JP2793109B2 - 両側帯波振幅変調伝送方式 - Google Patents
両側帯波振幅変調伝送方式Info
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- JP2793109B2 JP2793109B2 JP20283893A JP20283893A JP2793109B2 JP 2793109 B2 JP2793109 B2 JP 2793109B2 JP 20283893 A JP20283893 A JP 20283893A JP 20283893 A JP20283893 A JP 20283893A JP 2793109 B2 JP2793109 B2 JP 2793109B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は有線及び無線における両
側帯波振幅変調信号を用いて２チャネルの信号を伝送で
きる方式に関する。
側帯波振幅変調信号を用いて２チャネルの信号を伝送で
きる方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、両側帯波振幅変調方式は空間伝送
等に用いられており、通常、１チャネルの信号を伝送す
ることが行われていた。
等に用いられており、通常、１チャネルの信号を伝送す
ることが行われていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この結果、単側帯波振
幅変調方式に対して、帯域の利用効率が低いという問題
がある。本発明は、両側帯波振幅変調方式で２チャネル
の信号を伝送させることを目的とし、もって、帯域の利
用効率を向上させることである。
幅変調方式に対して、帯域の利用効率が低いという問題
がある。本発明は、両側帯波振幅変調方式で２チャネル
の信号を伝送させることを目的とし、もって、帯域の利
用効率を向上させることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の請求項
１に記載の発明は、第１信号波で搬送波を振幅変調して
第１変調信号を得て、第２信号波で搬送波を振幅変調し
て第２変調信号を得て、第１変調信号の基準レベルに対
して正レベル又は基準レベルに対して負レベルのみ抽出
し、第２変調信号の基準レベルに対して負レベル又は基
準レベルに対して正レベルのみ抽出し、それぞれ抽出さ
れた信号を基準レベルを中心として合成して非対称合成
波を生成し、非対称合成波のうちベースバントの信号波
を除去して対称合成波を生成し、生成された対称合成波
を伝送し、伝送された対称合成波を受信して、振幅復調
して合成信号波を得て、受信された対称合成波に合成信
号波を加算して、受信非対称合成波を生成し、受信非対
称合成波を同期検波により基準レベルに対して正レベル
にある信号波と基準レベルに対して負レベルにある信号
とを復調することを特徴とする。上記の方式により、第
１信号波と第２信号波とを１つの搬送波で伝送及び復調
することができる。
１に記載の発明は、第１信号波で搬送波を振幅変調して
第１変調信号を得て、第２信号波で搬送波を振幅変調し
て第２変調信号を得て、第１変調信号の基準レベルに対
して正レベル又は基準レベルに対して負レベルのみ抽出
し、第２変調信号の基準レベルに対して負レベル又は基
準レベルに対して正レベルのみ抽出し、それぞれ抽出さ
れた信号を基準レベルを中心として合成して非対称合成
波を生成し、非対称合成波のうちベースバントの信号波
を除去して対称合成波を生成し、生成された対称合成波
を伝送し、伝送された対称合成波を受信して、振幅復調
して合成信号波を得て、受信された対称合成波に合成信
号波を加算して、受信非対称合成波を生成し、受信非対
称合成波を同期検波により基準レベルに対して正レベル
にある信号波と基準レベルに対して負レベルにある信号
とを復調することを特徴とする。上記の方式により、第
１信号波と第２信号波とを１つの搬送波で伝送及び復調
することができる。
【０００５】又、請求項２に記載の発明は、第１信号波
と第２信号波とを加算して加算信号波を生成し、加算信
号波で搬送波を振幅変調して変調信号波を生成し、変調
信号波を伝送し、伝送された変調信号波を受信して、加
算信号波を振幅復調し、復調された加算信号波を受信さ
れた変調信号波に合成して非対称合成波を生成し、受信
非対称合成波を同期検波により基準レベルに対して正レ
ベルにある信号波と基準レベルに対して負レベルにある
信号とを復調することを特徴とする。上記の方式によ
り、第１信号波と第２信号波とを１つの搬送波で伝送及
び復調することができる。
と第２信号波とを加算して加算信号波を生成し、加算信
号波で搬送波を振幅変調して変調信号波を生成し、変調
信号波を伝送し、伝送された変調信号波を受信して、加
算信号波を振幅復調し、復調された加算信号波を受信さ
れた変調信号波に合成して非対称合成波を生成し、受信
非対称合成波を同期検波により基準レベルに対して正レ
ベルにある信号波と基準レベルに対して負レベルにある
信号とを復調することを特徴とする。上記の方式によ
り、第１信号波と第２信号波とを１つの搬送波で伝送及
び復調することができる。
【０００６】
【発明の効果】上述のように、本発明は、１つの搬送波
で２つの信号を伝送できるので、帯域の使用効率が高く
なるという効果がある。
で２つの信号を伝送できるので、帯域の使用効率が高く
なるという効果がある。
【０００７】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。第１実施例 図１は、本発明の全体の構成を示したブロック図であ
る。第１信号波Ｓ1 は振幅変調器１に入力し、第２信号
波Ｓ2 は振幅変調器２に入力している。そして、それぞ
れの振幅変調器１、２において、振幅変調された第１変
調信号ＭＳ1 及び第２変調信号ＭＳ2 を得ている。
明する。第１実施例 図１は、本発明の全体の構成を示したブロック図であ
る。第１信号波Ｓ1 は振幅変調器１に入力し、第２信号
波Ｓ2 は振幅変調器２に入力している。そして、それぞ
れの振幅変調器１、２において、振幅変調された第１変
調信号ＭＳ1 及び第２変調信号ＭＳ2 を得ている。
【０００８】例えば、図３に示す周波数２kHz の第１信
号波Ｓ1 で５０kHz の搬送波Ｃを振幅変調すると図４に
示すようになる。同様に、図５に示す周波数３kHz の第
２信号波Ｓ2 で５０kHz の搬送波Ｃを振幅変調すると図
６に示すようになる。この第１変調信号ＭＳ1 及び第２
変調信号ＭＳ2 は、それぞれ、ダイオード３、４に入力
して、第１変調信号ＭＳ1 の正レベル部分と第２変調信
号ＭＳ2 の負レベル部分とが、それぞれ抽出されて合成
される。合成された波形は、図７に示すように、正レべ
ル部分と負レベル部分とが非対称となる。この非対称合
成波ＡＳはフィルタ５に入力する。このフィルタ５はベ
ースバンド領域の信号を遮断する高域通過フィルタであ
る。このフィルタ５により、図８に示すように対称合成
波ＳＳが得られる。非対称合成波ＡＳのスペクトルは、
図９に示すようになる。即ち、５０kHz の搬送波に対し
て＋２kHZ 、＋３kHZ の位置にある上側帯波及び、５０
kHz の搬送波に対して−２kHZ 、−３kHZ の位置にある
下側帯波が観測される。又、２kHZ 、３kHZ のベースバ
ンド信号が観測されている。
号波Ｓ1 で５０kHz の搬送波Ｃを振幅変調すると図４に
示すようになる。同様に、図５に示す周波数３kHz の第
２信号波Ｓ2 で５０kHz の搬送波Ｃを振幅変調すると図
６に示すようになる。この第１変調信号ＭＳ1 及び第２
変調信号ＭＳ2 は、それぞれ、ダイオード３、４に入力
して、第１変調信号ＭＳ1 の正レベル部分と第２変調信
号ＭＳ2 の負レベル部分とが、それぞれ抽出されて合成
される。合成された波形は、図７に示すように、正レべ
ル部分と負レベル部分とが非対称となる。この非対称合
成波ＡＳはフィルタ５に入力する。このフィルタ５はベ
ースバンド領域の信号を遮断する高域通過フィルタであ
る。このフィルタ５により、図８に示すように対称合成
波ＳＳが得られる。非対称合成波ＡＳのスペクトルは、
図９に示すようになる。即ち、５０kHz の搬送波に対し
て＋２kHZ 、＋３kHZ の位置にある上側帯波及び、５０
kHz の搬送波に対して−２kHZ 、−３kHZ の位置にある
下側帯波が観測される。又、２kHZ 、３kHZ のベースバ
ンド信号が観測されている。
【０００９】この対称合成波ＳＳはドライバ７に入力し
て増幅された後、伝送路８を伝送し、レシーバ９により
受信される。この信号は振幅復調器１０により復調され
る。この合成信号波ＣＳは図１０に示すようにベースバ
ンドの信号であり、第１信号波Ｓ1 と第２信号波Ｓ2 と
の合成信号である。この合成信号波ＣＳと受信された対
称合成波ＲＳＳとが加算器１１により加算される。加算
器１１の出力は、図７に示す信号と同様な非対称合成波
ＲＡＳとなる。この非対称合成波ＲＡＳは同期検波器１
２と同期検波器１３に、それぞれ、入力する。
て増幅された後、伝送路８を伝送し、レシーバ９により
受信される。この信号は振幅復調器１０により復調され
る。この合成信号波ＣＳは図１０に示すようにベースバ
ンドの信号であり、第１信号波Ｓ1 と第２信号波Ｓ2 と
の合成信号である。この合成信号波ＣＳと受信された対
称合成波ＲＳＳとが加算器１１により加算される。加算
器１１の出力は、図７に示す信号と同様な非対称合成波
ＲＡＳとなる。この非対称合成波ＲＡＳは同期検波器１
２と同期検波器１３に、それぞれ、入力する。
【００１０】一方、対称合成波ＲＳＳは搬送波発生器１
４に入力し、５０kHz の搬送が生成される。この搬送波
ＲＣは同期検波器１２、１３に入力する。そして、非対
称合成波ＲＡＳはこの搬送波ＲＣによって同期検波され
て、それぞれ、復調された図３、及び図５に示すのと同
様な第１信号ＲＳ1 、第２信号ＲＳ2 を得ることができ
る。
４に入力し、５０kHz の搬送が生成される。この搬送波
ＲＣは同期検波器１２、１３に入力する。そして、非対
称合成波ＲＡＳはこの搬送波ＲＣによって同期検波され
て、それぞれ、復調された図３、及び図５に示すのと同
様な第１信号ＲＳ1 、第２信号ＲＳ2 を得ることができ
る。
【００１１】このようにして、１つの搬送波を用いて、
２つの信号を変調して、伝送して、復調することができ
る。
２つの信号を変調して、伝送して、復調することができ
る。
【００１２】第２実施例 図２は、第２実施例を示したブロック図である。加算器
２１に第１信号波Ｓ1 と第２信号波Ｓ2 とが入力し、そ
こで、加算信号波ＡＳが出力される。加算信号波ＡＳは
振幅変調器２２に入力され、所定周波数、例えば、５０
kHz の搬送波が加算信号波ＡＳにより振幅変調される。
そして、その変調信号波ＭＡＳはフィルタ２３に入力し
て、ベースバンドを除く所定帯域の変調信号ＳＳがドラ
イバ２４に入力して、その信号は伝送路を伝送する。そ
して、伝送路を伝送した変調信号ＳＳはレシーバ２５に
入力して増幅された対称合成波ＲＳＳとなる。
２１に第１信号波Ｓ1 と第２信号波Ｓ2 とが入力し、そ
こで、加算信号波ＡＳが出力される。加算信号波ＡＳは
振幅変調器２２に入力され、所定周波数、例えば、５０
kHz の搬送波が加算信号波ＡＳにより振幅変調される。
そして、その変調信号波ＭＡＳはフィルタ２３に入力し
て、ベースバンドを除く所定帯域の変調信号ＳＳがドラ
イバ２４に入力して、その信号は伝送路を伝送する。そ
して、伝送路を伝送した変調信号ＳＳはレシーバ２５に
入力して増幅された対称合成波ＲＳＳとなる。
【００１３】この対称合成波ＲＳＳは振幅復調器２６に
より復調される。この復調された合成信号波ＣＳは図１
０に示すようにベースバンドの信号であり、第１信号波
Ｓ1と第２信号波Ｓ2 との合成信号である。この合成信
号波ＣＳと受信された対称合成波ＲＳＳとが加算器２７
により加算される。加算器２７の出力は、図７に示す信
号と同様な非対称合成波ＲＡＳとなる。この非対称合成
波ＲＡＳは同期検波器１２と同期検波器１３に、それぞ
れ、入力する。
より復調される。この復調された合成信号波ＣＳは図１
０に示すようにベースバンドの信号であり、第１信号波
Ｓ1と第２信号波Ｓ2 との合成信号である。この合成信
号波ＣＳと受信された対称合成波ＲＳＳとが加算器２７
により加算される。加算器２７の出力は、図７に示す信
号と同様な非対称合成波ＲＡＳとなる。この非対称合成
波ＲＡＳは同期検波器１２と同期検波器１３に、それぞ
れ、入力する。
【００１４】一方、対称合成波ＲＳＳは搬送波発生器３
０に入力し、５０kHz の搬送が生成される。この搬送波
ＲＣは同期検波器１２、１３に入力する。そして、非対
称合成波ＲＡＳはこの搬送波ＲＣによって同期検波され
て、それぞれ、復調された図３、及び図５に示すのと同
様な第１信号ＲＳ1 、第２信号ＲＳ2 を得ることができ
る。
０に入力し、５０kHz の搬送が生成される。この搬送波
ＲＣは同期検波器１２、１３に入力する。そして、非対
称合成波ＲＡＳはこの搬送波ＲＣによって同期検波され
て、それぞれ、復調された図３、及び図５に示すのと同
様な第１信号ＲＳ1 、第２信号ＲＳ2 を得ることができ
る。
【００１５】このようにして、１つの搬送波を用いて、
２つの信号を変調して、伝送して、復調することができ
る。
２つの信号を変調して、伝送して、復調することができ
る。
【００１６】このようにして、１つの搬送波で２チャン
ネルの信号を伝送させることができ、帯域の使用効率が
向上する。
ネルの信号を伝送させることができ、帯域の使用効率が
向上する。
【図１】本発明の第１実施例の両側帯波振幅変調伝送方
式を示したブロック図である。
式を示したブロック図である。
【図２】本発明の第２実施例の両側帯波振幅変調伝送方
式を示したブロック図である。
式を示したブロック図である。
【図３】第１信号波の一例を示した波形図。
【図４】第１信号波で振幅変調して得られる第１変調信
号の波形図。
号の波形図。
【図５】第２信号波の一例を示した波形図。
【図６】第２信号波で振幅変調して得られる第２変調信
号の波形図。
号の波形図。
【図７】非対称合成波を示した波形図。
【図８】対称合成波を示した波形図。
【図９】非対称合成波のスペクトルを示した波形図。
【図１０】復調して得られる合成信号波を示した波形
図。
図。
１…振幅変調器 ２…振幅変調器 １２…同期検波器 １３…同期検波器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000004226 日本電信電話株式会社 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 (72)発明者 水野 信三 東京都港区芝５丁目37番８号 日比谷総 合設備株式会社内 (72)発明者 阿部 富五郎 愛知県名古屋市中区千代田２丁目24番18 号 愛知電子株式会社内 (72)発明者 加納 義典 愛知県名古屋市南区弥次ヱ町５丁目12番 地18 株式会社キャスト内 (72)発明者 鈴木 邦夫 東京都千代田区内幸町１丁目１番６号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭46−2752（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−247037（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−268525（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−8412（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H04J 1/18
Claims (2)
- 【請求項１】 第１信号波で搬送波を振幅変調して第１
変調信号を得て、 第２信号波で前記搬送波を振幅変調して第２変調信号を
得て、 前記第１変調信号の基準レベルに対して正レベル又は基
準レベルに対して負レベルのみ抽出し、 前記第２変調信号の基準レベルに対して負レベル又は基
準レベルに対して正レベルのみ抽出し、 それぞれ抽出された信号を基準レベルを中心として合成
して非対称合成波を生成し、 前記非対称合成波のうちベースバントの信号波を除去し
て対称合成波を生成し、 生成された対称合成波を伝送し、 伝送された対称合成波を受信して、振幅復調して合成信
号波を得て、 受信された前記対称合成波に前記合成信号波を加算し
て、受信非対称合成波を生成し、 前記受信非対称合成波を同期検波により基準レベルに対
して正レベルにある信号波と基準レベルに対して負レベ
ルにある信号とを復調することを特徴とする両側帯波振
幅変調伝送方式。 - 【請求項２】 第１信号波と第２信号波とを加算して加
算信号波を生成し、 前記加算信号波で搬送波を振幅変調して変調信号波を生
成し、 前記変調信号波を伝送し、 伝送された変調信号波を受信して、前記加算信号波を振
幅復調し、 復調された加算信号波を受信された変調信号波に合成し
て非対称合成波を生成し、 前記受信非対称合成波を同期検波により基準レベルに対
して正レベルにある信号波と基準レベルに対して負レベ
ルにある信号とを復調することを特徴とする両側帯波振
幅変調伝送方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20283893A JP2793109B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 両側帯波振幅変調伝送方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20283893A JP2793109B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 両側帯波振幅変調伝送方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0738520A JPH0738520A (ja) | 1995-02-07 |
| JP2793109B2 true JP2793109B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=16464031
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20283893A Expired - Fee Related JP2793109B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 両側帯波振幅変調伝送方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2793109B2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP20283893A patent/JP2793109B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0738520A (ja) | 1995-02-07 |
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