JP2793663B2 - 擬似体験装置 - Google Patents
擬似体験装置Info
- Publication number
- JP2793663B2 JP2793663B2 JP1320065A JP32006589A JP2793663B2 JP 2793663 B2 JP2793663 B2 JP 2793663B2 JP 1320065 A JP1320065 A JP 1320065A JP 32006589 A JP32006589 A JP 32006589A JP 2793663 B2 JP2793663 B2 JP 2793663B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- swing
- boarding
- seats
- fluid pressure
- link
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はレジャー施設や訓練施設などに備える疑似
体験装置の改良に関する。
体験装置の改良に関する。
（従来の技術） レジャー施設などに備える疑似体験装置（シミュレー
ション装置）には、様々の乗り物のスピード感やスリル
をリアルに再現するために、体験者を搭乗させ揺動台を
映像や音響に合わせて各種の速度で前後左右に揺動させ
るものがある。
ション装置）には、様々の乗り物のスピード感やスリル
をリアルに再現するために、体験者を搭乗させ揺動台を
映像や音響に合わせて各種の速度で前後左右に揺動させ
るものがある。
この場合、揺動台は例えば前後中央に１台、後部の両
側に並列して２台という具合に配設した複数の油圧シリ
ンダにより空中に支持される。そして、前部と後部の油
圧シリンダを交互に伸縮させることにより揺動台を前後
に揺動（ピッチング運動）させ、後部の油圧シリンダを
交互に伸縮させることにより揺動台を左右に揺動（ロー
リング運動）させる。さらに３台の油圧シリンダを一体
に伸縮させて揺動台を上下動（ヒービング運動）させる
こともある。
側に並列して２台という具合に配設した複数の油圧シリ
ンダにより空中に支持される。そして、前部と後部の油
圧シリンダを交互に伸縮させることにより揺動台を前後
に揺動（ピッチング運動）させ、後部の油圧シリンダを
交互に伸縮させることにより揺動台を左右に揺動（ロー
リング運動）させる。さらに３台の油圧シリンダを一体
に伸縮させて揺動台を上下動（ヒービング運動）させる
こともある。
（発明が解決しようとする課題） この装置において揺動台を上下動させたり揺動させる
時は、２台ないし３台の油圧シリンダを同期的に伸縮さ
せるが、その場合に同期誤差があると、揺動台に不必要
なショックを与えて乗り心地を悪化させるので、油圧シ
リンダの伸縮は正しく同期するように制御することが望
ましい。また、各種の動きを組み合わせた複合的な動作
を行う場合には、各油圧シリンダの相対的なストローク
位置を計算して３台の油圧シリンダを複合的に制御する
必要がある。しかし、そのためには高度な油圧制御機器
や制御ソフトが必要で、装置全体の構成も複雑化すると
いう問題があった。
時は、２台ないし３台の油圧シリンダを同期的に伸縮さ
せるが、その場合に同期誤差があると、揺動台に不必要
なショックを与えて乗り心地を悪化させるので、油圧シ
リンダの伸縮は正しく同期するように制御することが望
ましい。また、各種の動きを組み合わせた複合的な動作
を行う場合には、各油圧シリンダの相対的なストローク
位置を計算して３台の油圧シリンダを複合的に制御する
必要がある。しかし、そのためには高度な油圧制御機器
や制御ソフトが必要で、装置全体の構成も複雑化すると
いう問題があった。
（課題を達成するための手段） この発明はこのような問題点を解決するため、横一列
に並べた複数の搭乗席を搭乗席下面中央に設けたヒンジ
により揺動台上へ取り付け、各搭乗席をヒンジのピンを
中心にして左右に揺動自由に支持するとともに、これら
複数の搭乗席をリンクを介して互いに連結し、このリン
クを動かして搭乗席を一体に左右に揺動させる流体圧シ
リンダを設ける一方、揺動台の左右両側に前後一対の流
体圧シリンダを配設し、空中に支持した揺動台を前後一
対の流体圧シリンダを伸縮させて上下に移動させ、前後
左右に揺動させた。
に並べた複数の搭乗席を搭乗席下面中央に設けたヒンジ
により揺動台上へ取り付け、各搭乗席をヒンジのピンを
中心にして左右に揺動自由に支持するとともに、これら
複数の搭乗席をリンクを介して互いに連結し、このリン
クを動かして搭乗席を一体に左右に揺動させる流体圧シ
リンダを設ける一方、揺動台の左右両側に前後一対の流
体圧シリンダを配設し、空中に支持した揺動台を前後一
対の流体圧シリンダを伸縮させて上下に移動させ、前後
左右に揺動させた。
（作用） 複数の搭乗席は揺動台の両側にそれぞれ支持する前後
一対の流体圧シリンダを同期的に伸縮させると、上下に
移動し、片側の一対の流体圧シリンダのみ伸縮させると
左右に揺動し、同じく流体圧シリンダを揺動台の前部と
後部に分けて交互に伸縮させると前後に揺動し、さら
に、揺動台に設けた流体圧シリンダを伸縮させるとリン
クを介してピンを中心に搭乗席が左右に揺動する。
一対の流体圧シリンダを同期的に伸縮させると、上下に
移動し、片側の一対の流体圧シリンダのみ伸縮させると
左右に揺動し、同じく流体圧シリンダを揺動台の前部と
後部に分けて交互に伸縮させると前後に揺動し、さら
に、揺動台に設けた流体圧シリンダを伸縮させるとリン
クを介してピンを中心に搭乗席が左右に揺動する。
（実施例） 第１〜３図において、２は複数の体験者用の搭乗席１
を備える揺動台、揺動台２は左右両側でそれぞれ床面10
上に設けた取付台３の油圧シリンダ7A、7Bとリンク８に
より空中に支持される。
を備える揺動台、揺動台２は左右両側でそれぞれ床面10
上に設けた取付台３の油圧シリンダ7A、7Bとリンク８に
より空中に支持される。
油圧シリンダ7A、7Bは各取付台３の前後に配設され、
シリンダチューブ11基端で取付台３に、ピストンロッド
12先端で揺動台２にそれぞれピン結合される。また、リ
ンク８は各油圧シリンダ7A、7Bの伸縮に伴う揺動台２の
動きを案内するもので、一端で取付台３にピン結合さ
れ、他端で揺動台２側の長孔（図示せず）に沿って摺動
自由なピンに連結される。
シリンダチューブ11基端で取付台３に、ピストンロッド
12先端で揺動台２にそれぞれピン結合される。また、リ
ンク８は各油圧シリンダ7A、7Bの伸縮に伴う揺動台２の
動きを案内するもので、一端で取付台３にピン結合さ
れ、他端で揺動台２側の長孔（図示せず）に沿って摺動
自由なピンに連結される。
複数の搭乗席１は揺動台２上で横一列に並んで配設さ
れ、それぞれ下面中央の前後をヒンジ13により取り付け
て、リンク５を介してヒンジのピン13Aを中心にして左
右に揺動自由に支持される。
れ、それぞれ下面中央の前後をヒンジ13により取り付け
て、リンク５を介してヒンジのピン13Aを中心にして左
右に揺動自由に支持される。
各搭乗席１の前部に位置するヒンジ13には席１側のブ
ラケット13Bと一体に揺動レバー14が固着され、これら
のピン13Aを中心に回動する揺動レバー14は揺動台２を
貫通して下方へ突出する先端でそれぞれリンク５にピン
結合される。
ラケット13Bと一体に揺動レバー14が固着され、これら
のピン13Aを中心に回動する揺動レバー14は揺動台２を
貫通して下方へ突出する先端でそれぞれリンク５にピン
結合される。
リンク５は揺動台２と平行に配置され、この場合揺動
台２中央の搭乗席１の揺動レバー14に形成した延長部15
を介して、揺動台２下面に配設した油圧シリンダ６のピ
ストンロッド16に連結される。
台２中央の搭乗席１の揺動レバー14に形成した延長部15
を介して、揺動台２下面に配設した油圧シリンダ６のピ
ストンロッド16に連結される。
この油圧シリンダ６のシリンダチューブ17はブラケッ
ト18を介して揺動台２に支持され、伸縮するピストンロ
ッド16がリンク５を左右方向に駆動する。
ト18を介して揺動台２に支持され、伸縮するピストンロ
ッド16がリンク５を左右方向に駆動する。
このような構成により、揺動台２上の複数の搭乗席１
は各取付台３の油圧シリンダ7A、7Bを同期的に伸縮させ
ると上下に動き、同じく交互に伸縮させると第３図中の
２点鎖線で示すように前後に揺動する。さらに複数の搭
乗席１は揺動台２に設けた油圧シリンダ６を伸縮させる
と、リンク５の作動により第１図中の３点鎖線で示すよ
うにそれぞれ揺動レバー14と一体にヒンジ13のピン13A
を中心にして左右に揺動する。
は各取付台３の油圧シリンダ7A、7Bを同期的に伸縮させ
ると上下に動き、同じく交互に伸縮させると第３図中の
２点鎖線で示すように前後に揺動する。さらに複数の搭
乗席１は揺動台２に設けた油圧シリンダ６を伸縮させる
と、リンク５の作動により第１図中の３点鎖線で示すよ
うにそれぞれ揺動レバー14と一体にヒンジ13のピン13A
を中心にして左右に揺動する。
したがって、搭乗席１上の体験者は３種類の運動とこ
れらの複合運動を体験することができる。
れらの複合運動を体験することができる。
ところで、この場合には油圧シリンダ６の駆動による
搭乗席１の運動と、油圧シリンダ7A、7Bの駆動による揺
動台２の運動を互いに独立して制御できるので、各種の
運動を組み合わせる場合でも必要となる油圧制御機器や
制御ソフトは比較的単純なもので良く、また揺動台２の
両側をそれぞれ支持する油圧シリンダ7A、7Bにも無理な
負荷が作用することが少なく、スムーズで安定した運動
が得られる。さらに油圧シリンダ６の駆動により個々の
搭乗席１が揺動台２上の位置に関係なく同じように揺動
するので、搭乗者全員が等しく臨場感を体験することが
できる。
搭乗席１の運動と、油圧シリンダ7A、7Bの駆動による揺
動台２の運動を互いに独立して制御できるので、各種の
運動を組み合わせる場合でも必要となる油圧制御機器や
制御ソフトは比較的単純なもので良く、また揺動台２の
両側をそれぞれ支持する油圧シリンダ7A、7Bにも無理な
負荷が作用することが少なく、スムーズで安定した運動
が得られる。さらに油圧シリンダ６の駆動により個々の
搭乗席１が揺動台２上の位置に関係なく同じように揺動
するので、搭乗者全員が等しく臨場感を体験することが
できる。
（発明の効果） 以上要するにこの発明によれば、横一列に並べた複数
の搭乗席を搭乗席下面中央に設けたヒンジにより揺動台
上へ取り付け、各搭乗席をヒンジのピンを中心にして左
右に揺動自由に支持するとともに、これら複数の搭乗席
をリンクを介して互いに連結し、このリンクを動かして
搭乗席を一体に左右に揺動させる流体圧シリンダを設け
る一方、揺動台の左右両側に前後一対の流体圧シリンダ
を配設し、空中に支持した揺動台を前後一対の流体圧シ
リンダを伸縮させて上下に移動させ、前後左右に揺動さ
せたため、比較的簡単な揺動機構により各流体圧シリン
ダに無理な負荷をかけることなく、良好な各種の運動が
得られる。また、搭乗席を揺動させる流体圧シリンダは
他のシリンダから独立して駆動することができるため、
制御装置や制御ソフトの単純化も図れるという効果が得
られる。
の搭乗席を搭乗席下面中央に設けたヒンジにより揺動台
上へ取り付け、各搭乗席をヒンジのピンを中心にして左
右に揺動自由に支持するとともに、これら複数の搭乗席
をリンクを介して互いに連結し、このリンクを動かして
搭乗席を一体に左右に揺動させる流体圧シリンダを設け
る一方、揺動台の左右両側に前後一対の流体圧シリンダ
を配設し、空中に支持した揺動台を前後一対の流体圧シ
リンダを伸縮させて上下に移動させ、前後左右に揺動さ
せたため、比較的簡単な揺動機構により各流体圧シリン
ダに無理な負荷をかけることなく、良好な各種の運動が
得られる。また、搭乗席を揺動させる流体圧シリンダは
他のシリンダから独立して駆動することができるため、
制御装置や制御ソフトの単純化も図れるという効果が得
られる。
第１図はこの発明の実施例を示す一部切断正面図、第２
図はその平面図、第３図は同じく側面図である。 １……搭乗席、２……揺動台、５……リンク、６、7A、
7B……油圧シリンダ、13……ヒンジ、14……揺動レバ
ー。
図はその平面図、第３図は同じく側面図である。 １……搭乗席、２……揺動台、５……リンク、６、7A、
7B……油圧シリンダ、13……ヒンジ、14……揺動レバ
ー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A63G 31/00 - 31/16 A63F 9/22 G09B 9/00 E04H 3/12 E04H 3/22
Claims (1)
- 【請求項１】横一列に並べた複数の搭乗席を搭乗席下面
中央に設けたヒンジにより揺動台上へ取り付け、各搭乗
席をヒンジのピンを中心にして左右に揺動自由に支持す
るとともに、これら複数の搭乗席をリンクを介して互い
に連結し、このリンクを動かして搭乗席を一体に左右に
揺動させる流体圧シリンダを設ける一方、揺動台の左右
両側に前後一対の流体圧シリンダを配設し、空中に支持
した揺動台を前後一対の流体圧シリンダを伸縮させて上
下に移動させ、前後左右に揺動させることを特徴とする
擬似体験装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1320065A JP2793663B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 擬似体験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1320065A JP2793663B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 擬似体験装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03182284A JPH03182284A (ja) | 1991-08-08 |
| JP2793663B2 true JP2793663B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=18117330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1320065A Expired - Lifetime JP2793663B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 擬似体験装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2793663B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4879849A (en) * | 1987-11-04 | 1989-11-14 | Omni Films International, Inc. | Point-of-view motion simulator system |
-
1989
- 1989-12-08 JP JP1320065A patent/JP2793663B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03182284A (ja) | 1991-08-08 |
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