JP2790831B2 - 接着選択性物品 - Google Patents

接着選択性物品

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は接着選択性組成物及び接着選択性物品に関
し、詳しくはポリプロピレン、ポリエチレン及びポリエ
ステルなどのフラットフィルムには僅かの圧力により容
易に強く接着するが、不織布、紙などの凹凸の大きい面
には低タック性のために実質接着せず、高温で長時間圧
着しても手で軽く剥がせる程度にしか接着しない接着選
択性組成物及び接着選択性物品に関する。
〔従来の技術〕
特定の場所にのみ接着する接着選択性組成物及び接着
選択性物品としては自己接着性又は自着性組成物及び物
品が知られている。即ち自己接着性又は自着性組成物に
よって形成される塗膜面相互は僅かの圧力により容易に
強く接着するが他の多くのものに強い圧力を加えて押し
圧しても実質的に接着性を示さないものである。このよ
うな自己接着性又は自着性組成物及び物品としては特開
昭55−106275号公報、特開昭60−26077号公報、特開昭6
2−66825号公報に記載のもの等が知られている。
また、選択接着方法として特開昭61−141196号公報、
特開昭61−172397号公報、特開昭61−221123号公報、特
開昭61−233354号公報が知られている。自己接着性物品
と接着選択方法両方に関するものとして特開昭54−5873
4号公報が知られている。その他、本発明の接着選択性
組成物と類似した組成をもつものとして特開昭54−5663
6号公報、特開昭58−501863号公報、特開昭62−197481
号公報が知られている。
自己接着性または自着性組成物に関する上記公報に記
載されている従来の技術について説明すると、特開昭55
−106275号公報には、天然ゴムとポリスチレン−ポリイ
ソプレン−ポリスチレン共重合体とを接着成分とした自
着性接着剤組成物が記載されている。また特開昭60−26
077号公報には、ゴムラテックス及び水溶性接着剤を均
一に混合した水溶液を、テープ状基材の表面に塗工及び
乾燥させ、次いで乾燥した塗膜面をブロッキング防止剤
によって処理してなる自己接着性テープが記載されてい
る。また特開昭62−66825号公報には、支持体と感圧接
着層とからなる接着シートを複数枚積層してなり、感圧
接着層の主成分がスチレン−エチレン−ブチレン−スチ
レンブロック共重合体からなる積層マットが記載されて
いる。
選択接着方法に関する上記公報に記載されている従来
の技術について説明すると、特開昭61−141196号公報に
は導電性パターンの一部を露出させ、他の部分はテープ
でマスクし、その後樹脂接着剤を含有する電着浴中に浸
漬し、露出している部分のみに接着剤を塗工し選択接着
させる方法が記載されている。また、特開昭61−172397
号公報には基体上に導電性接着剤層を形成し、これを半
硬化させた上に更に別の接着剤層を形成し、これに他方
の基板を加熱下に圧接着することにより接着層の信頼性
を保ちながら導電性パターンの選択部分のみを互いに接
着させる方法が記載されている。また、特開昭61−2211
23号公報には含フッ素セグメント化PU表面を有する固体
をリンパ球分離材料として用い、リンパ球含有液と接触
させてB細胞を選択的に該固体に粘着させて、リンパ球
を効率的に分離する方法が記載されている。また、特開
昭61−233354号公報には基準電極である飽和カルメロ電
極の電位を基準として、電極電位が制御された作用電極
を、細胞を選択的に接着させる気質として用いることに
より細胞を損傷なく高い回収率で短期間で分離する方法
が記載されている。
自己接着性物質と接着選択方法両方に関する上記公報
に記載されている従来の技術について説明すると、特開
昭54−58734号公報には、開口セル表面層として存在す
るセル構造をもつプラスチック発泡体のセル内部の側壁
にアクリル系接着剤を塗工し、圧力をかけた時にのみ接
着剤の塗工されている側壁が被着体表面に露出して選択
接着する物質が記載されている。
本発明の接着選択性組成物と類似した組成物をもつも
のに関する上記公報に記載されている従来の技術につい
て説明すると、特開昭54−56636号公報にはスチレン−
エチレン−ブチレン−スチレン(以下SEBSと略す)やス
チレン−エチレン−プロピレン−スチレン(以下SEPSと
略す)などの水添ブロックポリマー100重量部に対し、
ゴム相に混和性の粘着付与剤樹脂50〜200重量部、また
はスチレン相に混和性の樹脂10〜200重量部、パラフィ
ン、ナフテン系オイル0〜200重量部、及びこの公報の
特徴としているポリフェニレンエーテル樹脂1〜100重
量部を230〜260℃で混練するホットメルト接着剤組成物
が記載されている。特開昭58−501863号公報にはブロッ
クポリマー中のスチレン含有率が15%のSEBSやSEPSなど
の水添ブロックポリマー100重量部に対し石油系または
ポリテルペン系の粘着付与剤50〜150重量部、ポリブテ
ンまたはポリイソブチレン25〜200重量部、必要に応じ
て酸性化合物2重量%を含む油1〜25重量部、炭酸カル
シウム、シリカなどの充填剤1〜150重量部を溶剤に溶
解させる接着組成物が記載されている。特開昭62−1974
81号公報にはABA若しくはABAB型で、非エラストマーポ
リマーブロック(A)がスチレン、エラストマーブロッ
ク(B)がブタジエンまたは水素化ブタジエンであるブ
ロックポリマー20〜35重量%、通常の天然または石油系
またはその水素化誘導体の粘着付与剤45〜70重量%、軟
化剤5〜30重量%を130〜200℃で2時間混練する本用ケ
ース製造用ホットメルト接着剤組成物が記載されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の自己接着性物質に関する従来の技術は以下のよ
うな課題を有していた。
特開昭55−106275号公報、特開昭60−26077号公報を
含め自己接着性組成物は同一組成もしくはそれに類似す
る組成物によって形成される塗膜面相互間でのみ接着性
を示し、他物品には接着しないために、支持体と接着さ
せようとする部分の両方の同一組成若しくは類似する組
成物を塗工しなければならない。自己接着性物質の塗工
は主に溶剤系もしくはエマルジョン系で行うために、溶
剤除去及び乾燥工程が必要などの問題が生じてくる。
特開昭62−66825号公報に記載されている積層マット
はスチレン含有率14%、エチレン−ブチレンゴム相の含
有率86%のスチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブ
ロック共重合体を使用し且つ粘着付与剤及び液状樹脂を
使用せずに積層マット用粘着剤を製造しているが、この
組成物では凹凸面への接着はないがフラット面への粘着
力も300g/25mm巾以下であり本発明の特徴がなくなる。
特開昭54−58734号公報に記載されている自己接着性
物質と接着選択方法は通常のアクリル系接着剤を塗工
し、圧力をかけた時のみ接着するものであるから、被着
体表面の違いによる選択接着の概念とは異なる。また通
常のアクリル系接着剤を使用しているため20g/cm2加圧
下で不織布に貼り付け50℃7日放置後の粘着力の経時変
化が大きい。
選択接着方法に関する特開昭61−141196号公報、特開
昭61−172397号公報、特開昭61−221123号公報、特開昭
61−233354号公報は本発明における選択的接着とは全く
異なるものであり、本発明が行おうとする課題の解決方
法にはならない。
本発明の接着選択性組成物と類似組成物である特開昭
54−56636号公報、特開昭58−501863号公報、特開昭62
−197481号公報は以下の(a)〜(c)に示す点で組成
が異なるために、本発明の特徴とするフラットフィルム
には僅かの圧力により容易に強く接着するが、不織布、
紙などの凹凸の大きい面には低タック性のために実質接
着せず、高温で長時間圧着しても手で軽く剥がせる程度
にしか接着しないという特性を持つ接着選択性物品には
ならない。
a) 特開昭54−56636号公報はポリフェニレンエーテ
ルが系内に存在する。
b) 特開昭58−501863号公報はSEBSのスチレン含有量
が20〜40%の範囲に入らず、且つ使用軟化剤(液状樹
脂)の種類が異なる。
c) 特開昭62−197481号公報はSEBSと粘着付与剤及び
軟化剤の配合比率が本発明の配合比率と異なる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記の従来技術の課題を解決すべく鋭意
研究の結果、本発明を完成するに到った。
即ち、本発明は、主成分としてスチレン−エチレン−
ブチレン−スチレンブロック共重合体と、軟化点80℃以
上で重量平均分子量400〜2000のC5系石油樹脂、C9系石
油樹脂、C5/C9系石油樹脂、α−ピネンまたはβ−ピネ
ンまたはジペンテンの重合体であるポリテルペン樹脂、
ロジン系樹脂及びこれらの水添物からなる群から選ばれ
た樹脂からなる粘着付与剤と、軟化点が10℃以下−5℃
以上で重量平均分子量が200〜700の高沸点芳香族炭化水
素樹脂、ポリペンテン水素化液状樹脂、ポリテルペン系
液状樹脂及びロジン系液状樹脂からなる群から選ばれた
液状樹脂とを含有し、スチレン−エチレン−ブチレン−
スチレンブロック共重合体100重量部に対し、粘着付与
剤の含有量が50〜80重量部、液状樹脂の含有量が40〜70
重量部である接着選択性組成物を基材の少なくとも一方
の面に備えて成る接着選択性物品であり、表面の中心平
均粗さが0.3μ以下のポリプロピレン(PP)、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)など
のフラットフィルムへの粘着力が300〜900g/25mm巾に対
し、表面の中心平均粗さが30μ以上の不織布や紙などの
凹凸の大きい面への粘着力が1g/25mm巾以下で、且つこ
の凹凸の大きい面にのせ20g/cm2の荷重をかけ50℃7日
間放置後の粘着力も60g/25mm巾以下であることを特徴と
する接着選択性物品を提供するものである。
尚、本明細書において、粘着力とは下記実施例に示す
方法により測定した粘着力の意味で、この値が1g/25mm
巾以下ということは被着体に貼り付かない、または貼り
付いてもテープを180゜方向に曲げた時に剥がれてしま
う、またはテンシロンで測定不能(テンシロン精度及び
測定条件、環境により1g以下は測定不能にする)の場合
をいう。
本発明に用いられるスチレン−エチレン−ブチレン−
スチレンブロック共重合体(SEBS)とは、ポリスチレン
末端ブロック相と二重結合のないエチレン−ブチレンゴ
ム相の2相からなる共重合体であり、SEBSのスチレン部
分の重量平均分子量(以下単に分子量或いは平均分子量
と略記する)が7,000〜20,000、エチレン−ブチレンゴ
ム相の分子量が35,000〜50,000のブロック共重合体で、
スチレン含有率が20〜40重量%、エチレン−ブチレンゴ
ム相の含有率が60〜80重量%のものが好ましく使用され
る。特に、スチレン含有率が30重量%、エチレン−ブチ
レンゴム相の含有率が70重量%のものが好ましい。
本発明に用いられる粘着付与剤としては、軟化点が80
℃以上で平均分子量が400〜2000であるC5系石油樹脂、C
9系石油樹脂、C5/C9系石油樹脂、α−ピネンまたはβ−
ピネンまたはジペンテンの重合体であるポリテルペン樹
脂、ロジン系樹脂、及びこれらの水添物が挙げられる。
本発明に用いられる液状樹脂としては軟化点が10℃以
下−5℃以上で平均分子量が200〜700の高沸点芳香族炭
化水素樹脂、ポリペンテン水素化液状樹脂、ポリテルペ
ン系液状樹脂、ロジン系液状樹脂が挙げられる。
本発明の接着選択性組成物におけるSEBS、粘着付与剤
及び液状樹脂の配合割合は、SEBS 100重量部に対して粘
着付与剤が50〜80重量部、液状樹脂が40〜70重量部であ
る。粘着付与剤の配合割合が50重量部未満であると凹凸
の大きい面にのせ20g/cm2の荷重をかけ50℃7日間放置
後の粘着力(以下、加圧下50℃経時変化粘着力と略記す
る)が60g/25mm巾より大きくなる。粘着付与剤の配合割
合が更に小さくなると凹凸の大きい面への加圧下50℃経
時変化粘着力は目標値に入るがフラットフィルムへの粘
着力も低下し300g/25mm巾以上の粘着力が得られない。
逆に粘着付与剤の配合割合が80重量部を超えるとタック
性が大きくなり、その結果凹凸の大きい面への粘着力が
1g/25mm巾を超えてしまい加圧下50℃経時変化粘着力が6
0g/25mm巾より大きくなる。
また、SEBS100重量部に対して液状樹脂の配合割合が4
0重量部未満であると180℃における溶融粘度が20万cps
を超えホットメルトでの塗工が困難になってくる。また
粘着付与剤の占める割合が増加するために、フラットフ
ィムへの粘着力が900g/25mm巾を超えてしまう。液状樹
脂の配合割合が更に小さくなると、粘度が大きくなるの
は言うまでもなく、タック性を減少しフラットフィルム
面への粘着力が低下する。逆に液状樹脂の配合割合が70
重量部を超えると流動性が大きくなるために、凹凸の大
きい面への加圧下50℃経時変化粘着力が60g/25mm巾より
大きくなり不織布等の凹凸の大きい面が破れる。また80
重量部を超えると凹凸の大きい面に完全に接着してしま
い剥離できなくなる。
本発明の接着選択性組成物は180℃以下でホットメル
トにより基材の少なくとも一方の面に塗工されるので、
SEBS、粘着付与剤、液状樹脂の他に酸化防止剤をSEBSに
対し1〜3重量%添加するのが好ましい。酸化防止剤と
してはイルガノックス1010(チバガイギ社製)、イルガ
ノックス1076(チバガイギ社製)、スミライザGM(住友
化学(株)製)等が用いられる。
本発明の接着選択性物品に用いられる基材としては、
ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリ
プロピレン・ポリエチレンブレンド(PP/PE=3/7)フィ
ルム、ポリエステルフィルムなどのプラスチックフィル
ム、紙、不織布、布等の単体または複合体が挙げられ
る。
本発明の接着選択性物品はフラット面(中心平均粗さ
Ra=0.3μ以下)に対する粘着力が通常の粘着テープと
同等のレベルである300〜900g/25mm巾であるのに対し、
凹凸の大きい面(Ra=30μ以上)への粘着力が1g/25mm
巾以下であることが必要である。凹凸の大きい被着体面
への粘着力が1g/25mm巾より大きくなると接着選択性物
品を貼り付け20g/cm2の荷重をかけ50℃7日間放置後の
粘着力が大きくなり、被着体表面を傷つけるとともに粘
着面に被着体物質が付着し粘着力を低下させ、その後の
使用に支障が生じる可能性がでてくる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 SEBSとしてスチレン含有量30重量%の共重合体、粘着
付与剤としてC5系石油樹脂、液状樹脂として高沸点芳香
族炭化水素樹脂を用い、更に酸化防止剤としてチバガイ
ギ社製のイルガノックス1010{ペンタエリスリチル−テ
トラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート〕}をSEBSに対して3重量
%配合し、180℃でニーダーを用いて40分間混練りし表
1及び表2に示す各種の接着選択性組成物を調製した。
得られた接着選択性組成物を180℃で厚さ200μのポリ
プロピレン・ポリエチレンブレンド(PP/PE=3/7)フィ
ルムに塗工し、膜厚が60±5μになるようにして接着選
択性テープを得た。
得られた接着選択性テープについて下記方法により、
中心平均粗さ(Ra)が0.01μの二軸延伸ポリプロピレン
フィルム(OPP)及びRa=50μの不織布に対する粘着
力、又不織布に対する加圧下50℃経時変化粘着力を20
℃,65%RHの条件で測定した。また各種組成物の溶融粘
度をB型粘度計を用いて測定し、表面粗さはJIS B 0601
に従って表面粗さ計により測定した。
粘着付与剤添加量検討結果を表1に示し、液状樹脂添
加量検討結果を表2に示す。
<粘着力> 第1図に示すように両面テープ4を使用することによ
り、巾25mmの接着選択性テープ1の接着選択性組成物塗
布面2を二軸延伸ポリプロピレンフィルム又は不織布3
に軽く貼り接着選択性テープ1の上から1kgローラ1往
復で、ステンレス鋼板(SUS304)5に圧着した後、遊び
の部分をステンレス鋼板5に対し180゜折り返し、ステ
ンレス鋼板5、及び接着選択性テープ1の遊びの部分を
下部チャック7、及び上部チャック6にそれぞれ挟み、
20秒以内に引っ張り試験機により剥離速度300mm/min.で
引っ張った時の抵抗値を測定しこれを粘着力とした。
<加圧下50℃経時変化粘着力> 両面テープを使用することにより、巾25mmの接着選択
性テープの接着選択性組成物塗布面を不織布に軽く貼
り、接着選択性テープの上から1kgローラ1往復でステ
ンレス鋼板(SUS304)に圧着後、接着選択性テープの上
から20g/cm2の荷重をかけ50℃7日間放置する。その後2
0℃,65%RHに30分以上放置し上記粘着力を測定する。
表1、2に示す如く、本発明品No.3,4及び7,8はOPPな
どのフラットフィルムへの粘着力が300〜900g/25mm巾で
あり、不織布などの凹凸の大きい面への粘着力が1g/25m
m巾以下で且つ凹凸の大きい面に20g/cm2の圧力をかけ50
℃7日間放置しても粘着力が60g/25mm巾以下で、手で軽
く剥がせる程度にしか接着しない。
〔発明の効果〕
本発明の接着選択性組成物及び接着選択性物品はフラ
ットフィルムには接着し、凹凸の大きい面には殆ど接着
せず且つ経時変化も小さいため高接着選択性が必要な物
品及び付け剥がしが必要で且つ貼り間違えのあり得る物
品(例えばつかいすておむつ等)に使用できる。
また、本発明の接着選択性組成物及び接着選択性物品
は保存時に凹凸の大きい面上にある限り他部分への接着
がないため組成物表面の保護を必要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図は粘着力の測定方法を示す図である。 1:接着選択性テープ 2:接着選択性組成物塗布面 3:二軸延伸ポリプロピレンフィルム又は不織布 4:両面テープ 5:ステンレス鋼板(SUS304) 6:上部チャック 7:下部チャック

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主成分としてスチレン−エチレン−ブチレ
    ン−スチレンブロック共重合体と、軟化点80℃以上で重
    量平均分子量400〜2000のC5系石油樹脂、C9系石油樹
    脂、C5/C9系石油樹脂、α−ピネンまたはβ−ピネンま
    たはジペンテンの重合体であるポリテルペン樹脂、ロジ
    ン系樹脂及びこれらの水添物からなる群から選ばれた樹
    脂からなる粘着付与剤と、軟化点が10℃以下−5℃以上
    で重量平均分子量が200〜700の高沸点芳香族炭化水素樹
    脂、ポリペンテン水素化液状樹脂、ポリテルペン系液状
    樹脂及びロジン系液状樹脂からなる群から選ばれた液状
    樹脂とを含有し、スチレン−エチレン−ブチレン−スチ
    レンブロック共重合体100重量部に対し、粘着付与剤の
    含有量が50〜80重量部、液状樹脂の含有量が40〜70重量
    部である接着選択性組成物を基材の少なくとも一方の面
    に備えて成る接着選択性物品であり、表面の中心平均粗
    さが0.3μ以下のフラットフィルムへの粘着力が300〜90
    0g/25mm巾に対し、表面の中心平均粗さが30μ以上の凹
    凸の大きい面への粘着力が1g/25mm巾以下で、且つこの
    凹凸の大きい面にのせ20g/cm2の荷重をかけ50℃7日間
    放置後の粘着力も60g/25mm巾以下であることを特徴とす
    る接着選択性物品。
  2. 【請求項2】スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン
    ブロック共重合体のスチレン含有率が20〜40重量%であ
    る請求項1記載の接着選択性物品。
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