JP2795075B2 - ディスク自動演奏装置 - Google Patents

ディスク自動演奏装置

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JP2795075B2
JP2795075B2 JP4195963A JP19596392A JP2795075B2 JP 2795075 B2 JP2795075 B2 JP 2795075B2 JP 4195963 A JP4195963 A JP 4195963A JP 19596392 A JP19596392 A JP 19596392A JP 2795075 B2 JP2795075 B2 JP 2795075B2
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magazine
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playing
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昭次 森岡
博 松ヶ瀬
中川  充
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクを装着したト
レイを複数密に積層したディスク収納マガジンを用い、
このディスク収納マガジンを装置内に挿入し、所定の載
置位置で所望のトレイを選択及び分離してディスクを自
動的に演奏できるよう構成したディスク自動演奏装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンパクトディスク(CD),R
OM型コンパクトディスク(CD−ROM),対話型コ
ンパクトディスク(CD−I),ビデオディスク(V
D)などの円盤状のディスク(光ディスク)は、音声情
報,画像情報,文字情報などの情報信号を複数の微小な
ピット列に変換して多量に収録していることは周知であ
る。
【0003】そして、使用者が上記ディスクをディスク
演奏装置に装着し、光ピックアップにより再生面(又は
記録面)を再生(又は記録)すると、音声情報,画像情
報,文字情報などの情報信号を所望の位置から迅速に再
生(又は記録)できるので、使用者に大変喜ばれてい
る。
【0004】上記したディスク演奏装置のうちで、複数
枚のディスクを収納したディスク収納マガジンを用い、
このディスク収納マガジンをディスク自動演奏装置内の
マガジン載置部に挿入し、このうち所望のディスクをデ
ィスク演奏部まで選択的に引き出して自動演奏できるよ
う構成した従来のディスク自動演奏装置として図25に
示した如くのものがある。
【0005】図25において、ディスク収納マガジン2
00(以下、マガジン200と記す)は外観形状が箱体
に形成されている。また、マガジン200内には、開口
部200aからトレイ201が左右のガイド溝に200
b,200bに案内されて着脱自在となっており、且
つ、ディスク202を載置したトレイ201がそれぞれ
組ごとに所定の間隔をあけて積層されている。このマガ
ジン200をディスク自動演奏装置210の挿入口21
0aから矢印方向に挿入し、マガジン載置部210bに
載置する。そして、トレイ引き出し手段(図示せず)に
より所望のディスク202を載置したトレイ201をデ
ィスク演奏部210cの上方まで引き出す。この後、デ
ィスク演奏部210cに設けたターンテーブル211の
上方まで引き出された1組のトレイ201は、トレイ上
下動手段(図示せず)によりターンテーブル方向に下降
し、ディスク202のみをターンテーブル211上に載
置し、トレイ201はターンテーブルの下方に退避さ
せ、光ピックアップ212によりディスク202が演奏
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のディ
スク自動演奏装置210では、マガジン200をマガジ
ン載置部210bに載置後、所望のディスク202を載
置したトレイ201をディスク演奏部210cまで選択
的に引き出し、ディスク202のみをターンテーブル2
11上に載置して、光ピックアップ212によりディス
ク202を自動演奏できるものの、マガジン200を載
置するマガジン載置部210bと、ディスク202を演
奏するディスク演奏部210cとが装置210内の隣接
した異なる場所に設定されている。
【0007】即ち、ディスク演奏部210cの設置位置
は、マガジン200からトレイ201を完全に引き出し
た位置に設置されており、マガジン載置部210bが占
める面積とほぼ等しい面積を必要としている。従って、
マガジン200の外形寸法をディスク202を収納でき
るに足りうる大きさに設定しても、装置210側の占有
面積はマガジン200の占有面積の少なくとも倍以上必
要となり、この種の構造形態のマガジン200を採用し
たディスク自動演奏装置210の小型化が達成できにく
い問題がある。
【0008】更に、マガジン200は箱体に形成されて
おり、内部のトレイ201が引き出しし易いようにガイ
ド溝200b,200bに案内されて所定の間隔をあけ
て積層されているので、マガジン200の高さ寸法が高
くなり、携帯性能が低下している。
【0009】そこで、携帯性能の良い構造形態のマガジ
ンを用いて、装置210側の占有面積を小さく設定でき
るディスク自動演奏装置が望まれている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、ディスクを装着した複数のトレ
イと、複数の前記トレイを密に積層するトレイ載置台
と、複数の前記トレイ及び前記トレイ載置台の外周部を
一部囲いながら枠組みして携帯可能な位置とトレイ分離
可能な位置との間を摺動するマガジンスライド板と、前
記トレイ載置台と前記マガジンスライド板との間に設け
られて、装置への非装着時に該マガジンスライド板を前
記トレイ分離可能な位置に移動することを規制するマガ
ジンスライド板移動規制手段とで構成したディスク収納
マガジンを用い、該ディスク収納マガジンを装置内に載
置して所望のディスクを選択的に演奏するディスク自動
演奏装置であって、前記ディスク収納マガジンの装置へ
挿入動作に伴って前記マガジンスライド板移動規制手
段による前記マガジンスライド板への規制を解除した
後、該マガジンスライド板を前記携帯可能な位置から前
記トレイ分離可能な位置に移動し、該ディスク収納マガ
ジンを携帯可能な枠組み状態からトレイ分離可能な枠組
み状態にする共に、該ディスク収納マガジンを所定の載
置位置に載置するマガジン載置手段と、前記所定の載置
位置で密に積層した前記トレイから所望のトレイを選択
し、且つ、該所望のトレイと、該所望のトレイに隣り合
うトレイ又は前記トレイ載置台との間に所定の間隔を維
持するよう該所望のトレイを分離する機能を備えると共
に、分離した該所望のトレイから前記ディスクのみをチ
ャッキング爪を有したターンテーブル上にチャッキング
し、且つ、該ディスクが取り出された該所望のトレイを
前記所定の間隔を維持しながら前記ターンテーブルの上
方に退避させる機能を備えたトレイ選択及び分離手段
と、前記ディスクを演奏する前記ターンテーブル,光ピ
ックアップなどを保持したディスク演奏部を退避位置か
ら移動して前記所定の間隔内に臨ませるディスク演奏手
段とを具備したことを特徴とするディスク自動演奏装置
を提供するものである。
【0011】
【実施例】以下に本発明に係わるディスク自動演奏装置
の一実施例を図1乃至図24を参照して{ディスク収納
マガジンの構成},{ディスク収納マガジンの使用形
態},{ディスク収納マガジンを採用したディスク自動
演奏装置の構成及び各部の動作},{ディスク自動演奏
装置の全体動作}について項目順に詳細に説明する。
【0012】{ディスク収納マガジンの構成}まず始め
に、本発明に係わるディスク自動演奏装置を説明する前
に、ここで適用されるディスク収納マガジンの構成につ
いて図1乃至図6を用いて説明する。図1は本発明に係
わるディスク自動演奏装置に適用されるディスク収納マ
ガジンの外観を示した斜視図、図2はディスク収納マガ
ジンの構成部材を分解して示した分解斜視図である。
【0013】図1に示したディスク収納マガジン1(以
下、マガジン1と記す)は、後述するように例えばコン
パクトディスク(CD)などのディスク(光ディスク)
2を選択的に自動演奏するディスク自動演奏装置20
(図7)に適用できるよう構成したものである。
【0014】上記マガジン1は、ディスク2の外周部2
aを把持しながらディスク2を装着したトレイ3(3A
〜3C)が複数枚用意され、図1に示した携帯可能な初
期状態では、上記トレイ3(3A〜3C)が基台となる
トレイ載置台4上に密に複数積層されている。そして、
矢印X,X方向に摺動可能なマガジンスライド板5
が、複数のトレイ3及びトレイ載置台4の外周部を一部
囲いながら携帯可能状態に枠組み形成している。尚、以
下の説明において、“トレイ3を密に積層した状態”と
は、隣り合うトレイ3がお互いに隙間なく接触し、且
つ、トレイ3はトレイ載置台4にも隙間なく接触して積
層した状態である。
【0015】また、マガジン1が携帯可能な初期状態で
は、マガジン1内にディスク2を装着したトレイ3と、
ディスク2を装着してないトレイ3とが混在可能となっ
ている。そして、例えば周知のコンパクトディスクを3
枚のトレイ3A〜3Cにそれぞれ組ごとに収納し、トレ
イ3A〜3Cを密に積層して構成した場合には、マガジ
ン1の外形寸法のうち縦×横寸法がコンパクトディスク
の外形寸法(直径120mm)より僅かに大きく125
×125mm程度に形成され、高さ寸法は10mm程度
と超薄形に形成され、携帯性能が良好となっている。
尚、実施例ではマガジン1内に3枚のディスク2を収納
しているが、収納枚数は設計時に適宜設定すれば良く、
後述する装置20(図7)側はトレイ3を5層に積層し
たマガジンにも適用できるようになっている。
【0016】更に、マガジン1は、後述するように、マ
ガジンスライド板5の摺動位置に対応して3つの使用形
態を取ることができるよう構成されており、即ち、マガ
ジンスライド板5が図3に示した第1位置状態の時に
は、マガジン1が携帯可能な初期状態であり、且つ、デ
ィスク2を着脱することを規制されている。また、マガ
ジンスライド板5が図4に示した第2位置状態の時に
は、マガジン1が携帯可能であり、且つ、ディスク2を
着脱することを許容されている。更に、マガジン1をデ
ィスク自動演奏装置20(図7)内に載置し、マガジン
スライド板5が図5及び図6に示した第3位置状態の時
には、トレイ載置台4上に密に積層したトレイ3(3A
〜3C)のうちで所望のトレイ3を選択し、この所望の
トレイ3の下方に所定の間隔K(図6)を維持するよう
所望のトレイを分離し、この所定の間隔K内にディスク
演奏機構部130(図14)を臨ませる形態を取ってい
る。
【0017】次に、図2を用いてマガジン1の上記構成
部材を更に詳しく説明する。
【0018】図2において、上記トレイ載置台4は、樹
脂材を用いてL字状に形成され、薄肉平坦で一部矩形状
に形成された上面4aの端部から側板部4bを直角上方
に一体的に突出している。また、上面4a側の各側面
は、側板部4bに直角で間隔を離して互いに平行に対向
する側面4c,4dと、側板部4bと間隔を離して平行
に対向する側面4eとが形成され、更に、側面4dと側
面4eとが交差するコーナにはディスク2の外形寸法よ
り一回り大きなR径に形成されたR部4fが形成されて
いる。そして後述するように、R部4fからはディスク
2を最短距離で容易に着脱でき、しかも、装置20(図
7)側のディスク演奏機構部130(図14)も最短移
動(揺動)距離で入り込めるようになっている。
【0019】上記マガジンスライド板5は、薄いステン
レス板材などを用いて一体的に形成され、上面5aがほ
ぼ台形状に平坦に形成され、トレイ載置台4の側板部4
b側に側面5bが形成され、この側面5bと直角で間隔
を離して互いに平行に対向する側面から側板部5c,5
dが直角上方に折り曲げ形成され、更に、手前側の側板
部5cの上端部には上面5aと間隔を離して対向するよ
う内側に直角に少量折り曲げた折曲部5c,5c
形成され、一方、後側の側板部5dの上端部には上面5
aと間隔を離して対向するよう内側に直角に少量折り曲
げた折曲部5dが形成されている。
【0020】ここで、マガジンスライド板5の側板部5
c,5dを材料の弾性力に抗して少量拡開させながらト
レイ載置台4の裏面4g側にマガジンスライド板5を挿
入する。この際、トレイ載置台4の裏面4gには、マガ
ジンスライド板5の上面5aより摺動する量だけ大きな
ほぼ台形状の台形凹部4gが極浅く形成され、更に、
トレイ載置台4の側面4c,4dに長尺なコ字状凹部4
,4dが極浅く形成されている。そして、裏面4
gの台形凹部4gとマガジンスライド板5の上面5a
とを互いに対向させて当接し、側面4c,4dのコ字状
凹部4c,4dにマガジンスライド板5の側板部5
c,5dを摺接させると、マガジンスライド板5がトレ
イ載置台4に対して矢印X,X方向に直線的に摺動
可能となる。これらの長尺なコ字状凹部4c,4d
は、右端でマガジンスライド板5の矢印X方向の移動
を規制し、左端でマガジンスライド板5の矢印X方向
の移動を規制している。
【0021】また、トレイ載置台4の上面4aには、矩
形孔4a〜4aが裏面4gまで貫通して穿設され、
更に、矩形孔4a〜4aと連接して扇形凹部4a
が浅く形成されている。この扇形凹部4aには、マガ
ジンスライド板5の摺動範囲を規制するフック部材7が
軸6を中心として回動支持されている。即ち、フック部
材7の一端部とマガジンスライド板5の上面5aとの間
には引張バネ8が掛止され、この引張バネ8は矩形孔4
内に上面4a側に突出することなく設けられてい
る。そして、フック部材7は引張バネ8により軸6を中
心として図示時計方向に付勢されていると共に、この引
張バネ8がマガジンスライド板5を矢印X方向(図3
の第1位置方向)に付勢している。一方、マガジンスラ
イド板5の上面5aに形成した切り起こし片5aが矩
形孔4a内に臨んでいるため、切り起こし片5a
フック部材7の当接部7aが当接して、フック部材7の
時計方向の回動を規制している。更に、当接部7aから
間隔を離してフック状に連接形成した係止部7bまでの
間では、両者7a,7bの間隔より巾の狭い上記切り起
こし片5aが位置しているため、マガジンスライド板
5が矢印X,X方向に許容移動距離だけ摺動自在に
なっており、即ち、マガジンスライド板5を手動で押す
ことにより、マガジンスライド板5が第1位置状態(図
3)と第2位置状態(図4)を自在に取ることができる
ようになっている。上記切り起こし片5a,フック部
材7,引張バネ8などがマガジンスライド板移動規制手
段となる。
【0022】また、トレイ載置台4の側面4eから裏面
4g側にガイド溝4gが矩形孔4aに連接するよう
形成され、このガイド溝4gに後述する装置20側の
マガジン載置部底板42に形成した係止解除片42a
(図9)がマガジン1の挿入動作に伴って入り込み、係
止解除片42aが矩形孔4aに臨んだフック部材7
の係止解除部7cを押すので、フック部材7は引張バネ
8に抗して軸6を中心として図示反時計方向に回動し、
フック部材7と切り起こし片5aとの係止が解除され
るようになっている。上記係止解除片42a(図9)
は、マガジンスライド板移動規制解除手段となってい
る。
【0023】また、トレイ載置台4の裏面4g側に角状
凹部4gが浅く形成され、装置20側の摺動部材48
に形成した突出部48b(図9)が入り込むようになっ
ている。また、トレイ載置台4の側面4d,4eから上
面4aにかけて分離部4a,4a(以下、分離凹部
4a,4aと記す)が浅く形成され、これらの分離
凹部4a,4aに後述する装置20側の押し下げレ
バー(113B),113A(図11)が当接すること
により、トレイ3の分離時、トレイ載置台4を下方に押
し下げるようになっている。
【0024】次に、トレイ載置台4の上面4aに密に積
層される複数のトレイ3(3A〜3C)は、樹脂材を用
いて薄肉平坦に形成され、トレイ載置台4の上面4aと
外形形状がほぼ同等に形成されており、トレイ載置台4
の上面4aと対応するトレイ3の各部署にそれぞれ上面
3a,側面3b〜3e,R部3f,裏面3gと付す。
尚、複数のトレイ3のうちで、最上段のトレイ3Aのみ
下段のトレイ3B,3Cと一部外観形状が異なるもの
の、この理由は図1にも示したように装着したディスク
2に上方から塵埃などが入り込んで付着しないよう最上
段のトレイ3Aのみを密閉構造に形成し、且つ、トレイ
3Aの裏面側にディスク2を装着しているものであり、
トレイ3Aに取り付ける構成部材は下層のトレイ3B,
3Cとすべて同一であるので、ここでは下層のトレイ3
(3B,3C)を用いて以下説明する。
【0025】図2に戻り、上記トレイ3をトレイ載置台
4の上面4aに密に積層する場合には、トレイ3の裏面
3gをトレイ載置台4の上面4aに対向して当接させる
と共に、トレイ3の側面3bをトレイ載置台4の側板部
4bの内側に位置させ、トレイ3の側面3c〜3e,R
部3fをトレイ載置台4の側面4c〜4e,R部4fと
合致させるように積層している。とくに、R部3fの外
周は、R部4fの外周と対向させながら一致させている
ため、R部4fと同様に、ディスク2の着脱が最短距離
で容易にでき、装置20(図7)側のディスク演奏機構
部130(図14)が最短移動(揺動)距離で入り込め
るようになっている。また、R部3f,4f以外の側面
は、前記したように矩形状に形成されているため、マガ
ジン1が転がることなく、携帯性能良好となっている。
更に、トレイ3のR部3fは、密に積層した場合でもデ
ィスク2の着脱ができるよう、この部分は他の周辺より
も薄い厚みに形成され、ディスク2を傷つけることな
く、且つ、塵埃などが入り込まない程度の挿入口が形成
されている。
【0026】また、トレイ3の側面3c,3dには、前
記したマガジンスライド板5の側板部5c,5dが摺接
する長尺な第1凹部3c,3dが極浅く形成されて
いる。これらの長尺な第1凹部3c,3dは、右端
でマガジンスライド板5の矢印X方向の移動を規制
し、左端でマガジンスライド板5の矢印X方向の移動
を規制している。また、第1凹部3c,3dの内側
に、マガジンスライド板5の折曲部5c,5c,5
より一回り大きい第2凹部3c,3c,3d
が形成されており、後述するトレイ3の分離時、マガジ
ンスライド板5の矢印X2方向の移動により、積層した
トレイ3の第2凹部3c,3c,3dが折曲部5
,5c,5dから抜け出ることができ、トレイ
3の上動を許容している。
【0027】また、トレイ3の上面3aのほぼ中央部に
は、ディスク2の中央孔2bより大きな中央孔3a
裏面3gに貫通して穿設されており、且つ、この中央孔
3aを中心として裏面3g側にR部3fから挿入され
るディスク2を収納する円形凹部3gがディスク2の
外形寸法より一回り大きく、且つ、浅く形成されてい
る。尚、最上段のトレイ3Aには中央孔3aを穿設する
ことなく、円形凹部3gのみが形成されている。
【0028】また、トレイ3の上面3a側で図中右下コ
ーナの近傍及び図中左上コーナの近傍には、円形凹部3
内に収納したディスク2の外周部2aを把持する一
対のディスク把持レバー9(9A,9B)が互いにほぼ
対向するよう設けられている。これらのディスク把持レ
バー9(9A,9B)は、トレイ3を積層した時に突出
しないよう上面3aに浅く形成した凹部3a,3a
内にネジリバネ11(11A,11B)に付勢されなが
ら軸10,10を中心として回動自在に支持されてお
り、即ち、下方のディスク把持レバー9Aはネジリバネ
11Aにより軸10を中心に時計方向に付勢され、一
方、上方のディスク把持レバー9Bはネジリバネ11B
により軸10を中心に反時計方向に付勢されている。こ
の際、ディスク把持レバー9の一端部に形成した把持部
9a,9aが貫通孔3a,3aから裏面3gに臨ん
でディスク2の外周部2aを把持し、軸10,10を介
した他端部に形成した押圧部9b,9bは側面3dに形
成した第2凹部3d及び側面3eに形成した凹部3e
に臨んでいる。そして、これらの押圧部9b,9bに
後述する装置20側のディスク把持解除レバー121A
(図11),(121B)が当接することにより、トレ
イ3の分離時、ディスク2をトレイ3から容易に把持解
除できるようになっている。上記したディスク把持レバ
ー9(9A,9B)をトレイ3の側端部近傍にほぼ対向
して設け、ディスク2をトレイ3に確実に把持している
ので、マガジン1を携帯した時には、振動,持ち運び方
向などを心配することがなくなる。また、マガジン1を
装置20に装着して所望のトレイ3を選択及び分離する
動作中、ディスク2の搬送を確実に行うことができる。
更に、トレイ3の裏面3g側の円形凹部3gに装着し
たディスク2を重力に抗してトレイ3にしっかりと把持
することができる。
【0029】また、トレイ3の裏面3g側で図中右下コ
ーナの近傍及び図中左上コーナの近傍には、第2分離部
3g,3g(以下、第2分離凹部3g,3g
記す)が浅く形成され、これらの第2分離凹部3g
3gに後述する装置20側のリフター111A(11
1B)の2本の爪部111a,111b(図11)が入
り込むことにより、トレイ3の分離時、トレイ3及び伸
縮自在なマガジン載置部上板41(図9)を一体に上下
動できるようになっている。
【0030】また、トレイ3の側面3d,3eから上面
3aにかけて第1分離部3a,3a(以下、第1分
離凹部3a,3aと記す)が浅く形成され、これら
の第1分離凹部3a,3aは前記したトレイ載置台
4の分離凹部4a,4aと対応した位置に設けら
れ、後述する装置20側の押し下げレバー(113
B),113A(図11)が入り込むことにより、トレ
イ3の分離時、選択したトレイ3の下方のトレイ3及び
/又はトレイ載置台4を押し下げるようになっている。
また、トレイ3の上面3a側及びトレイ載置台4の上
面4a側で図中右下コーナの近傍及び図中左上コーナの
近傍には、トレイ3の積層時の位置決めをするトレイ位
置決め手段となるガイドピン12,12が上方にそれぞ
れ突出して設けられている。これらのガイドピン12と
対向してトレイ3の裏面3gに位置決め孔が穿設されて
いるが、図示を省略する。上記ガイドピン12を設けた
ことにより、トレイ3を分離してもトレイ載置台4上に
トレイ3を確実に位置決めして再び積層することができ
る。尚、トレイ位置決め手段はガイドピン12に限るこ
となく、凹凸嵌合する構造であれば良い。
【0031】更に、トレイ載置台4の上面4aで側板部
4bの近傍に軸13が固着されている。この軸13には
ネジリバネ14に付勢されたディスク排出レバー15が
複数個、回動自在に支持されており、それぞれ独立して
トレイ3に装着したディスク2の外周部2aの一部分を
トレイ3のR部3f外に押し出すことができるようにな
っている。そして、これらのディスク排出レバー15
は、軸着された状態でトレイ3の側面3bに形成した切
り欠き部3bに内に装着されており、レバー部15a
を指で押すと、ディスク排出レバー15がネジリバネ1
4に抗して軸13を中心に反時計方向に回動するため、
押し出し部15bがディスク2の外周部2aに当接し、
ディスク2の把持力に抗しながらディスク2をトレイ3
のR部3f方向に押し出すことができるようになってい
る。この際、トレイ載置台4の側面4c側には複数枚の
切り欠き部3bにより図1に示したようにレバー部1
5aを臨むスペースが確保されている。尚、実施例では
ディスク排出レバー15を複数個設け、それぞれが独立
してディスク2を手動で押し出すよう構成しているが、
単一のディスク押し出しレバーで1度に複数枚のディス
ク2を押し出すよう構成しても良い。
【0032】{ディスク収納マガジンの使用形態}図3
乃至図6はディスク収納マガジンの使用形態を説明する
ための図である。
【0033】ここで、上記構成によるマガジン1は、デ
ィスク自動演奏装置20(図7)内に挿入された時の
み、トレイ載置台4上に密に積層したトレイ3のうちで
所望のトレイ3を選択し、この所望のトレイ3の下方に
所定の間隔を維持するよう所望のトレイを分離できるも
のであり、装置20との関連動作についは簡略に説明
し、詳細は後述するディスク自動演奏装置20の全体動
作にて詳述すると共に、ここではマガジン1の使用形態
を中心に説明する。
【0034】図3に示したマガジン1の使用形態では、
図1と同様にディスク2を装着したトレイ3がトレイ載
置台4上に複数枚密に積層されており、マガジンスライ
ド板5により携帯可能に一体的に枠組み形成されている
と共に、マガジンスライド板5とフック部材7との間に
掛止した引張バネ8の付勢力により、マガジンスライド
板5が矢印X方向に直線的に移動して、且つ、図示の
所定位置で位置規制され、即ち、マガジンスライド板5
が第1位置に到った初期状態である。この第1位置状態
では、第1位置に到ったマガジンスライド板5によつ
て、トレイ3にディスク2を着脱することが規制されて
いる。即ち、トレイ3のR部3f(又はトレイ載置台4
のR部4f)側からディスク2を挿入しようとすると、
ディスク2の外周部2aが第1位置に位置したマガジン
スライド板5の側板部5dに形成した端部5dに外側
から当接してしまい、これによりディスク2をトレイ3
に装着することができない状態である。また、トレイ3
に装着したディスク2をディスク排出レバー15により
R部3f(又はR部4f)方向に押し出しても、外周部
2aが端部5dに内側から当接するので、トレイ3か
らディスク2を取り外すことができない状態である。
【0035】次に、図4に示したマガジン1の使用形態
では、図3と同様にマガジン1が携帯可能な状態であ
り、マガジンスライド板5を引張バネ8に抗して手動で
押すと、マガジンスライド板5に形成した切り起こし片
5aがフック部材7の係止部7bに当接するまでマガ
ジンスライド板5は矢印X方向に直線的に移動し、即
ち、マガジンスライド板5が第2位置に到った状態であ
る。この第2位置状態では、側板部5dに形成した端部
5dも矢印X方向に移動しており、第2位置に到っ
たマガジンスライド板5によつて、トレイ3にディスク
2を着脱することが許容されている。即ち、ディスク2
の外周部2aへの当接が解除されるよう端部5dが退
避しているので、トレイ3のR部3f(又はトレイ載置
台4のR部4f)側からディスク2を挿入でき、且つ、
トレイ3に装着したディスク2をディスク排出レバー1
5によりR部3f(又はR部4f)方向に押し出しす
と、R部3fから外周部2aの一部分が突出するので、
ディスク2を手で容易に取り外すことができる状態であ
る。そして、図3及び図4に示したマガジン1が携帯可
能な状態の時には、複数のトレイ3及びトレイ載置台4
をマガジンスライド板5により枠組みしているので、従
来のような箱体を用いる必要がなくなり、マガジン1を
超薄形にできる。
【0036】次に、図5に示したマガジン1の使用形態
では、マガジン1をディスク自動演奏装置20(図7)
内に挿入してトレイ分離可能な状態であり、前述したよ
うに、トレイ載置台4のガイド溝4g(図2)にマガ
ジン載置部底板42(図9)に形成した係止解除片42
がマガジン1の挿入動作に伴って矢印X方向から
入り込み、係止解除片42aがフック部材7の係止解
除部7cに当接してフック部材7と切り起こし片5a
との係止を解除すると共に、係止解除片42aが更に
矢印X方向に移動してマガジンスライド板5の側面5
eに当接するので、マガジンスライド板5が矢印X
向に直線的に移動し、即ち、マガジンスライド板5が第
1位置から第2位置を経由して第3位置に到った状態で
ある。この第3位置状態では、トレイ3の第2凹部3c
,3c,3dにマガジンスライド板5の折曲部5
,5c,5dが図示の如く合致するので、積層
したトレイ3が折曲部5c,5c,5dから抜け
出ることができ、下記するようにトレイ3を積層方向上
方に移動することを許容している。
【0037】この後、図6に示した如く、マガジンスラ
イド板5が第3位置に到った状態では、後述するよう
に、装置20内で例えば所望のトレイとして最下段のト
レイ3Cを選択すると、トレイ3C及びトレイ3Bにリ
フター111A(111B)の2本の爪部111a,1
11b(図11)が入り込み、且つ、トレイ載置台4に
押し下げレバー(113B),113A(図11)が入
り込み、この後、リフター111A,111Bを上動す
ると、トレイ3A〜3Cが密な積層状態のまま上方(矢
印Z方向)に移動し、一方、トレイ載置台4はそのま
まの位置で保持されているので、最下段のトレイ3Cと
トレイ載置台4との間に所定の間隔Kが維持される。こ
の所定の間隔K内にはディスク演奏機構部130が入り
込むことができるようになる。従って、マガジン1を載
置した場所でディスク2を演奏することができるので、
ディスク2の演奏場所を別に設ける必要がなくなり、装
置20側の占有面積を小さく設定でき、装置20の小型
化に寄与できる。尚、中間のトレイ3Bが選択された場
合には、トレイ載置台4に最下段のトレイ3Cが載置さ
れ、上方にトレイ3B,3Aが移動するので、トレイ3
Bとトレイ3Cとの間にディスク演奏機構部130が入
り込むための所定の間隔Kが維持される。また、最上段
のトレイ3Aが選択された場合には、上方にトレイ3A
が移動し、トレイ載置台4にトレイ3C,3Bが載置さ
れ、トレイ3Aとトレイ3Bとの間に所定の間隔Kが維
持される。
【0038】{ディスク自動演奏装置の構成及び各部の
動作}ここで、本発明に係わるディスク自動演奏装置の
全体構成について図7乃至図24を用いて説明する。
【0039】図7は本発明に係わるディスク自動演奏装
置の全体構成を示し、且つ初期状態を示した斜視図、図
8はディスク自動演奏装置内でトレイを分離した状態を
示した一部破断斜視図である。
【0040】図7及び図8に示した本発明に係わるディ
スク自動演奏装置20(以下、装置20とも記す)で
は、先に説明したディスク収納マガジン1(以下、マガ
ジン1とも記す)を用い、このマガジン1を装置20内
に設けたマガジン載置機構部40のマガジン載置部45
に挿入し、挿入動作に伴って図5に示したトレイ分離可
能な枠組み状態で所定の載置位置に載置し、この載置位
置にてトレイ載置台4に密に積層されたトレイ3のうち
で所望のトレイ3を選択し、且つ、所望のトレイ3の下
方に所定の間隔K(図6)を維持するよう所望のトレイ
をトレイ積層方向に分離すると共に、図8に示したよう
に揺動支持されたディスク演奏機構部130を所望のト
レイ3の下方(所定の間隔K内)に臨ませて、所望のト
レイ3に装着したディスク2のみをチャッキング爪14
4を有したターンテーブル143上にチャッキングし、
且つ、ディスク2が取り出された所望のトレイ3を所定
の間隔Kを維持しながらターンテーブル143近傍に退
避させ、光ピックアップ145により演奏するよう構成
したことを特徴とするものである。
【0041】また、装置20の概略構成は、装置20の
基台のとなる枠体21と、マガジン載置手段を構成する
マガジン載置機構部40及びスライド機構部60と、ト
レイ選択及び分離手段を構成するスライド機構部60及
びカムホィール保持体70並びに一対のトレイ選択及び
分離機構部90(90A,90B)と、ディスク演奏手
段を構成するカムホィール保持体70及びディスク演奏
機構部130とに大別でき、各手段の機構部は上記のよ
うに各手段とそれぞれお互いに関連しあって動作するよ
う構成されている。
【0042】更に、上記各機構部のうちで、マガジン1
の装着系としてマガジン載置機構部40とスライド機構
部60とが1ユニットとして組み立てられ、マガジン1
内のトレイ3を選択及び分離し、所望のディスク2を演
奏する演奏系として、トレイ選択及び分離機構部90及
びディスク演奏機構部130を一体に支持したカムホィ
ール保持体70が1ユニットとして組み立てられ、両ユ
ニットは枠体21内に作業性良く組み立て設置されてい
る。
【0043】また、上記ディスク自動演奏装置20で
は、コンパクトディスクを収納した超薄形のマガジン1
を採用した場合、装置20の外形寸法が周知のDIN規
格サイズ(巾×奥行き×高さ=180×150×50m
m)内にコンパクトに収められ、例えば車載用に最適と
なる。以下、順を追って上記各機構部について、それぞ
れ詳細に説明する。
【0044】<枠体21について>図7に示したよう
に、装置20の基台のとなる枠体21は、板金板などを
用いて平坦な底面21aを形成し、この底面21aの両
側から上方に折り曲げて側面21b,21cを形成し、
断面形状がコ字状に形成されている。そして、枠体21
の外形寸法は前記DIN規格内に収まるようコンパクト
に形成されている。
【0045】<マガジン載置機構部40について>マガ
ジン載置機構部40について図2,図3,図5,図7〜
図9を併用して説明する。図9はマガジン載置機構部を
拡大して示した図である。
【0046】上記マガジン載置機構部40は、枠体21
の前方の底面21aに固定設置されており、マガジン1
を着脱自在に載置する機能と、マガジン1の挿入動作に
より前述したマガジンスライド板5の係止状態(図3,
図4の第1,第2位置状態)を解除する機能と、この載
置位置内で密に積層されたトレイ3を分離後保持する機
能とを備えている。
【0047】図9に拡大して示したように、マガジン載
置機構部40では、板金板などを用いてガジン載置部上
板41とマガジン載置部底板42とがクロスアーム4
3,44を介して伸縮自在に連結されている。即ち、ガ
ジン載置部上板41及びマガジン載置部底板42の平坦
面41a,42aは互いに上下に別れて対向し、且つ、
側面41b,41c,42b,42cに一対のクロスア
ーム43,44が互いに対向して伸縮自在に連結され、
マガジン載置部45として枠組みされている。また、上
記一対のクロスアーム43,44は、2本のアームを交
差させながら回動自在に設けた周知のパンタグラフ機構
を採用しており、マガジン載置部上板41のみを平行に
上下方向に伸縮させている。また、上記マガジン載置部
上板41及びマガジン載置部底板42は、互いに対向す
る平坦面41a,42aがマガジン1とほぼ同等の形状
に形成され、マガジン載置部上板41が縮んでいる状態
で、前記した第1位置状態のマガジン1(図3)を挿入
できるよう間隔を離して挿入口45aが形成されてい
る。また、マガジン載置部上板41及びマガジン載置部
底板42の右側面41b,42b側が、挿入されるマガ
ジンスライド板5の側板部5c(図2)と対応し、且
つ、枠体21の右側面21b側に位置し、左側面41
c,42cの一部及び左側面41c,42cと連接した
奥方のR部41f,42fにはディスク演奏機構部13
0が臨むことができる開口部45bが形成され、更に、
R部41f,42fがトレイ3及びトレイ載置台4のR
部3f,4fと対応するようになっている。
【0048】また、上記マガジン載置部底板42の平坦
面42aから下方に切り起こし片42aが形成されて
おり、この切り起こし片42aを枠体21の底面21
aに固定することにより、平坦面42aと底面21aと
の間に僅かの間隔が形成され、この間隔に後述するスラ
イド板61(二点鎖線)が矢印X,X方向に移動で
きるようになっている。また、マガジン載置部底板42
の平坦面42aの奥方には、マガジンスライド板移動規
制解除手段となる係止解除片42aが上方に切り起こ
し形成されている。そして、第1位置状態(図3)のマ
ガジン1を挿入した際、挿入動作に伴って係止解除片4
2aがトレイ載置台4の裏面4gに形成したガイド溝
4g(図2)に入り込み、マガジンスライド板移動規
制手段となるフック部材7を係止解除すると共に、マガ
ジンスライド板5を第3位置状態(図5)まで矢印X
方向に移動している。
【0049】また、マガジン載置部底板42の平坦面4
2aの奥方には、長尺矩形状の摺動孔42aが穿設さ
れている。更に、平坦面42aの裏側から軸46を中心
として回動するレバー47が設けられ、レバー47の先
端部に懸架された摺動部材48が摺動孔42aに嵌合
している。ここで、摺動部材48は、トレイ載置台4の
挿入方向前方を位置規制する先端規制部48aが上方に
突出形成され、手前側にトレイ載置台4の裏面4gに形
成した角状凹部4g(図2)に嵌合する突出部48b
が板バネ(図示せず)に付勢されて摺動孔42a内を
出没できるよう形成されている。
【0050】そして、マガジン1を手動により挿入した
時、トレイ載置台4の挿入方向前方が先端規制部48a
に当接して位置規制され、且つ、角状凹部4gに突出
部48bが嵌合すると、マガジン1と一体に摺動部材4
8が矢印X方向に移動し、且つ、レバー47が軸46
を中心として時計方向に回動する。この時、レバー47
に固着したピン49が、下方のスライド板61の平坦面
61aに形成した“く字状”カム溝61aの“く字”
部に図示の如く嵌合している。その後、スライド板61
を矢印X方向に自動的に移動すると、“く字状”カム
溝61aの“く字”部に沿ってピン49が移動するの
で、レバー47の先端部に懸架された摺動部材48を介
してマガジン1が奥方まで挿入される。ここで、奥方ま
で挿入されたマガジン1は、マガジン載置部上板41及
びマガジン載置部底板42の挿入方向奥方に折り曲げ形
成した位置決め用ストッパ部41e,42eに当接し、
所定の載置位置に位置決め載置される。尚、ピン49が
“く字状”カム溝61aの“く字”部から“直線”部
に移動した際、“直線”部はマガジン1の移動に関与す
ることなく、単にスライド板61を更に矢印X方向に
移動するための逃げ孔となっている。
【0051】また、マガジン載置部上板41の位置決め
用ストッパ部41eに近接したR部41fに誤挿入防止
用ストッパ部41fが下方に折り曲げ形成されてい
る。ここでは、誤挿入防止用ストッパ部41fがR部
41fに形成されているので、マガジン1を誤った方向
から挿入した場合、トレイ3のR部3f又はトレイ載置
台4のR部4fと合致しないため、マガジン1の誤挿入
を確実に検出できる。
【0052】また、マガジン載置部底板42の右側面4
2bには下方に切り欠き孔42bが形成され、この切
り欠き孔42bの上方に突出片42bが形成されて
いる。更に、右側面42b側の平坦面42aには、マガ
ジン挿入検出レバー50が軸51を中心として回動支持
されている。また、右側面42bには、マガジン挿入検
出用スイッチレバー52が引張バネ53によって軸54
を中心に時計方向に付勢されながら回動支持されてい
る。そして、マガジン1を挿入すると、トレイ載置台4
の挿入方向前面コーナがマガジン挿入検出レバー50の
当接部50aに当接し、マガジン挿入検出レバー50が
軸51を中心として反時計方向に回動するので、切り欠
き孔42bに臨んだ押圧部50bがマガジン挿入検出
用スイッチレバー52の一端部52aを押し、マガジン
挿入検出用スイッチレバー52を引張バネ53に抗して
軸54を中心に反時計方向に回動させる。これにより、
マガジン挿入検出用スイッチレバー52の他端部に形成
した曲げ片52bが、枠体21の右側面21b側の配線
基板23(図7)にハンダ付けしたスイッチSWから
離れることにより、マガジン1が挿入されたことを検出
している。尚、スイッチSWの動作タイミングは図2
4に示している。
【0053】また、マガジン載置部底板42の右側面4
2bには、一端部にフック部55aを形成し、他端部に
ピン56を固着した係止レバー55が引張バネ57によ
って軸58を中心に時計方向に付勢されながら回動支持
されている。この係止レバー55のフック部55aは、
マガジン載置部上板41の右側面41bに形成した曲げ
片41bに係合できるようになっている。そして、ピ
ン56が後述するスライド板61の右側面61bに形成
した平坦カム面61bに当接し、且つ、マガジン載置
部底板42に対してマガジン載置部上板41が縮んでい
る際に、フック部55aが曲げ片41bに係合してい
るので、マガジン載置部45がメカニカルにロックされ
ている。更に、スライド板61が矢印X方向に移動す
ると、ピン56が平坦カム面61bからこれに連接し
た手前側の傾斜カム面61bに移動するので、図8に
示したようにマガジン載置部上板41とマガジン載置部
底板42とのロックが解除され、マガジン載置部上板4
1は上下動自在となる。尚、マガジン1のメカニカルロ
ック動作タイミングは図24に示している。
【0054】<スライド機構部60について>スライド
機構部60について図7〜図10を併用して説明する。
図10はディスク自動演奏装置内を一部展開して示した
斜視図である。
【0055】上記スライド機構部60は、先に説明した
ように枠体21の底面21aとマガジン載置部底板42
の裏面との間で駆動源を介して摺動自在に設けられ、マ
ガジン載置機構部40に挿入したマガジン1を所定の載
置位置まで自動的に移動する機能と、所望のトレイ3を
選択及び分離するために移動する機能と、カムホィール
保持体70を支持しながらこのカムホィール保持体70
を段階的にトレイ積層方向に上下動する機能とを備えて
いる。
【0056】図10に展開して示したように、上記スラ
イド機構部60では、スライド板61が板金板などを用
いて断面形状をコ字状に折り曲げ形成され、枠体21の
底面21a側に平坦面61aが形成され、この平坦面6
1aの両側から上方に折り曲げて側面61b,61cが
形成されており、側面61b,61cは枠体21の側面
21b,21c内で対向している。
【0057】また、スライド板61の平坦面61aに
は、枠体21の底面21aに固着したガイドピン22,
22に沿ってスライド板61を矢印X,X方向にガ
イドする摺動孔61a,61aが穿設され、且つ、
前記した“く字状”カム溝61aが穿設され、更に、
奥方と左側面61の内側前方に取り付け部品を逃げるた
めの切り欠き部61a,61aが形成されている。
【0058】また、スライド板61の左側面61cの内
側にはラック62が固着されており、このラック62は
切り欠き部61a内で枠体21の底面21aに設置さ
れた減速機構部24を介してモータMと連結されてい
る。そして、前述したようにスイッチSWが離れて、
マガジン1が挿入されたことを検出した後、モータM
が動作し、スライド板61を矢印X方向に移動しする
ことにより、マガジン1を自動的に奥方に挿入してい
る。尚、スライド板61の動作タイミングは図24に示
している。
【0059】また、スライド板61の右側面61bに
は、手前側に前記傾斜カム面61b及び前記平坦カム
面61bが形成され、更に、奥方の右側面61b内に
山形状カム溝61b及び階段状カム溝61bが形成
されている。一方、スライド板61の左側面61c内に
も、上記と同形状の山形状カム溝61c及び階段状カ
ム溝61c,61cが形成されている。上記階段状
カム溝61b,61c,61cには、後述するカ
ムホィール保持体70の底板72に固着したピン74A
〜74Cがそれぞれ挿通され、更に、これらのピン74
A〜74Cが延出して枠体21の側面21b,21cに
形成した縦孔21b,21c,21cにそれぞれ
挿通されている。従って、スライド板61の移動と協働
して、カムホィール保持体70は階段状カム溝61
,61cの形状に応じて段階的に上下動でき、こ
の時、縦孔21b,21c,21cによりカムホ
ィール保持体70が前後方向に規制されている。
【0060】また、図9を用いて前述したように、スラ
イド板61の右側面61bに形成した傾斜カム面61b
,平坦カム面61bには、係止レバー55(図9)
に固着したピン56が当接していると共に、更に、傾斜
カム面61bには、初期状態を検出するスイッチSW
を押圧するイニシャル検出レバー25に固着したピン
26が当接している。上記イニシャル検出レバー25
は、枠体21の右側面21bの外側に、引張バネ27に
より軸28を中心に回動支持されており、ピン26が傾
斜カム面61bに当接している状態では装置20が初
期状態であると判断している。このイニシャル検出動作
により、マガジン1の着脱可否を判断している。尚、こ
のスイッチSWの動作タイミングは図24に示してい
る。
【0061】<カムホィール保持体70について>カム
ホィール保持体70について図7〜図14を併用して説
明する。図11〜図13はカムホィール保持体内のトレ
イ選択及び分離機構部を説明するための図、図14
(A),(B)はカムホィール保持体内のディスク演奏
機構部を説明するための図である。
【0062】図10に示したように、上記カムホィール
保持体70は、スライド板61に支持され、所望のトレ
イ3の選択動作に応じて移動するスライド板61と協働
して段階的にトレイ積層方向に上下動するものであり、
駆動源と連結した第1,第2カムホィール76,77
と、第1,第2カムホィール76,77によって駆動さ
れ、且つ、スライド板61の移動と協働して、装置20
の奥方まで移動したマガジン1内のトレイ載置台4に密
に積層されたトレイ3のうちで所望のトレイ3を選択
し、この所望のトレイ3の下方に所定の間隔を維持する
よう所望のトレイを分離する機能を備えると共に、所望
のトレイ3に装着したディスク2のみをターンテーブル
143(図14)に載置する機能とを備えた一対のトレ
イ選択及び分離機構部90(90A,90B)と、所望
のトレイ3を選択及び分離後、第1カムホィール76に
よって駆動され、所望のディスクを載置したトレイ3の
下方の所定の間隔の高さ位置に対応して臨ませ、且つ、
この位置でディスク2を演奏する手段を備えた揺動自在
なディスク演奏機構部130とを“逆L字状”のフレー
ム71に一体的に設けてある。
【0063】上記構成部材のうちで、カムホィール保持
体70の基台となるフレーム71は、底板72から所定
の高さ間隔を離してして上板73を取り付けて枠組み形
成され、平面形状が手前から見ると“逆L字状”に板金
板などを用いて形成されている。また、底板72及び上
板73には、マガジン1を載置した際、トレイ3及びト
レイ載置台4のR部3f,4f(図2)と対向するR部
72f,73fが形成されており、とくに、R部72
f,73fの形状により底板72及び上板73の面積を
広く形成できるので、R部73f近傍に第1,第2カム
ホィール76,77を設置でき、且つ、底板72のR部
72f近傍と、上板73のR部72f近傍との間に、後
述するディスク演奏機構部130を面積効率良く収納す
ることができる。
【0064】また、底板72の側面72b,72cには
ピン74A〜74Cが固着されており、これらのピン7
4A〜74Cが前述したようにスライド板61に形成し
た階段状カム溝61b,61c,61cにそれぞ
れ挿通され、更に、枠体21に形成した縱孔21b
21c,21cにそれぞれ挿通されている。これに
より、カムホィール保持体70は、上述したようにスラ
イド板61の移動と協働して段階的にトレイ積層方向に
上下動できる構成となっている。
【0065】また、上板73には、駆動源となるモータ
M2と減速機構部75を介して噛合した第1カムホィー
ル76と、第1カムホィール76に噛合した第2カムホ
ィール77とが回転自在に支持されている。第1,第2
カムホィール76,77の上面及び下面には複数のカム
溝が形成されており、これらのカム溝のうち、第1カム
ホィール76の上面に形成されたカム溝76aにスッチ
レバー78の一端部が添接しており、このスッチレバー
78の他端部は配線基板79にハンダ付けされたスイッ
チSW,SWと接離してモータM2を制御してい
る。尚、これらのスイッチSW,SWの動作タイミ
ングは図24に示している。
【0066】また、底板72及び上板73には、第1,
第2カムホィール76,77と連結されたトレイ選択及
び分離機構部90(90A,90B)が一対設けられて
おり、即ち、装置20の奥側の上板73上には、第2カ
ムホィール76,77によって駆動されるトレイ選択及
び分離機構部90Aが配設され、装置20の左手前側の
上板73上には、第1カムホィール77によって駆動さ
れるトレイ選択及び分離機構部90Bが配設され、両機
構部90A,90Bは一部連結関係が異なるもののほぼ
同等の機構部材を用いて第1,第2カムホィール76,
77の噛合関係により同期駆動されている。
【0067】更に、一対のトレイ選択及び分離機構部9
0A,90Bは、リフター部100A,100B及びデ
ィスク把持解除部120A,120Bとからそれぞれ構
成され、これらの各部のうち、第2カムホィール77の
上面に形成したカム溝77aと係合した連結板91が矢
印Y,Y方向に摺動することにより、リフター部1
00Aを動作させ、第2カムホィール77の下面に形成
したカム溝(図示せず)と係合した連結板93が矢印Y
,Y方向に摺動することにより、ディスク把持解除
部120Aを動作させさせている。
【0068】一方、第1カムホィール76の上面に形成
したカム溝76bと係合した連結板95が矢印X,X
方向に摺動することにより、リフター部100Bを動
作させ、第1カムホィール76の上面に形成したカム溝
76cと係合した連結板96が矢印X,X方向に摺
動することにより、ディスク把持解除部120Bを動作
させている。
【0069】ここでは、スイッチSWの動作の図示を
伴う都合上、装置20の奥側に設置したトレイ選択及び
分離機構部90Aのみ図11〜図13を用いて説明し、
これと同期して同一動作する手前側のトレイ選択及び分
離機構部90Bについては説明を省略する。図11はス
ライド板にマガジンが挿入されていない初期状態を示
し、図12はスライド板が奥方に移動することにより、
リフターが前方に突出した状態を示し、図13はスライ
ド板が奥方に移動した状態でリフターが上昇した状態を
示している。
【0070】図11〜図13に示したリフター部100
Aにおいて、底板72の右上にはL字状に折り曲げたL
字ブラケット101が垂設されており、第1垂直面10
1aと、これに連接して手前方向に直角に折り曲げた第
2垂直面101bとが形成されている。また、第1垂直
面101aには上方に水平孔101aが穿設され、第
2垂直面101b近傍に垂直孔101aが穿設され、
更に、水平孔101aと垂直孔101aとの間に弓
形孔101aが穿設されている。また、3本のピン1
02〜104を固着した“く字状”レバー105は、上
方のピン102を水平孔101aに嵌合させ、中央の
ピン104を弓形孔101aに嵌合させながら手前に
突出させ、下方のピン103を垂直孔101aに嵌合
させながら手前に突出させている。また、L字ブラケッ
ト101の垂直孔101aの上方で第1垂直面101
aに固着した軸106を支点にレバー107が支持され
ており、下方の一端部が“く字状”レバー105の中央
から手前に突出したピン104と係合している。更に、
L字ブラケット101の水平孔101aの下方で第1
垂直面101aに固着した軸108を支点に“L字状”
レバー109が支持されており、この“L字状”レバー
109の一端部に連結板91の折り曲げ部91aに固着
したピン92が係合し、軸108を介した他端部に“く
字状”レバー105の中央から手前に突出したピン10
4が係合している。上記各レバー105,107,10
9は、第2カムホィール77のカム溝77aに添接した
連結板91が矢印Y,Y方向に摺動する動作と協働
するようにリンク機構を構成している。
【0071】また、“く字状”レバー105の下方から
手前に突出したピン103には圧縮バネ110が挿入さ
れており、更に、前方からピン103にリフター111
Aを圧縮バネ110に抗しながら嵌合させ、止め輪11
2によりリフター111Aが手前方向へ飛び出すことを
規制している。上記リフター111Aには、トレイ3
(図2)及びマガジン載置部上板41(図9)を一体に
上下動させるための2本の爪部111a,111bが、
マガジン1の挿入方向前方に多少高さを違えて形成さ
れ、後方にはL字ブラケット101の第2垂直面101
bと嵌合して上下動するためのガイド孔111cが形成
され、更に、左右側面にアーム部111d,ピン部11
1eが突出形成されている。上記のような複雑な形状を
したリフター111Aは樹脂材を用いて一体的に成形さ
れている。従って、リフター111Aは、圧縮バネ11
0に付勢されながらピン103に沿って前後方向(矢印
,X方向)に摺動自在に支持され、且つ、前後方
向の動作は後述するようにスライド板61と協働してい
る。また、リフター111Aは、第2垂直面101bに
沿って上下方向(矢印Z,Z方向)に摺動自在に支
持され、且つ、上下方向の動作は後述するように第2カ
ムホィール77の回動と協働している。
【0072】また、リフター111Aの近傍で底板72
には、トレイ3(図2)及び/又はトレイ載置台4(図
2)を下方に押し下げるための押し下げレバー113A
が、ネジリバネ114により軸115を中心として時計
方向に付勢されながら支持され、底板72のストッパ片
72aにて前方への規制が行われている。また、押し下
げレバー113Aに形成した右側の突出部113aが、
リフター111Aの左側に形成したアーム部111dの
後ろに回り込んで係合しているので、前方に形成した押
し下げ部113bは、リフター111Aの前後方向(矢
印X,X方向)の動作、即ち、下記するリフター1
11Aの爪部111a,111bの前後方向(矢印
,X方向)の動作と協働するようになっている。
【0073】また、先に説明したように、底板72の側
面72bに固着したピン74Aは、スライド板61に形
成した階段状カム溝61bに挿通され、更に、枠体2
1の右側面21bに形成した縱孔21bに挿通されて
いる。この際、ピン74Aが嵌合する階段状カム溝61
は、手前側に階段カム部61b−Sが形成され、
この階段カム部61b−Sは奥方から手前にかけてト
レイ載置台4に積層したトレイ3の最下段から段階をへ
て最上段まで対応しており、各段がトレイ3の厚み程度
に高さを順次違えて形成され、階段カム部61b−S
はここではトレイ3を5層に積層したマガジンにも適用
できるよう形成されている。また、階段カム部61b
−Sの最下段に連接して奥方まで直線カム部61b
Lが形成されている。また、スライド板61にマガジン
1が挿入されていない初期状態では、ピン74Aは直線
カム部61b−Lの奥方に図示した如く嵌合してい
る。
【0074】また、枠体21の右側面21bの外側には
2股状アーム30が軸31を中心に回動自在に支持され
ており、スイッチSWに接離するスイッチ当接部30
aと、下記するスライドブラケット33に当接するブラ
ケット当接部30bとに2股状に別れて形成されてい
る。
【0075】また、2股状アーム30のスイッチ当接部
30aの下方にピン32が固着され、このピン32は、
枠体21の右側面21bに穿設した孔21bを貫通し
てスライド板61に形成した山形状カム溝61bに嵌
合している。また、ピン32が嵌合する山形状カム溝6
1bは、手前側に山形状カム部61b−Mが形成さ
れ、山形状カム部61b−Mの奥方に連接して直線カ
ム部61b−Lが形成されており、且つ、山形状カム
部61b−Mは奥方から手前に向かって順にトレイ3
の最下段から5層に積層した場合の最上段まで対応して
形成されている。また、スライド板61にマガジン1が
挿入されていない初期状態では、ピン32は直線カム部
61b−Lの奥方に図示の如く嵌合している。
【0076】また、枠体21の右側面21bに形成した
縱孔21bの奥方に楕円孔21bが穿設されてお
り、この楕円孔21b内に右側面21bの外側から内
側にかけて跨がってスライドブラケット33が引張スプ
リング34により矢印X方向に付勢されながら摺動自
在に設けられている。このスライドブラケット33に
は、枠体21の右側面21bの外側にほぼ直角に折り曲
げた曲げ部33aが形成され、右側面21bの内側に楕
円孔21bより下方に垂下したレバー部33bが形成
されている。上記スライドブラケット33の曲げ部33
aは、引張スプリング34の付勢力により2股状アーム
30のブラケット当接部30bを常に押圧している。一
方、上記スライドブラケット33のレバー部33bに
は、上述したリフター111Aの右側に形成したピン部
111eが後方より当接しており、ピン部111eの押
し付け力はリフター111Aを付勢している圧縮バネ1
10によっている。
【0077】ここで、リフター111Aの爪部111
a,111bの前後方向(矢印X,X方向)の動作
と、押し下げレバー113Aの前後方向(矢印X,X
方向)の動作と、リフター111Aを第2垂直面10
1bに沿って上下方向(矢印Z,Z方向)に摺動す
る動作について図11乃至図13を併用して説明する。
【0078】図11に示したように、スライド板61に
マガジン1(図1)が挿入されていない初期状態では、
第2カムホィール77のカム溝77aに添接している連
結板91が矢印Y方向に図示の如く移動しているの
で、この連結板91と協働する前記各レバー105,1
07,109が図示したリンク姿勢状態に至り、このう
ち、“く字状”レバー105に固着したピン103が垂
直孔101aの最下端に位置し、且つ、このピン10
3に嵌合したリフター111Aが第2垂直面101bに
案内されて最下端に位置している。また、2股状アーム
30に固着したピン32が、スライド板61の山形状カ
ム溝61bの直線カム部61b−Lの奥方に図示の
如く嵌合しているので、右側面21bの内側からみる
と、2股状アーム30は軸31を中心に反時計方向に回
動している。この時、2股状アーム30のスイッチ当接
部30aがスイッチSWから離間していると共に、ブ
ラケット当接部30bがスライドブラケット33の曲げ
部33aに当接しているものの、2股状アーム30の反
時計方向の回動により、スライドブラケット33が引張
スプリング34の付勢力に抗して楕円孔21b内を矢
印X1方向に押されている。従って、スライドブラケッ
ト33のレバー部33bに当接しているリフター111
Aのピン部111eも圧縮バネ110の付勢力に抗して
矢印X方向に押されているので、このピン部111e
と一体な2本の爪部111a,111bが後方(矢印X
方向)に退避し、且つ、アーム部111dと協働する
押し下げレバー113Aの押し下げ部113bも後方
(矢印X方向)に退避し、マガジン1の挿入を許容し
ている。
【0079】次に、図12では、スライド板61に挿入
したマガジン1(図1)の図示を省略しているものの、
先に説明したように、マガジン1が挿入されたことを検
出して、スライド板61が矢印X方向に移動し、マガ
ジン1の先端部がマガジン載置部上板41及びマガジン
載置部底板42の奥方に折り曲げ形成した位置決め用ス
トッパ部41e,42e(図9)に当接して、マガジン
1が所定の載置位置に位置決め載置された後、スライド
板61のみが更に矢印X方向に移動し、この時、図示
しないトレイ選択手段により所望のトレイ3が予め指定
されている。ここで、トレイ選択手段は、所望のトレイ
3の積層順番に応じてスライド板61の移動量を設定
し、即ち、ピン32を選択したトレイ3に対応する山形
状カム部61b−Mに位置させ、且つ、ピン74Aを
選択したトレイ3に対応する階段カム部61b−Sに
位置させている。
【0080】即ち、図12に示した状態では、所望のト
レイ3として最下段のトレイ3C(図1)を選択した場
合について説明する。ここで、第2カムホィール77は
図11に示したと同様に停止したままであり、スライド
板61のみが矢印X方向に移動すると、山形状カム溝
61bの直線カム部61b−Lの奥方に嵌合してい
たピン32が、最下段のトレイ3Cと対応する山形状カ
ム部61b−Mの“溝”に落ち込み、ピン32を固着
した2股状アーム30が、右側面21bの内側からみる
と、軸31を中心に時計方向に回動する。そして、2股
状アーム30が時計方向に回動すると、2股状アーム3
0のスイッチ当接部30aがSWに当接するので、ス
ライド板61の矢印X方向の移動が停止する。上記と
同時に、階段状カム溝61bの直線カム部61b
Lの奥方に嵌合していたピン74Aが最下段のトレイ3
Cと対応する階段カム部61b−Sに位置する。尚、
上記スイッチSWは、ピン32が山形状カム部61b
−Mの“山”を通過することにより反転するので、こ
の時のパルスを計数することにより、トレイ3の積層順
番を検出することができ、積算型スイッチとして機能し
ている。尚、このスイッチSWの動作タイミングは図
24に示している。一方、2股状アーム30の時計方向
の回動により、2股状アーム30のブラケット当接部3
0bに当接しているスライドブラケット33が引張スプ
リング34の付勢力により楕円孔21b内を矢印X
方向に摺動する。従って、スライドブラケット33のレ
バー部33bに当接しているリフター111Aのピン部
111eも圧縮バネ110の付勢力ににより矢印X
向に移動するので、このピン部111eと一体に2本の
爪部111a,111bが前方(矢印X方向)に突出
し、且つ、リフター111Aのアーム部111dと協働
する押し下げレバー113Aの押し下げ部113bもネ
ジリバネ114の付勢力により時計方向に回動してスト
ッパ片72aに規制されながら前方(矢印X方向)に
突出する。この後、リフター111Aの2本の爪部11
1a,111bは多少高さを違えて形成されているの
で、図2に示した最下段のトレイ3Cの第2分離凹部3
及びこれと隣接した上段のトレイ3Bの第2分離凹
部3gにそれぞれ入り込む。一方、リフター111A
と協働する押し下げレバー113Aの押し下げ部113
bも、図2に示したトレイ載置台4の分離凹部4a
上方より入り込むのでトレイ載置台4を下方に押さえつ
ける。
【0081】尚、最下段のトレイ3C以外を選択した場
合には、リフター111Aの2本の爪部111a,11
1bが、選択したトレイ3の第2分離凹部3g(図
2)及びこれと隣接した上段のトレイ3の第2分離凹部
3gと係合し、トレイ3及び伸縮自在なマガジン載置
部上板41(図9)を一体に上下動できるようになって
いる。一方、押し下げレバー113Aの押し下げ部11
3bが、選択したトレイ3の下方のトレイ3の第1分離
凹部3a(図2)又はトレイ載置台4の分離凹部4a
と係合し、トレイ3及び/又はトレイ載置台4を下方
に押し下げることができるようになっている。
【0082】次に、図13でも、スライド板61に挿入
したマガジン1(図1)の図示を省略しているものの、
上述したように、図12の状態でスライド板61の移動
が停止している。
【0083】ここで、第2カムホィール77を時計方向
に回動させると、カム溝77aに添接している連結板9
1が矢印Y方向に図示の如く移動するので、この連結
板91と協働する前記各レバー105,107,109
が図示したリンク姿勢状態に至り、このうち、“く字
状”レバー105に固着したピン103が垂直孔101
に沿って上方に移動するので、このピン103に嵌
合したリフター111Aは第2垂直面101bに案内さ
れて上方に移動する。また、リフター111Aのピン部
111eもスライドブラケット33のレバー部33bに
当接しながら上方に移動する。この際、スライド板61
が停止しているので、リフター111Aの2本の爪部1
11a,111bは前方に突出した状態を維持し、且
つ、図12の時、2本の爪部111a,111bが最下
段のトレイ3Cの第2分離凹部3g(図2)及びこれ
と隣接した上段のトレイ3Bの第2分離凹部3g(図
2)にそれぞれ入り込んでいるので、リフター111A
の上動により、2本の爪部111a,111bが最下段
のトレイ3Cを挟持しながら最下段のトレイ3Cを上方
に移動する。従って、最下段のトレイ3Cの上に積層さ
れたトレイ3B,3A及び伸縮自在なマガジン載置部上
板41(図9)も一体に上動できる。
【0084】一方、リフター111Aの上動により、リ
フター111Aのアーム部111dと協働する押し下げ
レバー113Aは、係合関係が解除されるものの、ネジ
リバネ114の付勢力により時計方向に回動してストッ
パ片72aに規制されながら前方(矢印X方向)に突
出するので、トレイ載置台4の分離凹部4a(図2)
を下方に押さえ込んだままとなり、トレイ載置台4はマ
ガジン載置部底板42(図9)に載置したままとなる。
従って、最下段のトレイ3Cとトレイ載置台4との間に
は所定の間隔が形成され、トレイ3が分離されたことに
なる。この所定の間隔内にはディスク演奏機構部130
(図14)が臨むことができる。
【0085】また、後述するように、所定の間隔が形成
された後、リフター111Aを僅かに下降させると、最
下段のトレイ3Cに装着したディスク2のみをターンテ
ーブル143(図14)に載置することが可能となる。
尚、最下段のトレイ3C以外を選択した場合には、リフ
ター111A(111B)及び押し下げレバー113A
(113B)を保持したカムホィール保持体70が選択
したトレイ3と対応する山形状カム部61b−M及び
階段カム部61b−Sを介して所定の高さ位置に段階
的に上下動するので、リフター111A(111B)が
選択したトレイ3及びこれと隣接した上段のトレイ3並
びにマガジン載置部上板41(図9)を一体に上動し、
一方、押し下げレバー113A(113B)が選択した
トレイ3の下段のトレイ3及び/又はトレイ載置台4を
下方に押さえるので、これによりディスク演奏機構部1
30(図14)が臨む所定の間隔を形成することができ
る。
【0086】次に、図11〜図13に示したトレイ選択
及び分離機構部90Aのディスク把持解除部120A
は、先に図2を用いて説明したトレイ3に把持したディ
スク2の把持を解除するため、ディスク把持レバー9
(9A,9B)のうちでディスク把持レバー9A側を把
持解除するよう設けたものである。
【0087】図11において、ディスク把持解除部12
0A側のディスク把持解除レバー121Aは、上板73
に固着した軸122を支点として回動自在に支持されて
おり、一端部のY字部121aが連結板93に固着した
ピン94と係合し、他端部の垂下部121bが上板73
の切り欠き部73aに臨んで下方に垂下して形成されて
いる。そして、第2カムホィール77が初期状態に位置
している時には、裏面側のカム溝(図示せず)に添接し
た連結板93が矢印Y方向に移動しているため、ディ
スク把持解除レバー121Aは軸122を中心に時計方
向に回動し、これにより垂下部121bが後方に退避し
ている状態であり、マガジン1の挿入が許容されてい
る。一方、図13に示したように、連結板93が矢印Y
方向に移動した際には、ディスク把持解除レバー12
1Aが軸122を中心に反時計方向に回動し、これによ
り垂下部121bが後方から手前側に突出し、ディスク
把持レバー9Aの押圧部9b(図2)を押すことによ
り、ディスク2がトレイ3から把持解除されるようにな
っている。
【0088】次に、図14(A),(B)に示した如
く、カムホィール保持体70のフレーム71に揺動支持
されたディスク演奏機構部130について説明する。
【0089】上記ディスク演奏機構部130は、カムホ
ィール保持体70の上下動と一体に上下動するものであ
り、ディスク2を演奏するディスク演奏部140と、第
1カムホィール76によってディスク演奏部140を防
振支持する防振支持部150と、第1カムホィール76
によってディスク演奏部140を所望のトレイ3の下方
の所定の間隔内に臨ませる揺動支持部170とに大別で
きる。
【0090】図14(A)において、上記構成部材のう
ちで、ディスク演奏部140は、箱体141内にユニッ
ト化されて組み立てられている。即ち、ディスク演奏部
140の基台となる箱体141は、ダイキャスト材,樹
脂材などを用いて箱状に形成され、内部141aにモー
タ142の軸に固着したターンテーブル143が回転自
在に取り付けられている。このターンテーブル143に
は、ディスク2の中央孔2b(図2)と嵌合するスピン
ドル部143aが上方に突出形成され、このスピンドル
部143aと連接して下方にディスク2の再生面(又は
記録面)2c側を載置する載置部143bが円板状に形
成されている。また、ゴムなどの弾性部材(図示せず)
に付勢されたチャッキング爪144がスピンドル部14
3aの外周部に対して進退自在に3か所設けられてい
る。この際、チャッキング爪144を備えたスピンドル
部143aは、ディスク2の厚み程度に極薄形に突出形
成されているので、後述するようにディスク2をトレイ
3に把持したままでスピンドル部143aの上方からデ
ィスク2をターンテーブル143に確実にチャッキング
でき、更に、最上段のトレイ3Aの場合のように中央孔
が穿設されていない密閉構造でもチャッキングが可能と
なっている。
【0091】更に、箱体141の内部141aには、タ
ーンテーブル143にチャッキングしたディスク2の再
生面(又は記録面)2c側に、光ピックアップ145が
ディスク2の径方向(矢印D,D方向)に移動自在
に取り付けられている。上記光ピックアップ145は、
片側をガイドレール146に案内され、このガイドレー
ル146と間隔を離して対向する側をモータ147から
減速されて回転駆動するネジ棒148に螺合させること
により、ディスク1の径方向に移動自在となっている。
【0092】また、ディスク演奏部140を防振支持す
る防振支持部150は、箱体141の外周に沿って、第
1,第2支持部141b,141cが3か所形成されて
おり、これらの第1,第2支持部141b,141cは
互いに位置をずらして重量バランスを考慮しながら三角
形状の点として配設されている。このうち、第1支持部
141bは箱体141の外周下方に突出形成されてお
り、これらの第1支持部141bには防振ゴム151が
それぞれ嵌め込まれており、防振ゴム151の底面が箱
体141の下方のシャーシ152に固着されている。一
方、第2支持部141cは、箱体141の外周中間高さ
位置に三角錐状のピボットとして突出形成されており、
下記する箱体支持部材157〜159が接離自在となっ
ている。
【0093】図14(B)にも拡大して示したように、
箱体141の底面141dの下方で、且つ、シャーシ1
52上には、摺動部材153及びこの摺動部材153と
協働する複数の箱体支持部材157〜159が設けられ
ている。即ち、摺動部材153は、シャーシ152に固
着したガイドピン154,154にガイド溝153a,
153aが案内されており、シャーシ152と摺動部材
153とに掛止した引張バネ155により摺動部材15
3が常に矢印D方向に付勢され、且つ、一端部から直
角上方に曲げ片153aが突出形成されている。そし
て、上記曲げ片153aに後述する第1カムホィール7
6に添接したフローティグ用レバー160が当接してい
る。
【0094】また、シャーシ152に固着した軸156
A〜156Cには、箱体支持部材157〜159が回動
支持されており、このうち箱体支持部材157,158
が摺動部材153に係合し、箱体支持部材159は箱体
支持部材158に係合している。また、箱体支持部材1
57〜159のそれぞれの一端部から直角上方に曲げ片
157a〜159aが突出形成されており、この曲げ片
157a〜159aに丸孔157a〜159aが形
成されている。これらの丸孔157a〜159a
は、箱体141の第2支持部141cに形成したピボ
ットに接離するようになる。
【0095】ここで、摺動部材153及び箱体支持部材
157〜159の上方から、それぞれに形成した曲げ片
153a,157a〜159aを避けながら、ディスク
演奏部140を保持した箱体141を、図14(A)に
示したように複数の防振ゴム151を介してシャーシ1
52上に支持させている。
【0096】次に、揺動支持部170は、シャーシ15
2上に上記ディスク演奏部140と、上記防振支持部1
50とを組み立てた状態で、このシャーシ152をカム
ホィール保持体70の底板72と上板73との間に揺動
自在に支持したものである。即ち、上記揺動支持部17
0は、シャーシ152の左端部に軸171が固着されて
おり、この軸171にはネジリバネ172によって付勢
されたアーム173が嵌着されている。上記ネジリバネ
172の両端部は、アーム173が軸171を中心に反
時計方向に付勢するようにシャーシ152に形成した曲
げ片152aに掛止されている。尚、ネジリバネ172
の機能は、ディスク演奏部140及び防振支持部150
を保持したシャーシ152を底板72と上板73との内
部間に収納するよう付勢している。更に、軸171の下
端部は、底板72に回動自在に支持されていると共に、
軸171の上端部が、上板73に穿設した孔73bに回
動自在に支持されている。
【0097】一方、上板73の裏面側には、第1カムホ
ィール76と協働するフローティグ用レバー160及び
揺動用レバー174が設けられている。上記のうちでフ
ローティグ用レバー160は、上板73の裏面側に固着
した軸161に支持され、一端部が裏面側のカム溝76
dに添接し、軸161を介した他端部に押圧部160a
が形成されている。また、揺動用レバー174は、上板
73の裏面側に固着した軸175に支持され、一端部が
裏面側のカム溝76eに添接し、軸1751を介した他
端部にピン176が固着されている。このピン176
は、下方のアーム173に形成した二股状係合部173
aに係合している。
【0098】ここで、第1カムホィール76が時計方向
に回動すると、カム溝76eに添接した揺動用レバー1
74を介して、アーム173がネジリバネ172に抗し
て軸171を中心に時計方向に回動し、シャーシ152
に支持されたディスク演奏部140及び防振支持部15
0もアーム173と一体に時計方向に回動するので、デ
ィスク演奏機構部130が図7に示した収納された初期
状態の位置、即ち、R部72f,73f間から、ディス
ク2の演奏時に図14(A)に示した位置まで突出し、
最短移動(揺動)距離でトレイ3及びトレイ載置台4の
R部3f,4f(図2)に入り込める。この状態は図8
に示した状態と同一であり、ディスク演奏機構部130
が所望のトレイ3の下方の所定の間隔内に臨んだ状態と
なる。
【0099】図14(A)に戻り、ディスク演奏部14
0及び防振支持部150が図示の位置まで突出した状態
では、ディスク演奏部140の箱体141に形成した第
2支持部141cが、二点鎖線に図示した如く、箱体支
持部材157〜159の曲げ片157a〜159に形成
した丸孔157a〜159aに嵌まっているため、
ディスク演奏部140はシャーシ152にしっかり支持
された状態となっている。この後、第1カムホィール7
6が更に時計方向に回動すると、カム溝76dに添接し
たフローティグ用レバー160の押圧部160aが摺動
部材153の曲げ片153aを矢印D方向に押し、こ
の摺動部材153が引張バネ155に抗しながら矢印D
方向に移動することにより、摺動部材153と協働す
る複数の箱体支持部材157〜159が軸156A〜1
56Cを中心に曲げ片157a〜159aを拡開する方
向に回動する。従って、曲げ片157a〜159aに形
成した丸孔157a〜159aが、図示の如く、箱
体141の第2支持部141cから離間するので、ここ
で箱体141は防振ゴム151により支持され、即ち、
ディスク演奏部140が防振ゴム151によりシャーシ
152に対してフローティングされた状態となる。この
フローティングされた状態でターンテーブル143にチ
ャッキングしたディスク2を光ピックアップ145によ
り再生(又は記録)すると、光ピックアップ145には
防振ゴム151の作用により外部からの振動などの外乱
が加わらないので、良好にディスク2を演奏することが
できる。
【0100】{ディスク自動演奏装置20の全体動作}
ここで、上記構成によるディスク自動演奏装置20の全
体動作について、動作順に簡潔に説明する。
【0101】図15乃至図23はディスク自動演奏装置
の全体動作を動作順に説明するための模式図であり、
(A)は平面的に図示し、(B)はマガジンの挿入方向
から見た正面図である。また、図24はディスク自動演
奏装置の主要構成部材のタイミングチャートである。
【0102】尚、説明の都合上、図15乃至図23に示
した構成部材の個々の動作説明は既に詳述しているので
ここでは省略すると共に、マガジン1を構成するマガジ
ンスライド板5が装置20内で既に図5に示した第3位
置状態に達しているものとして、以下説明する。また、
図24に示した主要構成部材のタイミングチャートにつ
いては説明に応じて適時参照されたい。
【0103】図15(A),(B)に示した如く、伸縮
自在なマガジン載置部上板41とマガジン載置部底板4
2との間に挿入されたマガジン1には、ディスク2を装
着したトレイ3がトレイ載置台4に密に積層されてい
る。また、ディスク2は把持レバー9A,9Bによりト
レイ3に把持されている。一方、第1カムホィール76
のカム溝に添接したスイッチレバー78がスイッチSW
に当接しているので、第1,第2カムホィール76,
77は停止している。この状態では、連結板91,9
3,95,96がそれぞれ図示のカム溝に添接してお
り、且つ、奥方の連結板91,93が矢印Y方向に移
動し、手前左側の連結板95,96がそれぞれ矢印
,X方向に移動している。また、リフター111
A,111Bが最下位に位置し、リフター111A,1
11Bの爪部111a,111b及び押し下げレバー1
13A,113B並びにディスク把持解除レバー121
A,121Bがトレイ3から退避している。尚、図示は
省略しているが、ディスク演奏機構部130もトレイ3
から退避して上板73の下方に収納されている。
【0104】次に、図16(A),(B)に示した如
く、第1,第2カムホィール76,77が図15の状態
で停止している。また、図11にて説明したようにスラ
イド板61の動作により、例えば最下位のトレイ3Cが
選択されると、リフター111A,111Bの爪部11
1a,111bが選択したトレイ3C及び上方のトレイ
3Bに入り込み、且つ、押し下げレバー113A,11
3Bがトレイ載置台4に入り込む。
【0105】次に、図17(A),(B)に示した如
く、マイコン(図示せず)などの指令信号により、第
1,第2カムホィール76,77が矢印した如くそれぞ
れ時計方向,反時計方向に回動すると、連結板91,9
5が矢印Y,X方向に移動するので、リフター11
1A,111Bが上昇する。これにより、爪部111
a,111bが選択したトレイ3C及び上方のトレイ3
B,3A並びに伸縮自在なマガジン載置部上板41を上
方に移動する。また、トレイ載置台4は押し下げレバー
113A,113Bによりマガジン載置部底板42に押
し付けられている。従って、トレイ載置台4と選択した
トレイ3Cとの間は所定の間隔Kが形成される。
【0106】次に、図18(A),(B)に示した如
く、第1,第2カムホィール76,77が更に矢印方向
に回動すると、第1カムホィール76の裏面側のカム溝
76e(図14)に添接した揺動用レバー174を介し
てアーム173が軸171を中心に時計方向に回動する
ので、ディスク演奏機構部130が上記所定の間隔K内
で且つトレイ3及びトレイ載置台4のR部3f,4f内
に臨む。ここでは、ディスク演奏部140の箱体141
が箱体支持部材157〜159によりシャーシ152
(図14)にしっかりと支持されている。
【0107】次に、図19(A),(B)に示した如
く、第1,第2カムホィール76,77が更に矢印方向
に回動すると、連結板91,95が矢印Y,X方向
に僅かに移動するので、リフター111A,111Bが
僅かに下降する。ここで、選択したトレイ3Cに装着さ
れたディスク2が箱体141内のターンテーブル143
にチャッキングされる。この際、ディスク2はトレイ3
Cに把持されたまま、ターンテーブル143にチャッキ
ングされるので、チャッキング動作を確実に行うことが
できる。
【0108】次に、図20(A),(B)に示した如
く、第1,第2カムホィール76,77が更に矢印方向
に回動すると、連結板93,96が矢印Y,X方向
に移動するので、ディスク把持解除レバー121A,1
21Bがトレイ3C側に突出し、把持レバー9A,9B
を押圧する。ここで、ターンテーブル143にチャッキ
ングされたディスク2は、トレイ3Cから把持解除され
る。
【0109】次に、図21(A),(B)に示した如
く、第1,第2カムホィール76,77が更に矢印方向
に回動すると、連結板91,95が矢印Y,X方向
に僅かに移動するので、リフター111A,111Bが
僅かに上昇してターンテーブル143から退避する。従
って、ディスク2のみがターンテーブル143にチャッ
キングされ、且つ、トレイ載置台4と選択したトレイ3
Cとの間は所定の間隔Kが再び形成される。
【0110】次に、図22(A),(B)に示した如
く、第1,第2カムホィール76,77が更に矢印方向
に回動すると、第1カムホィール76の裏面側のカム溝
76d(図14)に添接したフローティグ用レバー16
0(図14)により、箱体支持部材157〜159の丸
孔157a〜159aが箱体141の第2支持部1
41cから離間するので、ここで箱体141は防振ゴム
151(図14)により支持され、ディスク演奏部14
0がフローティングされた状態となる。
【0111】次に、図23(A),(B)に示した如
く、スイッチレバー78がスイッチSWに当接するの
で、第1,第2カムホィール76,77の回動が停止す
る。この後、フローティング状態でターンテーブル14
3にチャッキングされたディスク2を回転し、光ピック
アップ145をディスク2の径方向に移動して再生(又
は記録)を行っている。
【0112】また、図23(C)に示した如く、例えば
中段のトレイ3Bを選択した場合では、ディスク演奏機
構部130を臨ませる所定の間隔Kが最上段のトレイ3
Aと最下段のトレイ3Cとの間に形成される。この際、
所定の間隔Kはマガジン載置部底板42を基準とする
と、高さHの上方に形成され、図23(B)の場合の
高さHよりトレイ3の厚み分だけ高くなる。一方、前
述したように、ディスク演奏機構部130は、段階的に
トレイ積層方向に上下動するカムホィール保持体70と
一体に所定の間隔Kの高さ位置に対応して臨んでいる。
【0113】尚、分離したトレイ3を元の密な積層状態
に戻す動作は、上記の逆の順序で行えば良く、説明を省
略する。また、最下段のトレイ3C以外を選択した場合
でも、ほぼ上記と同様な動作となるものであり、説明を
省略する。
【0114】以上図15〜図23までの動作、即ち、マ
ガジン1内のトレイ載置台4に密に積層されたトレイ3
のうちで所望のトレイ3を選択し、この所望のトレイ3
の下方に所定の間隔Kを維持するよう所望のトレイを分
離すると共に、揺動支持されたディスク演奏機構部13
0を所望のトレイ3の下方に臨ませて、トレイ3に装着
したディスク2のみをターンテーブル143上にチャッ
キングし、光ピックアップ145により演奏するまでの
動作を、主として第1,第2カムホィール76,77に
形成した各カム溝を基準としているため、装置20の連
続動作が確実となると共に、装置20の信頼性及び品質
に寄与できる。更に、第1,第2カムホィール76,7
7により周知のスイッチとか回路部品などをそれ程必要
としないため、装置20のコスト低減も可能となる。
【0115】以上詳述したように、上記ディスク自動演
奏装置20では、使用者がマカジン1を装置20に挿入
すると、所定の載置位置で所望のトレイ3をランダムに
選択及び分離でき、所望のトレイ3に装着したディスク
2を楽しみに演奏できる利点を有すると共に、装置20
内に従来のようなディスクの演奏場所を別に設ける必要
がなくなり、装置20側の占有面積を小さく設定でき、
装置20の小型化に寄与できる。従って、上記ディスク
自動演奏装置20を例えばDIN規格を採用した小型な
車載用として適用することも可能となる。
【0116】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わるディスク自
動演奏装置によると、ディスクを装着した複数のトレイ
と、複数のトレイを密に積層するトレイ載置台と、複
のトレイ及びトレイ載置台の外周部を一部囲いながら枠
組みして携帯可能な位置とトレイ分離可能な位置との間
を摺動するマガジンスライド板と、トレイ載置台とマガ
ジンスライド板との間に設けられて、装置への非装着時
にマガジンスライド板をトレイ分離可能な位置に移動す
ることを規制するマガジンスライド板移動規制手段とで
構成したディスク収納マガジンを用いたため、マガジン
スライド板移動規制手段によるマガジンスライド板への
規制を解除した後、このマガジンスライド板を携帯可能
な位置からトレイ分離可能な位置に移動して、ディスク
収納マガジンを装置内の所定の載置位置で携帯可能な枠
組み状態からトレイ分離可能な枠組み状態にすると共
に、密に積層したトレイから所望のトレイを選択し、且
つ、所望のトレイと、所望のトレイに隣り合うトレイ又
はトレイ載置台との間に所定の間隔を維持するよう所望
のトレイを分離している。これにより、装置内に設けた
マガジン載置手段は、ディスク収納マガジンの装置への
挿入動作に伴ってマガジンスライド板移動規制手段の規
制を解除する動作と、マガジンスライド板を携帯可能な
位置からトレイ分離可能な位置に移動する動作とを順に
行っているため、安全なロック手段を備えたディスク収
納マガジンを確実に分離できる。従って、使用者がディ
スク収納マガジンを装置に挿入すると、所定の載置位置
で所望のトレイをランダムに選択及び分離でき、装置内
にディスクの演奏場所を別に設ける必要がなくなり、装
置側の占有面積を小さく設定できる。また、上記所定の
間隔内にディスク演奏部を臨ませて、所望のトレイに装
着したディスクのみをチャッキング爪を有したターンテ
ーブル上に確実にチャッキングすると共に、ディスクが
取り出された所望のトレイを所定の間隔を維持しながら
ターンテーブルの上方に退避させているので、ターンテ
ーブル上のディスクは所望のトレイに接触することなく
高速に回転させることができ、しかも周知のディスク・
クランプを設ける必要がないためディスク演奏部の高さ
を低く設定でき、これに伴って装置内で分離した間隔を
狭く設定できるので、装置の小型化に寄与できる。従っ
て、上記ディスク自動演奏装置を例えばDIN規格を採
用した小型な車載用として適用することも可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるディスク自動演奏装置に適用さ
れるディスク収納マガジンの外観を示した斜視図であ
る。
【図2】ディスク収納マガジンの構成部材を分解して示
した分解斜視図である。
【図3】ディスク収納マガジンの使用形態を説明するた
めの図である。
【図4】ディスク収納マガジンの使用形態を説明するた
めの図である。
【図5】ディスク収納マガジンの使用形態を説明するた
めの図である。
【図6】ディスク収納マガジンの使用形態を説明するた
めの図である。
【図7】本発明に係わるディスク自動演奏装置の全体構
成を示し、且つ初期状態を示した斜視図である。
【図8】ディスク自動演奏装置内でトレイを分離した状
態を示した一部破断斜視図である。
【図9】マガジン載置機構部を拡大して示した図であ
る。
【図10】ディスク自動演奏装置内を一部展開して示し
た斜視図である。
【図11】カムホィール保持体のトレイ選択及び分離機
構部を説明するための図である。
【図12】カムホィール保持体のトレイ選択及び分離機
構部を説明するための図である。
【図13】カムホィール保持体のトレイ選択及び分離機
構部を説明するための図である。
【図14】カムホィール保持体内のディスク演奏機構部
を説明するための図である。
【図15】ディスク自動演奏装置の全体動作を動作順に
説明するための模式図である。
【図16】ディスク自動演奏装置の全体動作を動作順に
説明するための模式図である。
【図17】ディスク自動演奏装置の全体動作を動作順に
説明するための模式図である。
【図18】ディスク自動演奏装置の全体動作を動作順に
説明するための模式図である。
【図19】ディスク自動演奏装置の全体動作を動作順に
説明するための模式図である。
【図20】ディスク自動演奏装置の全体動作を動作順に
説明するための模式図である。
【図21】ディスク自動演奏装置の全体動作を動作順に
説明するための模式図である。
【図22】ディスク自動演奏装置の全体動作を動作順に
説明するための模式図である。
【図23】ディスク自動演奏装置の全体動作を動作順に
説明するための模式図である。
【図24】ディスク自動演奏装置の主要構成部材のタイ
ミングチャートである。
【図25】従来のディスク自動演奏装置を説明するため
の斜視図である。
【符号の説明】
1…ディスク収納マガジン(マガジン)、2…ディス
ク、3(3A〜3C)…トレイ、4…トレイ載置台、2
0…ディスク自動演奏装置(装置)、40…マガジン載
置機構部、60…スライド機構部、70…カムホィール
保持体、90(90A,90B)…トレイ選択及び分離
機構部、130…ディスク演奏機構部、140…ディス
ク演奏部、143…ターンテーブル、145…光ピック
アップ、40,60…マガジン載置手段、60,70,
90…トレイ選択及び分離手段、70,130…ディス
ク演奏手段、K…所定の間隔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−235254(JP,A) 特開 平4−149856(JP,A) 特開 平2−143942(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクを装着した複数のトレイと、複数
    の前記トレイを密に積層するトレイ載置台と、複数の
    トレイ及び前記トレイ載置台の外周部を一部囲いなが
    ら枠組みして携帯可能な位置とトレイ分離可能な位置と
    の間を摺動するマガジンスライド板と、前記トレイ載置
    台と前記マガジンスライド板との間に設けられて、装置
    への非装着時に該マガジンスライド板を前記トレイ分離
    可能な位置に移動することを規制するマガジンスライド
    板移動規制手段とで構成したディスク収納マガジンを用
    い、該ディスク収納マガジンを装置内に載置して所望の
    ディスクを選択的に演奏するディスク自動演奏装置であ
    って、 前記ディスク収納マガジンの装置への挿入動作に伴っ
    前記マガジンスライド板移動規制手段による前記マガジ
    ンスライド板への規制を解除した後、該マガジンスライ
    ド板を前記携帯可能な位置から前記トレイ分離可能な位
    置に移動し、該ディスク収納マガジンを携帯可能な枠組
    み状態からトレイ分離可能な枠組み状態にする共に、該
    ディスク収納マガジンを所定の載置位置に載置するマガ
    ジン載置手段と、 前記所定の載置位置で密に積層した前記トレイから所望
    のトレイを選択し、且つ、該所望のトレイと、該所望の
    トレイに隣り合うトレイ又は前記トレイ載置台との間に
    所定の間隔を維持するよう該所望のトレイを分離する機
    能を備えると共に、分離した該所望のトレイから前記デ
    ィスクのみをチャッキング爪を有したターンテーブル上
    にチャッキングし、且つ、該ディスクが取り出された該
    所望のトレイを前記所定の間隔を維持しながら前記ター
    ンテーブルの上方に退避させる機能を備えたトレイ選択
    及び分離手段と、 前記ディスクを演奏する前記ターンテーブル,光ピック
    アップなどを保持したディスク演奏部を退避位置から移
    動して前記所定の間隔内に臨ませるディスク演奏手段と
    を具備したことを特徴とするディスク自動演奏装置。
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