JP2793594B2 - 光ファイバ担持用スペーサの製造方法 - Google Patents
光ファイバ担持用スペーサの製造方法Info
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- JP2793594B2 JP2793594B2 JP63085460A JP8546088A JP2793594B2 JP 2793594 B2 JP2793594 B2 JP 2793594B2 JP 63085460 A JP63085460 A JP 63085460A JP 8546088 A JP8546088 A JP 8546088A JP 2793594 B2 JP2793594 B2 JP 2793594B2
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Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、光ファイバ担持用スペーサの製造方法に関
し、とりわけ金属抗張力線と被覆樹脂との接着強度を広
範囲に調整できる製造方法に関する。
し、とりわけ金属抗張力線と被覆樹脂との接着強度を広
範囲に調整できる製造方法に関する。
《従来技術とその問題点》 光ファイバを多数収束してケーブル化するに際して、
強度的に脆い光ファイバを保護担持するため、中央に抗
張力線を配し、その外周に熱可塑性樹脂によって長手方
向に亘って複数の溝を形成したスペーサが使用されてい
る。この種のスペーサでは、通常中央部の抗張力線と溝
を有する熱可塑性樹脂とを接着させることによって、外
力や線膨張係数による寸法変化が直接光ファイバに負荷
されないようにしている。
強度的に脆い光ファイバを保護担持するため、中央に抗
張力線を配し、その外周に熱可塑性樹脂によって長手方
向に亘って複数の溝を形成したスペーサが使用されてい
る。この種のスペーサでは、通常中央部の抗張力線と溝
を有する熱可塑性樹脂とを接着させることによって、外
力や線膨張係数による寸法変化が直接光ファイバに負荷
されないようにしている。
この種の光ファイバ担持用スペーサの製造方法とし
て、本出願人は既に特開昭61−149910号によって、得よ
うとするスペーサの溝部の谷径とその芯部に用いる合成
樹脂により一次被覆した抗張力線の外径との比を所定範
囲にすることによって、溝部を画成するリブの傾斜など
による溝変形の少ない良形状の螺旋スペーサを得る方法
を開示している。
て、本出願人は既に特開昭61−149910号によって、得よ
うとするスペーサの溝部の谷径とその芯部に用いる合成
樹脂により一次被覆した抗張力線の外径との比を所定範
囲にすることによって、溝部を画成するリブの傾斜など
による溝変形の少ない良形状の螺旋スペーサを得る方法
を開示している。
この方法では被覆抗張力線の外径と、その外周に被覆
するスペーサ本体の谷部の径とをなるべく近似させて、
スペーサ本体被覆の内周肉厚を薄くすることによって、
スペーサ本体が溶融状で吐出されて冷却固化する際のリ
ブ部の変形を抑制するものである。このため一次被覆の
外径精度を高度に均一化する必要がある。
するスペーサ本体の谷部の径とをなるべく近似させて、
スペーサ本体被覆の内周肉厚を薄くすることによって、
スペーサ本体が溶融状で吐出されて冷却固化する際のリ
ブ部の変形を抑制するものである。このため一次被覆の
外径精度を高度に均一化する必要がある。
ところで、光ファイバ担持用スペーサでは、光ケーブ
ルとして敷設される場合においては、該スペーサの末端
部は金属抗張力線を露出して引止めをする必要があっ
て、金属抗張力線の外周の合成樹脂は剥離し易いことが
望ましく、金属抗張力線とその外周の合成樹脂との接合
は使用時と末端接続作業時とでは相反する性能が要求さ
れている。
ルとして敷設される場合においては、該スペーサの末端
部は金属抗張力線を露出して引止めをする必要があっ
て、金属抗張力線の外周の合成樹脂は剥離し易いことが
望ましく、金属抗張力線とその外周の合成樹脂との接合
は使用時と末端接続作業時とでは相反する性能が要求さ
れている。
このような要求を考慮すると、上記公報の製造方法で
得られるスペーサでは、特に、抗張力線と一次被覆との
接合度合は、次の要件を満足することが望ましい。
得られるスペーサでは、特に、抗張力線と一次被覆との
接合度合は、次の要件を満足することが望ましい。
一次被覆抗張力線を所定の透孔を有する加熱された
整形ダイスに通して、その外径精度を均一化する際、抗
張力線との接着部が剪断力によって剥離しないこと、
スペーサとしてケーブル中に使用されている場合におい
て、スペーサ本体が抗張力線から剥離して単独に変異す
ることがない程度に接合されていること、光ケーブル
の接続時等に抗張力線の露出が容易であることなどであ
り、これらに対する重要性の度合も需要者あるいは用途
によりまちまちである。
整形ダイスに通して、その外径精度を均一化する際、抗
張力線との接着部が剪断力によって剥離しないこと、
スペーサとしてケーブル中に使用されている場合におい
て、スペーサ本体が抗張力線から剥離して単独に変異す
ることがない程度に接合されていること、光ケーブル
の接続時等に抗張力線の露出が容易であることなどであ
り、これらに対する重要性の度合も需要者あるいは用途
によりまちまちである。
製造者側では指定された要求に適合させるために、接
着性樹脂の選択あるいは、接着成樹脂中の接着性成分の
増減などによって対処したり、接着度合に応じて複数の
接着性樹脂を準備したり、接着性樹脂に適宜の樹脂をブ
レンドして接着性成分を調整していたが、このような対
処手段では原料の管理あるいは準備上非常に煩わしいも
のとなっていた。
着性樹脂の選択あるいは、接着成樹脂中の接着性成分の
増減などによって対処したり、接着度合に応じて複数の
接着性樹脂を準備したり、接着性樹脂に適宜の樹脂をブ
レンドして接着性成分を調整していたが、このような対
処手段では原料の管理あるいは準備上非常に煩わしいも
のとなっていた。
そこで本発明者らは、用途などによって異なる接合度
合を満足できる方法を鋭意検討した結果、抗張力線と一
次被覆樹脂との接合状態を簡便に調整する方法を創出し
て本願発明の完成に到った。
合を満足できる方法を鋭意検討した結果、抗張力線と一
次被覆樹脂との接合状態を簡便に調整する方法を創出し
て本願発明の完成に到った。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するため、本発明は単線状の金属抗張
力線の外周に接着性熱可塑性樹脂の一次被覆層を形成
し、この一次被覆層の外周に複数の溝を備えたスペーサ
本体を被覆形成する光ファイバ担持用スペーサの製造方
法において、前記金属抗張力線の表面温度が60゜〜120
℃の範囲にして、当該部位において要求される該金属抗
張力線と前記一次被覆層との接着強度に応じて設定した
温度となるように予備加熱をし、しかる後に前記一次被
覆層を前記金属抗張力線の外周に溶融状態で押出被覆し
て冷却固化し、引き続いて所定の透孔を有する加熱され
た整形ダイスに通して外径精度を均一化することを特徴
とする。
力線の外周に接着性熱可塑性樹脂の一次被覆層を形成
し、この一次被覆層の外周に複数の溝を備えたスペーサ
本体を被覆形成する光ファイバ担持用スペーサの製造方
法において、前記金属抗張力線の表面温度が60゜〜120
℃の範囲にして、当該部位において要求される該金属抗
張力線と前記一次被覆層との接着強度に応じて設定した
温度となるように予備加熱をし、しかる後に前記一次被
覆層を前記金属抗張力線の外周に溶融状態で押出被覆し
て冷却固化し、引き続いて所定の透孔を有する加熱され
た整形ダイスに通して外径精度を均一化することを特徴
とする。
本発明に使用できる抗張力線は、鋼線の外周に防錆の
ため亜鉛、アルミニウム、銅などのメッキを施したも
の、あるいはリン酸亜鉛で処理したものが一般的であ
る。
ため亜鉛、アルミニウム、銅などのメッキを施したも
の、あるいはリン酸亜鉛で処理したものが一般的であ
る。
このような金属製の抗張力線の表面には、通常伸線加
工時の油脂が付着していたり、塵埃などが付着している
ので、要すればアセトンなどの溶剤で表面を払拭し、し
かる後抗張力線の表面温度が、目標とする接合強度に応
じて60℃以上になるように加熱する。加熱温度が60℃未
満では充分な接着強度が得られない。なお、120℃を越
えると鋼線と接着性熱可塑性樹脂との接着力が過剰とな
り、接続等のため樹脂部を剥離しようとすると樹脂部が
材料破壊して、鋼線の露出作業に手間どる。加熱手段
は、電熱ヒータ例えば遠赤外線ヒータ等が温度制御の点
から好ましい。
工時の油脂が付着していたり、塵埃などが付着している
ので、要すればアセトンなどの溶剤で表面を払拭し、し
かる後抗張力線の表面温度が、目標とする接合強度に応
じて60℃以上になるように加熱する。加熱温度が60℃未
満では充分な接着強度が得られない。なお、120℃を越
えると鋼線と接着性熱可塑性樹脂との接着力が過剰とな
り、接続等のため樹脂部を剥離しようとすると樹脂部が
材料破壊して、鋼線の露出作業に手間どる。加熱手段
は、電熱ヒータ例えば遠赤外線ヒータ等が温度制御の点
から好ましい。
この表面温度は一次被覆用のクロスヘッドダイに金属
抗張力線を挿入する直前で達成されるべき温度である。
抗張力線を挿入する直前で達成されるべき温度である。
一次被覆層用の熱可塑性樹脂は、スペーサ本体被覆用
の樹脂と相溶性を有するとともに、前記抗張力線と接着
可能なものが使用される。
の樹脂と相溶性を有するとともに、前記抗張力線と接着
可能なものが使用される。
スペーサ本体樹脂としては、耐低温性、機械的強度、
経済性などの点から高密度ポリエチレンが多用されてい
るので、これと相溶性を有するものとして、エポキシ変
性、カルボン酸変性、マレイン酸変性などのポリオレフ
ィン系接着性樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−エチルアクリレート共重合体、各種脂肪酸のポ
リアミド共重合樹脂および塩素化ポリオレフィンなどが
使用できる。
経済性などの点から高密度ポリエチレンが多用されてい
るので、これと相溶性を有するものとして、エポキシ変
性、カルボン酸変性、マレイン酸変性などのポリオレフ
ィン系接着性樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−エチルアクリレート共重合体、各種脂肪酸のポ
リアミド共重合樹脂および塩素化ポリオレフィンなどが
使用できる。
これらの中でエチレン−エチルアクリレート共重合樹
脂を含むものがスペーサとして低温柔軟性などの物性の
点から最適であり、エチルアクリレート含有率5〜20%
のものから選択して使用することが好ましい。
脂を含むものがスペーサとして低温柔軟性などの物性の
点から最適であり、エチルアクリレート含有率5〜20%
のものから選択して使用することが好ましい。
また、エチレン−エチルアクリレート共重合体と高密
度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリ
エチレン、ポリプロピレンなど相溶性がある樹脂を適宜
混合したものであっても良い。
度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリ
エチレン、ポリプロピレンなど相溶性がある樹脂を適宜
混合したものであっても良い。
《作 用》 溶融状の接着性熱可塑性樹脂によって金属製の抗張力
線に一次被覆層を形成する際に、抗張力線の表面温度が
変わると何故接着強度が変化するか理由は明確でない
が、何れにしても本発明の方法によれば、金属抗張力線
と接着性熱可塑性樹脂との接合度合を調整できる。
線に一次被覆層を形成する際に、抗張力線の表面温度が
変わると何故接着強度が変化するか理由は明確でない
が、何れにしても本発明の方法によれば、金属抗張力線
と接着性熱可塑性樹脂との接合度合を調整できる。
《実 施 例》 以下、本発明につき実施例により説明する。
実施例1. 伸線終了後に亜鉛メッキされた外径2.6mmの単鋼線1
をドラム10に捲回し、一端を引出しながらアセトン槽11
に通して表面を清浄とした後、溶融押出被覆用のクロス
ヘッドダイ12の前に設けた遠赤外線を熱源とする加熱装
置13に通して、該クロスヘッドダイ12の入口部での該単
鋼線1の表面温度(デジタル赤外線放射温度計(株式会
社チノー製)による。)が100〜120℃,90〜100℃,80〜9
0℃,70〜80℃,60〜70℃の5段階の温度になるように該
加熱装置13の温度を設定して加熱し、各々の温度の状態
の単鋼線1を、クロスヘッドダイ12に通してエチルアク
リレート含有量が15%のエチレンエチルアクリレート樹
脂50%と直鎖状低密度ポリエチレン50%を混合しこれを
無水マレイン酸で変性した接着性熱可塑性樹脂(日本ユ
ニカー製:GA004)によって押出し被覆した。
をドラム10に捲回し、一端を引出しながらアセトン槽11
に通して表面を清浄とした後、溶融押出被覆用のクロス
ヘッドダイ12の前に設けた遠赤外線を熱源とする加熱装
置13に通して、該クロスヘッドダイ12の入口部での該単
鋼線1の表面温度(デジタル赤外線放射温度計(株式会
社チノー製)による。)が100〜120℃,90〜100℃,80〜9
0℃,70〜80℃,60〜70℃の5段階の温度になるように該
加熱装置13の温度を設定して加熱し、各々の温度の状態
の単鋼線1を、クロスヘッドダイ12に通してエチルアク
リレート含有量が15%のエチレンエチルアクリレート樹
脂50%と直鎖状低密度ポリエチレン50%を混合しこれを
無水マレイン酸で変性した接着性熱可塑性樹脂(日本ユ
ニカー製:GA004)によって押出し被覆した。
しかる後、これを空冷固化して外径4.2mmの被覆鋼線
とし、引き続いてこの被覆鋼線を、内径4.05mmで260℃
に予熱された整形ダイス14に通して外径を3.95±2/100m
mに整形した。この整形された被覆抗張力線2をスペー
サ本体被覆用のクロスヘッドダイ15に通して、溶融状の
高密度ポリエチレン(MI=0.1)によってスペーサの形
状に対応した形状の口金を回転しながら被覆した後冷却
槽16で冷却して、螺旋状溝の谷部4の径が4.80mm、リブ
5の外径が9.50mmで外周に6ケの溝を有し、螺旋のピッ
チが500mmの螺旋スペーサ3を得た。
とし、引き続いてこの被覆鋼線を、内径4.05mmで260℃
に予熱された整形ダイス14に通して外径を3.95±2/100m
mに整形した。この整形された被覆抗張力線2をスペー
サ本体被覆用のクロスヘッドダイ15に通して、溶融状の
高密度ポリエチレン(MI=0.1)によってスペーサの形
状に対応した形状の口金を回転しながら被覆した後冷却
槽16で冷却して、螺旋状溝の谷部4の径が4.80mm、リブ
5の外径が9.50mmで外周に6ケの溝を有し、螺旋のピッ
チが500mmの螺旋スペーサ3を得た。
得られた螺旋スペーサ3の、一次被覆層6およびこれ
と融着されたスペーサ本体被覆部7からなる熱可塑性樹
脂層8と鋼線1との剪断接着強力を次のようにして測定
し、この値を接着部の表面積で除して接着強度を求め
た。
と融着されたスペーサ本体被覆部7からなる熱可塑性樹
脂層8と鋼線1との剪断接着強力を次のようにして測定
し、この値を接着部の表面積で除して接着強度を求め
た。
測定用サンプルの端部から25mmの位置から10mmの長さ
に亘って、スペーサ本体被覆部7および一次被覆層6を
剥離して、単鋼線1を露出し、この露出した単鋼線1を
挿通可能に穿孔された半割状板を組合せてなる当接治具
に通して、他端側を5mm/minの速度で引張って前記当接
治具に負荷される引抜力を歪ゲージによって読みとり、
最大荷重を剪断接着強力とした。
に亘って、スペーサ本体被覆部7および一次被覆層6を
剥離して、単鋼線1を露出し、この露出した単鋼線1を
挿通可能に穿孔された半割状板を組合せてなる当接治具
に通して、他端側を5mm/minの速度で引張って前記当接
治具に負荷される引抜力を歪ゲージによって読みとり、
最大荷重を剪断接着強力とした。
この方法による測定結果を第1表に示す。
単鋼線1の加熱温度が60〜120℃の範囲では、鋼線1
に一次被覆した後にこの表面を整形する際に被覆部がめ
くれたりするトラブルは発生しなかった。
に一次被覆した後にこの表面を整形する際に被覆部がめ
くれたりするトラブルは発生しなかった。
比較例 上記実施例に対して、鋼線1の表面温度を50〜60℃と
低くした他は実施例と同様にして、エチレン−エチルア
クリレート樹脂によって被覆した。この被覆鋼線2を実
施例と同一の整形ダイス14で整形したところ、単鋼線1
外周と一次被覆層6との接着性が低いため、該一次被覆
層6が部分的に剥離し、スペーサ本体被覆をするまでに
到らなかった。
低くした他は実施例と同様にして、エチレン−エチルア
クリレート樹脂によって被覆した。この被覆鋼線2を実
施例と同一の整形ダイス14で整形したところ、単鋼線1
外周と一次被覆層6との接着性が低いため、該一次被覆
層6が部分的に剥離し、スペーサ本体被覆をするまでに
到らなかった。
《発明の効果》 以上、実施例で説明したように本発明の方法では、中
心の抗張力線と、これを囲繞する一次被覆層およびこれ
と融着一体化したスペーサ本体とからなる熱可塑性樹脂
部との接着度合を調整できるので、要求されるスペーサ
の仕様に応じて、例えば熱可塑性樹脂部が抗張力線から
剥離し易いものを提供できる。
心の抗張力線と、これを囲繞する一次被覆層およびこれ
と融着一体化したスペーサ本体とからなる熱可塑性樹脂
部との接着度合を調整できるので、要求されるスペーサ
の仕様に応じて、例えば熱可塑性樹脂部が抗張力線から
剥離し易いものを提供できる。
第1図は本発明の製造方法の一例を示す工程説明図、第
2図は同方法により得られるスペーサの一例を示す断面
図である。 1……抗張力線、2……一次被覆抗張力線 3……スペーサ、8……熱可塑性樹脂部
2図は同方法により得られるスペーサの一例を示す断面
図である。 1……抗張力線、2……一次被覆抗張力線 3……スペーサ、8……熱可塑性樹脂部
Claims (2)
- 【請求項1】単線状の金属抗張力線の外周に接着性熱可
塑性樹脂の一次被覆層を形成し、この一次被覆層の外周
に複数の溝を備えたスペーサ本体を被覆形成する光ファ
イバ担持用スペーサの製造方法において、 前記金属抗張力線の表面温度が60゜〜120℃の範囲にし
て、当該部位において要求される該金属抗張力線と前記
一次被覆層との接着強度に応じて設定した温度となるよ
うに予備加熱をし、しかる後に前記一次被覆層を前記金
属抗張力線の外周に溶融状態で押出被覆して冷却固化
し、引き続いて所定の透孔を有する加熱された整形ダイ
スに通して外径精度を均一化することを特徴とする光フ
ァイバ担持用スペーサの製造方法。 - 【請求項2】上記接着性熱可塑性樹脂は、エチレン−エ
チルアクリレート共重合樹脂を含むことを特徴とする請
求項1記載の光ファイバ担持用スペーサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63085460A JP2793594B2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 光ファイバ担持用スペーサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63085460A JP2793594B2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 光ファイバ担持用スペーサの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01257907A JPH01257907A (ja) | 1989-10-16 |
JP2793594B2 true JP2793594B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=13859492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63085460A Expired - Lifetime JP2793594B2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | 光ファイバ担持用スペーサの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2793594B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4861853B2 (ja) * | 2007-02-14 | 2012-01-25 | 宇部日東化成株式会社 | 光ファイバケーブル用スペーサの製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61179407A (ja) * | 1985-02-05 | 1986-08-12 | Ube Nitto Kasei Kk | 光フアイバ担持用スペ−サおよびその製造方法 |
JPS62168104A (ja) * | 1986-01-20 | 1987-07-24 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光フアイバ収納用スペ−サ及びその製造方法 |
-
1988
- 1988-04-08 JP JP63085460A patent/JP2793594B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01257907A (ja) | 1989-10-16 |
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