JP2791524B2 - 印刷物整列・載荷装置 - Google Patents

印刷物整列・載荷装置

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JP2791524B2
JP2791524B2 JP4085455A JP8545592A JP2791524B2 JP 2791524 B2 JP2791524 B2 JP 2791524B2 JP 4085455 A JP4085455 A JP 4085455A JP 8545592 A JP8545592 A JP 8545592A JP 2791524 B2 JP2791524 B2 JP 2791524B2
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薫 藤沢
文紀 村上
又男 中村
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NIPPON DENKI ENJINIARINGU KK
Kaneda Kikai Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新聞や雑誌等の印刷物
をキャリア装置へ受け渡す載荷装置の改良に係り、瓦状
に折口部を積み重ねた状態で輪転機等から排出されてく
る印刷物の姿勢の乱れを修正すると共に、印刷物相互間
の間隔を所定の寸法に正確に揃えることにより、印刷物
の折口部を一部づつ迅速且つ正確にキャリア装置側のグ
リッパ内へ挿入し、脱落等のトラブルを生ずることなく
確実に印刷物を受け渡しできるようにした印刷物整列・
載荷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】新聞印刷等の輪転機では、これに付設し
た折り畳み機で折り畳まれた複葉の印刷物(新聞)が、
デリバリーファンからその折口部を瓦状に積み重ねた状
態でデリバリーコンベア上へ排出されてくる。また、コ
ンベア上へ排出された印刷物はキャリア載荷部へ送ら
れ、ここでその折口部の中央が一部づつグリッパによっ
て把持され、カウンタースタッカ等を備えた発送処理装
置へ搬送されて行く。
【0003】図9は従前のこの種キャリア装置の載荷装
置の一例を示すものである(特開昭58−167349
号等)。図に於いて30はキャリア、31はガイドレー
ル、32はリンクチェーン、33はグリッパ、33aは
固定爪、33bは可動爪、33cは可動爪の支軸、33
dはストッパ、34は第1ベルトコンベア、35は第2
ベルトコンベア、36は加速用部材、37は搬送用ロー
ラ、38は印刷物である。瓦状に折口を積み重ねた状態
で速度V1で搬送されて来た印刷物38は、先ず約2倍
の速度V2=2V1で駆動中の第2ベルトコンベア35へ
引き継がれる。また、第2ベルトコンベア35へ引き継
がれた印刷物38は、これと同じ周速度で回転する加速
用部材36によってその上面側が前方へ掻き出されると
共に、コンベア35と同じ周速度で回転する搬送用ロー
ラ37によって前方へ押し出され、その先端部(折口
部)がグリッパ33のストッパ33dへ突き当たる。一
方、キャリア側のグリッパ33は、その作動用レバー3
9が予かじめカム板40に当接することにより開放され
ており、印刷物38の折口部がストッパ33dへ突き当
たるタイミングで、レバー39がカム板40から解放さ
れる。これにより、スプリング(図示省略)の弾性力に
よって可動爪33bが固定爪33a側へ回動し、印刷物
の折口部が両爪33a,33b間に把持される。
【0004】ところで、前記キャリアの載荷部に於い
て、印刷物を一部づつグリッパによって確実に且つ印刷
物の所定箇所を正確に掴み取るには、開放状態のグリッ
パ内へ正確に印刷物の端部を挿入する必要がある。ま
た、そのためには、デリバリーコンベアによってキャリ
アの載荷部へ瓦状に積み重なった状態で搬入されてくる
印刷物が、その姿勢や印刷物相互間の間隔を正確に規制
され、姿勢の乱れや間隔(ピッチ)のバラツキが皆無に
なっていることが必要となる。
【0005】図10は、上述の如き要件の達成を目的と
して開発されたデリバリーコンベアの一例を示すもので
ある(特開昭63−106266号等)。図に於いて4
1は輪転機に付設した排出用ファン、42a,42b,
43はガイド体、44はストッパ、45はデリバリーコ
ンベア、46は搬送コンベア、47はくわえ爪、48は
くわえ爪の閉鎖機構、49はくわえ爪の開放機構、50
は印刷物である。印刷機に付設された折り機(図示省
略)により折り込まれた新聞等の印刷物50は、その折
口50aを前方にしてガイド体42a,42bに沿って
排出され、ファン41の保持部41a内へ1部づつ挿入
される。ファン41の回転により、保持部41a内の印
刷物50の先端がストッパ44と接当すると、印刷物5
0が前方への進行を停止し、ファン保持部41aからデ
リバリーコンベア45上へ排出される。排出された印刷
物50の後端部は、矢印方向へ走行するデリバリーコン
ベア45のくわえ爪47内へ挿入され、所定のタイミン
グでくわえ爪閉鎖機構48が作動することにより、くわ
え爪47によって把持される。くわえ爪47により把持
された印刷物50は、その折口部50aを前方にして瓦
状の積み重ねとなり、デリバリーコンベア45によって
搬出される。また、コンベア45の下流側端部に於い
て、くわえ爪開放機構49によりくわえ爪47が開放さ
れることにより、印刷物50は搬送コンベア46へ引き
継がれ、所定の箇所へ搬送されていく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記図10のデリバリ
ーコンベア45は、くわえ爪47により印刷物50を一
部づつ把持してこれを強制的に搬出するため、瓦状に積
み重なった印刷物相互間の間隔にバラツキが生ずること
は殆ど無くまた、比較的整然とした姿勢で印刷物30が
搬出されてくる。そのため、印刷物をキャリアへ正確に
受け渡しすることができ、優れた実用的効用を奏するも
のである。しかし、従前のデリバリーコンベア45で
は、くわえ爪付きのベルトを必要とするうえ、ファン保
持部41aからの印刷物50の排出と、くわえ爪47の
閉鎖との間のタイミングを厳格に規制する必要があり、
装置が複雑になって製造コストの上昇を招くと共に、運
転管理に手数がかかると云う難点がある。また、従前の
デリバリーコンベアでは、くわえ爪47によって印刷物
50の後端部を部分的に把持すると共に、把持した印刷
物50を強制的に前方へ押し出すようにしているため、
印刷物50の把持部に損傷を生ずる頻度が高いうえ、万
一ファン41とデリバリーコンベア45との間で印刷物
50の詰まり等が生じた場合には、作動速度が高速であ
ることとも相俟って、機器や印刷物そのものの損傷の範
囲が著しく拡大すると云う難点がある。更に、従前のデ
リバリーコンベア45は構造が比較的複雑であって小型
化が著しく困難である。その結果、当該コンベアの設置
には輪転機の印刷物排出口近傍に比較的大きな設置スペ
ースを必要とすることになり、設置スペースの狭い既設
の印刷工場等へは、容易に適用できないと云う問題があ
る。
【0007】本件発明は、従前の印刷物整列・載荷装置
に於ける上述の如き問題を解決せんとするものであり、
簡単な構造の装置でもって輪転機等から排出されてきた
印刷物を自動的に所定の姿勢に整列させ、一定のピッチ
でもって正確に瓦状に積み重ねた状態でキャリア側へ正
確に受け渡し出来ると共に、狭い場所でも容易に設置で
きるようにした印刷物整列・載荷装置を提供するもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】整列部と載荷部とを備え
た印刷物整列・載荷装置に於いて、前記整列部を、一定
のピッチPで桟体17を有し且つ速度V1 で移動する受
取りコンベア3と、受取りコンベア3の両側に並設し
一定のピッチPで桟体17を有し且つ速度V1 で移
動する搬送コンベア4,4と、両搬送コンベア4,4
外側位置に平面視に於いて下流側を狭幅にして配設した
整列板5とから形成し、更に前記載荷部を、搬送コンベ
ア4の下流側に傾斜角αをもって配設した、前記受取り
コンベア3の桟体17のピッチPよりも大きな一定のピ
ッチQで桟体21を有し且つ前記受取りコンベア3の移
動速度V1 のQ/P倍の速度で移動する送込みコンベア
7と、搬送コンベア4の下流側端部に配設した、送込み
コンベア7へ引き継ぐ印刷物12の上方を押さえる押さ
えローラ9と、送込みコンベア7の上流側端部に配設
、送込みコンベア7へ引き継ぐ印刷物12の上方を押
えるプッシュローラ11とから形成し、瓦状に積み重ね
た状態で搬送されてくる印刷物12を一部づつキャリア
装置Bへ受け渡すことを発明の基本構成とするものであ
る。
【0009】
【作用】受取りコンベア3及び搬送コンベア4上へ瓦状
に積層されて来た印刷物12は、その後端部を桟体17
のピッチPの中間部分に保持された状態で下流側へ移送
される。更に、姿勢の乱れた印刷物12は、両側に平面
視でハ状に配設した整列板5によって乱れが修正され、
前方への進行と共に所定の姿勢に整列されて行く。コン
ベア3及びコンベア4の桟体17により後端部12bを
保持された状態で移送されてきた印刷物12は、送込み
コンベア7へ引き継がれる。この引き継ぎ部に於いて、
プッシュローラ11によって印刷物12は下方へ強制的
に押し付けられ、これによって、印刷物の後端部12b
が確実に送込みコンベア7の桟体21に係合する。ま
た、印刷物のピッチPに多少の狂いがあっても、プッシ
ュローラ11と送込みコンベア7の桟体21との協働に
よって引き継ぎ部に於いて印刷物12がスリップを起こ
し、前記ピッチPの狂いが修正される。これにより、全
ての印刷物の後端部が桟体21へ自動的に係合すること
になる。送込みコンベア7により搬送された印刷物12
は、順次その折口部12aをグリッパー23内へ挿入さ
れ、キャリア装置B側へ受け渡しされて行く。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明に係る印刷物整列・載荷装置を輪
転機の印刷物取出しファンAとキャリア装置B間へ配設
した場合の側面概要図であり、図2はコンベア部の平面
図である。尚、本実施例では印刷物整列・載荷装置を印
刷物取出しファンAとキャリア装置Bとの間へ配設して
いるが、印刷物の供給側はファンA以外の装置例えば他
のキャリア装置の脱荷部であってもよいことは勿論であ
る。
【0011】図1及び図2に於いて、Aは印刷物取出し
ファン、Bはキャリア装置、Cは印刷物整列・載荷装置
である。当該印刷物整列・載荷装置Cは整列部Dと載荷
部Eとから形成されており、前者の整列部Dは受取りコ
ンベア3、搬送コンベア4、整列板5等から、更に後者
の載荷部Eは傾斜状に配設した送込みコンベア7、空気
箱8、押えローラ9、受けローラ10、プッシュローラ
11等から形成されている。即ち、前記整列部Dは、図
2に示す如く受取りコンベア3とその両側の搬送コンベ
ア4,4とから形成されており、同様に前記載荷部E
は、図2に示す如く送込みコンベア7とその両側の空気
箱8,8とから形成されており、空気箱8の上面は多孔
板8aとなっている。尚、図1に於いて1はコンベア駆
動装置、2はローラ駆動装置である。
【0012】図3及び図4は前記整列部Dの側面図及び
平面図である。図3及び図4を参照して、印刷物取出し
ファンAは、輪転機の折り機に於いて折り畳まれた新聞
等の印刷物12を、1部づつ一定の間隔を置いて受取り
コンベア3上へ排出するものであり、公知の装置であ
る。本実施例では、60,000〜75,000部/H
の割合で20頁〜40頁程度の新聞を排出し得るファン
Aが使用されており、ファンAから排出された印刷物1
2は、その折口部12aを前方にして受取りコンベア3
上へ、約76mmの相互間隔で瓦状に積み重ねられて行
く。
【0013】前記受取りコンベア3は、従動ローラ13
及び駆動ローラ14等に卷回されたエンドレス状の桟付
きベルトから形成されている。また、前記受取りコンベ
ア3の両側には、従動ローラ15及び駆動ローラ16等
に卷回されたエンドレス状の桟付きベルトから成る搬送
コンベア4,4が夫々配設されている。前記受取りコン
ベア3及び搬送コンベア4を形成する桟付きベルトは、
図5に示すように、一定のピッチPで断面が台形状の桟
体17をベルト上に一体的に突設したものであり、本実
施例では厚さ約5〜10mm、幅約100〜150mm
の合成樹脂製ベルトの上に、高さ約4〜6mm、幅約4
〜6mmの桟体17が約76mmのピッチPでもって一
体的に形成されている。また当該桟付きベルトの裏面側
には、駆動ローラ14の外周面の駆動歯に噛合する係合
溝18が形成されている。受取りベルト3及び搬送ベル
ト4は、コンベア駆動装置1により駆動用ローラ14,
16を介して回転駆動され、取出しファンAからの印刷
物12の供給数に応じた速度で走行される。より具体的
には、所定数の印刷物12が約76mmのピッチでもっ
て瓦状に積み重なるような速度V1 で回転駆動される。
尚、本実施例では、桟付きベルトの桟体17を断面形状
が台形の横桟としているが、桟体17の断面形状は矩形
であっても、或いは三角形や半円形であっても良い。
【0014】前記整列板5は、ほぼ400〜600mm
程度の長さ寸法を有しており、両側の搬送コンベア4の
外側位置に竪向に配設され、且つその印刷物の受入れ側
は、平面視に於いて若干ハ状に拡げられている(即ち、
下流側が若干狭幅状になっている)。
【0015】図6及び図7は載荷部Eの側面概要図であ
り、前述の如く送込みコンベア7、空気箱8、押えロー
ラ9、受けローラ10及びプッシュローラ11等より載
荷部Eが形成されている。前記送り込みコンベア7は、
約30°の傾斜角をもって配設された1本の桟付きベル
トを備えており、その両側に内部を減圧した空気箱8,
8が、上面の多孔板8aをベルトとほぼ同じ高さ位置と
した状態で配設されている。
【0016】図8は送込みコンベア7に使用されている
桟付きベルトの拡大断面図である。この送込みコンベア
7の桟付きベルトは、駆動ローラ20及び従動ローラ1
9を介して略30°の傾斜角αでもって斜めに張設され
ており、その傾斜角αは印刷物12の厚さ(即ち印刷物
の頁数)によって調整可能な構造になっている。即ち、
当該送込みコンベア7は、エンドレス状の一本の桟付き
ベルトから形成されており、当該桟付きベルトには、桟
体21が一定のピツチQで一体的に固設されている。
尚、本実施例では前記爪ピッチQは約114mmに設定
されている。また、22は係合溝である。
【0017】送込みコンベア7は駆動ローラ20によっ
て受取りコンベア3よりも約1. 5倍の速度(Q/P=
114/76)で運転されており、これによって約76
mmのピツチPで送られてきた印刷物12の折口部12
aの間隔が、約114mmのピッチQに拡大される。
尚、送込みコンベア7を加速することにより、受取りコ
ンベア3上に於ける印刷物12の積み重ねピッチPをピ
ッチQ=114mmに拡大するのは、後に図7で説明す
るように、印刷物12の受け渡し部がキャリア装置Bの
円弧状の曲部に設けられているからである。即ち、キャ
リア装置Bの円弧状曲部に於いては、グリッパ23の移
動速度(周速度)が直線部に於ける速度よりも増加す
る。本実施例の場合、キャリア装置Bには約76mmピ
ッチでグリッパ23が設けられているが、円弧状の曲部
に於いては、前記グリッパ23の把持部の平均周速度が
直線部に於ける速度の約1. 5倍となり、従ってグリッ
パ23の把持部の平均ピッチも約114mmに拡大され
ることになる。そのため、本実施例に於いては、送込み
コンベア7を増速して印刷物12の搬送速度を約1. 5
倍に増速し、印刷物相互間のピッチQを約114mmに
拡大することにより、開放されたグリッパ23とグリッ
パ23内へ送り込む印刷物折口部12aとの間のタイミ
ングをとるようにしている。
【0018】前記送込みコンベア7の両側に設けた空気
箱8は、印刷物12を支持すると共に印刷物12を多孔
板8a上へ吸引してその移動を円滑にするものである。
また、送込みコンベア7の先端部には、印刷物12をキ
ャリア装置B側へガイドするためのガイド体24が設け
られており、印刷物12をキャリア装置Bへ受け渡しし
ない場合には、これに沿って印刷物12を載荷部外へ排
出する。尚、24aは前記ガイド体24の高さ位置調整
装置である。
【0019】前記押えローラ9は搬送コンベア4から送
込みコンベア7へ引き継ぐ印刷物12を受けローラ10
との協働によって押さえ込むものであり、これによって
搬送用コンベア4の下流端部に於ける印刷物12の位置
ずれ等が防止される。尚、前記受けローラ10はその高
さ位置が調整自在に支持されており、印刷物12の厚さ
に応じて押えローラ9により加えられる押圧力の調整が
行われる。また、両ローラ9,10は、搬送用コンベア
4上の印刷物12の移動速度と同一の周速度で回転駆動
されることは勿論である。
【0020】前記プッシュローラ11は送込みコンベア
7の端部に設けられており、搬送用コンベア4から送込
みコンベア7へ引き継がれた印刷物12を上方より押
え、印刷物の浮き上がりを防止するものである。本実施
例では6個の矩形状の突起体11aを突設したローラが
プッシュローラ11として利用されており、各突起体1
1aの先端相互間のピッチは搬送コンベア4の桟ピッチ
Pと同一に選定されており、突起体11aの周速度が搬
送コンベア4の移動速度と同一になる速さで回転駆動さ
れている。
【0021】尚、図6に於いて、25は押えベルトであ
り、前記搬送コンベア4と同一の速度で駆動される。当
該押えベルト25は前記空気箱8上に夫々配設されてお
り、上方へ跳ね上がった印刷物12の両側部を下方へ押
さえ込むものである。尚、当該押えベルト25は、印刷
物12搬送速度が特に高速でない限りは、その設置を省
略してもよい。
【0022】次に、本発明の作動について説明する。印
刷物取出しファンAから排出された印刷物12は、受取
りコンベア3及び搬送コンベア4上へ予かじめ定められ
た約76mmのピッチで、その折口部12aを前方にし
て順次排出される。その結果コンベア3,4上には、折
口部12aを前方にして印刷物12が瓦状に積み重ねら
れて行く。この時、前記ファンAは、印刷物12の後端
部12bが可能な限りコンベア3,4の桟体17の前部
近傍に位置するように設計され、且つ調整運転されてい
るものの、現実には、ファンAからの印刷物の排出数が
50,000〜75,000部/H程度の高速運転状態
になると、約10〜30mm位の範囲でバラツキを生ず
ることになる。
【0023】受取りコンベア3及び搬送コンベア4上へ
瓦状に積層された印刷物12は、両コンベア3,4の走
行により下流側へ移送され、後端部12bが桟体17に
当接した印刷物12は、桟体17により保持された状態
で進行する。また、桟体17より前方位置にその後端部
12bが落下した印刷物12は、落下時に両コンベア
3,4上で若干スリップをすることにより、桟体17の
前面側と印刷物後端部12bとの間の距離が減少する。
【0024】印刷物後端12bの中央部と両端部を桟体
17により保持されつつ前進した印刷物12は、先ず受
取りコンベア3の桟体17が印刷物から離れ、搬送コン
ベア4,4によって後方両端部を保持された状態で、載
荷部Eの送込みコンベア7へ引き継がれる。一方、若干
斜め姿勢で受取りコンベア3及び搬送コンベア4上へ排
出された印刷物12は、整列板5により進行と共に姿勢
の乱れが修正され、受取りコンベア3の中心と合致する
位置に整列される。
【0025】ほぼ一定の積み重ねピッチPで搬送用コン
ベア4により送られてきた印刷物12は、押えローラ9
及び受けローラ10により押え乍ら、搬送用コンベア4
よりも高速の送込みコンベア7に引き継がれ、プッシュ
ローラ11によって押し下げられ、桟付き送込みコンベ
ア7上へ引き込まれる。送込みコンベア7上へ引き込ま
れた印刷物12は、その後端部12bを桟体21の前面
側へ係合せしめた状態で斜め上方へ高速で押し上げら
れ、折口部12aの積み重ねピッチQがピッチPの約
1. 5倍に拡大される。送込みコンベア7上の印刷物1
2は、その後端部12bを桟体21によって保持された
状態で斜め上方へ押し出され、桟ピッチQと同一の極め
て正確なピッチでもって順次キャリア装置B側へ繰り出
され、その折口部12aが開放状態にあるグリッパ23
の両爪部材23a,23b間へ送り込まれる。尚、グリ
ッパ23の位置と印刷物折口部12aの位置との間のタ
イミングが合致するように、キャリア装置Bと送込みコ
ンベア7の作動速度や作動開始位置等が制御されること
は勿論である。
【0026】テストの結果によれば、印刷物12がファ
ンAから放出されて受取りコンベア3上へ落下した際
に、その後端部12bの位置がコンベア3の桟体ピッチ
Pの中央より後方にある限り、印刷物は前記プッシュロ
ーラ11等との協働により送込みコンベア7へ、その後
端部へ桟体21が接当した状態で極めて正確に引き継が
れることが確認されている。
【0027】グリッパ23の両爪部材23a,23b間
へ印刷物12の折口部12aが入ると、グリッパ23の
作動用ローラ23eが閉鎖用カム板26によって作動さ
れ、可動部材23bが固定部材23aへ当接して折口部
12aが把持される。また、把持された印刷物12は、
駆動装置(図示省略)により所定の速度で、グリッパ2
3に一部づつ保持された状態で次の処理工程へ搬送され
て行く。
【0028】
【発明の効果】本件発明では、その整列部を、桟付きの
受取りコンベア3の両側に桟付きの搬送コンベア4を配
設すると共に、搬送コンベア4の外側に整列板5を平面
視に於いて搬出側が狭幅となるようにハ状に配設した構
成としている。また、本発明ではその載荷部Eを、所定
の傾斜角αを持って配設した送込みコンベア7と、その
両側に配設した空気箱8と、プッシュローラ11等とか
ら形成し、整列部Dからの印刷物12を前記コンベア7
の桟体21によってその後端部12bを支持しつつ、キ
ャリア装置B側へ搬出する構成としている。その結果、
輪転機のファンAやキャリア等から受取りコンベア3上
へ排出された印刷物12は、その横方向位置が整列板5
によって自動的に修正されると共に、ピッチPにずれを
生じた印刷物12は、載荷部Eの送込みコンベア7への
引き継ぎ部近傍に於いてスリップを起こし、その後端部
12bがコンベア7の桟体21によって押圧保持される
ことになる。これにより、印刷物相互の間隔のバラツキ
は完全に修正され、所定ピッチの整然とした瓦状の積み
重ねとしてキャリア装置Bへ搬出されることになり、キ
ャリア装置B側に於けるミスグリップが皆無となる。ま
た、本発明に係る印刷物整列・載荷装置は印刷物12の
整列に長いコンベア距離を必要としないため、装置全体
を極めてコンパクトにまとめることができ、設置スペー
スの少ない既設の輪転機等へも容易に適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷物整列・載荷装置の全体構成を示す側面概
要図である。
【図2】印刷物整列・載荷装置を構成する各コンベアの
配置状態を示す平面概要図である。
【図3】整列部の縦断側面概要図である。
【図4】整列部の平面図である。
【図5】受取りコンベア及び搬送コンベアの部分縦断面
図である。
【図6】載荷部の上流側を示す部分縦断側面図である。
【図7】載荷部の下流側(キャリア装置側)を示す部分
縦断側面図である。
【図8】送込みコンベアの部分縦断面図である。
【図9】従前の載荷部の説明図である。
【図10】従前の整列部の説明図である。
【符号の説明】 A 印刷物取出しファン B キャリア装置 C 印刷物整列・載荷装置 D 整列部 E 載荷部 P 桟体ピッチ(約76mm) Q 桟体ピッチ(約114mm) 1 コンベア駆動装置 2 ローラ駆動装置 3 受取りコンベア 4 搬送コンベア 5 整列板 7 送込みコンベア 8 空気箱 8a 多孔板 9 押えローラ 10 受けローラ 11 プッシュローラ 12 印刷物 12a 折口部 13 受取りコンベアの従動ローラ 14 駆動ローラ 15 搬送コンベアの従動ローラ 16 駆動ローラ 17 受取りコンベアの桟体 18 係合溝 19 送込みコンベアの従動ローラ 20 駆動ローラ 21 送込みコンベアの桟体 22 係合溝 23 グリッパー 24 ガイド体 24a 調整装置 25 押えベルト 26 閉鎖用カム板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 文紀 東京都港区西新橋三丁目20番4号 日本 電気エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 中村 又男 神奈川県川崎市中原区上丸子山王町2丁 目1329番地 協立電子株式会社内 (72)発明者 樋口 良一 神奈川県川崎市中原区上丸子山王町2丁 目1329番地 協立電子株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−106266(JP,A) 特開 昭62−205962(JP,A) 特開 昭53−38064(JP,A) 特開 昭61−257836(JP,A) 実開 昭60−61230(JP,U) 実開 平2−22959(JP,U) 実開 昭59−88047(JP,U) 実開 平3−18046(JP,U) 特公 昭47−25307(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 29/66 B65H 29/16 B41F 13/64 B65G 47/30 B65G 47/32 B65G 47/52

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整列部と載荷部とを備えた印刷物整列・
    載荷装置に於いて、前記整列部を、一定のピッチで桟
    体(17)を有し且つ速度V1 で移動する受取りコンベ
    ア(3)と、受取りコンベア(3)の両側に並設した
    一定のピッチで桟体(17)を有し且つ速度V1 で移
    動する搬送コンベア(4),(4)と、両搬送コンベア
    (4),(4)の外側位置に平面視に於いて下流側を狭
    幅にして配設した整列板(5),(5)とから形成し、
    更に、前記載荷部を、搬送コンベア(4)の下流側に傾
    斜角(α)をもって配設した、前記受取りコンベア
    (3)の桟体(17)のピッチよりも大きな一定のピ
    ッチで桟体(21)を有し且つ前記受取りコンベア
    (3)の移動速度V1 のQ/P倍の速度で移動する送込
    みコンベア(7)と、搬送コンベア(4)の下流側端部
    に配設した、送込みコンベア(7)へ引き継ぐ印刷物
    (12)の上方を押さえる押えローラ(9)と、送込み
    コンベア(7)の上流側端部に配設した、送込みコンベ
    ア(7)へ引き継ぐ印刷物(12)の上方を押えるプッ
    シュローラ(11)とから形成したことを特徴とする
    状に積み重ねた状態で搬送されてくる印刷物(12)を
    一部づつキャリア装置(B)へ受け渡す印刷物整列・載
    荷装置。
  2. 【請求項2】 送込みコンベア(7)の両側に多孔板
    (8a)を有する空気箱(8),(8)を配設すると共
    に、押えローラ(9)の下方に高さ位置調整自在に受け
    ローラ(10)を配設する構成とした請求項1に記載の
    印刷物整列・載荷装置。
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