JP2796880B2 - 環縫いミシンにおける縫製場所替方法 - Google Patents

環縫いミシンにおける縫製場所替方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は環縫いミシンにおいて一つの場所を縫い終
えた後、縫製場所を上記の場所から離れた次の場所に変
更する環縫いミシンにおける縫製場所替方法に関する。
〔従来の技術〕
一つの場所を縫い終えると、かぎ針から糸を切り離
し、次に、切り離した糸の端末を布にくくりつける処理
を行ない、然る後布を移動させて、次の縫製場所の縫い
始め予定部をかぎ針の下に到来させ、その場所の縫製を
開始している。
〔発明が解決しようとする課題〕
この従来の環縫いミシンにおける縫製場所替方法では
切った糸をくくる作業の間ミシンを止めておかねばなら
ない問題点があった。そこでそのような問題点を除こう
として、上記一つの場所の縫製終了後そのまま布を移動
させて次の縫製場所の縫い始め予定部をかぎ針の下まで
到達させることを試みた。しかしそのようにすると、前
の縫製場所の縫い終り部に繋がる糸は、ルーパー→前の
縫製場所の縫い終り部→針のかぎ部→前の縫製場所の縫
い終り部という経路で引き出されねばならぬ為、その糸
には大きなテンションがかかり、布移動の途中で切れた
り、あるいは切れなくても引き吊って、前の縫製場所の
縫い終り部近くの部分の模様崩れを引き起こしたりする
問題が生じてしまう。この為、やはり上記の如き糸の切
り離しや糸くくりの作業が必要となる問題点があった。
本発明は上記従来技術の問題点(技術的課題)を解決
する為になされたもので、一つの場所での縫製を終えた
後、その場所の縫い終り部に糸をつなげたままの状態で
布を動かして次の縫製場所の縫い始め予定部をかぎ針の
下へ到来させ得るようにして、極めて短時間で場所替す
ることを可能にできるようにした環縫いミシンにおける
縫製場所替方法を提供することを目的としている。
〔課題を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に、本願発明における環縫いミ
シンにおける縫製場所替方法は、布における一つの縫製
場所を縫製した後、該縫製場所から1目移動の寸法より
も著しく大きく離れた別の縫製場所を縫製するに当って
は、先ず、布移動により上記一つの縫製場所の縫い終り
部におけるループを1目移動の場合のループよりも長目
に形成し、次に布を戻すことによってかぎ針におけるか
ぎ部と上記縫い終り部におけるループの先端部との間に
間隙を形成し、次に上記かぎ部を上記縫い終り部におけ
るループの先端部から退避させ、然る後、次の縫製場所
の縫い始め予定部が上記かぎ針の下に到来するよう布を
移動させるものである。
〔作用〕
一つの場所の縫製が終わると、かぎ針のかぎ部から糸
を外して布を移動させ次の縫製場所の縫い始め予定部が
かぎ針の下にもたらされる。従って上記一つの場所の縫
製終了から極めて短時間で次の場所での縫製を開始でき
る。上記布の移動の場合、糸は単にルーパーから引き出
されるのみである為、それにかかるテンションは小さ
く、糸の引き吊りの発生は防止される。
〔実施例〕
以下本願の実施例を示す図面について説明する。1は
環縫いミシンにおける周知の針板で針孔2を有する。3
は針板1の下方において水平面内での回動を自在に備え
られた周知のルーパー、4はルーパー3における糸通し
孔を示す。5は針板1の上方において針孔2を通しての
上下動を自在に備えられたかぎ針、6はかぎ針5におけ
るかぎ部を示す。上記かぎ針5は例えば太さが1mm程度
のもので、知られたかぎ針方向調整装置によって第1図
(A)に矢印で示される如き回動による方向調整が可能
となっている。
次に上記環縫いミシンによって糸9により布7,8に縫
製を行なう場合における縫製場所の場所替について説明
する。(A)に示される如く、かぎ針5によってルーパ
ー3から糸9をループ状に引き出すことと、その状態で
布7,8を1目移動(例えば1.6mm乃至2mm)させることと
を繰り返し行うことによる一つの縫製場所Aの縫製が終
わると、先ず(B)に示す如く布7,8がそれまでの縫製
方向と同方向(異方向でもよい)に動かされて、上記の
場所Aの縫い終り部aにおけるループ10が上記1目移動
の場合のループ10'よりも長目に形成される(例えば10
〜15mm)。次に(C)に示す如く布7,8を戻し、上記ル
ープ10の先端部10aとかぎ部6との間に間隙11を形成す
る。この場合、上記ループ10が長く形成してある為、糸
9の弾力性によってループ10が想像線で示す如く上方へ
持ち上がってしまったりすることはなく、確実に上記間
隙11が形成される。尚上記ループ10の長さはそのような
持ち上がりが防止されるように、糸9の腰の強さに応じ
て決めるのがよい。次に(D)の如くかぎ針5を回動さ
せて、かぎ部6をループ10の先端部10aから退避させ
る。この退避はかぎ針5を想像線で示すように上昇させ
ることによって行なってもよい。次に(E)の如く布7,
8を移動させて、上記縫製場所Aから上記1目移動の寸
法よりも著しく大きく離れた次の縫製場所Bの縫い始め
予定部bをかぎ針5の下に到来させる。そしてその部分
bにおいて縫製を通常の如く開始する。尚布7,8の移動
の場合、かぎ部6はループ10の先端部10aとは反対方向
を向いている為、仮に先端部10aがかぎ針5の先端部
(下端部)に触れてもそこに引掛るような事故は生じな
い。また糸9は先の縫製場所Aの縫い終り部aとルーパ
ー3の糸通し孔4との間にあるのみだから、布の移動に
伴ない糸9は糸通し孔4からするすると引き出され、上
記の糸9が引き吊るような事故は生じない。上記のよう
にして布7,8の多くの縫製場所への縫製が全て完了した
後、布7,8がミシンから外され、各縫製場所相互間にあ
る糸9の切断及び切断した糸の端末のくくりつけが周知
のように行なわれる。
尚上記のように縫製が行なわれる場合、布7,8は例え
ば布張枠に張った状態で、ミシンにおける枠駆動装置に
よって水平動され、それと連動的にかぎ針5の上下動並
びに回動による方向調整が行なわれる。それらの動きの
制御は、例えばコンピュータを用いた制御装置によって
自動的に行なわれる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明にあっては、一つの場所Aを縫い
終わって、縫製場所を次の場所Bに替える場合、糸9が
上記の場所Aの縫い終り部aに繋がったまま布を動かし
て次の場所Bの縫い始め予定部bをかぎ針5の下にもた
らすから、即ち、糸9を切ることなしに場所替ができる
から、前記従来技術の如き切った糸の処理は不要であっ
て、短時間でもって次の場所の縫製にとりかかることの
できる効果がある。
しかも上記の場合、糸9は繋がったままでも、本願発
明では前の縫製場所Aの縫い終り部aにおけるループ10
をかぎ部6から外して布7,8を移動させるから、上記の
場所Aの縫い終り部aに繋がる糸9は単にルーパー3か
ら引き出されてくるのみであってそれに加わるテンショ
ンは小さく、従って糸9が切れたり引き吊ったりするこ
とはなく、上記場所替を極めて短時間で行うことを可能
にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図(A)〜
(E)は縫製場所の場所替過程を順に示す図。 A,B……縫製場所、1……針板、3……ルーパー、5…
…かぎ針、6……かぎ部、7,8……布、9……糸、10…
…縫い終り部におけるループ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針板の下方にはルーパーが備えられる一
    方、針板の上方には上下動自在のかぎ針が備えられて、
    上記かぎ針の上下動により、そのかぎ針によってルーパ
    ーから糸をループ状に引き出すことと、その状態で布を
    1目移動させることとを繰り返し行うことにより、上記
    針板上の布に環縫いの縫製を施すようにしてある環縫い
    ミシンにおいて、布における一つの縫製場所を縫製した
    後、該縫製場所から上記1目移動の寸法よりも著しく大
    きく離れた別の縫製場所を縫製するに当っては、先ず、
    布移動により上記一つの縫製場所の縫い終り部における
    ループを上記1目移動の場合のループよりも長目に形成
    し、次に布を戻すことによってかぎ針におけるかぎ部と
    上記縫い終り部におけるループの先端部との間に間隙を
    形成し、次に上記かぎ部を上記縫い終り部におけるルー
    プの先端部から退避させ、然る後、次の縫製場所の縫い
    始め予定部が上記かぎ針の下に到来するよう布を移動さ
    せることを特徴とする環縫いミシンにおける縫製場所替
    方法。
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