JP2792769B2 - 3次元表示装置 - Google Patents

3次元表示装置

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JP2792769B2
JP2792769B2 JP3253845A JP25384591A JP2792769B2 JP 2792769 B2 JP2792769 B2 JP 2792769B2 JP 3253845 A JP3253845 A JP 3253845A JP 25384591 A JP25384591 A JP 25384591A JP 2792769 B2 JP2792769 B2 JP 2792769B2
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JP
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chip
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徹也 井上
俊明 西岡
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラフィックディスプ
レイなどの表示画面上において、3次元形状を、投影法
をもって様々な方向から見た平面図形として表示する3
次元表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビや雑誌等には、コンピュ−
タ等により、2次元平面たる表示画面や紙面上に3次元
形状を描いた絵やアニメ−ションなど、いわゆるコンピ
ュ−タグラフィックスが頻繁に見受けられる。
【0003】従来、このような3次元形状を所望の方向
から見た平面図形(2次元画像)として、CRT(陰極
線管)表示装置、LCD(液晶表示)装置などのグラフ
ィックディスプレイの表示画面上に表示する3次元表示
装置は、2次元のイメ−ジデ−タの他に、図6に示すよ
うなX方向(画面と直交方向)とY方向(画面の縦方
向)とZ方向(画面の横方向)との軸から成る図形、即
ち方向指定チップを別途表示するように構成されてい
る。かかる方向指定チップを見ることにより、当該3次
元表示装置の使用者は、イメ−ジデ−タの座標方向を容
易に視認できる訳である。
【0004】従って、例えば図7(A)に示すような画
面に表示された平面図形をY方向を軸にして回転する
と、イメ−ジデ−タと方向指定チップのXZ平面とが回
転することになり、図7(B)に示すような画面によ
り、結果としてイメ−ジデ−タに奥行があるように観察
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の3次元表示装置では、イメ−ジデ−タの表す形
状が複雑になるにつれて、座標方向の認識が困難にな
り、また、例えば図8に示すような円筒形のように単純
な図形であっても左右対称の場合には座標方向の認識が
困難になる。尚、図8に示す例では、この円筒形がY方
向に直立しているので、XZ平面の回転方向を認識する
ことができない。
【0006】更に、図6に示すような方向指定チップを
イメ−ジデ−タと共に表示した場合、イメ−ジデ−タが
X方向(画面と直交方向)のどちらの方向、即ち前方向
を向いているのか又は後ろ方向を向いているのかを認識
することができない場合がある。
【0007】本発明は上述した従来の問題点に鑑み成さ
れたものであり、3次元形状を任意の方向から見た平面
図形として表示画面に表示した際に該3次元形状の方向
を容易に認識することができる3次元表示装置を提供す
ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の3次元表示装置
は上述の課題を達成するために、3次元形状を一つの方
向から見た平面図形を表す基本イメ−ジデ−タに対して
3次元方向を示す方向指定チップを定義するための定義
手段と、定義手段により定義した方向指定チップとは異
なる任意の方向を示す方向指定チップを生成すると共に
該生成した方向指定チップの示す方向から前記3次元形
状を見た平面図形を表すイメ−ジデ−タを生成する生成
手段と、生成されたイメ−ジデ−タ及び生成された方向
指定チップを表示する表示手段とを備えたことを特徴と
する。
【0009】
【作用】本発明の3次元表示装置においては、使用者は
定義手段により、3次元形状を一つの方向から見た平面
図形を表す基本イメ−ジデ−タに対して3次元方向を示
す方向指定チップを自由に定義することができる。この
ように方向指定チップを定義すると、生成手段は、該定
義した方向指定チップとは異なる任意の方向を示す方向
指定チップを生成する。続いて生成手段は、生成した方
向指定チップの示す方向から3次元形状を見た平面図形
を表すイメ−ジデ−タを生成し、表示手段は、このよう
に生成されたイメ−ジデ−タ及び方向指定チップを表示
する。従って、使用者が基本イメ−ジデ−タに対して3
次元方向を認識できるように方向指定チップを定義すれ
ば、生成手段により生成した方向指定チップが示す任意
の方向から見た平面図形について、当該使用者は、方向
指定チップを見ることにより表示手段に表示された3次
元形状の方向を容易に認識することができる。
【0010】次に示す本発明の実施例から、本発明のこ
のような作用がより明らかにされ、更に本発明の他の作
用が明らかにされよう。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の一実施例である3次元表示装置
の概略構成を示すブロック図、図2は、図1の3次元表
示装置の動作を説明するためのフロ−チャ−ト、図3
は、基本方向指定チップを示す説明図、図4は、方向指
定チップとイメ−ジデ−タとの表示画面を示す説明図、
図5は、方向指示チップの生成画面を示す説明図であ
る。
【0012】図1において、3次元表示装置は、定義手
段の一例を構成する基本方向指定チップ定義部11と、方
向指定チップ記憶装置12と、記憶装置13と、読み出し部
14と、書き込み部15と、生成手段の一例を構成する演算
形状生成部16と、表示手段の一例を構成する表示部17と
を備えている。
【0013】図1及び図2において、基本方向指定チッ
プ定義部11は、基本の3次元方向を示す方向指定チップ
を使用者の定義指令により定義する(図2のステップS
1、S2)。この方向指定チップのデ−タ形式は、微小な
立方体が組み合わされたボクセルデ−タや、直線や曲線
で構成されたベクトルデ−タ等のように3次元図形を表
現する全てのものを使用することができる。尚、本実施
例の3次元表示装置を用いてイメ−ジデ−タ作成装置を
構成した場合、このイメ−ジデ−タ作成装置により当該
方向指定チップの形状を形成することもできる。
【0014】本実施例では一例として、図3(A)に示
すようにX方向が図面即ち表示画面と直交してZY平面
が表示画面に一致する基本方向指定チップと、図3
(B)に示すようにY方向が表示画面と直交してXZ平
面が表示画面に一致する基本方向指定チップと、図3
(C)に示すようにZ方向が表示画面と直交してXY平
面が表示画面に一致する基本方向指定チップと、図3
(D)に示すようにZ方向が表示画面の縦方向に一致し
てXY平面が45度回転した基本方向指定チップを定義す
る。この基本方向指定チップは、XYZ方向の各方向を
示す3色の矢印と、図中斜線を付した面毎に色が異なる
4面体で構成されており、矢印の色は、垂直に対応する
面の色と同一である。従って、使用者は、XYZ方向の
矢印と、4面体の各面の色により方向を識別することが
できる。この基本方向指定チップ定義部11により定義さ
れた基本方向指定チップのデ−タは、方向指定チップ記
憶装置12に記憶され、再び定義する必要はない。
【0015】図1及び図2に戻り、記憶装置13には、基
本となるイメ−ジデ−タが予め記憶され、このイメ−ジ
デ−タが読み出し部12により読み出される(ステップS
3)。次いで、この基本となるイメ−ジデ−タの方向に
対応する基本方向指定チップが方向指定チップ記憶装置
12から読み出されて、この基本イメ−ジデ−タの方向と
基本方向指定チップとが対応するように書き込み部15に
より記憶装置13に登録され、また、表示部17により表示
される(ステップS4)。
【0016】図4は、表示部17の表示画面17a の一例を
示し、この表示画面17a は、イメ−ジデ−タの表示画面
21と、7つの方向指定チップ(VIEW1 〜VIEW7 )のリス
トを示すリスト画面22を有する。この場合、イメ−ジデ
−タの表示画面21と、リスト画面22の1つの基本方向指
定チップ例えばVIEW1 を表示し、他のVIEW2 〜VIEW7の
欄を空白にして表示する。尚、図4に示す例では、イメ
−ジデ−タの表示画面21には、平面図即ちXY平面が表
示されている。
【0017】表示画面21のイメ−ジデ−タをX、Y、Z
方向に回転する場合には(ステップS5)、図5に示すよ
うに、演算形状生成部16は、例えばVIEW1 の方向指定チ
ップをイメ−ジデ−タの表示画面21に表示し、次いで、
この方向指定チップをX軸の回りに90度回転することに
よりVIEW2 の方向指定チップを生成する(ステップS
6)。また、このVIEW2 の方向指定チップは、必要な回
転が終わると、書き込み部15により記憶装置13に登録さ
れる(ステップS7)。以下、同様に、X、Y、Z軸の各
方向に90度、45度等で回転することにより、VIEW1 〜VI
EW7 の7つの方向指定チップが生成され、記憶装置13に
登録される。
【0018】次に、この7つの方向指定チップの示す方
向からみた平面図形を表すイメ−ジデ−タを表示する場
合について説明する。例えば図4及び図5に示すVIEW3
のイメ−ジデ−タ、即ちX方向が画面に直交してZY平
面が表示画面17a に一致するイメ−ジデ−タを表示する
場合には、演算形状生成部16は、そのコ−ド指定により
VIEW3 の方向指定チップと基本イメ−ジデ−タとを記憶
装置13から読み出し部14を介して取り込み、この方向指
定チップの方向により、基本となるイメ−ジデ−タを回
転し、図4に示す表示画面21に表示すると共に、その方
向指定チップをリスト画面22に表示する。
【0019】従って、この実施例によれば、使用者が図
3(A)〜(D)に示すような基本方向指定チップを指
定することにより、演算形状生成部16がイメ−ジデ−タ
の所望の方向の方向指定チップを生成してその方向の方
向指定チップと共にこれが示す方向に対応したイメ−ジ
デ−タを表示するので、使用者にとって3次元形状の方
向を容易に認識することができる。
【0020】尚、本実施例では、使用者が指定した1つ
の方向についてのイメ−ジデ−タと方向指定チップとを
表示する場合について説明したが、複数の方向について
のイメ−ジデ−タと方向指定チップとを同時に表示すれ
ば、3次元形状の方向をより容易に認識することができ
る。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、基本イメ−ジデ−タに対して3次元方向を示す方向
指定チップを定義するための定義手段と、定義手段によ
り定義した方向指定チップとは異なる任意の方向を示す
方向指定チップを生成すると共に該生成した方向指定チ
ップの示す方向から前記3次元形状を見た平面図形を表
すイメ−ジデ−タを生成する生成手段とを備えたので、
生成手段により生成した方向指定チップが示す任意の方
向から見た平面図形について、使用者は、方向指定チッ
プを見ることにより表示手段に表示された3次元形状の
方向を容易に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である3次元表示装置を示す
ブロック図である。
【図2】図1の3次元表示装置の動作を説明するための
フロ−チャ−トである。
【図3】基本方向指定チップを示す説明図である。
【図4】方向指定チップとイメ−ジデ−タとの表示画面
を示す説明図である。
【図5】方向指示チップの生成画面を示す説明図であ
る。
【図6】一般的な方向指定チップを示す説明図である。
【図7】3次元形状を示す説明図である。
【図8】円筒形を示す説明図である。
【符号の説明】
11 基本方向指定チップ定義部 12 方向指定チップ記憶部 13 記憶装置 16 演算形状生成部 17 表示部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元形状を一つの方向から見た平面図
    形を表す基本イメ−ジデ−タに対して3次元方向を示す
    方向指定チップを定義するための定義手段と、該定義手
    段により定義した方向指定チップとは異なる任意の方向
    を示す方向指定チップを生成すると共に該生成した方向
    指定チップの示す方向から前記3次元形状を見た平面図
    形を表すイメ−ジデ−タを生成する生成手段と、該生成
    されたイメ−ジデ−タ及び前記生成された方向指定チッ
    プを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする3次
    元表示装置。
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