JP2795706B2 - 二段噴射式燃料ポンプ - Google Patents

二段噴射式燃料ポンプ

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JP2795706B2 JP1303878A JP30387889A JP2795706B2 JP 2795706 B2 JP2795706 B2 JP 2795706B2 JP 1303878 A JP1303878 A JP 1303878A JP 30387889 A JP30387889 A JP 30387889A JP 2795706 B2 JP2795706 B2 JP 2795706B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、ディーゼル機関における燃料噴射ポンプに
おいて、通常の噴射である主噴射を行う前に、噴射量の
少ないプレ噴射を行うことにより主噴射時の着火を速く
し、燃焼効率を改善し、併せて騒音を低減を図る技術に
関する。
(ロ)従来技術 従来から、二段噴射式燃料ポンプに関する技術は公知
とされているのである。
例えば、実公昭52−37709号公報に記載の技術の如く
である。
該従来技術においては、二段噴射式燃料ポンプにおい
て、プレ噴射の終期と、主噴射の始期を規制する溝の形
状において、プレー噴射の終期を規制する溝始端部と、
主噴射の始期を規制する溝終端部を、傾斜した縁部とす
ることにより、変更可能としているのである。
そして、該構成においてポートの開閉時期を調節する
ことにより、プレ噴射の終期位置と、プレ噴射の始期位
置を変更し、また噴射量の大小も変更可能としているの
である。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、該従来技術においては、プレ噴射の終期と主
噴射の始期の位置の変更は可能であるが、両噴射間の間
歇時期を無くして、間断の無いように連続させたり、両
噴射を重複して行うような調節は不可能だったのであ
る。
本発明は、プレ噴射位置を規制するプレ噴射ポートと
主噴射の位置を規制する主噴射ポートとを連続する連絡
通路を設けることにより、プレ噴射と主噴射を間歇的と
したり、連続的としたり、更にプレ噴射の終期と主噴射
の始期を重複したりすることも可能としたものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該
課題を解決する為の手段を説明する。
プランジャーPに燃料加圧室6と連通するプレ噴射リ
ードL1と、主噴射リードL3を軸方向に互いに離して刻設
し、プランジャーPの燃焼圧送行程中において、プレ噴
射リードL1に連通するプレー噴射ポートP1と、主噴射リ
ードL3に連通する主噴射ポートP2を、プランジャーバレ
ルBの軸方向に互いに離して穿設し、プランジャーPが
プレ噴射ポートP1の開口部から外れて、プレ噴射ポート
P1が閉鎖状態となり、燃料加圧室6を閉鎖することによ
りプレ噴射を開始し、プランジャーPに設けたプレ噴射
リードL1が、プレ噴射ポートP1と連通することによりプ
レ噴射を終了すべく構成し、更にプランジャーが押し込
まれ、プランジャーP連絡通路H2の縁部L2が燃料吸入ポ
ートP3を閉鎖すると主噴射が開始され、主噴射リードL3
が燃料吸入ポートP3に達すると主噴射が終了すべく構成
し、プレ噴射と主噴射の開始時期は一定位置とし、プレ
ー噴射と主噴射の終了時期を、プランジャーPを回動す
ることにより噴射時間を調節可能とし、プレ噴射ポート
P1と主噴射ポートPを互いに連通する連絡通路H1をプラ
ンジャーバレルBに刻設したことを特徴とする二段噴射
式燃料ポンプ。
(ホ)実施例 本発明の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如
くである。次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図は、本発明の二段噴射式燃料ポンプの断面図で
あり、ポンプケースCの内部に、プランジャーバレルB
を嵌挿固定している。
そして、該プランジャーバレルBの内部に上下に油密
状態で摺動可能なプランジャーPを嵌挿している。
該プランジャーPは噴射時期調節レバー5により、プ
ランジャーバレルBの内部で調整角度だけ回動可能とさ
れており、該噴射時期調節レバー5はプランジャーバレ
ルBの外周に遊嵌状態とされている。
そして、該プランジャーPに押圧接当体13が付設さ
れ、該押圧接当体13をカムにより押圧することにより、
戻しバネ12に抗してプランジャーPを押し込み、燃料を
燃料加圧室6において加圧するのである。
該燃料加圧室6内において加圧された燃料はデリベリ
バルブ1を押し開けて吐出され、燃料噴射弁に送油され
る。
以上のような全体構成において、本発明においては、
プランジャーPの外周に、燃料加圧室6の側から順に、
プレ噴射リードL1と、プランジャー連絡通路H2と、主噴
射リードL3を構成したものである。
そして、プランジャーバレルBの側には、プレ噴射ポ
ートP1と主噴射ポートP2が開口されており、主噴射ポー
トP2は燃料吸入ポートP3と連通されている。
そして、プレ噴射ポートP1と主噴射ポートP2を連通す
る連絡通路H1が、プランジャーバレルBの外周ケースC
との間に油密構造として設けられている。
第1図は、プレ噴射ポートP1が閉鎖状態となって、プ
レ噴射が開始する瞬間である。プランジャーPが距離L1
だけ押し込まれて、プレ噴射リードL1がプレ噴射ポート
P1に連通開放されると、燃料加圧室6の燃料は、プラン
ジャー穿設油路H3を介して、プレ噴射リードl1からプレ
噴射ポートP1、連絡通路H1、プランジャー連絡通路H2、
燃料吸入ポートP3を経て外部へ開放され、プレ噴射が終
了する。
更にプランジャーPが押し込まれ、プランジャー連絡
通路H2の縁部L2が燃料吸入ポートP3を閉鎖すると、主噴
射が開始される。
そして、更にプランジャーPが上昇し、主噴射リード
L3が燃料吸入ポートP3に達すると主噴射が終了する。
故に、第1図において、プレー噴射の期間は、プレ噴
射ポートP1が閉鎖した瞬間から、プレ噴射リードL1がプ
レ噴射ポートP1に連通するまでの距離l1である。
次に、プレ噴射と主噴射の間の燃料噴射停止期間は、
プレ噴射の終了した時点から、次に縁部L2により燃料吸
入ポートP3を閉鎖するまでの期間であり、 距離l2−l1 である。
そして、主噴射の噴射期間は、縁部L2により燃料吸入
ポートP3が閉鎖されてから、次に主噴射リードL3により
燃料吸入ポートP3が開放されるまでの期間であるから、 距離l3−l2 の期間である。
また、プレ噴射リードL1は、第1図に示す如く、傾斜
されたリードに構成されており、該プレ噴射リードL1の
プレ噴射ポートP1に対する位置は、噴射時期調節レバー
5によりプランジャーPを回動することにより、0から
自由に選ぶことが出来るのである。これにより距離l1は
0から自由に調節することが出来るのである。
故に、距離l1を0から距離l2まで自由に調節すること
により、プレ噴射と主噴射の間の停止期間である、 距離l2−l1 を自由に0から選択することができ、この調節によ
り、第4図の如く、停止期間を長くして、 距離l2>l1 とすることにより、第4図の如く、間歇期間を得るこ
とが出来る。
また、 距離l2=l1 とすることにより、プレ噴射の終期と主噴射の始期の
間の間隔を無くして、第5図の如くプレ噴射と主噴射を
連続して発生させることも出来るのである。
また、 距離l2<l1 とすることにより、プレ噴射の終期に入る前に、主噴
射の始期を開始することにより、第6図に示す如く、プ
レ噴射の終期と主噴射の始期とを重複することもできる
のである。
また、主噴射リードL3も、第1図に示す如く、傾斜し
たリードにより構成しており、噴射時期調節レバー5に
よりプランジャーPを回動することにより、距離l3を調
節することが出来るのである。
これにより、主噴射の時期と噴射量をも調節すること
が可能であり、これによってもノックの低減や圧力上昇
率の低下による騒音低減や排気エミッションの改善を図
ることが出来るのである。
次に、第2図においては、燃料噴射弁Vと二段噴射式
燃料ポンプを一体的に構成したユニットインジェクタに
於ける実施例が開示されている。
この場合には、プランジャーPの上方位置に戻しバネ
12と押圧接当体13が配置されており、該押圧接当体13の
上部をロッカーアームにより押圧すべく構成している。
その他の構成にいついては、第1図の場合と同じであ
る。
第3図の他の実施例においては、プランジャーP上
の、プランジャー連絡通路H2と、主噴射リードL3とプレ
噴射リードL1の順番を変更し、更にプランジャー連絡通
路H2の他にプランジャー連絡通路H4をも設けている。
そして、プレ噴射ポートP1と主噴射ポートP2と燃料吸
入ポートP3の順番も変更しているが、図面上の距離l1,l
2,l3の相対関係は同じであり、プレ噴射と主噴射の間の
噴射停止間隔が、 距離l2−l1 である点と同じであり、第1図、第2図の実施例と同
様に、第4図、第5図、第6図のようなプレ噴射と主噴
射の相対関係を得ることが出来るのである。
(ヘ)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
第1に、プレ噴射ポートP1と主噴射ポートP2を互いに
連通する連絡通路H1をプランジャーバレルBに刻設した
ことにより、プレ噴射後のプレ噴射ポートP1とプレ噴射
リードL1は、主噴射ポートP2と主噴射リードL3の開閉に
影響を受けて支配されるので、主噴射の開始により、プ
レ噴射の噴射量が決定されることとなる。
これにより、ノックの低減や圧力上昇率の低下による
騒音低減や、排気エミッションの改善を図ることが出来
るのである。
第2に、プレ噴射と主噴射の開始時期は一定位置と
し、プレ噴射と主噴射の終了時期を、プランジャーPを
回動することにより噴射時間を調節可能としたことによ
り、ノックの低減や圧力上昇率の低下による騒音低減
や、排気エミッションの改善を図ることが出来るのであ
る。
第3に、噴射時期調節レバー5によりプランジャーP
を調節回動することにより、 距離l2−l1 を調節することができ、距離l2>l1の場合には、プレ
噴射と主噴射の間に間隔を取ることができ、また距離l2
=l1の場合には、プレ噴射と主噴射の間を連続させるこ
とができ、また距離l2<l1の場合には、プレ噴射の終期
と主噴射の始期を重複することができ、期間の負荷の大
小に応じて噴射状態を変更することにより、ノックを低
減することができ、ΔP/ΔΘの圧力上昇率の低下により
機関騒音を低減することができ、排気エミッションの改
善を全運動期間にわたって現実することが出来るのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の二段噴射式燃料ポンプの断面図、第2
図は該二段噴射式燃料ポンプをユニットインジェクタと
した実施例の断面図、第3図はプランジャーPの他の実
施例を示す断面図、第4図はプレ噴射と主噴射の間に間
歇時間を設けた状態の噴射曲線、第5図はプレ噴射と主
噴射の間を連続状態とした状態の噴射曲線、第6図はプ
レ噴射の終期と主噴射の始期を重複した状態の噴射曲線
である。 P1……プレ噴射ポート P2……主噴射ポート P3……燃焼吸入ポート H1……連絡通路 H2……プランジャー連絡通路 H3……プランジャー穿設油路 L1……プレ噴射リード L2……縁部 L3……主噴射リード P……プランジャー B……プランジャーバレル C……ケース

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プランジャーPに燃料加圧室6と連通する
    プレ噴射リードL1と、主噴射リードL3を軸方向に互いに
    離して刻設し、プランジャーPの燃料圧送行程中におい
    て、プレ噴射リードL1に連通するプレ噴射ポートP1と、
    主噴射リードL3に連通する主噴射ポートP2を、プランジ
    ャーバレルBの軸方向に互いに離して穿設し、プランジ
    ャーPがプレ噴射ポートP1の開口部から外れて、プレ噴
    射ポートP1が閉鎖状態となり、燃料加圧室6を閉鎖する
    ことによりプレ噴射を開始し、プランジャーPに設けた
    プレ噴射リードL1が、プレ噴射ポートP1と連通すること
    によりプレ噴射を終了すべく構成し、更にプランジャー
    Pが押し込まれ、プランジャー連絡通路H2の縁部L2が燃
    料吸入ポートP3を閉鎖すると主噴射が開始され、主噴射
    リードL3が燃料吸入ポートP3に達すると主噴射が終了す
    べく構成し、プレ噴射と主噴射の開始時期は一定位置と
    し、プレ噴射と主噴射の終了時期を、プランジャーPを
    回動することにより噴射時間を調節可能とし、プレ噴射
    ポートP1と主噴射ポートP2を互いに連通する連絡通路H1
    をプランジャーバレルBに刻設したことを特徴とする二
    段噴射式燃料ポンプ。
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JPS59200060A (ja) * 1983-04-28 1984-11-13 Hino Motors Ltd 燃料噴射装置
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