JP2794091B2 - 負圧式天井走行リフター装置 - Google Patents

負圧式天井走行リフター装置

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JP2794091B2
JP2794091B2 JP10183396A JP10183396A JP2794091B2 JP 2794091 B2 JP2794091 B2 JP 2794091B2 JP 10183396 A JP10183396 A JP 10183396A JP 10183396 A JP10183396 A JP 10183396A JP 2794091 B2 JP2794091 B2 JP 2794091B2
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negative pressure
overhead traveling
lifter device
traveling lifter
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喜一 池田
一仁 横井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、患者の歩行補助
装置や介護者の介護補助装置として使用するリフター装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】歩行が困難になった高齢者や障害者は一
般に車椅子を用いて移動するが、歩行したいときには歩
行用の装具が必要となる。また高齢者や障害者の自立促
進のための歩行訓練の場合には、訓練者の体重の一部分
を肩代わりして支持して訓練者と共に移動する歩行訓練
補助装置が必要である。更に、患者を介護する場合には
介護の負担を軽減させるために患者をスリング(体を包
む布)にくるめて運搬する運搬具が必要である。このよ
うな歩行用の装具や歩行訓練補助装置や運搬具としてリ
フターを応用することが考えられる。しかるに、通常の
リフターはレールやクレーン等の方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レールやクレーン等を
利用したリフターは大掛かりな構造であり、コストが掛
り、しかも動きがレールに沿って線状経路に制限される
欠点がある。次に、高所作業等を行うためのロボットと
して、排風装置を作動させて機内を負圧にして壁面に吸
着させ、機内のキャタピラを使用して走行する外壁診断
ロボットが開発されているが(日本ロボット学会誌Vo
l.10,No.5,pp594〜595,1992参
照)、この外壁診断ロボットは対象が壁面であるため
に、人を天井から吊すことは考慮されていないのみなら
ず、走行手段としてキャタピラを使用しているため舵取
りに制約があって歩行訓練者が色々の方向の歩行訓練を
繰り返しするには適当ではない。
【0004】この発明は上記の如き事情に鑑みてなされ
たものであって、構造が簡単であり、移動の範囲が制限
されることがなく、かつ走行が円滑である負圧式天井走
行リフター装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的に対応して、こ
の発明の負圧式天井走行リフター装置は、建物の天井に
沿って走行する走行リフターであって、気密構造をなし
上端開放のフレームと、前記フレームから上方に突出し
ていて前記天井に接触して転動可能な車輪と、前記フレ
ーム内を負圧状態に保ち得る負圧発生装置と、前記フレ
ームから懸吊されている負荷支持部とを備えることを特
徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の詳細を一実施例
を示す図面について説明する。図1において1は天井走
行リフター装置であり、天井走行リフター装置1はフレ
ーム2を有している。フレーム2はほぼ全体が気密構造
をなしているが、上端3が開放しその周縁部側にスカー
ト部4を設けており、かつ下端に排気孔5を有してい
る。フレーム2の外面に排気孔5を覆ってコンプレッサ
6が取り付けられており、このコンプレッサ6は排気孔
5を通してフレーム2内を排気して、フレーム2内を負
圧に保ち得る。更に、フレーム2内にはモータ7が取り
付けられ、モータ7の回転軸8に車輪11が取り付けら
れている。車輪11は天井12に接触して転動可能であ
り、かつフレーム2よりも上方に突出しており、車輪1
1の上端とフレーム2の上端との間にはhの距離があ
る。また、車輪11の回転軸と直行する方向に回転軸を
持つキャスター13が車輪11と等角度間隔になる位置
に配置されている。キャスター13の上端の位置は車輪
11の上端の位置とほぼ同じである。フレーム2から負
荷支持装置14が懸吊している。この負荷支持装置14
は患者や歩行訓練者を支えて、その体重の一部分または
全部を負担するもので、スリングと称される帯状部材ま
たは棒状部材によって構成される。必要に応じて負荷支
持装置14は旋回機構部15や昇降機構部16を介して
フレーム2から懸吊される。旋回機構部15は負荷支持
装置14がフレーム2に対して回転するのを許容するた
めの機構であり、また昇降機構部16は負荷支持装置1
4がフレーム2に対して上下変位するのを許容するため
の機構である。
【0007】このように構成された天井走行リフター装
置1の作用は次の通りである。フレーム2を手で持ち上
げて天井に押し付けた状態でコンプレッサ6を作動させ
ると、コンプレッサ6が通気孔5を通してフレーム2内
を排気して負圧を形成し、この負圧によって天井走行リ
フター装置1は天井12に吸着支持される。患者を負荷
支持装置14で支持した状態で、または歩行訓練者の体
を支持した状態でモータ7を駆動し車輪11を回転させ
れば、車輪11が天井12に接触した状態で転動し、天
井走行リフター装置1が移動し、患者の運搬や歩行訓練
者の追従が行われる。フレーム2の上端と天井12との
間には間隙hが確保されているので、天井走行リフター
装置1の動きは円滑に行うことができる。歩行訓練者が
自力で歩行する訓練で天井走行リフター装置1は単に歩
行訓練者に引かれて移動する機能だけが求められる場合
には、モータ7は必要ない。
【0008】
【発明の効果】このような構成の負圧式天井走行リフタ
ー装置では、走行手段として車輪を使用しているため車
輪の差動により、舵取りが容易であり、歩行訓練者が色
々の方向の歩行訓練を繰り返しするには適当である。こ
うして、この発明によれば、構造が簡単であり、移動の
範囲が線状経路に制限されることがなく、かつ走行が円
滑である負圧式天井走行リフター装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】負圧式天井走行リフター装置の縦断面説明図。
【図2】負圧式天井走行リフター装置の平面説明図。
【符号の説明】
1 天井走行リフター装置 2 フレーム 3 上端 4 スカート部 5 排気孔 6 コンプレッサ 7 モータ 8 回転軸 11 車輪 12 天井 13 キャスター 14 負荷支持装置 15 旋回機構部 16 昇降機構部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の天井に沿って走行する走行リフタ
    ーであって、気密構造をなし上端開放のフレームと、前
    記フレームから上方に突出していて前記天井に接触して
    転動可能な車輪と、前記フレーム内を負圧状態に保ち得
    る負圧発生装置と、前記フレームから懸吊されている負
    荷支持部とを備えることを特徴とする負圧式天井走行リ
    フター装置。
  2. 【請求項2】 前記車輪を駆動するモータを備えること
    を特徴とする請求項1記載の負圧式天井走行リフター装
    置。
  3. 【請求項3】 前記フレームから旋回機構部及び/また
    は昇降機構部を介して懸吊されている前記負荷支持部と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の負圧式天井走
    行リフター装置。
JP10183396A 1996-04-01 1996-04-01 負圧式天井走行リフター装置 Expired - Lifetime JP2794091B2 (ja)

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JPH09266931A JPH09266931A (ja) 1997-10-14
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JP2002000671A (ja) * 2000-06-22 2002-01-08 Akira Amano 自立支援装置
JP2002302400A (ja) * 2001-03-30 2002-10-18 Natl Inst Of Industrial Safety Independent Administrative Institution 吊下げ移動装置用天井構造

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