JP2789625B2 - コードレステレホン - Google Patents

コードレステレホン

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JP2789625B2 JP63331508A JP33150888A JP2789625B2 JP 2789625 B2 JP2789625 B2 JP 2789625B2 JP 63331508 A JP63331508 A JP 63331508A JP 33150888 A JP33150888 A JP 33150888A JP 2789625 B2 JP2789625 B2 JP 2789625B2
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眞人 山縣
卓志 國弘
光雄 東山
信也 原口
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする課題 E 課題を解決するための手段(第1図) F 作用 G 実施例 G1 第1の実施例(第1図〜第8図) G2 他の実施例 H 発明の効果 A 産業上の利用分野 この発明はコードレスレホンに関する。
B 発明の概要 この発明は、いわゆるマルチコードレステレホンにお
いて、子機の1台に留守番電話の機能を持たせることに
より、電話システムとしての能力を拡大したものであ
る。
C 従来の技術 小電力タイプのコードレステレホンはMCA方式とさ
れ、通話チャンネルが87チャンネル、制御チャンネルが
2チャンネル用意されている。
そこで、そのようなコードレステレホンとして、1台
の親機に対して複数の子機を組み合わせて使用できるよ
うにした、いわゆるマルチコードレステレホンが考えら
れている。
D 発明が解決しようとする課題 この発明は、そのようなコードレステレホンにおい
て、TAM(自動電話応答装置)の機能を与えようとする
ものである。
E 課題を解決するための手段 このため、この発明においては、複数の子機に対して
それらの相互間における通話ができるようにするととも
に、その複数の子機の1台が録音ないし再生の被リモコ
ン機能を持つようにしたものである。
F 作用 一般の電話機と同様にTAM動作が行われる。
G 実施例 第1図に示す例においては、外線は2回線、一般の子
機は8台、TAM用の子機が1台対応でき、制御チャンネ
ルは1チャンネルだけ使用する場合である。
同図において、(1A)〜(1H)は第1〜第8のハンド
セット(一般の子機)を示す。これらハンドセット(1
A)〜(1H)は同一の構成とされているので、ハンドセ
ット(1A)により代表して説明すると、(110)は送信
回路、(120)は受信回路である。そして、送信回路(1
10)は音声信号St及びコマンド信号CMND(詳細は後述す
る)を上りチャンネルのFM信号Suに変換して送信するも
のであり、受信回路(120)は、下りチャンネルのFM信
号Sdを受信して音声信号Sr及びコマンド信号CMNDを復調
するものである。
また、(131)はダイヤルキー、(132)はトークキー
で、このトークキー(132)はノンロックタイプのプッ
シュスイッチとされ、このキー(132)を押すたびにハ
ンドセット(1A)は、スタンバイモードとトークモード
との間で交互に切り換わる。そして、ハンドセット(1
A)は、スタンバイモードのときには、下りの制御チャ
ンネルで受信状態を続け、トークモードのときには、連
続した受信及び送信を行う。
さらに、(133)〜(137)はノンロックタイプのプッ
シュスイッチにより構成された内線キーなどの補助キ
ー、(139)はリンガ用のスピーカ、(140)はシステム
コントロール用のマイクロコンピュータである。そし
て、このマイコン(140)において、送信回路(110)に
より送信されるコマンド信号CMNDが形成されるととも
に、受信回路(120)から取り出されたコマンド信号CMN
Dが判断される。また、マイコン(140)においては、送
信回路(110)の送信の許可/禁止、送信回路(110)及
び受信回路(120)が送受信を行うチャンネルを制御す
る制御信号TCTL、RCTLも形成される。
さらに、(141)はRAMで、このRAM(141)には、この
マルチコードレステレホンを、他のコードレステレホン
と識別するための25ビットのシステム識別コードSYIDが
記録されている。さらに、ハンドセット(1A)〜(1H)
には、これらハンドセット(1A)〜(1H)を互いに識別
するために「1」〜「8」のハンドセット番号が割り当
てられているとともに(その割り当て順序は任意)、そ
のハンドセット番号が4ビットのハンドセット識別コー
ドHSIDとしてRAM(141)に記憶されている。なお、識別
コード(ハンドセット番号)HSIDが「0」のときには、
後述のTAMセット(1T)を除くすべてのハンドセット(1
A)〜(1H)が対応する。
また、(2)はベースステーション(親機)、(3
A),(3B)は電話回線(外線)を示す。そして、ベー
スステーション(2)において、(21A)〜(21C)はベ
ースユニットを示し、これらベースユニット(21A)〜
(21C)は、ハンドセット(1A)〜(1H)における送信
回路(110)及び受信回路(120)と同様の送信回路(21
0)及び受信回路(220)を有する。ただし、これらベー
スユニット(21A)〜(21C)の各受信回路(220)〜(2
20)は、非通話時には上りの制御チャンネルで連続して
スタンバイモードにある。
さらに、ベースステーション(2)において、(22)
は通話スイッチ回路、(23A),(23B)は外線インター
フェイス回路、(24)はマスタコントロール用のマイク
ロコンピュータである。この場合、スイッチ回路(22)
は、通話目的にしたがって、ベースユニット(21A)〜
(21C)の間、及びベースユニット(21A)〜(21C)と
インターフェイス回路(23A),(23B)との間を接続す
るものである。また、インターフェイス回路(23A),
(23B)は、4線/2線変換回路(231)、一般の電話機の
フックスイッチに対応するスイッチ回路(232)、ダイ
ヤルトーン信号(DTMF信号)の形成回路(233)、リン
グトーン信号の検出回路(234)、外線のACレベルの検
出回路(235)などをそれぞれ有する。
さらに、マイコン(24)は、ハンドセット(1A)〜
(1H)におけるマイコン(140)と同様の処理を行うと
ともに、ハンドセット(1A)〜(1H)、通話チャンネ
ル、ベースユニット(21A)〜(21C)、回線(3A),
(3B)の使用状況など、このコードレステレホンの全体
の動作を管理するものである。なお、(241)はROMで、
このROM(241)にはシステム識別コードSYIDが書き込ま
れている。
また、第2図は、留守番電話機能を実現するためのTA
Mセット(TAM用の子機)(1T)の一例を示し、このTAM
セット(1T)は、ハンドセット(1A)〜(1H)と同様に
構成されるが、手段(111),(121),(!31)〜(13
9)に代わって手段(181)〜(184)を有する。
この場合、(181),(182)は音声信号の記録再生装
置、この例においては、カセット式テープレコーダで、
テープレコーダ(181)には、電話がかかってきたと
き、その電話の相手に留守を告げるメッセージ(以下、
「応答メッセージ」と呼ぶ)が記録再生され、テープレ
コーダ(182)には、電話の相手の用件のメッセージ
(以下、「用件メッセージ」と呼ぶ)が記録される。ま
た、(183)はスイッチ回路で、これは、テープレコー
ダ(181),(182)と送信回路(110)及び受信回路(1
20)との間に接続され、マイコン(140)の制御にした
がってテープレコーダ(181),(182)と回路(11
0),(120)との間の音声信号ラインを選択的に切り換
えるものである、さらに、(184)はDTMF信号のデコー
ダで、このデコーダ(184)には受信回路(120)の出力
信号が供給される。
なお、TAMセット(1T)の識別コードHSIDは例えば
「9」とされる。また、マイコン(140)には、例えば
第3図に示すフローチャートのルーチン(300)が設け
られるとともに、ベースステーション(2)のマイコン
(24)には、例えば第4図に示すフローチャートのルー
チン(400)が設けられる。
第5図は、コマンド信号CMNDの信号フォーマットの一
例を示し、この信号CMNDは、先頭に24ビットのビット同
期信号BSYNを有し、続いて16ビットのフレーム同期信号
FSYNを有する。この場合、これらの信号BSYN,FSYNは例
えば、 BSYN=“101010‥‥‥‥‥‥10" FSYN=“1100010011010110" ‥‥上りチャンネル用 FSYN=“1001001100110110" ‥‥下りチャンネル用 で示される特定のビットパターンを有する。
さらに、コマンド信号CMNDは、信号FSYNに続いて25ビ
ットのシステム識別コードSYIDと、このコードSYIDのた
めの12ビットの誤り訂正コードECCと、3ビットのダミ
ービットDBITとを順に有するとともに、ダミービットDB
IDに続いて5バイトの制御コードCTRLを有する。
この場合、制御コードCTRLは、その第1バイトCTL1
が、ハンドセット(1A)〜(1H),(1T)及びベースス
テーション(2)の制御内容を示すコードとされ、第2
バイトCTL2〜第5バイトCTL5は、第1バイトCTL1に関連
するパラメータないしデータなどである。例えば、ベー
スステーション(2)がハンドセット(1A)〜(1H),
(1T)のいずれかに通話チャンネルのチャンネル番号を
通知するときであれば、 CTL1:通話チャンネルの通知であることを示すコード CTL2:相手となるハンドセットのハンドセット識別コ
ードHSID CTL3:通話チャンネルのチャンネル番号 CTL4,CTL5:ダミー とされる。なお、ほとんどの場合、第2バイトCTL2は、
上述のようにハンドセット識別コードHSIDである。
そして、ハンドセット(1A)〜(1H),(1T)あるい
はベースユニット(21A)〜(21C)が、このコマンド信
号CMNDを受信したときには、マイコン(140)あるいは
(24)において、その信号CMNDに含まれる識別コードSY
ID(及びHSID)が自分のRAM(141)あるいはROM(241)
に記憶されている識別コードSYID(及びHSID)と一致す
るかどうかがチェックされ、一致したときのみ、そのコ
マンド信号CMNDが有効とされ、一致しないときには無効
とされる。
〔ハンドセットからの発呼〕
ハンドセット(1A)〜(1H)から外線への発呼は、例
えば第6図に示す接続シーケンスのように行われる。す
なわち、同図において、垂直方向と実線は、ハンドセッ
ト及びベースユニットが使用するチャンネルを示し、C
は制御チャンネル、Vは通話チャンネルである。また、
このチャンネルを示す実線が、ハッチングのないときに
は、スタンバイモードで受信状態にあり、ハッチングの
あるときには、トークモードで、送信も許可されている
ことを示す。また、垂直方向が時間軸方向であるが、作
図の都合上、この時間軸はリニアではない。
そして、例えばハンドセット(1A)がスタンバイモー
ドにあるとき、そのトークキー(132)を押すと、これ
がマイコン(140)により検出され、マイコン(140)か
ら送信回路(110)に送信制御信号TCTLが供給され、こ
れにより送信回路(110)及び受信回路(120)は制御チ
ャンネルにおける送信及び受信が許可されてトークモー
ドとされるとともに、マイコン(140)において、制御
コードCTRLが発呼の要求及びそのハンドセット識別コー
ドHSIDを示すコマンド信号CMNDが形成され、この信号CM
NDが送信回路(110)に供給される。
したがって、送信回路(110)において、信号CMNDは
上りの制御チャンネルのFM信号(FSK信号)Suに変換さ
れ、この信号Suがアンテナ(100)を通じてベースステ
ーション(2)へと送信される。
すると、ベースステーション(2)においては、その
信号(電波)Suがアンテナ(200)により受信され、こ
の受信された信号Suがベースユニット(21A)〜(21C)
に供給される。そして、今の場合、例えばベースユニッ
ト(21A)が空いているとすれば、ベースユニット(21
A)の受信回路(220)は、上りの制御チャンネルの受信
状態にあるので、この受信回路(220)においてFM信号S
uからコマンド信号CMNDが復調され、この信号CMNDがマ
イコン(24)に供給され、信号CMNDに含まれる識別コー
ドSYIDが、ROM(241)の識別コードSYIDに一致するかど
うかがチェックされる。
そして、今の場合、一致するとともに、ハンドセット
(1A)からの発呼の要求なので、マイコン(24)から送
信回路(210)に送信制御信号TCTLが供給され、これに
より送信回路(210)は下りのコントロールチャンネル
における送信が許可されるとともに、マイコン(24)に
おいて、制御コードCTRLが、発呼の許可、ハンドセット
識別コードHSID及び通話チャンネルのチャンネル番号を
示すコマンド信号CMNDが形成され、送信回路(210)に
供給される。
したがって、ベースユニット(21A)の送信回路(21
0)において、信号CMNDが下りの制御チャンネルのFM信
号Sdに変換され、この信号Sdがアンテナ(200)を通じ
てハンドセット(1A)〜(1H)へと送信される。
そして、ハンドセット(1A)においては、ベースステ
ーション(2)から下りの制御チャンネルを通じてFM信
号Sdが送信されてくると、これがアンテナ(100)によ
り受信されて受信回路(120)に供給され、受信回路(1
20)からはコマンド信号CMNDが取り出されてマイコン
(140)に供給される。
すると、そのコマンド信号CMNDに含まれる識別コード
SYIS,HSIDが、RAM(141)に記憶されている識別コードS
YIS,HSIDと一致するので、送信回路(110)及び受信回
路(120)は、制御信号TCTL,RCTLにより、受信したコマ
ンド信号CMND中の制御信号CTRLの示すチャンネル番号の
通話チャンネルに切り換えられる。
また、ベースユニット(21A)においては、コマンド
信号CMNDによりハンドセット(1A)に通話チャンネルを
指示すると、続いてマイコン(24)から送信回路(21
0)及び受信回路(220)に送信制御信号TCTL及び受信制
御信号RCTLが供給されて送信回路(210)及び受信回路
(220)は、マイコン(24)がハンドセット(1A)に指
示したチャンネル番号の通話チャンネルに切り換えられ
る。
したがって、ハンドセット(1A)とベースユニット
(21A)との間に、通話チャンネルが開かれたことにな
る。
なお、このとき、残るハンドセット(1B)〜(1H)に
おいても、ベースステーション(2)から送信されてき
たFM信号Sdが受信されるが、送られてきたハンドセット
識別コードHSIDが、自分のものと一致しないので、下り
の制御チャンネルにおけるスタンバイモードのままとさ
れる。
続いて、ハンドセット(1A)においては、制御コード
CTRLが通話チャンネルへの切り換えが完了したことを示
すコマンド信号CMNDが形成され、この信号CMNDが、その
切り換えられた通話チャンネルのFM信号Suによりベース
ステーション(2)へと送信される。
そして、このFM信号Suがベースステーション(21A)
により受信されてそのコマンド信号CMNDがマイコン(2
4)に供給されると、マイコン(24)において、制御コ
ードCTRLが応答を示すコマンド信号CMNDが形成され、こ
の信号CMNDがベースユニット(21A)から切り換えられ
た通話チャンネルのFM信号Sdによりハンドセット(1A)
へと送信される。
さらに、ベースステーション(2)においては、イン
ターフェイス回路(23A),(23B)のうち、空いている
インターフェイス回路、図の場合には、インターフェイ
ス回路(23A)が選択されてそのスイッチ回路(232)が
オフフック状態とされるとともに、スイッチ回路(22)
が制御されてベースユニット(21A)の送信回路(210)
及び受信回路(220)がスイッィ回路(22)を通じてイ
ンターフェイス回路(23A)の変換回路(231)に接続さ
れる。
したがって、ベースユニット(21A)は、スイッチ回
路(22)及びインターフェイス回路(23A)を通じて回
線(3A)に接続されたことになり、この結果、ハンドセ
ット(1A)は、回路(21A),(22),(23A)を通じて
回線(3A)に接続されたことになる。
〔ダイヤル及び通話〕
続いて、発呼者が、ハンドセット(1A)のダイヤルキ
ー(131)により相手の電話番号を入力すると、制御コ
ードCTRLが電話番号の送出であること及びその電話番号
を示すコマンド信号CMNDが形成され、この信号CMNDが、
通話チャンネルのFM信号Suに変換されて送信される。
したがって、ベースステーション(2)においては、
そのコマンド信号CMNDが、ベースユニット(21A)の受
信回路(220)から得られるが、この信号CMNDの制御コ
ードCTRLが電話番号の送出であること及びその電話番号
を示しているので、形成回路(233)がマイコン(24)
によりその電話番号にしたがって制御されてハンドセッ
ト(1A)から送られてきた電話番号に対応したダイヤル
トーン信号が形成され、この信号が、変換回路(231)
を通じ、さらにスイッチ回路(232)を通じて電話回線
(3A)へと送り出される。
そして、相手が電話に出ると、その相手からの音声信
号Srが、回線(3A)→スイッチ回路(232)→変換回路
(231)→スイッチ回路(22)の信号ラインを通じてベ
ースユニット(21A)の送信回路(210)に供給される。
したがって、信号Srは、下りの通話チャンネルのFM信号
Sdに変換され、この信号Sdがアンテナ(200)から送信
される。
そして、この信号Sdはハンドセット(1A)により、受
信されて受信回路(120)から音声信号Srが取り出さ
れ、この信号Srが受話器(121)に供給される。
また、送話時には、送話器(111)からの音声信号St
が送信回路(110)に供給されて上りの通話チャンネル
のFM信号Suに変換され、この信号Suがアンテナ(100)
からベースステーション(2)へと送信される。
そして、ベースステーション(2)において、その信
号Suがベースユニット(21A)により受信されて受信回
路(220)から信号Stが取り出され、この信号Stが、ス
イッチ回路(22)→インターフェイス回路(23A)の変
換回路(231)→スイッチ回路(232)の信号ラインを通
じて回線(3A)に供給され、相手の電話へと送り出され
る。
〔終話〕
通話が終了したとき、例えば第7図に示すように、ハ
ンドセット(1A)のトークキー(132)を押すと、制御
コードCTRLが,終話であること及びハンドセット識別コ
ードHSIDを示すコマンド信号CMNDが形成され、この信号
CMNDが通話チャンネルのFM信号Suによりベースステーシ
ョン(2)へ送信される。
すると、ベースユニット(21)の受信回路(220)か
らそのコマンド信号CMNDが取り出され、終話であること
がマイコン(24)により判断される。この結果、ベース
ユニット(21A)の送信回路(210)の送信が制御信号TC
TLにより禁止されるとともに、受信回路(220)は制御
信号RCTLにより上りの制御チャンネル受信モードとされ
る。また、インターフェイス回路(23A)のスイッチ回
路(232)もオンフック状態とされる。
さらに、ハンドセット(1A)においても、終話を示す
コマンド信号CMNDの送信後、送信回路(110)は制御信
号TCTLにより送信が禁止されるとともに、受信回路(12
0)は制御信号RCTLにより下りの制御チャンネルでのス
タンバイモードとされる。
〔ハンドセットへの一般の着呼〕
外線からハンドセット(1A)〜(1H)への一般の着呼
は、例えば第8図に示す接続シーケンスにより次のよう
に行われる。
すなわち、任意の時点t0に例えば回線(3A)を通じて
着呼があると、そのリングトーン信号がインターフェイ
ス回路(23A)の検出回路(234)により検出され、この
検出信号がマイコン(24)に供給される。
すると、マイコン(24)によりハンドセット(1A)〜
(1H)のうちの空いているハンドセットの識別コードHS
IDが、マイコン(24)のRAM(図示せず)の空きハンド
セットテーブルEMHSに登録される。続いてベースユニッ
ト(21A)〜(21C)のうちの空いているベースユニッ
ト、例えばベースユニット(21A)が選択されるととも
に、テーブルEMHSに登録されている空きハンドセットの
うちの1つ、例えばハンドセット(1A)が代表に選定さ
れる(以下、必要に応じて、代表に選定されたハンドセ
ットを「代表ハンドセット」、他のハンドセットを「一
般のハンドセット」と呼ぶ)。
そして、次に、制御コードCTRLが、着呼であること、
代表ハンドセット(1A)の識別コードHSID、通話チャン
ネルのチャンネル番号及び一斉着呼であることを示すコ
マンド信号CMNDが形成され、この信号CMNDが、時点t1
ベースユニット(21A)により下りの制御チャンネルを
通じて送信される。
すると、代表ハンドセット(1A)においては、送信さ
れてきた識別コードSYID,HSIDがチェックされ、今の場
合、これらが自分のものと一致しているので、FM信号Su
の送信が許可されるとともに、制御コードCTRLが、着呼
応答であること及びハンドセット識別コードHSIDを示す
コマンド信号CMNDが形成され、この信号CMNDがの時点t2
に上りの制御チャンネルを通じてベースステーション
(2)へと送信される。
そして、ベースステーション(2)においては、着呼
応答のコマンド信号CMNDが受信されると、ベースユニッ
ト(21A)のチャンネルは、ハンドセット(1A)に指示
した通話チャンネルに切り換えられる。
また、代表ハンドセット(1A)においては、着呼応答
を示すコマンド信号CMNDを送信すると、続いてチャンネ
ルはベースユニット(21A)か指示してきた通話チャン
ネルに切り換えられ、その後、制御コードCTRLがチャン
ネルの切り換えの完了を示すコマンド信号CMNDが形成さ
れ、この信号CMNDが時点t3に切り換えられた通話チャン
ネルを通じて送信される。
さらに、一般のハンドセット(1B)〜(1H)において
も、時点t1にベースユニット(21A)からの着呼を示す
コマンド信号CMNDを受信すると、識別コードHSIDは一致
しないが、識別コードSYIDが一致するとともに、一斉着
呼を示しているので、時点t1を基準にして代表ハンドセ
ット(1A)と同じタイミングで指示された通話チャンネ
ルにおける受信モードとなる。
そして、ベースユニット(21A)においては、チャン
ネル切り換え完了のコマンド信号CMNDが受信されると、
制御コードCTRLがリンガを鳴らすことを示すコマンド信
号CMNDが形成され、この信号CMNDが時点t4に通話チャン
ネルを通じて送信される。
そして、ハンドセット(1A)〜(1H)においては、そ
のリンガのコマンド信号CMNDが受信されると、マイコン
(140)により発振回路(138)が制御されてリンガ信号
が形成され、この信号がスピーカ(139)に供給されて
スピーカ(139)からは着呼を告げるベル音が一斉に鳴
らされる。
そして、ここまでの処理が行われると、次にテーブル
EMHSに登録されているハンドセットがポーリグされる。
すなわち、制御コードCTRLが、被呼応答の要求であるこ
と及びハンドセットの識別コードHSID、今の場合は、ハ
ンドセット(1A)のコードHSIDを示すコマンド信号CMND
が形成され、この信号CMNDが時点t5に通話チャンネルを
通じて送信される。
そして、この被呼応答要求のコマンド信号がハンドセ
ット(1A)において受信されると、ハンドセット(1A)
からは、制御コードCTRLが、被呼応答であること、識別
コードHSID及びキー(132)〜(137)のどれかが押され
ているかどうか、押されているとすれば、どのキーであ
るかを示すコマンド信号CMNDが形成され、この信号CMND
が時点t6に通話チャンネルを通じて送信される。
すると、ベースステーション(2)においては、送信
されてきたコマンド信号CMNDの制御コードCTRLがチェッ
クされ、制御コードCTRLが、トークキー(132)が押さ
れたことを示していないとき、及びこのコマンド信号CM
ND自体をベースユニット(21A)が受信できなかったと
きには、テーブルEMHSから次の空きハンドセットを示す
識別コードHSID,今の場合には、ハンドセット(1B)を
示す識別コードHSIDが取り出され、ハンドセット(1B)
に対して、時点t5,t6におけるハンドセット(1A)に対
する処理と同様の処理が行われるというように、テーブ
ルEMHSに登録されているハンドセット(1A)〜(1H)に
対して、通話チャンネルを通じて被呼応答を要求するコ
マンド信号CMNDが順に送信されるとともに、そのコマン
ド信号CMNDが送信されるごとに、そのハンドセットから
の被呼応答のコマンド信号CMNDがチェックされる。
こうして、テーブルEMHSに登録されているハンドセッ
ト(1A)〜(1H)が、順にポーリングされ、ベースステ
ーション(2)はハンドセット(1A)〜(1H)からの応
答を待つことになる。なお、ハンドセット(1A)〜(1
H)は、被呼応答のコマンド信号CMNDを送信するときの
み、その送信が許可される。
そして、このポーリング中、例えばハンドセット(1
C)において、そのトークキー(132)が押されると、次
にハンドセット(1C)がポーリングされたとき、被呼応
答のコマンド信号CMNDの制御コードCTRLは、被呼応答で
あること、識別コードHSID、キー(132)〜(137)のい
ずれかが押されたこと及びその押されたキーがトークキ
ー(132)であることを示す被呼応答のコマンド信号CMN
Dが形成され、この信号CMNDが時点t7に送信されるとと
もに、ハンドセット(1C)の発振回路(138)がオフと
されてリンガがオフとされる。
そして、このハンドセット(1C)からのコマンド信号
CMNDがベースステーション(2)において受信される
と、制御コードCTRLが、ハンドセットの指定であること
及びそのハンドセット(今の場合、ハンドセット(1C)
の識別コードHSIDを示すコマンド信号CMNDが形成され、
この信号CMNDが時点t8に送信される。
そして、この信号CMNDがハンドセット(1A)〜(1H)
において受信されると、トークキー(132)を押したハ
ンドセット(1C)においては、以後、通話が許可される
とともに、残るハンドセット(1A),(1B),(1D)〜
(1H)においては、発振回路(138)がオフとされてリ
ンガがオフとされてから制御チャンネルにおけるスタン
バイモードに入る。
続いて、マイコン(24)によりスイッチ回路(22)が
制御されてベースユニット(21A)の送信回路(210)及
び受信回路(220)がスイッチ回路(22)を通じてイン
ターフェイス回路(23A)の変換回路(231)に接続され
るともに、スイッチ回路(232)がオフフック状態とさ
れ、したがって、ベースユニット(21A)は、スイッチ
回路(22)及びインターフェイス回路(23A)を通じて
回線(3A)に接続される。
したがって、ハンドセット(1C)とベースユニット
(21A)との間に、通話チャンネルが開かれ、以後、電
話の相手とハンドセット(1C)との間で通話ができるこ
とになる。
なお、代表ハンドセット(1A)の電池がダウンしてい
た、代表ハンドセット(1A)が通話可能領域の外に出て
いた、あるいはハンドセット(1A)の近くで他のコード
レステレホンが制御チャンネルを使用していたなどの理
由により、時点t2に代表ハンドセット(1A)からの着呼
応答のコマンド信号CMNDを受信できないときには、次の
空いているハンドセット、例えばハンドセット(1B)が
代表ハンドセットに選定され、このハンドセット(1B)
に対して時点t1以後の処理が行われる。
また、このとき、ハンドセット(1A)〜(H)におい
ては、時点t4にリンガのコマンド信号CMNDが得られてな
いので、通話チャンネルにおける受信モードから制御チ
ャンネルにおけるスタンバイモードにされる。
こうして、外線からの着呼があると、有効なすべての
ハンドセットにおいてリンガが鳴るとともに、トークキ
ー(132)を押せば、トークキー(132)を押してから最
初にポーリングされたハンドセットが、その着呼に対し
て通話することができる。
〔内線通話〕
これは、ハンドセット(1A)〜(1H)のうちの任意の
2台のハンドセット間における通話であり、次のように
して行われる。
すなわち、例えばハンドセット(1A)がスタンバイモ
ードにあるとき、補助キー(133)〜(137)のうちの内
線キー(133)を押し、続いてダイヤルキー(131)のう
ち、内線通話をしたいハンドセットのハンドセット番号
(これは、ハンドセット識別コードHSIDに等しい)に対
応する数字キーを押すと、制御コードCTRLが、キー(13
3)〜(137)のいずれかが押されたこと、その押された
キーが内線キー(133)であること、ダイヤルキー(13
1)のうちの押された数字キー(相手のハンドセット識
別コードHDIS)及び自分のハンドセット識別コードHSID
を示すコマンド信号CMNDが形成され、このコマンド信号
CMNDが、上りの制御チャンネルのFM信号Suによりベース
ステーション(2)ヘと送信される。
そして、例えばベースユニット(21A)が空いている
とすれば、このベースユニット(21A)の受信回路(22
0)からコマンド信号CMNDが取り出され、ハンドセット
(1A)からの内線通話の要求であることが判別され、以
後、発呼時と同様にしてハンドセット(1A)とベースユ
ニット(21A)との間に通話チャンネルが開かれる。
さらに、ベースステーション(2)においては、マイ
コン(24)により空いているベースユニット及び空いて
いる通話チャンネルが選択され、例えばベースユニット
(21B)が空いているとすれば、このベースユニット(2
1B)により下りの制御チャンネルを通じてコマンド信号
CMNDのFM信号Sdが送信される。ただし、このとき、その
コマンド信号CMNDにおける制御コードCTRLは、内線通話
であること、ハンドセット(1A)が内線通話を希望して
いる相手のハンドセット識別コードHSID、及び通話チャ
ンネルのチャンネル番号を示すデータとされる。
そして、このコマンド信号CMNDのFM信号Sdが、ハンド
セット(1A)の希望している相手のハンドセット、例え
ばハンドセット(1H)で受信されると、以後、ハンドセ
ット(1H)のスピーカ(139)からベル音が鳴らされ、
相手がハンドセット(1H)のトークキー(131)を押す
と、ハンドセット(1H)とベースユニット(21B)との
間に通話チャンネルが開かれる。
また、ベースステーション(2)においては、内線通
話なので、マイコン(24)によりスイッチ回路(22)が
制御されてベースユニット(21A)の送信回路(210)及
び受信回路(220)が、スイッチ回路(22)を通じてベ
ースユニット(21B)の受信回路(220)及び送信回路
(210)に接続される。
したがって、ハンドセット(1A)は、ベースステーシ
ョン(2)を通じてハンドセット(1H)と接続され、以
後、ハンドセット(1A)と(1H)との間で内線通話を行
うことができる。
そして、通話を終了し、ハンドセット(1A),(1H)
の一方、例えばハンドセット(1A)がトークキー(13
1)を押すと、外線との通話時における終話と同様にし
てハンドセット(1A)及びベースユニット(21A)の終
話処理が行われてこれらはスタンバイモードとなる。ま
た、ベースユニット(21B)からハンドセット(1H)
へ、制御コードCTRLが終話であること及びハンドセット
(1H)の識別コードHSIDを示すコマンド信号CMNDが送ら
れ、ハンドセット(1H)及びベースユニット(21B)で
も終話処理が行われてこれらもスタンバイモードとな
る。
〔TAMのセット〕 ハンドセット(1A)〜(1H)のうちの任意のハンドセ
ット、例えばハンドセット(1A)がスタンバイモードに
あるとき、トークキー(132)を押し、続いてダイヤル
キー(131)のうちの「*」キーを押す。すると、制御
コードCTRLが、キー(133)〜(137)のいずれかが押さ
れたこと、その押されたキーが「*」キーであること及
び自分のハンドセット識別コードHSIDを示すコマンド信
号CMNDが形成され、このコマンド信号CMNDが上りの制御
チャンネルを通じてベースステーション(2)へと送信
される。
一方、ベースステーション(2)においては、ハンド
セット(1A)からのコマンド信号CMNDを受信すると、マ
イコン(24)の処理がルーチン(400)のステップ(40
1)からスタートしてステップ(402)に進み、このステ
ップ(402)において、ルーチン(400)がスタートした
のはコマンド信号CMNDによるものであるかどうかがチェ
ックされ、今の場合、コマンド信号CMNDによるものなの
で、処理はステップ(402)からステップ(411)に進
む。
そして、このステップ(411)において、コマンド信
号CMNDが、「*」キーの押されたことを示しているかど
うかがチェックされ、今の場合、「*」キーが押されて
いるので、処理はステップ(411)からステップ(412)
に進み、このステップ(412)において、制御コードCTR
Lが、「*」キーを了解したこと及びハンドセット(1
A)を示すコマンド信号CMNDが形成され、この信号CMND
が下りの制御チャンネルを通じて送信され、次にステッ
プ(413)において、TAMのセット・リセットを示すフラ
グTAMFが“1"にセットされ、その後、ステップ(414)
において、スタンバイモードに入る。
そして、ハンドセット(1A)においては、ステップ
(412)によるコマンド信号CMNDを受信すると、再びス
タンバイモードに入る。
〔TAMのリセット〕
任意のハンドセット、例えばハンドセット(1A)がス
タンバイモードにあるとき、トークキー(132)を押
し、続いてダイヤルキー(131)のうちの「♯」キーを
押す。すると、TAMのセット時と同様にして「♯」キー
の押されたことを示すコマンド信号CMNDが送信される。
また、ベースステーション(2)においては、ステッ
プ(411)において、「*」の押されていることを示し
ていないので、処理はステップ(411)からステップ(4
21)に進み、このステップう(421)において、コマン
ド信号CMNDが、「♯」キーの押されたことを示している
かどうかがチェックされ、今の場合、「♯」キーが押さ
れているので、処理はステップ(421)からステップ(4
22)に進み、このステップ(422)において、制御コー
ドCTRLが、「♯」キーを了解したこと及びハンドセット
(1A)を示すコマンド信号CMNDが形成され、この信号CM
NDが下りの制御チャンネルを通じて送信され、次にステ
ップ(423)において、TAMのセット・リセットを示すフ
ラグTAMが“0"にリセットされ、その後、ステップ(41
4)において、スタンバイモードに入る。
そして、ハンドセット(1A)においては、ステップ
(422)によるコマンド信号CMNDを受信すると、再びス
タンバイモードに入る。
なお、ステップ(401)からスタートしたときのコマ
ンド信号CMNDが、「*」キー及び「♯」キーを示すコマ
ンド信号CMNDではない場合には、これは、着呼、内線通
話などの要求なので、処理はステップ(421)からステ
ップ(405)に進み、このステップ(405)において、ス
テップ(401)で受けたコマンド信号CMNDにしたがった
処理が行われる。
〔TAMによる着呼応答〕
今、TAMがセットされ、TAMF=“1"であるとする。そ
して、例えば回線(3A)を通じて着呼があると、この着
呼は、上述のように、検出回路(234)により検出され
て処理はルーチン(400)のステップ(401)からスター
トし、今の場合、ルーチン(400)がスタートしたの
は、コマンド信号CMNDによるものではないので、処理は
ステップ(402)からステップ(403)に進み、このステ
ップ(403)において、ステップ(401)からのスタート
が着呼によるものであるかどうかがチェックされる。
そして、今の場合、着呼によるものなので、処理はス
テップ(403)からステップ(431)に進み、このステッ
プ(431)においてフラグTAMFがチェックされ、TAMF=
“0"であれば、処理はステップ(431)からステップ(4
06)に進み、このステップ(406)において、上述のよ
うに一斉着呼の処理が行われるが、今の場合はTAMF=
“1"なので、処理はステップ(431)からステップ(43
2)に進み、このステップ(432)において、制御コード
CTRLが、着呼であること、TAM(1T)の識別コードHSI
D、通話チャンネルのチャンネル番号及び特定のハンド
セットへの着呼であることを示すコマンド信号CMNDが形
成され、このコマンド信号CMNDが、例えばベースユニッ
ト(21A)により下りの制御チャンネルを通じてTAMセッ
ト(1T)へと送信される。
そして、以後、上述の一斉着呼時と同様、ステップ
(433)〜(435)において、着呼応答のコマンド信号CM
NDの受信、制御チャンネルから通話チャンネルへの切り
換え、チャンネル切り換え完了のコマンド信号CMNDの受
信が行われてTAMセット(1T)とベースユニット(21A)
とが通話チャンネルを通じて接続され、次にステップ
(439)において、ベースユニット(21A)がスイッチ回
路(22)及びインターフェイス回路(23A)を通じて回
路(3A)に接続される。
したがって、以後、TAMセット(1T)は、ハンドセッ
ト(1A)〜(1H)で言えば、通話のできる状態にある。
一方、TAMセット(1T)においては、ステップ(432)
による個別着呼のコマンド信号CMNDを受信すると、処理
がルーチン(300)のステップ(301)からスタートし、
続いてステップ(313)〜(315)において、ステップ
(433)〜(435)に対応して着呼応答のコマンド信号CM
NDの送信、制御チャンネルから通話チャンネルの切り換
え、チャンネルの切り換え完了のコマンド信号CMNDの送
信が順次行われる。
したがって、TAMユニット(1T)は、上述のように、
通話チャンネルを通じてベースユニット(21A)に接続
され、この結果、TAMユニット(1T)は、ベースユニッ
ト(21A)を通じて電話回線(3A)に接続されたことに
なり、ハンドセット(1A)〜(1H)で言えば、以後、通
話のできる状態にある。
続いて、処理はステップ(321)に進み、このステッ
プ(321)において、マイコン(140)によりテープレコ
ーダ(181)が再生モードとされて応答メッセージの再
生が開始され、この応答メッセージの音税信号OGMが、
テープレコーダ(181)からスイッチ回路(183)を通じ
て送信回路(110)に供給される。したがって、応答メ
ッセージの信号OGMがベースユニット(21A)を通じて回
線(3A)に送り出されることになり、電話をかけてきた
相手には、その応答メッセージが聴こえることになる。
そして、ステップ(321)により応答メッセージの再
生が開始されると、続いて処理はステップ(322)に進
み、このステップ(322)において、デコーダ(184)か
らダイヤルキー(131)の「*」キーを押したときのDTM
F信号のデコード出力が得られるかどうかがチェックさ
れ、得られないときは、処理はステップ(322)からス
テップ(331)に進み、このステップ(331)において、
応答メッセージが最後まで再生されたかどうかがチェッ
クされ、最後まで再生されていないときには、処理はス
テップ(331)からステップ(322)に戻る。したがっ
て、応答メッセージがすべて再生されるまで、ステップ
(322),(331)が繰り返されるとともに、このとき、
デコーダ(184)の出力がステップ(322)でチェックさ
れる。
そして、応答メッセージが最後まで再生されると、こ
れがステップ(331)により判別され、処理はステップ
(331)からステップ(332)に進み、このステップ(33
2)において、テープレコーダ(181)が停止モードとさ
れ、次にステップ(333)において、マイコン(140)に
よりテープレコーダ(182)が録音モードとされ、その
録音がスタートする。
そこで、電話の相手が用件を告げると、その用件メッ
セージの音声信号ICMが、ベースユニット(21A)を通じ
て送信されてTAMセット(1T)の受信回路(120)から取
り出され、さらに、スイッチ回路(183)を通じてテー
プレコーダ(182)に供給されて順次録音されていく。
そして、このように用件メッセージが録音されている
間に、ベースステーション(2)においては、マイコン
(24)の処理はステップ(441)に進み、このステップ
(441)において、ハンドセット(1A)〜(1H)あるい
はTAMセット(1T)から終話のコマンド信号CMNDが送ら
れてきたかどうかがチェックされ、送られてきていない
ときには、処理はステップ(441)からステップ(442)
に進み、このステップ(442)において、検出回路(23
5)の検出出力に基づいて電話の相手がオンフックした
かどうかがチェックされ、オンフックしていないときに
は、処理はステップ(442)からステップ(441)に戻
る。
また、TAMセット(1T)においては、用件メッセージ
の録音を開始すると、処理はステップ(334)に進み、
ベースユニット(21A)から終話のコマンド信号CMNDが
送られてきたかどうかがチェックされ、送られてきてい
ないときには、処理はステップ(334)を繰り返してい
る。
したがって、用件メッセージが録音されている間、マ
イコン(24),(140)は、ステップ(441),(44
2),(334)により終話を待つことになる。
そして、電話の相手が用件メッセージを終え、オンフ
ックすると、ベースステーション(2)においては、回
線(3A)のACレベルが変化し(「ツーツー」という音に
なる)、これが検出回路(235)の検出出力に基づいて
ステップ(442)において検出され、処理はステップ(4
42)からステップ(443)に進み、このステップ(443)
において、ベースユニット(21A)からTAMセット(1T)
に終話を示すコマンド信号CMNDが送られ、次にステップ
(444)において、インターフェイス回路(23A)のスイ
ッチ回路(232)がオンフック状態とされ、その後、ス
テップ(445)において、スタンバイモードとなる。
また、TAMセット(1T)においては、ステップ(443)
により終話のコマンド信号CMNDが送られてくると、これ
がステップ(334)において検出され、処理はステップ
(334)からステップ(335)に進み、このステップ(33
5)において、テープレコーダ(182)が停止モードとさ
れ、次にステップ(336)において、テープレコーダ(1
81)の応答メッセージのテープがその先頭まで巻き戻さ
れ、さらに、ステップ(337)において、TAMセット(1
T)は制御チャンネルにおいてスタンバイモードに入っ
てこのルーチン(300)を終了する。
こうして、着呼があれば、TAMセット(1T)におい
て、応答メッセージが再生され、続いて用件メッセージ
が録音されていく。
〔用件メッセージの再生〕
TAMF=“1"のときに、任意のハンドセット、例えばハ
ンドセット(1A)から内線通話と同様にしてTAMセット
(1T)を呼び出し、ハンドセット(1A)とTAMセット(1
T)との間に、ベースステーション(2)を通じて通話
チャンネルを開く。あるいは、外部のプッシュホンから
電話をかけてそのプッシュホンとTAMセット(1T)との
間に、ベースステーション(2)を通じて通話チャンネ
ルを開く。
すると、上述のように、ステップ(321)によりテー
プレコーダ(181)が再生モードとなり、ハンドセット
(1A)(またはプッシュホン)においては、TAMセット
(1T)からの応答メッセージが聴こえてくるが、この応
答メッセージが再生されている間に、ハンドセット(1
A)(またはプッシュホン)のダイヤルキー(131)の
「*」キーを押す。
すると、TAMセット(1T)の受信回路(120)から
「*」キーのDTMF信号が得られ、これがデコーダ(18
4)においてデコードされるので、マイコン(140)の処
理はステップ(322)からステップ(341)に進み、この
ステップ(341)において、テープレコーダ(181)が停
止モードとされ、次にステップ(342)において暗証番
号の入力待ちとなる。
そこで、ハンドセット(1A)(またはプッシュホン)
のダイヤルキー(131)から例えば4桁の暗証番号を入
力するとともに、この暗証番号に続いてダイヤルキー
(131)の「*」キーを押すと、これがコマンド信号CMN
DによりTAMセット(1T)に順に送られ、デコーダ(18
4)からその入力された暗証番号が出力される。
すると、この暗証番号がステップ(343)において、T
AMセット(1T)にあらかじめ登録しておいた暗証番号と
比較され、入力された暗証番号が誤っているときには、
処理はステップ(343)からステップ(336)に進み、そ
の後、このルーチン(300)を終了し、用件メッセージ
は再生されないが、暗証番号が正しいときには、処理は
ステップ(343)からステップ(351)に進み、このステ
ップ(351)において、暗証番号に続いてダイヤルキー
(131)の「*」キーが押されているかどうかがチェッ
クされる。
そして、今の場合は、「*」キーが押されているの
で、処理はステップ(351)からステップ(352)に進
み、このステップ(352)において、テープレコーダ(1
82)の用件メッセージの録音されているテープが先頭ま
で巻き戻され、次にステップ(353)において、テープ
レコーダ(182)が再生モードとされて用件メッセージ
が順に再生され、その用件メッセージの音声信号ICM
が、スイッチ回路(183)を通じて送信回路(110)に供
給されて送信される。
したがって、TAMセット(1T)を呼び出したハンドセ
ット(1A)(またはプッシュホン)においては、テープ
レコーダ(182)に録音されている用件メッセージを順
に聴くことができる。
そして、テープレコーダ(182)が用件メッセージを
再生している間に、マイコン(140)の処理はステップ
(354)に進み、このステップ(354)において、ステッ
プ(334)と同様、ベースステーション(2)から終話
のコマンド信号CMNDが送られてきたかどうかがチェック
され、終話のコマンド信号CMNDが送られてくるまでのス
テップ(354)が繰り返される。
そして、用件メッセージの再生が終了したとき、ハン
ドセット(1A)においてトークキー(131)を押すと
(またはプッシュホンをオフフックすると)、ベースス
テーション(2)においては、ステップ(441)または
(442)により終話であることが判別され、ステップ(4
43)によりTAMセット(1T)に終話のコマンド信号CMND
が送られる。したがって、TAMセット(1T)において
は、処理はステップ(354)からステップ(355)に進
み、このステップ(355)において、テープレコーダ(1
82)のテープは先頭まで巻き戻され、次にステップ(33
7)において、スタンバイモードに入る。
したがって、応答メッセージが再生されている間に、
ハンドセット(1A)〜(1H)において、あるいはプッシ
ュホンにおいて、所定のキー操作を行うと、そのハンド
セットあるいはプッシュホンにおいて、用件メッセージ
を聴くことができる。
〔応答メッセージの録音〕
ステップ(342)において、暗証番号の受信待ちとな
ったとき、暗証番号に続いてダイヤルキー(131)の
「♯」キーを押す。
すると、TAMセット(1T)においては、処理はステッ
プ(343)からステップ(351)に進むが、「*」キーが
押されたのではないので、処理はステップ(351)から
ステップ(361)に進み、このステップ(361)におい
て、「♯」キーが押されたかどうかがチェックされ、
「♯」キー以外のキーが押されたときには、処理はステ
ップ(361)からステップ(336)に進んでこのルーチン
(300)を終了するが、今の場合は「♯」キーが押され
たので、処理はステップ(361)からステップ(362)に
進み、このステップ(362)において、テープレコーダ
(181)の応答メッセージのテープが先頭まで巻き戻さ
れ、次にステップ(363)において、テープレコーダ(1
81)が録音モードとされる。
そこで、ハンドセット(1A)の送話器(111)に向か
って応答メッセージを言うと、その応答メッセージの音
声信号OGMがハンドセット(1A)からベースステーショ
ン(2)を通じてTAMセット(1T)に送信されて受信回
路(120)から取り出され、さらに、その音声信号OGM
は、スイッチ回路(183)を通じてテープレコーダ(18
1)に供給される。したがって、テープレコーダ(181)
において応答メッセージが録音される。
そして、この録音の行われている間、マイコン(14
0)の処理はステップ(364)に進み、ステップ(334)
と同様、ハンドセット(1A)から終話のコマンド信号CM
NDが送られてくると、ステップ(336)に進み、このル
ーチン(300)を終了する。
したがって、応答メッセージが再生されている間に、
ハンドセット(1A)〜(1H)において、あるいはプッシ
ュホンにおいて、所定のキー操作を行えば、応答メッセ
ージの録音ないし再録音ができる。
こうして、この発明によればマルチコードレステレホ
ンにおいて、その子機の1台にTAM機能を持たせている
ので、一般の電話機と同様、着呼に対して応答メッセー
ジによる自動応答、さらには用件メッセージの録音をす
ることができる。しかも、そのためには、ユーザは、い
ままでのマルチコードレステレホンに対してTAMセット
(1T)を追加購入するだけでよい。
G2 他の実施例 なお、上述において、TAMセット(1T)にも手段(11
1),(121),(131)〜(139)を設け、他のハンドセ
ット(1A)〜(1H)と同様、ハンドセットとして使用で
きるようにすることもできる。そして、その場合には、
TAMセット(1T)にもフラグTAMFを用意し、ベースステ
ーション(2)のフラグTAMFのセット・リッセト時、ベ
ースステーション(2)からTAMセット(1T)のフラグT
AMFを同様にセット・リセットし、TAMセット(1T)にお
いては、フラグTAMFがリセットされていたら、一般のハ
ンドセット(1A)〜(1H)と同様に動作し、セットされ
ていたら、着呼時、上述のステップ(321)以降の動作
を行うようにすればよい。
さらに、手段(181)〜(184)をアダプタとし、この
アダプタを他のハンドセットに接続したとき、TAMセッ
トとして動作するようにすることもできる。またテープ
レコーダ(181),(182)に代えてメモリとすることも
できる。さらに、例えば応答メッセージの再生のみとし
たり、応答メッセージの録音や用件メッセージの再生
を、専用のマイクロホンやスピーカを通じて行うように
してもよい。
また、用件メッセージの再生及び応答メッセージの録
音を行うときの手順についても、上述は一例であり、通
話チャンネルを通じてDTMF信号を使用して行えばよく、
任意に変更できる。
H 発明の効果 この発明によればマルチコードレステレホンにおい
て、その子機の1台にTAM機能を持たせているので、一
般の電話機と同様、着呼に対して応答メッセージによる
自動応答、さらには用件メッセージの録音をすることが
できる。また、他の子機による所定期間中の所定のキー
操作で記録再生装置の操作ができるようにしているの
で、他の子機により通信回線を通じて応答記録や用件再
生投をすることができる。しかも、そのためには、ユー
ザは、いままでのマルチコードレステレホンに対してTA
Mセット(1T)を追加購入するだけでよい。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの発明の一例を示す系統図、第3
図〜第8図はその説明のための図である。 (1A)〜(1H)はハンドセット、(1T)はTAMセット、
(2)はベースステーション、(110),(210)は送信
回路、(120),(220)は受信回路である。
フロントページの続き (72)発明者 原口 信也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−74739(JP,A) 特開 昭63−236427(JP,A) 実開 昭61−195136(JP,U) 実開 昭58−71245(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 7/00 - 7/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の子機と、親機とが組み合わされて使
    用され、 上記子機と上記親機との間に、通話チャンネルを開くと
    き、上記親機から上記子機に制御チャンネルを通じて上
    記通話チャンネルを指定するデータが送信され、 この送信されたデータに基づいて上記子機と上記親機と
    の間に上記通話チャンネルが開かれるようにしたコード
    レステレホンにおいて、 上記複数の子機の1台は記録再生装置を有し、 上記親機はフラグを有し、 上記フラグがリセットされているときには、上記複数の
    子機に対して上記親機を通じて着呼が行われ、 上記フラグがセットされているときには、上記記録再生
    装置を有する子機に対して上記親機を通じて着呼が行わ
    れ、 上記フラグがセットされているときに着呼が行われたと
    き、上記記録再生装置により、上記親機を通じて送り出
    される応答のメッセージが再生され、 上記フラグがセットされているときに、上記記録再生装
    置を有する子機が、他の子機から内線通話による呼び出
    しを受けたときには、上記記録再生装置により、上記親
    機を通じて送り出す応答のメッセージが再生され、 上記内線通話により応答メッセージが再生されている間
    の、上記他の子機の所定のキー操作により、上記記録再
    生装置が操作されるようにした コードレステレホン。
JP63331508A 1988-12-29 1988-12-29 コードレステレホン Expired - Fee Related JP2789625B2 (ja)

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