JP2789359B2 - 果菜類の保護シート - Google Patents

果菜類の保護シート

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JP2789359B2 JP25440589A JP25440589A JP2789359B2 JP 2789359 B2 JP2789359 B2 JP 2789359B2 JP 25440589 A JP25440589 A JP 25440589A JP 25440589 A JP25440589 A JP 25440589A JP 2789359 B2 JP2789359 B2 JP 2789359B2
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Description

【発明の詳細な説明】 I.発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、メロン、西瓜等の果菜類を成育させる時に
下面に敷込みする保護シートに関するものである。
(2)従来の技術 従来、メロン、西瓜等の果菜類においては、ビニール
ハウスの畝の上面にビニールフイルムを被覆させ、この
ビニールフイルムの上面より畝に苗を定植して蔓を成育
させ、この蔓に結実した成果物を採取している。ところ
が、成育中の果菜類がビニールフイルムに接触してビニ
ール焼け(接触部分を変色する)したり、ビニールフイ
ルムに付着した水分で接触面が腐敗したり、或は、白く
色抜けしたりする場合が多く、これらを防止するため、
藁類をビニールフイルムの上面に敷込んだり、或は、発
泡材等で成型した中空の受台を果菜類の下面に敷込み間
隙を設けることが行なわれている。
(3)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、藁類を敷込みしても果菜類の腐敗や色
抜けの防止を完全に成し得ないもので、発泡材等の受台
においては、製作コストが高く、成育中の各果菜類に一
つずつ敷込みしたり、或は果菜類の収穫後に集合撤収し
たりするのに手間を要する等の欠点があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、適当長幅の波型板の凸稜面に凹部又は
凸部よりなる果菜係止部を設ける共に、凹条面に孔を設
けたものであり、畝面に敷込みして果菜類を成育させな
がら凸稜面に設けた果菜係止部で果菜類を支持させるこ
とにより、ビニール焼け、腐敗、色抜け等を防止し得る
と共に畝面に対する展開、撤収が容易で、嵩張りも少な
く、製作コストも安価である等を特徴とする果菜類の保
護シートを提供することにある。
II.発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は凹稜面12と凹条
面14とを交互に連接させた波型板16と、この波型板16の
凸稜面12に多数設けられた凹部18a、または凸部18bより
なる果菜係止部18と、前記成型板16の凹条面14に開孔さ
れた多数の孔20とを備え、圃場に設けた畝26の上面に前
記波型板16を敷設し、定植した果菜類の蔓28を波型板16
上面に這わせながら果菜類30を波型板16上面で成育させ
るこを特徴とする果菜類の保護シート10を構成するもの
である。
(2)作用 本発明の果菜類の保護シートは、圃場にメロン、西瓜
等を定植するため、畝に被覆させたビニールフイルムの
上面に敷込み、畝に定植した果菜類の苗の蔓を保護シー
トの上面に沿って這わせながら結実した果菜類を凸稜面
や果菜係止部で受けさせ、果菜類の下面と果菜係止部や
凹条面との間隙により通気性や射光性が促進され、果菜
類にビニール焼け、腐食、色抜け等が発生するのを防止
しながら品質の高い果菜類を得るものである。
また、波型板であるため、巻き込む格納が可能であ
り、畝面に対しての展開、敷込み、或は、撤収が容易で
作業性も良く、格納時の嵩張りもなく、製作コストも安
価である。
(3)実施例 以下、添付図面を引例しながら、本発明の好適な実施
例を説明する。
第1図には、本発明の実施例に係る果菜類の保護シー
ト10が示されている。
図において、果菜類の保護シート10はプラスチック、
薄金属板等を素材とし、凸稜面12と凹条面14とを交互に
連続させた波型板16と、前記凸稜面12に多数設けられた
凹部または凸部よりなる果菜係止部18と、前記凹条面14
に開孔された複数の孔20と、を備えている。
そして、圃場にメロン、西瓜等を定植するため、畝に
被覆させたビニールフイルムの上面に果菜類の保護シー
ト10を敷込み、畝に定植した果菜類の苗の蔓を保護シー
ト10の上面に沿って這わせながら結実した果菜類を凸稜
面12で受けさせ、凹条面14等との間隙で通気性や射光性
を保持しながら、果菜類に腐食や色抜けが発生すること
なく、高品質の果菜類の生産が可能となる。
前記凸稜面12に多数設けられた果菜係止部18は、第3
図、第4図に示す様に凸稜面12の上面で下方へ凹陥され
内底面22が凸稜面12の両側面に連通する様に凹設された
凹部18aや、第5図に示す様に凸稜面12の上面で上方へ
凸設された凸部18bを含むものである。
この凹部18aや凸部18bより成る果菜係止部18によっ
て、保護シート10が傾斜して敷込みされた時に成育中の
果菜類の滑りを防ぐこと出来ることとなる。
また、前記凹部18aは内底面22が凸稜面12の両側面に
連通しているため、成育中の果菜類の蔓に散水させた水
は凹部18a内より流れ出て溜ることなく腐敗の原因とな
ることがない。また、凸部18bの場合においても水が溜
ることがない。
更に、果菜類は凹部18aが多数設けられた凸稜面12の
上面や、或は、多数の凸部18bと接触し、凹条面14によ
る間隙と相俟って通気性や射光性が向上され、成育中の
果菜類に腐敗や色抜けの発生するのを防止し得る。
前記波型板16の凹条面14に開孔された孔20は、凹条面
14を流れる水の排水や、孔20より楔を畝に打込みして保
護シート10を係止したり、或は、保護シート10の継手部
において、波形板16の端部を相互に重合させ、連通させ
た孔20に楔を打込みして継手する時に利用するものであ
る。また、成育中の蔓のヒゲが孔20に入り込みして蔓を
安定させることも可能となる。
第6図には保護シート10の使用状態が示され、ビニー
ルフイルム24で被覆された畝26の上面の両側部に保護シ
ート10を敷込み、畝26の中央部に定植した苗より成長し
た蔓28を保護シート10の上面に這わせメロンや西瓜のよ
うな果菜類30を成育させるものである。
従って、成育中の果菜類30は、保護シート10の凸稜面
12と凹条面14とを交互に連続させた波型板16で支持さ
れ、下面に間隙を有した状態で成育するため、通気性や
射光性が向上してビニル焼け、腐敗、色抜け等が無く、
高品質の果菜類30として成育するものである。
また、保護シート10は透明部材で形成したときには、
太陽光線が透過し、下面のビニールフイルム24と共に二
重に畝26が被覆されて地温が上昇し、この地温は保護シ
ート10の下面の間隙に滞留して保持され、特に冬期にお
いて果菜類30の成長に有効となる。
保護シート10は波型板16であるため、簡易に巻き込み
格納が可能であり、畝26面に対する展開、果菜類の収穫
後の撤収等に手間を要することなく、結実した果菜類30
に受台を敷く場合に比べ、果菜類の管理を省力化し得る
ものであり、格納時の嵩張りもなくコンパクトに収納し
得る。
また、保護シート10は、イチゴ、花等のポット栽培に
おけるポットシートとして利用しても良く、この場合に
は根腐防止に効果的となる。
果菜係止部18は、実施例において同一形状で、等間隔
で配置されているが、これに限定されることなく、形状
や間隔を異になして配置しても良い。
III.発明の効果 以上、説明した様に本発明は、適当長幅の波型板の凸
稜面に凹部又は凸部よりなる果菜係止部を設けると共に
凹条面に孔を設けたものであり、畝の上面に敷込みして
果菜類の蔓を這わせながら結実した果菜類を波形板で支
持させることにより、果菜類下面における通気性や射光
性が向上し、果菜類に腐敗や色抜けがなく、商品価値の
高い果菜類を得ることが出来、更に、畝面に対する展
開、撤収が容易で嵩張りも少なく、果菜類の管理や、作
業性も良く、製作コストも安価である等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る果菜類の保護シートの正
面図、第2図はそのA−A線一部拡大断面図、第3図は
同じくB−B線一部拡大断面図、第4図は果菜係止部に
おける凹部18aを示した一部拡大斜視図、第5図は果菜
類係止部を凸部で構成した保護シートの一部拡大断面
図、第6図は畝面に保護シートを敷込みした説明図であ
る。 10……果菜類の保護シート、12……凸稜面、14……凹条
面、16……波型板、18……果菜係止部、18a……凹部、1
8b……凸部、20……孔、26……畝、30……果菜類

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凸稜面と凹条面とを交互に連続させた波型
    板と、この波型板の凸稜面に多数設けられた凹部または
    凸部よりなる果菜係止部と、前記波型板の凹条面に開孔
    された複数の孔とを備え、 圃場に設けた畝の上面に前記波型板を敷設し、定植した
    果菜類の蔓を波型板上面に這わせながら果菜類を波型板
    上面で成育させることを特徴とする果菜類の保護シー
    ト。
JP25440589A 1989-09-28 1989-09-28 果菜類の保護シート Expired - Lifetime JP2789359B2 (ja)

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