先に金属部材とセラミックス部材とを
接合する方法における前述のような問題点を解決する一
手段として、特願平1−14016号に開示した「セラミッ
クスと金属との接合体の製造法」の発明を完成し、金属
部材の縁部からはみ出したろう材の露出部材(フィレッ
ト)が少なくとも0.5mmのはみ出し幅で金属部材の周囲
をとり囲んでセラミックス部材上に存在する状態の製品
をつくるようにすれば、接合体の耐熱衝撃性が大幅に向
上することを明らかにした。
本発明者らは、さらに信頼性の高い部品として使用で
きる接合体を得るべく鋭意研究を進めた結果、前述のろ
う材に代えて活性金属ペースト材を用いることによって
先に成べたフィレットの帯幅を0.25mm程度まで縮めても
所望の特性を持つ接合体を製造することが十分に可能で
あることを見い出し、本発明を達成することができた。
すなわち本発明は、第1に、焼成された活性金属ペー
ストの層を介して相互に接合されたアルミナまたは窒化
アルミニウムのセラミックス部材と銅または銅合金の金
属部材とからなる接合体であって、接合面におけるセラ
ミックス部材の面積は金属部材の面積より少なくとも一
回り大きく、該接合面におけるセラミックス部材外周線
の周囲かつセラミックス部材面上には、少なくとも0.25
mm以上の帯幅で金属部材の周囲を包囲するフィレットが
前記焼成ペーストによって形成され、繰り返し耐熱衝撃
回数が200回以上を有することを特徴とする電子搭載用
絶縁基板;第2に、アルミナまたは窒化アルミニウムの
セラミックス部材と銅または銅合金の金属部材を、スク
リーン印刷された実質的に銀60〜95重量%、銅3〜38重
量%およびチタン1〜5重量%を合計100重量%になる
ように配合した金属粉末80〜90重量部とビヒクル10〜20
重量部とを合計100重量部となるように配合した組成を
持つ活性金属ペースト材を介して接触配置し、該構成体
を実質的に真空または非酸化性雰囲気中で加熱した後冷
却することからなり、前記配置に際し、金属部材の縁部
からはみ出した金属ペーストによって形成されるフィレ
ット部が0.25mm以上の帯幅で、製品接合体のセラミック
ス部上金属部材周囲に露出して存在する仕上がりとなる
ように金属ペースト材を配置し、繰り返し耐熱衝撃回数
が200回以上を有することを特徴とする電子部品搭載用
絶縁基板を提供するものである。
[作 用] 本発明法で製造される接合体の耐熱衝撃性が上記フィ
レット部の形成により向上する理由は未だ十分に解明さ
れていないが、形成されたフィレット部の存在により、
金属部材とセラミックス部材との熱膨張差により発生す
る応力が金属部材外周線直下に対応するセラミックス部
材の垂直断面に集中的に作用する代りにセラミックスと
フィレットとの接する広い面において、これらの面を互
いにスライドさせようとする応力に変るため応力が分散
され、金属部材縁部(外周線)直下の位置におけるセラ
ミックス部材の垂直断面に生じる水平方向の応力が小さ
くなるためであると考えられる。
本発明者らの実験において活性金属ペースト材として
は、銀60〜95重量%、銅3〜38重量%、チタン1〜5重
量%を合計100重量%となるように配合した金属粉末80
〜90重量部をビヒクル20〜10重量部中に混合して全体が
100重量部となるようにしたものを自動乳鉢と3本ロー
ルミルを用いて混練しスクリーン印刷が可能なペースト
状組成物としたものを用いた。
本発明に従って、フィレット部を形成するためには次
の2点に注意すべきである。
先ず第1に、接合工程を真空または非酸化性雰囲気で
行う必要がある。理由はフィレット部を形成する都合
上、金属ペースト材が金属部材の周囲にはみ出すように
塗布して使用するため、加熱時にペースト材、特にセラ
ミックスとの反応に寄与するTiの酸化があってはならな
いからである。もしTiが酸化すればペーストはセラミッ
クスと反応せず、フィレット部の役割を果たさない。特
にフィレット部となるペースト材は加熱前から雰囲気に
接するためセラミックス部材と金属部材に挟まれている
ペースト材よりも酸化されやすいので雰囲気の選定は重
要である。
第2に、冷却中も真空あるいは非酸化性雰囲気中に置
かれている必要がある。これは冷却時においても高温で
あればTiが酸化してしまい良好な接合界面が得られない
からである。一方冷却速度は接合体の大きさ等によって
適切に選ぶ必要はあるが特に厳密に規定する必要はない
ことが確認されている。
次に、本発明を実施例に基づき詳細に説明する。
[実施例1] 金属部材として厚さ0.3mmの無酸素銅板を20mm角に切
り出したものを用意した。活性金属ペースト材として、
銅27.5重量%、チタン2.0重量%、残部が銀から成る組
成の金属粉とビヒクルを混合し、自動乳鉢と3本ロール
ミルを用いて混練しスクリーン印刷が可能なペースト状
のものを作製した。セラミックス部材として市販の96%
アルミナからなり厚さ0.635mm、大きさ46mm×32mmのア
ルミナ基板を準備した。
上述の活性金属ペースト材を用いて、フィレット部の
幅が0mm、0.25mm、1mmとなるようにそれぞれ所定のサイ
ズのスクリーン板を用意し、それにより3種類のフィレ
ット幅のペースト材ができるようにアルミナ基板の両面
にスクリーン印刷した。次いで、銅板をペースト材が印
刷されたアルミナ基板の両面に配置した後、熱処理で接
合した。接合に用いた炉は、油拡散ポンプを持った抵抗
加熱式真空加熱処理炉で加熱、温度保持、冷却は1×10
-4Torrの真空中で行なった。
炉の温度条件は10℃/分で600℃まで昇温し30分温度
保持し、次いで5℃/分で850℃まで昇温して20分間保
持し、5℃/分で室温まで冷却したところで接合体を取
り出した。
得られた接合体の構成を第1図(a)〜(c)に示し
たが、図中第1図(a)は接合体の平面図、(b)は断
面図であり、(c)は、フィレット部をより明瞭に示す
ための(b)の一部拡大図である。
各フィレット幅を測定した後、接合体を繰り返し熱衝
撃試験機に投入し、−40℃に30分保持後、室温で10分保
持し、その後125℃に加熱し30分保持、さらに室温に降
温し10分間保持する一連の工程を1サイクルとしてこの
サイクルを繰り返す熱衝撃試験に供した。
なお、試験温度の保持は大気を冷却あるいは加熱し、
接合体が投入されている試験機に低温または高温の空気
を送り込むことにより調節した。
接合体に上記の繰り返し熱衝撃を0、50、100、150、
200、250サイクル加えた後試験機から取り出し、銅板お
よびペースト材を薬品で溶解し、アルミナ基板のみと
し、アルミナ基板に有色の油性インキを塗布し、払拭
後、割れの発生状況を調べた。
割れ発生の程度を評価するため、割れ率として、銅板
の周囲長さ160mmに対し、クラックの発生した箇所の長
さを百分率で表わした指標を使用した。この評価方法に
よる調査結果を第2図のグラフに示す。
このグラフから理解されるように、フィレット部のな
いものつまりフィレット幅が0mmのものは50サイクルで
すでに15%以上の割れ率であり、さらにこの割れ率が10
0〜250サイクルにおいては30%以上であり一部のサンプ
ルは銅板がアルミナ基板から剥離してしまった。これに
対しフィレット部の幅が0.25mm、1mmのものについては
全くクラックが見られないか、あるいはクラックが発生
しても極めて少なく割れ率が5%以下であり、圧倒的に
優れた繰り返し耐熱衝撃性を持つことが判明した。
[実施例2] セラミックス部材として、市販の96%アルミナからな
り厚さ0.635mm、大きさ56mm×27mmのアルミナ基板およ
びこれと同じ形状・寸法の窒化アルミニウム基板の2種
類を用意し、これら基板の一方の面には第3図に示すよ
うなパターン化した銅板を、反対面には20mm角の銅板を
それぞれ実施例1の場合と同様にして接合した。ただ
し、この場合のフィレット幅は0mmと0.25mmの2種類と
した。
得られた接合体に実施例1と同様に熱衝撃を0、50、
100、200サイクル加えた後、銅板およびペースト材を薬
品により溶解してセラミックス基板のみとし、セラミッ
クス基板に有色の油性インクを塗布し、払拭後割れの発
生状況を調べた。
各サイクルにつき全く同じ方法でつくった接合体を2
個ずつ準備して熱衝撃試験に供し、2個ともクラックが
なかった場合を○、1個についてのみクラックがあった
場合を△、2個ともクラックがあった場合を×として、
これらの結果を下記第1表に示した。
この表から理解されるように、フィレット幅が0.25mm
あればアルミナと窒化アルミニウムとで示されたように
セラミックスの材質に関わらず、優れた繰り返し耐熱衝
撃性があることが確認された。
なお、上記実施例1および実施例2で作製した接合体
についてそれぞれピール接合強度を測定したところ、い
ずれも5kg/cm以上の接合強度をもち実用上問題ないこと
が判明した。
[実施例3] 金属部材として直径10mm、厚さ1mmの銅板を用意し
た。活性金属ペースト材として、銅6重量%、チタン2.
0重量%を含み、残部92重量%が銀からなる組成の金属
粉80重量部とビヒクル20重量部とを混合し、自動乳鉢と
3本ロールミルを用いて混練しスクリーン印刷が可能な
ペースト状の混合物を作製した。セラミックス部材とし
て厚さが3.0mm、対辺距離が16.0mmの正六角形のアルミ
ナ板を準備した。
これらのアルミナ板それぞれの片面に、スクリーン印
刷で直径11.0mmの円形にペースト材を印刷した。次い
で、その上に円形銅板の中心が印刷されたペースト材の
中心と一致するように重ねて前記フィレット部が0.5mm
になるように配置した後、熱処理炉で接合した。接合に
用いた炉は、油拡散ポンプを持った抵抗加熱式真空加熱
処理炉で、加熱、温度保持、冷却は1×10-4Torrの真空
中で行った。
炉の温度条件は10℃/分で600℃まで昇温させ、30分
間この温度に保持した後、5℃/分で950℃まで昇温さ
せて40分間保持し、次いで5℃/分で室温まで冷却した
ところで第4図に示す接合体を取り出した。
さらに該接合体の銅板面上に、通常の銀ろう(商品名
BAg−8)を介して鋼板を重ね、890℃(炉の設定温度)
で接合した。
先ず熱衝撃試験にかける前の接合体の剪断強度を測定
し、次に、接合体を250℃に予熱されたオーブン(大気
中)中に15分間保持後、オーブンから取り出して室温に
戻すまでを1サイクルとして30サイクルの熱衝撃処理を
行った後、剪断強度を測定し熱衝撃を加える前と比較し
て剪断強度の劣化より繰り返し耐熱衝撃性を評価した。
この結果、剪断強度の劣化は見られず耐熱衝撃性の高
いことが確認された。剪断強度はかなりばらつきがある
ものの、窒化珪素またアルミナのどちらを用いた場合
も、最低でも2kg/mm2以上あるため実用上問題ないこと
がわかった。
また本実施例のように銀−銅の共晶から大幅にずれた
高融点組成の活性金属ペースト材を用いることにより、
その接合体と他の金属部材とを通常の銀ろう(例えばBA
g−8)で後付けできることがわかった。
[発明の効果] 上述のように、本発明の方法によれば、金属部材の縁
部からはみ出したペースト材のフィレット部を所定幅以
上設けることにより、接合後の繰り返し耐熱衝撃性に優
れた接合体の製造が可能となるので、電子部品その他の
部品として信頼性の高い接合体を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1によって製造された接合体の構成を示
す図であって、同図(a)は平面図、(b)は断面図で
あり、(c)はセラミックス部材に金属ペースト材を介
して接する金属部材の縁部の近傍を拡大した断面図であ
る。 第2図は、実施例1によって製造した接合体の繰り返し
耐熱衝撃特性をフィレット幅別に割れ率で示したもので
ある。 第3図は、実施例2によって製造された接合体のテスト
パターン面の平面図である。 第4図は、実施例3によって製造された接合体の平面図
である。 符号の説明 1……セラミックス 2……銅板 3……金属ペースト材 4……フィレット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 降幡 哲夫 東京都千代田区丸の内1丁目8番2号 同和鉱業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−251127(JP,A) 実開 昭60−200868(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C04B 37/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼成された活性金属ペーストの層を介して
    相互に接合されたアルミナまたは窒化アルミニウムのセ
    ラミックス部材と銅または銅合金の金属部材とからなる
    接合体であって、接合面におけるセラミックス部材の面
    積は金属部材の面積より少なくとも一回り大きく、該接
    合面におけるセラミックス部材外周線の周囲かつセラミ
    ックス部材面上には、少なくとも0.25mm以上の帯幅で金
    属部材の周囲を包囲するフィレットが前記焼成ペースト
    によって形成され、繰り返し耐熱衝撃回数が200回以上
    を有することを特徴とする電子搭載用絶縁基板。
  2. 【請求項2】アルミナまたは窒化アルミニウムのセラミ
    ックス部材と銅または銅合金の金属部材を、スクリーン
    印刷された実質的に銀60〜95重量%、銅3〜38重量%お
    よびチタン1〜5重量%を合計100重量%になるように
    配合した金属粉末80〜90重量部とビヒクル10〜20重量部
    とを合計100重量部となるように配合した組成を持つ活
    性金属ペースト材を介して接触配置し、該構成体を実質
    的に真空または非酸化性雰囲気中で加熱した後冷却する
    ことからなり、前記配置に際し、金属部材の縁部からは
    み出した金属ペーストによって形成されるフィレット部
    が0.25mm以上の帯幅で、製品接合体のセラミックス部上
    金属部材周囲に露出して存在する仕上がりとなるように
    金属ペースト材を配置し、繰り返し耐熱衝撃回数が200
    回以上を有することを特徴とする電子部品搭載用絶縁基
    板。
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