JP2793257B2 - 塗料吹付けブース中の過剰吹付けの制御のための方法と組成物 - Google Patents

塗料吹付けブース中の過剰吹付けの制御のための方法と組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、塗料吹付けブース廃物の処理、特に塗料吹
付け粒子を非粘着化し且つ凝集を防ぐ処理配合物を使用
する吹付けブース工程水中に蓄積する廃塗料の処理に関
するものである。
本発明を要約すれば、(i)変性タンニンと組合わせ
た親水性−親油性共重合体及び/又は(ii)変性タンニ
ンと組合わせたジアリルジメチルアンモニウムクロリド
重合体から成る、塗料吹付けブース中の洗浄水中の高固
体エナメル、エポキシ樹脂又はポリウレタンから成る塗
料の過剰吹付けの非粘着化を著るしく改善する新規重合
体組成物及び処理方法を開示する。
発明の背景 工業的な塗料吹付け作業は一般に吹付け塗料ブース中
で行なわれる。このような操作の間に、使用する塗料の
半分未満が実際に塗料すべき表面を被覆するにすぎず、
残りは吹付け過剰(overspray)となる。塗料、ラッカ
ー、エナメル、ポリウレタン、エポキシ樹脂などの上塗
りの吹付け塗料においては、一般に過剰吹付けの塗料材
料が吹付けブースの壁及び排気系の表面上に蓄積するこ
とを避けるために、何らかの方法でそれらを捕集するこ
とが必要である。特に自動車車体塗装系を含む、多くの
大規模な工業的設備においては、これはブース内壁上の
ウォーターカーテンの使用によって行なわれるが、その
際過剰に吹付けた塗料材料は水中に捕集され、それがブ
ースの壁を流れ落ちて、その下にたまる。一般に、この
水はブースの下方又はそれに近接させて設けた貯水槽か
ら、大直径の管を通じて多量の水流を移動させることが
できるポンプを用いて、壁上に再循環させる。しかしな
がら、このような設備の供給水中の生の塗料材料の凝集
と蓄積は、水を循環させる管及びポンプの閉塞、及びブ
ースの壁上でのウォーターカーテンの先までの塗料の蓄
積というような、重大な問題を生じさせる。ブース中で
塗装材料が多くなるにつれて、空気から除かれる材料
は、ブースの水を循環させるポンプ及びラインを短時間
の中に詰らせるおそれがあるタール状の凝集スラッジの
形態として水中に蓄積する。その上、このスラッジが接
触するに至るポンプ、ライン、貯槽及びその他の系の内
部表面からスラッジを取除くことは、きわめて困難であ
る。貯水槽の底における生の塗料の固まりの蓄積もま
た、系を定期的に清浄化するときに、貯槽の底上の塗装
材料の著るしい蓄積を除くために大きな努力を要すると
いう重大な問題をもたらす。
それ故、過剰に吹付けた塗料材料が水から容易に分離
して、カーテンウォール、パイプ、ポンプ及びその他の
吹付けブース系の内部に付着することなしに、浮遊する
非粘着状態でとどまっているように、固着性及び粘着性
を失なわせるような具合にブース中の水を処理すること
が望ましい。
非粘着化のための一方法は、ある種の重合体材料と両
性金属とを組合わせることである。かくして、たとえ
ば、米国特許第3,861,887号は、ポリカチオン性の水分
散性重合体と両性金属の水溶性塩の混合物による塗料の
粘着性を低下させるための塗料ブース洗浄水の処理を開
示している。この方法に伴なう一つの問題は、たとえば
亜鉛のような金属の使用が廃水及びスラッジに関する付
加的な廃棄の問題を提起することである。
もう一つの方法は粘土に基づく処理の使用である。た
とえば、米国特許第4,504,395号は、ある種のヘクトラ
イト粘土を過剰吹付け塗料の非粘着化のために有効に使
用できることを開示している。この方法に伴なう一つの
問題は粘土の使用により生じるスラッジの脱水が困難で
あるために、安全な埋立て処理地への運搬を必要とする
おそれがある大量の物質を生じるということである。
種々の処理を用いるその他の方法もまた、考慮されて
いる。しかしながら、過剰に吹付けた塗料を非粘着化し
且つ廃スラッジの廃棄の問題を悪化させることがない、
効果的な吹付け塗料処理に対する要望が存在する。その
上、種々の有機溶剤の組合わせ、たとえば、メチルエチ
ルケトン、トルエンキシレンなどによる塗料の予備希釈
を具合よく実施して、塗膜の仕上がりを向上させ且つ塗
料の浪費を節約することができる若干の塗料吹付け装置
が見出されており、このような予備希釈した塗料配合物
を含有する過剰吹付けを効果的に非粘着化することがで
きる塗料吹付け処理は特に価値があるものと思われる。
発明の要約 本発明に従って、塗料吹付けブース水中の過剰吹付け
した塗料粒子は、組合わせとして:(a)縮合タンニン
とアルデヒド及びアミノ化合物の両者との反応生成物か
ら成るグループから選択した第一の成分;及び(b)
(i)ある種の親水性−親油性第四アンモニウム繰返し
単位から誘導した重合体、及び(ii)ある種のジアリル
ジアルキル第四アンモニウム重合体から成るグループか
ら選択した第二の成分を使用することによって非粘着化
することができる。この組合わせは、特に約8乃至約11
のpHにおいて、塗料吹付けブース廃物のきわめて効果的
な制御を提供し、且つ本質的に有機質である塗料吹付け
制御プログラムに対する基礎として役立てることができ
る。実際に、好適な組合わせは、大きな脱水の問題を提
供するおそれがある粘土を含有せず、且つ廃物の廃棄の
問題を提供するおそれがある、亜鉛のような、両性金属
を含有することもない。凝集及び/又は脱水を促進する
ために加水分解したポリアクリルアミド重合体を用いる
ことができる。しかしながら、本発明の組合わせは、そ
れ自体、特に有機溶剤配合物で予備希釈してある高固体
エナメル塗料の制御に対して使用するときに、しばし
ば、容易に脱水することができるスラッジを提供する。
本発明のもう一つの目的は水性の系からの非粘着化し
た塗料の改善した除去を提供することにある。
本発明の別の目的は有機溶剤配合物で予備希釈してあ
る塗料を使用する塗料吹付け装置のための処理を提供す
ることにある。
本発明のさらに他の目的は容易に脱水することができ
る非粘着化スラッジを提供することにある。
本発明のさらに別の目的は必須の成分として毒性の金
属を使用することなしに実施することができる非粘着化
を提供することにある。
本発明のこれら及びその他の目的は以下の本発明の詳
細な説明によって明白となるであろう。
発明の詳細な説明 本発明は、塗料吹付けブース廃物の有利な非粘着化を
達成するために組合わせた、それぞれ選択した有機化合
物から成る、二つのカチオン性成分の使用に関するもの
である。それらの成分の一つは、ある種の変性タンニン
から選択する。本発明において使用することができる変
性タンニン化合物は、多価フェノール性である、たとえ
ばケブラコ木質又はアカシア樹皮からの抽出物のような
縮合タンニンをアルデヒド、特にホルムアルデヒド、及
び、たとえばモノエタノールアミン、アンモニア及びア
ンモニウム塩、たとえば塩化アンモニウム、のようなア
ミノ化合物の両者と反応させることによって形成させた
ものである。ホルムアルデヒドとアミノ化合物及び反応
性水素原子を含有する、たとえばフェノール化合物のよ
うな化合物の間の反応は、マンニッヒ反応として公知で
ある。好適な変性タンニン物質の分子量は5000〜50,000
の範囲内にあるものと思われる。本発明において使用す
るタンニンに基づく材料は約0.7乃至約5.0ミリ当量/g
(meq/g)の電荷密度を有していることが好ましい。
本発明において使用するタンニンに基づく成分は、そ
の全体を参考としてここに編入する、米国特許第4,558,
080号の開示に従って製造することが好ましい。このよ
うな成分は、縮合した多価フェノール性タンニンを使用
して、pHを7未満として且つアミノ化合物からの第一ア
ミン対タンニン繰返し単位のモル比が約1.5:1乃至約3.
0:1である、僅かに酸性の条件下に調製する。長い貯蔵
寿命を有するタンニンに基づく成分を生成させるために
は、反応混合物を約65.6乃至約93.3℃(約150乃至約200
゜F)の温度において反応生成物が“キー中間粘度範囲”
内の中間物粘度を有する反応生成物が生じるまで加熱
し、次いで外部的な冷却、冷却水の添加及び酸の添加に
よって反応を停止させる。“キー中間粘度範囲”は各凝
集剤反応系に対して実験的に決定するが、一般には、ブ
ルックフィールドLVT粘度計により約82.2℃(180゜F)で
測定するときに約2乃至約100cpsの狭い範囲内にある。
反応を外部的な冷却により、冷却水の添加により、且つ
酸の添加により停止させる。生成する液状凝集剤の固形
物含量は重量で約20%乃至約60%であることが好ましく
且つpHは3.0未満であることが好ましい。例えばダウケ
ミカル社製のシリコーンBのようなシリコーン消泡剤、
鉱物性シール油、又は高分子量アルコールのような消泡
物質を、過度の泡立ちの防止のために添加することが好
ましい。
米国特許第4,558,080号は、アミノ化合物としてモノ
エタノールアミンを、アルデヒドとしてホルムアルデヒ
ドを使用する、タンニンに基づく凝集剤の製造を記して
いる。そこで記しているように、130.75gの脱イオン水
を含有する反応器を約65.6℃(150゜F)に予熱する。カ
ナジアンパッカーズ社が市販している噴霧乾燥したタン
ニン粉末として入手することができる、オジギソウ(Mi
mosa)抽出物125.75gを徐々に撹拌下に加える。温度を
約54.4〜60℃(130〜140゜F)に保つ。溶解の完了後に、
材料を110゜Fに冷却する。次いで0.15gのシリコーン消泡
剤、ダウケミカル製シリコーンBを加える。
タンニン水溶液に対して47.65gのモノエタノールアミ
ンを撹拌下に加えることによって、1.86:1の第一アミン
対タンニンの比を与え、反応混合物の温度を約54.4℃
(130゜F)まで上昇させ且つ全部のアミンを添加し終了
まで、この温度に保つ。反応混合物の酸性の条件を保つ
ために、80gの32%濃度の塩酸を加えてpHを6.4〜6.7の
範囲としたのち、温度を約60℃(140゜F)に上げる。そ
の最初のタンニン/アミン溶液の形成後に、混合物を12
0゜Fに冷却する。
次いで、62.70gの37%活性のホルムアルデヒドの形態
でホルムアルデヒドを加え、この添加の間に温度を約4
8.9〜54.4℃(120〜130゜F)に保つ。ホルムアルデヒド
を先の溶液と混合するときに溶液を加熱して反応を開始
させ且つ温度を約82.2℃(180゜F)よりも上らないよう
に制御する。反応の進行につれて、ブルックフィールド
LTV粘度計を使用して、約81.1〜82.2℃(178〜180゜F)
の温度において溶液試料の粘度を測定する。粘度の読み
が38〜40cpsに達したときに、所望の反応度に達する。
この時点で、反応物質を外部的冷却と45.20gの脱イオン
水及び7.8gのムリアチン酸の添加によって冷却し、2.4
の最終pH、約40.2%の固体含量及び246cpsの最終粘度を
有する反応物を取得する。
米国特許第4,558,080号に従って製造した類似の組成
物は、W.R.グレース アンドカンパニー、ディアボーン
支社製品、クラール−エンド2400として市販されてい
る。この組成物は、オジギソウ抽出物、ホルムアルデヒ
ド及びモノエタノールアミンの反応生成物として生成し
た、約40%の変性カチオンタンニン(分子量約10,000;
電荷密度約1.5〜4.0)を含有する。このタンニンに基づ
く生成物は、以下の非制限的実施例において使用して本
発明の他のカチオン性成分との組合わせにおけるその相
対的有効性を実証した。
第二のカチオン性重合体は、ある種の親水性−親油性
第四アンモニウム繰返し単位から由来する重合体、及び
ある種のジアリルジアルキル第四アンモニウム重合体か
ら選択する。本発明において使用する化合物の製造にお
いて使用することができる親水性−親油性第四アンモニ
ウム繰返し単位は下式によって表わすことができる: 式中でR1−Qは約7乃至約28炭素原子、好ましくは約
9乃至18炭素原子の炭素鎖長を有する脂肪族炭化水素鎖
(R1);及び親油性鎖R1を第四級窒素に共有的に結合す
るための結合基(Q)から成る親油性基である。Qはベ
ンジル基(すなわち エステル基(たとえば−CO-O-CH2‐CH2−)、及びアミ
ド基(たとえば−CO-NH-CH(CH3)−CH2−)から成るグ
ループから選択する。式中の各R2は独立的に1〜7炭素
原子のアルキル、ヒドロキシアルキル、又はアリール基
から選択し;R3は式CH2=CR4−CO−O−、ここでR4は水
素又はメチルである、のアクリル酸エステル基、式CH2
=CR5−CO−NH−、ここでR5は水素又はメチルである、
のアクリルアミド基、ビニルピロリドン基、及びメタク
リル酸ヒドロキシエチル基から選択したエチレン性不飽
和親水性基であり;且つX-は陰イオンである。
親油性基、R1−Q、は飽和又は不飽和、直鎖又は枝分
れ鎖とすることができる。好適なR1−Q基はドデシルベ
ンジルクロリドである。好適なR2基はメチルである。
R3はメタクリル酸アルキルであることが好ましく、メ
タクリル酸エチルであることがもっとも好ましい。
適当な陰イオン(すなわちX-)は、ハロゲン、アルキ
ル硫酸、アルキルベンゼンスルホン酸、フェノキシアル
キレン硫酸及びジアルキルスルホこはく酸によって提供
することができる。X-はハロゲンであることが好まし
い。
親水性−親油性繰返し単位は公知の方法、たとえば、
ここに参考として編入せしめる、米国特許第3,780,092
号及び3,936,492号中に記載の方法に従って調製するこ
とができ、且つ本発明の親水性−親油性重合体は、一般
に、繰返し単位を、その中のエチレン性不飽和基によっ
て重合させることにより提供することが好都合である。
親水性−親油性重合体は約50,000〜500,000の分子量と
約2.0〜8.0meq/gの電荷密度を有していることが好まし
い。約80,000〜150,000の分子量を有する重合体が特に
好適である。これらの親水性−親油性重合体の製造及び
化合物としての親水性−親油性重合体は、本発明の部分
ではなく;且つ以下の非制限的実施例において用いる親
水性−親油性重合体は、他者が製造し且つ供給するもの
であってもよい。
実施例1 塗料過剰吹付けの非粘着化における本発明の組合わせ
の有効性を第1図に概念的に示した塗料吹付け装置を用
いて評価した。装置(10)は吹付け室(12)を包含し、
それは前面の壁(14)、側壁(16)と(18)、背面壁
(20)及び床(22)を有している。高い位置に置いた貯
槽(24)は、それから溢流する水が前面壁(14)のため
のウォーターカーテンとなるように、前面壁の上端の縁
(26)が貯槽の最下端を形成するようにして位置させて
ある。
吹付け室の床(22)中には出口(28)が設けてあり、
貯槽から溢流する水の出口(28)中に入り、管(30)を
通って第二の混合室(32)へと流れる。第二の室(32)
は末端壁(34)と(36)、側壁(38)と(40)、及び床
(42)から成り、且つせき(48)によって第一の区画
(44)と第二の区画(46)に分かれている。管(30)か
ら流入する水は第一の区画中に入り、また第二の区画の
床には出口(50)が設けてある。せきの上縁(52)は、
水が第一の区画から第二の区画、次いで出口(50)へと
溢流するような具合に混合室の壁下で終っている。管
(52)は出口(50)からの水を第三の混合室(54)中に
送るが、この室は四方の壁(56)、(57)、(58)及び
(59)並びに床(60)から成っている。ポンプ(64)の
ための入口管(62)の開放端(61)は、ポンプ(64)を
用いて第三の混合室から水を抜き取ることができるよう
な具合に第三の室中で位置している。混合室(54)から
ポンプで上げた水はポンプ出口管(65)を経て高い位置
にある貯槽(24)中に向う。
吹付け室(12)中の背壁(20)の上縁(21)は前面壁
(14)の前上縁(26)よりも低い位置で終っており、且
つ塗料吹付けガン(66)が、約9インチの距離から前面
壁(14)に向けて塗料を吹付けるように位置している。
循環水系の容量は約14lであり、循環速度は約7.6l/分で
ある。
作業に当って水の循環を開始することによって吹付け
室(12)の前面壁の上縁(26)から床(22)に向って水
を溢流させ且つ前面壁(14)に接して流れる水のカーテ
ンを与える。次いで塗料を、吹付けガン(66)から前面
壁(14)に向って、吹付けが水カーテンに同伴させるよ
うな具合に、吹付ける。一般に、塗料を約2.5ml/分乃至
約5.0ml/分の範囲内の速度で吹付け、且つ約100mlの塗
料を吹付け終るまで吹付けを継続する。
先ず変性タンニンを循環する塗料吹付けブース水に添
加して、カセイアルカリによってpHを約8.5〜10に上げ
た。次いで組合わせ中の第二の重合体(すなわち、ジア
リルジアルキルアンモニウムクロリド重合体、すなわち
親水性−親油性重合体)を加えて処理剤を混合した。塗
料吹付けを開始したのち、非粘着化した塗料固体を人差
し指と親指の間でこすることによって評価した。優の評
価は完全な非粘着化が達成されたものと解釈した。
変性タンニン/親水性−親油性組成物お呼び標準的な
実施方法に従って有機溶剤混合物により予備希釈してあ
る種々の高固体エナメル自動車塗料の吹付けを使用し
て、一連の17の試験を行なった。各試験において、約14
00ppmの変性タンニンと約500ppmの親水性−親油性重合
体(約4.3の電荷密度と公称約100,000の分子量を有す
る、ドデシルベンジルジメチルエチルメタクリル酸アン
モニウムクロリド重合体)を水に添加した。カセイアル
カリを用いて水のpHを10に調節した。処理剤の混合後
に、全体で100mlの塗料を吹付け、貯蔵室中に浮遊する
固体を調べて評価した。
その結果を第1表中に示す: 第1表 試験 塗料の色 1 白 完全な非粘着化 2 サファイアメタリック青 完全な非粘着化 3 黒 完全な非粘着化 4 銅メタリック 完全な非粘着化 5 ローズウッドメタリック 完全な非粘着化 6 透明塗膜 完全な非粘着化 7 ブラウンメタリック 完全な非粘着化 8 赤メタリック 完全な非粘着化 9 青メタリック 完全な非粘着化 10 グレイメタリック 完全な非粘着化 11 淡青メタリック 完全な非粘着化 12 黄 完全な非粘着化 13 白 完全な非粘着化 14 黒 完全な非粘着化 15 赤 完全な非粘着化 16 透明塗膜 完全な非粘着化 17 透明塗膜 完全な非粘着化 これらの結果は、約1400ppmの変性タンニン及び別の
カチオン性剤としての約500ppmの、ジメチルアミンとエ
ピクロロヒドリンの反応によって誘導た重合体(すなわ
ち、DMA-EPI)による処理を用いる以下の試験と比較す
ることができる。
第一の試験においては、約1400ppmの変性タンニンと
約500ppmのジメチルアミン−エピクロロヒドリン重合体
を水に加えた。カセイアルカリを用いて水のpHを10に調
節した。水の循環を開始したのち、未希釈の白高固体ベ
ースエナメル塗料を約3ml/分で吹付け室中のウォーター
カーテンに向けて吹付けた。全体で100mlの塗料を吹付
けたのち、貯蔵室中で浮遊する固体を調べて、完全に非
粘着化していることを認めた。
第二の試験において、約1400ppmの変性タンニンと約5
00ppmのジメチルアミン−エピクロロヒドリン重合体を
水に加えた。カセイアルカリによって水のpHを10に調節
した。水の循環を開始したのち、有機溶剤混合物で予め
希釈してある青サファイアメタリック高固体エナメルを
吹付け室のウォーターカーテンに向けて吹付けた。全体
で100mlの塗料を吹付けたのち、貯蔵室中で浮遊する固
体を調べて可乃至不可と評価した。さらに詳しくは、こ
のかなり高い吹付け速度(3.0ml/分)において生じた固
体は粘着性でべたついた。
かくして、変性タンニンとジメチルアミン−エピクロ
ロヒドリンの組合わせは未希釈の高固体エナメル塗料の
非粘着化においてはきわめて有効であったけれども、2
種の自動車塗料から予備希釈した塗料について試験する
ときは、有効性が著るしく低下した。それとは対照的
に、本発明の変性タンニンと親水性−親油性重合体の組
合わせによる処理は、塗料を有機溶剤混合物で希釈した
場合ですら、きわめて有効であることが認められた。
これらの実施例は本発明の組合わせが予備希釈した高
固体エナメル塗料に対しても有効性を維持していること
を例証する。赤の高固体エナメルを用いる試験15におい
てのみ、おそらくは存在する溶剤のために、完全な非粘
着化には達しない結果を示した。それにもかかわらず、
試験15における結果は、工業的な見地からは受け入れる
ことができるものと考えられる。アミノメチル化タンニ
ンのみを用いる場合には、浮遊する固体は粘着性であっ
て、それ故、工業的な応用に対して受け入れることがで
きない。親水性−親油性重合体のみを高い濃度(たとえ
ば、2,000ppm)で用いるときは、塗料は非粘着化するけ
れども、水中に完全に分散するようになる。その結果、
凝固、凝集及びその後のスラッジの脱水のために付加的
な化学的処理が必要となる。
本発明において使用するタンニンに基づく成分は真の
溶液ではなく、より詳しくは、ヒドロコロイド状懸濁液
とみなされ、その中では環状エーテル基は疎水性である
けれども、分子の一部がタンニンを溶液として保ってい
る。水のpHを約6.5以上の水準に上げるにつれて、タン
ニンに基づく成分の溶解性が低下して、小さな凝集物が
生じる。それ故、塗料吹付け装置の水へのタンニンの添
加後に、このような凝集物の生成を促進するためにpHを
約8〜11の範囲とすることが好ましい。
変性タンニン成分に関しては、好適なタンニンに基づ
く成分を先に紹介したけれども、アミノ化合物及びアル
デヒドとのタンニンの水性反応によって、その他の変性
タンニンを調製することができるということを、さらに
了解すべきである。オジギソウ抽出物が特に適当な凝集
を与えることを先に示したが、ケブラコ抽出物とアカシ
ア抽出物は共に入手の容易さの見地から好適であって、
凝集物形成反応物としての適当性が認められている。そ
の他の適当なタンニンは世界中に認められる各種の木及
び植生物質から取得することができる。タンニンは、実
際に、水溶性の複雑な有機化合物の大きなグループであ
る。生長するほとんどすべての高木又は低木が葉、枝、
樹皮、木材又は果実中に多少のタンニンを含有してい
る。樹皮の例はアカシア、マングローブ、オーク、ユー
カリ、アメリカツガ、マツ、カラマツ及びヤナギであ
る。木材の例はケブラコ、クリ、オーク及びウルンデイ
である。
果実の例はミロバラン、バロニア、ディビーディビ、
タラ及びアルガロビラである。葉の例はスーマック及び
ガンビールであり、根の例はカナイグレとパルメットで
ある。これらの物質の多くのタンニン抽出物及び特に縮
合した多価フェノール性タンニン抽出物は適当な凝集剤
を与えるために十分な反応性を有するものと思われる。
本発明において使用する変性タンニンの製造に対して
好適なアルデヒドは37%活性ホルムアルデヒド溶液の形
態で使用することができるホルムアルデヒドである。こ
れは6〜15%のメタノールで安定化してある37%のホル
ムアルデヒド水溶液であるホルマリンである。その他の
工業品級のホルムアルデヒド及びその重合体を用いるこ
ともできる。このような工業品級は44、45及び50%低メ
タノールホルムアルデヒド、メチル、プロピル、n−ブ
チル及びイソブチルアルコール中のホルムアルデヒドの
溶液、パラホルムアルデヒド及びトリオキサンを包含す
る。固体のパラホルムアルデヒドを用いるときは、それ
を完全に溶解することに注意しなければならない。
その他のアルデヒド含有又は発生反応物は、公知であ
るような、少なくとも一つのアルデヒド基を含有する有
機化合物であり、たとえば、ホルムアルデヒド、アセト
アルデヒド、プロピオンアルデヒド、グリコールアルデ
ヒド、グリオキシル酸など又はポリアルデヒド、すなわ
ち、たとえばグリオキサール、パラホルムアルデヒドな
どのような、分子中に一つよりも多くのアルデヒド基を
有する有機化合物を包含する。その他の適当なアルデヒ
ド反応物はアルデヒド発生剤、すなわち、反応の場でア
ルデヒド基を生成することができる公知の有機化合物、
たとえば、メラミン−ホルムアルデヒド単量体状生成物
及びトリ−並びにヘキサ(メチロール)メラミン及びト
リ−並びにヘキサ(C1〜C3アルコキシメチル)メラミン
のような誘導体を包含する。このような物質は公知の常
法によって生成させることができる。アルキルブロック
した誘導体は商業的に入手することができ、自己重合に
対して安定であり、それ故、好適である。
特に好適なアミノ化合物は、モノエタノールアミン、
アンモニア及び水溶性無機アンモニウム塩、たとえば塩
化アンモニウムを包含する。その他の好適な物質はモノ
エタノールアミン、メチルアミン及びエチルアミンのよ
うな第一アミンを包含する。第二アミン及びその他のア
ミン化合物もまた受容することができる。第一アミン又
は第二又は第三アミンよりも反応性が大であることか
ら、変性アミンの製造のためには第一アミンが好適であ
る。
親水性−親油性重合体成分は小さな凝集物を安定化す
るものと思われ、且つその大きさを低下させることすら
できる。この成分は変性タンニンの後で添加して、安定
化前に小さな凝集物を形成させることが好ましい。本発
明を特定の作用理論に限定するつもりはないが、親水性
−親油性成分の添加は比較的高表面積を有する凝集物を
与え、それによって塗料吹付け装置中を循環する水中に
分散させる凝集物及びその水中に同伴されるようになる
塗料との間の接触を促進することにより非粘着化を向上
させるために重要なものと思われる。この安定化は、比
較的高度に荷電した凝集物と共に、浮遊する塗料の分散
を改善する。本発明の親水性−親油性重合体成分の添加
によって凝集物の沈降速度が低下することにより、廃固
体の浮遊もまた増進する。かくして、本発明によって生
じる粘着化した塗料粒子は通常の浮遊によって捕集する
ことが好ましい。
浮遊する非粘着化塗料が生じることの重要な利点は、
たとえば、ある種の高固形分のベースコートによって得
られるもののような、一部の生成スラッジは、さらに化
学的処理を用いなくてすら、容易に脱水できるというこ
とである。たとえば、試験用の圧板と枠プレスを用いて
機械的に68%の固体を含有するスラッジを取得した。そ
れにもかかわらず、本発明による水が同伴する塗料の非
粘着化及び非粘着化した粒子の系からの、たとえば浮選
による、除去ののちに、スラッジの脱水を改善するため
に、さらに化学的処理を施すこともできる。たとえば、
高固体エナメル透明塗膜塗料に関しては、たとえばアニ
オン性ポリアクリルアミド重合体のような通常の非イオ
ン又はアニオン重合体凝集剤を、スラッジの脱水性を増
大させるために有利に使用することができる。
エナメル塗料の予備希釈のために用いる有機溶剤は、
たとえば、メチルエチルケトン、ヘキサン、キシレン、
トルエン、アセトン、ブタノール又はこれらとその他の
通常の塗料溶剤の混合物を包含することができる。前記
のような親水性−親油性第四アンモニウム重合体もま
た、たとえば自動車工業において一般的に用いられるも
ののような、予備希釈した、そのまま吹付けできる、高
固体エナメル塗料を非粘着化するための独特の能力に寄
与するものと思われる界面活性剤としての性質を有して
いるものと思われる。その上、これらの親水性−親油性
重合体は一般に泡立ちを促進することがないという点
で、一般的に用いられる多くの界面活性剤よりもすぐれ
ているものとすら思われる。
本発明を特定の作用理論に限定するつもりはないが、
組合わせ中のこの成分の有効性は、直後にその親水性−
親油性的な本質に帰することができるものと思われる。
親油性基R1−Qは、たとえばメチルエチルケトン及びト
ルエンのような溶剤と共にミセルを形成するものと思わ
れる。塗料マトリックスからの溶剤のこのような効果的
な単離の結果として非粘着化が促進されるものと思われ
る。
前記のように、本発明の処理剤組合わせの第二の成分
は、ジアリルジアルキル第四アンモニウム重合体をも包
含する。これらの重合体は一般にハロゲン化物、特に塩
化物、である。好適なジアリルジアルキル第四アンモニ
ウムハロゲン化物重合体は、たとえば、ここに参考とし
て編入せしめる米国特許第3,288,770号中に開示するジ
アリルジメチルアンモニウムクロリド重合体のような、
ポリジアリルジメチルアンモニウムクロリドである。こ
れらの重合体は、たとえば、フリーラジカル触媒として
ブチルヒドロペルオキシドを使用して、ジアリルジメチ
ルアンモニウムクロリド単量体を重合させることによっ
て製造することができる。典型的には、ジアリルジメチ
ル第四アンモニウム重合体を本発明に従って使用する場
合には、それらは約100,000〜300,000の分子量範囲と約
4.0〜8.0の電荷密度を有している。一生成物(電荷密度
約6.6;分子量約200,000)はW.R.グレース社、ディアボ
ーン支社からアカフロック459として入手することがで
き且つ以下の実施例においてそれを使用した。
本発明に従って塗料過剰吹付けを含有する水を処理す
るためのタンニンに基づく成分とジアリルジメチル第四
アンモニウム重合体の組合わせは過剰吹付けがエポキシ
樹脂塗料である場合に特に有効であると思われる。本発
明のこの実施形態の実施は以下の非制限的実施例により
一層明白となる。
実施例2 第1図の装置を実施例1に記した一般的な方式で使用
した。この実施例の第一の試験においては、しかしなが
ら、約1400ppmの変性タンニンと約100ppmのジアリルジ
メチルアンモニウムクロリド重合体(すなわち、DADMA
C)を、塗料吹付け装置中で循環する水に加えた。水のp
Hをカセイアルカリ(50%)の添加により10に調節し
た。水の循環を開始したのち、吹付けのためにメチルエ
チルケトンによって希釈した透明塗料エナメル塗料を約
3.3ml/分で吹付け室中のウォーターカーテンに向けて吹
付けた。全体で100mlの希釈塗料を吹付けたのちに、塗
料吹付けブース中で浮遊する固体を調べた。50%未満の
非粘着化が達成されたにすぎないことが推定された。こ
の結果は、上記の予備希釈塗料においてアミン−エピハ
ロヒドリンを用いる試験と少なくとも同程度に不十分で
あると思われた。それ故、ジアリルジメチルアンモニウ
ムクロリド/変性タンニンの組合わせは、希釈した高固
体エナメル塗料系に対しては不十分な処理剤であると思
われる。
第二の試験は灰色(ベース)エナメル塗料を3.3ml/分
の吹付け速度で用いた以外は第一の試験と同一の手順を
用いて行なった。全体で100mlの塗料を吹付けた。この
高固体エナメル塗料は吹付け前に溶剤で予備希釈しなか
った。この試験において生じた浮遊する固体は完全に非
粘着化しているように思われた。これらの結果はジメチ
ルアミン−エピクロロヒドリン/変性タンニンの組合わ
せを用いて達成される結果よりもすぐれていた。
第三の試験は黒の変性エポキシ樹脂塗料を用いた以外
は、第一の試験と同一の手順を用いて行なった。吹付け
速度は前記と同様であった。この試験において生じた浮
遊する固体は完全に非粘着化しているものと思われた。
これらの実施例2の試験の結果は本発明に従がうジア
リルジメチルアンモニウムクロリド/変性タンニンの組
合わせは、いくつかの塗料系の非粘着化に対して有利に
使用することができるということを実証する。実施例2
の第一の試験において、この組合わせは予備希釈した高
固体エナメル塗料の処理において比較的不十分な結果を
与えた。これは一般に、たとえばDMA-EPI変性タンニン
組合わせのような、試験した、いくつかのその他のカチ
オン性の組合わせと匹敵し、且つ本発明の親水性−親油
性重合体/変性タンニンの組合わせの価値を引き立たせ
る。
予備希釈してない高固体エナメル塗料を用いる、実施
例2の第二の試験においては、すぐれた結果が達成され
た。同一のタンニンに基づく生成物とDMA-EPI重合体の
組合わせをもつこの塗料に対して使用して、良好な非粘
着化の結果が得られた。試験用の圧板と枠から成るプレ
スを使用して両処理剤組合わせについてスラッジ脱水性
を試験した。DADMAC/変性タンニンを用いる組合わせは8
2%固体の脱水スラッジを与えたのに対して、DMA-EPI/
変性タンニンを用いる組合わせは75%固体のスラッジを
与えた。それ故、本発明の組合わせは、スラッジの脱水
性の点で、よりすぐれているものと思われる。しかしな
がら、本発明の親水性−親油性重合体/変性タンニンの
組合わせによって生じたスラッジとは対照的に、試験用
プレスにフィルターメッシュが脱水の間に詰まった。こ
の組合わせによって非粘着化した塗料固体を脱水する場
合には、たとえば珪藻土のような材料によるフィールド
フィルタープレスの予備被覆が必要であることが結論さ
れた。
実施例2の第三の試験は本発明のジアリルジメチルア
ンモニウムクロリド/変性タンニンの組合わせがエポキ
シ樹脂塗料に対して特に有効であることを確証する。
エポキシ樹脂塗料は、希釈した高固体エナメル塗料と
比較して、従来から、非粘着化が比較的容易であるとみ
なされている。特に高度に荷電した場合のジアリルジメ
チル第四アンモニウム重合体はタンニンに基づく成分に
よる小さな凝集物の生成を安定化し、それ故、その大き
さを低下させるものと思われる。本発明を特定の作用理
論に限定するつもりはないが、ジアリルジメチル第四ア
ンモニウム重合体の添加は、比較的高表面積を有する凝
集物を与え且つそれを分散させ、それによって塗料吹付
け装置中で循環する水中に分散している凝集物とそれに
同伴されるようになる塗料との間の接触を促進すること
により非粘着化を改善するために重要であるものと思わ
れる。かくして生じる非粘着化塗料は浮遊するスラッジ
を形成する。
一般に、変性タンニン成分は少なくとも約500ppm、好
ましくは約1000〜5000ppmの濃度で塗料吹付け装置水に
添加する。親水性−親油性重合体を第二の成分として用
いる場合には、一般に少なくとも約300ppm、好ましくは
約500ppm乃至約1500ppmの濃度で加え、一方、ジアリル
ジアルキル第四アンモニウム重合体を第二の成分として
用いる場合には、一般に少なくとも約50ppm、好ましく
は約1000ppm乃至約500ppmの濃度で使用する。両成分
は、第二の成分が親水性−親油性重合体である場合には
約2:1乃至5:1のタンニンの第二の成分に対する重量比に
おいて、且つ第二の成分がDADMACである場合には約2:1
乃至10:1のタンニンの第二の成分に対する重量比におい
て、使用することが好ましい。両成分は、タンニンを最
初に加えるようにして、処理する水に対して別々に添加
することが好ましい。しかしながら、特に上記の割合で
両成分を包含する組成物を処理前に混合し、次いで吹付
けブース廃水の処理に対して具合よく使用することもで
き、それ故、本発明の範囲内にあるものと思われる。こ
のような組成物は一般に、水性の組成物中で本発明の両
成分を全体で1〜30、好ましくは1〜10重量%含有して
いる。本発明の特定の組成物の貯蔵安定性が、成分の混
合と有効使用の間の時間の長さを限定する可能性があ
る。
本発明の組成物は粘土材料に伴なう脱水の問題を回避
するために粘土を含有していないことが好ましい。本発
明の組合わせは、非粘着化した固体を塗料吹付け装置か
ら取り出すときに廃棄の問題を生じるおそれがある、た
とえば亜鉛のような、両性金属を含有しないことが好ま
しい。実際に、本発明の好適な組合わせは、有機性のも
のであって、本質的に上記の両成分から成っていること
が有利である。
ここに説明した本発明は高固体エナメル塗料(希釈及
び非希釈の両者)、エポキシ樹脂塗料、及びポリウレタ
ン塗料に対して有効であると思われる。塗料吹付けブー
ス水は、本発明に従って高固体エナメル塗料を非粘着化
する場合には、CaCO3として少なくとも約1500ppmのアル
カリ度を有していることが好ましい。
上記の実施例は本発明の種々の実施形態を包含してい
る。この分野の専門家はここに開示した本発明の説明又
は実施の考慮により、その他の実施形態が明白であろ
う。これらの修飾及び変更は本発明の新規概念の精神及
び範囲から逸脱することなく実施することができる。本
発明はここに例示した特定の配合及び実施例に限定され
ることなく、このような変形形態は特許請求の範囲内に
包含されるものとする。
本発明の主な特徴及び態様を記すと次のとおりであ
る。
1.吹付けブース水中の塗料粒子の非粘着化の際に使用す
るための: (a)縮合タンニンをアミノ化合物及びアルデヒドの両
者と反応させることによって形成させた変性タンニン化
合物から成る重合体のグループから選択した第一の成
分;及び (b)(i)ジアリルジアルキル第四アンモニウム重合
体、及び(ii)式: 式中でR1−Qは、約7乃至約28炭素原子の炭素鎖長を
有する脂肪族炭化水素連鎖から成るR1、及びR1の親油性
鎖を第四窒素に共有結合するベンジル基、エステル基及
びアミド基から成るグループから選択した結合基である
Qを包含する親油性の基であり;各R2は独立的に1〜7
炭素原子のアルキル、ヒドロキシアルキル又はアリール
基から選択し;R3は式CH2=CR4−CO−O、ここでR4は水
素又はメチルである、のアクリル酸エステル基、式CH2
=CR5−CO−NH−、ここでR5は水素又はメチルである、
のアクリルアミド基、ビニルピロリドン基、及びメタク
リル酸ヒドロキシエチル基から選択したエチレン性不飽
和親水性基であり;且つX-は陰イオンである、 の親水性−親油性第四アンモニウム繰返し単位から誘導
した重合体から成るグループから選択した第二の成分 から成る組成物。
2.第二の成分は親水性−親油性第四アンモニウム重合体
であり且つタンニン成分対第二の成分の重量比は約5:1
乃至約2:1である上記1に記載の組成物。
3.第二の成分はジアリルジメチルアンモニウムクロリド
重合体であり且つタンニン成分対第二の成分の重量比は
約2:1乃至約10:1である上記1に記載の組成物。
4.組成物は粘土を含有していない上記1に記載の組成
物。
5.組成物は両性金属を含有していない上記1に記載の組
成物。
6.第二の成分はジアリルジメチルアンモニウムクロリド
重合体である上記1に記載の組成物。
7.第一の成分は約5000乃至約50,000の範囲の分子量を有
し且つ第二の成分は約100,000乃至約300,000の範囲の分
子量を有する上記6に記載の組成物。
8.第一の成分は約0.7〜5.0meq/gの電荷密度を有する上
記7に記載の組成物。
9.第二の成分は約4.0乃至約8.0meq/gの電荷密度を有す
る上記8に記載の組成物。
10.第一の成分の製造において用いるタンニンはケブラ
コ木質又はアカシア樹皮から抽出し;使用するアミノ化
合物はモノエタノールアミン、メチルアミン又は塩化ア
ンモニウムであり;且つ使用するアルデヒドはホルムア
ルデヒドである上記6に記載の組成物。
11.組成物は亜鉛を含有していない上記10に記載の組成
物。
12.有機質のものである上記6に記載の組成物。
13.本質的に、約10:1乃至約2:1の第一の成分対第二の成
分の重量比にある該第一及び第二の成分から成る上記6
に記載の組成物。
14.第二の成分は親水性−親油性第四アンモニウム重合
体から選択する上記1に記載の組成物。
15.第二の成分はドデシルベンジル−ジメチルエチルメ
タクリル酸アンモニウムクロリドから誘導する上記14に
記載の組成物。
16.第一の成分は約5,000乃至50,000の範囲の分子量を有
し、且つ第二の成分は約50,000乃至約500,000の範囲の
分子量を有する上記14に記載の組成物。
17.第一の成分は約0.7〜5.0meq/gの電荷密度を有する上
記16に記載の組成物。
18.第二の成分は約2.0乃至約8.0meq/gの電荷密度を有す
る上記17に記載の組成物。
19.第二の成分はメタクリル酸ジメチルアミノエチルと
ドデシルベンジルクロリドの反応生成物である上記16に
記載の組成物。
20.第一の成分の製造において使用するタンニンはケブ
ラコ木質又はアカシア樹皮から抽出し;使用するアミノ
化合物はモノエタノールアミン、メチルアミン又は塩化
アンモニウムであり;且つ使用するアルデヒドはホルム
アルデヒドである上記14に記載の組成物。
21.第一の成分の製造において使用するタンニンはオジ
ギソウ抽出物であり;使用するアミノ化合物はモノエタ
ノールアミンであり;且つ使用するアルデヒドはホルム
アルデヒドである上記14に記載の組成物。
22.変性タンニンは(i)pHが7未満であり且つアミノ
化合物からの第一アミンのタンニン繰返し単位のモル比
が約1.5:1乃至3.0:1である僅かに酸性の条件下にタンニ
ン、アミノ化合物及びアルデヒドの水性反応混合物を形
成させ;(ii)反応混合物を系のキー中間粘度範囲内の
中間粘度を有する反応生成物が生じるまで約65.6〜93.3
℃(約150〜約200゜F)の温度において加熱し、諸系のキ
ー中間粘度範囲は各反応物系を通じて反応生成物が長い
貯蔵寿命を有することができる狭い中間粘度範囲として
決定し、諸系のキー中間粘度範囲はブルックフィールド
LVT粘度計によって180゜Fにおいて測定するときに約2〜
100cpsの範囲内であり;且つ(iii)中間粘度が段階(i
i)において規定した条件に達したときに反応を停止さ
せ且つ液体の固体含量を重量で約20〜60パーセントに調
節し且つpHを3.0未満の値に調節する段階を包含する方
法の生成物である上記14に記載の組成物。
23.本質的に、約5:1乃至約2:1の重量比にある該第一及
び第二の成分から成る上記22に記載の組成物。
24.第一の成分の製造において使用するタンニンはケブ
ラコ木質又はアカシア樹皮から抽出し、使用するアミノ
化合物はモノエタノールアミン、メチルアミン又は塩化
アンモニウムであり;且つ使用するアルデヒドはホルム
アルデヒドである上記23に記載の組成物。
25.有機質のものである上記22に記載の組成物。
26.段階: (a)吹付けブース水に対して、縮合タンニンをアミノ
化合物及びアルデヒドの両者と反応させることによって
形成させた、少なくとも約500ppmの変性タンニンを添加
し;且つ (b)吹付けブース水に対して、(i)少なくとも約50
ppmのジアリルジアルキル第四アンモニウム重合体、及
び(ii)少なくとも約300ppmの、式 式中でR1−Qは、約7乃至約28炭素原子の炭素鎖長を
有する脂肪族炭化水素連鎖から成るR1、及びR1の親油性
鎖を第四窒素に共有結合するベンジル基、エステル基及
びアミド基から成るグループから選択した結合基である
Qを包含する親油性の基であり;各R2は独立的に1〜7
炭素原子のアルキル、ヒドロキシアルキル又はアリール
基から選択し;R3は式CH2=CR4−CO−O、ここでR4は水
素又はメチルである、のアクリル酸エステル基、式CH2
=CR5−CO−NH−、ここでR5は水素又はメチルである、
のアクリルアミド基、ビニルピロリドン基、及びメタク
リル酸ヒドロキシエチル基から選択したエチレン性不飽
和親水性基であり;且つX-は陰イオンである、 の親水性−親油性第四アンモニウム繰返し単位から誘
導した重合体から選択した所要量の重合体を添加する、 ことから成る塗料吹付けからの粒子を含有する吹付け
ブース水の非粘着化方法。
27.吹付けブース水は有機溶剤で希釈した高固体エナメ
ル塗料の吹付けからの粒子を含有する上記26に記載の方
法。
28.段階(b)の間に約500乃至約1500ppmの該親水性−
親油性第四アンモニウム重合体を添加する上記27に記載
の方法。
29.有機溶剤はメチルエチルケトン、キシレン、トルエ
ン、アセトン、ブタノール又はそれらの組合わせを包含
する上記28に記載の方法。
30.親水性−親油性第四アンモニウム重合体はドデシル
ベンジルジメチルエチルメタクリル酸アンモニウムクロ
リドから誘導する上記28に記載の方法。
31.変性タンニンは(i)pHが7未満であり且つアミノ
化合物からの第一アミン対タンニン繰返し単位のモル比
が約1.5:1乃至3.0:1である僅かに酸性の条件下にタンニ
ン、アミノ化合物及びアルデヒドの水性反応混合物を形
成させ;(ii)反応混合物を系のキー中間粘度範囲内の
中間粘度を有する反応生成物が生じるまで約65.6〜93.3
℃(約150〜約200゜F)の温度において加熱し、諸系のキ
ー中間粘度範囲は各反応物系を通じて反応生成物が長い
貯蔵寿命を有することができる狭い中間粘度範囲として
決定し、諸系のキー中間粘度範囲はブルックフィールド
LVT粘度計によって180゜Fにおいて測定するときに約2〜
100cpsの範囲内であり;且つ(iii)中間粘度が段階(i
i)において規定した条件に達したときに反応を停止さ
せ且つ液体の固体含量を重量で約20〜60パーセントに調
節し且つpHを3.0未満の値に調節する段階を包含する方
法の生成物である上記26に記載の方法。
32.段階(a)の間に約1,000ppm〜500ppmの該タンニン
を添加する上記31に記載の方法。
33.第一の成分の製造において使用するタンニンはケブ
ラコ木質又はアカシア樹皮から抽出し;使用するアミノ
化合物はモノエタノールアミン、メチルアミン又は塩化
アンモニウムであり;且つ使用するアルデヒドはホルム
アルデヒドである上記32に記載の方法。
34.吹付けブース水は希釈又は非希釈高固体エナメル塗
料吹付けからの粒子を含有する上記33に記載の方法。
35.約500ppm〜1,500ppmのドデシルベンジルジメチルエ
チルメタクリル酸アンモニウムクロリド重合体を添加す
る上記34に記載の方法。
36.段階(b)において添加する重合体は約50,000〜50
0,000の分子量とやく2.0〜8.0meq/gの電荷密度を有して
いる上記35に記載の方法。
37.段階(a)において添加する化合物は約5,000〜50,0
00の分子量と約0.7〜5.0meq/gの電荷密度を有している
上記36に記載の方法。
38.塗料吹付けブース水はCaCO3として少なくとも約150p
pmのアルカリ度を有している上記34に記載の方法。
39.非粘着化の間に両性金属を添加しない上記26に記載
の方法。
40.段階(a)の重合体と段階(b)の重合体を全体で
約1〜30重量%の該両重合体を含有する水性組成物とし
て添加する上記26に記載の方法。
41.吹付けブース水はエポキシ樹脂又はポリウレタン塗
料からの粒子を含有する上記26に記載の方法。
42.吹付けブース水は約8〜11のpHを有している上記26
に記載の方法。
43.非粘着化した粒子を浮選によって捕集して、さらに
化学的に処理することなく脱水する上記26に記載の方
法。
44.段階(b)の間に約100,000〜300,000の分子量を有
する約100ppm〜500ppmのジアリルジメチルアンモニウム
クロリド重合体を添加する上記26に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
第1図は塗料過剰吹付けの制御を評価するために使用す
る装置の概念的等角図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吹付けブース水中の塗料粒子の非粘着化の
    際に使用するための: (a)縮合タンニンをアミノ化合物及びアルデヒドの両
    者と反応させることによって形成させた変性タンニン化
    合物から成る重合体のグループから選択した第一の成
    分;及び (b)(i)ジアリルジアルキル第四アンモニウム重合
    体、及び(ii)式: 式中でR1−Qは、7乃至28炭素原子の炭素鎖長を有する
    脂肪族炭化水素連鎖から成るR1、及びR1の親油性鎖を第
    四窒素に共有結合するベンジル基、エステル基及びアミ
    ド基から成るグループから選択した結合基であるQを包
    含する親油性の基であり;各R2は独立的に1〜7炭素原
    子のアルキル、ヒドロキシアルキル又はアリール基から
    選択し;R3は式CH2=CR4−CO−O、ここでR4は水素又は
    メチルである、のアクリル酸エステル基、式CH2=CR5
    CO−NH−、ここでR5は水素又はメチルである、のアクリ
    ルアミド基、ビニルピロリドン基、及びメタクリル酸ヒ
    ドロキシエチル基から選択したエチレン性不飽和親水性
    基であり;且つX-は陰イオンである、 の親水性−親油性第四アンモニウム繰返し単位から誘導
    した重合体から成るグループから選択した第二の成分 から成る組成物。
  2. 【請求項2】段階: (a)吹付けブース水に対して、縮合タンニンをアミノ
    化合物及びアルデヒドの両者と反応させることによって
    形成させた、少なくとも500ppmの変性タンニンを添加
    し;且つ (b)吹付けブース水に対して、(i)少なくとも50pp
    mのジアリルジアルキル第四アンモニウム重合体、及び
    (ii)少なくとも300ppmの、式 式中でR1−Qは、7乃至28炭素原子の炭素鎖長を有する
    脂肪族炭化水素連鎖から成るR1、及びR1の親油性鎖を第
    四窒素に共有結合するベンジル基、エステル基及びアミ
    ド基から成るグループから選択した結合基であるQを包
    含する親油性の基であり;各R2は独立的に1〜7炭素原
    子のアルキル、ヒドロキシアルキル又はアリール基から
    選択し;R3は式CH2=CR4−CO−O、ここでR4は水素又は
    メチルである、のアクリル酸エステル基、式CH2=CR5
    CO−NH−、ここでR5は水素又はメチルである、のアクリ
    ルアミド基、ビニルピロリドン基、及びメタクリル酸ヒ
    ドロキシエチル基から選択したエチレン性不飽和親水性
    基であり;且つX-は陰イオンである、 の親水性−親油性第四アンモニウム繰返し単位から誘導
    した重合体から選択した所要量の重合体を添加する、 ことから成る塗料吹付けからの粒子を含有する吹付けブ
    ース水の非粘着化方法。
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