JP2790092B2 - 電波探知装置 - Google Patents

電波探知装置

Info

Publication number
JP2790092B2
JP2790092B2 JP7254062A JP25406295A JP2790092B2 JP 2790092 B2 JP2790092 B2 JP 2790092B2 JP 7254062 A JP7254062 A JP 7254062A JP 25406295 A JP25406295 A JP 25406295A JP 2790092 B2 JP2790092 B2 JP 2790092B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
angle
amplitude value
data
radio wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7254062A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0996667A (ja
Inventor
勝男 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP7254062A priority Critical patent/JP2790092B2/ja
Publication of JPH0996667A publication Critical patent/JPH0996667A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2790092B2 publication Critical patent/JP2790092B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転指向性空中線
(アンテナ)の受信信号から電波発信源の方位を決定す
る電波探知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーダなどの電波発信源の方位を
算出する電波探知装置では、パラボラ型や多エレメント
型などの回転指向性アンテナ及びグランドプレーンなど
の無指向性アンテナで同時に電波発信源からの電波を受
信し、その回転指向性アンテナの主ビーム方位(最大電
界強度点)から電波発信源の方位を算出している。
【0003】図4は従来の電波探知装置の構成を示すブ
ロック図である。図4の例は、水平偏波面で指向性を有
し、かつ、回転指向性アンテナ2で受信した、図示しな
い電波発信源からの電波を受信し、この受信信号を受信
機3に送出する。また、この受信機3には水平偏波面で
無指向性を有する無指向性アンテナ4で受信した受信信
号が入力される。
【0004】受信機3は受信信号を、例えば、増幅し、
また周波数変換及び検波などを行って、受信した電波の
電界強度に対応する振幅値を出力し、この測定値を信号
処理部5の振幅比較回路5aに出力する。振幅比較回路
5aでは、受信機3が出力する回転指向性アンテナ2及
び無指向性アンテナ4で受信した、それぞれの受信信号
の振幅値を比較し、その差が零でない場合に振幅値の差
の値を角度算出回路5bに出力する。
【0005】角度算出回路5bでは、振幅比較回路5a
が出力する振幅値の差の値及び回転指向性アンテナ2の
現在の主ビーム方向の角度(方位)を検出する角度検出
器6からの角度を一組として記憶する。この記憶は回転
指向性アンテナ2が一周する360°分を記憶する。そ
して、この角度算出回路5bは、ここで記憶しているデ
ータ中の振幅値の差の値が零より大きいデータを算出
し、かつ、この角度中の最小値と最大値とを検出する。
この最小値と最大値との中間点が電波の到来方位を示す
方位検出データとして出力される。
【0006】この種の従来例として、特開昭62−20
1380号公報「方位測定装置」を挙げることが出来
る。この従来例では180°方向で反転して配置した二
つのアンテナを同時に回転し、この受信信号を合成して
受信機に送出する。受信機では分離して方位測定処理を
行っている。この結果、アンテナの一回転ごとに、2回
の電波の方位計測が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の前者の電波探知装置では、電波の到来方位を回転
指向性アンテナ2の主ビームで受信した際にのみ検出で
きるため、方位検出を行う際の時間が多大になってしま
う。すなわち、最低一回転しなければ電波の到来方位を
検出できない。さらに、電波の到来方位に対する回転指
向性アンテナ2の主ビームの利得が低い場合は、主ビー
ムがレーダなどの電波発信源のビームパターンにおける
サイドローブを受信できない。換言すれば、レーダなど
の電波発信源の主ビームの送信波を、回転指向性アンテ
ナ2の主ビームで受信した場合にのみ方位検出が可能で
あり、その探知効率が低下するという欠点がある。
【0008】公報の従来例では、アンテナの一回転ごと
に2回の電波の方位計測が出来る。換言すれば、一つの
アンテナを2倍の回転で方位計測する場合と同じとな
り、その方位計測時間を1/2に短くできるものの、こ
の回転もアンテナの構造的な強度から、さらに速くは回
転できない。したがって、前者の例と同様に、より電波
到来方位の検出時間を短縮できない。さらに、前者の例
と同様にレーダなどの電波発信源の主ビームの送信波
を、回転指向性アンテナ2の主ビームで受信した場合に
のみ方位検出が可能になり、その探知効率を、さらに改
善できない欠点がある。
【0009】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、主ビームと共にサイドロー
ブで発信源からの電波を受信した際にも電波の到来方位
が決定できるようになり、その電波発信源の方位検出が
短時間で可能になって、探知効率が向上する電波探知装
置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1記載の発明の電波探知装置は、回転式指向
性アンテナと、回転式指向性アンテナの回転角度を検出
する回転角度検出手段と、回転角度検出手段が検出した
回転角度ごとの受信周波数で得られた受信電界強度パタ
ーンを示す振幅値変化のパターンを出力する受信手段
と、回転式指向性アンテナの主ビーム及びサイドローブ
のビームパターンを予め記憶するパターン記憶手段と、
受信手段で得られた振幅値変化のパターンとパターン記
憶手段で記憶しているビームパターンとを比較して一致
したパターン部分から電波の到来方位を決定するパター
ン照合手段とを備える構成としてある。
【0011】請求項2記載の電波探知装置は、前記受信
手段に、回転角度検出手段が検出した回転角度の範囲
と、この範囲における振幅値変化のパターンを一組とし
て記憶する角度受信信号記憶手段を設け、この角度受信
信号記憶手段が出力する回転角度の範囲かつ振幅値変化
のパターンをパターン照合手段に送出して、パターン記
憶手段で記憶しているビームパターンとの時間軸を一致
させて比較する構成としてある。
【0012】請求項3記載の電波探知装置は、前記パタ
ーン照合手段が、回転角度の一つの範囲における振幅値
変化のパターン及びパターン記憶手段で記憶しているビ
ームパターンを、その振幅値軸及び角度軸を平行移動さ
せて一致させ、かつ、回転角度の一つの範囲における振
幅値変化のパターンでの振幅値差と、パターン記憶手段
で記憶しているビームパターンでの角度差とを、最小二
乗法で算出し、誤差が最小になる角度範囲を検出して照
合する構成としてある。
【0013】請求項4記載の電波探知装置は、一定回転
して電波発信源からの電波を受信した受信信号を送出す
る回転指向性アンテナと、回転指向性アンテナからの受
信信号から電界強度に対応する振幅値変化のパターンで
ある振幅値データ及び周波数データを出力する受信手段
と、時刻を計時する計時手段と、回転指向性アンテナの
回転角度データを出力する角度検出手段と、計時手段で
の一つの時刻間における受信手段が出力した振幅値変化
のパターンを一組として記憶する時刻振幅値記憶手段
と、時刻振幅値記憶手段が出力する一組の時刻間及び振
幅値変化のパターンのデータを一組の回転角度及び振幅
値変化のパターンのデータに変換して出力する時間角度
変換手段と、予め受信する各周波数ごとの回転指向性ア
ンテナの回転角度及び振幅値変化のパターンの一組のデ
ータからなるビームパターンを記憶するパターン記憶手
段と、時間角度変換手段で変換した一組の回転角度及び
振幅値変化のパターンのデータとパターン記憶手段が記
憶する回転角度及び振幅値変化のパターンの一組のデー
タからなるビームパターンとを比較した角度範囲データ
を出力するパターン照合手段と、角度検出手段が出力す
る、時刻間での回転指向性アンテナの回転角度及びパタ
ーン照合手段が出力する角度範囲のデータから電波の到
来方位の角度を算出する角度算出手段とを備える構成と
してある。
【0014】このような請求項1,2,3,4記載の発
明の電波探知装置は、回転式指向性アンテナの回転角度
を検出すると共に、受信周波数での回転角度ごとに得ら
れた受信電界強度パターンを示す振幅値変化のパターン
と、予め記憶しているビームパターンとを比較し、一致
したパターン部分から電波の到来方位及び、その角度を
決定しているので、主ビームと共にサイドローブで発信
源からの電波を受信した際にも電波の到来方位が決定さ
れ、電波発信源の方位検出が短時間で行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の電波探知装置の実
施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発
明の電波探知装置の第1実施形態における構成を示すブ
ロック図である。図1の例は、水平偏波面で指向性を有
し、かつ、回転して図示しないレーダなどの電波発信源
からの電波を受信した受信信号を送出する回転指向性ア
ンテナ12が設けられている。
【0016】さらに、回転指向性アンテナ12からの受
信信号を、例えば、増幅し、また周波数変換及び検波な
どを行って、受信した電波の電界強度に対応し、かつ、
回転指向性アンテナ12のビームパターン特性に基づい
た、振幅値変化のパターンである振幅値データ及び、受
信周波数を示す周波数データを出力する受信機13と、
回転指向性アンテナ12の現在の主ビーム方向の角度
(方位)を常時検出して、その角度データを出力する角
度検出器14と、角度データ及び振幅値データと予め記
憶しているビームパターンとを照合して受信電波の到来
方位(電波発信源方位)を決定する信号処理部15とを
有している。
【0017】信号処理部15は、角度検出器14が出力
する角度データ及び受信機13が出力する振幅値データ
を一組として記憶する角度受信信号記憶回路15aと、
受信機13が出力する周波数データが入力された際に、
予め記憶している回転指向性アンテナ12の主ビーム及
びサイドローブのビームパターン中から、受信周波数に
対応するビームパターンを出力するパターン記憶回路1
5bと、角度受信信号記憶回路15aからの一組の角度
データ及び振幅値データとパターン記憶回路15bが記
憶している回転指向性アンテナ12のビームパターンと
を照合し、ビームパターンと振幅値変化のパターンとが
一致したパターン部分の角度範囲から受信電波の到来方
位を決定するパターン照合回路15cとを有している。
【0018】次に、この第1実施形態の動作について説
明する。図2は第1実施形態の動作を説明するための図
である。図2(a)は回転指向性アンテナ12が、その
主ビームの角度MS から角度ME まで回転する間に方位
xからの電波を受信した際の受信機13が出力する振幅
値データ(振幅値AS から振幅値AE の変化パターン)
を示している。図2(b)は、図1中の角度MS から角
度ME まで回転する間の振幅値AS から振幅値AE の変
化パターンを拡大して示す図である。図2(c)は、受
信電波の到来方位xを説明するための図である。
【0019】図1及び図2おいて、回転指向性アンテナ
12は方位xからの電波を受信し、この受信信号が受信
機13に入力される。受信機13では受信信号を、例え
ば、増幅し、また周波数変換及び検波などを行って、受
信した電波の電界強度に対応し、かつ、回転指向性アン
テナ12のビームパターン特性に基づいた振幅値変化パ
ターンである振幅値データを信号処理部15中の角度受
信信号記憶回路15aに出力する。同時に受信機13は
受信信号の周波数fを計測して、その周波数データを信
号処理部15中のパターン記憶回路15bにも出力し、
ここで周波数データを記憶する。
【0020】信号処理部15中の角度受信信号記憶回路
15aでは、受信機13が出力する振幅値データと角度
検出器14が出力する回転指向性アンテナ12の現在の
主ビーム方位の角度(方位)データも記憶する。すなわ
ち、方位xからの電波を受信した際に、図2(b)に示
す角度MS から角度ME まで回転する間の振幅値ASか
ら振幅値AE の回転角度に対応した振幅値変化のパター
ンである振幅値データを記憶する。
【0021】この角度受信信号記憶回路15aからの回
転角度に対応した一組の角度データ及び振幅値データが
パターン照合回路15cに入力される。さらに、パター
ン照合回路15cには、パターン記憶回路15bで記憶
している周波数fのデータが入力される。パターン照合
回路15cでは周波数fに対応する、予め記憶している
回転指向性アンテナ12のビームパターンとを照合し、
この照合で一致したパターン部分の角度範囲から受信電
波の到来方位xを決定する。ここで一致した角度範囲を
図2(c)中の角度PS から角度PE とすると、電波の
到来方位xの角度は「角度MS +角度PS 」となる。
【0022】パターン照合回路15cでの角度受信信号
記憶回路15aからの一組の角度データ及び振幅値デー
タと回転指向性アンテナ12のビームパターンとの照合
は、例えば、回転角度の範囲における振幅値変化のパタ
ーンと、パターン記憶回路15bで記憶しているビーム
パターンを振幅値軸及び角度軸で平行移動させて一致さ
せ、かつ、回転角度の範囲における振幅値のパターンの
振幅値の差の値と、パターン記憶回路15bで記憶して
いるビームパターンの角度差との値とを、それぞれ最小
二乗法で算出して、比較し易い値に処理し、誤差が最小
になる角度範囲を検出して照合する。
【0023】このようにして この第1実施形態では、
受信機13で得られた電界強度パターンを示す振幅値変
化のパターンと、パターン記憶回路15bで記憶してい
るビームパターンとを比較し、一致したパターン部分に
対応する、記憶したビームパターンの角度範囲を検出
し、さらに、この角度範囲と主ビーム角度から電波の到
来方位を決定している。したがって、主ビームと共にサ
イドローブで発信源からの電波を受信した際にも電波の
到来方位が決定できるようになる。換言すれば、あらゆ
る回転角度で、その電波発信源の方位検出が可能にな
り、電波探知が短時間で効率よく行われる。
【0024】次に、第2実施形態について説明する。図
3は第2実施形態の構成を示すブロック図である。図3
の例は、水平偏波面で指向性を有し、かつ、単位時間あ
たりR回転して図示しない電波発信源からの電波を受信
した受信信号を送出する回転指向性アンテナ12と、回
転指向性アンテナ12からの受信信号を、例えば、増幅
し、また周波数変換及び検波などを行って、受信した電
波の電界強度に対応し、かつ、回転指向性アンテナ12
のピームパターン特性に基づいた振幅値変化のパターン
及び受信周波数を測定した振幅値データ及び周波数デー
タを出力する受信機13と、時刻を計時する時計16と
を有している。さらに、回転指向性アンテナ12の時刻
ごとの回転角度データを出力する角度検出器17と、方
位検出データを出力する信号処理部20とを有してい
る。
【0025】信号処理部20には、時計16が計時す
る、ある時刻間及び、この時刻間における受信機13が
出力する振幅値データの一組を記憶する時刻振幅値記憶
回路21と、この時刻振幅値記憶回路21から入力され
た一組の時刻間及び振幅値データを、一組の回転角度及
び振幅値変化のパターンのデータに変換して出力する時
間角度変換回路22とが設けられている。
【0026】また、時間角度変換回路22で変換した一
組の回転角度及び振幅値のデータと、その周波数の回転
角度及び振幅値のデータの一組のデータからなる水平面
ビームパターンとを比較した角度範囲のデータを角度算
出回路25に出力するパターン照合回路23と、予め受
信する各周波数ごとの回転指向性アンテナ12の回転角
度及び振幅値の一組のデータに対応した水平面ビームパ
ターンを記憶するパターン記憶回路24とが設けられて
いる。また、電波の到来方位の角度を示す方位検出デー
タを送出する角度算出回路25を有している。
【0027】次に、この第2実施形態の動作について説
明する。図3において、回転指向性アンテナ12がレー
ダ等からの送信電波を受信し、かつ、時刻TS から時刻
TE まで回転した場合、その受信信号が受信機13に入
力される。受信機13では回転指向性アンテナ12から
の受信信号を、例えば、増幅し、また周波数変換及び検
波などを行って、受信した電波の電界強度に対応し、か
つ、回転指向性アンテナ12のビームパターン特性に基
づいた振幅値変化のパターンである振幅値データ及び周
波数fのデータを出力する。
【0028】受信機13が出力する振幅値データが信号
処理部20の時刻振幅値記憶回路21に入力され、ま
た、受信周波数fの周波数データがパターン記憶回路2
4に入力される。時刻振幅値記憶回路21では時計16
が計時する時刻Tと、この時刻Tで受信機13が出力す
る振幅値AT を一組(時刻T、振幅値AT )とし、か
つ、時刻TS から時刻TE までの間で記憶する。時刻振
幅値記憶回路21からの時刻T、振幅値AT のデータが
時間角度変換回路22に入力される。時間角度変換回路
22は、入力された一組の時刻T、振幅値AT のデータ
を、一組の回転角度及び振幅値のデータに変換する。
【0029】この変換は、時刻Tを回転指向性アンテナ
12の主ビーム方位の角度θ=R(T−TS )で変換
し、時刻Tでの振幅値AT はそのままとし、かつ、Aθ
で表すと、「T−TS 」の場合にθ=0となる。ここで
T=TE のときにθ=θE する。この場合、回転指向性
アンテナ12の水平面ビームパターン角度軸の向きと逆
になるため、(θ,Aθ)を(θE −θ,Aθ)に変換
する。θa =θE −θとすると、θ=0のときにθa =
θE となり、θ=θE のときにθa =0となる。角度θ
のときの振幅値Aθはそのままとし、かつ、これをあと
でAθa で表す。
【0030】時間角度変換回路22で変換した一組の回
転角度及び振幅値のデータがパターン照合回路23に出
力される。また、パターン記憶回路24には、予め受信
する各周波数ごとの回転指向性アンテナ12の回転角度
及び振幅値の一組のデータに対応した水平面ビームパタ
ーンが記憶されている。このパターン記憶回路24は受
信機13から受信周波数fの周波数データが入力される
と、この周波数fに対応した回転指向性アンテナ12の
回転角度及び振幅値の一組のデータに対応した水平面ビ
ームパターンをパターン照合回路23に送出する。
【0031】パターン照合回路23では、時間角度変換
回路22で変換した一組の回転角度及び振幅値のデータ
(θa ,Aθa )と、パターン記憶回路24から出力さ
れる周波数fの回転角度及び振幅値の一組のデータから
なる水平面ビームパターンとを照合した、その角度範囲
BS から角度範囲BE のデータを角度算出回路25に出
力する。
【0032】角度算出回路25では、角度検出器17が
出力する時刻TS 時の回転指向性アンテナ12の回転角
度θM と、パターン照合回路23が出力する角度範囲B
S から角度範囲BE までの電波の到来方位を、回転角度
θM +角度範囲BS で算出し、この到来方位の角度を示
す方位検出データを送出する。
【0033】このようにして、第2実施形態では、受信
周波数での回転角度ごとに得られた受信電界強度パター
ンに対応した振幅値変化のパターンと、予め記憶してい
るビームパターンとを比較して一致したパターン部分か
ら、電波の到来角度を決定しており、主ビームと共にサ
イドローブで発信源からの電波を受信した際にも電波の
到来角度が算出され、電波発信源の方位検出が短時間で
行われる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜4記載の発明の電波探知装置によれば、受信周波数
で回転式指向性アンテナの回転角度ごとに得られた受信
電界強度パターンを示す振幅値変化パターンと、予め記
憶しているビームパターンとの一致したパターン部分か
ら電波の到来方位、及び、その角度を決定しているた
め、主ビームと共にサイドローブで発信源からの電波を
受信した際にも電波の到来方位、及び、その角度が決定
できるようになる。すなわち、回転式指向性アンテナの
あらゆる回転角度で、その電波発信源の方位検出が短時
間で可能になり、その探知効率が向上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電波探知装置の第1実施形態における
構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の動作を説明するための図であ
る。(a)は回転指向性アンテナが回転した際の振幅値
データを示している。(b)は振幅値変化パターンを拡
大して示している。(c)は受信電波の到来方位の説明
用である。
【図3】第2実施形態の構成を示すブロック図である。
【図4】従来の電波探知装置の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
12 回転指向性アンテナ 13 受信機 14,17 角度検出器 15,20 信号処理部 15a 角度受信信号記憶回路 15b,24 パターン記憶回路 15c,23 パターン照合回路 16 時計 21 時刻振幅値記憶回路 22 時間角度変換回路 25 角度算出回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 3/00 - 3/74 G01S 7/03

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転式指向性アンテナと、 前記回転式指向性アンテナの回転角度を検出する回転角
    度検出手段と、 前記回転角度検出手段が検出した回転角度ごとの受信周
    波数で得られた受信電界強度パターンを示す振幅値変化
    のパターンを出力する受信手段と、 前記回転式指向性アンテナの主ビーム及びサイドローブ
    のビームパターンを予め記憶するパターン記憶手段と、 前記受信手段で得られた振幅値変化のパターンと前記パ
    ターン記憶手段で記憶しているビームパターンとを比較
    して一致したパターン部分から電波の到来方位を決定す
    るパターン照合手段と、 を備えることを特徴とする電波探知装置。
  2. 【請求項2】 前記受信手段に、回転角度検出手段が検
    出した回転角度の範囲と、この範囲における振幅値変化
    のパターンを一組として記憶する角度受信信号記憶手段
    を設け、この角度受信信号記憶手段が出力する回転角度
    の範囲かつ振幅値変化のパターンをパターン照合手段に
    送出して、前記パターン記憶手段で記憶しているビーム
    パターンとの時間軸を一致させて比較することを特徴と
    する請求項1記載の電波探知装置。
  3. 【請求項3】 前記パターン照合手段が、回転角度の一
    つの範囲における振幅値変化のパターン及びパターン記
    憶手段で記憶しているビームパターンを、その振幅値軸
    及び角度軸を平行移動させて一致させ、かつ、前記回転
    角度の一つの範囲における振幅値変化のパターンでの振
    幅値差と、パターン記憶手段で記憶しているビームパタ
    ーンでの角度差とを、最小二乗法で算出し、誤差が最小
    になる角度範囲を検出して照合することを特徴とする請
    求項1記載の電波探知装置。
  4. 【請求項4】 一定回転して電波発信源からの電波を受
    信した受信信号を送出する回転指向性アンテナと、 前記回転指向性アンテナからの受信信号から電界強度に
    対応する振幅値変化のパターンである振幅値データ及び
    周波数データを出力する受信手段と、 時刻を計時する計時手段と、 前記回転指向性アンテナ回転角度データを出力する角度
    検出手段と、 前記計時手段での一つの時刻間における受信手段が出力
    した振幅値変化のパターンを一組として記憶する時刻振
    幅値記憶手段と、 前記時刻振幅値記憶手段が出力する一組の時刻間及び振
    幅値変化のパターンのデータを一組の回転角度及び振幅
    値変化のパターンのデータに変換して出力する時間角度
    変換手段と、 予め受信する各周波数ごとの回転指向性アンテナの回転
    角度及び振幅値変化のパターンの一組のデータからなる
    ビームパターンを記憶するパターン記憶手段と、前記時
    間角度変換手段で変換した一組の回転角度及び振幅値変
    化のパターンのデータと前記パターン記憶手段が記憶す
    る回転角度及び振幅値変化のパターンの一組のデータか
    らなるビームパターンとを比較した角度範囲データを出
    力するパターン照合手段と、 前記角度検出手段が出力する、時刻間での回転指向性ア
    ンテナの回転角度及びパターン照合手段が出力する角度
    範囲のデータから電波の到来方位の角度を算出する角度
    算出手段と、 を備えることを特徴とする電波探知装置。
JP7254062A 1995-09-29 1995-09-29 電波探知装置 Expired - Fee Related JP2790092B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7254062A JP2790092B2 (ja) 1995-09-29 1995-09-29 電波探知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7254062A JP2790092B2 (ja) 1995-09-29 1995-09-29 電波探知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0996667A JPH0996667A (ja) 1997-04-08
JP2790092B2 true JP2790092B2 (ja) 1998-08-27

Family

ID=17259701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7254062A Expired - Fee Related JP2790092B2 (ja) 1995-09-29 1995-09-29 電波探知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2790092B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004144543A (ja) 2002-10-23 2004-05-20 Omron Corp 物体検知方法および物体検知装置
JP5978623B2 (ja) * 2011-12-28 2016-08-24 三菱電機株式会社 方位測定装置
JP5799816B2 (ja) * 2012-01-10 2015-10-28 富士通株式会社 電波方向推定装置、及び電波方向推定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0996667A (ja) 1997-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7692575B2 (en) Radar target detection method and radar apparatus using the same
JP2790092B2 (ja) 電波探知装置
EP1435526A1 (en) Radiowave location detector for bearing and position determination
CN104993220A (zh) 旋转场式全向天线、低空近程雷达系统及信号处理方法
JP3070589B2 (ja) レーダ装置
JP3335832B2 (ja) レーダ受信装置
JP5722026B2 (ja) 到来方向推定方式
JP2982751B2 (ja) 位置標定方法及び装置
JP2865079B2 (ja) パルスレーダ受信装置
JP2757667B2 (ja) 飛しょう体用誘導装置
JP2676936B2 (ja) 方位探知装置
JP3389882B2 (ja) 電波到来方位測定装置及び電波到来方位測定方法
JP2964752B2 (ja) 電波探知装置
JP3792596B2 (ja) 方位探知システム
JP2817099B2 (ja) 方向探知機
JPS5827467B2 (ja) 方向探知方式
JP2681596B2 (ja) 方位測定方式と装置
JPH04279877A (ja) 方向探知装置
IL282125A (en) Direction finding antenna system
JP2605943B2 (ja) レーダ装置
CN115825911A (zh) 一种低复杂度的music无源测向方法及系统
JPS61139770A (ja) 簡易形方向探知装置
JPS62201380A (ja) 方位測定装置
JPS63204177A (ja) 電波到来方位測定装置
JPH05302969A (ja) 電波方位測定器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080612

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090612

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees