JP2792409B2 - 位相変位変調方式の無線通信装置における周波数安定化装置 - Google Patents

位相変位変調方式の無線通信装置における周波数安定化装置

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JP2792409B2
JP2792409B2 JP23638493A JP23638493A JP2792409B2 JP 2792409 B2 JP2792409 B2 JP 2792409B2 JP 23638493 A JP23638493 A JP 23638493A JP 23638493 A JP23638493 A JP 23638493A JP 2792409 B2 JP2792409 B2 JP 2792409B2
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は周波数安定化装置に関
し、特に、時分割多重通信方式のディジタルセルラーシ
ステムにおける周波数安定化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルセルラーシステムの一方式と
してTDMA方式が採用されている。このTDMA方式
において今まで行なわれてきた周波数安定化技術につい
て以下に示す。
【0003】図3は従来の周波数安定化装置の構成を示
す図であり、受信信号を入力して位相誤差情報を出力す
る位相誤差測定回路301と、位相誤差情報を入力して
積算する位相誤差積算回路302と、位相誤差積算回路
302の出力を入力して周波数誤差に変換する位相周波
数変換回路303と、位相周波数変換回路303の出力
により周波数を制御する周波数制御回路309とによっ
て構成されている。
【0004】次に、図3に示される従来の周波数安定化
装置の動作について説明する。
【0005】π/4DQPSK変調された受信信号は常
時入力され、位相誤差測定回路301において位相誤差
に変換される。変換された位相誤差信号は位相誤差積算
回路302において積算される。受信信号に対して受信
機が周波数誤差を持つ場合、位相誤差積算回路302よ
り位相誤差情報が出力される。位相周波数変換回路30
3において位相誤差情報は周波数誤差情報に変換されて
周波数制御回路309に出力される。周波数制御回路3
09では入力されてきた周波数誤差情報に応じて周波数
制御を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の、信号
周波数に受信機の周波数を一致させるような周波数安定
化装置では、受信スロット以外のスロットでも高安定な
周波数制御が行なわれている。このため、常に高安定化
な受信を行なうための回路の電源をオン状態にしておか
なければならないので、消費電力が増大するという問題
点があった。
【0007】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、消費電力を低
減することのできる周波数安定化装置を実現することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の位相変位変調方
式の無線通信装置における周波数安定化装置は、位相変
位変調方式により変調された信号を時分割多重方式で通
信する無線通信装置の周波数安定化装置において、受信
スロット期間における受信信号とシンボル点との位相誤
差を測定する位相誤差側定回路と、前記位相誤差測定回
路出力を積算する位相誤差積算回路と、前記位相誤差積
算回路の出力を周波数誤差に変換する位相周波数変換回
路と、前記位相誤差測定回路、位相誤差積算回路および
位相周波数変換回路への電源供給を行う電源回路と、前
記位相誤差積算回路の出力を保持し、また、その変化量
を保持して出力する変化量検出回路と、前記変化量検出
回路の出力を用いて前記受信スロット間での周波数補正
量を予測する周波数補正回路と、前記位相周波数変換回
路出力と前記周波数補正回路の出力のそれぞれを入力
し、前記受信スロット期間は前記位相周波数変換回路出
力を選択し、前記受信スロット間では前記周波数補正回
路出力を選択して出力端子へ出力するとともに、現在の
選択状態を示す電力供給信号を前記電源回路へ出力する
切替スイッチと、前記切替スイッチの出力に応じて周波
数制御を行う周波数制御回路とを具備し、前記電源回路
は、切替スイッチが周波数補正回路出力を選択している
ことを示す電力供給信号が入力されているときには、前
記位相誤差測定回路、位相誤差積算回路および位相周波
数変換回路への電源供給を行わないことを特徴とする。
【0009】本発明の他の形態による位相変位変調方式
の無線通信装置における周波数安定化装置は、位相変位
変調方式により変調された信号を時分割多重方式で通信
する無線通信装置の周波数安定化装置において、受信ス
ロット期間における受信信号とシンボル点との位相誤差
を測定する位相誤差側定回路と、前記位相誤差測定回路
出力を積算する位相誤差積算回路と、前記位相誤差積算
回路の出力を周波数誤差に変換する位相周波数変換回路
と、前記位相誤差測定回路、位相誤差積算回路および位
相周波数変換回路への電源供給を行う電源回路と、前記
位相誤差積算回路の出力を保持し、また、その変化量を
保持して出力する変化量検出回路と、前記変化量検出回
路の出力を用いて前記受信スロット間での周波数補正量
を予測する周波数補正回路と、前記位相周波数変換回路
出力と前記周波数補正回路の出力のそれぞれを入力し、
前記受信スロット期間は前記位相周波数変換回路出力を
選択し、前記受信スロット間では前記周波数補正回路出
力を選択して出力端子へ出力する切替スイッチと、前記
切替スイッチの出力に応じて周波数制御を行う周波数制
御回路とを具備し、前記電源回路は、受信スロット間で
は、前記位相誤差測定回路、位相誤差積算回路および位
相周波数変換回路への電源供給を行わないことを特徴と
する。
【0010】本発明のさらに他の形態による位相変位変
調方式の無線通信装置における周波数安定化装置は、位
相変位変調方式により変調された信号を時分割多重方式
で通信する無線通信装置の周波数安定化装置において、
受信スロット期間における受信信号とシンボル点との位
相誤差を測定する位相誤差側定回路と、前記位相誤差測
定回路出力を積算する位相誤差積算回路と、前記位相誤
差積算回路の出力を周波数誤差に変換する位相周波数変
換回路と、前記位相誤差測定回路、位相誤差積算回路お
よび位相周波数変換回路への電源供給を行う電源回路
と、前記位相誤差積算回路の出力を保持し、また、その
変化量を保持して出力する変化量検出回路と、前記位相
周波数変換回路出力と前記変化量検出回路の出力のそれ
ぞれを入力し、前記受信スロット期間は前記位相周波数
変換回路出力を選択し、前記受信スロット間では前記変
化量検出回路を選択して出力端子へ出力するとともに、
現在の選択状態を示す電力供給信号を前記電源回路へ出
力する切替スイッチと、前記切替スイッチの出力を用い
て周波数補正量を予測する周波数補正回路と、前記周波
数補正回路の出力に応じて周波数制御を行う周波数制御
回路とを具備し、前記電源回路は、切替スイッチが変化
量検出回路出力を選択していることを示す電力供給信号
が入力されているときには、前記位相誤差測定回路、位
相誤差積算回路および位相周波数変換回路への電源供給
を行わないことを特徴とする。
【0011】本発明のさらに他の形態による位相変位変
調方式の無線通信装置における周波数安定化装置は、位
相変位変調方式により変調された信号を時分割多重方式
で通信する無線通信装置の周波数安定化装置において、
受信スロット期間における受信信号とシンボル点との位
相誤差を測定する位相誤差側定回路と、前記位相誤差測
定回路出力を積算する位相誤差積算回路と、前記位相誤
差積算回路の出力を周波数誤差に変換する位相周波数変
換回路と、前記位相誤差測定回路、位相誤差積算回路お
よび位相周波数変換回路への電源供給を行う電源回路
と、前記位相誤差積算回路の出力を保持し、また、その
変化量を保持して出力する変化量検出回路と、前記位相
周波数変換回路出力と前記変化量検出回路出力のそれぞ
れを入力し、前記受信スロット期間は前記位相周波数変
換回路出力を選択し、前記受信スロット間では前記変化
量検出回路出力を選択して出力端子へ出力する切替スイ
ッチと、前記切替スイッチの出力を用いて周波数補正量
を予測する周波数補正回路と、前記周波数補正回路の出
力に応じて周波数制御を行う周波数制御回路とを具備
し、前記電源回路は、受信スロット間では、前記位相誤
差測定回路、位相誤差積算回路および位相周波数変換回
路への電源供給を行わないことを特徴とする。
【0012】上記のいずれの場合においても、前記変化
量検出回路は、前記位相誤差積算回路より出力される位
相誤差の受信スロット期間の前半と後半における位相誤
差の差を検出する減算回路を有するものとしてもよい。
【0013】
【作用】周波数の安定化が特に重要となる受信スロット
期間においては、位相誤差測定回路、位相誤差積算回路
および位相周波数変換回路からなる高安定化受信回路
電源回路が供給されるとともに、該高安定化受信回路
力が選択されてこれに基づいた周波数制御が行われる。
受信スロット間では、高安定化受信回路に電源が供給さ
れることはなく、変化量検出回路の出力に基づいた周波
数制御が行われる。
【0014】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0015】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。
【0016】図1において、本実施例の周波数安定化装
置は、受信スロット期間に入力される信号のシンボル点
からの位相誤差を測定する位相誤差測定回路1と、この
位相誤差測定回路1の出力を積算する位相誤差積算回路
2と、この位相誤差積算回路2の出力を周波数誤差に変
換する位相周波数変換回路3と、位相誤差積算回路2の
出力の変化量を検出する変化量検出回路10と、この変
化量検出回路10の出力を用いて受信スロット以外のス
ロット間での周波数補正量を予測する周波数補正回路7
と、位相周波数変換回路3の出力と周波数補正回路7の
出力とを入力し、受信スロット間は前位相周波数変換回
路3の出力を選択して出力し、受信スロット以外のスロ
ット間では周波数補正回路7の出力を選択して出力する
切替スイッチ8と、この切替スイッチ8の出力によって
周波数制御を行う周波数制御回路9と、上記の位相誤差
測定回路1、位相誤差積算回路2および位相周波数変換
回路3から構成される高安定化受信回路への電源供給を
行う電源回路12より構成されている。
【0017】また、変化量検出回路10は受信スロット
期間の前半の位相誤差をラッチするラッチ回路4と、受
信スロット期間の後半の位相誤差をラッチするラッチ回
路5と、ラッチ回路4の出力とラッチ回路5の出力との
差を検出する減算回路6から構成されている。
【0018】本実施例を構成する各要素について以下に
説明する。
【0019】位相誤差測定回路1 本機能は、通常復調器が兼ねるものであり、実際の復調
器としては遅延検波器や、イコライザー等が挙げられ
る。遅延検波における位相誤差検出ブロックを図2に示
す。
【0020】図2中、位相誤差測定回路1は、破線内に
設けられたカウンタ201、シンボルタイミング検出回
路202、ラッチ回路203,204および減算回路2
05によって構成されている。
【0021】シンボルタイミング検出回路202は基地
からの送信信号に含まれるシンボルクロックを再生し、
同期クロックが出力される。
【0022】π/4DQPSK変調においては、時刻t
0の時の位相からその1シンボル周期”T”後の位相を
変化させる事によってデータを伝送しており、位相の変
化量π/4,3π/4,−π/4,−3π/4,に、そ
れぞれ00,01,10,11を割り当てている。位相データは
入力信号の1周期分で1回転するカウンタ201によっ
て作り出される。前記カウンタ201の出力は、シンボ
ルタイミング検出回路202より出力される同期クロッ
クのタイミングで、nビットのパラレルデータとしてラ
ッチ回路203にラッチされる。また、この時、ラッチ
回路204には1周期前の同期クロックでラッチ回路2
03にラッチされていたデータが同時にラッチされる。
これらの各ラッチ回路203,204の出力は減算器回
路205に入力され、該減算回路205にて各入力の位
相差情報が得られる。この位相差情報のうち、上位2ビ
ットが先に述ベたπ/4,3π/4,・・・等の位相情
報に相当し、下位n−2ビットが位相誤差量に相当す
る。
【0023】位相誤差積算回路2 通常ホワイトノイズ下においては、位相誤差1を一定時
間積算すると、その積算値は+と−で相殺されて理想的
には0になるが、周波数オフセットを持つ場合、位相誤
差の積算値は+、−いずれか一方向に積算される。ここ
で使用する積算器は入力n−2ビットを2の補数表現で
積算し、この結果、CARRY/BORROWを出力させる。
【0024】位相周渡数変換回路3 前記位相誤差積算回路の出力から周波数制御信号にデー
タ変換し、そのデータをもとに周波数制御回路へ制御デ
ータを出力する。図2に示す例では、前記位相誤差積算
回路の出力から周波数制御信号にデータ変換するところ
に、U/Dカウンタ206が使用され、周波数制御回路
へ制御データを出力する回路にD/Aコンバータ207
が使用されている。
【0025】周波数補正回路7 受信スロット間に周波数誤差の補正動作変化量を検出
し、その検出量に応じて周波数補正パルスを出力する。
積算された周波数誤差の一定時間当たりの変化量の符号
と大きさを求め、これらを補う、正補正出力、負補正出
力のうちのいずれかを変化させるとともに補正間隔を変
化させる。
【0026】なお、本実施例の回路の後段には搬送波成
分に基準搬送波を同期させるためのPLL回路または狭
帯域フィルタが設けられるが、上記の周波数補正回路7
の各出力および間隔は、後段に設けられる回路の特性に
応じて所定の係数を掛けてもよい。
【0027】周波数制御回路9 制御量に応じて周波数を可変出来る発振器がその例とし
てあげられる。通常はPLLをかけているので、PLL
のリファレンス発振器にその制御をかける。
【0028】次に、本実施例の動作について説明する。
【0029】図1において、時分割多重方式の受信信号
周波数に対し受信機の周波数を一致させる場合、受信ス
ロット期間に受信された信号は位相誤差測定回路1に入
力され、シンボル点からの位相誤差情報に変換されて位
相誤差積算回路2に出力される。
【0030】受信信号周波数と受信機の周波数が一致し
ていない場合、位相誤差積算回路2において位相誤差積
算値はプラス又はマイナスのどちらか一方に変化する。
位相誤差積算回路2の出力は位相周波数変換回路3にお
いて周波数誤差に変換される。また位相誤差積算回路2
の出力は受信スロット期間で2度だけ立ち上がる変化量
検出信号Sckによってラッチ回路4、ラッチ回路5にラ
ッチされる。
【0031】上記の変化量検出信号Sckは、各ラッチ回
路4,ラッチ回路5が、受信スロット期間中の任意の時
刻で位相変化量を検出し、一定時間当たりの位相変化を
求める為に使用する。
【0032】ラッチ回路4から出力される1パルス遅れ
た位相誤差積算情報とラッチ回路5から出力される位相
誤差積算情報はそれぞれ減算回路6に入力される。減算
回路6においてラッチ回路4の出力とラッチ回路5の出
力の差が検出され周波数補正回路7ヘ出力される。
【0033】ここで、受信スロット検出信号Sscについ
て述べると、TDMAによる通信においては、お互いに
割り当てられたタイムスロットを認識するために、送信
されてくるスロット中、定まった位置に予めわかってい
る特定のデータパターンを入れている。受信装置におい
ては、この特定のデータパターンから割り当てられたタ
イムスロットを検出する。この検出されたタイムスロッ
トの間だけ”H”の状態を維持する信号を作り、これを
受信スロット検出信号とする。
【0034】周波数補正回路7は位相誤差の差の情報を
もとに受信スロット間での周波補正値を決定し出力す
る。位相周波数変換回路3の出力と周波数補正回路7の
出力はそれぞれ切替スイッチ8に入力される。
【0035】切替スイッチ8は、上記の位相周波数変換
固路3および周波数補正回路7の各出力の他に、受信ス
ロット間の周波数収束動作における変化量を検出するた
めの信号である受信スロット検出信号Sscを入力するも
ので、該受信スロット検出信号Sscよって、現在受信ス
ロット期間であるか、受信スロット間であるかを確認し
ている。
【0036】切替スイッチ8は、受信スロット期間であ
る場合には、位相周波数変換回路3の出力を選択して出
力端子へ出力し、受信スロット間である場合には、周波
数補正回路7の出力を選択して出力端子へ出力する。さ
らに、現在、いずれの入力を選択しているかを示す電力
供給制御信号SPWを電源回路12へ出力する。
【0037】電源回路12では、切替スイッチ8が周波
数補正回路7の出力を選択していることを示す電力供給
制御信号SPWが入力されたときには給電線PLを介して
行う位相誤差測定回路1、位相誤差積算回路2および位
相周波数変換回路3から構成される高安定化受信回路
の電源供給を停止する
【0038】周波数制御回路9は、切替スイッチ8の出
力を入力し、これに応じた周波数制御を行う。このた
め、本実施例においては、周波数制御が特に重要となる
受信スロット期間には、位相誤差測定回路1、位相誤差
積算回路2および位相周波数変換回路3から構成される
高安定化受信回路に電源供給がなされ、該高安定化受信
回路出力による周波数の安定化が行われる。また、受信
スロット間は変化量検出回路10の出力に基づいた周波
数の安定化が行われるが、このときには高安定化受信回
には電源の供給がなされることはなく、消費電力が低
減されたものとなっている。
【0039】なお、上述した実施例においては、受信ス
ロット信号SSCを入力した切替スイッチ8が、その内容
に応じて現在の選択状態を示す電力供給信号SPWを出力
し、該電力供給信号SPWの内容に応じて電源回路12が
電源の供給状態を決定するものとして説明したが、電源
回路12が受信スロット信号SSCを入力し、その内容に
応じて電源の供給状態を決定するものとし、切替スイッ
チ8は電力供給信号SPWを出力することなく、単に切替
動作のみを行うものとしてもよい。
【0040】また、高安定化受信回路内には周波数補正
回路7と同様の補正回路が設けられているが、構成を簡
単化を図るために共通な補正回路を切替スイッチ8と周
波数制御回路9との間に設けてもよく、本発明の構成
は、上記の実施例の形態に限定されるものではない。
【0041】また、位相変位変調方式としてπ/4DQ
PSK変調方式により変調を行うものとして説明した
が、位相変位変調方式にはこの他にも様々な方式、例え
ばQPSK変調等がある。本発明は、これらの位相変位
変調方式のいずれにも適用可能であり、位相変位変調方
式も特に限定されることはない。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので以下に記載するような効果を奏する。
【0043】受信スロット期間においてだけ、位相誤差
測定回路、位相誤差積算回路および位相周波数変換回路
からなる高安定化受信回路を動作させ、受信スロット期
間は該高安定化受信回路による位相誤差の積算値を用い
て周波数制御を行い、受信スロット間においては、受信
スロットの位相誤差の変化量を用いて周波数制御を行う
ことにより、連続で周波数安定化装置を動作させていて
も、高安定化受信回路の動作は受信スロット期間のみと
なり、高安定化受信回路の消費電力を低減させることが
できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した実施例で用いられる遅延検波にお
ける位相誤差検出ブロックを示す図である。
【図3】従来の周波数安定化装置の一例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 位相誤差測定回路 2 位相誤差積算回路 3 位相周波数変換回路 4,5,203,204 ラッチ回路 6,205 減算回路 7 周波数補正回路 8 切替スイッチ 9 周波数制御回路 10 変化量検出回路 12 電源回路 201 カウンタ 202 シンボルタイミング検出回路 206 U/Dカウンタ 207 D/Aコンバータ Sck 変化量検出信号 Ssc 受信スロット検出信号 SPW 電力供給制御信号 PL 給電線

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相変位変調方式により変調された信号
    を時分割多重方式で通信する無線通信装置の周波数安定
    化装置において、 受信スロット期間における受信信号とシンボル点との位
    相誤差を測定する位相誤差側定回路と、 前記位相誤差測定回路出力を積算する位相誤差積算回路
    と、 前記位相誤差積算回路の出力を周波数誤差に変換する位
    相周波数変換回路と、 前記位相誤差測定回路、位相誤差積算回路および位相周
    波数変換回路への電源供給を行う電源回路と、 前記位相誤差積算回路の出力を保持し、また、その変化
    量を保持して出力する変化量検出回路と、 前記変化量検出回路の出力を用いて前記受信スロット間
    での周波数補正量を予測する周波数補正回路と、 前記位相周波数変換回路出力と前記周波数補正回路の出
    力のそれぞれを入力し、前記受信スロット期間は前記位
    相周波数変換回路出力を選択し、前記受信スロット間で
    は前記周波数補正回路出力を選択して出力端子へ出力す
    るとともに、現在の選択状態を示す電力供給信号を前記
    電源回路へ出力する切替スイッチと、 前記切替スイッチの出力に応じて周波数制御を行う周波
    数制御回路とを具備し、 前記電源回路は、切替スイッチが周波数補正回路出力を
    選択していることを示す電力供給信号が入力されている
    ときには、前記位相誤差測定回路、位相誤差積算回路お
    よび位相周波数変換回路への電源供給を行わないことを
    特徴とする位相変位変調方式の無線通信装置における周
    波数安定化装置。
  2. 【請求項2】 位相変位変調方式により変調された信号
    を時分割多重方式で通信する無線通信装置の周波数安定
    化装置において、 受信スロット期間における受信信号とシンボル点との位
    相誤差を測定する位相誤差側定回路と、 前記位相誤差測定回路出力を積算する位相誤差積算回路
    と、 前記位相誤差積算回路の出力を周波数誤差に変換する位
    相周波数変換回路と、 前記位相誤差測定回路、位相誤差積算回路および位相周
    波数変換回路への電源供給を行う電源回路と、 前記位相誤差積算回路の出力を保持し、また、その変化
    量を保持して出力する変化量検出回路と、 前記変化量検出回路の出力を用いて前記受信スロット間
    での周波数補正量を予測する周波数補正回路と、 前記位相周波数変換回路出力と前記周波数補正回路の出
    力のそれぞれを入力し、前記受信スロット期間は前記位
    相周波数変換回路出力を選択し、前記受信スロット間で
    は前記周波数補正回路出力を選択して出力端子へ出力す
    る切替スイッチと、 前記切替スイッチの出力に応じて周波数制御を行う周波
    数制御回路とを具備し、 前記電源回路は、受信スロット間では、前記位相誤差測
    定回路、位相誤差積算回路および位相周波数変換回路へ
    の電源供給を行わないことを特徴とする位相変位変調方
    式の無線通信装置における周波数安定化装置。
  3. 【請求項3】 位相変位変調方式により変調された信号
    を時分割多重方式で通信する無線通信装置の周波数安定
    化装置において、 受信スロット期間における受信信号とシンボル点との位
    相誤差を測定する位相誤差側定回路と、 前記位相誤差測定回路出力を積算する位相誤差積算回路
    と、 前記位相誤差積算回路の出力を周波数誤差に変換する位
    相周波数変換回路と、 前記位相誤差測定回路、位相誤差積算回路および位相周
    波数変換回路への電源供給を行う電源回路と、 前記位相誤差積算回路の出力を保持し、また、その変化
    量を保持して出力する変化量検出回路と、 前記位相周波数変換回路出力と前記変化量検出回路の出
    力のそれぞれを入力し、前記受信スロット期間は前記位
    相周波数変換回路出力を選択し、前記受信スロット間で
    は前記変化量検出回路を選択して出力端子へ出力すると
    ともに、現在の選択状態を示す電力供給信号を前記電源
    回路へ出力する切替スイッチと、 前記切替スイッチの出力を用いて周波数補正量を予測す
    る周波数補正回路と、 前記周波数補正回路の出力に応じて周波数制御を行う周
    波数制御回路とを具備し、 前記電源回路は、切替スイッチが変化量検出回路出力を
    選択していることを示す電力供給信号が入力されている
    ときには、前記位相誤差測定回路、位相誤差積算回路お
    よび位相周波数変換回路への電源供給を行わないことを
    特徴とする位相変位変調方式の無線通信装置における周
    波数安定化装置。
  4. 【請求項4】 位相変位変調方式により変調された信号
    を時分割多重方式で通信する無線通信装置の周波数安定
    化装置において、 受信スロット期間における受信信号とシンボル点との位
    相誤差を測定する位相誤差側定回路と、 前記位相誤差測定回路出力を積算する位相誤差積算回路
    と、 前記位相誤差積算回路の出力を周波数誤差に変換する位
    相周波数変換回路と、 前記位相誤差測定回路、位相誤差積算回路および位相周
    波数変換回路への電源供給を行う電源回路と、 前記位相誤差積算回路の出力を保持し、また、その変化
    量を保持して出力する変化量検出回路と、 前記位相周波数変換回路出力と前記変化量検出回路出力
    のそれぞれを入力し、前記受信スロット期間は前記位相
    周波数変換回路出力を選択し、前記受信スロット間では
    前記変化量検出回路出力を選択して出力端子へ出力する
    切替スイッチと、 前記切替スイッチの出力を用いて周波数補正量を予測す
    る周波数補正回路と、 前記周波数補正回路の出力に応じて周波数制御を行う周
    波数制御回路とを具備し、 前記電源回路は、受信スロット間では、前記位相誤差測
    定回路、位相誤差積算回路および位相周波数変換回路へ
    の電源供給を行わないことを特徴とする位相変位変調方
    式の無線通信装置における周波数安定化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の位相変位変調方式の無線通信装置における周波数安定
    化装置において、 前記変化量検出回路は、前記位相誤差積算回路より出力
    される位相誤差の受信スロット期間の前半と後半におけ
    る位相誤差の差を検出する減算回路を有することを特徴
    とする位相変位変調方式の無線通信装置における周波数
    安定化装置。
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