JP2793491B2 - シリアル・パラレル変換回路 - Google Patents

シリアル・パラレル変換回路

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JP2793491B2 JP33241793A JP33241793A JP2793491B2 JP 2793491 B2 JP2793491 B2 JP 2793491B2 JP 33241793 A JP33241793 A JP 33241793A JP 33241793 A JP33241793 A JP 33241793A JP 2793491 B2 JP2793491 B2 JP 2793491B2
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宏紀 横浜
康二 西田
正人 坂本
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NIPPON DENKI TSUSHIN SHISUTEMU KK
NEC Corp
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NIPPON DENKI TSUSHIN SHISUTEMU KK
Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリアル・パラレル変換
回路に関し、特にATM(非同期転送モード)交換のセ
ルデータのバイト単位のデータ幅拡大変換処理を行う回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM交換のセルデータ処理装置内にお
いては通常、53バイトATMセルは1バイトのダミー
データを付加されて54バイトとなり、9×6バイトの
ブロック状に編成され、さらに必要に応じて54×1バ
イト(ダミーデータ削除時は53×1バイト)のブロッ
クあるいは27×2バイトのブロックに変換及びそれか
ら逆変換されフレームパルスに同期して処理される。基
本となるクロック信号の周期をTとすると、フレームパ
ルスの周期は1バイト単位のときは53T、2バイト単
位のときは27Tである。このようにデータの処理バイ
ト単位を小さな値から大きな値へ拡大変換(展開)する
場合、シリアル・パラレル変換回路を用いている。
【0003】従来のシリアル・パラレル変換回路は、図
2に示すように、固定した変換比率を有する1段のシリ
アル・パラレル変換器70で構成されており、もし入力
データ幅が可変するならば、その可変幅ごとに回路を構
成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のシリアル・
パラレル変換回路では、セルデータが可変の入力データ
幅で入力され一定の出力データ幅で出力するとき、その
入力データ幅に応じて出力データ幅の展開比率を可変す
ることができないため、指定の入力データ幅を出力デー
タ幅に直接変換する変換回路を入力データ幅ごとに構成
する必要があり、装置が大型化するとともに経費が高く
なるという問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のシリアル・パラ
レル変換回路は、可変バイト幅の入力データをシリアル
・パラレル変換し一定バイト幅の出力データを得るシリ
アル・パラレル変換回路において、前記入力データのバ
イト幅に応じて入力されるフレーム信号の周期を基本ク
ロックで計測し前記入力データのバイト幅が第1のバイ
ト幅及びこれより小さな第2の入力バイト幅のいずれで
あるかを識別し識別結果を示す制御信号を出力するフレ
ーム長カウンタと、前記第2のバイト幅の入力データを
シリアル・パラレル変換し前記第1のバイト幅のデータ
として出力する第1のシリアル・パラレル変換器と、前
記フレーム長カウンタの前記制御信号に応じて前記第1
のシリアル・パラレル変換器の出力データ及び前記第1
のバイト幅の入力データのいずれかを選択するデータセ
レクタと、前記データセレクタの出力データをシリアル
・パラレル変換し前記一定バイト幅の出力データとして
出力する第2のシリアル・パラレル変換器とを備えてい
る。
【0006】また、前記第1のシリアル・パラレル変換
器が、データのバイト幅の変換比率に応じて前記基本ク
ロックを分周し分周クロックとして出力するクロック分
周手段を有し、前記フレーム長カウンタの前記制御信号
に応じて前記基本クロック及び前記分周クロックのいず
れかを選択するクロックセレクタを備え、前記第2シリ
アル・パラレル変換器が、データのバイト幅の変換比率
に応じて前記クロックセレクタの出力クロックをそれぞ
れ分周し第1の出力クロック及び第2の出力クロックと
して出力する分周手段を有することもできる。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0008】図1は本発明の一実施例のブロック構成図
であり、入力データ幅が1バイト(8ビット)及び2バ
イト(16ビット)の可変で出力データ幅が6バイト
(48ビット)一定の場合を示す。なお、データ入力の
周期は“T”一定である。すなわち、入力データ幅が1
バイトのときのデータ出力速度は6バイト/6T、入力
データ幅が2バイトのときのデータ出力速度は6バイト
/3Tとなる。本実施例のシリアル・パラレル変換回路
は、可変する入力データ幅に応じて入力されるフレーム
信号FSのフレームパルス間隔を周期Tの基本の入力ク
ロック信号C1で計測して入力データ幅を判定し判定結
果を示す制御信号CSを出力するフレーム長カウンタ1
0と、制御信号CSを受けて入力クロック信号C1を2
分周(周期2T)した分周クロック信号C2を生成する
とともに、1バイト単位の入力データ信号ID1(周期
T)をシリアル・パラレル変換し2バイト単位のデータ
信号MDとして出力する第1のシリアル・パラレル変換
器20と、入力クロック信号C1及び分周クロック信号
C2のいずれかを制御信号CSに応じて選択するクロッ
クセレクタ40と、2バイト単位の入力データ信号ID
2(周期T)及びデータ信号MDのいずれかを制御信号
CSに応じて選択するデータセレクタ50と、クロック
セレクタ40からの周期Tまたは周期2Tのクロック信
号を3分周した分周クロック信号C3(周期3T)また
は分周クロック信号C6(周期6T)を生成するととも
に、データセレクタ50からの2バイト単位のデータ信
号をシリアル・パラレル変換し6バイト単位の出力デー
タ信号OD(OD1:周期6T、OD2:周期3T)と
して出力する第2のシリアル・パラレル変換器30とを
備えている。
【0009】次に動作を説明する。
【0010】フレーム長カウンタ10は、入力クロック
信号C1(周期T)に基づいてフレーム信号FSのフレ
ームパルス間隔をカウントし、フレームパルス間隔が2
7Tの場合は入力データ信号のデータ幅が2バイト(I
D2)であると判定し制御信号CSを2バイトを示す値
(例えば“1”)にして出力し、フレームパルス間隔が
53Tの場合は入力データ信号のデータ幅が1バイト
(ID1)であると判定し制御信号CSを1バイトを示
す値(例えば“0”)にして出力する。
【0011】制御信号CSが“1”(入力データ幅2バ
イト)のときは、クロックセレクタ40は入力クロック
信号C1(周期T)を選択し、データセレクタ50は2
バイト幅で入力される入力データ信号ID2を選択し、
それぞれシリアル・パラレル変換器30へ入力する。シ
リアル・パラレル変換器30は、入力クロック信号C1
の周期を3倍し周期3Tの出力クロック信号C3として
出力するとともに、入力データ信号ID2のデータ幅を
3倍に展開し6バイト幅の出力データ信号OD1として
出力する。
【0012】制御信号CSが“0”(入力データ幅1バ
イト)のときは、シリアル・パラレル変換器20は入力
クロック信号C1の周期を2倍し周期2Tの分周クロッ
ク信号C2として出力するとともに、1バイト幅の入力
データ信号ID1のデータ幅を2倍に展開し2バイト幅
のデータ信号MDとして出力し、クロックセレクタ40
及びデータセレクタ50はそれぞれ分周クロック信号C
2及びデータ信号MDをシリアル・パラレル変換器30
へ入力する。シリアル・パラレル変換器30は、分周ク
ロック信号C2の周期を3倍し周期6Tの出力クロック
信号C6として出力するとともに、データ信号MDのデ
ータ幅を3倍に展開し6バイト幅の出力データ信号OD
2として出力する。
【0013】すなわち、本シリアル・パラレル変換回路
は、ATMセルデータ等の入力データ信号の2種類のデ
ータ幅を識別するための制御信号を外部から供給せず
に、入力データ信号とともに入力されるフレーム信号を
利用して回路内部で自律的に指定された入力データ幅を
認識して、シリアル・パラレル変換器の直列接続の組み
合わせを変更することにより可変データ幅の入力データ
信号の所定の出力データ幅に変換することができる。こ
のことにより、従来技術では1バイト(8ビット)から
6バイト(48ビット)、及び2バイト(16ビット)
から6バイトにそれぞれ変換する大容量の変換器を2つ
使用する必要があるが、本発明によれば2バイトから6
バイトに変換する変換器が1つの他に1バイトから2バ
イトに変換する小容量の変換器が1つあればよい。
【0014】
【発明の効果】本発明のシリアル・パラレル変換回路
は、可変バイト幅の入力データのうち小さな方の入力バ
イト幅の入力データを大きな方の入力バイト幅のデータ
に変換する小容量の第1のシリアル・パラレル変換器
と、大きな方の入力バイト幅のデータを出力データに変
換する第2のシリアル・パラレル変換器とを備え、同時
に入力されるフレーム信号から入力データのデータ幅を
自律的に認識し入力データを直接、あるいは第1のシリ
アル・パラレル変換器を通してバイト幅を整合させてか
ら第2のシリアル・パラレル変換器に入力することによ
り可変バイト幅の入力データから一定バイト幅出力デー
タを得るので、回路を小型化でき装置の大型化及び経費
の増大化が防止できる。また、入力すべきデータ幅を外
部から指示するための制御回路を必要としないので装置
構成が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】従来のシリアル・パラレル変換回路を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 フレーム長カウンタ 20,30 シリアル・パラレル変換器 40 クロックセレクタ 50 データセレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 正人 東京都港区三田一丁目4番28号 日本電 気通信システム株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−90976(JP,A) 特開 平5−252052(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03M 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変バイト幅の入力データをシリアル・
    パラレル変換し一定バイト幅の出力データを得るシリア
    ル・パラレル変換回路において、 前記入力データのバイト幅に応じて入力されるフレーム
    信号の周期を基本クロックで計測し前記入力データのバ
    イト幅が第1のバイト幅及びこれより小さな第2の入力
    バイト幅のいずれであるかを識別し識別結果を示す制御
    信号を出力するフレーム長カウンタと、 前記第2のバイト幅の入力データをシリアル・パラレル
    変換し前記第1のバイト幅のデータとして出力する第1
    のシリアル・パラレル変換器と、 前記フレーム長カウンタの前記制御信号に応じて前記第
    1のシリアル・パラレル変換器の出力データ及び前記第
    1のバイト幅の入力データのいずれかを選択するデータ
    セレクタと、 前記データセレクタの出力データをシリアル・パラレル
    変換し前記一定バイト幅の出力データとして出力する第
    2のシリアル・パラレル変換器と、 を備えることを特徴とするシリアル・パラレル変換回
    路。
  2. 【請求項2】 前記第1のシリアル・パラレル変換器
    が、データのバイト幅の変換比率に応じて前記基本クロ
    ックを分周し分周クロックとして出力するクロック分周
    手段を有し、 前記フレーム長カウンタの前記制御信号に応じて前記基
    本クロック及び前記分周クロックのいずれかを選択する
    クロックセレクタを備え、 前記第2シリアル・パラレル変換器が、データのバイト
    幅の変換比率に応じて前記クロックセレクタの出力クロ
    ックをそれぞれ分周し第1の出力クロック及び第2の出
    力クロックとして出力する分周手段を有することを特徴
    とする請求項1記載のシリアル・パラレル変換回路。
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