JP2795637B2 - 電子レンジおよびその制御方法 - Google Patents
電子レンジおよびその制御方法Info
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- JP2795637B2 JP2795637B2 JP8191120A JP19112096A JP2795637B2 JP 2795637 B2 JP2795637 B2 JP 2795637B2 JP 8191120 A JP8191120 A JP 8191120A JP 19112096 A JP19112096 A JP 19112096A JP 2795637 B2 JP2795637 B2 JP 2795637B2
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- Japan
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- amount
- reflected
- cooking
- high frequency
- frequency
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24C—DOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
- F24C7/00—Stoves or ranges heated by electric energy
- F24C7/08—Arrangement or mounting of control or safety devices
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/6408—Supports or covers specially adapted for use in microwave heating apparatus
- H05B6/6411—Supports or covers specially adapted for use in microwave heating apparatus the supports being rotated
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジ内で調
理される食品の調理効率を高めるためのものであって、
電子レンジ内で食品が調理される回転皿を上下に移動さ
せて反射波量が最少となる位置で調理動作が行われるよ
うにすることによって、電子レンジの調理の効率を高め
うる制御装置およびその方法に関する。
理される食品の調理効率を高めるためのものであって、
電子レンジ内で食品が調理される回転皿を上下に移動さ
せて反射波量が最少となる位置で調理動作が行われるよ
うにすることによって、電子レンジの調理の効率を高め
うる制御装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子レンジは、高周波を
発生させる高周波発生手段と、前記高周波を伝送させる
導波管と、この導波管から出力された高周波により食品
を調理する調理室とからなる。
発生させる高周波発生手段と、前記高周波を伝送させる
導波管と、この導波管から出力された高周波により食品
を調理する調理室とからなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
構成された上記従来の電子レンジは、高周波の伝送経路
のインピーダンスが固定されていることによって、食品
の量や種類および加熱状態によりインピーダンスが整合
されていなかった。従って、上記調理室の壁面などから
反射される反射波量が多いため、調理の効率が低下して
しまうという問題点があった。そこで、本発明は、上記
種々の問題点を解決するためになされたものであって、
本発明の目的は、調理の効率を良好にできる電子レンジ
およびその制御方法を提供することにある。
構成された上記従来の電子レンジは、高周波の伝送経路
のインピーダンスが固定されていることによって、食品
の量や種類および加熱状態によりインピーダンスが整合
されていなかった。従って、上記調理室の壁面などから
反射される反射波量が多いため、調理の効率が低下して
しまうという問題点があった。そこで、本発明は、上記
種々の問題点を解決するためになされたものであって、
本発明の目的は、調理の効率を良好にできる電子レンジ
およびその制御方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による電子レンジは、マグネトロンと、回転
皿と、該回転皿を上下動させる位置変換手段と、該位置
変換手段の上下動を含む調理作動を制御する制御手段と
を備える電子レンジにおいて、調理室内から反射される
反射高周波量を検出して出力する高周波検出手段をさら
に備え、前記制御手段は、前記高周波検出手段からの信
号を受信して貯蔵する手段と、受信して貯蔵された反射
高周波量を比較する手段とを含み、調理命令が入力され
ると、前記位置変換手段の駆動を制御して前記回転皿を
最低位置から最高位置まで順次上昇させつつ、それぞれ
の位置ごとでの前記高周波検出手段から検出される反射
波量を比較し、反射波量が最少となる位置を設定し、前
記位置変換手段を駆動させて、前記回転皿を反射波量の
最少となる前記位置に移動させて調理過程を行い、その
調理過程が終了されると、前記位置変換手段を駆動して
前記回転皿を最低位置に取り戻らせるようにすることを
特徴とする。また、本発明による電子レンジの調理制御
方法は、調理命令に伴ってマグネトロンを駆動させて飲
食物を加熱調理する電子レンジの調理制御方法におい
て、調理命令が入力されると、マグネトロンの作動を開
始しつつ、回転皿を最低位置から最高位置まで上昇させ
る段階と、上昇される前記回転皿のそれぞれの位置で調
理室内から発生される反射高周波量をセンシングしてそ
の値を貯蔵する段階と、前記回転皿が最高位置まで到達
すると、前記検出され貯蔵されたそれぞれの位置での反
射高周波量を比較し反射高周波量が最少となる位置を判
断する段階と、該段階から判断された反射高周波量が最
少となる位置に前記回転皿を移動して固定させる段階
と、設定された調理時間が終了するまで調理命令にした
がって調理過程を行う段階と、前記調理過程が終了され
た場合、回転皿の位置を最低位置に移動させて固定させ
てから、マグネトロンの動作を停止する段階とからなる
ことを特徴とする。
に、本発明による電子レンジは、マグネトロンと、回転
皿と、該回転皿を上下動させる位置変換手段と、該位置
変換手段の上下動を含む調理作動を制御する制御手段と
を備える電子レンジにおいて、調理室内から反射される
反射高周波量を検出して出力する高周波検出手段をさら
に備え、前記制御手段は、前記高周波検出手段からの信
号を受信して貯蔵する手段と、受信して貯蔵された反射
高周波量を比較する手段とを含み、調理命令が入力され
ると、前記位置変換手段の駆動を制御して前記回転皿を
最低位置から最高位置まで順次上昇させつつ、それぞれ
の位置ごとでの前記高周波検出手段から検出される反射
波量を比較し、反射波量が最少となる位置を設定し、前
記位置変換手段を駆動させて、前記回転皿を反射波量の
最少となる前記位置に移動させて調理過程を行い、その
調理過程が終了されると、前記位置変換手段を駆動して
前記回転皿を最低位置に取り戻らせるようにすることを
特徴とする。また、本発明による電子レンジの調理制御
方法は、調理命令に伴ってマグネトロンを駆動させて飲
食物を加熱調理する電子レンジの調理制御方法におい
て、調理命令が入力されると、マグネトロンの作動を開
始しつつ、回転皿を最低位置から最高位置まで上昇させ
る段階と、上昇される前記回転皿のそれぞれの位置で調
理室内から発生される反射高周波量をセンシングしてそ
の値を貯蔵する段階と、前記回転皿が最高位置まで到達
すると、前記検出され貯蔵されたそれぞれの位置での反
射高周波量を比較し反射高周波量が最少となる位置を判
断する段階と、該段階から判断された反射高周波量が最
少となる位置に前記回転皿を移動して固定させる段階
と、設定された調理時間が終了するまで調理命令にした
がって調理過程を行う段階と、前記調理過程が終了され
た場合、回転皿の位置を最低位置に移動させて固定させ
てから、マグネトロンの動作を停止する段階とからなる
ことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
電子レンジおよびその制御方法について添付図面に沿っ
て詳述する。図1に示すように、食品を調理する調理室
2には食品を回転させる回転皿4が設けられている。上
記回転皿4は、高周波検出手段18から後述する制御手
段へ入力された高周波量によって、上記調理室2から反
射される高周波量が最少となるよう回転皿4の位置を変
化させる位置変換手段6の軸6aに固定されている。
電子レンジおよびその制御方法について添付図面に沿っ
て詳述する。図1に示すように、食品を調理する調理室
2には食品を回転させる回転皿4が設けられている。上
記回転皿4は、高周波検出手段18から後述する制御手
段へ入力された高周波量によって、上記調理室2から反
射される高周波量が最少となるよう回転皿4の位置を変
化させる位置変換手段6の軸6aに固定されている。
【0006】上記調理室2の一側には、制御手段から出
力された制御信号により高周波を発生するマグネトロン
8が設けられている。このマグネトロン8には導波管1
0へ高周波が発生されるようアンテナ12が設けられて
いる。上記導波管10と調理室2との間には、上記導波
管10から出力された高周波が通り抜けるよう通し穴1
6が穿設されている。上記通し穴16内の導波管10に
は、上記調理室2から反射される高周波量を検出する高
周波検出手段18が設けられている。
力された制御信号により高周波を発生するマグネトロン
8が設けられている。このマグネトロン8には導波管1
0へ高周波が発生されるようアンテナ12が設けられて
いる。上記導波管10と調理室2との間には、上記導波
管10から出力された高周波が通り抜けるよう通し穴1
6が穿設されている。上記通し穴16内の導波管10に
は、上記調理室2から反射される高周波量を検出する高
周波検出手段18が設けられている。
【0007】上記高周波検出手段18は、図2,3に示
されたように、上記調理室2から反射された高周波を受
信するアンテナ20と、このアンテナ20から出力され
た高周波を整流して上記調理室2から反射された反射波
量を出力する検波回路22と、この検波回路22から出
力された反射波量に含まれたノイズを消去するフィルタ
回路24と、このフィルタ回路24から出力されたアナ
ログ信号の反射波量をディジタル信号の反射波量に変換
して反射波量を制御手段に出力するアナログ−ディジタ
ル変換器26とからなる。
されたように、上記調理室2から反射された高周波を受
信するアンテナ20と、このアンテナ20から出力され
た高周波を整流して上記調理室2から反射された反射波
量を出力する検波回路22と、この検波回路22から出
力された反射波量に含まれたノイズを消去するフィルタ
回路24と、このフィルタ回路24から出力されたアナ
ログ信号の反射波量をディジタル信号の反射波量に変換
して反射波量を制御手段に出力するアナログ−ディジタ
ル変換器26とからなる。
【0008】上記アンテナ20、検波回路22、および
フィルタ回路24は、上記調理室2から反射された高周
波を受信するよう第2のハウジング28内に設けられて
いる。この第2のハウジング28と上記導波管10との
間には上記調理室2から反射された高周波を上記第2の
ハウジング28内に通させるよう第2の通し穴30が穿
設されている。上記検波回路22は、上記アンテナ20
から高周波を受信できるよう電線32により固定されて
いる。
フィルタ回路24は、上記調理室2から反射された高周
波を受信するよう第2のハウジング28内に設けられて
いる。この第2のハウジング28と上記導波管10との
間には上記調理室2から反射された高周波を上記第2の
ハウジング28内に通させるよう第2の通し穴30が穿
設されている。上記検波回路22は、上記アンテナ20
から高周波を受信できるよう電線32により固定されて
いる。
【0009】図3に示されたように、制御手段34は、
上記高周波検出手段18からセンシングされた反射波量
を段階別に貯蔵してこれを比較して制御命令を発生する
マイクロコンピュータである。電圧供給手段36は、上
記制御手段34に5[V]の直流電圧を供給すべく上記
制御手段34に接続されている。キー入力手段38は、
上記制御手段34にユーザーからの操作命令を入力する
よう上記制御手段34に接続されている。
上記高周波検出手段18からセンシングされた反射波量
を段階別に貯蔵してこれを比較して制御命令を発生する
マイクロコンピュータである。電圧供給手段36は、上
記制御手段34に5[V]の直流電圧を供給すべく上記
制御手段34に接続されている。キー入力手段38は、
上記制御手段34にユーザーからの操作命令を入力する
よう上記制御手段34に接続されている。
【0010】位置変換手段6は、上記制御手段34から
の制御命令によって回転皿4を上下動させるよう上記制
御手段34に接続されている。高周波発生手段42は、
上記制御手段34から制御信号を受信して上記マグネト
ロン8に高電圧を印加するマグネトロン駆動回路44
と、このマグネトロン駆動回路44から高電圧をうけて
高周波を発生する上記マグネトロン8とからなる。表示
手段46は、上記制御手段34から表示信号を受信して
調理状態を表わすよう上記制御手段34に接続されてい
る。
の制御命令によって回転皿4を上下動させるよう上記制
御手段34に接続されている。高周波発生手段42は、
上記制御手段34から制御信号を受信して上記マグネト
ロン8に高電圧を印加するマグネトロン駆動回路44
と、このマグネトロン駆動回路44から高電圧をうけて
高周波を発生する上記マグネトロン8とからなる。表示
手段46は、上記制御手段34から表示信号を受信して
調理状態を表わすよう上記制御手段34に接続されてい
る。
【0011】以下、上記のように構成された本発明の一
実施形態による電子レンジと関連づけて本発明の一実施
形態による電子レンジの制御方法について図4を参照し
て述べる。ユーザーは図示のないドアを開けて上記回転
皿4に食品を載上させる。次に、ドアを閉じて上記キー
入力手段38に調理メニューおよび調理時間の操作命令
を入力する。次いで、上記キー入力手段38から上記制
御手段34へ操作命令が出力されると、この制御手段3
4に上記調理メニューおよび調理時間が記憶される。次
いで、ユーザーが上記キー入力手段38に備えられてい
る調理開始ボタンを押すと、上記キー入力手段38から
上記制御手段34に調理開始命令が出力される。
実施形態による電子レンジと関連づけて本発明の一実施
形態による電子レンジの制御方法について図4を参照し
て述べる。ユーザーは図示のないドアを開けて上記回転
皿4に食品を載上させる。次に、ドアを閉じて上記キー
入力手段38に調理メニューおよび調理時間の操作命令
を入力する。次いで、上記キー入力手段38から上記制
御手段34へ操作命令が出力されると、この制御手段3
4に上記調理メニューおよび調理時間が記憶される。次
いで、ユーザーが上記キー入力手段38に備えられてい
る調理開始ボタンを押すと、上記キー入力手段38から
上記制御手段34に調理開始命令が出力される。
【0012】次に、上記制御手段34から上記マグネト
ロン駆動回路44に制御信号が出力され、ついで上記マ
グネトロン駆動回路44から上記マグネトロン8に40
00[V]の直流電圧が出力される。次に、上記マグネ
トロン8のアンテナ12から高周波が出力されると、上
記マグネトロン8のアンテナ12から出力された高周波
は上記導波管10および上記通し穴16を通り抜けて調
理室2内に照射され、上記回転皿4に載上されている食
品が調理される。とともに、上記制御手段34から上記
位置変換手段6に制御信号が出力されると、上記位置変
換手段6が駆動されて上記回転皿4は下降する。つい
で、上記回転皿4は図1の実線のように上記制御手段3
4にあらかじめ設定された最低位置(0段階)に固定さ
れる。
ロン駆動回路44に制御信号が出力され、ついで上記マ
グネトロン駆動回路44から上記マグネトロン8に40
00[V]の直流電圧が出力される。次に、上記マグネ
トロン8のアンテナ12から高周波が出力されると、上
記マグネトロン8のアンテナ12から出力された高周波
は上記導波管10および上記通し穴16を通り抜けて調
理室2内に照射され、上記回転皿4に載上されている食
品が調理される。とともに、上記制御手段34から上記
位置変換手段6に制御信号が出力されると、上記位置変
換手段6が駆動されて上記回転皿4は下降する。つい
で、上記回転皿4は図1の実線のように上記制御手段3
4にあらかじめ設定された最低位置(0段階)に固定さ
れる。
【0013】ステップS1では上記調理室2から反射さ
れた高周波(反射波)は上記通し穴16を通り抜けて導
波管10内に入りこむ。ついで、上記反射波は上記高周
波検出手段18の第2の通し穴30を通り抜けて上記ア
ンテナ20に受信されると、このアンテナ20から上記
検波回路22に高周波が出力される。次に、上記検波回
路22から上記フィルタ回路24に整流された反射波量
が出力される。ついで、上記フィルタ回路24から上記
反射波量に含まれたノイズが消去された後、上記フィル
タ回路24から上記アナログ−ディジタル変換器26に
反射波量が出力される。つぎに、上記アナログ−ディジ
タル変換器26から上記制御手段34に反射波量が出力
されると、検出された反射波量は回転皿4の位置を1段
階ずつ増加させつつ制御手段34のメモリに貯蔵される
ようになる。
れた高周波(反射波)は上記通し穴16を通り抜けて導
波管10内に入りこむ。ついで、上記反射波は上記高周
波検出手段18の第2の通し穴30を通り抜けて上記ア
ンテナ20に受信されると、このアンテナ20から上記
検波回路22に高周波が出力される。次に、上記検波回
路22から上記フィルタ回路24に整流された反射波量
が出力される。ついで、上記フィルタ回路24から上記
反射波量に含まれたノイズが消去された後、上記フィル
タ回路24から上記アナログ−ディジタル変換器26に
反射波量が出力される。つぎに、上記アナログ−ディジ
タル変換器26から上記制御手段34に反射波量が出力
されると、検出された反射波量は回転皿4の位置を1段
階ずつ増加させつつ制御手段34のメモリに貯蔵される
ようになる。
【0014】次に、ステップS2で上記制御手段34は
回転皿4の位置が制御手段34にあらかじめ設定された
最高位置(N段階)であるか否かを判別する。ここでN
は、たとえば、10である。その判別結果が、図1中に
示された一点鎖線のように、上記回転皿4の位置が上記
制御手段34にあらかじめ設定された最高位置(N段
階)と判別された場合(YESのとき)には、ステップ
S31に進む。ステップS31で上記制御手段34は、
上記調理室2から反射された高周波量の最少の位置を決
定する。
回転皿4の位置が制御手段34にあらかじめ設定された
最高位置(N段階)であるか否かを判別する。ここでN
は、たとえば、10である。その判別結果が、図1中に
示された一点鎖線のように、上記回転皿4の位置が上記
制御手段34にあらかじめ設定された最高位置(N段
階)と判別された場合(YESのとき)には、ステップ
S31に進む。ステップS31で上記制御手段34は、
上記調理室2から反射された高周波量の最少の位置を決
定する。
【0015】次に、ステップS32で上記制御手段34
から上記位置変換手段6に制御信号が出力される。この
位置変換手段6が駆動されて回転皿4が下降する。つい
で、上記回転皿4は上記調理室2から反射された高周波
量が最少の位置で固定される。つぎに、ステップS4で
上記制御手段34は調理時間が経過したか否かを判別
し、その結果調理時間が経過したと判別した場合には、
ステップS5に進む。
から上記位置変換手段6に制御信号が出力される。この
位置変換手段6が駆動されて回転皿4が下降する。つい
で、上記回転皿4は上記調理室2から反射された高周波
量が最少の位置で固定される。つぎに、ステップS4で
上記制御手段34は調理時間が経過したか否かを判別
し、その結果調理時間が経過したと判別した場合には、
ステップS5に進む。
【0016】ステップS5では、上記制御手段34から
上記位置変換手段6に制御信号が出力され、この位置変
換手段6が駆動されて上記回転皿4が下降する。つい
で、この回転皿4は上記制御手段34にあらかじめ設定
された最低位置(0段階)に固定される。つぎに、上記
制御手段34から上記マグネトロン駆動回路44に制御
信号が出力されると、このマグネトロン駆動回路44か
ら上記マグネトロン8に電圧が印加されない。ついで、
上記マグネトロン8の動作が停止し調理動作が終わるよ
うになる。
上記位置変換手段6に制御信号が出力され、この位置変
換手段6が駆動されて上記回転皿4が下降する。つい
で、この回転皿4は上記制御手段34にあらかじめ設定
された最低位置(0段階)に固定される。つぎに、上記
制御手段34から上記マグネトロン駆動回路44に制御
信号が出力されると、このマグネトロン駆動回路44か
ら上記マグネトロン8に電圧が印加されない。ついで、
上記マグネトロン8の動作が停止し調理動作が終わるよ
うになる。
【0017】一方、上記ステップS2で上記回転皿4の
位置が上記制御手段34にあらかじめ設定された最高位
置(N段階)でないと判別された場合(NOのとき)に
は、ステップS6に進む。ステップS6では上記制御手
段34から上記位置変換手段6に制御信号が出力され、
上記位置変換手段6が駆動されて上記回転皿4が上記制
御手段34にあらかじめ設定された設定位置(1段階)
だけ上昇する。つぎに、上記ステップS1に進んで上記
調理室2から反射された反射波量を段階別に検出してこ
れを貯蔵する。
位置が上記制御手段34にあらかじめ設定された最高位
置(N段階)でないと判別された場合(NOのとき)に
は、ステップS6に進む。ステップS6では上記制御手
段34から上記位置変換手段6に制御信号が出力され、
上記位置変換手段6が駆動されて上記回転皿4が上記制
御手段34にあらかじめ設定された設定位置(1段階)
だけ上昇する。つぎに、上記ステップS1に進んで上記
調理室2から反射された反射波量を段階別に検出してこ
れを貯蔵する。
【0018】一方、上記ステップS4で調理時間が経過
していないと判別された場合、つまり、調理過程中の場
合は、反射波量が変化したか否かを判別するためにステ
ップS7に進む。ステップS7では、上記調理室2から
反射された高周波量が変化したか否かが判別される。そ
の判別結果、上記調理室2から反射された高周波量が変
化したと判別された場合には、回転皿4を最低位置(0
段階)の位置にした後、上述したように、上記回転皿4
を上記制御手段34にあらかじめ設定された最低位置か
ら最高位置まで変換させて反射波量が最少の位置を決め
る。
していないと判別された場合、つまり、調理過程中の場
合は、反射波量が変化したか否かを判別するためにステ
ップS7に進む。ステップS7では、上記調理室2から
反射された高周波量が変化したか否かが判別される。そ
の判別結果、上記調理室2から反射された高周波量が変
化したと判別された場合には、回転皿4を最低位置(0
段階)の位置にした後、上述したように、上記回転皿4
を上記制御手段34にあらかじめ設定された最低位置か
ら最高位置まで変換させて反射波量が最少の位置を決め
る。
【0019】一方、ステップS7において、上記調理室
2から反射された高周波量が変化していないと判別され
た場合には、上記ステップS4に進んで上記調理室2か
ら反射された高周波量が最少の位置に上記回転皿4をつ
づけて固定しつつ調理時間が経過したか否かを判別す
る。
2から反射された高周波量が変化していないと判別され
た場合には、上記ステップS4に進んで上記調理室2か
ら反射された高周波量が最少の位置に上記回転皿4をつ
づけて固定しつつ調理時間が経過したか否かを判別す
る。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、調理中に食品の量、種類、および加熱状態によって
回転皿の位置を調整して高周波の伝送経路のインピーダ
ンスを変化させ、電子レンジ内で発生する反射波量を最
少化することによって、調理効率の向上が図れるという
極めて優れた効果がある。
ば、調理中に食品の量、種類、および加熱状態によって
回転皿の位置を調整して高周波の伝送経路のインピーダ
ンスを変化させ、電子レンジ内で発生する反射波量を最
少化することによって、調理効率の向上が図れるという
極めて優れた効果がある。
【図1】本発明の一実施形態による電子レンジの断面図
である。
である。
【図2】図1に示す電子レンジにおける高周波検出手段
の拡大図である。
の拡大図である。
【図3】本発明の一実施形態による電子レンジの制御回
路を示すブロック図である。
路を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態による電子レンジの制御方
法を示すフローチャートである。
法を示すフローチャートである。
2 調理室 4 回転皿 6 位置変換手段 18 高周波検波手段 20 アンテナ 22 検波回路 24 フィルタ回路 26 アナログ−ディジタル変換器 34 制御手段
Claims (4)
- 【請求項1】 マグネトロンと、回転皿と、該回転皿を
上下動させる位置変換手段と、該位置変換手段の上下動
を含む調理作動を制御する制御手段とを備える電子レン
ジにおいて、 調理室内から反射される反射高周波量を検出して出力す
る高周波検出手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記高周波検出手段からの信号を受信
して貯蔵する手段と、受信して貯蔵された反射高周波量
を比較する手段とを含み、調理命令が入力されると、前
記位置変換手段の駆動を制御して前記回転皿を最低位置
から最高位置まで順次上昇させつつ、それぞれの位置ご
とでの前記高周波検出手段から検出される反射波量を比
較し、反射波量が最少となる位置を設定し、前記位置変
換手段を駆動させて、前記回転皿を反射波量の最少とな
る前記位置に移動させて調理過程を行い、その調理過程
が終了されると、前記位置変換手段を駆動して前記回転
皿を最低位置に取り戻らせるようにする ことを特徴とす
る電子レンジ。 - 【請求項2】 前記高周波検出手段は、 前記調理室から反射された高周波を受信するアンテナ
と、 前記アンテナから出力された高周波を整流して前記調理
室から反射された反射波量を出力する検波回路と、 前記検波回路から出力された反射波量に含まれたノイズ
を消去するフィルタ回路と、 前記フィルタ回路から出力されたアナログ信号の反射波
量をディジタル信号の反射波量に変換して反射波量を前
記制御手段に出力するアナログ−ディジタル変換器とを
具備することを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。 - 【請求項3】 調理命令に伴ってマグネトロンを駆動さ
せて飲食物を加熱調理する電子レンジの調理制御方法に
おいて、 調理命令が入力されると、マグネトロンの作動を開始し
つつ、回転皿を最低位置から最高位置まで上昇させる段
階と、 上昇される前記回転皿のそれぞれの位置で調理室内から
発生される反射高周波 量をセンシングしてその値を貯蔵
する段階と、 前記回転皿が最高位置まで到達すると、前記検出され貯
蔵されたそれぞれの位置での反射高周波量を比較し反射
高周波量が最少となる位置を判断する段階と、 該段階から判断された反射高周波量が最少となる位置に
前記回転皿を移動して固定させる段階と、 設定された調理時間が終了するまで調理命令にしたがっ
て調理過程を行う段階と、 前記調理過程が終了された場合、回転皿の位置を最低位
置に移動させて固定させてから、マグネトロンの動作を
停止する段階とからなる ことを特徴とする電子レンジの
調理制御方法。 - 【請求項4】 前記調理過程が実行中にある場合、反射
高周波量の変化を検出する段階と、 前記変化検出段階で反射高周波量に変化が生じたことが
検出されると、調理過程の進行中、回転皿を最低位置か
ら最高位置まで移動させつつ、反射高周波量が最少とな
る位置を検出してから、その位置に前記回転皿を固定さ
せて調理過程を繰り返し進行させる段階とを さらに含む
ことを特徴とする請求項3記載の電子レンジの調理制御
方法。
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