JP2794562B2 - 電線ガイド装置 - Google Patents

電線ガイド装置

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JP2794562B2
JP2794562B2 JP28752390A JP28752390A JP2794562B2 JP 2794562 B2 JP2794562 B2 JP 2794562B2 JP 28752390 A JP28752390 A JP 28752390A JP 28752390 A JP28752390 A JP 28752390A JP 2794562 B2 JP2794562 B2 JP 2794562B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、進退動作する可動体に接続された電線をガ
イドする電線ガイド装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、進退動作する可動体に電線が接続されている場
合には、例えば第10図に示すように、当該電線60の途中
を可動体61の移動経路の延長上に配置されている固定部
材62に固定して、可動体61が固定部材62側に進出移動す
るときに、移動経路の途中で2点鎖線で示すように電線
60を移動経路の外側にたわみ変形させて対応したり、あ
るいは第11図に示すように、電線60の途中を可動体61の
移動経路の途中に固定して、可動体61が固定部側に進出
移動するときに、2点鎖線で示すように電線60を進出側
に膨らむようにたわみ変形させて対応していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、可動体61に接続された電線60に対する
上記した従来の対応の仕方では、電線60が広い範囲にわ
たってたわみ変形するために、たわみ変形する電線部分
を収容するのに広いスペースが必要になるばかりか、た
わみ変形する電線部分の近傍に別の駆動装置などが配置
されているような場合には、その駆動装置と電線60の間
を遮断して電線60を保護するために余分な保護部材など
が必要になり、装置のコンパクト化および構成の簡略化
を阻害する要因になっていた。
上記の従来欠点に鑑み、本発明は、進退動作する可動
体に接続された電線を、そのたわみ変形部分が広い空間
を占めることがないようにガイドし、かつ、近傍の駆動
装置などから特別な保護部材を介在させることなく簡単
な構成によって保護できる電線ガイド装置を提供せんと
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明は、剛性を持つ
絶縁チューブで被覆した電線に接続されて進退動作する
可動体の移動経路の延長上に、前記電線の絶縁チューブ
被覆部分の一部を、前記可動体の進退動作に応じて進退
させるようにガイドするガイド部材を設け、当該ガイド
部材から前記可動体が最大距離離反した状態でガイド部
材の先端側からはみ出す電線部分のうち、少なくともガ
イド部材の先端側に近接した箇所をガイド部材の外側に
おいてまたは当該ガイド部材の近傍に配置された固定部
材において固定したことを特徴としている。
〔作用〕
上記の構成によれば、可動体からガイド部材でガイド
される部分までの電線部分は、絶縁チューブの剛性のた
めに可動体の進退移動に応じてガイド部材にガイドされ
て進退移動し、ガイド部材の先端から露出し当該ガイド
部材の外側においてまたはその近傍の固定部材において
固定されるまでの一部の電線部分が可動体の進退動作に
応じてたわみ変形するだけであり、電線のたわみ変形部
分は小さく抑えられる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明による電線ガイド装置の一実施例を示
す正面図、第2図はその電線ガイド装置の平面図、第3
図は第1図のIII−III矢視断面図、第4図は第2図のVI
−IV矢視断面図、第5図は前記実施例が適用された画像
形成装置の概要を正面側から見た縦断面図、第6図およ
び第7図はそれぞれその画像形成装置の一部を側面側か
ら見た断面図、第8図は画像形成装置の一部を正面側か
ら見た縦断面図、第9図は画像形成装置の要部を分解し
て示す斜視図である。
第5図には静電写真複写機を一例とした画像形成装置
を示し、給紙デスク1に画像形成装置本体2を搭載して
成る。
前記給紙デスク1は、それぞれが給紙ローラ3を有す
る上下複数段の給紙部4を移動ラック5の内部に設ける
と共に、各給紙部4からの給紙路6を合流させてその合
流給紙路7の排紙口8を移動ラック5の上部一側に開設
して成る。
前記画像形成装置本体2は、前記給紙デスク1への搭
載下において当該給紙デスク1の排紙口8に連なる給紙
路9を本体ケース10の下部一側に設け、この本体ケース
10に感光体11を横架すると共に、当該感光体11のまわり
に、帯電装置12、現像装置13、転写装置14、用紙分離装
置15およびクリーニング装置16を配設し、かつ、前記給
紙路9から転写装置14にわたって給紙搬送路17を配設す
ると共に、転写・分離後の用紙を定着装置18に給紙する
排紙搬送路19と、定着後の用紙を排紙トレイ20に排紙す
る排紙ローラ21を設け、さらに、前記本体ケース10の上
部空間に光学系移動式の露光装置22を配設して成る。
第6図ないし第9図にに示すように、前記給紙デスク
1の複数段の各給紙部4には、前記給紙ローラ3の回転
軸線方向Pに挿抜自在に給紙カセット23が装填されるよ
うに構成されている。
この給紙カセット23は、第7図および第8図に示すよ
うに、カセット挿入方向(前記給紙ローラ3の回転軸線
方向Pであり、以下、必要に応じてカセツト挿入方向P
という)の軸まわりで揺動自在な乗載板24をカセットケ
ース本体23aの内部に設けると共に、この乗載板24の給
紙方向上流部と側部にそれぞれ紙端規制板25を設け、か
つ、前記乗載板24上に積層収納される用紙の給紙方向下
流部両隅(カセット挿入方向Pと直交する給紙方向Qの
下流部両隅)を押さえる用紙分離爪26と、前記乗載板24
を用紙分離爪26側に持ち上げ付勢する付勢手段27を設
け、さらに、前記乗載板24には用紙を乗載することによ
って閉じられる開口iを形成して成る。
一方、前記給紙ローラ3は、長手中間部が小径に形成
されたローラ本体3aの両側にゴム製のコロ部材3bを設け
て成るもので、前記ローラ本体3aの一端側には係止凹部
aが形成されている。
この給紙ローラ3を支持する給紙ローラ軸28は、前記
給紙ローラ3の係止凹部aに係入して当該給紙ローラ3
を一体化保持するスプリングピンbと、前記給紙ローラ
3の抜け止め具cを備え、前記本体ケース10側の一対の
支持部材29,30に設けられた軸受31,32に対して回転なら
びに軸線方向の移動が自在となるように軸支されてい
る。そのうちの一方の軸受32は筒状に形成され、当該軸
受32を前記支持部材30に対して挿抜することによって給
紙ローラ軸28の一方の軸端側を軸支し、あるいは軸支状
態から解放できるようにしてある。
なお、第1図および第9図において、G1は入力ギヤ
で、前記給紙ローラ軸28の一方の軸端を軸受31から突出
させて当該軸部分28aをいわゆるDカットに加工し、こ
の軸部分28aに前記入力ギヤG1が相対摺動のみ自在とな
るように設けられている。
G2は前記入力ギヤG1に対する出力ギヤで、このギヤG2
の上部側に前記入力ギヤG1を噛合させてある。33はクラ
ッチ、34は駆動側入力手段で、これらは支持部材29に連
設されたブラケット35の支軸36に軸支されている。そし
て、前記軸部分28aの上方への逃げ出しを許容する状態
で、前記ブラケット35の一部が入力ギヤG1の一方の端面
部に対応位置し、かつ、前記クラッチ33の一部が入力ギ
ヤG1の他方の端面部に対応位置するように構成されてい
る。
すなわち、前記給紙ローラ軸28が軸線方向に往復移動
しても、第2図に示すように、前記入力ギヤG1は殆ど位
置不変の状態にあって、当該給紙ローラ軸28が常にギヤ
伝動下に置かれるように構成されている。
さて、第6図ないし第9図において、図中の37は前記
一対の支持部材29,30にわたって前記給紙ローラ3の上
部側に設けられた板状部材であって、前記給紙ローラ3
の回転軸線方向に延びる長孔dが形成されている。
38は前記長孔dに沿って移動自在なビスeが当該長孔
dを通して螺着された板状の可動体であって、カセット
挿入方向Pの下流側部分には下方に向けて折り曲げた折
曲部分38aが形成されており、かつ、この折曲部分38aに
はダルマ穴50が形成されている。
これに対して、前記給紙ローラ軸28の前記折曲部分38
aに対応する箇所には溝28bが周設され、この溝28bに前
記ダルマ穴50の上側半円部を係入させることによって、
可動体38は給紙ローラ軸28に対して、その軸線方向への
変位を規制され、かつ、相対回転のみ自在となるように
連結される。
前記給紙ローラ軸28への可動体38の連結によつて、給
紙ローラ軸28に一体化保持されている給紙ローラ3と可
動体38とが一体となって、前記長孔dの範囲内で回転軸
線方向Pに移動自在となるようにされている。
39はソリ形状の紙押えガイドで、前記給紙ローラ3の
中間部と両側に対応させて前記可動体38に設けられてい
る。40は前記乗載板24に形成された開口iに落ち込むこ
とで紙無しの状態を検出するセンサで、前記中間部の紙
押えガイド39に対して回転軸線方向Pに沿う軸線まわり
に揺動自在となるように設けられている。
前記センサ40は、第6図および第9図に示すように、
剛性を持つ絶縁チューブ52でリード線51を被覆して成る
電線53を介して、前記画像形成装置本体2の図示しない
操作部に設けられる紙無し報知ランプなどを作動させる
駆動回路に接続されている。
前記電線53の前記センサ40に接続されている一端側に
近い部分は、当該センサ40が設けられている前記可動体
38の下面に沿わせて、可動体38の移動経路の延長方向、
つまり給紙ローラ3が進出移動するカセット挿入方向に
向けて配設され、さらに、その延長部分は、第1図ない
し第3図に示すように、前記移動経路の延長上の前記支
持部材29の外面側に突設したガイド部材54を経て当該ガ
イド部材54の先端部から外部へと延出するように配設さ
れている。
前記電線53の前記可動体38下面に沿う部分は、当該可
動体38に結束バンド55によって固定されている。
前記ガイド部材54は、第4図に示すように、コの字状
の断面形状を有し、第2図に示すように、コの字状断面
の開放された一側側が前記支持部材29の外面に対して垂
直方向から、コの字状断面の開放された一側側にやや傾
斜した水平姿勢で突出するように、その基端側を支持部
材29に形成した開口29aに嵌合させると共に、さらに図
示しないビスなどを用いて当該支持部材29に固定させて
ある。また、前記ガイド部材54の一側部の開放側の一部
には、当該ガイド部材54の途中から電線53がはみ出さな
いように縦片54aが一体に形成されている。
また、前記電線53は、可動体38が前記ガイド部材54か
ら最大距離離反した状態、つまり可動体38がカセット挿
脱方向に初期位置に復帰した状態で、可動体38側からガ
イド部材54内の途中まで延びている部分を絶縁チユーブ
52で被覆した状態のままにする一方、それ以後の部分に
ついては絶縁チューブ52を取り除いてリード線51を露出
させることによって、その電線部分の剛性を小さくし、
容易にたわみ変形ができるようにしてある。なお、リー
ド線51の露出が始まる部分は結束バンド56によって束ね
られている。
さらに、可動体38が前記ガイド部材54に最接近した状
態、つまり可動体38がカセット挿入方向Pに進出し終わ
った状態で、ガイド部材54の先端から露出するリード線
51の部分のうち、ガイド部材54の先端に近接した部分
は、第2図に示すように、ガイド部材54の先端側から基
端側へと当該ガイド部材54の外部上面に沿わせて配設
し、その途中の部分を当該ガイド部材54に一体形成した
フック部54bで挟み着けることによってガイド部材54の
外部上面に固定している。露出したリード線51のそれ以
後の部分は、前記支持部材29およびその他の固定部材に
沿わせて配設されている。
なお、この実施例では、可動体38がガイド部材54に最
接近した状態で、結束バンド56で束ねられたリード線51
の露出始端部分がガイド部材54の先端から露出するよう
に、絶縁チユーブ52による被覆部分の長さが設定されて
いるので、可動体38の進退時に前記結束バンド56がガイ
ド部材54の先端に引っ掛からないように、当該ガイド部
材54先端の端縁は、その側壁54c側から開放側に向けて
傾斜したテーパ状に形成されている。
第6図、第7図および第9図において、41は前記給紙
ローラ軸28およびこれと一体化された給紙ローラ3を可
動体38を介してカセット抜き出し方向に付勢移動させ、
これらを初期位置に復帰させる復帰手段であって、当該
復帰手段41によって前記ビスeが長孔dの端部に付勢当
接された位置が、給紙ローラ軸28および給紙ローラ3の
初期位置となる。
給紙部4に対して挿抜される給紙カセット23の支持構
造は次のように構成されている。
すなわち、第8図に示すように、給紙部4のそれぞれ
に給紙方向に所定間隔を隔てて一対のブラケット部材43
を立設すると共に、リブ付きのコの字状ガイド部材44を
ビスhを介して前記ブラケット部材43に取り付け、この
ガイド部材44のカセット挿入方向上流部に第6図に示す
ように垂下させた舌片42と、前記給紙カセット23の挿入
方向下流部両側の側面部のそれぞれに、給紙方向Qの軸
線まわりに回転自在な転動コロ45を設けると共に、前記
ガイド部材44のカセット挿入方向下流部側と給紙カセッ
ト23の挿入方向上流部両側のそれぞれにカム部材46が設
けられている。
上記の転動コロ45とカム部材46は、給紙カセット挿入
の終端近くにおいて当該給紙カセット23を4点支持の状
態でほぼ平行移動させる機能を有するもので、これによ
って前記給紙部4に対する給紙カセット23の装填移動に
伴って当該給紙カセット23を斜め上方に持ち上げ、か
つ、給紙カセット23内の用紙上面を前記給紙ローラ3に
押圧させる用紙押圧手段47が構成されている。また、一
方のガイド部材44側のカセット挿入方向前後の用紙押圧
手段47において、前記給紙カセット23を給紙部4の所定
位置に装填させた状態で当該給紙カセット23に挿抜方向
に移動させないように、前記カム部材46に転動コロ45の
嵌まり込み凹部rが形成されている。
なお、前記給紙カセット23の挿入方向下流部両側には
外方へ折り曲げたストッパーjが連設され、かつ、前記
ガイド部材44のカセット挿入方向上流部側の下板部44a
には、前記ストッパーjを下方に通過させる開口mを形
成する状態でストッパー舌片nが切り下げ連設されてい
る。
上記の給紙カセット支持構造により、前記給紙部4へ
の給紙カセット23の装填においては、前記ストッパーj
を開口mの下方に通過させた状態で給紙カセット23をカ
セット挿入方向Pに移動させ、当該給紙カセット23の転
動コロ45を前記ガイド部材44の上板部44bに位置させ
て、給紙カセット23の挿入方向下流部側を転動コロ45を
介して前記ガイド部材44で支持させると共に、前記給紙
カセット23の両側下面部をガイド部材44側の転動コロ45
で支持させ、この4点支持の状態で給紙カセット23をカ
セット挿入方向に押し込むことができる。
このカセット押し込みの間、給紙カセット23内の用紙
を前記給紙ローラ3およびセンサ40に当接させないよう
に、前記ガイド部材44の高さ位置が設定されている。ま
た、当該給紙カセット23の押し込み終端近くでは、転動
コロ45とカム部材46とによる用紙押圧手段47の作用で前
記給紙カセット23が斜め上方に持ち上げられ、用紙上面
にセンサ40が当接すると共に、用紙上面が給紙ローラ3
に押圧されるが、給紙カセット23が前記ガイド部材44上
を移動するときを含めて前記用紙上面にセンサ40が当接
するよりも前の時点で、当該給紙カセット23の挿入方向
下流部側が前記可動体38のカセット挿入方向下流部側の
折曲部分38aに当接するように、当該折曲部分38aの垂下
長さが設定されている。
すなわち、前記給紙カセット23を給紙ローラ3の回転
軸線方向Pに沿わせて給紙部4に装填させるに際し、第
6図および第8図に示すように、前記給紙カセット23の
挿入方向下流部側が可動体38の折曲部分38aに当接する
までは、当該給紙カセット23内の用紙は給紙ローラ3お
よびセンサ40の下方を移動する。
給紙カセット23の挿入方向下流部側が前記折曲部分38
aに当接した後は、第6図および第7図に示すように、
当該折曲部分38aに対して相対回転自在に一体化されて
いる給紙ローラ軸28と給紙ローラ3が、前記給紙カセッ
ト23と一体になってカセット挿入方向Pに移動すると共
に、前記用紙押圧手段47の作用で給紙カセット23が斜め
上方に持ち上げられ、第7図にも示すように、当該給紙
カセット23内の用紙上面はセンサ40に当接し、かつ、給
紙ローラ3に押圧される。
そして、前記給紙カセット23の用紙が消費し尽くされ
ると、用紙による開口iの閉塞が解かれて当該開口iに
センサ40が落ち込み、その検出動作に応じてセンサ40か
ら出力される検出信号が、前記電線53を介して前記画像
形成装置本体2に設けられる駆動回路に与えられ、その
結果、図示しない紙無し報知ランプの点灯などが行われ
る。
上述した給紙カセット23の挿入動作に伴って、可動体
38もカセット挿入方向下流側、つまりガイド部材54配置
側に向けて進出動作することになる。このとき、可動体
38からガイド部材54にまたがる間の電線53はどの部材に
にも束縛されない状態にあるが、リード線51を被覆する
絶縁チューブ52の剛性のために、この電線部分は途中で
たわみ変形することなく、ガイド部材54にガイドされ
て、当該ガイド部材54の先端側に向けて進出する。給紙
カセット23の押し込みが終了した時点で、電線53は、絶
縁チューブ52で被覆されている部分が、第3図に示すよ
うに、ガイド部材54の先端から所定長さだけ露出するま
で進出する。このとき、絶縁チューブ52で被覆されてい
る電線部分は絶縁チューブ52の剛性のために、ガイド部
材54の延長上にほぼ直線状に突出することになるので、
それから先のリード線51が露出した部分は、絶縁チュー
ブ52被覆部分の終端からこれに沿ってガイド部材54の先
端側へ折り返すようにたわむことになる。すなわち、電
線53は、可動体38からガイド部材54にまたがる部分にお
いてたわみ変形しないだけでなく、ガイド部材54の先端
側に露出してたわみ変形を起こす範囲も短くなる。した
がって、電線53のたわみ変形部分を収容するのに、余分
な広い空間を確保しなくよい。
また、この実施例では、ガイド部材54を支持部材29の
外面に対して、垂直方向かりやや側方に傾斜させた水平
姿勢に突出させているので、当該ガイド部材54の下方に
配置される入力ギヤG1、出力ギヤG2、クラッチ33、駆動
側入力手段34などから成る駆動伝達機構から避けた位置
に前記ガイド部材54の先端が対応することになり、仮に
当該ガイド部材54の先端から露出する電線53の部分がた
わみ変形で下方に垂下するような場合でも、垂下する電
線53と前記駆動伝達機構との間に遮蔽部材を設けるなど
の電線保護対策を講ずる必要はない。
さらに、上記したようにガイド部材54が斜め方向に突
出させてあることから、可動体38からガイド部材54にま
たがる部分で、給紙ローラ軸28の軸線方向に沿って進退
動作する電線53は、ガイド部材54内においては給紙ロー
ラ軸28の軸線方向から斜めに偏った方向に向きを変えて
進退動作する。その結果、ガイド部材54内の電線53に
は、絶縁チューブ52の剛性によって、ガイド部材54の側
壁54c側に復元しようとする力が働くので、電線53がガ
イド部材54の側壁54cに沿って進退動作し、ガイド部材5
4内における電線53のガイドが適正に行われることにも
なる。
前記給紙部4からの給紙カセット23の抜き出しは給紙
カセット装填動作と逆の順序で行われる。すなわち、給
紙カセット23の抜き出しに伴って、当該給紙カセット23
が斜め下方に移動すると共に、前記復帰手段41の作用で
前記給紙ローラ3、給紙ローラ軸28および可動体38が、
前記給紙カセット23と一体になって初期位置まで移動す
る。また、その間に用紙上面は給紙ローラ3およびセン
サ40から離反する。あるいは、前記紙無しの状態であれ
ば、前記乗載板24が給紙ローラ3およびセンサ40から離
反する。
上記した給紙カセット23の抜き出し動作時には、前記
可動体38も初期位置に後退動作するので、これに伴って
電線53は、前記ガイド部材54において、第2図に2点鎖
線で示す位置から破線で示す位置まで後退する。この
間、可動体38からガイド部材54にまたがる間で電線53に
たわみ変形が生じないのは、進出動作の場合と同様であ
る。
上記した給紙カセット23の挿入あるいは抜き出しの途
中において、給紙カセット23の抜き出し側が下がり傾斜
となるため、給紙カセット23の挿入方向下流部側は浮き
上がり気味になるが、前記ストッパーjがガイド部材44
の下板部44aの下面に当接することで、給紙カセット2
の挿入方向下流部側の浮き上がりが防止される。また、
前記ストッパーjがガイド部材44のストッパー舌片nに
当接することで、給紙部4からの給紙カセット23の抜け
落ちが防止される。
なお、実施例では、ガイド部材54から露出するリード
線51の一部をガイド部材54の外部表面に固定している
が、これに限らず、ガイド部材54の先端近傍に別に設け
られた固定部材がある場合には、その固定部材に上記し
たリード線51の一部を固定するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明は、上述した構成より成り、剛性を持つ絶縁チ
ューブで被覆した電線に接続されて進退動作する可動体
の移動経路の延長上に、前記電線の絶縁チューブ被覆部
分の一部をガイドするガイド部材を設け、ガイド部材か
ら可動体が最大距離離反した状態でガイド部材の先端側
からはみ出す電線部分のうち、少なくともガイド部材の
先端側に近接した箇所をガイド部材の外側においてまた
はガイド部材の近傍に配置された固定部材において固定
しているので、可動体からガイド部材でガイドされる部
分までの電線部分が、絶縁チューブの剛性のためたわみ
変形することなく進退移動し、ガイド部材の先端から露
出しガイド部材の外側においてまたはその近傍の固定部
材において固定されるまでの一部の電線部分がたわみ変
形するだけとなり、電線のたわみ変形のために広い空間
を用意する必要がなく、また電線を近傍の駆動装置など
から保護するための特別な遮蔽部材を介在させる必要も
なくなるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図は本発明の一実施例を示し、第1図
は本発明の電線ガイド装置の正面図、第2図は前記電線
ガイド装置の平面図、第3図は第1図のIII−III矢視断
面図、第4図は第2図のIV−IV矢視断面図、第5図は前
記電線ガイド装置が適用された画像形成装置の正面側か
ら見た概略縦断面図、第6図は前記画像形成装置におけ
る給紙カセットの装填状態を給紙装置の側面側から見た
断面図、第7図は用紙上面を給紙ローラに押圧させた状
態を前記給紙装置の側面側から見た断面図、第8図は給
紙カセットの挿入途中の状態を前記給紙装置の正面側か
ら見た断面図、第9図は前記給紙装置の要部を分解して
示す斜視図である。 第10図および第11図はそれぞれ従来の電線ガイド構造を
示す模式図である。 38……可動体、52……絶縁チューブ、53……電線、54…
…ガイド部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剛性を持つ絶縁チューブで被覆した電線に
    接続されて進退動作する可動体の移動経路の延長上に、
    前記電線の絶縁チューブ被覆部分の一部を、前記可動体
    の進退動作に応じて進退させるようにガイドするガイド
    部材を設け、当該ガイド部材から前記可動体が最大距離
    離反した状態でガイド部材の先端側からはみ出す電線部
    分のうち、少なくともガイド部材の先端側に近接した箇
    所をガイド部材の外側においてまたは当該ガイド部材の
    近傍に配置された固定部材において固定したことを特徴
    とする電線ガイド装置。
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