JP2793932B2 - クレーン用の自動折畳み式ブーム - Google Patents

クレーン用の自動折畳み式ブーム

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JP2793932B2
JP2793932B2 JP25824492A JP25824492A JP2793932B2 JP 2793932 B2 JP2793932 B2 JP 2793932B2 JP 25824492 A JP25824492 A JP 25824492A JP 25824492 A JP25824492 A JP 25824492A JP 2793932 B2 JP2793932 B2 JP 2793932B2
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    • B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/62—Constructional features or details
    • B66C23/64—Jibs
    • B66C23/68—Jibs foldable or otherwise adjustable in configuration
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/18—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes
    • B66C23/26—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes for use on building sites; constructed, e.g. with separable parts, to facilitate rapid assembly or dismantling, for operation at successively higher levels, for transport by road or rail
    • B66C23/34—Self-erecting cranes, i.e. with hoisting gear adapted for crane erection purposes

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動組立て式クレー
ン、特に建築現場及び土木現場で用いられ、一つの現場
から他の現場へ又は一つの場所から他の場所へ、人手の
介入なしにできるだけ迅速、安全な状態で道路を輸送す
るために頻繁に折畳まれなければならない塔式クレーン
の分野に関する。
【０００２】さらに正確には、この発明はこの種類のク
レーン用の自動的に折畳み可能なブームに関し、特に複
数の要素でつくられ、一直線にされたブーム要素をもっ
た作業位置からクレーンの輸送のための折畳まれた位置
に、そして逆に輸送の折畳まれた位置から仕事位置に移
行できる、ブームの折畳み／拡開装置に関する。
【０００３】自動組立て式の入れ子マストをもった塔式
クレーンと同様折畳みマストをもった塔式クレーンにつ
いて、クレーンの輸送位置を改良するブームの折畳みの
ための数多くの解決策が存在している。
【０００４】例えばフランス国特許第２，３０６，１５
８号に記載された第１の種類によれば、ブームはそれぞ
れが入れ子式マストの頭部に連接されたブーム脚部及び
ブーム脚部前端に連接されたブーム先端部の二つの要素
を有し、一方、一定長さのロープがマスト頭部の固定点
をブーム先端部の固定点に接続し、それによりマストの
入れ子運動の間に、ブームが折畳まれた位置から一直線
にされた仕事位置に、またその逆に移行する。
【０００５】このブーム折畳み装置はさらに、クレーン
がマストの入れ子運動中にブームを引起すのに用いる束
及び筋かいのセットを備えることを必要とする。この実
施態様では、一定長さのロープ及び束と筋かいのセット
は、定期的に、特に時間とともに進行するロープの永久
延びを補償するために調整しなければならない。
【０００６】例えばフランス国特許第２，５５０，１７
６号に記載された第２の種類によれば、マストの頂部に
連接されたブームは、互に連接された二つ又はそれ以上
の要素でつくられ、各連接点の高さに配置され、バー連
結装置の一機構をマスト頂部又はブームの一要素の固定
点に接続するか筋かいによって操作されるバー連結装置
は、マストが入れ子式である場合にはマストの入れ子運
動の間に、又は別個にブームを引起す間に、ブームの拡
開又は折畳みを確実に行う。
【０００７】前に述べた装置とは反対に、この装置は時
間とともに良好な精度が得られ保持できる。しかしなが
らこの装置にはその好ましい使用を入れ子マスト式クレ
ーンに限定するいくつかの制約が存在する。何故ならば
マストが入れ子式でないときは、ブームの引起し操作
は、後部固定ロープとクレーンの回転台枠の間に複滑車
を用い、かつ組立てウインチによって複滑車を操作する
ことによって行われ、このことは実行を複雑にし、全体
の精度を損なう。
【０００８】例えばフランス国特許第２，３６８，４３
０号に記載されたさらに第３の種類によれば、マスト頂
部に連接されたブームは、ブームの折畳み部片を介して
連接されるように互に接続された少なくとも二つの要素
によってつくられている。この文献に記された実施態様
では、折畳み部片は、輸送のためにクレーンのマストに
対してブーム自身が折返されるときに、ブームの第２部
分を第１部分に対して横に折返す機能を有する。この公
知の実施態様の折畳み部片は、したがって垂直面内のブ
ームを折畳んだり拡げたりすることはできない。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】したがってこれまでに
述べたことから、本発明は、クレーンの他の組立て段階
とは別個に、上に明らかにされたいろいろな欠点を避け
ながら、垂直平面内にブームを確実に折畳んだり拡げた
りできる、折畳み中間部片を有する種類の、クレーンの
折畳み可能なブームを提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】そのため本発明によるク
レーンのブームは、比較的大きな長さのブーム脚部とブ
ーム先端部の少なくとも二つの主要ブーム要素、及び二
つの主要ブーム要素の間に挿入される比較的小さい長さ
の、少なくとも一つのブーム折畳み中間要素を公知のよ
うに有し、全ブーム要素がそれらの下側フレームの高さ
にあるほぼ水平な軸周りに互に連接されているブームで
あって、このクレーンのブームは、ブーム折畳み中間要
素が、隣接する一方の主要ブーム要素との連接軸周りの
前記ブーム折畳み中間要素の回動を操作する機械化装置
によって、前記隣接する主要ブーム要素に接続され、一
方、隣接する他方の主要ブーム要素が、少なくとも三つ
の連接された機構をもった連結装置セットによって前記
一方の主要ブーム要素に接続され、三つの機構の中央の
機構も、ブーム折畳み中間要素の固定点に連接よって接
続され、したがって前記他方の主要ブーム要素の回動を
ブーム折畳み中間要素との連接軸周りに引起すことを特
徴としている。
【００１１】二つの主要要素、すなわちブーム脚部とブ
ーム先端部、及びブーム脚部とブーム先端部との間に介
挿される単一のブーム折畳み中間要部のみからなるブー
ムを用いた、本発明の簡単な実施態様によれば、ブーム
折畳み中間要素は、前記機械化装置によってブーム脚部
に接続され、一方、三つの連接された機構をもった連結
装置セットは、ブーム脚部をブーム先端部に接続し、連
結装置セットの中央の機構もブーム折畳み中間要素の固
定点に連接によって接続される。
【００１２】したがって機械化装置は、ブーム脚部に対
するブーム折畳み中間要素の回動を直接操作し、連結装
置セットは、全体としてブームの完全な折畳みが得られ
るように、ブーム折畳み中間要素に対するブーム先端部
の回動を、前記動きと同時にかつその結果として引起
し、ブーム先端部はブーム脚部上に折返される。
【００１３】有利な一実施態様によれば、ブーム折畳み
中間要素をブーム脚部に接続する機械化装置は複動油圧
ジャッキであり、その本体は、ブーム脚部の上側フレー
ムの端部に連接され、そのロッドはブーム折畳み中間要
素の頂部に連接されるか、又はその逆に連接される。
【００１４】特定の一実施態様によれば、ブーム折畳み
中間要素は、長手方向にずらされ、側面の二重三角形に
よって前記要素の下側フレームに接続される二つの頂部
を有し、他方の頂部の高さよりわずかに高い高さの第１
の頂部は、ジャッキのロッド又は本体の端部を受入れ、
第２の頂部は、ブーム先端部をブーム脚部に接続する連
結装置セットの中央の機構の連接点を受入れる。
【００１５】他の特徴によれば、ブーム脚部はその前端
部に、ブームの長手方向の中央平面に対して対称な二つ
の部分から形成され、ブームの高さとほぼ等しい高さの
二重支持体を有し、その頂部は連結装置セットの第１機
構端部の連接軸を支える。
【００１６】他の特徴によれば、連接された三つの機構
をもった連結装置セットは、前記二重支持体によって支
持されブーム脚部に配置された連接軸を、中央の機構を
形成する二つのブランチをもった肘形に曲ったレバーの
第１の端部に配置された連接軸に接続する単一又は複数
の第１連接棒を有し、前記レバーの肘はブーム折畳み中
間要素の第２の頂部の連接点を受入れ、単一又は複数の
第２連接棒は、中央の機構の他端に配置された連接軸
を、ブーム先端部の上側フレームの後端に配置された固
定連接点に接続する。
【００１７】ブームの折畳み装置の構造がどうであって
も、この装置は、ジャッキのロッドが戻されるときに、
ブーム先端部がブーム脚部上に完全に折返され、そのと
きこれら二つの要部がほぼ平行であるように、またジャ
ッキのロッドが完全に出されるときに、特に水平分配ブ
ームを形成するようにブーム脚部、ブーム折畳み中間要
素及びブーム先端部の一直線化が得られ、すなわちクレ
ーンのブームに沿って、一直線にされた三つのブーム要
素の下側フレームを走る荷物の分配台車が移動すること
ができる。
【００１８】さらに水平分配ブームの場合には、本発明
によるブーム折畳み装置は、ブーム折畳み時に、ブーム
脚部に対するブーム先端部の位置がどうであっても、引
上げロープ及び分配ロープの“たるみ”を回復すること
ができる。
【００１９】したがって全体では、ブームの折畳み及び
拡開が、自動的かつクレーンの種類がどんなであっても
ブームが取付けられるクレーンの組立て段階とは別に行
われる、クレーンのブームがつくられる。いずれにせ
よ、本発明は、限定しない例として自動折畳み式のこの
ブームの一実施態様を示す添付の略図的図面を参照しな
がら以下になされる説明によって一層よく理解されるで
あろう。
【００２０】
【実施例】図１に略図的に示される塔式クレーンは、公
知のように、方向転換装置２によって回転台枠３を支え
ている、固定式又は移動式基礎台枠１を有し、回転台枠
３は、後部に釣合い錘４を支え、前部には互に水平軸９
周りにその後面を連接によって接続される基部マスト７
と上部マスト８からなる折畳み可能なマスト６が水平軸
５周りに連接されている。
【００２１】このクレーンは、本発明による折畳み可能
な分配ブーム１０を備え、分配ブーム１０はここではそ
れぞれブーム脚部１１、ブーム折畳み中間要素１２及び
ブーム先端部１３として順次示される三つの要素からつ
くられ、三つの要素はそれらの下側フレームに配置され
た水平軸１４，１５周りの連接によって互に接続される
（“下側”フレームの意味は、作業位置にあるブームに
ついて定められたもの）。
【００２２】上部マスト８は、マスト６の両側に対称的
に配置され、上部マスト８の基部に配置された水平軸１
７周り及び回転台枠３の後部に配置された水平軸１８周
りにそれぞれ連接された、２本の組立て支線１６によっ
て回転台枠３に接続される。
【００２３】ブーム１０は、マスト６の頂部に水平軸１
９周りに接続され、ブーム脚部１１の上側フレーム２２
の固定点２１を、クレーンの後方に傾斜し、ブーム脚部
１１の基部に水平軸２５周りに連接された剛性束２４の
頂部２３に接続する筋かい２０によって位置を保持され
る。前記剛性束２４自身は、この剛性束２４の頂部２３
を回転台枠３の後部に配置された固定点２７に接続する
後部固定筋かい２６によって位置を保持される。
【００２４】クレーンはその組立用に、すなわちマスト
６の組立て、ブーム１０の引起し及び拡開用に機械化さ
れている。図２に詳細に示されたように、通常の三角形
断面のブーム１０は、それぞれブーム脚部１１及びブー
ム先端部１３についての上側フレーム２２，２８、それ
ぞれブーム脚部１１、ブーム折畳み中間要素１２及びブ
ーム先端部１３について、三角形断面の底辺を形成する
下側フレーム２９，３０，３１、及び上側フレーム２
２，２８と下側フレーム２９，３０，３１を剛性の三角
形部分を形成するように連結するバー三角形セット３２
を有する。
【００２５】ブーム脚部１１及びブーム先端部１３の長
さに比べて比較的短い長さのブーム折畳み中間要素１２
は、長手方向にずらされ、バー三角形セット３５によっ
て下側フレーム３０に接続され、かつ高さ方向にもわず
かにずらされた二つの頂部３３，３４を有する。ブーム
脚部１１と向い合って位置するもっとも高い頂部３３は
ブーム１０の中央平面内に配置され、一方、ブーム先端
部１３と向い合って位置する頂部３４は二重であって、
ブーム折畳み中間要素１２の下側フレーム３０とほぼ垂
直に配置され、ブーム１０の全要素が一直線になったと
きブーム先端部１３の上側フレーム２８の高さにある。
【００２６】本発明によるブーム１０の折畳み装置は、
その本体３７がブーム脚部１１の上側フレーム２２の端
部３８に連接されている複動油圧ジャッキ３６を有し、
ジャッキ３６のロッド３９はブーム折畳み中間要素の頂
部３３に連接され、ブーム１０の長手方向中央平面に対
して対称な二つの部分（肘形に曲ったレバー４１及び２
本の二重連接棒４２，４３からなる）でつくられた連結
装置セット４０は、ブーム先端部１３をブーム折畳み中
間要素１２を介してブーム脚部１１に接続する。
【００２７】肘形に曲ったレバー４１は、ブーム１０の
内側に向けられた鈍角を形成する二つのブランチ４４，
４５を有し、このレバー４１は、ブーム折畳み中間要素
１２の頂部３４にその肘部４６で連接される。第１の二
重連接棒４２は二つの連接点４７，４８によって、それ
ぞれブーム脚部１１の前端に固定された支持片４９の上
部及び肘形に曲ったレバー４１の後部ブランチ４４の自
由端を結びつける。
【００２８】二重連接棒４２と一緒になった支持片４９
は、ブームの長手方向の中央平面に対して対称的な二つ
の部分で形成された二重支持体である。二重支持体４９
の高さは、ブーム１０の高さとほぼ等しい。第２の二重
連接棒４３は二つの連接点５０，５１によって、それぞ
れ肘形に曲ったレバー４１の前部ブランチ４５及びブー
ム先端部１３の上側フレーム２８の後端を結びつける。
【００２９】ブーム１０の三つの要素１１，１２，１３
が、図２及び図３に示されたように一直線の位置にある
と、ジャッキ３６のロッド３９はジャッキ本体３７から
完全に出ており、ブーム先端部１３の上側フレーム２８
及び第２の二重連接棒４３と肘形に曲ったレバー４１の
前部ブランチ４５によって形成された連結装置セットの
部分とほぼ一直線となるので、使用中のブーム１０の上
部の長手方向応力は大きな不連続性なしに、ブーム先端
部１３からブーム脚部１１に伝えられる。
【００３０】図２及び図３に示された拡げられた位置か
ら、図４ないし図６によって図示されたブームの折畳み
は次のように行われる。戻り方向に複動油圧ジャッキ３
６を作動することによって、ロッド３９はジャッキ３６
の本体３７内に深く入り込み、ブーム折畳み中間要素１
２及びブーム脚部１１によってそれぞれ支持された連接
点３３と３８間の距離は短くなる。
【００３１】このことから、二つのブーム要素１２，１
３からなる組合せは、ブーム１０の水平軸（連接点）１
４周りに回動する。同時にブーム脚部１１及びブーム先
端部１３によってそれぞれ支持された連接点４７と５１
間の距離も短くなり、ブーム折畳み中間要素１２の頂部
（連接点）３４周りに肘形に曲ったレバー４１の回転を
引起し、したがってブームの水平軸（連接点）１５周り
にブーム先端部１３の回動を引起す。
【００３２】したがってブーム折畳み中間要素１２とブ
ーム先端部１３とが、図４及び図５の中間位置を通りな
がら、ブーム先端部１３が完全にブーム脚部１１上に位
置するまで、同時にそれぞれブーム１０の水平軸（連接
点）１４，１５周りに回動することが確認される。
【００３３】図６に示されたこの最終形態では、ブーム
先端部１３は逆さにされてブーム脚部１１とほぼ平行な
位置を占め、一方、ブーム折畳み中間要素１２は倒され
てブーム脚部１１とほぼ直角な位置を占めるのが見られ
る。この状態で、クレーンの輸送用の最小の折畳み高さ
を得るために、ブーム折畳み中間要素１２は、ブーム脚
部１１の高さとブーム先端部１３の高さの合計とほぼ等
しい長さをもたなければならない。
【００３４】図６の折畳まれた位置からブーム１０の拡
開を行うには、図２及び図３の拡げられた最終位置に達
する前に、図５次いで図４の中間位置を順次通るよう
に、ジャッキ３６をロッド３９が出る方向に操作しなが
ら逆の動きを起させることは云うまでもない。ジャッキ
３６の機械化は、クレーンの組立ての他の動きと別個に
操作することができ、ブームの折畳みはブーム１０及び
このブームを備えたクレーンのどの位置でも行うことが
できる。
【００３５】云うまでもなく、前に述べたことからわか
るように、本発明は、例として上に述べたクレーン用の
自動化された折畳み可能なこのブームの実施態様のみに
限られるものではなく、同一原理に基いた変形及び応用
のすべてを含むものである。したがって次のものは、本
発明の範囲からはずれるものではない。− 複動油圧ジャッキ以外の伸縮機能をもった機械化装
置の利用によるもので、空気圧式又は電気式ジャッキ、
ラック付き又は無端ねじ−タンジェント歯車つき機構等
はもちろん利用可能である。
【００３６】−場合によって三つ以上の連接された機
構を備えることによって、連接装置セットの細部を手直
ししたもの。 −ジャッキ、連接棒等の数の修正によるもので、これら
の装置は単式、二重式又は多重式であってよい。− 機械装置及び連結装置セットに関して、ブーム脚部
及びブーム先端部を入れ換えたような逆の配置によるも
の。
【００３７】−常に主要ブーム要素とそれより短い中
間要素をもった三つ以上の要素からなるクレーンのブー
ムを有する同一原理の応用によるもので、上に述べたよ
うな折畳み装置は各中間要素と組合される。− 入れ子式マストをもった塔式クレーン、要素組立て
型の塔式クレーン、ブーム上下式クレーン等のような、
他の種類の物上げ装置に折畳み可能なブームの同一原理
を適用したもの。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による折畳み可能なブームを備えた、作
業位置にある自動組立式クレーンの側面図。
【図２】ブームが拡げられるときの、ブーム折畳み装置
の詳細な側面図。
【図３】図２と対応する拡げられた位置にあるブーム
の、上から見た部分平面部。
【図４】ブーム折畳みの第１段階を示す、図２と同様の
側面図。
【図５】同じくブーム折畳みの第２段階を示す側面図。
【図６】同じくブームが折畳まれた段階を示す側面図。
【符号の説明】
１ 基礎台枠 ２ 方向転換装置 ３ 回転台枠 ４ 釣合い錘 ５，９，１４，１５，１７，１８，１９，２５，４７，
４８，５０，５１ 水平軸（連接点） ６ 折畳み可能なマスト ７ 基部マスト ８ 上部マスト １０ 分配ブーム １１ ブーム脚部 １２ ブーム折畳み中間要素 １３ ブーム先端部 １６ 組立て支線 ２０ 筋かい ２１，２７ 固定点 ２２，２８ 上側フレーム ２３，３３，３４ 頂部 ２４ 剛性束 ２６ 後部固定筋かい ２９，３０，３１ 下側フレーム ３２，３５ バー三角形セット ３６ 複動油圧ジャッキ ３７ ジャッキ３６の本体 ３８ 上側フレーム２２の端部 ３９ ジャッキ３６のロッド ４０ 連結装置セット ４１ 肘形に曲ったレバー ４２，４３ 二重連接棒 ４４，４５ レバー４１のブランチ ４６ 同肘部 ４９ 支持体

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 比較的大きな長さのブーム脚部（１１）
    とブーム先端部（１３）の少なくとも二つの主要ブーム
    要素、及び二つの主要ブーム要素の間に挿入される比較
    的小さい長さの少なくとも一つのブーム折畳み中間要素
    （１２）を有し、全ブーム要素（１１，１２，１３）が
    それらの下側フレーム（２９，３０，３１）の高さにあ
    るほぼ水平な軸（１４，１５）周りに互に連接されるク
    レーン用の自動折畳み式ブームにおいて、ブーム折畳み
    中間要素（１２）が、隣接する一方の主要ブーム要素
    （１１）との連接軸（１４）周りの前記ブーム折畳み中
    間要素（１２）の回動を操作する機械化装置（３６）に
    よって、前記隣接する一方の主要ブーム要素（１１）に
    接続され、一方、隣接する他方の主要ブーム要素（１
    ３）が、少なくとも三つの連接された機構（４１，４
    ２，４３）をもった連結装置セット（４０）によって前
    記一方の主要ブーム要素（１１）に接続され、前記三つ
    の機構の中央の機構（４１）も、ブーム折畳み中間要素
    （１２）の固定点に（３４）で連接によって接続され、
    したがって前記他方の主要ブーム（１３）の回動を、ブ
    ーム折畳み中間要素（１２）との連接軸（１５）周りに
    引起すことを特徴とするクレーン用の自動折畳み式ブー
    ム。
  2. 【請求項２】 二つの主要要素、すなわちブーム脚部
    （１１）とブーム先端部（１３）、及びブーム脚部（１
    １）とブーム先端部（１３）の間に挿入される単一のブ
    ーム折畳み中間要素（１２）からなる請求項１記載のク
    レーン用の自動折畳み式ブームにおいて、ブーム折畳み
    中間要素（１２）が、前記機械化装置（３６）によって
    ブーム脚部（１１）に接続され、一方、三つの連接され
    た機構（４１，４２，４３）をもった連結装置セット
    （４０）が、ブーム脚部（１１）をブーム先端部（１
    ３）に接続し、前記連結装置セット（４０）も、ブーム
    折畳み中間要素（１２）の固定点に（３４）で連接され
    ることを特徴とするクレーン用の自動折畳み式ブーム。
  3. 【請求項３】 ブーム折畳み中間要素（１２）をブーム
    脚部（１１）に連結する機械化装置が、複動油圧ジャッ
    キ（３６）であり、ジャッキの本体（３７）が、ブーム
    脚部（１１）上側フレーム（２２）の端部に（３８）で
    連接され、ジャッキのロッド（３９）が、ブーム折畳み
    中間要素（１２）の頂部（３３）に連接されるか、又は
    その反対に連接されることを特徴とする請求項２記載の
    クレーン用の自動折畳み式ブーム。
  4. 【請求項４】 ブーム折畳み中間要素（１２）が、長手
    方向にずらされ側面の二重三角形（３５）によって前記
    中間要素（１２）の下側フレーム（３０）に接続される
    二つの頂部（３３，３４）を有し、他方の頂部（３４）
    の高さよりわずかに高い高さの第１の頂部（３３）が、
    ジャッキ（３６）のロッド（３９）又は本体（３７）の
    端部を受入れ、第２の頂部（３４）が、ブーム先端部
    （１３）をブーム脚部（１１）に接続する連結装置セッ
    ト（４０）の中央の機構（４１）の連接点を受入れるこ
    とを特徴とする請求項３記載のクレーン用の自動折畳み
    式ブーム。
  5. 【請求項５】 ブーム脚部（１１）が、その前端部にブ
    ーム（１０）の長手方向の中央平面に対して対称な二つ
    の部分で形成され、ブーム（１０）の高さとほぼ等しい
    高さの二重支持体（４９）を有し、前記支持体（４９）
    の頂部が、連結装置セット（４０）の第１機構（４２）
    端部の連接軸（４７）を支えることを特徴とする請求項
    ２ないし４のいずれか１項に記載のクレーン用の自動折
    畳み式ブーム。
  6. 【請求項６】 三つの連接された機構をもった連結装置
    セット（４０）が、前記二重支持体（４９）によって支
    持され、ブーム脚部（１１）に配置された連接軸（４
    ７）を、中央の機構を形成する肘形に曲ったレバー（４
    １）の一方のブランチ（４４）の端部に配置された連接
    軸（４８）に接続する、単一又は複数の第１連接棒（４
    ２）を有し、前記レバー（４１）の肘（４６）が、ブー
    ム折畳み中間要素（１２）の第２の頂部（３４）の連接
    点を受入れ、単一又は複数の第２連接棒（４３）が、中
    央の機構（４１）の他方のブランチ（４５）の端部に配
    置された連接軸（５０）を、ブーム先端部（１３）上側
    フレーム（２８）の後端に配置された固定連接点（５
    １）に接続することを特徴とする請求項５記載のクレー
    ン用の自動折畳み式ブーム。
  7. 【請求項７】 肘形に曲ったレバー（４１）の二つのブ
    ランチ（４４，４５）が、ブームの内側に向けられた鈍
    角を形成することを特徴とする請求項６記載のクレーン
    用の自動折畳み式ブーム。
  8. 【請求項８】 連結装置セット（４０）が、ブーム（１
    ０）の長手方向の中央平面に対して対称な二つの部分で
    つくられ、前記セット（４０）の各部分が、肘形に曲っ
    たレバー（４１）及び二つの二重連接棒（４２，４３）
    で構成されることを特徴とする請求項６又は７記載のク
    レーン用の自動折畳み式ブーム。
  9. 【請求項９】 ブーム折畳み中間要素（１２）が、ブー
    ム脚部（１１）の高さとブーム先端部（１３）の高さの
    合計とほぼ等しい長さを有することを特徴とする請求項
    ２ないし８のいずれか１項に記載のクレーン用の自動折
    畳み式ブーム。
  10. 【請求項１０】 自動折畳み式の塔式クレーンを構成す
    るために、折畳み可能又は入れ子式のマスト（６）の頂
    部の水平軸（１９）周りにブーム（１０）が連接される
    ことを特徴とする請求項１ないし９のいずれか１項に記
    載のクレーン用の自動折畳み式ブーム。
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