JP2795193B2 - ベンディングロールの製品搬出装置 - Google Patents
ベンディングロールの製品搬出装置Info
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は並行に軸支された2本の
ボトムロールと、両ロールの中間直上で軸支されたトッ
プロール間の挾圧下作用によって、鋼板などの金属板を
円筒状に成形するベンディングロールの製品搬出装置に
係る。
ボトムロールと、両ロールの中間直上で軸支されたトッ
プロール間の挾圧下作用によって、鋼板などの金属板を
円筒状に成形するベンディングロールの製品搬出装置に
係る。
【0002】
【従来の技術】ベンディングロールによる曲げ加工の基
本的な態様は、平行に軸支されたボトムロールと上部に
軸支されたトップロール間に金属板を差込んでトップロ
ールを下降し、ボトムロールの中間位置で金属板に曲げ
加重をかけて局部的な塑性変形を起こしてからトップロ
ールを上昇する。次にこの変形面と隣接する平面がトッ
プロールの直下へ位置するように金属板をロール軸と直
角方向に移動してから再びトップロールを下降して挾圧
下するという手順を繰り返して、最初の平板を円筒状に
加工することである。加工が終った段階では円筒状の製
品はトップロールの外周を巻き回した状態となるから、
製品を搬出するためにはトップロールの一端を軸受から
外して斜めに上昇させるか、トップロール一端の軸受だ
けを横方向へ傾倒してロールの端部を開放して行なわれ
る。
本的な態様は、平行に軸支されたボトムロールと上部に
軸支されたトップロール間に金属板を差込んでトップロ
ールを下降し、ボトムロールの中間位置で金属板に曲げ
加重をかけて局部的な塑性変形を起こしてからトップロ
ールを上昇する。次にこの変形面と隣接する平面がトッ
プロールの直下へ位置するように金属板をロール軸と直
角方向に移動してから再びトップロールを下降して挾圧
下するという手順を繰り返して、最初の平板を円筒状に
加工することである。加工が終った段階では円筒状の製
品はトップロールの外周を巻き回した状態となるから、
製品を搬出するためにはトップロールの一端を軸受から
外して斜めに上昇させるか、トップロール一端の軸受だ
けを横方向へ傾倒してロールの端部を開放して行なわれ
る。
【0003】トップロールの一端が開放されると製品の
搬出が可能となるが、搬出の方法としては多くの手段が
採られてきた。もっとも簡単なのはクレンで製品の両端
を吊り上げて横方向へ移動し、ボトムロールとトップロ
ール間を躱してロール外へ抜け出す方法であるが、クレ
ンをその間占有するから他の作業の妨げとなることが多
いし、クレン操作を誤って傾倒軸受などの部材と衝突さ
せて製品や装置を損傷する懸念も少なからずあった。そ
のために製品搬出装置の改善が数多く提案され、蓄積し
た従来技術を構築している。
搬出が可能となるが、搬出の方法としては多くの手段が
採られてきた。もっとも簡単なのはクレンで製品の両端
を吊り上げて横方向へ移動し、ボトムロールとトップロ
ール間を躱してロール外へ抜け出す方法であるが、クレ
ンをその間占有するから他の作業の妨げとなることが多
いし、クレン操作を誤って傾倒軸受などの部材と衝突さ
せて製品や装置を損傷する懸念も少なからずあった。そ
のために製品搬出装置の改善が数多く提案され、蓄積し
た従来技術を構築している。
【0004】最も一般的に慣用化している技術の一例と
しては、図6に示すように、製品の成形が終った状態で
ボトムロール2a間に昇降自在に駆動力を伴って設けら
れた昇降台4aの両側面に回転ロール101を多数軸支
し、傾倒軸受31aを傾倒した空間上を越えて製品を転
動して搬出するという方式である。
しては、図6に示すように、製品の成形が終った状態で
ボトムロール2a間に昇降自在に駆動力を伴って設けら
れた昇降台4aの両側面に回転ロール101を多数軸支
し、傾倒軸受31aを傾倒した空間上を越えて製品を転
動して搬出するという方式である。
【0005】この基本的な慣用技術に対して種々の改良
を付加した従来技術が多数見出される、その中で特公昭
40−22566号公報の従来技術は、2本のボトムロ
ールの中間にほぼボトムロールと同等の長さを有する案
内レールを布設し、この案内レールの両端に設けたチェ
ーンスプロケットに無端チェーンを巻き回して、トップ
ロールの上昇に連動して無端チェーンを回動し、傾倒し
た軸受を越えて案内レールに添って製品を摺動搬出する
構成を提案している。
を付加した従来技術が多数見出される、その中で特公昭
40−22566号公報の従来技術は、2本のボトムロ
ールの中間にほぼボトムロールと同等の長さを有する案
内レールを布設し、この案内レールの両端に設けたチェ
ーンスプロケットに無端チェーンを巻き回して、トップ
ロールの上昇に連動して無端チェーンを回動し、傾倒し
た軸受を越えて案内レールに添って製品を摺動搬出する
構成を提案している。
【0006】実公昭43−20130号公報は図7で示
すように両ボトムロール2b間に軸方向に沿って複数の
シリンダ装置102を並列し、成形完了後に上昇するト
ップロール3bと連動してシリンダが作動して製品Wを
支え、図の右手からロールコンベア付き台車103を差
込み、シリンダを縮めて台車のロール上へ製品を移し替
えるという手順で製品を搬出する。
すように両ボトムロール2b間に軸方向に沿って複数の
シリンダ装置102を並列し、成形完了後に上昇するト
ップロール3bと連動してシリンダが作動して製品Wを
支え、図の右手からロールコンベア付き台車103を差
込み、シリンダを縮めて台車のロール上へ製品を移し替
えるという手順で製品を搬出する。
【0007】特開平5−317980号公報では、両ボ
トムロール間に搬出用のローラコンベアを軸方向に配設
し、通常の成形作業時には下方に位置するが、成形完了
後の製品搬出時には傾倒軸受の傾倒とともにその作動を
受けてローラコンベアが上昇して製品をボトムロールか
ら持上げ、そのまま水平に転動してロール間から脱出す
るという構成である。実開昭55−11206号公報の
従来技術も、ほぼ同じ思想からなり、両ボトムロール間
の下側に成形鋼管を押し上げる数個の回転駆動ロールを
有する昇降式の機内アンローダを提案している。
トムロール間に搬出用のローラコンベアを軸方向に配設
し、通常の成形作業時には下方に位置するが、成形完了
後の製品搬出時には傾倒軸受の傾倒とともにその作動を
受けてローラコンベアが上昇して製品をボトムロールか
ら持上げ、そのまま水平に転動してロール間から脱出す
るという構成である。実開昭55−11206号公報の
従来技術も、ほぼ同じ思想からなり、両ボトムロール間
の下側に成形鋼管を押し上げる数個の回転駆動ロールを
有する昇降式の機内アンローダを提案している。
【0008】実公昭48−31944号公報に係る従来
技術は図8に示したようにボトムロール2cの両側に案
内レール104を平行に配置し、この案内レール上を製
品Wの一端面と圧接する押し板105を駆動させ、製品
を傾倒軸受を越えて機外へ押圧搬出する機構である。ま
た、製品を支持する基台両側に傾斜案内面を形成し、こ
の面に沿って機台の中心方向へ摺動する摺動板を設け、
摺動板の上部に基台上の製品の周面一部を支持して長手
方向に移動送りする搬出ロールを設けた特公昭49−1
9998号公報など多くの従来技術が公開されている。
技術は図8に示したようにボトムロール2cの両側に案
内レール104を平行に配置し、この案内レール上を製
品Wの一端面と圧接する押し板105を駆動させ、製品
を傾倒軸受を越えて機外へ押圧搬出する機構である。ま
た、製品を支持する基台両側に傾斜案内面を形成し、こ
の面に沿って機台の中心方向へ摺動する摺動板を設け、
摺動板の上部に基台上の製品の周面一部を支持して長手
方向に移動送りする搬出ロールを設けた特公昭49−1
9998号公報など多くの従来技術が公開されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】多くの従来技術で共通
する点は、製品の成形完了後、金属板を軸方向に押圧し
ていたトップロールを垂直に持上げて押圧作用を解き、
トップロールを軸支している軸受の一方を傾倒してロー
ルの端面を開放し、転動ロールコンベアや受け台を上昇
させて製品の自重を支え、開放された軸方向へ移動する
ことである。この場合、製品をロール間から移動して装
置外へ脱出する移動手段が改良技術の主体を占めている
が、当然、ベンディングロール内から脱出した製品を受
取って、さらに所定の位置へ移動する受渡し治具が必要
なことは言うまでもない。通常は製品の水平移動と同一
水準の高さに転動ロールを配列した台車などを機外のロ
ール軸延長方向に設け、横滑りしてくる製品を受入れて
移し替える方式が多く採られている。
する点は、製品の成形完了後、金属板を軸方向に押圧し
ていたトップロールを垂直に持上げて押圧作用を解き、
トップロールを軸支している軸受の一方を傾倒してロー
ルの端面を開放し、転動ロールコンベアや受け台を上昇
させて製品の自重を支え、開放された軸方向へ移動する
ことである。この場合、製品をロール間から移動して装
置外へ脱出する移動手段が改良技術の主体を占めている
が、当然、ベンディングロール内から脱出した製品を受
取って、さらに所定の位置へ移動する受渡し治具が必要
なことは言うまでもない。通常は製品の水平移動と同一
水準の高さに転動ロールを配列した台車などを機外のロ
ール軸延長方向に設け、横滑りしてくる製品を受入れて
移し替える方式が多く採られている。
【0010】しかし、この方式であればベンディングロ
ールの一方の軸受が傾倒した部分は中空のままで残って
いるから、機内のコンベアから機外の台車コンベアまで
の間に軸受部に相当する通路の断絶が生じざるを得な
い。もし、製品の長さが大きいときは重心の移動によっ
て断絶を乗り越えて機外の台車上へ移し替えることもで
きるが、製品の全長が小さければ機外の中空へ進出すれ
ば支えを失った端部は自重でバランスを失って直ちに傾
くので受渡しは不可能となる。
ールの一方の軸受が傾倒した部分は中空のままで残って
いるから、機内のコンベアから機外の台車コンベアまで
の間に軸受部に相当する通路の断絶が生じざるを得な
い。もし、製品の長さが大きいときは重心の移動によっ
て断絶を乗り越えて機外の台車上へ移し替えることもで
きるが、製品の全長が小さければ機外の中空へ進出すれ
ば支えを失った端部は自重でバランスを失って直ちに傾
くので受渡しは不可能となる。
【0011】この課題を解決するために傾倒軸受の間隙
を縫って機外へ延設した案内レール上に添って製品を押
し出す方法(実公昭48−31944号公報、特公昭4
0−22566号公報)を採れば、確かに製品は無端チ
ェーンや押し板に押圧されて機外へ搬出されるが、製品
は自重を支えるボトムロール表面を擦って移動するわけ
であるから、製品とロールの表面にそれぞれ擦過傷がつ
き易く外観上好ましくない影響を与えるケースが多いこ
とは否定できない。
を縫って機外へ延設した案内レール上に添って製品を押
し出す方法(実公昭48−31944号公報、特公昭4
0−22566号公報)を採れば、確かに製品は無端チ
ェーンや押し板に押圧されて機外へ搬出されるが、製品
は自重を支えるボトムロール表面を擦って移動するわけ
であるから、製品とロールの表面にそれぞれ擦過傷がつ
き易く外観上好ましくない影響を与えるケースが多いこ
とは否定できない。
【0012】また、一般に製品の成形が完了するとボト
ムロールの中間からシリンダやローラコンベアなどが上
昇してきて製品を持上げ、その姿勢で軸方向へ転動する
方式が不可欠であるから、製品の外周面と点接触する部
材の押圧力が製品外周の作用点に掛かり、自重以上の負
荷が複数個の接点に集中する。このような不均衡な応力
が成形後の製品をさらに歪める懸念がないわけではな
い。特に外観を重視するいわゆる化粧板の製品、非鉄金
属製品、その他軟質素材の円筒体などでは、多少の外観
上の変形や凹凸が生じやすく、またこのような軽微な凹
凸も商品価値を失い不合格品と判定されることが稀では
ない。押し上げた位置から機内を軸方向へ転動する場合
についても同様である。
ムロールの中間からシリンダやローラコンベアなどが上
昇してきて製品を持上げ、その姿勢で軸方向へ転動する
方式が不可欠であるから、製品の外周面と点接触する部
材の押圧力が製品外周の作用点に掛かり、自重以上の負
荷が複数個の接点に集中する。このような不均衡な応力
が成形後の製品をさらに歪める懸念がないわけではな
い。特に外観を重視するいわゆる化粧板の製品、非鉄金
属製品、その他軟質素材の円筒体などでは、多少の外観
上の変形や凹凸が生じやすく、またこのような軽微な凹
凸も商品価値を失い不合格品と判定されることが稀では
ない。押し上げた位置から機内を軸方向へ転動する場合
についても同様である。
【0013】このような課題は全て成形後の製品を搬出
する際に、製品自体に不均等な外力を掛けて動かすこと
に起因すると解釈できる。本発明は以上に述べた課題を
解決するために、成形後の製品自体に外力を与えないで
ベンディングロールの機内から機外へ搬出する製品搬出
装置の提供を目的とする。
する際に、製品自体に不均等な外力を掛けて動かすこと
に起因すると解釈できる。本発明は以上に述べた課題を
解決するために、成形後の製品自体に外力を与えないで
ベンディングロールの機内から機外へ搬出する製品搬出
装置の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るベンディン
グロールの製品搬出装置は、架台1の上で軸支された一
対のボトムロール2とトップロール3との間で挾圧下作
用により成形した円筒状の製品Wを、トップロール3の
上昇とその一端を軸支する傾倒軸受31の傾動によって
搬出可能状態に開放する基本構成にあって、一対のボト
ムロール2の中間の架台上へ昇降自在に駆動される昇降
台4を具え、該昇降台4の上でロールの軸線方向へ移動
自在に駆動され、かつ、ロールのほぼ全長に及ぶ長さを
具えた移動台5を載置したことによって前記の課題を解
決した。
グロールの製品搬出装置は、架台1の上で軸支された一
対のボトムロール2とトップロール3との間で挾圧下作
用により成形した円筒状の製品Wを、トップロール3の
上昇とその一端を軸支する傾倒軸受31の傾動によって
搬出可能状態に開放する基本構成にあって、一対のボト
ムロール2の中間の架台上へ昇降自在に駆動される昇降
台4を具え、該昇降台4の上でロールの軸線方向へ移動
自在に駆動され、かつ、ロールのほぼ全長に及ぶ長さを
具えた移動台5を載置したことによって前記の課題を解
決した。
【0015】この構成のうち、移動台5の上面は断面が
側端から中央へ向けて下降する2つの傾斜面を対称的に
具えた受取り面51と、該受取り面51を上面に添着し
垂直に2本の脚部52を垂設した受け台53よりなり、
昇降台4の断面コ形の本体41は両側面へ多数のロール
42を軸支し、該ロール42が本体41へ内嵌した前記
脚部52の両側面へ刻設した長溝54へ内嵌しているこ
とが望ましい実施例である。
側端から中央へ向けて下降する2つの傾斜面を対称的に
具えた受取り面51と、該受取り面51を上面に添着し
垂直に2本の脚部52を垂設した受け台53よりなり、
昇降台4の断面コ形の本体41は両側面へ多数のロール
42を軸支し、該ロール42が本体41へ内嵌した前記
脚部52の両側面へ刻設した長溝54へ内嵌しているこ
とが望ましい実施例である。
【0016】また、さらに前記構成に対し、移動台5の
受取り面51がアルミニュウムなどの非鉄金属、天然ま
たは人造ゴム、合成樹脂など円筒状の製品Wの硬度より
も低硬度の材質で形成されていることが製品の種類によ
っては好適である。
受取り面51がアルミニュウムなどの非鉄金属、天然ま
たは人造ゴム、合成樹脂など円筒状の製品Wの硬度より
も低硬度の材質で形成されていることが製品の種類によ
っては好適である。
【0017】一方、移動台5の移動装置6については断
面コ形の昇降台4の中空部を軸方向に貫通するボール雄
ねじ61と、その一端に駆動モータ62を具え、移動台
5の一端には前記ボール雄ねじ61と噛合するボール雌
ねじ63を具えた構成が望ましい実施例である。
面コ形の昇降台4の中空部を軸方向に貫通するボール雄
ねじ61と、その一端に駆動モータ62を具え、移動台
5の一端には前記ボール雄ねじ61と噛合するボール雌
ねじ63を具えた構成が望ましい実施例である。
【0018】移動台5の移動装置6については他の好適
な態様もあり、たとえば移動台5の両端付近でチェーン
64の両端を係止し、昇降台4の両端付近にチェーンホ
ィル65A、65Bを軸支し、該チェーンホィルの駆動
手段を具えたこと、または、該チェーン64に替えたワ
イヤロープ66と、チェーンホィル65に替えた円筒車
67A、67Bをそれぞれ具え、ワイヤロープ66の係
止箇所の手前に付勢ばね68を介装した構成であっても
よく、種々な移動用の部材とその駆動源との組合わせが
可能である。
な態様もあり、たとえば移動台5の両端付近でチェーン
64の両端を係止し、昇降台4の両端付近にチェーンホ
ィル65A、65Bを軸支し、該チェーンホィルの駆動
手段を具えたこと、または、該チェーン64に替えたワ
イヤロープ66と、チェーンホィル65に替えた円筒車
67A、67Bをそれぞれ具え、ワイヤロープ66の係
止箇所の手前に付勢ばね68を介装した構成であっても
よく、種々な移動用の部材とその駆動源との組合わせが
可能である。
【0019】
【作用】ボトムロールとトップロールとの間に働く挾圧
下作用によって金属板が所定の円筒状の製品に成形加工
された後、トップロールは製品を内包したままで上方へ
上昇して製品との密着状態から離れ、同時にトップロー
ルの一方を軸支していた傾倒軸受が傾倒してロールの一
端が宙釣り状態となって製品搬出の通路を開く。ここで
両ボトムロール間の下方に設けられている昇降台が上昇
し始め、その上面に載置した移動台の上面が製品の外周
面に到達し、ボトムロールの上に載置していた製品の自
重を担持する。移動台の長さはロールの全長とほぼ同一
であるから、ボトムロールから移動台への移転は製品の
全長に亘って均等に進められ、製品自体へ及ぼす外力は
自重を広い受圧面に分散した僅かな量に軽減される。受
渡しが終れば昇降台の上で移動台だけが軸方向へ水平に
移動し、傾倒軸受を越えて機外へ製品を載置したまま進
行する。この間に製品自体の表面上へ作用する外力がな
いから、外観を損う機会は皆無であり、円滑、かつ能率
よくベンディングロール外へ製品の搬出が完了し適宜、
次の工程へと転送される。
下作用によって金属板が所定の円筒状の製品に成形加工
された後、トップロールは製品を内包したままで上方へ
上昇して製品との密着状態から離れ、同時にトップロー
ルの一方を軸支していた傾倒軸受が傾倒してロールの一
端が宙釣り状態となって製品搬出の通路を開く。ここで
両ボトムロール間の下方に設けられている昇降台が上昇
し始め、その上面に載置した移動台の上面が製品の外周
面に到達し、ボトムロールの上に載置していた製品の自
重を担持する。移動台の長さはロールの全長とほぼ同一
であるから、ボトムロールから移動台への移転は製品の
全長に亘って均等に進められ、製品自体へ及ぼす外力は
自重を広い受圧面に分散した僅かな量に軽減される。受
渡しが終れば昇降台の上で移動台だけが軸方向へ水平に
移動し、傾倒軸受を越えて機外へ製品を載置したまま進
行する。この間に製品自体の表面上へ作用する外力がな
いから、外観を損う機会は皆無であり、円滑、かつ能率
よくベンディングロール外へ製品の搬出が完了し適宜、
次の工程へと転送される。
【0020】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す斜視図である。
図において一対のボトムロール2A、2Bが平行に架台
1の上に取付けられ、軸受21によって両端を軸支され
ているが、他方の軸受に接続するロールの駆動装置は図
示を省略している。ボトムロール2の中間直上に昇降自
在にトップロール3が軸支され、その一端は傾倒軸受3
1によって軸支されている。これがベンディングロール
の基本的構成である。
図において一対のボトムロール2A、2Bが平行に架台
1の上に取付けられ、軸受21によって両端を軸支され
ているが、他方の軸受に接続するロールの駆動装置は図
示を省略している。ボトムロール2の中間直上に昇降自
在にトップロール3が軸支され、その一端は傾倒軸受3
1によって軸支されている。これがベンディングロール
の基本的構成である。
【0021】両ボトムロール2間の架台に昇降台4が昇
降自在に取付けられている。この実施例ではほぼロール
の全長に及ぶ長さを具え、断面がコ形の構造としている
が、その形状は特に限定されるものではない。昇降台の
昇降機構も任意の公知技術を適用すれば足りるが、ここ
では昇降台の下底面の両端で揺動レバー43A、43B
とピン結合し、油圧シリンダー44の作動が揺動レバー
45A、45Bと連結ロッド46の伝達部材の動きを介
して昇降台4の昇降作用を誘発する。この昇降機構は当
然、他の多くの異なる公知技術を適用しても同様であ
り、架台に2〜4セット程度の油圧シリンダーを同時に
作動して水平位置を保ったまま昇降台を上下してもよ
く、電動機の駆動をギア回転の噛合によって上下運動に
変換してもよく、特に限定されるものではない。
降自在に取付けられている。この実施例ではほぼロール
の全長に及ぶ長さを具え、断面がコ形の構造としている
が、その形状は特に限定されるものではない。昇降台の
昇降機構も任意の公知技術を適用すれば足りるが、ここ
では昇降台の下底面の両端で揺動レバー43A、43B
とピン結合し、油圧シリンダー44の作動が揺動レバー
45A、45Bと連結ロッド46の伝達部材の動きを介
して昇降台4の昇降作用を誘発する。この昇降機構は当
然、他の多くの異なる公知技術を適用しても同様であ
り、架台に2〜4セット程度の油圧シリンダーを同時に
作動して水平位置を保ったまま昇降台を上下してもよ
く、電動機の駆動をギア回転の噛合によって上下運動に
変換してもよく、特に限定されるものではない。
【0022】図2は金属板の成形が完了し円筒状の製品
Wができ上がった後、製品搬出の第一段階としてトップ
ロール3を上昇して製品から離し、さらに一端の傾倒軸
受(図示せず)を傾倒して製品搬出の通路を開放した後
の断面図を示す。図のように断面コ形の昇降台4が上昇
して、その上に載置した移動台5の頂面が製品Wの外周
面に達し、さらにこれを全面で押上げてボトムロールの
表面から離した状態となっている。移動台5の頂面は側
端から断面中央へ向けて下降する勾配を対称的に具えた
受取り面51よりなり、製品の外観が特に重視される非
鉄材、化粧材などに対しては、アルミニュウムなどの非
鉄の軟質金属材、天然または人造ゴム、合成樹脂材など
製品の硬度よりも低い硬度の材質で形成すると、搬出時
に製品の外傷の虞れが全くなくなり好成績を得る場合も
ある。
Wができ上がった後、製品搬出の第一段階としてトップ
ロール3を上昇して製品から離し、さらに一端の傾倒軸
受(図示せず)を傾倒して製品搬出の通路を開放した後
の断面図を示す。図のように断面コ形の昇降台4が上昇
して、その上に載置した移動台5の頂面が製品Wの外周
面に達し、さらにこれを全面で押上げてボトムロールの
表面から離した状態となっている。移動台5の頂面は側
端から断面中央へ向けて下降する勾配を対称的に具えた
受取り面51よりなり、製品の外観が特に重視される非
鉄材、化粧材などに対しては、アルミニュウムなどの非
鉄の軟質金属材、天然または人造ゴム、合成樹脂材など
製品の硬度よりも低い硬度の材質で形成すると、搬出時
に製品の外傷の虞れが全くなくなり好成績を得る場合も
ある。
【0023】昇降台は受取り面を添着した受け台53の
脚部52が、昇降台4の断面コ形の両側面へ内嵌し、脚
部52の側面に刻設した長溝54内へ、昇降台の側面に
多数軸方向へ配列された回転ロール42と嵌合してい
る。この構成であると昇降台上で移動台の移動するとき
の抵抗はころがり摩擦抵抗となるので、重量が相当大き
な大型製品となっても比較的小さな能力の駆動源で足り
るという利点がある。
脚部52が、昇降台4の断面コ形の両側面へ内嵌し、脚
部52の側面に刻設した長溝54内へ、昇降台の側面に
多数軸方向へ配列された回転ロール42と嵌合してい
る。この構成であると昇降台上で移動台の移動するとき
の抵抗はころがり摩擦抵抗となるので、重量が相当大き
な大型製品となっても比較的小さな能力の駆動源で足り
るという利点がある。
【0024】移動台の移動に必要な移動装置6も特に限
定するものではなく、各種の公知技術の適用が可能であ
る。図1、図2の例では断面コ形の昇降台4の中空部内
を軸方向に貫通してボール雄ねじ61を具え、このねじ
端に駆動モータ62を接続し、一方、移動台5の一端に
図3に示すようにこのボール雄ねじ61と噛合するボー
ル雌ねじ63を刻設した脚55を垂設する。駆動モータ
62の作動は噛合するねじを通じて脚64と一体の移動
台5を水平方向に移動する。この作用は図3(A)
(B)によって示し、その移動距離Sがこの装置のスト
ロークとなる。
定するものではなく、各種の公知技術の適用が可能であ
る。図1、図2の例では断面コ形の昇降台4の中空部内
を軸方向に貫通してボール雄ねじ61を具え、このねじ
端に駆動モータ62を接続し、一方、移動台5の一端に
図3に示すようにこのボール雄ねじ61と噛合するボー
ル雌ねじ63を刻設した脚55を垂設する。駆動モータ
62の作動は噛合するねじを通じて脚64と一体の移動
台5を水平方向に移動する。この作用は図3(A)
(B)によって示し、その移動距離Sがこの装置のスト
ロークとなる。
【0025】移動台の移動装置の別の例としては、図4
のように移動台5の両端付近でチェーン64の両端を係
止し、昇降台4の両端付近にチェーンホィル65A、6
5Bを軸支し、該チェーンホィルの駆動モータ69と連
結してチェーンの巻取り、巻き戻しによって移動台を移
動してもよく、図5のように該チェーン64に替えたワ
イヤロープ66と、チェーンホィル65に替えた円筒車
67A、67Bをそれぞれ具え、ワイヤロープ66の係
止箇所の手前に付勢ばね68を介装して常に引張り力を
ワイヤロープに付勢した構成でもよい。その他、移動距
離の長い場合は駆動モータで歯車を回転し、該歯車と噛
合するラックを底面に具えた移動台を移動してもよく、
また移動距離が短い場合は油圧シリンダーの伸縮作動に
よって移動台を前進後退してもよい。
のように移動台5の両端付近でチェーン64の両端を係
止し、昇降台4の両端付近にチェーンホィル65A、6
5Bを軸支し、該チェーンホィルの駆動モータ69と連
結してチェーンの巻取り、巻き戻しによって移動台を移
動してもよく、図5のように該チェーン64に替えたワ
イヤロープ66と、チェーンホィル65に替えた円筒車
67A、67Bをそれぞれ具え、ワイヤロープ66の係
止箇所の手前に付勢ばね68を介装して常に引張り力を
ワイヤロープに付勢した構成でもよい。その他、移動距
離の長い場合は駆動モータで歯車を回転し、該歯車と噛
合するラックを底面に具えた移動台を移動してもよく、
また移動距離が短い場合は油圧シリンダーの伸縮作動に
よって移動台を前進後退してもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上に述べた通り成形後の製品
自体を動かさないで、製品を載置した移動台を動かす方
式としたから、成形後の製品表面に押圧による凹凸や擦
過傷などの欠陥が現れない。かつ、ロールとほぼ同一の
長さを具えた移動台が機外へ水平移動するのであるか
ら、傾倒軸受の傾倒による搬出路の中絶があっても十分
に橋渡しができ、比較的短い長さの製品でも台上へ載置
すれば重力バランスに関係なく容易に搬出できる。しか
も製品搬出装置自体の能率も極めて優れており、クレン
の占有による手待状態もなく、装置の操作も容易であ
り、構造も他の従来技術に比べると遥かに簡単で故障の
虞れが少ないから、メンテナンス上も有利であるなど利
点が多い。
自体を動かさないで、製品を載置した移動台を動かす方
式としたから、成形後の製品表面に押圧による凹凸や擦
過傷などの欠陥が現れない。かつ、ロールとほぼ同一の
長さを具えた移動台が機外へ水平移動するのであるか
ら、傾倒軸受の傾倒による搬出路の中絶があっても十分
に橋渡しができ、比較的短い長さの製品でも台上へ載置
すれば重力バランスに関係なく容易に搬出できる。しか
も製品搬出装置自体の能率も極めて優れており、クレン
の占有による手待状態もなく、装置の操作も容易であ
り、構造も他の従来技術に比べると遥かに簡単で故障の
虞れが少ないから、メンテナンス上も有利であるなど利
点が多い。
【図1】本発明実施例の斜視図である。
【図2】同じ実施例の部分縦断正面図である。
【図3】(A)(B)によって移動台の作用を示す部分
正面図である。
正面図である。
【図4】(A)(B)によって移動台の別の実施例の作
用を示す部分正面図である。
用を示す部分正面図である。
【図5】(A)(B)によってさらに別の移動台実施例
の作用を示す部分正面図である。
の作用を示す部分正面図である。
【図6】従来技術を示す斜視図である。
【図7】別のの従来技術を示す正面図である。
【図8】さらに別の従来技術を示す正面図である。
1 架台 2 ボトムロール 3 トップロール 4 昇降台 5 移動台 6 移動装置 31 傾倒軸受 41 本体 42 回転ロール 43 揺動レバー 51 受取り面 52 脚部 53 受け台 54 長溝 61 ボール雄ねじ 62 駆動モータ 63 ボール雌ねじ 64 チェーン 65 チェーンホィル 66 ワイヤロープ 67 円筒車 68 付勢ばね W 製品
Claims (6)
- 【請求項1】 架台1の上で軸支された一対のボトムロ
ール2とトップロール3との間で挾圧下作用により成形
した円筒状の製品Wを、トップロール3の上昇とその一
端を軸支する傾倒軸受31の傾動によって搬出可能状態
に開放するベンディングロールの製品搬出装置におい
て、一対のボトムロール2の中間の架台上へ昇降自在に
駆動される昇降台4を具え、該昇降台4の上でロールの
軸線方向へ移動自在に駆動され、かつ、ロールのほぼ全
長に及ぶ長さを具えた移動台5を載置したことを特徴と
するベンディングロールの製品搬出装置。 - 【請求項2】 請求項1において、移動台5の上面は断
面が側端から中央へ向けて下降する2つの傾斜面を対称
的に具えた受取り面51と、該受取り面51を上面に添
着し垂直に2本の脚部52を垂設した受け台53よりな
り、昇降台4の断面コ形の本体41は両側面へ多数の回
転ロール42を一列に配設軸支し、該ロール42は、本
体41へ内嵌した前記脚部52の両側面へ刻設した長溝
54へ、内嵌していることを特徴とするベンディングロ
ールの製品搬出装置。 - 【請求項3】 請求項2において、移動台5の受取り面
51がアルミニュウムなどの非鉄金属、天然または人造
ゴム、合成樹脂など円筒状の製品Wの硬度よりも低硬度
の材質で形成されていることを特徴とするベンディング
ロールの製品搬出装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかにおいて、移動
台5の移動装置6が断面コ形の昇降台4の中空部を軸方
向に貫通するボール雄ねじ61と、その一端に駆動モー
タ62を具え、移動台5の一端には前記ボール雄ねじ6
1と噛合するボール雌ねじ63を具えたことを特徴とす
るベンディングロールの製品搬出装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至3の何れかにおいて、移動
台5の移動装置6が移動台5の両端付近でチェーン64
の両端を係止し、昇降台4の両端付近にチェーンホィル
65A、65Bを軸支してチェーンを巻き回し、該チェ
ーンホィルの駆動手段を具えたことを特徴とするベンデ
ィングロールの製品搬出装置。 - 【請求項6】 請求項5において、チェーン64に替え
たワイヤロープ66と、チェーンホィル65に替えた円
筒車67をそれぞれ具え、ワイヤロープ66の係止箇所
の手前に付勢ばね68を介装したことを特徴とするベン
ディングロールの製品搬出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24710594A JP2795193B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | ベンディングロールの製品搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24710594A JP2795193B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | ベンディングロールの製品搬出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0890087A JPH0890087A (ja) | 1996-04-09 |
JP2795193B2 true JP2795193B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=17158510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24710594A Expired - Lifetime JP2795193B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | ベンディングロールの製品搬出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2795193B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110814109B (zh) * | 2019-10-30 | 2021-09-24 | 陈方玲 | 一种管道生产加工用加热圈矫正模具 |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP24710594A patent/JP2795193B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0890087A (ja) | 1996-04-09 |
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