JP2795421B2 - N−アシルジペプチド、その製造方法及びそれを含有する製薬組成物 - Google Patents
N−アシルジペプチド、その製造方法及びそれを含有する製薬組成物Info
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Description
新規なN-アシルジペプチド、その製造方法及びそれを含
有する製薬組成物に関する。この新規なN-アシルジペプ
チドはイミノモジュレーター(免疫調節、immunomodula
tory)活性及び抗腫瘍活性を有する。
活性とを有し、免疫処理系に選択的な作用があって副作
用の出来るだけ少ない新規医薬に対する必要性は絶えず
存在している。最近、生物学的活性を有するペプチドは
この分野で有用性を増大しつつあった。
erによるMed. Res. Rev. (1984) 4,111 ; G. Baschang
によるTetrahedron (1989), 22, 6331]は免疫系に治療
上有用性のある作用を有する微生物細胞壁の構成成分で
ある。しかしながらムラミルペプチドの合成はきわめて
厳しく、多段階による製造を必要とし、経費のかゝる方
法である[P. Lefrancier 及びE. LedererによるFortsc
hr. Chemie Org.Naturstoffe (1981), 40, 1 ]。
グルタミン(ムラミルジペプチド、MDP)は免疫調節
活性を有する細菌細胞壁の最小必須構成成分である。し
かしながらMDPには若干の副作用があり例えば顕著な
発熱活性と傾眠(somnogenous)活性とを有し且つまた急
性関節炎とアナフィラキシー(過敏)反応とを生起して
しまう。
S. Okada, S. Yanischi, K. Hemmi, J. Mori, H. Sena
h, J. Mine, M. HashimotoによるJ. Med. Chem. (198
2), 25, 335#は、MDPの免疫調節特性と同様な免疫調
節特性を有する種々のテトラペプチド[ラクチル−L-ア
ラニル−D-イソグルタミル−D,L-ジアミノピメリルグリ
シン及びN-ラウロイル−L-アラニル−D-イソグルタミル
−L,L-ジアミノピメリルグリシン]を単離且つ合成し
た。
Zenk によるChem. Phys. Lipids(1990), 53, 347]は部
分的なMDP構造を有する重合体状小胞用の単量体とし
てN-(11-メタクロイルアミノ−ウンデカノイル)-L-アラ
ニル−D-イソグルタミン及び 2-[2-(11-メタクロイルア
ミノ−ウンデカノイル)アミノエトキシ]プロパノイル
−L-アラニル−D-イソグルタミンの合成を記載してい
る。
れており[J. Danklmaier 及びH.Honig によるLiebigs
Ann. Chem. (1990), 145]、こゝでは研究者らは免疫調
節活性を有する N-{2-[2-(アシルアミノ)-1-メチル−エ
トキシ]プロパノイル}-L-アラニル−D-イソグルタミン
化合物の合成に目を向けていた。
は免疫調節活性及び抗腫瘍活性を有する、次式(I) 〔式中Rは次式: (但し R4 は水素又は非対称中心上でR又はS立体配置
(R又はS形)を有するC1-8 のアルキル基であり、Y
は-CO-、 -COO-、 -OCO-、-CONH-、-NHCO-、-NHCONH-、
-SO-、 -SO2 - 又は-CS-であるか又はZが水素以外であ
るならばYは-CH2 - 、-O- 、-S- であり、mは0又は
1〜6の整数であり、nは0又は 1〜12の整数であり、
Zは水素、残基 -NH-X-R5 、次式 の5員、6員又は7員のラクタム又は次式 の環状イミドであり、但しXは-CO-、-CONH-、-CS-、-C
SNH-、-SO-、 -SO2 - 又は であり、 R5 は C2-10の直鎖又は分枝鎖アルキル、随意
に置換されたアリール、アダマンチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチ
ル基であり、oは3、4又は5である)の残基を表わ
し; R1 は非対称中心上にS又はR立体配置を有する -CH3
を表わし; R2 は -CO-A基 (但しAは-O-R6 又は -NH-R7 基であり、 R6 は水素、
C1-12の直鎖又は分枝鎖アルキル又は随意に置換された
アリール基であり、 R7 は水素又は C1-12の直鎖又は分
枝鎖アルキル基である)を表わし; R3 は-(CH2 )2 -CO-W 基 (但しWは-O-R8 又は -NH-R9 基であり、 R8 は水素又
は C1-16の直鎖又は分枝鎖アルキルであり、 R9 は水
素、非対称中心上にR立体配置を有する C1-20の直鎖又
は分枝鎖アルキル、アダマンチル、シクロペンチル、シ
クロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチル基で
ある)を表わす〕を有する新規なN-アシルジペプチド並
びにそれらの同族体及び製薬上許容できるそれらの塩及
びこれらを含有する製薬組成物に関する。本発明はまた
前記式(I)のN-アシルジペプチドの製造方法にも関
し、該方法は同様なペプチド又はその誘導体を合成する
既知の方法と比較すると、かなり短期間であり、より簡
単で、より経済的である。
は次の反応即ち (a)次式(II) R−COOH II (式中Rは前記に定義した如くである)のカルボン酸を
次式(III) (式中 R1 , R2 及び R3 は前記に定義した如くであ
る)のジペプチド又はその同族体と反応させるか、又は (b)次式(IV) R−CO−Cl IV (式中Rは前記に定義した如くである)の酸クロライド
を次式(III) (式中 R1 , R2 及び R3 は以下に定義した如くであ
る)のジペプチド又はその同族体と反応させるか、又は (c)次式(II) R−COOH II (式中Rは前記に定義した如くである)のカルボン酸を
次式(V) (式中 R1 は以下に定義した如くであり、 R10は-COO-R
11又は-COO- B+ 基であり、但し R11は水素、 C1-6 ア
ルキル又はベンジル基であり、 B+ はアルカリ又はアル
カリ土類金属カチオン又は第4級アンモニウム基であ
る)のアミノ酸と反応させて次式(VI) (式中R及び R1 は前記に定義した如くである)の化合
物とさせ、これを続いて次式(VII) (式中 R2 及び R3 は前記に定義した如くである)のア
ミノ酸と反応させて式(I)の化合物にするか、又は (d) 次式(IV) R−CO−C1 IV (式中Rは前記に定義した如くである)の酸クロライド
を次式(V) (式中 R1 は前記に定義した如くであり、 R10は前述の
意義を有する)のアミノ酸と反応させて次式(VI) (式中R及び R1 は前記に定義した如くである)の化合
物とさせ、続いてこれを次式(VII) (式中 R2 及び R3 は前記に定義した如くである)のア
ミノ酸と反応させて式(I)の化合物にし、しかる後に
前記式(III) 及び(VII) 中の R2 及び R3 がそれぞれ-C
OO-CH2 -C6 H 5 又は-(CH 2 ) 2 -COO- CH 2 -C 6 H 5 基
を表わし且つ前記式(V)中の R10が -COO-CH 2 -C 6 H
5 基を表わす場合には、保護ベンジル基を水添により除
去し、前記式(V)中の R10が -COOR11基(但し R11は
C1-6 アルキル基である)を表わす場合にはアルキル基
を加水分解により除去することにより製造される。
ペプチドとの反応、前記式(II)のカルボン酸と式
(V)のアミノ酸との反応及び前記式(VI)の化合物と
式(VII)の化合物との反応は、ジフェニルホスホリルア
ジド、ジシクロヘキシルカルボジイミド又はイソブチル
クロロホルメートの如きペプチド結合の生成に通常の試
薬を用いて−10℃〜25℃の温度でN,N-ジメチルホルムア
ミド、テトラヒドロフラン又は1,4-ジオキサンの如き極
性非プロトン溶剤中で実施する。
アミノ酸との反応は水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム又は酸化マグネシウムの存在下
に水中で実施するかあるいは0℃〜20℃の温度でトリエ
チルアミン、ピリジン又はN-エチルモルホリンの如き有
機塩基の存在下にクロロホルム、ジクロロメタン、N,N-
ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン又は1,4-ジ
オキサンの如き有機溶剤中で実施する。
ジペプチド又はその同族体との反応は0℃〜20℃の温度
でトリエチルアミン、ピリジン又はn-エチルモルホリン
の如き有機塩基の存在下にクロロホルム、ジクロルメタ
ン、N,N-ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン又
は1,4-ジオキサンの如き有機溶剤中で実施する。
はPd/C触媒上で常圧、室温で水素添加により除去され
る。 R10基中の保護アルキル基 R11は0℃〜40℃の温度
でNaOH又は KOHを用いてジオキサン/水又はエタノール
/水の混合物中で加水分解により除去される。
記載された諸方法により製造され、例えば前記式(II)
の化合物はS. Hunig, E. Lucke及びE. BenzingによるCh
em.Ber (1958), 91, 129; F. P. Prout及びJ. Casonに
よるJ. Org, Chem. (1949),14, 132; G. Nefkens, G. T
esser及びR. Nivard によるRecueli (1960), 79,249;
C. R. McArthur, P. M. Worster, J. L. Jiang 及びC.
C. LenznoffによるCan. J. Chem. (1982), 60, 1836に
より記載された方法で製造され;第2のアミノ酸として
L-アラニル−D-イソグルタミンγ−ベンジルエステル塩
酸塩及びD-イソグルタミンγ−ベンジルエステルを有す
る類縁のジペプチドはP. Lefrancier及びE. Bricas に
よるBull. Soc. Chim. Biol. (1967), 49, 1257 に記載
された方法により製造される。
ansformation) 1.4 腹腔内マクロファージの賦活化 1.5 Bリンパ球の成熟を評価するため溶血プラークの
測定 2.抗腫瘍活性 3.発熱活性 4.毒 性
RI種のマイスについて実施した。
に先ず腹腔内注射によりブリューワー社のチオグリコレ
ート培地(medium)を投与し、続いて6時間後にそれぞ
れ25μg、 2.5μg 及び0.25μg のN-アセチル−ムラミ
ル−L-アラニル−D-イソグルタミン(ムラミルジペプチ
ド、MDP)又はN-(7−オキソオクタノイル)-L-アラニ
ル−D-イソグルタミン(化合物1、実施例19)を含有す
る溶液 0.5mlを注射して投与した。等量の投薬量を2日
目及び3日目に供試動物に投与した。4日目に供試動物
を屠殺し、脾臓及び腹腔内マクロファージを単離した。
定 単離した脾臓のリンパ球に、それぞれフルオレスセイン
(fluorescein)イソチオシアネート標識した殺マウス
(antimouse)抗体(Bリンパ球の測定用)及びアンチ−
Thy 1 単クローン抗体(Tリンパ球の測定用)を添加し
た。反応の進行及びRPMI 1640 培地(Gibco 社)でのゆ
すぎ後に、螢光顕微鏡によってリンパ球を計数した。
も脾臓B-リンパ球の個数もT-リンパ球の個数も統計上有
意な程度にまでは変化しなかった。
チオグリコレート培地で励起してから3日後に測定し
た。細胞を氷冷RPMI 1640 培地に懸濁させ、これにトリ
パンブルーを添加し、ノイバウアー室で計数した。腹腔
マクロファージの個数はムラミルジペプチドによっても
化合物1によっても統計上有意な程度にまでは変化しな
かった。
/mlの濃度で調製し、これに10%の子牛胎児血清(FCS)
(Sera-Lab社)と、1mlの200mM L-グルタミン溶液と、1
00 mlの完全な培地につき1mlの抗生物質溶液(100U/ml
のペニシリン及び100μg/mlのストレプトマイシン)と
を添加した。微小滴定板(Tグレード、Nunc社)の各々
の平坦な底部くぼみに 100μl の細胞懸濁物を分布させ
た。細胞は16,8及び4μg/mlのそれぞれの濃度でコン
カナバリンA(コンA)(Pharmacia社)を添加すること
により試験管内で励起させた。対照のリンパ球培養物は
基本培地のみで生育させた。次いで細胞を37℃、5%CO
2 及び95%湿度で2日間反応させ、続いてトリチウム標
識したチミジンを添加した。16時間後に、試料をβ−カ
ウンターでの測定のため調製した。結果は供試動物の対
照群についての配合指数(incorporation index)として
表わした。
究すると、ムラミルジペプチドはTリンパ球の幼若活性
に影響しなかったが、25μgの投与量での化合物1は約
70%(p<0.05)についてこの幼若活性を統計上有意な程
に増大したことを示した。
たリンパ球の幼若化能力へのムラミルジペプチド(MDP)
及び化合物1の生体内免疫調節作用 MDPと比較した時には、化合物1は25μgの投与量で
T-リンパ球において統計上より大きな(p<0.05)免疫調
節作用を示した。
だ。赤血球の細胞溶解は0.2%NaClで行なった。残りの
細胞は4℃、1500 rpmで5分間冷却した遠心機中で氷冷
RPMI 1640 培地で2回洗浄した。細胞を再懸濁させ、そ
の濃度を 1.5×106 /mlに調節した。細胞懸濁物を微小
滴定板(T-グレード、Nunc社)の平坦な底部くぼみに分
散させた。37℃、5%CO2 及び95%湿度で2時間反応さ
せた後に、くぼみを加温RPMI 1640 培地でゆすぎ、接着
しているマクロファージを試験に使用した。
でHBSS(ハンクの平衡した塩溶液)中の160 μM フェリ
シトクロムC溶液100 μl 又は200 nMホルボールミリス
テートアセテート(PMA,Sigma 社)溶液中のフェリシト
クロムC 100μl 又はフェリシトクロムC、PMA及び
340単位/mlのスーパーオキシドジスムターゼ(SOD,Si
gma 社)100 μl で被覆し、フェリシトクロムCはそれ
ぞれスーパーオキシドイオン(空試験)でシトクロムC
の還元を特異的に抑制する。37℃、5%CO2 及び95%湿
度で90分間反応させた後に、吸光度を570 nmの波長で測
定した。
れ、供試試料と空試験(blank)との吸光度の差異として
表2に示す。マクロファージ賦活化の研究では、ムラミ
ルジペプチドは全て3種の投与量で約 120%(p<0.01)
だけマクロファージ活性を増大させたが、化合物1は0.
25μgの投与量ではマクロファージ活性を増大させず
2.5μg及び25μgの投与量ではマクロファージ活性は
それぞれ40%(p<0.05)及び90%(p<0.001)だけ増大し
たことを示した。化合物1については免疫調節効果は投
与量依存性であった。
ロファージ賦活化の後には、マクロファージ活性は両者
の場合全て3種の投与量で増大した。ムラミルジペプチ
ドの場合には、マクロファージ活性は最低投与量で最も
増大し即ち約 160%(p<0.01)だけ増大し、 2.5μg 及
び25μg の投与量ではマクロファージ活性は約 115%(p
<0.001)だけ増大したに過ぎない。化合物1を用いると
マクロファージ活性は増大している投与量と共に増加し
た。0.25μg の投与量では免疫調節効果は約50%(p>0.
05)だけ増大し、 2.5μg の投与量では約60%(p<0.0
5)だけ増大し、25μgの投与量では約 120%(p<0.00
1)だけそれぞれ増大した。
の投与量では、ムラミルジペプチド及び化合物1によっ
て達成されるそれぞれのマクロファージ賦活化の間には
統計上有意な差異(p>0.05)は見られなかった。
(PMA) での追加の試験管内励 起なしにマクロファージ賦活化におけるムラミルジペプ
チド(MDP)及び化合物1の生体内免疫調節作用
(PMA) で追加的に試験管内励起 しながらマクロファージ賦活化におけるムラミルジペプ
チド(MDP)及び化合物1の生体内免疫調節作用
プラークの測定 生理塩水中の羊の赤血球の1%懸濁物(Institute of M
icrobiology, Facultyof Medicine)を免疫感作に使用
した。先ず個々のマイスにこの懸濁物 0.2mlを腹腔内注
射により投与し、続いて翌日に供試物質 0.1ml(1μl/
マウス)を投与した。免疫感作は羊の赤血球を投与して
から5日目に完了し、マイスを屠殺した。
プトマイシン及び炭酸ナトリウムを添加しながらパーカ
ー(Parker)199 メジウム(Medium)中で均質化した(Torl
ak,ユーゴスラビア)。リンパ球をフィコル(Ficol)分
離培地(Pharmacia社)上に分離した。パーカー199 培地
で繰返しゆすいだ後に、10%の子牛胎児血清及びストレ
プトマイシンを添加しながら RPMI 1640栄養培地に再懸
濁させた。50μl の細胞懸濁物に、 450μl のトリパン
ブルーを添加し、細胞をノイバウアー室で計数した。細
胞懸濁物1ml当りのリンパ球の個数を算出した。 100μ
l の希釈した細胞懸濁物に、 200μl の RPMI 1640栄養
培地、50μl の羊赤血球の10%懸濁液及び50μl モルモ
ット補体(Institute of Microbiology, Faculty of Me
dicine)を添加した。反応混合物(RM)をスライド板上
の調製室中に装入し、該室を白ロウで密封し、37℃で60
分間反応させた。反応の完了後に、プラークを顕微鏡で
計数した。
等式により算出した; 1μg/マウスの投与量では、化合物1は86±12.7(n=8)
からそれぞれ 170±39.9(n=8)及び 245±75.5(n=7)へ
とプラークの個数の有意な増加(p<0.05)を生起した。
数値は として記録した(n=試料の個数)。
tute Rudjer Boskovic社)について実施した。同じ実験
で使用した全てのマイスは同じ性別及び年令を有した。
フィブロザルコーマSA-1を実験腫瘍のモデルとして用い
た。腫瘍細胞は同系A/J マウスの腹水形のSA-1腫瘍から
得られた。これらの腫瘍細胞を5×105 個の生腫瘍細胞
の皮下注射によりマイスの背中側方に(dorsilaterall
y)移植した。試験は腫瘍が35mm3 の容量にまで生長し
た後に開始した。供試物質は 2.5μg又は25μgの投与
量で連続5日間腹腔内注射した。腫瘍の生長は腫瘍の直
径及び厚みを測定することにより監視した。腫瘍の容量
は式 0.523×a×b×c(但しa,b及びcは腫瘍の直
径である)により算出した。
50mm3 の容量に達するに要した時間から対照群の腫瘍の
生長の関連時間を差引くことにより得られた。
は 2.5μg の投与量(p<0.002)且つ25μg の投与量(p<
0.05)で中程度であり且つ統計上有意であった。しかし
ながら高い投与量と低い投与量との間では活性に統計上
有意な差異は見られなかった。
に要した時間及び腫瘍生長の遅延
熱活性を示さなかった。
与量(LD50)は>250mg/kg であった。化合物1の前記
した全ての免疫学的作用はLD50よりも少なくとも2000倍
低い投与量で既に見られた。
り、B-リンパ球の形質細胞への成熟を促進させ、Tリン
パ球の活性並びにマクロファージの活性を増大させるが
これらの免疫有能細胞の個数を変化させない。試験した
範囲では、免疫調節作用は投薬量依存性である。免疫調
節剤としては抗腫瘍活性も示す。種々の免疫有能細胞に
同様に作用するムラミルジペプチドと対照して、化合物
1は発熱性でもなくきわめて有毒でもない。
ンプル又は粘膜に用いるべきエーロゾルの形であること
ができる。非経口施用に適当な製剤はリポソームをも含
有できる。
で含有するか又は施用形態に応じて選んだ製薬上許容し
うる担体と一緒に含有する。医薬製剤はそれ自体既知の
方法により製造される。
用途(例えば一次又は二次免疫不全の処置又は種々の形
式の感染の処置又は抗腫瘍活性の増大処置)の如き種々
の要因に応じて決まるものである。
日である。正確な投与量、施用頻度及び施用形態は、特
定化合物の活性及び薬物動態特性に関して且つ薬剤の効
果に影響してしまう別の要因例えば病気の種類及び苛酷
さ、患者の年令、体重、性別及び投薬に対する応答に関
して選択するものである。
に限定されるものではない。原料化合物
ズアミド 蒸留水(100ml)中の水酸化ナトリウム(2.2g、 0.055モ
ル)の溶液に、アミノエトキシエタノール(5.25g、0.
05モル)を添加し、該溶液を氷浴上で0℃に冷却した。
氷浴上での攪拌下に、p-クロロ−ベンゾイルクロライド
(8.75g、 0.5モル)を該溶液に1滴ずつ添加した。攪
拌を室温で3時間持続させ、分離した沈澱物を吸引によ
り濾去した。母液をクロロホルム(3×100ml)で抽出し
た。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過
し、回転蒸発器上で蒸発させた。沈澱したN-O-ジ〔-(4
−クロロ)-ベンゾイル〕- アミノエトキシエタノールを
ジオキサン(50ml)に溶解させ、水酸化ナトリウム(1N
溶液22ml)をこれに添加した。該溶液を40℃で2時間攪
拌させ、水(50ml)をこれに添加し、酢酸エチル(5×50
ml)で抽出した。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾
燥させ、濾過し、回転蒸発器上で蒸発させた。得られた
生成物をジエチルエーテルから晶出した。 収量:9.4g (77.1%) 融点:83〜84℃ 1H-NMR(CDCl3 ):δ=2.57(s,1H,−OH), 3.48-3,90(m,8H,-NHCH 2 CH 2 OCH 2 CH 2 OH), 6.93(s (ブロード),1H,-NH-), 7.38(d,2H,芳香族,H2 ,H6 ), 7.79(d,2H,芳香族,H3 ,H5 ). J=9Hz IR (KBr, cm-1): 3350, 2980, 2900, 1645, 1600, 1550, 1125, 900, 835, 760 C11 H14ClNO3 について元素分析 C H N 計算値: 54.22 5.79 5.75 % 実測値: 54.33 5.98 5.59 %
ド 蒸留水(100ml)中の水酸化ナトリウム(2.2g、 0.055モ
ル)の溶液に、アミノエトキシエタノール(5.25g、0.
05モル)を添加し、次いで攪拌下に塩化ベンゾイル(7.
03g、0.05モル)を温度が35℃を越えないような割合で
1滴ずつ添加した。攪拌を室温で2時間続行させ、反応
混合物をクロロホルム(5×100ml)で抽出した。有機相を
分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、回転蒸発
器上で蒸発させた。生成物はカラムクロマトグラフィー
(移動相クロロホルム/メタノール9:1)により精製
した。生成物は粘稠な液体であった。 収量: 7.8g(74.6%) 1H-NMR(CDCl3 ):δ=3.58-3.64(m,8H,-NHCH 2 CH 2 OCH 2 CH 2 OH), 7.33-7.84(m,5H, フェニル). IR(NaClフィルム, cm-1): 3340, 2950, 2890, 1650, 1550, 1500, 1320, 1130, 1080, 720
無水テトラヒドロフラン(30ml)に溶かし、該溶液を氷
浴上で0〜5℃に冷却し、テトラヒドロフラン(20ml)
中のアミノエトキシエタノール(2.37g、 0.023モル)
を攪拌下に滴加した。攪拌を氷浴上で15分間続行させ続
いて室温で24時間続行した。溶剤を回転蒸発器上で蒸発
させ、得られた化合物はセファデックス(Sephadex)上
のゲルクロマトグラフィー(移動相 クロロホルム/メ
タノール 1:1)及び酢酸エチルからの晶出により精
製した。 収量:4.32g(79.8%) 融点:63〜64℃ 1H-NMR(CDCl3 ):δ=3.40-4.00(m,8H,-NCH 2 CH 2 OCH 2 CH 2 OH), 7.40-7.80(m,4H, フタロイル). 分子量: 計算値:235.24 実測値:235 IR (KBr, cm-1): 3560, 2900, 1720, 1480, 1440, 1405, 1370, 1200, 1120, 1090, 1030, 930, 890, 805, 730 C12 H13NO4 の元素分析: C H N 計算値: 61.27 5.57 5.95 % 実測値: 61.39 5.76 6.01 %
(3.14g、 0.015モル)をアセトン(80ml)に溶かし、
該溶液を0℃に冷却した。硫酸(35%、78.5ml)中の酸
化クロム(VI)(3.75g、0.0375モル)の溶液を0〜5
℃の温度で攪拌下に滴加した。攪拌を室温で 2.5時間続
行し、しかる後に反応混合物を水(350ml)にそゝぎ、酢
酸エチル(4×100ml)で抽出した。有機相を分離し、硫酸
ナトリウムで乾燥させ、濾過し、回転蒸発器上で蒸発さ
せた。生成物はアセトンからの晶出により精製した。 収量: 2.5g(74.7%) 融点: 128〜130 ℃ 1H-NMR(DMSO-d6 ):δ=3.18(s,2H,-OCH 2 COOH), 3.70-3.79(m,4H,-NHCH 2 CH 2 O-), 7.44-7.99(m,6H, フェニル,-NH-), 8.01(s,1H, -COOH). IR (KBr, cm-1): 3320, 2885, 1720, 1625, 1550, 1220, 1150, 875, 715 C11 H13NO4 の元素分析: C H N 計算値: 59.14 5.87 6.27 % 実測値: 59.48 6.24 6.28 %
-(2-ヒドロキシエトキシ)エチル]-4-クロロベンズアミ
ドから製造した。 収量: 1.5g(71.0%) 融点: 127〜130 ℃ 1H-NMR(DMSO-d6 ):δ=3.13-3.73(m,4H,-NHCH 2 CH 2 O-), 4.06(s,2H,-OCH 2 COOH), 7.55(d,2H,芳香族,H2 ,H6 ), 7.90(d,2H,芳香族,H3 ,H5 ). J=9Hz IR (KBr, cm-1): 3350, 2910, 1730, 1630, 1570, 1200, 1145, 1015, 850, 755 C11 H12ClNO4 の元素分析 C H N 計算値: 51.27 4.69 5.44 % 実測値: 51.37 4.78 5.38 %
-(2-ヒドロキシエトキシ)エチル]フタルイミドから製
造した。 収量: 1.0g(80.2%) 融点: 127〜129 ℃ 1H-NMR(DMSO-d6 ):δ=3.69-3.77(m,4H, -NCH 2 CH 2 O-), 3.99(s,2H,-OCH 2 COOH), 7.85(s,4H,フタロイル). 分子量: 計算値:249.23 実測値:249 IR (KBr, cm-1): 3220, 1765, 1695, 1400, 1190, 1130, 1045, 1000, 730 C12 H11NO5 の元素分析 C H N 計算値: 57.83 4.45 5.62 % 実測値: 57.80 4.51 5.66 %
カルボキサミド 実施例1に記載したのと同様な要領で標記化合物をアミ
ノエトキシエタノールから製造した。 収率:82% 融点:72〜73℃ 1H-NMR(CDCl3 ):δ=1.71-2.1(3m,15H,アダマンチル), 2.58 (ブロードs,1H,OH), 3.42-3.50(m,2H,-NHCH 2 -), 3.54-3.62(m,4H,2CH2 ), 3.74(t,2H,CH2 ,J=4.6Hz), 6.15(s,1H,NH). IR (KBr, cm-1): 3346, 2903, 1633, 1531, 1452, 1285, 1133, 1070, 889 C15 H25NO3 の元素分析 C H N 計算値: 67.38 9.42 5.24 % 実測値: 67.17 9.55 5.07 %
ホンアミド 実施例1に記載したのと同様な要領で標記化合物をアミ
ノエトキシエタノールから製造した。 収率:50% 融点:35〜38℃ 1H-NMR(CDCl3 ):δ=2.42(S, 3H, CH3 ), 3.12(t,2H,J=5.3Hz,-NH-CH 2 -), 3.48-3.51(m,4H,2CH2 ), 3.66-3.69(m,2H, CH2 ), 5.97(s,1H,NH), 7.2-7.4(m, 5H, フェニル). IR (KBr, cm-1): 3400, 2910, 2800, 1325, 1160, 1100, 1070.
-(2-ヒドロキシエトキシ)エチル]-1-アダマンタンカル
ボキサミドから製造した。 収率:86% 融点: 120〜124 ℃ 1H-NMR(CDCl3 ):δ=1.62-2.14(m,15H,アダマンチル), 3.4-3.53(m,2H,-NH-CH 2 -), 3.65(t,2H,J=4.7Hz, -CH2 CH 2 -O), 4.14(s,2H,CH2 ), 6.36及び6.71(2t,1H,-CO−NH−CH2 -), 7.93 (ブロードs,1H,-COOH). IR (KBr, cm-1): 3374, 2906, 2535, 1728, 1607, 1545, 1453, 1219, 1142, 969, 881, 667. C15 H21NO4 の元素分析 C H N 計算値: 64.50 7.58 5.01 % 実測値: 64.12 8.01 5.40 %
例4に記載したのと同様な要領で標記化合物をN-[2-(2-
ヒドロキシエトキシ)エチル]p-トルエンスルホンアミ
ドから油状物として製造した。 収率:63% 1H-NMR(CDCl3 ):δ=2.37(s,3H,CH3 ), 2.88(td,2H, -NH-CH 2 -), 3.42(t,2H,J=6Hz, -CH 2 -O-), 3.92(s,2H, -CH 2 COOH), 7.30-7.41 及び 7.5-7.7(m,4H,フェニル), 12.57(s,1H,COOH). IR (KBr, cm-1): 3360, 3260, 2910, 2880, 1730, 1320, 1160, 1100. 本発明の化合物の製造を次に例証する。
ニンメチルエステル塩酸塩(656mg、 4.7ミリモル)とを
N,N-ジメチルホルムアミド(5ml)に溶かした。該溶液
を0℃に冷却し、ジフェニルホスホリルアジド(1300m
g、4.72ミリモル)とトリエチルアミン(950mg、0.95ミ
リモル)とをこれに添加した。反応混合物を氷浴上で1
時間及び室温で24時間攪拌した。得られる懸濁物を酢酸
エチル(30ml)で希釈し、クエン酸(0.52M:3×5m
l)、水(3×5ml)、NaCl飽和溶液(3×5ml)、 Na
HCO3 飽和溶液(3×5ml)、水(3×5ml)及びNaCl
飽和溶液(3×5ml)で連続洗浄した。有機相をMgSO4
で乾燥させ、濾過し、濾液を蒸発させ、得られる化合物
をn-ヘキサン/ジエチルエーテルから沈澱させた。 収率:64% 融点:66〜70℃ DSC法によって測定した融点:Tmax =69.9℃ 分子量: 計算値:299.41 実測値:299 C16 H29NO4 ・1H2 O の元素分析: C H N 計算値: 60.54 9.84 4.41 % 実測値: 60.15 9.42 4.36 % IR (KBr, cm-1): 3340, 2980-2960, 2860, 1760, 1715, 1670-1650, 1350, 1460, 1390, 1290, 1180
テル 実施例11に記載したのと同様な要領で標記化合物を7-オ
キソテトラデカン酸から製造した。 収率:83% 融点:61〜64℃ 分子量: 計算値:327.47 実測値:327 C18 H33NO4 の元素分析 C H N 計算値: 66.02 10.15 4.27 % 実測値: 65.88 10.36 4.21 % IR (KBr, cm-1): 3320, 2920-2910, 2850, 1730, 1690, 1630, 1530, 1440, 1370, 1220, 1170
キソデカン酸から製造した。 収率:63% 融点:51〜54℃ 分子量: 計算値:271.36 実測値:271 C14 H25NO4 の元素分析 C H N 計算値: 61.99 9.22 5.16 % 実測値: 61.68 9.63 5.46 % IR (KBr, cm-1): 3300, 2920-2900, 2840, 1730, 1690, 1630-1320, 1530, 1440, 1370, 1220, 1150
ラニンN-(7−オキソドデカノイル)-L-アラニンメチルエ
ステル(700mg、2.34ミルモル)をジオキサン(10ml)に
溶かし、NaOHの溶液(1M、4ml)をこれに攪拌しながら
徐々に添加した。20分後に反応混合物を蒸発させ、残渣
を水(25ml)で希釈し、氷浴上で0℃に冷却した。この
冷却溶液を1M HClでpH2に酸性化した。分離した沈澱物
を吸引により濾取し(かくして 305mgの生成物が得られ
た)、濾液を酢酸エチル(3×10ml)で抽出した。全部で
630mgの生成物が得られ、ジエチルエーテル/メタノー
ルから晶出させた。 収率:94% 融点:79〜80℃ 分子量: 計算値:285.11 実測値:285 C15 H27NO4 の元素分析 C H N 計算値: 63.13 9.53 4.90 % 実測値: 63.33 9.84 4.90 % IR (KBr, cm-1): 3380-3360, 2980-2940, 2880, 1730-1700, 1650, 1550-1520, 1420, 1390, 1250
−オキソテトラデカノイル)-L-アラニンメチルエステル
から製造した。 収率:92% 融点:84〜86℃ 分子量: 計算値:313.44 実測値:313 C17 H31NO4 の元素分析 C H N 計算値: 65.14 9.97 4.47 % 実測値: 65.39 10.09 4.22 % IR (KBr, cm-1): 3380-3360, 2980-2940, 2880, 1730-1700, 1670-1660, 1540-1520, 1470, 1420, 1390.
ミンベンジルエステル N-(7−オキソドデカノイル)-L-アラニン(590mg、2.07ミ
リモル)とD-イソグルタミンベンジルエステル塩酸塩(5
65mg、2.07ミリモル)とをN,N-ジメチルホルムアミド
(7ml)に溶かした。該溶液を0℃に冷却し、ジフェニ
ルホスホリルアジド(578mg、 2.1ミリモル)とトリエチ
ルアミン(424mg、 4.2ミリモル)とをこれに添加した。
反応混合物を氷浴上で1時間、室温で更に48時間攪拌し
た。得られる懸濁物にベンゼン(5ml)及び酢酸エチル
(25ml)を添加し、クエン酸(0.52M:3×5ml)、水
(3×5ml)、NaCl飽和溶液(3×5ml)、 NaHCO3 飽
和溶液(3×5ml)、水(3×5ml)及びNaCl飽和溶液
(3×5ml)で連続洗浄した。有機相をMgSO4 で乾燥さ
せ、濾過し、濾液を蒸発させ、得られる化合物をn-ヘキ
サン/ジエチルエーテルから沈澱させた。 収率:86% 融点: 159〜161 ℃ DSC法により測定した融点: 161℃ 分子量: 計算値:503.64 実測値:446 (M-C4 H9 ) C27 H41 N3 O6 の元素分析 C H N 計算値: 64.39 8.20 8.34 % 実測値: 64.28 8.42 8.30 % IR (KBr, cm-1): 3460-3440, 3300, 3220, 3080, 2980-2940, 2880, 1740, 1680, 1650-1610, 1560-1540, 1450, 1380, 1260, 1190.
ルタミンベンジルエステル 実施例16に記載したのと同様な要領で標記化合物をN-(7
−オキソテトラデカノイル)-L-アラニンから製造した。 収率:88% 融点: 137〜141 ℃ 分子量: 計算値:531.69 実測値:531 C29 H45 N3 O6 の元素分析 C H N 計算値: 65.51 8.53 7.90 % 実測値: 65.10 8.05 7.30 % IR (KBr, cm-1): 3420, 3320-3280, 3200, 3080, 2960-2940, 2860, 1720, 1680, 1650-1620, 1560-1530, 1450, 1390, 1290, 1190.
ミンベンジルエステル実施例16に記載したのと同様な要
領で標記化合物をN-(7−オキソオクタノイル)−L-アラ
ニンから製造した。 収率:55% 融点: 162℃ DSC法により測定した融点:Tmax =162.2 ℃ 分子量: 計算値:447.53 実測値:339(M-Bz) C23 H33 N3 O6 の元素分析 C H N 計算値: 61.73 7.43 9.39 % 実測値: 62.06 7.48 9.00 % IR (KBr, cm-1): 3420, 3320, 3280, 3080, 2940, 2880, 1750, 1715, 1680, 1660, 1640-1610, 1550, 1460, 1430, 1390, 1270.
ミン(化合物No.1)N-(7−オキソオクタノイル)-L-アラ
ニル−D-イソグルタミンベンジルエステル(310mg、0.69
ミリモル)をメタノール(20ml)に溶かし、Pd/C(10
%、130mg)をこれに添加した。水素を30分間通送し、該
溶液を濾過し、濾液を蒸発させた。得られる化合物をジ
エチルエーテル/エタノールから晶出させた。 収率:81% 融点: 169〜171 ℃ DSC法により測定した融点:Tmax =172.4 ℃ 分子量: 計算値:357.4 実測値:357 C16 H27 N3 O6 の元素分析 C H N 計算値: 53.77 7.61 11.75 % 実測値: 53.42 7.75 11.42 % IR (KBr, cm-1): 3420, 3320, 3280, 2960, 2880, 1680, 1660, 1650-1630, 1430. 1H-NMR(300MHz, DMSO-d6 ):δ=1.14-1.26(m,2H,CH2 CH 2 CH2 ), 1.15-1.21(d,3H,J=7.0Hz, CHCH 3 ), 1.38-1.56(m,4H,J=7.38Hz,CH2 CH 2 CH2 CH 2 CH2 ), 1.62-1.76 及び1.92-2.02(m,1H各々, CH2 −β-iGln), 2.06(s,3H,CH3 CO), 2.04-2.12(t,2H,J=7.33Hz,CH3 COCH 2 CH2 ), 2.14-2.24,(t,2H,J=7.63Hz, CH 2 COOH), 2.36-2.44(t,2H,J=7.33Hz,CH 2 CONH), 4.09-4.23(m,2H,CH-iGln,CH-Ala), 7.09-7.2及び7.45-7.75(2s, 1H各々, CONH2 ), 8.05-8.15(2d, 1H各々, NH).
ミン N-(7−オキソドデカノイル)-L-アラニル−D-イソグルタ
ミンベンジルエステル(780mg、1.55ミリモル)を無水メ
タノール(20ml)に懸濁させ、Pd/C(10%、100mg) をこ
れに添加し、水素を常圧で1時間通入した。反応混合物
を吸引により濾過し、触媒を除去し、濾液を蒸発させ
た。固体生成物をメタノール/無水ジエチルエーテルか
ら沈澱させた。 収率:76.5% 融点: 148〜151 ℃ 分子量: 計算値:413.14 実測値:414(M+1) C20 H35 N3 O6 の元素分析 C H N 計算値: 58.09 8.53 10.16 % 実測値: 57.87 8.23 9.46 % IR (KBr, cm-1): 3420, 3300, 3220, 2980-2940, 2880, 1740-1700, 1680, 1650-1630, 1610, 1560-1530, 1460, 1430, 1390, 1250.
グルタミンベンジルエステル L-アラニル−D-イソグルタミンベンジルエステル塩酸塩
(548mg、 1.6ミリモル)及び5-フタルイミドペンタン酸
(400mg、 1.6ミリモル)をN,N-ジメチルホルムアミド
(8ml)に溶かした。該溶液を0℃に冷却し、ジフェニ
ルホスホリルアジド(495mg、 1.8ミリモル)とトリエチ
ルアミン(323mg、 3.2ミリモル)とをこれに添加した。
反応混合物を0℃で1時間、室温で24時間攪拌した。反
応混合物を酢酸エチル(40ml)により希釈し、有機相を
クエン酸(0.52M; 3×10ml)、水(3×10ml)、NaCl飽和
溶液(3×10ml)、 NaHCO3 飽和溶液(3×10ml)、水(3×
10ml)及びNaCl飽和溶液(3×10ml)で連続洗浄した。有
機相をMgSO4 で乾燥させ、濾過し、濾液を蒸発させ、生
成物をn-ヘキサン/ジエチルエーテルから沈澱させた。
得られる化合物を濾取し、アセトンから晶出させた。 収率:65% 融点: 172〜174 ℃ DSC法により測定した融点:Tmax = 174.7℃ 分子量: 計算値:536.59 実測値:446(M-Bz) C28 H32 N4 O7 の元素分析 C H N 計算値: 62.67 6.01 10.44 % 実測値: 62.74 6.28 10.48 % IR (KBr, cm-1): 3420, 3300, 3080, 2980-2940, 2880, 1750, 1730-1700, 1680, 1650-1630, 1410, 1190.
タミン酸ジベンジルエステル L-アラニル−D-グルタミン酸ジベンジルエステル塩酸塩
(685mg、2ミリモル)及び5-フタルイミドペンタン酸(4
94mg、2ミリモル)をN,N-ジメチルホルムアミド(8m
l)に溶かした。該溶液を0℃に冷却し、ジフェニルホ
スホリルアジド(604mg、 2.2ミリモル)とトリエチルア
ミン(404mg、4ミリモル)とをこれに添加した。反応混
合物を0℃で1時間、室温で48時間攪拌した。反応混合
物を酢酸エチル(50ml)で希釈し、クエン酸(0.52M; 3
×10ml)、水(3×10ml)、NaCl飽和溶液(3×10ml)、 N
aHCO3 飽和溶液(3×10ml)、水(3×10ml)及びNaCl飽和
溶液(3×10ml)で連続洗浄した。有機相をMgSO4 で乾燥
させ、濾過し、濾液を蒸発させ、生成物をジエチルエー
テルから沈澱させた。分析純度の生成物が吸引による濾
過後に得られた。 収率:70% 融点: 114〜117 ℃ 分子量: 計算値:627.7 実測値:627 C35 H37 N3 O8 の元素分析 C H N 計算値: 66.97 5.94 6.69 % 実測値: 66.62 6.13 6.31 % IR (KBr, cm-1): 3320, 3080, 2980-2940, 1740-1710, 1660-1640, 1560-1540, 1450, 1420, 1350, 1280-1260, 1180-1160.
ミン酸ジベンジルエステル 実施例22に記載したのと同様な要領で標記化合物を4-フ
タルイミドブタン酸から製造した。 収率:65% 融点:88〜90℃ 分子量: 計算値:613.67 実測値:613 C34 H35 N3 O8 の元素分析 C H N 計算値: 66.54 5.75 6.84 % 実測値: 66.83 6.04 6.44 % IR (KBr, cm-1): 3320, 3080, 2980, 2960, 1750-1720, 1650-1630, 1460, 1390, 1280.
タミン酸 メタノール(30ml)中のN-(5−フタルイミドペンタノイ
ル)-L-アラニル−D-グルタミン酸ジベンジルエステル(3
10mg、0.49ミリモル)に、Pd/C(10%、140mg)を添加
し、大気圧で3時間水素添加した。反応混合物を濾過
し、濾液を蒸発させ、生成物をジエチルエーテル/メタ
ノールから晶出させた。 収率:75% 融点: 101〜105 ℃ 分子量: 計算値:447.45 実測値:448 C21 H25 N3 O8 の元素分析 C H N 計算値: 56.37 5.63 9.38 % 実測値: 56.17 5.85 9.48 % IR (KBr, cm-1): 3320-3280, 3080, 2960-2640, 1730-1710, 1650, 1560-1530, 1410, 1340 1H-NMR(300MHz, DMSO-d6 ):δ=1.2(d,3H,CHCH 3 ), 1.3-1.65(m,1H 各々, CH2 −β-Glu), 2.05-2.19(t,2H, CH2 −γ-Glu), 2.2-2.39(t,2H,J=5.61Hz, CH 2 CONH), 3.4-3.55(t,2H,J=5.43Hz, CH 2 NH), 4.1-4.2(m,1H,CH-Glu), 4.2-4.35(m,1H,CH-Ala), 7.7-7.9(s,4H, フタロイル), 8.12(s,2H,NH).
ル}-L-アラニル−D-イソグルタミンベンジルエステル 実施例21に記載したのと同様な要領で標記化合物を2-[2
-(4-クロロベンズアミド)エトキシ]酢酸から製造し
た。 収率:67% 融点: 141〜143 ℃ 1H-NMR(DMSO-d6 ):δ=1.21(d,3H,J=7.0Hz, CHCH3 ), 1.69-1.86 及び1.93-2.10(2m,1H 各々, CH2 −β-Gln), 2.36(t,2H,J=7.8Hz,CH2 −γ-Gln), 3.46(t,2H,J=5.1Hz, NCH 2 CH2 O), 3.61(t,2H, NCH2 CH 2 0), 3.93(s,2H,-OCH 2 CO), 4.11-4.25(m,1H,CH-Gln), 4.33(t,1H,J=7.03Hz,CH-Ala), 5.08(s,2H,CH 2 Ph), 7.14及び7.32(2s,1H各々, CONH2 ), 7.35(s,5H,フェニル), 7.53(d,2H,J=8.6Hz, H2 ,H6 中), 7.85(d,1H,J=8.1Hz,NH), 7.88(d,2H,J=8.6Hz, H3 ,H5 中), 8.21(d,1H,J=8.1Hz,NH), 8.70(t,1H,J=5.4Hz,CONHCH2 ). IR (KBr, cm-1): 3380, 3290, 2940, 1725, 1660, 1540, 1325, 1175, 1090, 1015, 760, 700. C26 H31 N4 O7 の元素分析 C H N 計算値: 57.09 5.71 10.24 % 実測値: 57.07 5.99 10.15 %
−D-イソグルタミンベンジルエステル 実施例21に記載したのと同様な要領で標記化合物を2-(2
−フタルイミドエトキシ)酢酸から製造した。 収率:88% 融点: 205〜206 ℃ 1H-NMR(DMSO-d6 ):δ=1.19(d,3H,J=6.8Hz, CHCH 3 ), 1.68-1.85 及び1.93-2.10(2m,1H 各々, CH2 −β-Gln), 2.35(t,2H,J=7.7Hz,CH2 −γ-Gln), 3.68(t,2H,J=5.0Hz, NCH 2 CH2 O), 3.82(t,2H, NCH2 CH 2 0), 3.91(s,2H,-OCH 2 CO), 4.10-4.21(m,1H,CH-Gln), 4.27(t,1H,J=6.10Hz,CH-Ala), 5.08(s,2H, COOCH 2 Ph), 7.11及び7.33(2s,1H各々, CONH2 ), 7.36(s,5H,フェニル), 7.81-7.86(m,4H, フタロイル), 7.69及び8.16(2d,1H各々,NH,J=7.6Hz). IR (KBr, cm-1): 3340, 3280, 3275, 3050, 2945, 1765, 1710, 1660, 1515, 1390, 1270, 1195, 1140, 1030, 1020, 760, 725. C27 H30 N4 O8 の元素分析 C H N 計算値: 60.22 5.61 10.40 % 実測値: 60.09 5.78 10.40 %
ニル−D-グルタミン酸ベンジルエステル 実施例22に記載したのと同様な要領で標記化合物を2-(2
−フタルイミドエトキシ)酢酸から製造した。 収率:66% 融点: 108〜109 ℃ 1H-NMR(CDCl3 ):δ=1.40(d,3H,J=7.1Hz, CHCH 3 ), 1.68-1.85 及び1.92-2.07(2m,1H 各々, CH2 −β-Glu), 2.39(t,2H,J=8.1Hz,CH2 −γ-Glu), 3.64-3.77(m,2H,J=5.1Hz,NCH 2 CH2 O), 3.86-3.97(m,4H,NCH2 CH 2 0 及び OCH 2 CO), 4.4-4.52(m,1H,CH-Glu), 4.53-4.63(m,1H,CH-Ala), 5.08及び5.1(2s,2H 各々,COOCH 2 Ph), 7.07及び7.11(2s,1H各,NH ), 7.27-7.40(m,10H,フェニル), 7.66-7.89(m,4H, フタロイル). IR (KBr, cm-1): 3302, 1774, 1745, 1719, 1699, 1649, 1521, 1406, 1270, 1207, 1187, 1115, 1022, 870. C34 H35 N3 O9 の元素分析 C H N 計算値: 64.86 5.60 6.67 % 実測値: 64.72 5.71 6.76 %
−D-イソグルタミン N-[2-(2-フタルイミドエトキシ)アセチル]-L-アラニル
−D-イソグルタミンベンジルエステル(0.1g、1.9 ミリ
モル)を氷酢酸(10ml)に溶かし、Pd/C(10%;0.015
g)をこれに添加し、水素を6時間通入した。反応混合
物を濾過し、濾液を蒸発させた。 収率:85% 融点: 229〜232 ℃ 1H-NMR(DMSO-d6 ):δ=1.20(d,3H,J=6.8Hz, CHCH 3 ), 1.79-1.89 及び1.94-2.02(2m, 1H各々, CH2 −β-Gln), 2.19(t,2H,J=7.8Hz,CH2 −γ-Gln), 3.69(t,2H,J=5.3Hz, NCH 2 CH2 O), 3.81(t,2H, NCH2 CH 2 0), 3.91(s, -OCH 2 CO), 4.03-4.09(m,1H,CH-Gln), 4.28(t,1H,J=7.02Hz,CH-Ala), 7.09及び7,29(2s,1H各々, CONH 2 ), 7.68(d,1HJ=7.0Hz,NH ), 7.89-7.99(m, 4H,フタロイル), 8.14(d,1H,NH,J=81Hz,NH). IR (KBr, cm-1): 3440, 3360, 3274, 2910, 1755, 1665, 1635, 1540, 1390, 1130. C20 H24 N4 O8 の元素分析 C H N 計算値: 53.57 5.39 12.49 % 実測値: 53.36 5.65 12.12 %
ル−D-グルタミン酸 実施例28に記載されたのと同様な要領で標記化合物をN-
〔2-(2- フタルイミドエトキシ)アセチル〕-L- アラニ
ル−D-グルタミン酸ジベンジルエステルから製造した。 収率:55% 融点: 192〜195 ℃ 1H-NMR(DMSO-d6 ):δ=1.20(d,3H,J=6.9Hz, CHCH 3 ), 1.68-1.84 及び1.90-2.06(2m, 1H各々, CH2 −β-Glu), 2.41(t,2H,J=7.3Hz,CH2 −γ-Glu), 3.69(t,2H,J=5.2Hz, NCH 2 CH2 O), 3.81(t,2H, NCH2 CH 2 0), 3.91(s,2H,-OCH 2 CO), 4.14-4.24(m,1H,CH-Gln), 4.28-4.41(m,1H,CH-Ala), 7.57(d,1H,NH), 7.80-7.93(m, 4H,フタロイル), 8.24(d,1H,NH), 12.4 (ブロードs,2H,COOH). IR (KBr, cm-1): 3372, 3311, 2952, 1768, 1747, 1708, 1660, 1636, 1559, 1393, 1205, 1135, 1021, 719. C20 H23 N3 O9 の元素分析 C H N 計算値: 53.45 5.16 9.35 % 実測値: 53.40 5.22 9.39 %
アセチル}-L-アラニル−D-イソグルタミンベンジルエス
テル 実施例21に記載されたのと同様な要領で標記化合物を2-
[2-(1-アダマンタンカルボキサミド)エトキシ]酢酸か
ら製造した。得られる化合物は移動相としてアセトンを
用いてシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより
精製した。 収率:35% 融点:57〜64℃ 1H-NMR(CDCl3 ):δ=139(d,3H,J=7.0Hz,CHCH 3 ), 1.65-2.02(m,15H,アダマンチル), 1.93-2.02 及び2.17-2.26(2m, 1H各々, CH2 −β-Gln), 2.48(t,2H,J=7.3Hz,CH2 −γ-Gln), 3.45(t,2H,J=5.1Hz, NCH 2 CH2 O), 3.57(t,2H, NCH2 CH 2 0), 3.96(s,2H,-OCH 2 COOH), 4.39-4.50(m,1H,CH-Gln), 4.30-4.58(m,1H,CH-Ala), 5.11(s,2H, COOCH 2 Ph), 6.23及び6.32(2s, 1H 各々, CONH2 ), 6.98 (ブロードs,1H,NH), 7.25-7.34(m, 5H,フェニル), 7.73(d,1H,J=8.1Hz, NH). IR (KBr, cm-1): 3405, 2906, 1734, 1654, 1534, 1452, 1385, 1261, 1167, 1116, 978, 910, 752, 698.
アセチル}-L-アラニル−D-イソグルタミン 実施例20に記載されたのと同様な要領で標記化合物をN-
{2-[2-(1−アダマンタンカルボキサミド)エトキシ]ア
セチル}-L-アラニル−D-イソグルタミンベンジルエステ
ルから製造した。 収率:97% 融点:84〜86℃ 1H-NMR(DMSO-d6 ):δ=1.25(d,3H,J=6.9Hz, CHCH3 ), 1.58-2.06(m,17H,アダマンチル及びCH2 −β-Gln); 2.20(t,2H,J=7.6Hz,CH2 −γ-Gln), 3.24-3.45(t,2H,J=5.2Hz,NCH 2 CH2 O), 3.46(t,2H, NCH2 CH 2 0), 3.88(s,2H,-OCH 2 COOH), 4.10-4.26(m,1H,CH-Gln), 4.28-4.40(m,1H,CH-Ala), 7.10 (ブロードs,1H, NH), 7.47(t,1H,J=5.4Hz,NH), 7.78(d,1H,J=7.1Hz,NH), 8.16(d,1H,J=8.4Hz,NH). IR (KBr, cm-1): 3372, 2906, 1707, 1654, 1533, 1450, 1287, 1255, 1173, 1137, 977, 673, 583.
Claims (6)
- 【請求項1】 免疫調節活性及び抗腫瘍活性を有する次
式(I) 〔式中Rは次式: (但し R4 は水素又は非対称中心上でR又はS立体配置
を有する C1-8 のアルキル基であり、Yは-CO-、 -COO
-、 -OCO-、-CONH-、-NHCO-、-NHCONH-、-SO-、 -SO2 - 又は-CS-であるかあるいはZが水素以外である
ならYは -CH2 - 、-O-、-S- であり、mは0又は1〜
6の整数であり、nは0又は 1〜12の整数であり、Zは
水素、残基 -NH-X-R5 、次式 の5員、6員又は7員のラクタム又は次式 の環状イミドであり、但しXは-CO-、-CONH-、-CS-、-C
SNH-、-SO-、 -SO2 - 又は であり、 R5 は C2-10の直鎖又は分枝鎖アルキル、随意
に置換されたアリール、アダマンチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチ
ル基であり、oは3、4又は5である)の残基を表わ
し;R 1 は非対称中心上にS又はR立体配置を有する -CH3
を表わし;R 2 は -CO-A基 (但しAは-O-R6 又は -NH-R7 基であり、 R6 は水素、
C1-12の直鎖又は分枝鎖アルキル又は随意に置換された
アリール基であり、 R7 は水素又は C1-12の直鎖又は分
枝鎖アルキル基である)を表わし; R3 は-(CH2 )2 -CO-W 基 (但しWは-O-R8 又は -NH-R9 基であり、 R8 は水素又
は C1-16の直鎖又は分枝鎖アルキルであり、 R9 は水
素、非対称中心上にR立体配置を有する C1-20の直鎖又
は分枝鎖アルキル、アダマンチル、シクロペンチル、シ
クロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチル基で
ある)を表わす〕を有するN-アシルジペプチド及び製薬
上許容し得るその塩。 - 【請求項2】 次の工程即ち (a)次式(II) R−COOH II (式中Rは以下に定義した如くである)のカルボン酸を
次式(III) (式中 R1 , R2 及び R3 は以下に定義した如くであ
る)のジペプチド又はその同族体と反応させ、しかる後
に前記式(III) 中の R2 及び R3 が -COO-CH2 -C6H 5
又は-(CH2 ) 2 -COO- CH2 -C6 H 5 基を表わす場合には
保護ベンジル基を水添により除去することを特徴とす
る、次式(I) 〔式中Rは次式 (但し R4 は水素又は非対称中心上にR又はS立体配置
を有する C1-8 のアルキル基であり、Yは-CO-、 -COO
-、-CONH-、-NHCO-、-NHCONH-、-SO-、 -SO2 - 又は-CS
-であるかあるいはZが水素以外であるならばYは -CH
2 - 、-O- 又は-S-であり、mは0又は1〜6の整数で
あり、nは0又は1〜12の整数であり、Zは水素、残基
-NH-X-R5 、次式 の5員、6員又は7員のラクタム又は次式 の環状イミドであり、但しXは-CO-、-CONH-、-CS-、-C
SNH-、-SO-、 -SO2 - 又は であり、 R5 は C2-10の直鎖又は分枝鎖アルキル、随意
に置換されたアリール、アダマンチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチ
ル基であり、oは3、4又は5である)の残基を表わ
し;R 1 は非対称中心上にS又はR立体配置を有する -CH3
を表わし;R 2 は -CO-A基 (但しAは-O-R6 又は -NH-R7 基であり、 R6 は水素、
C1-12の直鎖又は分枝鎖アルキル又は随意に置換された
アリール基であり、 R7 は水素又は C1-12の直鎖又は分
枝鎖アルキル基である)を表わし; R3 は-(CH2 )2 -CO-W 基 (但しWは-O-R8 又は -NH-R9 基であり、 R8 は水素又は C1-16の直鎖又は分枝鎖アルキルであ
り、 R9 は水素、非対称中心上にR立体配置を有する C
1-20の直鎖又は分枝鎖アルキル、アダマンチル、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロ
オクチル基である)を表わす〕のN-アシルジペプチドの
製造方法。 - 【請求項3】 次の工程即ち (b)次式(IV) R−CO−Cl IV (式中Rは以下に定義した如くである)の酸クロライド
を次式(III) (式中 R1 , R2 及び R3 は以下に定義した如くであ
る)のジペプチド又はその同族体と反応させ、しかる後
に前記式(III) 中の R2 及び R3 が -COO-CH2 -C6H 5
又は-(CH2 ) 2 -COOCH2 -C6 H 5 基を表わす場合には保
護ベンジル基を水添により除去することを特徴とする、
次式(I) 〔式中Rは次式 (但し R4 は水素又は非対称中心上にR又はS立体配置
を有する C1-8 のアルキル基であり、Yは-CO-、 -COO
-、-CONH-、-NHCO-、-NHCONH-、-SO-、 -SO2 - 又は-CS
-であるかあるいはZが水素以外であるならばYは -CH
2 - 、-O- 又は-S-であり、mは0又は1〜6の整数で
あり、nは0又は 1〜12の整数であり、Zは水素、残基
-NH-X-R5 、次式 の5員、6員又は7員のラクタム又は次式 の環状イミドであり、但しXは-CO-、-CONH-、-CS-、-C
SNH-、-SO-、 -SO2 - 又は であり、 R5 は C2-10の直鎖又は分枝鎖アルキル、随意
に置換されたアリール、アダマンチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチ
ル基であり、oは3、4又は5である)の残基を表わ
し;R 1 は非対称中心上にS又はR立体配置を有する -CH3
を表わし;R 2 は -CO-A基 (但しAは-O-R6 又は -NH-R7 基であり、 R6 は水素、
C1-12の直鎖又は分枝鎖アルキル又は随意に置換された
アリール基であり、 R7 は水素又は C1-12の直鎖又は分
枝鎖アルキル基である)を表わし; R3 は-(CH2 )2 -CO-W 基 (但しWは-O-R8 又は -NH-R9 基であり、 R8 は水素又は C1-16の直鎖又は分枝鎖アルキルであ
り、 R9 は水素、非対称中心上にR立体配置を有する C
1-20の直鎖又は分枝鎖アルキル、アダマンチル、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロ
オクチル基である)を表わす〕のN-アシルジペプチドの
製造方法。 - 【請求項4】 次の工程即ち (c)次式(II) R−COOH II (式中Rは以下に定義した如くである)のカルボン酸を
次式(V) (式中 R1 は以下に定義した如くであり、 R10は-COO-R
11又は-COO- B+ 基であり、但し R11は水素、 C1-6 ア
ルキル又はベンジル基であり、 B+ はアルカリ又はアル
カリ土類金属カチオン又は第4級アンモニウム基であ
る)のアミノ酸と反応させて次式(VI) (式中R及び R1 は以下に定義した如くである)の化合
物とさせ、これを続いて次式(VII) (式中 R2 及び R3 は以下に定義した如くである)のア
ミノ酸と反応させて式(I)の化合物にし、その後に前
記式(VII) 中の R2 及び R3 がそれぞれ -COO-CH2 -C6
H 5 又は-(CH2 ) 2 -COO- CH2 -C6 H 5 基を表わし且つ
前記式(V)中のR10が -COO-CH2 -C6 H 5 基を表わす
場合には、保護ベンジル基を水添により除去し、前記式
(V)中の R10が -COOR11基(但し R11は C1-6 アルキ
ル基である)を表わす場合にはアルキル基を加水分解に
より除去することを特徴とする、次式(I) 〔式中Rは次式 (但し R4 は水素又は非対称中心上にR又はS立体配置
を有する C1-8 のアルキル基であり、Yは-CO-、 -COO
-、-CONH-、-NHCO-、-NHCONH-、-SO-、 -SO2 - 又は-CS
-であるかあるいはZが水素以外であるならばYは -CH
2 - 、-O- 、-S- であり、mは0又は1〜6の整数であ
り、nは0又は 1〜12の整数であり、Zは水素、残基 -
NH-X-R5 、次式 の5員、6員又は7員のラクタム又は次式 の環状イミドであり、但しXは-CO-、-CONH-、-CS-、-C
SNH-、-SO-、 -SO2 - 又は であり、 R5 は C2-10の直鎖又は分枝鎖アルキル、随意
に置換されたアリール、アダマンチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチ
ル基であり、oは3、4又は5である)の残基を表わ
し; R1 は非対称中心上にS又はR立体配置を有する -CH3
を表わし; R2 は -CO-A基 (但しAは-O-R6 又は -NH-R7 基であり、 R6 は水素、
C1-12の直鎖又は分枝鎖アルキル又は随意に置換された
アリール基であり、 R7 は水素又は C1-12の直鎖1は分
枝鎖アルキル基である)を表わし; R3 は-(CH2 )2 -CO-W 基 (但しWは-O-R8 又は -NH-R9 基であり、 R8 は水素又は C1-16の直鎖又は分枝鎖アルキルであ
り、 R9 は水素、非対称中心上にR立体配置を有する C
1-20の直鎖又は分枝鎖アルキル、アダマンチル、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロ
オクチル基である)を表わす〕のN-アシルジペプチドの
製造方法。 - 【請求項5】 次の工程即ち (d) 次式(IV) R−CO−C1 IV (式中Rは以下に定義した如くである)の酸クロライド
を次式(V) (式中 R1 は以下に定義した如くであり、 R10は前述の
-COO-R11又は-COO- B+基の意義を有する)のアミノ酸
と反応させて次式(VI) (式中R及び R1 は以下に定義した如くである)の化合
物とさせ、続いてこれを次式(VII) (式中 R2 及び R3 は以下に定義した如くである)のア
ミノ酸と反応させて式(I)の化合物にし、 しかる後に前記式(VII) 中の R2 及び R3 がそれぞれ-C
OO-CH2 -C6 H 5 又は-(CH2 ) 2 -COO- CH2 -C6 H 5 基
を表わし且つ前記式(V)中の R10が -COO-CH2 -C6 H
5 基を表わす場合には、保護ベンジル基を水添により除
去し、前記式(V)中の R10が -COOR11基(但し R11は
C1-6 アルキル基である)を表わす場合にはアルキル基
を加水分解により除去することを特徴とする、次式
(I) 〔式中Rは次式 (但し R4 は水素又は非対称中心上にR又はS立体配置
を有する C1-8 のアルキル基であり、Yは-CO-、 -COO
-、-CONH-、-NHCO-、-NHCONH-、-SO-、 -SO2 - 又は-CS
-であるかあるいはZが水素以外であるならばYは -CH
2 - 、-O- 、-S- であり、mは0又は1〜6の整数であ
り、nは0又は 1〜12の整数であり、Zは水素、残基 -
NH-X-R5 、次式 の5員、6員又は7員のラクタム又は次式 の環状イミドであり、但しXは-CO-、-CONH-、-CS-、-C
SNH-、-SO-、 -SO2 - 又は であり、 R5 は C2-10の直鎖又は分枝鎖アルキル、随意
に置換されたアリール、アダマンチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチ
ル基であり、oは3、4又は5である)の残基を表わ
し; R1 は非対称中心上にS又はR立体配置を有する -CH3
を表わし; R2 は -CO-A基 (但しAは-O-R6 又は -NH-R7 基であり、 R6 は水素、
C1-12の直鎖又は分枝鎖アルキル又は随意に置換された
アリール基であり、 R7 は水素又は C1-12の直鎖又は分
枝鎖アルキル基である)を表わし; R3 は-(CH2 )2 -CO-W 基 (但しWは-O-R8 又は -NH-R9 基であり、 R8 は水素又は C1-16の直鎖又は分枝鎖アルキル基であ
り、 R9 は水素、非対称中心上にR立体配置を有する C
1-20の直鎖又は分枝鎖アルキル、アダマンチル、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロ
オクチル基である)を表わす〕のN-アシルジペプチドの
製造方法。 - 【請求項6】 製薬上許容しうる担体又は賦形剤として
一緒に、有効成分として請求項1記載の式(I)のN-ア
シルジペプチドを治療有効量で含有してなる免疫調節及
び抗腫瘍製薬組成物。
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