JP2791767B2 - 吊り上げ用アンカーボルト - Google Patents
吊り上げ用アンカーボルトInfo
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- JP2791767B2 JP2791767B2 JP21499696A JP21499696A JP2791767B2 JP 2791767 B2 JP2791767 B2 JP 2791767B2 JP 21499696 A JP21499696 A JP 21499696A JP 21499696 A JP21499696 A JP 21499696A JP 2791767 B2 JP2791767 B2 JP 2791767B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、アンカーボルト
の頭部をカプラーの係合溝部に係合せしめた状態で、大
型コンクリートブロックを反転する等の作業をする場合
に、前記アンカーボルトの頭部がカプラーの係合溝部内
において円滑な運動を行うことができるとともに、衝撃
等の発生を可及的に防止することができるようにした吊
り上げ用アンカーボルトに関するものである。
の頭部をカプラーの係合溝部に係合せしめた状態で、大
型コンクリートブロックを反転する等の作業をする場合
に、前記アンカーボルトの頭部がカプラーの係合溝部内
において円滑な運動を行うことができるとともに、衝撃
等の発生を可及的に防止することができるようにした吊
り上げ用アンカーボルトに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】大型コンクリートブロック又は大型機械
は、その重量が大であるため人間が手で持ち上げること
が不可能であり、そのためクレーン又はホイスト等の重
機によって吊り上げ、移動せしめることはすでに行われ
ている。そしてこの場合、吊り上げ対象である前記大型
コンクリートブロック等にワイヤーを巻き付けて行うこ
とは論理的には可能ではあるが、このワイヤーの巻き付
け作業自体大変な作業となるため、あらかじめ前記大型
コンクリートブロック等にアンカーボルトを植設すると
ともに、このアンカーボルトにカプラーを係合せしめ、
このカプラーをクレーン等に直接又は間接に連結するこ
とによって行われていたのであった。
は、その重量が大であるため人間が手で持ち上げること
が不可能であり、そのためクレーン又はホイスト等の重
機によって吊り上げ、移動せしめることはすでに行われ
ている。そしてこの場合、吊り上げ対象である前記大型
コンクリートブロック等にワイヤーを巻き付けて行うこ
とは論理的には可能ではあるが、このワイヤーの巻き付
け作業自体大変な作業となるため、あらかじめ前記大型
コンクリートブロック等にアンカーボルトを植設すると
ともに、このアンカーボルトにカプラーを係合せしめ、
このカプラーをクレーン等に直接又は間接に連結するこ
とによって行われていたのであった。
【０００３】前記大型コンクリートブロック等を吊り上
げるということは、この大型コンクリートブロック等を
移動するためでもあるが、その設置に対する姿勢の矯正
（反転又は横転等の方向転換を含む。）を行う場合もあ
るのである。
げるということは、この大型コンクリートブロック等を
移動するためでもあるが、その設置に対する姿勢の矯正
（反転又は横転等の方向転換を含む。）を行う場合もあ
るのである。
【０００４】ところで従来一般に用いられていた前記吊
り上げ用アンカーボルトａは図７に示すように、下端に
ボルト軸部ｂより径大な基部ｃが、また上端にはボルト
軸部ｂより径大な頭部ｄをそれぞれ形成していたのであ
る。
り上げ用アンカーボルトａは図７に示すように、下端に
ボルト軸部ｂより径大な基部ｃが、また上端にはボルト
軸部ｂより径大な頭部ｄをそれぞれ形成していたのであ
る。
【０００５】そしてこの吊り上げ用アンカーボルトａの
前記径大な頭部ｄが大型コンクリートブロックの外部に
飛出するようにその基部ｃを、大型コンクリートブロッ
クの成型時に該ブロックに植設し、後述する吊り上げ用
カプラーの係合溝部に係合せしめて吊り上げるのである
が、前記図７に示すように吊り上げ用アンカーボルトａ
の頭部ｄは、平面視でボルト軸部ｂと相似形の円形状に
形成されてはいたが、正面視では円柱部ｅとテーパー面
ｆを有する円錐台形ｇから構成されており、したがって
前記円柱部ｅと円錐台形ｇとの間に形成される稜線ｈは
角部をなしていたのである。
前記径大な頭部ｄが大型コンクリートブロックの外部に
飛出するようにその基部ｃを、大型コンクリートブロッ
クの成型時に該ブロックに植設し、後述する吊り上げ用
カプラーの係合溝部に係合せしめて吊り上げるのである
が、前記図７に示すように吊り上げ用アンカーボルトａ
の頭部ｄは、平面視でボルト軸部ｂと相似形の円形状に
形成されてはいたが、正面視では円柱部ｅとテーパー面
ｆを有する円錐台形ｇから構成されており、したがって
前記円柱部ｅと円錐台形ｇとの間に形成される稜線ｈは
角部をなしていたのである。
【０００６】一方、後述するカプラーの前記係合溝部
は、その断面形状が湾曲状に形成されていた。このよう
に湾曲状に形成されていた理由は、応力を分散させるた
めであった。
は、その断面形状が湾曲状に形成されていた。このよう
に湾曲状に形成されていた理由は、応力を分散させるた
めであった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】前記カプラーに対して
吊り上げ用アンカーボルトａの頭部ｄを係合し、大型コ
ンクリートブロック等を吊り上げる場合、係合溝部に対
する頭部ｄの接触は、前記角部の稜線ｈによって行われ
ていたことになる。すなわちカプラーの係合溝部に対し
て頭部ｄは線接触又は点接触である。
吊り上げ用アンカーボルトａの頭部ｄを係合し、大型コ
ンクリートブロック等を吊り上げる場合、係合溝部に対
する頭部ｄの接触は、前記角部の稜線ｈによって行われ
ていたことになる。すなわちカプラーの係合溝部に対し
て頭部ｄは線接触又は点接触である。
【０００８】したがって、前記のように吊り上げる場合
には、前記稜線ｈによる接触線又は接触点に大型コンク
リートブロック等の全荷重が集中的に掛かるのみなら
ず、係合溝部に対する頭部ｄの馴染みが悪く、かつ大型
コンクリートブロック等を反転、横転等をせしめる場合
には、頭部ｄの係合溝部内における運動（移動）が円滑
に行われにくく、しかもその際に大きな衝撃が発生する
等、諸般好ましくない状態となっていたのであった。
には、前記稜線ｈによる接触線又は接触点に大型コンク
リートブロック等の全荷重が集中的に掛かるのみなら
ず、係合溝部に対する頭部ｄの馴染みが悪く、かつ大型
コンクリートブロック等を反転、横転等をせしめる場合
には、頭部ｄの係合溝部内における運動（移動）が円滑
に行われにくく、しかもその際に大きな衝撃が発生する
等、諸般好ましくない状態となっていたのであった。
【０００９】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明に係る吊
り上げ用アンカーボルトは前記の課題を解決するため
に、大型コンクリートブロック等に植設し、吊り上げ用
カプラーに形成した係合溝部に係合せしめて前記大型コ
ンクリートブロック等を吊り上げるための、大径基部と
大径頭部を有する吊り上げ用アンカーボルトにおいて、
前記大径頭部のうち、少なくとも前記吊り上げ用カプラ
ーの前記係合溝部に接する面を、係合溝部の該接触面に
対応する球面状に形成したものである。
り上げ用アンカーボルトは前記の課題を解決するため
に、大型コンクリートブロック等に植設し、吊り上げ用
カプラーに形成した係合溝部に係合せしめて前記大型コ
ンクリートブロック等を吊り上げるための、大径基部と
大径頭部を有する吊り上げ用アンカーボルトにおいて、
前記大径頭部のうち、少なくとも前記吊り上げ用カプラ
ーの前記係合溝部に接する面を、係合溝部の該接触面に
対応する球面状に形成したものである。
【００１０】
【作用】すなわちこの発明に係る吊り上げ用アンカーボ
ルトにあっては、吊り上げ用カプラーの係合溝部に吊り
上げ用アンカーボルトを係合せしめた場合に、このアン
カーボルトの頭部が前記係合溝部の形状に馴染み、かつ
面接触することになり、前記頭部が前記係合溝部内にお
いて円滑な運動を行うことができることになる。
ルトにあっては、吊り上げ用カプラーの係合溝部に吊り
上げ用アンカーボルトを係合せしめた場合に、このアン
カーボルトの頭部が前記係合溝部の形状に馴染み、かつ
面接触することになり、前記頭部が前記係合溝部内にお
いて円滑な運動を行うことができることになる。
【００１１】
【発明の実施の形態】次にこの発明に係る吊り下げ用ア
ンカーボルトの実施の形態を図１乃至図６に基づいて述
べると、１はこの発明に係る吊り上げ用アンカーボルト
であり、２はこの吊り上げ用アンカーボルト１のボルト
軸部である。３はこのボルト軸部２の下端に形成した基
部であり、この基部３はボルト軸部２よりも径大に形成
してある。４は前記ボルト軸部２の上端に形成した頭部
であり、この頭部４もボルト軸部２より径大に形成して
ある。
ンカーボルトの実施の形態を図１乃至図６に基づいて述
べると、１はこの発明に係る吊り上げ用アンカーボルト
であり、２はこの吊り上げ用アンカーボルト１のボルト
軸部である。３はこのボルト軸部２の下端に形成した基
部であり、この基部３はボルト軸部２よりも径大に形成
してある。４は前記ボルト軸部２の上端に形成した頭部
であり、この頭部４もボルト軸部２より径大に形成して
ある。
【００１２】以上のように形成されている吊り上げ用ア
ンカーボルト１はいかなる横断面も円形をなす円柱状に
形成されているとともに、前記頭部４は後述する意味に
おいて球面状に形成されている。
ンカーボルト１はいかなる横断面も円形をなす円柱状に
形成されているとともに、前記頭部４は後述する意味に
おいて球面状に形成されている。
【００１３】５は略楕円形に形成し、その一部にストッ
パープレート６を連結した吊り下げシャックルであり、
７は前記吊り下げシャックル５に対して全方位に回動自
在に連結した吊り上げ用カプラーである。
パープレート６を連結した吊り下げシャックルであり、
７は前記吊り下げシャックル５に対して全方位に回動自
在に連結した吊り上げ用カプラーである。
【００１４】この吊り上げ用カプラー７には、その中央
に前記吊り下げシャックル５を挿通するために貫通孔８
が形成されているとともに、一部に外方へ飛出するスト
ッパーレバー９を形成してあり、かつ他の一部には前記
吊り上げ用アンカーボルト１の径大な頭部４を前記吊り
上げ用カプラー７内に挿入するための導入口１０と、こ
の導入口１０に連通する係合溝部１１が形成されてい
る。
に前記吊り下げシャックル５を挿通するために貫通孔８
が形成されているとともに、一部に外方へ飛出するスト
ッパーレバー９を形成してあり、かつ他の一部には前記
吊り上げ用アンカーボルト１の径大な頭部４を前記吊り
上げ用カプラー７内に挿入するための導入口１０と、こ
の導入口１０に連通する係合溝部１１が形成されてい
る。
【００１５】前記吊り上げ用カプラー７の前記導入口１
０の口径は、前記吊り上げ用アンカーボルト１の頭部４
を挿入することができる大きさとし、またこの導入口１
０に連通する係合溝部１１は吊り上げ用アンカーボルト
１の径大な頭部４が前記係合溝部１１に沿って移動可能
な空間部１２と吊り上げ用アンカーボルト１のボルト軸
部２が移動可能なスリット部１３によって構成されてい
る。
０の口径は、前記吊り上げ用アンカーボルト１の頭部４
を挿入することができる大きさとし、またこの導入口１
０に連通する係合溝部１１は吊り上げ用アンカーボルト
１の径大な頭部４が前記係合溝部１１に沿って移動可能
な空間部１２と吊り上げ用アンカーボルト１のボルト軸
部２が移動可能なスリット部１３によって構成されてい
る。
【００１６】そして前記係合溝部１１に吊り上げ用アン
カーボルト１の頭部４を挿入した場合、この頭部４の係
合溝部１１に対する部分、すなわち主としてスリット部
１３の両側内面は連続した湾曲状をなしている。
カーボルト１の頭部４を挿入した場合、この頭部４の係
合溝部１１に対する部分、すなわち主としてスリット部
１３の両側内面は連続した湾曲状をなしている。
【００１７】尚、以上の吊り上げ用カプラー７は前記従
来の技術の欄に述べた公知（例えば特公昭６０−４５１
１４号公報等）のものである。
来の技術の欄に述べた公知（例えば特公昭６０−４５１
１４号公報等）のものである。
【００１８】また前記の吊り上げ用アンカーボルト１の
頭部４に形成した球状面は、前記吊り上げ用カプラー７
の前記係合溝部１１の湾曲面に対応するものである。
頭部４に形成した球状面は、前記吊り上げ用カプラー７
の前記係合溝部１１の湾曲面に対応するものである。
【００１９】しかして大型コンクリートブロック１４
に、その成型時に吊り上げ用アンカーボルト１を、その
基部３を埋設するように植設する。この場合、従来より
一般に行われていたと同様に、半球状の型材（フォーマ
ー）を用いて、前記大型コンクリートブロック１４に椀
状の凹部１５を形成し、前記吊り上げ用アンカーボルト
１を前記凹部１５の中心に位置せしめ、かつ吊り上げ用
アンカーボルト１の頭部４は前記凹部１５中に飛出する
ように植設することが、大型コンクリートブロック１４
の取り扱い上好ましい。
に、その成型時に吊り上げ用アンカーボルト１を、その
基部３を埋設するように植設する。この場合、従来より
一般に行われていたと同様に、半球状の型材（フォーマ
ー）を用いて、前記大型コンクリートブロック１４に椀
状の凹部１５を形成し、前記吊り上げ用アンカーボルト
１を前記凹部１５の中心に位置せしめ、かつ吊り上げ用
アンカーボルト１の頭部４は前記凹部１５中に飛出する
ように植設することが、大型コンクリートブロック１４
の取り扱い上好ましい。
【００２０】そして従来と同様、吊り下げシャックル５
を介して吊り上げ用カプラー７をクレーン等のフックに
連結し、前記大型コンクリートブロック１４に植設した
吊り上げ用アンカーボルト１の頭部４を吊り上げ用カプ
ラー７の係合溝部１１に連通する導入口１０に挿入し、
挿入後、前記頭部４を幅広の空間部１２に、またボルト
軸部２をスリット部１３に通しつつ吊り上げ用カプラー
７を回転せしめ、図２０に示すように吊り下げシャック
ル５、吊り上げ用カプラー７及び吊り上げ用アンカーボ
ルト１の全体をあたかも垂直状態にして上方のクレーン
によって吊り上げるのである。
を介して吊り上げ用カプラー７をクレーン等のフックに
連結し、前記大型コンクリートブロック１４に植設した
吊り上げ用アンカーボルト１の頭部４を吊り上げ用カプ
ラー７の係合溝部１１に連通する導入口１０に挿入し、
挿入後、前記頭部４を幅広の空間部１２に、またボルト
軸部２をスリット部１３に通しつつ吊り上げ用カプラー
７を回転せしめ、図２０に示すように吊り下げシャック
ル５、吊り上げ用カプラー７及び吊り上げ用アンカーボ
ルト１の全体をあたかも垂直状態にして上方のクレーン
によって吊り上げるのである。
【００２１】これによって吊り上げ用カプラー７の係合
溝部１１の湾曲面には吊り上げ用アンカーボルト１の頭
部４の球状面が接することになる。
溝部１１の湾曲面には吊り上げ用アンカーボルト１の頭
部４の球状面が接することになる。
【００２２】また単に吊り上げるのみならず、前記のよ
うに吊り上げ用カプラー７と吊り上げ用アンカーボルト
１を連結した状態で大型コンクリートブロック１４を反
転、横転等の姿勢の矯正を行うこともあるが、この場合
においては、吊り上げ用アンカーボルト１のボルト軸部
２が吊り上げ用カプラー７のスリット部１３に規制され
るとはいえ、その範囲で前記係合溝部１１中において吊
り上げ用アンカーボルト１の頭部４が移動することもあ
るが、この頭部４の球状面は吊り上げ用カプラー７の係
合溝部１１の湾曲面に沿いつつ移動することになるので
ある。
うに吊り上げ用カプラー７と吊り上げ用アンカーボルト
１を連結した状態で大型コンクリートブロック１４を反
転、横転等の姿勢の矯正を行うこともあるが、この場合
においては、吊り上げ用アンカーボルト１のボルト軸部
２が吊り上げ用カプラー７のスリット部１３に規制され
るとはいえ、その範囲で前記係合溝部１１中において吊
り上げ用アンカーボルト１の頭部４が移動することもあ
るが、この頭部４の球状面は吊り上げ用カプラー７の係
合溝部１１の湾曲面に沿いつつ移動することになるので
ある。
【００２３】尚、前記吊り上げ作業が終了し、吊り上げ
用アンカーボルト１を前記係合溝部１１から分離する場
合には、前記と逆の作用を行えばよいのである。
用アンカーボルト１を前記係合溝部１１から分離する場
合には、前記と逆の作用を行えばよいのである。
【００２４】
【発明の効果】前記のようにこの発明に係る吊り上げ用
アンカーボルトによれば、大型コンクリートブロック等
に植設し、吊り上げ用カプラーに形成した係合溝部に係
合せしめて前記大型コンクリートブロック等を吊上、横
転、反転等をなすための、大径基部と大径頭部を有する
吊り上げ用アンカーボルトにおいて、前記大径頭部のう
ち、少なくとも前記吊り上げ用カプラーの前記係合溝部
に接する面を、係合溝部の該接触面に対応する球面状に
形成してあるので、吊り上げ用カプラーの係合溝部に吊
り上げ用アンカーボルトを係合せしめた場合に、このア
ンカーボルトの頭部が前記係合溝部の形状に馴染み、従
来見られた線又は点による接触を避け面による接触を可
能にし、したがって載荷荷重が分散されることになり、
その結果アンカーボルトに対する応力集中が緩和される
ことになり、安全性の向上と吊り下げ時及び横転等の姿
勢変更時の円滑な運動が容易になるという効果を有する
のである。
アンカーボルトによれば、大型コンクリートブロック等
に植設し、吊り上げ用カプラーに形成した係合溝部に係
合せしめて前記大型コンクリートブロック等を吊上、横
転、反転等をなすための、大径基部と大径頭部を有する
吊り上げ用アンカーボルトにおいて、前記大径頭部のう
ち、少なくとも前記吊り上げ用カプラーの前記係合溝部
に接する面を、係合溝部の該接触面に対応する球面状に
形成してあるので、吊り上げ用カプラーの係合溝部に吊
り上げ用アンカーボルトを係合せしめた場合に、このア
ンカーボルトの頭部が前記係合溝部の形状に馴染み、従
来見られた線又は点による接触を避け面による接触を可
能にし、したがって載荷荷重が分散されることになり、
その結果アンカーボルトに対する応力集中が緩和される
ことになり、安全性の向上と吊り下げ時及び横転等の姿
勢変更時の円滑な運動が容易になるという効果を有する
のである。
【図１】この発明に係る吊り上げ用アンカーボルトの一
実施例を示す正面図である。
実施例を示す正面図である。
【図２】吊り上げ用カプラーの斜視図である。
【図３】吊り上げ用カプラーの縦断面図である。
【図４】図３のＡ−Ａ線断面図である。
【図５】吊り上げ用カプラーに対する吊り上げ用アンカ
ーボルトの頭部を挿入する状態を示す断面図である。
ーボルトの頭部を挿入する状態を示す断面図である。
【図６】吊り上げ用カプラーに対する吊り上げ用アンカ
ーボルトの係合状態を示す断面図である。
ーボルトの係合状態を示す断面図である。
【図７】従来例を示す正面図である。
１ 吊り上げ用アンカーボルト ２ ボルト軸部 ３ 基部 ４ 頭部 ５ 吊り下げシャックル ６ ストッパープレート ７ 吊り上げ用カプラー ８ 貫通孔 ９ ストッパーレバー １０ 導入口 １１ 係合溝部 １２ 空間部 １３ スリット部 １４ 大型コンクリートブロック １５ 凹部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B66C 1/66
Claims (1)
- 【請求項１】 大型コンクリートブロック等に植設し、
吊り上げ用カプラーに形成した係合溝部に係合せしめて
前記大型コンクリートブロック等を吊上、横転、反転等
をなすための、大径基部と大径頭部を有する吊り上げ用
アンカーボルトにおいて、前記大径頭部のうち、少なく
とも前記吊り上げ用カプラーの前記係合溝部に接する面
を、係合溝部の該接触面に対応する球面状に形成したこ
とを特徴とする吊り上げ用アンカーボルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21499696A JP2791767B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 吊り上げ用アンカーボルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21499696A JP2791767B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 吊り上げ用アンカーボルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1036064A JPH1036064A (ja) | 1998-02-10 |
| JP2791767B2 true JP2791767B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=16664981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21499696A Expired - Fee Related JP2791767B2 (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 吊り上げ用アンカーボルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2791767B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6830683B2 (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-17 | 株式会社Ｃｙｇｎｕｓ | ピンニング工法およびこれに用いられるピンニング工法用アンカーピン |
| JP2021138528A (ja) * | 2020-03-09 | 2021-09-16 | 久米彦 河野 | 吊治具、昇降装置、及び昇降方法 |
-
1996
- 1996-07-29 JP JP21499696A patent/JP2791767B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1036064A (ja) | 1998-02-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |