JP2796344B2 - 光学的情報記録媒体および記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録媒体および記録再生装置

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JP2796344B2
JP2796344B2 JP1090723A JP9072389A JP2796344B2 JP 2796344 B2 JP2796344 B2 JP 2796344B2 JP 1090723 A JP1090723 A JP 1090723A JP 9072389 A JP9072389 A JP 9072389A JP 2796344 B2 JP2796344 B2 JP 2796344B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光学的に情報を記録する情報記録媒体及び装
置に係り、特にディスク上に予め設けたピットの情報を
もとにデータを記録再生するのに好適な光学的情報記録
媒体及び記録再生装置に関する。
[従来の技術] 近年、ディスク状の記録媒体に光学的に情報を記録し
再生する、いわゆる光ディスク装置が開発され、ようや
く普及し始めようとしている。このような光ディスクシ
ステムのフォーマットの1つとして、サンプルドフォー
マット(sampled format)と呼ばれるフォーマットが知
られている。この方式については、プロシーディング
オブ エス・ピー・アイ・イー、ヴオリューム695、オ
プティカル マス データ ストレージII、1986,第112
頁から第115頁および第239頁から第242頁(Proceeding
of SPIE,vol 695,Optical Mass Data Storage II,1986,
p112−p115,p239−p242)において詳しく論じられてい
る。
このフォーマットは、第4図に示すようにディスク上
に予め設けられたサンプルマークを用いて、トラッキン
グ誤差信号とタイミング信号を得る。このタイミング信
号を逓倍してクロック信号を抽出し、トラッキングやフ
ォーカスなどのサーボ系誤差信号の検出と、データの記
録再生を、抽出したクロック信号に同期して行う。サン
プルマークは仮想的なトラック中心6−1、6−2、
…、に対して1/4トラックピッチだけ互いに反対方向に
オフトラックした1対のウォブリングピット7−1、7
−2、…、8−1、8−2、…、と、トラック中央に位
置するタイミングピット9−1、9−2、…、からな
る。ウォブリングピット7と8の再生信号振幅差からト
ラッキング誤差信号を検出し、タイミングピット9から
クロックを抽出する。ピット8と9の間が変調パターン
に存在しないいわゆる特異パターン(0が18個連続す
る)となっており、これでサンプルマークの識別を行っ
ている。第1のウォブリングピット7の位置は、16トラ
ックごとに位置が変化する。これは、シーク時にクロス
トラック信号を得るためのものである。
データフォーマットは、第5図に示すようにトラック
1周が32セクタに分割され、1セクタは43個のセグメン
トから構成され、1セグメントは18バイトに分割され
る。1バイトはさらに15チャネルビットに分けられる。
セグメントの1つは、セクタ識別情報(ID)用であり、
セクタ識別情報(ID)がプリピットにより記録されてい
る。データは残りの42セグメントに記録される。1セグ
メントは2バイトのサンプルマークと16バイトのデータ
領域から構成されるので、1セクタ内に672バイトのデ
ータが記録される。672バイトのデータの内訳は、ユー
ザデータ512バイト、コントロールデータ16バイト、誤
り訂正符号144バイトである。
記録時には、データは4/15変換と呼ばれる変調方式に
より1バイトごとに8ビットのデータが5チャンネルビ
ット(=1シンボル)に変換されて、サンプルマーク間
のデータ領域に記録される。4/15変換については、前述
の文献に詳述されている。4/15変調では、15番目のチャ
ンネルビットは必ず0であり、それ以外の14チャンネル
ビットの内の奇数番目2個、偶数番目2個のチャンネル
ビットが1となる。1は最大4個まで連続するが、1と
1の間に0が入る場合には最低2個の0が入る。(デー
タのバイトの切目では、0が1個だけと成りうるが、こ
れは常に0なので問題とはならない。)0が連続する場
合には、最大17個の0が続く。(例えばデータが16進表
示で00、EEの場合であり、最初のデータの1、2、5、
6番目と2番目のデータの9、10、13、14番目のチャン
ネルビットが1と成り、その他は0となる。) 再生時には、各チャンネルビットごとの再生信号振幅
を検出し、奇数番目、偶数番目それぞれに、再生信号振
幅の上位2個を選択し、その位置にピット即ち1が存在
すると判断する。そして4/15変調の変換表から逆にデー
タを求める。
ディスクの記録領域は内径60mm,外径120mmであり、ト
ラック密度は1.5μm/トラック、線記録密度は0.95μm/
ビット、ディスク回転数は通常1800rpmであるが、規定
されているわけではない。トラック1周あたりのサンプ
ルマークの数は1376個であり、サンプリング周波数は約
41kHzとなる。
この方式では、サンプルマークからの情報だけを用い
てトラッキングサーボを行うので、アクセス時のトラッ
ク移動量もサンプルマークから得る。第3図に示すよう
に16トラックごとに第1のウォブリングピット2の位置
が変化するので、このピットの位置検出により16トラッ
クごとのトラック移動量が検出できる。移動速度の検出
限界は、約1m/sである。
しかしこの方式では、アクセス時のトラック移動量が
16トラックごとにしか検出できず分解能が低いという問
題があった。またこの方式では、2つのパターンしか用
いていないので、アクセス時の移動方向が判別できない
という問題もあった。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術は、ディスク上に予め設けられたサンプ
ルマークからの情報からでは、アクセス時の移動方向が
判別できないという問題があり、またトラック移動量の
分解能が低いという問題もあった。
本発明の目的は、アクセス時の移動方向が判別でき、
またトラック移動量の分解能が高い光ディスクシステム
に最適なフォーマットを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、トラックの変化に応じて周期的に変化す
るマークを設けることによって達成される。
[作用] 一般にサンプルサーボ方式の光ディスク装置では、デ
ィスク上に周期的に設けられたサンプルマークと称する
固有のマークを設けて、次の3つの動作を行う。
(1)データの記録再生に用いるクロックの抽出。
(2)光スポットのトラッキングを行うためのトラッキ
ング誤差信号の検出。
(3)アクセスを行うためのトラック移動量及び移動方
向の検出。
本発明では、サンプルマーク中に設けるマークの構成
により、トラック移動量の分解能の向上と移動方向の検
出を信頼度高く達成している。
[実施例] 以下、本発明の第1の実施例を第1図以下により説明
する。第1図は本発明の一実施例を示し、第2図は第1
図の実施例のピット配置を示している。なお、本実施例
は、データ変調方式として4/11変調方式を用いた場合の
実施例を示している。
1は本発明による円盤状の情報記録媒体であり、その
上にスパイラル状あるいは同心円状のトラック2が形成
されており、トラック上にはサンプルマーク3が周期的
に設けられている。第2図に示すように、サンプルマー
ク3は仮想的なトラック中心2に対して互いに反対方向
にウォブリングされた2つのピット(第1のウォブリン
グピット7と第2のウォブリングピット8)と仮想的な
トラック中心2に置かれたタイミングピット9、複数の
ピットから構成されるアクセスマーク11で構成されてい
る。
第2図の実施例におけるアクセスマーク11は、4/11変
調規則に従って構成されている。4/11変調規則は情報の
記録・再生に際してデータ1バイト(8データビット)
を11伝送ビットに投影しその際4ヵ所の伝送ビットにマ
ークしたパターンに変換する変調規則を指す。第11図
(1)から(4)に変調テーブルの一例を示す、左の列
は情報データ右の列は変調された11ビットパターンであ
る。アクセスマーク11は前記テーブルの中から4つのマ
ークのうち3つが第3伝送ビットから第5伝送ビット内
に配置され残りの1ビットが第11伝送ビットに配置され
ているパターン群より選択しサンプルマーク3の中で第
11伝送ビットのピットを第1のウォブルピット7とする
ように構成したものである。アクセスマーク11はトラッ
クの変化に応じて周期的にピットの配置が変る。本実施
例においては16トラックで1周期をなしている。
第3図に第1図の実施例のデータフォーマットを示
す。1トラックは、22セクタから構成され、1セクタは
76セグメントから成る。1セグメントは、2バイトのサ
ンプルマークと8バイトのデータ領域の計10バイトによ
り構成される。
ディスク径は、ユーザ領域の内径48mm,外径80mm、リ
ードイン、リードアウト領域を含めると内径46mm,外径8
2mmであり、回転数が1800rpmの場合には、線記録密度は
1.08μm/ビット(0.785μm/チャネルビット)、トラッ
ク一周あたりサンプルマーク1672個(サンプル周期50.1
6kHz),ユーザデータ容量100Mバイト以上となる。
従来例と比較すると、線記録密度は約13%低く、従来
例とまったく同じ技術(レーザ波長830nm,レンス開口比
0.53)で十分実現可能である。レーザの波長やレンス開
口比などの光学的な改良により光スポットが小さくなれ
ば、さらに内周まで利用でき,ユーザデータ容量がさら
に増やせる。
ユーザデータの転送レートは、従来例が3.9Mbpsにた
いして5.5Mbpsと減少している。しかしこれは、ディス
ク径の減少によるものであり、ディスク回転数の増加に
より増やすことが可能である。
サンプル周期は従来の約1.2倍になっている。これ
は、トラック一周あたりのサンプルマーク数が約1.2倍
になっていることによる。従ってトラックサーボ、フォ
ーカスサーボ、及びクロック再生PLLなどのフィードバ
ック制御系は、サンプラーによる位相遅れが約2割改善
され、より安定性が増加する。
トラックの移動量検出はアクセスマークで行ない、そ
の分解能は1トラックである。アクセスマークはデータ
変調則に則っているのでデータとして復号すればよい。
また、トラックの移動速度検出限界は、1サンプル周期
に対して16トラックまで検出できるので、約1m/sとな
る。記録領域が16mmなので、等加速度で加速、減速する
と仮定して平均アクセス時間は10.7msとなり、十分な性
能が実現できる。
第2図のアクセスマーク11は隣接トラック間では、3
ピットの内1つだけのピットがその位置を変える。その
際、位置の変化は次の2つの場合に制限されている。
(1)トラック1からトラック16に見られる1伝送ビッ
トの相対位置変化(2)トラック16からトラック1への
変化に見られる1つの固定ピット、つまり第6伝送ビッ
ト、を中間に置いた2伝送ビットの相対位置変化。デー
タの復調は差分検出にて行うことを前提とすれば、上記
の結果として、読み取り光スポットがトラック間を走査
しても、読みだしたアクセスマークの誤差は1トラック
以内に保証される。差分検出とはN/M変調においてはデ
ータ1バイトに相当するM伝送ビット中にN個のマーク
しか存在しない性質を利用して1バイト中のM伝送ビッ
ト各々の信号振幅を測定し振幅値の大きいものからN個
目までの伝送ビット位置をマーク位置として復調する方
法を指す。
第6図(1)に上記(1)の条件で、第6図(2)に
上記(2)の条件で読み取り光スポットが走査した場
合、つまりアクセス時等トラッキングサーボを切った場
合、について説明する。読み取りスポット光の軌跡a,b,
c,dに対して各々の再生信号を示す。三角で示した部分
が差分復調された結果信号振幅の大きい上位4つを示し
ている。このように差分復調された結果は隣接どちらか
のトラックのアクセスマークに等しいことがわかる。
さらにアクセスマークが6伝送ビットの中に3つと規
定されている性質を利用すれば、クロストークなどで第
6図に四角で示す信号振幅が大きくなり第11伝送ビット
の信号振幅を越えたとしてもアクセスマークの領域内で
は信号振幅の上位3つを取り四角で示すデータと第11伝
送ビットのデータを入れ替えることにより正しいアクセ
スマークを再生することができる。
以上述べたように、本発明ではサンプル周期が従来の
約2割増しと改善し、データ密度、冗長度を変化させず
に、トラック移動速度を従来性能のまま、トラック移動
量の検出分解能が1トラックであり方向検出可能なアク
セスマークを実現できる。さらにトラック間を読み取り
スポット光が走査した場合のトラック読み取り誤差も1
トラック以内にする等読み取り信頼度の向上が実現でき
る。
第2のアクセスパターンの実施例を第12図、第13図に
示す。第12図はサーボマーク16トラックの構成を示す。
第13図は第12図の第3伝送ビットから第8伝送ビットア
クセスマークに挿入されるパターン例をシンボル化して
表現したものである。(1)の右列はアクセスマークと
して6伝送ビットに3つのマークを選ぶ20種類のパター
ンを示す、左列はこれらのパターンを表現するシンボル
である。(2)は隣接トラック間で1伝送ビットの相対
位置変化を規定して得た16トラック繰り返しパターンで
あり、左から右へ隣接トラックへ移る毎にシンボルで表
現された22種類のアクセスマークを示している。さら
に、反転又は逆行して得られるパターンも同一の性質を
持つ。
第3のアクセスパターンの実施例を第14図に示す、第
13図と同様に6伝送ビットのアクセスパターンを16トラ
ックにわたる構成をシンボル化して表現したものであ
る。表現シンボルは第13図の(1)の右列の20種類のパ
ターンと、左列のシンボルに従う。本例は隣接トラック
間で常に間に固定のマークを配置して2伝送ビットの相
対位置変化を許容して得た16トラック繰り返しパターン
であり、8トラック目ごとに8トラックと9トラックの
間を軸とした対称変換を行ないさら第3伝送ビットから
第8伝送ビットまでのマークパターンを第4伝送ビット
と第5伝送ビットの間を軸としてトラック方向で対称変
換した形で構成されている。これらは、左から右へ隣接
トラックへ移る毎にシンボルで表現された159種類のア
クセスマークを示している。さらに、反転又は逆行して
得られるパターンも同一の性質を持つ。
第1の実施例は、第3の実施例と同じくトラック間で
常に間に固定のマークを配置して2から3伝送ビットの
相対位置変化を許容して得た16トラック繰り返しパター
ンであり、8トラックごとに第3伝送ビットから第8伝
送ビットまでのマークパターンが第4伝送ビットと第5
伝送ビットの間を軸としてトラック方向で対称変換した
形で構成されるグループより選んだものである。これら
第1、第2、第3の実施例で示されたアクセスマークは
いずれも第1の実施例で示したものと同等の効果を得ら
れる。
第7図に第1図のディスクを用いる光ディスク記録再
生装置の一実施例を示す。1は光ディスクディスクであ
り、第1の実施例に示す様に予めサンプルマーク3がデ
イスク一面に設けられている。20はスピンドルモータで
あり、光ディスク1を回転させる。21は光学ピックアッ
プであり、レーザ22から照射されたレーザ光をコリメー
トレンズ23、偏光ビームスプリッタ24、4分の1波長板
25、対物レンズ26を通してディスク1の記録面27に集光
する。ディスク1の記録面27から反射された光は、入射
したときと反対方向に進み、偏光ビームスプリッタ24に
より反射されて検出レンズ28により光検出器29上に集光
される。光検出器29は、2つの領域に分割され各領域の
光量差によりフォーカス誤差信号が検出できるように構
成されている。
30は差動増幅回路であり、光検出器29の検出信号の差
信号を増幅する。32はサンプルホールド回路であり、検
出されたフォーカス誤差信号(サンプルマーク中尾部の
鏡面部より非点収差法により検出した値)を検出し保持
する。33は、フォーカスサーボを行うためのサーボ回路
であり、フォーカス方向に対物レンズ26を駆動するアク
チエータ34を動かし、フォーカスサーボをおこなう。
31は増幅回路であり、光検出器29に入射する全光量を
検出する。35は、微分回路とゼロクロス検出回路で構成
されたピーク検出回路であり、増幅回路31で検出された
再生信号から、タイミングピット9に対応する再生信号
のピーク位置を検出する。サーボマークの再生信号のう
ち第1のウォブリングピット7、第2のウォブリングピ
ット8、タイミングピット9の位置は、ディスク一面に
渡って変化せず、トラッッキングサーボをかけない場合
でもつねに一定のパターンで現われる。さらにこれらの
ピット群は一定の周期で現われることから特定でき、ク
ロック再生回路36は、タイミングピット9に対応するピ
ーク信号を用いてPLL(Phase Locked Loop)回路により
110逓倍し、データの記録再生を行うクロックを抽出す
る。サンプルマーク3の周期は、50.1kHz(1800rpm時)
であり、クロック周波数は5,5MHzである。クロック再生
回路36の出力は、ディジタル処理回路37のクロックとし
て利用される。
38は、各シンボルにおける再生信号振幅の最大値より
順に4番目までの振幅を持つ伝送ビットの位置を検出
し、データを復号すると同時にサーボマーク位置からは
先述の変調規則に適合したアクセスマークを検出する、
又アクセスマークの誤りの検出や保護を行う検出復号回
路である。この回路の詳細については、後述する。43
は、D/A変換器であり、41はトラックサーボ回路であ
る。トラッキング誤差信号は、D/A変換器43を通して出
力され、トラッキング方向のアクチエータ42を駆動し対
物レンズ26をトラック方向に微動させ、トラッキングを
行う。
40は、トラック移動量検出回路であり、検出復号回路
38から出力されるアクセスマークのデコード値からトラ
ック移動量およびトラック移動速度と方向を検出する。
44はマイコンで構成される制御回路であり、ドライブ装
置全体の制御だけでなくトラックアクセスも制御する。
トラック移動量検出回路40から出力されるトラック移動
量から現在位置を計算し、D/A変換器48を通してリニア
モータ制御電圧を出力する。46はトラックアクセス用の
リニアモータのサーボ回路であり、リニアモータ制御電
圧にしたがってリニアモータ47を駆動して光ピックアッ
プ21全体をトラック方向に移動させる。
60は半導体レーザ22の駆動回路、49はデータ変調回路
であり、入力された記録データを4/11変調してシリアル
データに変換し、駆動回路60によりレーザ光の強弱信号
に変換し、ディスク1の記録面に熱的な変化を発生させ
て、ピットを形成しデータを記録する。
第9図、第8図を用いて検出復号回路38を説明する。
まず第9図において、再生信号をA/D変換器50により
伝送ピット振幅をディジタルデータとして検出復号回路
38に入力する。ディジタルデータ化された再生信号を差
分回路51に入力する。第8図に差分回路51の構成を示
す。
第8図において、81はA/D変換したデータをチャンネ
ルビット毎にラッチするラッチ回路、82から85は11伝送
ビット中のマーク位置のデータをラッチするラッチ回
路、86はラッチ回路82〜85からの4種類のラッチデータ
の中より最小のデータを比較選択する選択回路、87は選
択回路86の出力とラッチ回路81からの出力を比較する比
較回路88は比較回路87の出力結果によりラッチ回路82〜
85の最小データよりラッチ回路81でラッチしたデータが
大きいと判断したときラッチ回路82〜85のなかで最小デ
ータを保持しているラッチにラッチ回路81のデータを再
ラッチする様に制御するラッチ制御回路、89は11伝送ビ
ットの伝送クロックでカウントしデータ1バイトごとに
同期信号を出力するカウンタ、90はカウンタ89の同期信
号を伝送クロックごとにシフトするシフトレジスタ、91
はラッチ制御回路より出力される4つのラッチ制御信号
によりシフトレジスタ90の出力データをラッチするラッ
チ回路群でそれぞれは11ビット構成である。92はラッチ
回路群91それぞれのラッチデータをオア回路によりエン
コードして11伝送ビットのマーク位置データを得るエン
コード回路、93は1バイトごとにマーク位置データをラ
ッチするラッチ回路である。
この回路構成によれば、A/D変換された伝送ビット信
号は、ラッチ回路81でラッチされ、同データはラッチ回
路82〜85の中の最小値とつねに比較され、ラッチ制御回
路88によりラッチ回路82〜85の内容を伝送クロックごと
に更新し、最終的には1シンボル中の振幅の大きい上位
4つのデータがラッチ回路82〜85に保持される。同時に
カウンタ89からの1シンボル周期の同期信号が伝送クロ
ックごとにシフトされてラッチ回路群91にも同様にして
ラッチ制御回路88により記録され、エンコード回路92ラ
ッチ回路92を介して1シンボル周期でマーク位置データ
を獲得するものである。
第9図に戻り、差分回路51の出力である1シンボルの
うちチャンネルビットの中での信号の振幅値の上位4つ
のマーク値データ、つまりラッチ93の出力が、復号ROM
回路94に入力される。復号ROM回路94は、それら4つの
マーク位置データに基づき、第11図に示す変換規則に従
ってデータを復号し読み取りデータとして出力する。
復号ROM回路94の出力は変換規則に従って復号したデ
ータと入力データが変換規則に従わない(マーク長が4
伝送ピット、等)変調外れパターンが入力されたことを
示すポインタを保護回路96に転送その結果はトラック移
動量検出回路40に供給される。保護回路96の機能を図10
により説明する。101はアクセスマークを含むシンボル
の性質(本例では第3から第8伝送ビット以外は固定パ
ターン)を検出するゲート、100はゲート101の結果とし
てマークの誤りを示す“1"のときにデータの前値保持す
る前値保持回路である。前値保持回路100は前記ポイン
タによっても動作する。
前値保持回路100が動作したことはゲート102を介して
トラック移動量検出回路40に入力し保護回路96のデータ
出力の採否はアクセスの状態により選択される。これら
の保護は単独ないし複合、あるいは誤りの検出のみで用
いることが可能であり、この結果を参照することによっ
てトラック移動量検出回路40に偽の情報を入力して起こ
す誤動作を有効に防ぐことができる。
95はサンプルマーク中のウォブルピット対の各々の振
幅データをA/D変換機51より入力しその差分を計算し次
のサンプルマークまで保持するトラッキング誤差演算回
路、同回路の出力はD/A変換回路43に接続される。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば3.5インチサイズ
の光ディスクにおいて、サンプルサーボ方式の5.25″光
ディスクとほぼ同一の技術が利用でき、従って、ディス
クの記録材料からディスクの製造技術、さらには光学ピ
ックアップや信号処理方法まで共用可能である。データ
の記憶容量は100Mバイト以上あり、かつサーボ特性が向
上しており高い信頼性を実現できる。
特に5.25インチサイズの光ディスクよりもトラック移
動量検出分解能が高くかつ移動方向も検出も可能なアク
セスマークを実現した。これらのマークは信号と同じ変
調を用いることにより回路規模の削減を可能とし変調規
則を利用して誤検出に対する検出保護が容易になる、よ
り高速なアクセスが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の実施例による光学的情報記録
媒体の平面図及び模式図、第3図は本発明の実施例のデ
ータフォーマットの説明図、第4図は従来例に用いられ
るサンプルマークの説明図、第5図は従来例のデータフ
ォーマットの説明図、第6図はアクセス中の光スポット
の移動と再生信号の関係を示した説明図、第7図は本発
明の実施例による光ディスク装置のブロック図、第8
図、第9図、第10図は第7図の実施例のより詳細なブロ
ック図、第11図は4/11変調の変調テーブルの一例を示す
説明図、第12図、第13図、第14図はその他のアクセスマ
ークの例を示す模式図、である。 1……ディスク、2……仮想トラック、3……サンプル
マーク、7、8……ウォブリングピット、9……タイミ
ングピット、11……アクセスマーク、37……ディジタル
処理回路、38……検出復号回路、40……トラック移動量
検出回路、44……制御回路、50……A/D変換器、51……
差分回路、81〜85……ラッチ回路、86……選択回路、89
……ピットカウンタ、90……シフトレジスタ、94……復
号ROM、95……トラッキング誤差演算、96……保護回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 敏裕 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 日立ビデオエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 森 雅志 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 日立ビデオエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−138621(JP,A) 特開 平1−243241(JP,A) 特開 平1−267877(JP,A) 特開 平2−130727(JP,A) 特開 平2−199636(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/00 G11B 7/007 G11B 7/085 G11B 21/08

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク状の光学的記録媒体において、少
    なくとも一個の特定の位置を持ったピットと、トラック
    毎にその構成ピットのうち一個のピット位置が変化する
    少なくとも二個のピット群とから構成される固有のマー
    クを、同心円又はスパイラル状のトラックに沿って等角
    度に離散配置して構成されることを特徴とする光学的情
    報記録媒体。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光学的情報記録媒体に於い
    て、前記特定位置を持ったピットとトラック毎に位置が
    変化するピット群のピット配置が、M個の伝送ビットの
    うちN個のビットにマークを形成し、このN個のビット
    の連続数及びビット間距離に制限を有するM/N記録変調
    方式に従って配置されることを特徴とする光学的情報記
    録媒体。
  3. 【請求項3】請求項1記載の光学的情報記録媒体に於い
    て、記録変調方式に4/11変調(データ転送単位に同期し
    た11個の伝送ビットのうち4ビットにマークを形成する
    変調方式)を用い、前記ピット群の数を3とし特定位置
    を占めるピットのひとつとを合わせた数が4となること
    を特徴とする光学的情報記録媒体。
  4. 【請求項4】請求項2記載の光学的情報記録媒体に於い
    て、記録変調方式に4/11変調を用い、前記ピット群の数
    を3とし、同ピット群が6伝送ビット内に配列され、特
    定位置を占めるピットのひとつとを合わせた数が4とな
    ることを特徴とする光学的情報記録媒体。
  5. 【請求項5】請求項2記載の光学的情報記録媒体に於い
    て、記録変調方式に4/11変調を用い、前記ピット群の数
    を3とし、同ピット群が固定マークの先頭から3番目の
    伝送ビットから始める6伝送ビット内に配列され、特定
    位置を占めるピットのひとつが11番目の伝送ビットに配
    置されることを特徴とする光学的情報記録媒体。
  6. 【請求項6】請求項1記載の光学的情報記録媒体に於い
    て、複数トラックにわたり前記ピット群の各々の構成ピ
    ットのどれか一つのピットがトラックの変化に応じて隣
    接トラック間でその相対位置を1〜3伝送ビット変化し
    周期的に繰り返すよう配置されることを特徴とする光学
    的情報記録媒体。
  7. 【請求項7】請求項6記載の光学的情報記録媒体に於い
    て、複数トラックにわたり前記ピット群を構成する3つ
    のピットのどれか一つのピットがトラックの変化に応じ
    て隣接トラック間でその相対位置を1変化する連続した
    複数トラック群と、2伝送ビット相対位置変化するとき
    に常に隣接伝送ビットに1つの固定ビットを、又は3伝
    送ビット相対位置変化するときに常に隣接伝送ビットに
    互いに隣接する2つの固定ビットをもつ1トラック以上
    のトラック群とが周期的に繰り返すよう配置されること
    を特徴とする光学的情報記録媒体。
  8. 【請求項8】少なくとも一個の特定の位置を持ったピッ
    トと、トラック毎にその構成ピットのうち一個のピット
    位置が変化する少なくとも二個のピット群とから構成さ
    れる固有のマークを、同心円又はスパイラル状のトラッ
    クに沿って等角度に離散配置して構成される光学的情報
    記録媒体を用いる記録再生装置において、ピーク検出回
    路と、クロック再生回路と、ウォブルピット検出回路
    と、トラッキング誤差検出回路と、トラック移動量検出
    回路と、データ復調回路とを備え、前記ピット群の一部
    のマーク位置を前記データ復調回路で検出して同結果を
    もとに前記トラック移動量検出回路で再生位置の相対変
    化を検出することを特徴とする光学的情報記録媒体の記
    録再生装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の記録再生装置に於いて、第
    一の保護回路を備え、前記ピット群と特定の位置を占め
    るピット群の一部のマーク位置を前記データ復調回路で
    検出しデータ変調法則から外れていることを検出した場
    合に、前記トラック移動量検出回路における、データ復
    調回路の出力結果の採否を第一の保護回路により制御す
    ることを特徴とする光学的情報記録媒体の記録再生装
    置。
  10. 【請求項10】請求項8記載の記録再生装置に於いて、
    第二の保護回路を備え、前記ピット群と特定の位置を占
    めるピット群の一部のマーク位置を前記データ復調回路
    で検出した際に特定の位置を占めるピット群の一部のマ
    ーク位置を確認し同ピットの有無により、前記トラック
    移動量検出回路における、データ復調回路の出力結果の
    採否を第二の保護回路により制御することを特徴とする
    光学的情報記録媒体の記録再生装置。
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